結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2017年11月02日(木曜日)

ネイバーフッドマーケットの「サムの10フィートルール」

日米のベースボールは、
今、佳境。

アメリカのワールドシリーズ。
最終決戦の第7戦で、
ダルビッシュ有がノックアウトされて、
ロサンゼルスドジャースが惨敗。

ヒューストンアストロズが、
チャンピオンフラッグを手中にした。
初制覇。

おめでとう。

アストロズのホセ・アルトゥーベが、
最終戦も2点目の打点を稼いだ。
身長167.6cm、体重74.8 kg。

小さなボディの大きなスウィング。
私はトゥ―ベの特異なポジショニング、
大好きだ。

一方、
日本の日本シリーズ。
横浜ベイスターズが3連敗の後、
福岡ホークスに逆転で2連勝。

何とか格好がついてきた。

筒香嘉智にシリーズ初本塁打が出て、
やはり主砲が打つと強い。

福岡に戻って、土日の楽しみが残った。

良かった。

しかし今秋の、
東京六大学野球。
早稲田の同率最下位は、
まったくいただけない。

1947年秋以来、
70年ぶり2回目のドンベ。

現監督の髙橋 広(ひろし)は、
私の大学生現役時代に、
神宮球場でプレ―したキャッチャー。
1955年2月4日生まれで、2歳年下。

はっきりとは覚えていないけれど。

早稲田の野球部の同期に、
吉沢俊幸、松本匡史、八木茂がいる。
いずれもプロになった。

1学年下には、
山倉和博とマックス佐藤清がいて、
一応、黄金期を築いた。

しかし江川卓の法政大学に、
ずっとやられっぱなしだった。

高橋は巨人軍の正捕手となった山倉に、
完璧にポジションを取られて、
控えの座に甘んじた。

「成功体験を捨てよ」とは、
本当によく言われることだが、
「成功体験を持たない者」は、
特にこういう勝負ごとにおいて、
成果を上げることが難しい。

すべてが高橋広の責任ではないけれど、
70年ぶりの最下位はいただけない。

ちょっと厳しい言い方かもしれないが、
高橋は大学の後輩だから、
言わせてもらおう。

さて明日から3連休。
文化の日に続く土曜日曜。

店では、いつも、
笑顔で顧客を迎えたいものだ。

この10月の20日間米国滞在で、
発見した店内サイン。

Wal-Martのスーパーマーケット。
「Neighborhood Market」
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店舗面積は、
平均4万2000平方フィート、
3902㎡、1182坪。
最小は2万8000平方フィート、
2601㎡、788坪。
最大6万6000平方フィート、
6132㎡、1858坪。

この店は平均の1200坪型の、
フード&ドラッグ。

今年1月末の決算時点で、
ネイバーフッドマーケットは699店。
スーパーセンターに次ぐフォーマット。

昨年1月時点で633店だったから、
1年間に10.4%増で、
66店も純増している。

もっとも主力のスーパーセンターは、
全米に3522店もあるから、
微々たるものだが。

そのネイバーフッドマーケットの古い店。

店舗の奥主通路の真ん中あたりに、
バックヤードへの通路がある。
その通路の真ん中の床に、
サインが描かれている。
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逆に言えば、
バックヤードから売場に出てくる入口。
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ブルーとイエローのウォルマートカラー。
もうずいぶんと古くて、汚れが目立つが。

スタートラインには、
Message。

「今日から、私は、
厳粛な気持ちをもって、
約束し、宣言します。
私の10フィート以内のところに、
お客さまが来られたら、いつも…」
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1フィート近寄って、
I will SMILE…
「微笑みます…」
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4フィートのところで、
LOOK them in the eye…
「お客さまと目を合わせ…」
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7フィートのところで、
…and GREET them.
「そして、ご挨拶…」
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So Help Me, Sam.
「だから、サム!
私に手を貸して!」
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これが創業者サム・ウォルトンが残した、
有名な「10Feet Rule」

床のサインは傷んで、汚れているけれど、
サムの遺志がぐっと伝わってくる。
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1フィートは30.48cm。
10フィートは3m4cm8mm。

どんなお客さまでも、
3mのところに来られたら、
第1に、こちらから、
30cm近寄って、

スマイル。

第2に、さらに、
1m20cm近寄って、

アイコンタクト。

そして第3に、
2m10cmのところで、
グリーティング。

心の中に、
サムの笑顔を、
思い浮かべる。
index.jpgサム・ウォルトン

これで、完璧。

文化の日からの3連休。
10フィートルールを、
実践してみてほしい。

〈結城義晴〉

2017年11月01日(水曜日)

11月イベント目白押し/計画は小説のように転がっていく

11月に入った。
英語でNovember、
ドイツ語でもNovember、
フランス語でNovembre、
スペイン語ではNoviembre。
みんなよく似ている。

