結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2015年08月11日(火曜日)

ヤオコー社長・川野澄人さんとHarvardBR「稲盛和夫の経営論」

今日は朝から、
埼玉県の川越へ。

㈱ヤオコー本社を訪問。
今年3月期決算で、
営業収益3073億5300万円、前年比12.1%増。
経常利益133億4200万円、12.7%増。
関東7都県に142店舗を展開する。

日本小売業ランキングでは42位。
スーパーマーケットでは、
堂々の第6位に躍進してきた。

代表取締役社長の川野澄人さんと懇談。
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39歳の若き経営者。DSCN0013ー5

こんなにじっくりと対面で話し合うのは、
初めてだったが、大いに感心した。
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私は今朝、起きるとすぐに、
自分で話し過ぎないように、
と決意してきた。

しかしそれでもやはり、
話し過ぎてしまったかもしれない。
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川野さんもときどきメモしたりして、
先輩の言うことを熱心に聞いてくれた。
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その態度、姿勢が、素晴らしくて、
私はいっぺんでファンになってしまった。

前にも書いたけれど、
亡くなった将棋棋士の元名人・米長邦雄が、
ずっと年下の羽生善治らを、
「先生」と呼んで敬意を払っていた。

私もライフコーポレーションの岩崎高治さんや
この川野さんらを、そんなふうに見ている。
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日本の小売業の未来は明るい。

アメリカのホールフーズやウェグマンズ、
トレーダー・ジョーにも、
クローガーやテスコにも、
負けない、いい企業をつくってほしい。

午後からは、小澤(こざわ)三夫さんと懇談。
現在、取締役販売部長で、
ヤオコーの現場のキーマン。
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小澤さんは、2008年10月、
第1回日本スーパーマーケット店長大賞を受賞。
その時、私も審査に加わっていて、
小澤さんほどこの第1回の大賞に、
ふさわしい人材はいないと確信した。

久しぶりに話して、
小澤さんの成長ぶりに驚いたし、
これまた意気投合して、固い握手。
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小澤さんは1989年にヤオコーに入社したが、
その時、「いい会社」だと直感した。

今日はそのヤオコーの良さと強さを、
あらためて認識して、
実に有意義な一日だった。

本部を辞して、川越西口店へ。DSCN0111-5
今年3月13日にオープンした512坪の新店。
ウニクス川越というショッピングセンターの、
核テナントとして入っている。

関西の北野エースが、
テナントとして入居している。
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川越の空は、少しだけ、
夏の終盤を感じさせてくれた。
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HarvardBusinessReview9月号は、
特集「稲盛和夫の経営論」
三部に分かれている。
第一部は稲盛和夫経営講演選集。

第二部は「稲盛経営に学ぶ」として、
5人の論者が語っている。

そして第三部が、
稲盛さんへの直接インタビュー。

この中で稲盛さんは語る。
「人の心は、はかなくて頼りないものです。
でもひとたび素晴らしい心の結びつきができれば、
これほど頼りになるものもありません。
私はそのことを信じて、
人の心と心の結びつきをベースにおいて
経営を行ってきたのです」

小売業は人間産業だ。
だからこそ、製造業以上に、
「人の心を大切にする経営」が求められる。

「私は物事を判断する際には、
『人間として何が正しいのか』ということを
真っ先に考えます」

倉本長治の『商売十訓』の第一訓。
「損得より先に善悪を考えよう」

「経営に当たってはルールとか慣行とか、
いろいろなものが存在しますが、
それらを超えて人間として正しい生き方、
考え方をしていくことが大切だと思っています」

「そしてそれが結果的に
利益をもたらしてくれるのです」

稲盛さんは30代前半に、
石田梅岩を知って、
「これだ」と思った。

倉本長治は石田梅岩研究の、
第一人者だった。

そこで、稲盛、語る。
「売る側も買う側も、
お互いが利益を得られる商売こそが、
正しい商売だと思っています」

これはまさに近江商人の「三方良し」
売り手良し、買い手良し、世間良し。

稲盛さんの座右の銘。
「謙虚にして驕らず」

そして言う。
「事業の場合も欲ではないですね――。
欲ではなく、好奇心です。
事業に関する好奇心は
尽きることがありません」

欲ではなく、好奇心。

素晴らしい。

ヤオコー会長の川野幸夫さんにも、
考えてみれば稲盛経営に通じるものがある。

「人の心を大切にする経営」

川野澄人さんにも、小澤三夫さんにも、
そのDNAは受け継がれている。

〈結城義晴〉

2015年08月10日(月曜日)

月刊『商人舎』8月号本日発売!! 「食を制する者、流通を制す」

Everybody! Good Monday!
[2015vol32]

月刊『商人舎』8月号
本日発刊!!

