結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2018年10月06日(土曜日)

Frankfurtのスーパーマーケット競争/レーベとエデカの複占

Frankfurtの朝。DSCN9172.JPG8

ゲルマン人が「森の民」といわれたことを、
このホテルの窓からの景色が、
実感させてくれる。DSCN9174.JPG8

今日はドイツの代表的な、
スーパーマーケットを紹介しよう。

「複占」といっていいだろう。

エデカとレーベ。

エデカが2016年年商496億ユーロ、
1ユーロ130円換算で6兆4480億円。
1万1492店。

レーベは389億6000万ユーロ。
5兆648億円。
店数は1万0817店。

両者ともにマルチフォーマット戦略。
ボランタリーチェーンだ。

まずレーベセンター。
DSCN8920.JPG8

入り口には必ずパン屋がある。
これはドイツの定番。DSCN8951.JPG8

昨年もこの店を見たが、
リニューアルされてすごくいい。
DSCN8952.JPG8

青果部門は国際レベルのデザイン。
つまりアメリカやイギリスにも負けない。
DSCN8954.JPG8

この木組みの大きな島陳列は、
全部、オーガニック。
「Bio Haus」。
オーガニックハウス。
DSCN8955.JPG8

ヴィーガン向けの売場がある。DSCN8956.JPG8

一番奥に精肉の対面売場。DSCN8957.JPG8

この対面ケースはR型ではない。
掃除がしやすくて使いやすい。
ドイツの企業はいずれもこれを使う。DSCN8960.JPG8

左手にパン売場。
シースルーになっている。DSCN8959.JPG8

コーナーを曲がって、
デリカテッセンの対面売場。DSCN8961.JPG8

落ち着いた印象の店に仕上がっている。
ボックスストアのアルディやリドルが、
ローコスト店舗であるだけに、
オーソドックスなスーパーマーケットには、
質感が求められる。DSCN8963.JPG8