なぜならラテン語から派生しているから。
そのラテン語はNovembre。

9番目の月という意味。
英語の「ninth」ですね。

紀元前の暦はローマ歴だけれど、
この暦は3月が起点となっていた。
まるで2月期決算の企業のようだ。

だから現在の3月から数えて、
11月は9番目の月となった。

中国語は「十一月」と書いて、
「シーイ ユエ」と発音する。

そして日本では「霜月」。
霜の降りる月。

いいなあ。
この日本の感覚。

その11月のプロモーションは、
Weekly商人舎。
月曜朝一・2週間販促企画
総整理している。

まず11月は「和食月間」。
そのなかの象徴的な日は、
11月24日の”いい日本食”、
つまり「和食」 の日。

11月3日(金)は文化の日。
そして3連休。

この文化の日を挟んだ11月1日~7日は、
「教育・文化週間」。

美術館・博物館の無料開放など、
これはうれしいことだ。

7日(火)は立冬。
いよいよ、冬の感覚。

11日は中国の独身の日。
イオンは「サイバー“e”セール」を打つ。
昨日のブログに書いた。

15日(月)は七五三。

16日(木)は、
ボージョレ・ヌーボー解禁日。
毎年11月第3木曜日。

22日(水)は二十四節気の小雪。
「しょうせつ」と読む。

この日は、いい夫婦の日でもある。

そして23日(木)は勤労感謝の日。
アメリカでは奇しくも、
サンクス・ギビングデー。

ここでもイオンが仕掛けたのは、
「ブラックフライデーフライングデー」。

その後の24日・25日・26日が、
イオンのブラックフライデーセール。

このあたりは、
追随しておいて、
損はないと思う。

そして24日(金)は、
同時にプレミアムフライデー。

こうしてみると、
11月は、
イベント目白押し。

そして前から言っているように、
23日・24日・25日・26日が、
クリスマスと年末年始を決定づける。

悲観的になることは全然ない。
思う存分に、仕事しよう。

そのために、
リスクを負うことだ。
月刊商人舎10月号の巻頭言。
「リスクを負って計画せよ!」

私のスケジュールも書いておこう。
明日の2日まで、
月刊商人舎11月号の入稿と責了。
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週が明けて、
7日(火)から17日(金)までアメリカ。
ニューヨークとサンフランシスコ。
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帰国して、20日(月)は、
久しぶりの名人会。

21日(火)は竹林舎の講演。
久しぶりに立教大学院の仕事。

22日(水)は、これも恒例、
伊藤園大陳コンテスト審査委員会。
午後、イータリー丸の内。

24日(金)は、
商人舎magazineWeb会議。

27日(月)は、
日経電子版ビジネスフォーラム基調講演。

そして28日と29日は、
非常勤取締役の会社の、
それぞれ本部長会議と役員会。

この間に、
月刊商人舎12月号をつくる。

まあ、養生しながら、
仕事に邁進します。

さて、ほぼ日の糸井重里。
一昨日の「今日のダーリン」

「大きくても小さくても、
ふざけていてもまじめでも、
たいていの計画というのは、
数字や図のようにではなく、
まるで小説のように転がっていく」

「小説のように」というのがいい。

「だれとだれがやるんだ、
どこでやるんだ、
なにが必要なんだ、
どうやって稼ぐんだ、
だれが応援してくれるんだ、
どういうリスクがあるんだ、
いくらかけて、
いくら儲かるんだ、
いつごろまでになにができて、
やがてはどうなるんだ?」

「そういうことを
聞こうとする人たちと、
それをすべて見通しているかのように
語る人がいる」

「しかし、ものごとは、
計画としてスタートして
小説としてころころ
転がっていく」

計画が小説になって、
転がっていく。

その通り。

「思わぬ落とし穴に落ちて
どたばたすることもある。
そして、落とし穴に落ちたおかげで
さらに思いがけない光が
見えることもある」

「いままで会ったことのないだれかが
助けてくれたり、
見ず知らずの人に
だまされたりすることだってある」

「これが小説だったら
おもしろいだろうなぁというくらい、
思いもよらぬ展開が待ち受けていて、
それに耐えきれずに
つぶれてしまうこともあるし、
根性やら運を含めての器量で、
逆転することもある」

このあとビートルズのたとえ話。
そしてスティーブ・ジョブズ、
イーロン・マスク。

「周到に計画したことの
緻密さにおいてではなく、
その計画で描かれている世界の魅力が、
よき人びとや偶然を、
そして悪役や策略を呼び寄せる」

「つまり、おもしろい小説のようにね」

そして、キメのたとえ話。
「矢沢永吉が広島から出てきたとき、
東京ではなくて、横浜で降りた‥‥
小説のようにしたかったからだ」

おお。

だからどんな計画も、
リスクを冒すと決意することから始まる。
リスクを負うことこそ、
計画の本質である。

逆に言えば計画は、
リスクを回避する術(すべ)ではない。
計画はリスクを創造し、
積極的にリスクを引き受けるものだ。

リスクが面白い小説を生む。
リスクこそ「予期せぬこと」の苗床だ。

イベント目白押しの11月はそんな、
リスクから生まれる小説のようにしたい。

リスクと小説の面白さがあれば、
忙しさなんかへっちゃらさ。
疲れなんか吹っ飛ぶさ。
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〈結城義晴〉

