結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2018年08月22日(水曜日)

万代知識商人大学第3期の財務経営と「商はこれ たぐいなき愛」

史上初の二度目の春夏連覇。
大阪桐蔭高校、記録を残した。
金足農業高校、記憶に残った。

よく使われる対比だが、
それでも使いたいほどピタリの表現。

記念すべき、
第100回全国高校野球選手権大会。

日経新聞巻頭コラム「春秋」

徳島・池田高校の故蔦文也監督の弁。
「負けるのは不名誉ではない。
不名誉なのは負けて
駄目な人間になることだ」

吉田輝星投手をはじめ、
生粋の秋田人ばかりのナイン。
心配するのは取り越し苦労だ。

毎日新聞「余録」、新潟日報「日報抄」、
多くの新聞の巻頭コラムが、
金足農業の校歌を一部、掲載した。

秋田県立金足農業高等学校校歌。
作詞・近藤忠義、作曲・岡野貞一。

全編を掲載しよう。knaasi.png2.png8
可美(うま)しき郷  我が金足
霜しろく 土こそ凍れ 
見よ草の芽に 日のめぐみ
農はこれ たぐいなき愛
日輪の たぐいなき愛
おおげにや この愛
いざやいざ 共に承(う)けて
やがて来む 文化の黎明(あさげ)
この道に われら拓かむ
われらわれらわれら拓かむ

素晴らしい。

「農はこれ たぐいなき愛
日輪の たぐいなき愛」
特にここがいい。

さて、昨夜、大阪に入って、
今朝は、万代知識商人大学。
第3期の第6回講座。DSCN7440.JPG8
今日は第3期生30人に、
第2期生も10数人参加して聴講。

フィナンシャルマネジメントがテーマ。
その考え方の基本をまず30分講義。DSCN7442.JPG8
イトーヨーカ堂創業者・伊藤雅俊。
「商人の才覚と算盤」と言った。

イオン名誉会長相談役・岡田卓也。
大福帳と「見競(みくらべ)勘定」の経営。
すなわちバランスシートのマネジメント。

フィナンシャルマネジメントの企業が、
結局、日本の二大小売業となった。

私の後は、
(株)万代不破栄副社長が3時間の講義。DSCN7444.JPG8

これが優れモノ。

難しいことを易しく説明する。DSCN7446.JPG8

貸借対照表(BS)と損益計算書(PL)を、
これ以上ないというくらいに、
わかりやすく説明してくれた。DSCN7447.JPG8
そしてBS経営を標榜するとの方針表明。
そのあと、キャッシュフロー計算書から、
損益分岐点、自己資本利益率、
総資本経常利益率、
労働生産性と労働分配率。

万代の労働分配率の高さの意味は、
万代のビジョンと直結している。

特に万代コーポレート部門の役割として、
営業外利益を確実に担保して、
会社の経営を助けるという話はよかった。DSCN7456.JPG8

不破さんは三井住友銀行から、
12年前に万代に転籍してきた。

しかし銀行マンのなかでも、
これだけの講義ができる人はいない。DSCN7458.JPG8

自分たちの経営者自身の講義に、
第3期生と第2期生は大いに感銘を受けた。DSCN7459.JPG8

その感謝を込めたお礼。DSCN7460.JPG8

講義が終わって、一息つきながら談笑。DSCN7462.JPG8

右が阿部秀行社長、
真ん中が不破副社長。DSCN7464.JPG8

ランチタイムには万代渋川店で買物。IMG_6191.JPG8

いつ見ても魅力的な農産部門。
「農はこれ たぐいなき愛」IMG_6193.JPG8

剣先イカの鮮度と品揃えが素晴らしい。
選別値入れを丁寧にして、
1杯399円から、680円、780円、880円、
そして1280円、1580円まで。
素晴らしい。
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惣菜売場でお弁当と惣菜を購入。
阿部社長も自分で購入して、
一緒に食べた。

昼食の後は結城義晴。
ちょっとだけ不破講義の補足をして、
月刊商人舎6月号「2018決算解体新書」。
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さらに質疑を交えながら、
BSとPLの経営の本質を、
できるだけわかりやすく話した。DSCN7475.JPG8
最後は日本小売業100社の経営数値を俯瞰、
代表的な企業の財務諸表を比較解説した。