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うれしいもんです。

特集は、
2015アメリカ小売業テキスト
世界最大消費大国の「食を制する者、流通を制す!」

[Cover Message]
ウォルマートは、創業者サム・ウォルトンが、
1980年にエブリデーロープライスを始めた。
非食品分野でそれが完成した10年後の1990年度、
同社はシ アーズ・ローバックを抜いて
全米ナンバー1の小売企業になった。
それは世界最大のチェーンストアであることを
意味していた。
一方、ウォルマートは1988 年から
本格的に食品分野に参入していた。
スーパーセンターと呼ぶ
最強フォーマットの開発と展開であった。
その食品分野で
エブリデーロープライスを完成させるには
7年の年月を要した。
しかし食品の新参者が
自社のユニークな戦略を完成させ、
食品分野でも全米ナンバー1になったとき、
ウォルマートはエクソンモー ビルを追い抜いて、
世界最大の企業となっていた。
食が石油を制した瞬間であった。
2015年の今も、アメリカ小売流通業は
「食品」を中心に競争が展開され ている。
ドラッグストアはコンビニもどきの売場をつくり、
ダラーストアも生鮮食品を強化する。
アマゾン・ドット・コムも
生鮮宅配「アマゾン・フレッ シュ」に力を入れる。
「食を制する者、流通を制す!」。
それがアメリカ小売産業の競争の本質であり、
それを証明することが
このテキストブックの目的であ る。
・・・・・・・・・・・・・・・・

その目次。

[Message of August]
「食を制する者、流通を制す!」

〈Prologue〉鳥の目で見るデータ分析
Ⅰ2015米国チェーンストア100の4大特徴
Ⅱ米国主要小売業の最新経営数値総括分析
4桁チェーンストアと成長率2桁企業/
粗利益率30%以上と経費率20%以下のチェーン/
「総資本回転率2.5回」×「経常利益率5.0%」

Walmart+Target & Costco Wholesale…
「食を制する競争」第3フェーズの勝者は誰か?

市場チャレンジャー戦略に徹するKroger

[食を制するコンテスト型企業スタディ集]
Publix Super Markets   
H-E-B Grocery              
Whole Foods Market           
Wegmans Food Market            
Trader Joe’s&Aldi            
WinCo Foods                
Sprouts Farmers Market    

商人舎magazine掲載の記事は、
Walgreen
CVS Health
そして、
企業別フォーマット&バナー総覧
米国チェーンストアPB全集

[特別寄稿]
英国オンライン食品市場と
「テスコ・ダークストアの秘密」
The UK Online Grocery Market and Tesco’s Darkstores
by ニック・マイルズ〈IGDアジア-太平洋地域マネジャー〉

今月号はすべて商人舎編集部の書き下ろし。
我が編集部、凄いパワーです。

それから巻末にイギリスからの〈特別寄稿〉。
寄稿者はニック・マイルズさん。
今年6月にロンドンを訪れた際に、
講演をしてもらって、
その内容を寄稿してもらった。
編集部の鈴木綾子が素晴らしい翻訳をした。

専門誌らしい内容。
絶品です!!