2017年10月31日(火曜日)

イオン「サイバーeセール」とミドルマネジメント研修会S級表彰

2017年のハロウィーンの日。
あちこちに扮装・仮装の若者たち。

商売はいつも先手を打って、
次を目指さねばならない。
それが「早仕掛け・早仕舞い」

イオンが今年は、
3連弾。

ずっと業界全体に提案し続けてきたが、
やっとイオンが実行してくれた。

まず第1弾は、
「AEON.comサイバー“e”セール」
発音は「サイバーいーセール」
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中国の11月11日は、
「独身の日」セール。

それにひっかけて、
大型eコマースセールを打つ。

期間は11月10月(金)15時から、
11月17日(金)23時59分までの、
8日間。

Eight Days A Week♬

グループ15社が運営する24ECサイトで、
今年初めて試みる。

第2弾は、
「ブラックフライデー」

昨年、大成功した11月第4金曜日セール。
米国のサンクスギビングデーを模した。
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今年は23日(木曜日)は、
ブラックフライデーフライングセール。
24日~26日の3日間が、
ブラックフライデーセール。

「日本の新たな
年末商戦の幕開けを、

今年もイオンが
いち早く号砲!」

威勢がいい。

昨年はセール期間中2割増だったが、
今年は開催日数を1日増加して、
売上高25%増を企図する。

第3弾が、
クリスマスセール。
とはいってもこちらは期間が長い。
11月1日(水曜日)10時から、
12月24日(月曜日)23時59分まで。

イオンの3連弾。
果たして奏功するか。

「独身セール」はわからない!?

さて今日はサイト上の表彰式。
第12回ミドルマネジメント研修会、
S級獲得者。
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9月19日(火)~21日(木)に開催して、
93名が参加してくれた。
そのうちのS級獲得は11名。

おめでとう。

山本渉さん
㈱マルエー大聖寺店店長
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玉井賢史さん
㈱セブンスター営業企画部マネジャー
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松本敏明さん
㈱平和堂フレンドマート長浜祇園店店長
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井田智之さん
㈱成城石井SVグループチーフ
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田代真一さん
㈱成城石井SVグループチーフ
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徳田正樹さん
㈱関西スーパーマーケット
ネット事業担当 ミドルスタッフ
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春木淳さん
㈱関西スーパーマーケット
総務チームシニアスタッフ
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小林雅也さん
㈱万代 阪神SC店店長
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小倉貴行さん
㈱万代花園店店長
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清水裕詞さん
㈱万代 デイリー部バイヤー
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遠藤好和さん
㈱ロピア人事総務マネジャー
O

再び、おめでとう。
ほんとうに頑張った。

心から祝福し、
表彰しよう。

その力を日々の仕事で発揮してください。

S級以外の人たちも、
いい成績だった。

いかに仕事で成果を出すか。
そちらの方が大切だ。

今日は朝から、東京の芝公園。
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芝大神宮。
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鳥居には不思議なパワーがある。IMG_3153.JPG7