16時30分に講義が終わると、
全員が今日の感想をまとめる。DSCN7482.JPG8
そして解散。

来月は商人舎ミドルマネジメント研修会に
全員が参加する。

最後の最後に、
人事部マネジャーのお二人と、
Go! Go! ポーズ。
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津田睦さんと東尾里江さん。
ありがとう。

それにしても、
商はこれ たぐいなき愛

「農」に負けない「商」の愛を、
世界中に知らしめたい。

この道に われら拓かむ
われらわれらわれら拓かむ

〈結城義晴〉

2018年08月21日(火曜日)

夏の甲子園決勝の「ゆやゆよん」と糸井重里の「まるごとの現場」

科(とが)のごと耐へるしかなき残暑かな
(朝日俳壇より 大分市・高柳 和弘)
(稲畑汀子選評)

まるで自らの科の如く耐える残暑。
自らへの謙虚な存問の一句である。

残暑の中の夏の甲子園。
第100回全国高校野球選手権大会。
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その決勝は、
金足農業対大阪桐蔭。
金足農業のエース吉田輝星投手。kessyou 2.png8

疲れがたまっていて、
打ち込まれた。
3決勝.png8

力感あふれるフォームからの投球。
決勝4.png8

直球は伸びる。
5闕所言う.png8

しかし、大阪桐蔭5番の根尾昂が見事捉えた。6ヶっ章.png8

バックスクリーンの特大ホームラン。7.png8

ライト青地斗舞が、
ウィニングボールをつかんだ。
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ナインがマウンドに駆け寄って、
天に指を突き立てる。
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吉田輝星は泣いた。
大阪桐蔭は歓喜した。
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私は2時過ぎに新幹線のぞみに乗って、
パソコンで決勝戦を観戦した。
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三島のあたりで、
入道雲の上に富士の頂が見えた。
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友来たる入道雲の彼方より
(同 東京都・桜井 京子)

(高山れおな選評)友と会う喜びを
雲の白と空の青が荘厳する。
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京都を過ぎたあたりで試合は終わった。
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大阪の空はもう、秋だった。
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今里新地の料亭久恵。
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鱧の季節は終わり、
代わりに見事なランプステーキ。
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ほおづきが添えられていた。
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食べてみると甘い味がした。
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万代幹部の面々と、
金足農業の校歌斉唱スタイル。IMG_6183.JPG8
私の左隣が阿部秀行社長、
右が不破栄副社長、
一番左が芝純常務、
右は東尾里江人事部マネジャー。

八月は真空日本ゆやゆよん
(同 久留米市・西原 和美)

(高山れおな選評)極暑や戦争の歴史など、
様々な要素が詰まった「真空」だろう。
「ゆやゆよん」は中原中也の詩から。

2018年の夏が終わった。

「ほぼ日刊イトイ新聞」の巻頭コラム。
「今日のダーリン」の先週の文章。

「いくら野球好きでも、
いつも球場で観戦はできない。
だから試合をさまざまな中継で
たのしむことになる。
テレビ中継を観る場合もあるし、
ラジオの中継もある。
そして、ネットでの記号による中継も
便利でよく見る」

「しかし、どの場合も、
実際に行われている野球を、
それぞれのことば(記号)で
表しているものだ」

私はパソコンで見た。

「投手がどんな球を、
どういうコースに投げて、
それがどれほどの速度であったか
というようなことも、
すべてことばで伝えられる。
投げられたボールを、
どういう打者が、どう打って、
どこに飛んでいって、
だれがどう捕ったかについても、
ことばにできるし、
それを理解することもできる」

便利になったわけだ。

「テレビでの野球中継なんて、
レンズを通して、
どんな近くで見ている人よりも、
ずっと近づいてゲームを
見ることができる。
スローモーションだとかについては、
もちろん、
選手たちの顔の表情のアップなども、
球場にいる人たちには
見ることのできないもの」