私は今号で、
アメリカのチェーンストアが、
「食を制する者、流通を制す」の闘いにあることを、
再発見しました。

そしてその第1フェーズ、第2フェーズ、
さらに第3フェーズの闘いを整理しました。

我ながら、
なかなかいい発見だった、
と考えています。

私が書いたのは、
Cover MessageとMessage of July、
それから〈鳥の目で見るデータ分析〉、
そしてWalmartとKroger。
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米国チェーンストアの経営数値は、
やはり鈴木綾子が中心となって、
編集部総出で調査集計。

秋のアメリカ視察研修などの際、
必須のテキストとなっています。

網の商人舎magazine掲載、
フォーマット&バナーと、
プライベートブランドの資料集は、
これまたほかにないもの。

必須の情報集です。

さて今日から2015年第33週。
8月に入って旧盆の週。

今週と来週の「2週間販促企画」は、
Weekly商人舎の日替り連載。

お盆商戦を迎えていますが、
「早仕掛け・早仕舞い・際の勝負」について、
あらためて書いてあります。

ご一読を。

さて広島と長崎の原爆の日が過ぎ、
日本中があらためて、
参議院で審議中の安保関連法案に関心を強めた。
内閣支持率も急減。

その関心が最高潮になるのが、
土曜日15日の終戦記念日です。

さらに九州電力は明日午前10時半に、
川内原子力発電所1号機を再稼働させる。

商売繁盛を願いながら、
仕事に明け暮れつつ、
社会的な問題には絶対に、
関心を失いたくないものです。

それが知識商人の在り方です。
ポリティカル・マーチャントでなければいけない。

どうにか平和がたがた平和秋刀魚焼く
〈日経俳壇より 池田市・鈴木みのり〉

サンマを売る側であっても、
平和を願い、平和を考え、
平和のために働かねばならない。

雲一つなき広島に水を打つ
〈朝日俳壇より 高松市・島田章平〉

これも、いい。
門火焚くアメリカより来る汝がために
〈朝日俳壇より 直方市・清水次男〉

国際交流はこんなところから。
それが平和のために働くということ。

商人舎周辺の緑が、濃い。
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プラタナスも青々としている。
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新田間川は満々と水を湛える。
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木陰は涼しい。
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お盆シーズン直前。
日本でも「食を制する者、流通を制す!」

セブン&アイ・ホールディングスと、
ファーストリテイリングの提携は、
柳井正さんが日本の食の王者セブン-イレブンを、
高く評価していることの証だ。

このお盆商戦も地域地域で、
「食を制する競争」が展開されている。

そのことを実感しつつ、
今週も、Good Monday!
〈結城義晴〉

2015年08月09日(日曜日)

ジジと8月9日[日曜版2015vol32]

ジジです。DSCN9907ー5

あついですねぇ。DSCN9908ー5
だから、ねてます。

目がさめても、しっぽだけ。
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きょうは、8月9日。DSCN9928-5

「なんでもない日」ではありません。DSCN9931-5

長崎原爆の日。20150809k0000e040176000p_size8

黙祷。DSCN9911ー5

甲子園ではベースボール。DSCN9918ー5

あついけれど、
元気です。
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イチョウは、あつさにも、まけない。
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すごいですね。
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でも、ちょっとだけ、
季節はかわった。
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夕焼け空。
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ちょっとだけ、
夏がうごいた。
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そうですよね、おとうさん。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2015年08月08日(土曜日)

お盆商戦・書き入れ時の「強さはコントロール力だ」

今日は立秋。
秋が立つ日。

しかし毎日毎日、書いている。
「今日は今年一番の猛暑」

そして今年のほんとうの猛暑は、
今日の立秋の日らしい。

気分だけでも、
立秋を味わいたい。

そして今日から、
大方のサラリーマンの夏休み。
最長は16日の日曜日までの9日間。

ゆっくり休んでください。

一方、小売業、サービス業は、
書き入れ時。

FIFA世界水泳選手権大会。
ロシアのカザニで開催中。
競泳ばかり目立つが、
シンクロナイズドスイミング、飛込、
ハイダイビング、水球、
そしてオープンウォータースイミング。
6競技75種目。