神の留守鳥居は石に戻りけり
〈朝日俳壇より (東京都)露無 成子〉

(大串章選評)
神が居給(いたま)えばこその鳥居。
「石に戻りけり」に俳諧味あり。

(株)True Data取締役会。
順調に成長しているときは、
会議が短い。

いいことです。

会議が終わって東京タワー。
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今日はなぜか力強く見えた。

日経新聞巻頭コラム「春秋」
最近、同感すること多し。
波長が合っているのか。

「『太田ラッパ』という言葉を、
昭和時代にはしばしば耳にした」

そう、総評議長などを務めた太田薫さん。
賃上げや合理化反対をダミ声で訴えた。
その庶民派闘士の声を、
「太田ラッパ」と称した。

懐かしい。

「時は流れ、いまでは総理大臣が
ラッパを吹き鳴らす時世となったらしい」

経済財政諮問会議の安倍晋三首相。
「3%の賃上げ実現を期待する」

日経は「さながら安倍ラッパというべきか」

「気持ちはわかるが、
お上が一律の数値目標を掲げて
立ち入るのはやはり筋が違う」

その通り。

あくまでも個々の労使の問題だと思う。

「太田さんは『ハッスルせよ』が
口癖だったそうだが、
政府がお株を奪い、
昭和風にハッスルする光景の
不思議さをなんと形容しよう」

同感。

一方、日経電子版の経営者ブログ。
鈴木幸一さん。
日本のインターネットの重鎮。

「なんだかなあ。
先日、終わった選挙の感想である」

小池百合子都知事の国政への野心、
その権謀術数を凝らした騒動のこと。

「いったい、何を、
訴えたかったのだろうか」

「欧米のポピュリズムの台頭には、
良しあしは別として、
過激で危険とされる主張があるわけで、
その意味では日本の場合、
ポピュリズム以前の話なのかもしれない」

10月24日のブログで書いたが、
米国政治経済学者アンソニー・ダウンズの
「ダウンズ均衡」理論。

「政党間のイデオロギーの差が大きいほど、
有権者の投票参加が促される」

鈴木さんもダウンズ理論を、
ご存知のようだ。

「過激な主張も明確な争点もないのが、
最近の日本に特徴的な
状況なのかもしれない」

「平和で安全、豊かな国である日本は、
弛緩した状況のままに、
やり過ごせるだけ恵まれているのだろう」

「それにしても、これほど無意味な選挙は、
過去に例がなかったのではないか」

今日は同感ばかりしている。

秋高く跳ぶよペンギン民主主義
〈朝日俳壇 東京都・鈴木 淑枝〉

(長谷川櫂選評)
飛べないペンギンが跳ねているのだ。
民主主義に似ているか。

もう一句。
寝転んで見上ぐる空を秋といふ
〈同 川崎市・神村 謙二〉

それにしても、
「安倍ラッパ」。
そしてイオンの「号砲!」。

11月と12月は、
なかなかに騒がしい。

しかし上からの高圧的賃上げラッパより、
現場からの消費刺激の号砲の方が、
当然ながら成果を生み出すに違いない。

〈結城義晴〉

2017年10月30日(月曜日)

ドラッカー著「経営者に贈る5つの質問」の「⑤計画は何か?」

Everybody! Good Monday!
[2017vol44]

1月1日の週を第1週と数えて、
2017年第44週。
そして10月第5週にして、
水曜日から11月第1週。

2020年の東京五輪開幕は、
7月24日金曜日。

昨日は開幕まで1000日の日だった。
だから、今日は999日。

その10月30日の今日、
東京都心で、
「木枯らし1号」。
昨2016年より10日も早い。

気象庁も素早く発表。

木枯らし1号は、
最大風速が8m以上の北寄りの風。
もちろん西高東低の冬型の気圧配置。

都心では早朝の5時半に、
もう最大瞬間風速16.6mの風が吹いた。
しかし正午時点では18.9度の気温。

「木枯らし1号」のイメージの陽気ではない。
変な天気だ。

一方、大阪でも木枯らし1号。
こちらは昨年より1日遅い。

今年の天候は変だ。
それは何より、
肝に銘じておかねばならない。

さて米国メジャーリーグ、
ワールドシリーズ5戦。
またまた乱打戦。

前田健太も3ランを打たれ、
個人の無失点記録が途絶えた。

ロサンゼルスドジャース12点、
ヒューストンアストロズ13点。
ラグビーの早明戦のような得点。

そしてドジャースは、
またしても延長11回のサヨナラ負け。

ああ。

頑張れ、ダルビッシュ、
負けるな、マエケン。

しかし、それにしても、
アストロズのホセ・アルトゥーベ。
3番に座る二塁手で、
身長は5フィート6インチ、167.6cm。
体重は165ポンド、約74.8 kg。
ベネズエラ人の27歳。

メジャーリーグで最も小さな選手。
青木宣親より小さい。
ちなみに35歳の青木は、
身長5フィート9インチ、175.3 cm、
体重180ポンド、約81.6 kg。

愛称トゥ―ベは、
今季204安打で、
打率3割4分6厘の首位打者。
ホームランも24本。

小柄な体で豪快なフルスイング。

今日もマエケンを打ったのは、
このトゥ―ベだった。

こんな選手も応援したくなる。
なぜなら人生のポジショニング戦略を、
しっかりともつ大リーガーだからだ。

さて、
今週のスケジュール。
明日がハロウィーン本番。

そして金曜日の11月3日は文化の日。

先週金曜日の10月27日から、
来週木曜日の11月9日まで。
この2週間が「読書週間」。

毎日新聞巻頭言「余禄」。
「本との出会いは時に心を癒やし、
揺さぶり、人生を左右する」

「古代エジプトの都市にも
図書館があった。
入り口には『魂の診療所』という意味の
言葉が記されていたという」

その読書週間に、
2冊の本が贈られてきた。

上田惇生先生の翻訳、
ピーター・ドラッカーの著作。
「経営者に贈る5つの質問」
その第2版。
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ここでその5つの質問を、
書いてしまう。
中身を読んでほしいから。

第1に、
われわれの
ミッションは何か?
第2に、
われわれの
顧客は誰か?
第3に、
顧客にとっての
価値は何か?
第4に、
われわれにとっての
成果は何か?
そして第5に、
われわれの
計画は何か?