「しかし、それでも、テレビ中継も、
映像と音声と文字という
記号を駆使した表現なのである」

これはソシュールやパースの記号論だ。

「”試合まるごと”を、
あっちからこっちから描写して、
あたかも”まるごと以上”のものを
見せているような”表現”を
伝えてくれているのだ」

「今年の甲子園の準々決勝を
観客席で見ていた人も、
テレビで見ていた人も、
おそらくだけれど、
あのスクイズの場面で
2塁走者を目で追っていなかった」

金足農業の2ランスクイズの場面を言っている。

「でも、実際に球場で菊地選手は
本塁目指して走っていた。
そして、4万人以上の観客のなかには、
それをじっと見ていた人もいたにちがいない」

「その人は、他のなにかを
見落としているのだろうけどね」

ここで糸井の真骨頂が出る。

「”試合まるごと”のほうが、
“表現”よりもでかい」

「”まるごと”のなかに入りこんで、
それを味わう豊かさが、いま、
求められているものだ」

同感だ。

「ライブとは”まるごと”のこと。
じぶんを含んだ”現場”」

「ライブ販売」は阪急オアシスが始めた。
「立ち売り」は万代の得意とするところだ。

それらはいずれも、
自分を含んだ「まるごとの現場」である。
それに勝るものはない。

〈結城義晴〉

2018年08月20日(月曜日)

甲子園準決勝「理想的結果」とベネズエラの「デノミ&物価上昇」

Everybody! Good Monday!
[2018vol34]

Good Morningや、
Good Eveningがあるのだから、
週の初めに、
Good Monday! があってもいい。

そんなことから始まって、
今朝で第538回。

あらためて、みなさん。
Good Monday!

2018年の第34週、8月の第4週。
今週と来週が終わると、
もう9月がやってくる。

日経新聞巻頭コラム「春秋」
立原道造の詩を引用。
立原は昭和初期に24歳で早世した詩人。

いつの間に もう秋 !
昨日は

夏だつた
(「また落葉林で」より)

その通り。
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Web版月刊商人舎。

そのWebコンテンツ。
月曜朝一の2週間販促企画。
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いつも2週間先を見据える。
来週は8月31日(金)の「野菜の日」、
そして9月1日(土)の「防災の日」。
8月30日から9月5日までは防災週間、
さらに9月いっぱいは防災月間。

「ダブル台風が近づいているから一層、
災害対策意識が強まる」。

さて第100回全国高校野球選手権大会。
劇的な準決勝となった。

朝10時開始の第1試合前に、
始球式は桑田真澄。桑田.png8
大阪のPL学園のエースとして、
甲子園に出場可能な5回全てに出場。
そのうち4度決勝に進出。
1年の夏と3年の夏の2回優勝。

甲子園での通算勝利数は20勝3敗で最多。
甲子園での通算奪三振記録も単独1位。

甲子園通算本塁打数も6本で、
清原和博に次ぐ歴代2位。
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その桑田の始球式での投球。
現役時代と変わらないフォームで、
見事、外角に直球を投げ込んだ。  桑田3.png888

準決勝第1試合は、
金足農業高校が日大第三高校を破って、
秋田県勢として103年ぶりに、
決勝に進出。
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いつもの校歌斉唱もよかった。knaasi.png2.png8
第2試合は、横綱相撲。
大阪桐蔭高校が済美高校を5対2で破って、
2度目の春夏連覇に王手をかけた。
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明日の決勝は、
金足農業〈対〉大阪桐蔭。

実に面白い。
消費まで喚起しそうな、
理想的な決勝である。
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これが終わるともう、気分は秋だ。
そしてこうなる。

「昨日は
夏だった」

秋になるとどうしても、
アメリカのことが気になる。

全米小売業協会(NRF)が、
今年終わりまでの小売業売上高予測を、
上方修正した。

NRFに関しては、
月刊商人舎8月号で紹介した。

[特集のまえがき]
米国Political Merchantsの研究
チェーンストア排斥運動との闘争の歴史とNRF・FMIに学ぶ

今年の米国小売産業は、
前年比で最低でも4.5%増加する。

今年初めの発表では、
「3.8%から4.4%の増加」だった。
それが4.5%上昇するというのだ。

NRFのマシュー・シェイCEO。
「好調な個人消費がその理由だ」
⑴所得の増加
⑵失業率の低下
⑶世帯の資産価値増加

2018年上期の小売売上高は、
前年比で4.8%増加した。
直近の13週間で4.4%の増加である。

しかし、不安材料もないわけではない。
「トランプ政権による関税の引き上げは、
中国からの輸入分に対して影響を与える。
7月には340億ドル分、
8月にはさらに160億ドル分。
原油価格の上昇とともに、
インフレーションも顕著になっている」