世界177の国と地域から、
オリンピックを超える規模で参加がある。
オリンピックは4年に1度、
こちらは2年に1度。

その世界水泳で、
金メダル二つ。

女子200メートルバタフライで、
星奈津美が金メダル。
そして女子200メートル平泳ぎで、
渡部香生子が優勝。

二人は来年のオリンピック代表も決めた。

おめでとう。

こうして世界一になる。
なみたいていの努力ではない。

われわれの店や売場は、
このお盆商戦の期間中にも、
世界一を目指したい。

世界一買い物したい店、
世界一働きたい店。

それを目指したい。

さて商人舎Magazineの、
Weekly商人舎に、
「週刊特別企画」を執筆。
セブン&アイとファストリ提携の
「神は現場にあり」

やはり結論はここに来る。

糸井重里の『ほぼ日』
巻頭言は「今日のダーリン」

糸井は大の野球ファン。
「一般的にファンが
ホームランやら、ヒットやらを
望むような場面で、ぼくはよく、
『フォアボールがほしいなぁ』と
願ったりしている」

通の見方だ。

ホームランを願わない
ということではない。

「フォアボールというのは、
コントロールの乱れである。
ぼくは、投手の強さを表すものが、
コントロール、つまり制球力だと思っている」

これは実は私も同感。

「意図したところに、
意図した速度や意図した変化で、
ボールを投げられること」
それがコントロール。

「そのためには、
ボールに力を伝えるときに、
自身の神経と筋肉を
制御できていることが必要である」

「どのように危機的な状況であっても、
じぶんを正確にコントロールできるということ、
これを強さと言わずして、
なにが強さだろうか」

この猛暑の中、
甲子園大会が始まって、
どんどん盛り上がっている。

投手がテレビに映っている。

それをちらっと見て、いつも、
私はこの投手の「強さ」を感じとろうとしている。

「弱くなっている投手には、勝ちやすい。
原因が精神的なものであるか、
肉体的なものであるか、どちらでも同じだ。
制御できていない相手は
与しやすいというわけだ」

もちろん自分の見方の投手も同じ。

そして糸井の結論。
「強さとは制球力だ」

「たった、それだけのことであるが、
けっこう野球観戦における
大事な視点だと思うのだ」

プロ野球観戦だけでなく、
高校野球も世界水泳も、
そして店を見るときにも、
まったく同じ視点が役に立つ。

「強さとは制球力だ」

「強さとはコントロール力だ」

「意図したところに、
意図した速度や意図した変化で、
ボールを投げられること」

「意図したところに、
意図した鮮度や価格で、
商品を提供できること」

「そのためには、
自身の神経と筋肉を
制御できていることが必要である」

この猛暑の中、
お盆商戦の書き入れ時に入っている。

「コントロールが弱くなっている店には、
勝ちやすい」

「制御できていない相手は
与しやすい」

「強さとはコントロールだ」

速い球もいらない。
大きな変化球もいらない。

自分らしい球を、
自分らしく投げることのできる、
コントロール。

それが書き入れ時の店のあり方だ。

「強さとはコントロールだ」

まったくその通りだ。
「神は現場にあり」

〈結城義晴〉

2015年08月07日(金曜日)

本田宗一郎「理念なき行動・行動なき理念」のご都合主義出し入れ

関東地方の連続猛暑日、
8日間に記録更新。

一番暑いのが群馬県館林市、
38度7分。

㈱とりせん本部のあるところ。
前原章宏会長、大丈夫だろうか。

ご自愛願いたい。

千葉市は38度5分、
熊谷市は38度2分、
東京都心は37度7分、
横浜も35度5分。

その横浜商人舎オフィスの階段。 DSCN9904-5

蝉の死骸。
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蝉は不完全変態をする虫だ。
卵から幼虫、幼虫から成虫。
これが不完全変態。

完全変態は、この幼虫と成虫の間に、
蛹(さなぎ)というプロセスがある。

蝉は7年間土の中、
地中に出て7日間。

こんな象徴的な言い方がされるが、
どうも、これは俗説で、
野外では1カ月ほど生きるらしい。

地下で生きる期間も、
3年から、長いものでは17年。

昆虫類では長寿に属する。
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しかし毎年毎年、
こんなによく死骸を見る動物もない。

合掌、しておこう。

さて今日は朝から、多摩川を超えて、
最高気温37度7分になった東京へ。DSCN9896-5

自由が丘も暑い。
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しかし、いつもの花屋は涼しげだ。DSCN9898-5
「monceau fleurs」(モンソーフルール)

フランスはパリの17区にモンソー公園がある。
その公園の一角のアパルトマンに誕生した花屋。DSCN9899-5
ときどき花も買うが、
通り過ぎるだけで気分がいい。