五番目はまさしく、
月刊商人舎10月号特集。
「中計病」の処方箋
「目標による管理」と「計画・仮説・検証」のすゝめ

こちらも読んでください。

その10月号の[Message]
リスクを負って計画せよ!

今日と昨日は異なる。
そして明日も、今日とは異なる。
どんな計画も、どんな中計も、
この差異を前提としてスタートする。

より良い明日を迎えようと思えば、
昨日、今日との差異を、
意図しなければならない。
違いのある明日をつくらねばならない。

そしてその違いこそ、
新しい価値そのものである。
すなわち経済行為の本質は、
この新たな価値を生み出すことにある。

だが、この新しい価値は、
リスクによってしか生じない。
リスクから生まれる成果こそが、
経済活動の目的である。

だからどんな計画も、
リスクを冒すと決意することから始まる。
リスクを負うことこそ、
計画の本質である。

逆に言えば計画は、
リスクを回避する術(すべ)ではない。
計画はリスクを創造し、
積極的にリスクを引き受けるものだ。

したがって計画は、
願望であるはずはない。
そのうえ計画は、仕事として、
具現化されなければならない。

最善の計画でさえ、
仕事としての実行なしには、
良き意図に過ぎないし、
単なる願望と失望に終わる。
(Inspired by Peter Ferdinand Drucker)

もう1冊は、
千葉哲幸著「外食入門」。
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外食記者歴35年のジャーナリスト。
柴田書店の月刊食堂元編集長、
商業界の飲食店経営元編集長。
現フードフォーラム代表。

私の商業界時代の信頼する後輩。
柴田書店を辞めた千葉哲幸を、
私が説得して商業界に招いた。

その35年のキャリアを存分に生かして、
1970年の外食チェーンの誕生から、
2020年の未来展望まで、
50年間の歴史を綴った。

「外食入門」とタイトルするには、
もったいないほどの労作。
千葉哲幸の集大成。

日本食糧新聞社刊の新書、
食品知識ミニブックスシリーズ。

これも手に取ってみてください。

読書週間です。
本は「魂の診療」を、
してくれます。

では、みなさん。
今週も、あなたの計画は何か?
Good Monday!

〈結城義晴〉

2017年10月29日(日曜日)

[日曜漫歩]シカゴ・ブルースのBuddy Guy’s Legends

月曜日に神は、昼と夜をつくり、
火曜日には、天をつくった。

水曜日に海と地をつくり、
植物を茂らせた。
木曜日には、
太陽と月と星をつくった。

金曜日に魚と鳥を、
土曜日にの日に、
動物をつくった。
そしてこの週末に、
自分に似せて、
男と女を創造した。
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日曜日、神は、休んだ。
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旅をしていると、
曜日の感覚がなくなる。

日曜日ではないけれど、
Sundayの気分。

だから夜は、シカゴ・ブルース。
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バディ・ガイは、
シカゴ・ブルースの第一人者。
もう81歳。

そのバディ・ガイの店が、
なんとわれわれのホテルから歩いて、
10分ほどのところにある。
毎晩、ブルースのライブをやっている。IMG_3011.JPG7

受付で10ドル払う。IMG_3013.JPG7

手首にハンコを押してくれる。
これで出たり入ったりできる。IMG_3012.JPG7

すぐにカウンターバー。
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壁にギターが飾ってある。

左がB・B・キングのギブソン。
右はジョン・リー・フッカーのエピフォン。
セミアコースティック・ギターはシブい。IMG_3016.JPG7

左上の黒いギターが、
キース・リチャードのギルド。
勿論ローリングストーンズのギタリスト。

真ん中はトム・ペティのフェンダー。
今年10月に死んだばかり。

右は黒人ブルースのロバート・クレイ。
いずれもフェンダー・ストラトキャスター。IMG_3015.JPG7

店の奥には、
ずらりと名プレーヤーの名器が並ぶ。
みんな、バディ・ガイを崇拝し、
この店にやって来て演奏して、
そのギターにサインして、置いていった。IMG_3017.JPG7

左から、カルロス・サンタナ、
ジェフ・ベック、
スティーヴィ―・レイ・ヴォーン。
そしてエリック・クラプトン。
すごい顔ぶれのすごいギター。
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サンタナはギブソンのレスポール。
これは有名。