それが消費に水を差す可能性がある。
11月の中間選挙の結果も、
消費に影響するだろう。

日本経済新聞夕刊の8月16日版。
「ゴールが物価上昇でいいのか」

五十嵐敬喜さんが書く。
(三菱UFJリサーチ&コンサルティング研究理事)

「インフレが借金問題を解決(緩和)する」
そう言われることは多いが、
「誤解だ」ときっぱり。

NRFシェイCEOと同じ見解だ。

「そうした議論は、例えば、
物価が2割上昇すれば、
所得も2割増加することを
前提にしている」

しかしよく考えるとわかるが、
物価と所得がともに2割上がっても、
実質的に生活が豊かになるわけではない。

ではなぜインフレを志向するのか。
「借金の実質返済負担が2割減少」する。
それだけの理由からだ。

五十嵐さんは言い切る。
「能天気と言わざるを得ない」

ここでベネズエラの問題を見る。
国際通貨基金(IMF)は7月23日に、
ベネズエラの物価が年内に
1万倍になると予想した。

「では同国の所得も1万倍に増えて、
債務問題が一気に解決するのだろうか。
あり得ない話だ」

そして今日、ベネズエラ政府は、
デノミネーションを実施する。
通貨単位は10万分の1に切り下げられる。

一方、わが国の財政赤字は1000兆円。
これはハイパーインフレでは解決しない。

なぜならハイパーインフレの引き金は、
「通貨の暴落」であるからだ。

「通貨安がもたらす物価上昇は
国内の実質購買力を奪ってしまう」

「わが国では、
デフレを克服するためには
円安が望ましいという考えが主流だ」

「しかし円安になれば、
輸入量が変わらなくても
海外への支払額が増加する」

「その増加分が国内で価格転嫁され、
物価は上昇するが、
国民が追加的に負担する分は
すべて海外に流出する」

その結果、
「物価が上がる一方、
実質所得は減る」

そして物価を、
「持続的に上昇させようとすれば
持続的な円安が必要で、
実質所得の流出も止まらない」

「ベネズエラの真の問題は、
通貨、ひいては政府に対する
信頼の喪失だ」

「まさに他山の石」

そして五十嵐さんの結論。
「物価を上昇させるために
なりふり構わない金融緩和を続ける、
目先の景気を優先して
財政健全化の先送りを続ける、
といった政策の行き着く先に
望ましいゴールはない」

物価が上昇しても、
個人所得がそれを上回ればいい。

それができないままに、
物価上昇や目先の景気だけを、
優先していてはならない。

目指すは、
財政の健全化と消費の喚起である。
それなくしては、
1000兆円の財政赤字は解決されない。

月刊商人舎8月号で、
小川賢太郎生団連会長は、
「財政の見える化」を主張する。

小川賢太郎の「檄」
「財政の見える化」と「人的鎖国からの脱却」で斬り込む!

財政の健全化の前に、
財政の見える化。

全く正しい。

そして消費の喚起は、
われわれの役割だ。

では、みなさん、今週も、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2018年08月19日(日曜日)

[Sunday Go! Go! Pose]ゴルフ練習場でポーズ!!