リカー売場はショップ形式をとっている。DSCN8962.JPG8

グロサリーはアール型のゴンドラ。
真ん中にBio商品が集まる。DSCN8965.JPG8

そして最後は冷凍食品売場。
平ケースで蓋つき。
これはどの企業にも共通している。DSCN8967.JPG8

通常レジとセルフレジがある。
これもオーソドックス。DSCN8968.JPG8

レーベのレギュラータイプ。
電車の車庫跡を利用している。DSCN9301.JPG8

天井が高くて、窓から光が入る。DSCN9258.JPG8

サラダバーがユニーク。DSCN9263.JPG8

上部のガラスの蓋が上げ下げできる。DSCN9260.JPG8

青果から奥まで壁面と島陳列の融合。DSCN9265.JPG8

天井が高い店の快適さは、
他の何物にも代えられない。DSCN9266.JPG8

その高い天井の下に、
何本もパイプを設置して、
そのパイプにスポットライトを取り付ける。DSCN9267.JPG8

店舗左手は精肉からデリカテッセンへ。DSCN9272.JPG8

この店は特別にR型ケースを使っている。DSCN9275

店舗中央は冷凍食品の平ケース。DSCN9284.JPG8

そして店舗右手がグロサリー。
アパレルは扱わない。DSCN9293.JPG8

レジは左右セットで5台。
つまり10台。
DSCN9299.JPG8
商品はレーベの他のフォーマットと同じ。
そのうえでこの店の快適な空間。
本当にいい。

フランクフルト市内に、
車庫改良型のこのタイプが2店ある。

最後にーベシティ。
都市型スーパーマーケットで、
この店は地下1階にある。DSCN9310.JPG8

商品ラインは全く変わらず。
ただし改装が施されていないので、
ちょっと古い感じがする。DSCN9311.JPG8

それでも自慢の精肉とデリカテッセンは、
必ず対面売場で接客対応する。
これがアルディ、リドルとの戦い方だ。DSCN9313.JPG8

この店には珍しく、
車椅子とベビーカーの専用レジがある。DSCN9318.JPG8

レーベがシックなクォリティを出せば、
エデカは、
最新の斬新なトレンドを、
どんどん取り入れて対抗する。DSCN9042.JPG8

天井は黒いスケルトン。
青果部門から入る。DSCN9077.JPG8

右手はカットフルーツにカット野菜。
最新モデルで、レーベをちょっとリード。DSCN9076.JPG8

真ん中に試食台。
パイナップルは甘かった。DSCN9079.JPG8

そして中央平台の島陳列。DSCN9084.JPG8

左手が果物。
ドイツはクレート陳列が常道。
だからどの企業も同じになる。
そこでスポットライトを多用して、
特徴づけをしている。DSCN9089.JPG8

市場的な広場を形成して、
その中央に島陳列。DSCN9087.JPG8

葉物、トマト、キュウリなど、
美しい。
DSCN9088.JPG8

ジュースも冷蔵ケースで販売。DSCN9081.JPG8

青果部門が長々と続く。DSCN9073.JPG8

最後は花のプレゼンテーション。DSCN9074.JPG8

根菜類もバラ売り、量り売りが主体。DSCN9075.JPG8

青果売場の各所にスケールがある。
スケールの両サイドにはかご陳列の野菜。DSCN9044.JPG8

グロサリー売場。
ゴンドラを斜めに切って、
引き込み線のような効果を出している。DSCN9045.JPG8

フェイスアップされた陳列は美しい。
ドイツ人の徹底ぶりが、
オペレーションに現れる。DSCN9047.JPG8

精肉の対面売場は角形什器。
ハム・ソーセージから始まる。
ドイツの最重要カテゴリーだ。DSCN9049.JPG8

その精肉の対面販売の前のエンド。
斜めに設定されている。
故渥美俊一先生なら怒るかもれない。DSCN9051.JPG8

パスタの売場上段は単品販売。
ゴンドラ什器は低い。
DSCN9052.JPG8

乳製品のチルドコーナー。DSCN9056.JPG8

デリカテッセンの島型の対面コーナー。
屋根がついて、ショップ型になっている。DSCN9059.JPG8

一角には寿司売場もある。
カウンターで、
買った商品を食べることができる。

チーズのコーナーにも、
イートインカウンター。DSCN9062.JPG8
島型売場だから、
什器と什器の角が空いてしまう。

その角のスペースに、
木製のイートインコーナーをはめ込んだ。
椅子を出すと、ここで顧客は、
座って食べることができるようになる。
これは参考になる。DSCN9064.JPG8

ナチュラルチーズは、
アイテム数が多い。
ドイツは畜産国で、
精肉や加工肉とチーズが豊富だ。
チーズは「KASE」。
DSCN9066.JPG8

エンドのサイドに、
段ボールカットの
プロモーション商品を突き出し陳列。
DSCN9070.JPG8

インストアベーカリーのコーナー。
パネルでは焼きたてを謳う。
DSCN9072.JPG8

スケルトンの天井と低めの什器。
ブラックの店内で、
商品のカラフルさが活きている。
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レジとサッカー台。
木造りがいい。
DSCN9096.JPG8
エデカの斬新さは、
ドイツでも際立っている。

2強のあとは、
ローカルチェーンのグート。
DSCN9210.JPG7

ドイツの6つの州で、
280店ほどを展開する。

スイスのミグロス傘下。DSCN9209.JPG8

入口の手前には、
右サイドにイートインコーナーと、
コーヒー&パンの対面売場。
即食需要に対応する。
DSCN9207.JPG7

入口を入ると、
クレート陳列の青果売場。DSCN9203.JPG7

ハム・ソーセージは、
蓋つきの冷蔵平ケースで販売。
この店は特別に、
「省エネ」をコンセプトにしている。DSCN9186.JPG7

チーズの売場も、平冷蔵ケースで、
省エネ型に統一されている。DSCN9184.JPG8

鮮魚売場の対面売場。
対面売場には最低限の人を配しているが、
あとはセルフセレクションで、
ローコスト運営だ。DSCN9182.JPG8
都心型のテグートも、
省エネに取り組んで、
ユニークさを出している。

最後は、Bio専門店。
アルナトゥーラ。
DSCN9220.JPG8

天井は独特。
LEDのスポット照明。DSCN9227.JPG8

黄緑色がコーポレートカラー。
柱や風船の黄緑が、
アクセントになっている。DSCN9236.JPG8

オーガニックの野菜。DSCN9237.JPG7

対面売場はデリカテッセンから、
ベーカリー、コーヒーショップまで、
つながっていて、
最低1人で対応できる。DSCN9243.JPG8

レジは座って作業を行うが、
実に親切だ。

DSCN9249.JPG8
この会社は、
スイスのミグロス傘下にある。

資本集中。

それがドイツ小売業の方向性だ。
特にスーパーマーケットは、
ボランタリーチェーンの形態を、
最大限に活かすのが、
やはりドイツのやり方だ。

さらにローカルチェーンやBio専門店は、
スイスの巨大チェーン傘下となる。

だからそれも俯瞰すると、
エデカ、レーベ、ミグロスの三占。

資本は集中せざるを得ないのか。
(つづきます)

〈結城義晴〉


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