ジェフ・ベックはイギリスのギタリストで、
世界三大ギタリストといわれる。
あとの二人はエリック・クラプトンと、
ジミー・ペイジ。

スティーヴィ―・レイ・ヴォーンは、
ダラス生まれのアメリカ人。

そして言わずと知れたクラプトン。

3人はいずれも、
フェンダーのストラトキャスター。

壁にかかったギターを見ているだけで、
時間はゆっくりと過ぎていく。

前座の演奏の間、ギターを観たり、
酒や料理を注文したり。

そして本日はジミー・ジョンソン。
シカゴ・ブルース屈指のギタリスト。
もう、ギターが体の一部のようだ。IMG_3022.JPG7

ブルースは19世紀後半に、
ディープサウス・エリアで生まれた。
直訳すると「深南部」だが、USAの南東部。
ルイジアナ州、ミシシッピ州、
アラバマ州、ジョージア州、
そしてサウスカロライナ州。

アメリカに奴隷として連れてこられた、
黒人たちの音楽。

黒人霊歌やフィールドハラー、
そして、労働歌(ワーク・ソング)が、
混合して発展した。

Field-hollerは、
農場や作業現場のFieldで、
叫んだり、大声でわめいたりするholler。
hollerには不平不満の意味が含まれる。

1965年の南北戦争後に、
奴隷解放宣言が行われた。
そかしその後も、黒人たちの境遇は、
すぐには変わらない。
その嘆きや不満を歌にして、
ブルーノートの独特の旋律とリズムで、
歌い上げる。

Bluenoteは、
基本的には3度と7度を、
4分の1音、もしくは半音、
微妙に下げた音階。

ハ長調でいえば3度はドレミのミ、
7度はドレミファソラシのシ。
CDEFGAHのEとH。

Bluenoteでは、
DとAはほとんど使われない。

Gを4分の1ほど下げる場合もある。

ちなみに日本の「ヨナ抜き音階」は、
「四七抜き音階」と書いて、
四つ目のFと七つ目のHを抜いた音階。
ドレミソラ、CDEGAのこと。

ブルースはEとHを抜き、
日本の民謡や動揺はFとHを抜く。
スコットランド民謡にも、
FとHの抜けた御音階の歌が多い。

Blueanoteのブルースは、
その旋律や歌詞が共感を呼んで、
アメリカの北部にも広がっていった。

当初はアコースティックギターを弾き、
切々と歌った。

ミシシッピ川のデルタから生まれたので、
デルタブルースといわれる。

それがカントリー&ウェスタンと同期して、
カントリーブルースとなった。

さらにアコースティックギターが、
エレキギターに変わり、
セミアコースティックギターや、
ソリッドギターを使い始めると、
ドラムやベース、キーボードが入って、
バンド形式となる。

それがシカゴを中心に発展した、
シカゴブルースだ。
IMG_3025.JPG7
200㎡ほどの店の中央にステージ。
そのステージを囲んで、
簡素なテーブルと椅子の客席。
100席ほど。

バーカウンターが店の入口と奥にある。
ステージ脇にはビリヤード台が3台。

私たちはステージ袖の席を確保して、
迫力のあるブルースを堪能した。
IMG_3032.JPG7

そして最後に、御大、登場。
バディ・ガイ。
IMG_3028.JPG7
白いシャツ、グレーのズボン、
黒っぽい帽子をかぶって、コンビの靴。

今夜はもうギターを弾かず、
ジミー・ジョンソンに伴奏させて、
語りながら、歌った。IMG_3029.JPG7

日曜漫歩にふさわしい歌と演奏。
シカゴ・ブルースの神ともいうべき、
バディ・ガイ。
語って歌って、
私たちを楽しませてくれた。

つまり神はこの晩、
歌って、働いた。

この日は水曜日だった。

〈結城義晴〉

2017年10月28日(土曜日)

大木ヘルスでの講演と「ゆっくり年を取る健康長寿延伸時代」

朝日新聞「折々のことば」第898回。
よしとする 
生きたあかしが 
何もない
〈浅利桂子(73歳))