日曜日はプロゴルフツアーの最終日。

日本女子プロゴルフツアー。
「キャットレディース」
大箱根カントリークラブで開催された。

大里桃子プロ。20歳。
7月末のプロテストに合格したばかり。oosato 1

プロになって、1カ月経たずして、
10アンダーで優勝してしまった。

18番パー5の3打目が、
ピン50センチについてバーディー。oosato 2

私の唯一のスポーツの趣味が、
このゴルフ。

子どものころから野球に親しんだ。
サッカーもバスケットボールも、
得意なスポーツだった。

卓球だって、バドミントンだって、
大好きだった。

仕事も忙しかった40代には、
ジュニアソフトボールの監督を務めた。
横浜港北のオールスターチームを率いて
横浜市大会で優勝した。

(株)商業界の野球部では、
サードやショートを守った。
盗塁が得意中の得意だった。

チームは出版健康保険組合の野球大会で
Fクラスからスタートして、
Cクラスまで上がった。

しかし2005年、53歳の春、突然、
右目が網膜剥離にかかってしまった。
商業界の代表取締役社長だった。

さらに2008年2月に(株)商人舎を興して、
意気揚々とスタートしたばかりの3月。
今度は緑内障となって、
二度の手術を受けた。

そして右目の視力をほとんど失った。

東邦大学医学部の富田剛司教授から、
宣告された。
「結城さんの右目の命は、
結城さん自身の命より短い」

五体はぴんぴんしている。
体を動かすことや、
スポーツは大好きだ。

片目では球技は諦めざるを得ない。
唯一の例外を除いて。

できるのはボールが止まっている球技。
ゴルフ。

私は練習大好き。
同時に理論大好き。

いま、老年に向けて、
根本的なスイング改造に挑んでいる。

大里桃子に刺激されて、
今日は練習場で練習。

まずマスコットクラブで、
Go! Go! Pose!
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今日は7番アイアンから初めて、
アプローチウェッジと、
ピッチングウェッジ、5番アイアン。
そして7番ウッド。

最後はドライバー。
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そのドライバーを持って、
Go! Go! Pose!
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もっと体を伸ばしてポーズ。
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反対向きでも。
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Go! Go! Pose!
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このバランスが大切。
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ああ、満足。

今日の[Go! Go! Fashion Item]
帽子はYankeesのキャップ。
2008All Star Gameのときのもの。
Tシャツはユニクロ。
スウェットパンツはチャンピオン。
靴はECCOのゴルフシューズ。
手袋はフットジョイ。
ドライバーはミステリーCF445。
(株)和宏エンタープライズの優れモノです。
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ヘンリー・ロングハーストの言葉。
世界ゴルフ殿堂入りした英国の評論家。
「ゴルフの唯一の欠点は、
面白すぎることだ」

私も同じように言っておこう。
「仕事の唯一の欠点は、
面白すぎることだ」

〈結城義晴〉

2018年08月18日(土曜日)

セブン-イレブン41年目の新おでんと夏の甲子園準々決勝の「師匠」

お盆が終わって、
急に秋めいてきた。
毎日真夏日の酷暑の中にいると、
気温が30度を切るだけで、
涼しさを感じる。

今週は商人舎流通スーパーニュースが、
夏季休業に入っているが、
8月10日のセブン-イレブンnews|
2018年度おでんはにんじん・玉ねぎの旨味つゆ

(株)セブン‐イレブン・ジャパンは、
8日9日(木)から、早くも、
2018年度の「おでん」を投入している。
7月末時点で2万0437店。

立秋が過ぎて、
お盆時期に向けてのタイミング。

しかしそれは早仕掛け。
盆明けの今こそ、
気温が下がって、おでんが売れる。

つゆの基本ブレンドは、
かつおだしと昆布だし。
今年の新趣向は3つ。

第1に、“野菜の旨み” を加えて、
コクと甘みが増した味わいにした。
その野菜はにんじんと玉ねぎ。
この2品種を炊きだして、
野菜の旨みを抽出。
それを加えた。

果たして思惑通り、
旨くなったか。

セブン-イレブンは1977年から、
おでんの販売を始めている。
もう41年になる。

“野菜の旨み” をつゆに加えるのは初めて。

第2に、地域ごとに特徴的なダシを加えた。
結果として、全国エリア別に8種類。
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第3に、具材は、
カッティングや調理法にひと手間かけて、
具材への「味しみ」を向上させた。

私はセブン-イレブンのおでんの、
ファンの一人だが、
玉ねぎとにんじんの旨みとは、
結局、甘みを加えたのだと思うが、
違和感を感じるかもしれない。

要チェックやで!!