編著者の鷲田清一さん。
「たいていの人は生きた証しなど持てず、
未練や後悔を抱えつつ亡くなってゆくし、
持てば持ったで後は、
思い出とともに生きてゆくしかない」

「ならばぽんとこう突き放したほうが、
いっそ爽やか」

納得。

そうしてみると、
深い句ではある。

「何かを言い切ることで
得られる軽やかさというのも、
人生への一つの折り合いのつけ方」

「みやぎシルバーネット」9月号の投稿川柳。

日経電子版「経営者ブログ」
鈴木幸一さん。
日本のインターネットの草分けの人。

9月19日に書いたのが、
「ゆっくり年を取る時代」  

「いい年をして、相変わらずの旅烏。
移動ばかりしている」

私も同じようなものだ。

「月日は百代の過客にして、
行きかう年もたびびとなり。
舟の上に生涯をうかべ、
馬の口をとらえて老いをむかふるものは、
日々旅にして旅を栖(すみか)とす」

鈴木さんは、奥の細道を歩んだ、
芭蕉の言葉を思い起こす。

「牙歯半ば落ち 左耳聾(ろう)せり」
半ば歯が抜け落ち、
左の耳は聞こえなくなった。
杜甫が老いを嘆いたのは、56歳のとき。

しかし現代は、長寿の社会になった。
『LIFE SIFT』では100年時代を主張する。

ただし、ただし、
「いくら長寿社会になったからといって、
『老い』と『死』が消えるわけではなく、
それは人が生きるということ
そのものでもある」

然り。

今日は、東京の半蔵門。DSCN9342.JPG7

大木グループ全社員研修会。DSCN9341.JPG7

大木ヘルスケアホールディングス(株)。
1年に2回、上半期と下半期に、
全社員が集まって研修をする。

1658年(万治元年)創業、
医薬品卸売業の老舗。
来年6月に創業360年を迎えるが、
1975年に株式公開し、
決算期としては今期、
136期を迎えている。

その136期の下半期研修会。
500人近くの従業員が、
全国から参集した。IMG_4001.JPG7

私の出番は午後一番。
松井秀夫さんが、
自ら講師紹介をしてくださった。
代表取締役会長兼社長。DSCN9316.JPG7

その松井さんは、
「健康寿命延伸産業」を標榜していて、
大木ヘルスはその中核を担う卸売業に、
進化を遂げなければならないと主張する。

「100年時代」になっても、
健康寿命が伸びねばならない。
DSCN9311.JPG7

私の講演タイトルは、
「すべての仕事はサービス業化する!」DSCN9320.JPG7

prologueは、
1962年に刊行された『流通革命』。
それから現代の「流通3.0」の時代。
DSCN9319.JPG7

本論として講義したのは、
第1部「仕事を変えよう」
第2部「サービス産業化しよう」IMG_4005.JPG7
最後は林周二先生が指摘した、
「超卸売業」のことを再び強調した。

2時間10分の講演で、
内容は多岐にわたったが、
「ホッケースティックの関係」は、
覚えておいてほしい。

「間接部門のサービス」も、
コミュニケーションの4つの条件も、
日々、実践してほしいものだ。DSCN9349.JPG7

最後に記念写真。
会長兼社長の松井秀夫さんと、
代表取締役副社長の松井秀正さん。
DSCN9353.JPG7

このブログの冒頭の鈴木幸一さんは、
心理学者のジーン・トウェンギの言葉を引用する。
ウォールストリートジャーナル誌上で、
スマートフォン世代を描いた記事だ。

「i世代は昔と比べて
大人になるのにも
時間がかかる」

「今の18歳は、まるで、
むかしの15歳のようだ。
彼らはなかなか大人にならないが、
自立や意思決定の経験にも欠ける」

しかし大人になるのが遅いことも、
そう悪いとは思えない。

「大器晩成」というやつだ。

「2000年代と比べると、
2010年代には、
リスクを取りたいとか、
危険な行為にスリルを感じる、
と回答した子供は少なかった」

若者の変化に至る要因を、
トウェンギは分析する。
「コミュニケーションがもっぱら
スマホを通じてなされることで、
お互いが本質的な議論を恐れ、
感情的に安全な場所にいることが
重要になった」

若い世代へのスマホの影響は、
決定的である。

鈴木さんは25年ほど前に、
インターネットの接続サービスを始めた。

「ネットを通じたコンテンツの領域は
果てしなく広がりを見せているのだが、
コミュニケ―ションほど、
膨大な広がりを見せたものはない」

私の今日の講演の最後は、
このコミュニケーションをテーマとした。

「人と人の関係は、
密接であればあるほど、
感情の行き違いが生じたり、
傷付け合ったり厄介なものなのである」

これはコミュニケーションの逆説を意味する。

「それが大きな集合体になることによって
社会が成り立っているのだが、
それを避けている限り、
なかなか大人になれないのである」

鈴木さんは心配する。
「ある意味で、社会全体が
本当の『コミュニケーション欠乏症』に
なっていくのではないか」

だからこそ逆に、
コミュニケーション力のある組織が、
小売りサービス業を制することになる。

〈結城義晴〉

2017年10月27日(金曜日)

バルセロナ独立決議とイオンの取材/デミングの「顧客との壁」

スペイン・カタルーニャ。
バルセロナを首都とする自治州。

スペインには17の自治州がある。
その中のカタルーニャ州議会が、
独立宣言を可決。

それに対して、スペイン議会上院は、
同州に対する自治権の一部停止措置。

国と自治州が決定的に対立。

カタルーニャのFCバルセロナ、
リオネル・メッシが率いるチーム。

対するレアルマドリード。
クリスティアーノ・ロナウドがエース。

この両雄の対決ならばいいが、
国と州の対立は悩ましい。

イギリスのEU離脱といい、
カタルーニャの独立決議といい、
現代の民族問題は、
集権と分権のせめぎ合いの中にある。

1991年のソビエト連邦崩壊はその後、
多くの共和国の分裂、独立をもたらした。

アメリカ合衆国も、
50の州と連邦区から成る連邦国家だが、
そのアメリカのテキサス州は、
「lone star state」と呼ばれる。
「一つ星の州」。
独立心にあふれた別称。