さて第100回全国高校野球選手権大会。
通称、夏の甲子園。

今日はベスト8が闘う準々決勝。
このブログで毎年書いているが、
この準々決勝の日が一番楽しめる。

結果が面白い。

[準々決勝第1試合]
浦和学院(南埼玉)2対11大阪桐蔭(北大阪)

大阪桐蔭は二度目の春夏連覇がかかる。
これは初めてのこと。
プロ予備軍がずらりそろって、西の横綱。

[第2試合]
報徳学園(東兵庫)2対3済美(愛媛)

愛媛の済美は2回戦で、
石川の星稜と死闘を演じた。
延長13回満塁さよならホームラン。
今夏、何かが”ついているチーム”だ。

[第3試合]
日大三高(西東京)3対2下関国際(山口)

リードされた8回、
一気に3点を奪って逆転勝ち。
小倉全由監督の指導と采配が光った。

2011年に全国制覇した東の横綱。

アメフトやチアリーディングで、
何かとケチがついた日大ブランド。
高校生が復活させるか。

[第4試合]
金足農業(秋田)3対2近江(滋賀)

金足農業は、9回裏無死満塁から、
2ランスクイズでサヨナラ勝ち。

5回にもスクイズで同点として、
この試合はすべてスクイズでの得点。

エースの吉田輝星は、
美しいフォームから見事な球を投げる。

3回戦では、わが横浜(南神奈川)を、
8回裏、逆転3点本塁打で破った。

面白いのは、
農業専門紙の日本農業新聞。
本格的に高校野球を取り上げている。

同紙大阪支社の前田大介記者は、
「100回の記念大会に、
“農業”と付く学校が出場しているのに、
取材しないわけにはいかない」

私も寄稿したことがある新聞だが、
とてもユニークな専門紙だ。

食品では日本食糧新聞、
衣料品では繊研新聞。
農業は日本農業新聞。

専門紙は重要だ。

さて金足農業高校。
勝利のときの校歌斉唱もいい。
このチームにも「何かがついている」
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しかしベスト8に残ったチームを見ると、
100回記念大会で出場枠を増やして、
9都道府県から2校ずつとした特例は、
結果を出したことになる。

準決勝は1日休養を取って、
月曜日の8月20日に行われる。
第1試合が金足農業対日大三校。
第2試合が済美対大阪桐蔭。

「ついているチーム」と、
「東西横綱」。

まったくの個人的な意見だが、
横綱同士の決勝では、
あまり面白くはない。

最後に朝日新聞「折々のことば」
第1201回。

師匠というものは
まちがいのない基本を
正しく教えれば、
いい師匠だ。
(高橋竹山『津軽三味線ひとり旅』から)

「師匠は、”筋”だけを
きちんと教えればいい。
弟子にとって師匠は、
商売一代の飯の種を
わけてもらうのだから、
命の親、生活の親だ」

竹山は人並みでない苦労を重ねた、
津軽三味線奏者。
TKY201006280229
編著者の鷲田清一さん。
「習いは彼にとってすべて
生活の土台をなすものとしてのみ
意味をもった。
その土台を確実に身につけること。
習いはそれにかかっていた」

高校野球の監督も、
会社の上司も、
「間違いない基本を正しく教える師匠」
でなければならないと思う。

〈結城義晴〉

2018年08月17日(金曜日)