1845年にテキサスは、
メキシコから独立して、
アメリカ合衆国に加盟する。

だから現在も憲法解釈上は、
住民が求めば独立は可能である。

世界の国々で、
地域と自治が見直されている。

そのこと自体は、悪くはない。

会社も組織も、国家も地域も、
分権と集権のはざまで悩ましい。

結城義晴著『Message』
「集権か、分権か。」より。

中央集権か、地方分権か。
本部集中か、個店対応か。

集めると効率が上がり、
分けると能率が下がる、のか。

いや、ムリに集めると、
ムダ、ムリが生じ、

分けると、キメ細やかな対応が
できる、のか。

機能の集中と役割の分散。
責任の集中と無責任の分散。

[結論は出ない。
けれど、見通しは立つ]

権力と機能の集中と分散を、
時と状況に応じて、
スピーディに使い分ける。

カタルーニャに関しては、
自治権の枠組みをさらに拡大して、
緩やかな連合体の中に、
なんとか収めることになるだろう。

その時、メッシらの活躍は、
ひとつの慰めになるだろう。

さて今日は、朝から、
海浜幕張へ向かう。

特急わかしおに乗って、葛西あたり。
DSCN9176.JPG5
その葛西臨海公園の大観覧車。

海浜幕張に着いて、
イオンタワーへ。
月刊商人舎の取材。

1時間ほど、実に有意義な話が聞けた。
DSCN9155-1

取材に協力してくれたのは、
イオンリテール(株)のお二人。
営業推進本部マーケティング部所属。
杉山茂人さんと張思思(ちょうすす)さん。
DSCN9198-1
杉山さんはディレクター、
張さんはマーケティング部催事・インバウンドチーム所属。

好循環の事業は周りを巻き込んで、
好循環を拡大再生産する。

それがいい。

そのままイオンモール成田へ。
ここでも2時間半ほど取材。DSCN9298-1

取材対応してくれたのは私の隣から、
塚本弘美さんと三浦英明さん。
栗本定幸さんと余聖愛(いーしぇんあい)さん。
DSCN9296-1
塚本さんはイオンモール(株)所属、
イオンモール成田インバウンドマネジャー。
三浦さんはイオンリテール(株)所属、
南関東カンパニーイオン成田店マーケティング課長。

そして栗本さんはイオン(株)所属、
コーポレートコミュニケーション部広報グループマネージャー。
余さんは同コーポレートコミュニケーション部グローバル広報グループ。

こうしてみるとイオンの取材には、
3つの会社の人たちが、
協力してくれたことになる。

その肩書はみんな、めちゃくちゃ長いが。

イオンでも集権と分権は、
最大の組織テーマである。

1日がかりの取材だったが、
おもしろかった。

昨日の日経新聞巻頭言『春秋』

「日本の品質管理活動の父」の話。
W・エドワーズ・デミング博士。
米国の統計学者、コンサルタント。
その名前がつけられたのがデミング賞。

「1950年、日本で最初に開いた講習会には
企業の幹部や技術者ら230人が集まった。
そこで強調した一つが、
顧客との間にある壁を、
取り払え、ということだった」

「昔は洋服や靴を作る人も鍛冶屋も、
自分の顧客を一人一人よく知っていた。
しかし工業化が進んで、
この結びつきは薄れ、
製品が顧客にどう受け止められていて、
どう改良すればいいかが
見えなくなっている――」

これはその講義録。
「危機感がにじむ」

デミングは説いた。
「市場調査などを通じて
製品の使い手と企業との距離を
縮めることが肝要」

「使い手のことを考える姿勢が、
品質管理の基本」

コラムはここから、
神戸製鋼所のデータ改ざんや、
日産自動車の無資格検査に話が進む。

「素材の納入先企業が安全な商品をつくり、
消費者が安心して使えるようにと
本気で思っていたなら不正は
防げたかもしれない」

「顧客との間に壁が
できていた」

だから事業や企業の場合には、
「顧客との間の壁」を埋めるために、
権力と機能の集中と分散を、
時と状況に応じて、
スピーディに使い分ける。

果たして国家の場合には、
どうすればいいのだろう。

国民は「顧客」なのか。
それとも主権在民の「権力」なのか。

国民が顧客になってしまっているところが、
現在の日本の問題である。

バルセロナの人々は、
底抜けに明るくて、
あくまで陽気な、
ラテン人ばかりなのだが、
彼らは顧客ではない。

〈結城義晴〉

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