堀口大學の「嘆くをやめよ 目をあげよ」とWal-Martの「混沌なし」

国は小さく 力なく 
糧は乏しく 恥多く 
命かそけく なりけらし
新潟日報「堀口大學 文化の記憶」より。

堀口大學は、詩人、歌人、フランス文学者。
明治25年生まれ、昭和56年没。
堀口大學
新潟県長岡市生まれなので、
新潟日報が毎日、その作品を掲載している。

「敗戦直後、国民は茫然自失、
詩人は自分で自分を
鼓舞するほかないと悟る」

今日の一文は、詩「声とこだま」の一節。
この詩の結びは、
嘆くをやめよ 目をあげよ
高き梢(こずえ)に なか空に

敗戦の後のちょうど今頃、
堀口は絶望する気持ちを、
払いのけるように歌った。
嘆くをやめよ 目をあげよ

それから73年が経過した。
昭和が終わり、平成も幕を閉じる。

国のGDPは大きくなり、
それなりに力もあり、
糧は豊かになった。
恥もそれほど多くはないかもしれないし、
命が消え入りそうでもない。

それでも、敗戦直後のころのことを、
忘れてはならない。

そして今も変わらないのは、
嘆くをやめよ 目をあげよ
高き梢に なか空に

今日も糸井重里の「ほぼ日」から、
「今日のダーリン」
hoboniti

「生きるがあって死ぬがあるし、
光があって影があるし、
表があって裏があるし、
出会いがあって別れがあるし、
ほんとはどっちも
同じものなんだよなぁと、
つくづく思うようになりました」

「生だけっていうものはないんだよね。
死だけがあるってこともなくてさ、
光だけもない影だけもない、
右だけもなく左だけもない、
そういうものだ」

明だけでもないし、暗だけでもない。
優だけでもないし、劣だけでもない。

「日本の夏、特に八月というのは
なにかが、なにかに生まれ変わる前の
坩堝(るつぼ)のような時間に思える」

お盆があって、
迎え火、送り火があって、
広島・長崎の原爆投下の日があって、
終戦の日がある。

「夏休みの少年や少女たちは、
夏になにかが変わって、
ちょっとだけ別人になって
新しい学期を迎える」

「八月の間は、夢中で
夏と格闘していたので、
じぶんが変わったことに
気づけなかったのだ」

「大人になってからも、
もちろん老人も、
生や死や、光や影や、
出会いや別れを感じる八月には、
こころのなかに混沌に似たものを
見つけることになる」

今日の私も、
この「混沌に似たもの」を感じた。

「年相応の落ち着きや
知ったかぶりができなくて、
夏の暑さにいったん
溶けてみたほうがいいのだろうな。
実際に、溶けてしまうほどの
暑さもあったけれど」

さて、ウォルマートの第2四半期
20160910_yuuki_01
この10年で一番の伸びを見せて、
既存店が4.5%の増収だった。
既存店客数2.2%増、同客単価2.3%増。

好調だ。

総収入は1280億ドルで前年比3.8%増。

売上高は前年比4.2%増の1271億ドル。
しかし営業利益は3.7%減少して、
57億5000万ドル。
損失は8億6100万ドルだった。
1株あたりの損失は29セントだった。

この損失はブラジルの子会社の売却が原因。
それを除いた調整後の1株あたりの利益は、
19%増加して1ドル29セント。

だから営業自体は好調だ。
whoruma-to

ウォルマート・コムのeコマースは40%増。

米国内ウォルマートの売上高は、
5.2%増の828億ドル、
営業利益は1.4%増の45億ドル。
サムズクラブの売上高は、
0.6%減の148億ドル、
営業利益は2.8%増の4億ドル。
既存店売上高は5.0%増、
客数は6.7%増、客単価は1.7%減。
サムズクラブは不採算店を閉鎖して、
減収増益を果たした。

問題のインターナショナル部門は、
売上高4%増の295億ドル、
営業利益は19.1%減の13億ドル。

日本では西友を売却する話が出ているが、
インドではeコマース最大手フリップカートを、
160億ドルで買収する。

好調な第2四半期の業績発表で、
昨日の株価は9%上昇した。

この10年ほど、
成長力を鈍らせたウォルマート。

しかし現時点では、
アマゾンにフォーカスしている。
だから混沌に似たものはない。

自己を確立したうえで、
競争相手を絞っていく。
そして、
嘆くをやめよ 目をあげよ

〈結城義晴〉

2018年08月16日(木曜日)

盆の明けの「人生、七味とうがらし」と「じぶんの頭で考える」

盆の明け。
それでも暑い。

炎天の人みな罪を負ふごとく
〈朝日俳壇より川西市・上村敏夫〉

(長谷川櫂選評)
天を仰いでは喘ぎつつ。
(大串章選評)
今年の猛暑は度外れの激しさ。
「罪を負ふごとく」が心に染みる。

今日の朝日新聞「折々のことば」
第1199回。

人生、七味とうがらし
(ある占師)

うらみ、つらみ、ねたみ、
そねみ、
いやみ、ひがみ、
そして、やっかみ。

「人を翻弄するこれら七つの性(さが)は、
いずれも自他の比較に由来する。
他人と較べる中でしか
自己を見ることのできない
人の宿痾(しゅくあ)であり業であるが、
これと正面から向きあうことで
人生の味わいもいっそう深まる」

「ラストチャンス 再生請負人」
原作は江上剛のテレビドラマ。
登場する謎の占師の言葉。
ラストチャンス

他社との比較もいいが、
それが「七味とうがらし」に、
なってはいけない。

結局、他者との比較でしか、
自己を見ることができないのは、
同質化の中に埋没しているからだ。

自己を確立して、
他者との比較をする。
あるいは、
自己確立の目的をもって、
他者から学ぶ。

それがポジショニングの極意だが、
そこには「七味とうがらし」はない。
あってはならない。

糸井重里の「ほぼ日刊イトイ新聞」
巻頭言は「今日のダーリン」
jibunnde考える

「よく、じぶんの頭で
考えなきゃダメだと
言われる。

それについては、
ぼくもまったく大賛成だ」

私も、脱グライダー商人になろうと、
訴えている。

「知識の量だとか、
語彙の豊富さだとかに関係なく、
じぶんの頭で考えたこと
というものには、力がある」

「幼いこどもの
必死の言いわけなんかが
説得力を持つのも、
じぶんの頭で考えたものだからだ」

「大人で、いかにもたくさん
ものを知ってるような人の、
じぶんの頭で考えたと思えない
ご意見などについては、
これがまったく心にも響かないし、
その人ともっと話そうという
気にもなれない」

「そう言ってるおまえはどうなのだ、
とつっこまれたら、
“どっちの場合もあるけどねー”
と答えようかな」

心の底から、同感。

「じぶんの頭で考えてないな
ということは、
けっこう他人にもバレてしまうものだ」

恐ろしい。

「どうしてそうなるかと言えば、
おそらくだけれど、
“考えているべき時間を惜しんで、
手早く答えのようなものを
探してしまうから”だ」

最近の文章に多いのが、
ネットからのコピペ。
それだけ。

学生や院生の論文にも実に多い。

「考えるということは、
右往左往したり停滞したりの
あんまり利口そうじゃない
時間を費やすものだ」

だから私は毎月の雑誌原稿を書く。
長い長い論文を書く。
苦しい苦しい長文を書く。
本を書く。

書くということは、
すなわち考えるということだ。

これはブログとはまた違う。

「そこを避けて、
だれかの言った正解っぽいものを、
すっと借りて
じぶんの口から言ってしまうと、
じぶんの頭はけっきょく、
選ぶことに使うだけになる」

「そういう人どうしが集まったら、
さらにその傾向は
強まるのだろうとも思う」

これが危険な集団思考だ。

糸井重里。
「なにも”ことば”を得られない場所に
いさせられたら、人は、
じぶんの頭で考えざるを得なくなって、
ほんとうに考えるということを
はじめるのではないか」

夏の休暇など、そのいい機会だ。

「だれでも、一度、
そこからスタートしたほうがいい
…のかもしれないと考えたりしている」

今日は本当に手厳しい糸井重里の言葉。
自分自身に向けても放たれている。

星野リゾート代表の星野佳路は、
「星野リゾートの教科書」の中で、
学び方を語っている。
著者は中沢康彦。
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ステップ1・本を探す。
書店に1冊しかないような
古典的な本ほど役に立つ。

ステップ2・読む。
1行ずつ理解し、
分からない部分を残さず、
何度でも読む。

ステップ3・実践する。
理論をつまみ食いしないで、
100%教科書通りにやってみる。

これは考えて、実行することの、
一つの確かな方法論だ。

糸井重里の詰めの言葉が、
また厳しい。
「世の中には、考えないままで
強く言ってることが多いよね」

その通り。

しかし今日の話、私の場合も、
“どっちの場合もあるけどねー”
と答えようかな。

〈結城義晴〉

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