その後、35度5分の横浜・白楽へ。
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白幡身代り地蔵。

そして藤中整形外科。
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3カ月に一度の血液検査。

その後、横浜商人舎オフィス。

さらに横浜・関内へ。
今度はかんない眼科。

さらに大急ぎで、
36度7分の東京・新橋へ。

㈱ドゥ・ハウス社長の稲垣佳伸さん、訪問。
稲垣さんには月刊『商人舎』3月号で執筆いただいた。
「事実」観察日報マーケティングのススメ
もっともっと書いてもらいたいものだ。

今日は稲垣さんに、
㈱大寿社長の大野和夫さんを紹介。
大野さんは川崎で、
スーパーマーケットや外食店を経営している。
スーパーマーケットのOONOYAは、
ニッチな店として有名。

武蔵小杉東急スクエアには、
「大野屋商店」があって、
この店はユニークな食のセレクトショップ。

3人ですぐに意気投合。

その後、新橋で、
紀文食品の山本真砂美さんと合流。
山本さんにも、
昨年10月の月刊『商人舎』で、
「2014年末・2015正月商戦大作戦」を、
執筆いただいて大好評だった。

あまりの暑さと、
美味いビール、ハイボール、
そしておでんに、
写真を撮るのを忘れた。

恐縮。

さて、日本の優れた経営者が、
見直されている。

Harvard Business Review9月号は、
特集「稲盛和夫の経営論」。
「心をベースとする」経営哲学、
そして合理的アメーバ経営システム。

その融合。

一方、日経オンラインでは、
高原豪久ユニ・チャーム社長ブログ。
こちらのタイトルは、
「理念なき行動は凶器、
行動なき理念は無価値」
ホンダ創業者本田宗一郎さんの経営。

このタイトルを見て、
慌てて理念を口に出しても、遅い。

高原さんは本田イズムを4つあげる。

第一は「その人の心に棲んでみる」こと。

「幽体離脱したように相手の心に
『棲む』レベルを目指す」

本田は表現する。
「一瞬ではなく、どっぷりとつかる」

第二は「スピード」に対する意識。
本田のユニークな表現。
「時間を前向きに酷使する」
これは高原さんも言い換えることができない。
そこで「時間を前向きに酷使する」とだけ、
何度も繰り返す。

私は、いつも反対の言い回しを考える。
「時間を後ろ向きに浪費する」
本田が言いたいのは、
その反対だと考えれば、わかりやすい。

そして本田宗一郎の第三の言葉。
「仕事の苦労は自分のため。
でも結果が人を喜ばせるものでありたい」
これも深い。

最後に、ブログのタイトル。
「理念なき行動は凶器であり、
行動なき理念は無価値である」

本田宗一郎は、
理念も行動もどちらも必要だ、
と言っている。

それは稲盛和夫の、
心の経営&合理的経営と、
同義である。

高原さんは、
「人や組織が持っている『二面性』」という。

「理念なき行動」の提案・提起は多いし、
「行動なき理念」の檄や説教も数多ある。

凶器と無価値を武器にして、
それをご都合主義で出し入れする。
そんな経営者や上司、
そしてコンサルタントも、
この業界には多い。

これほど有害なものはない。

〈結城義晴〉

2015年08月06日(木曜日)

70回目の広島原爆の日、原民喜の「水ヲ下サイ」

70回目の広島原爆の日。
私たち日本人は、
この日を忘れてはならない。

そしていま、仕事に、商売に、
精を出さねばならない。

原民喜(はらたみき)。
広島で被爆した作家。

朝日新聞『天声人語』、
日経新聞『春秋』、
そして毎日新聞『余禄』、
全紙が原民喜を取り上げた。

その小説「夏の花」

「私は厠にいたため一命を拾った。
八月六日の朝、私は八時頃床を離れた。
前の晩二回も空襲警報が出、
何事もなかったので、
夜明前には服を全部脱いで、
久し振りに寝間着に着替えて睡った。
それで、起き出した時もパンツ一つであった。
妹はこの姿をみると、
朝寝したことをぶつぶつ難じていたが、
私は黙って便所へ這入った。

それから何秒後のことかはっきりしないが、
突然、私の頭上に一撃が加えられ、
眼の前に暗闇がすべり墜ちた」

「青空文庫」で、
誰でも読むことができる。

そして「永遠のみどり」

「彼はその晩、床のなかで容易に睡れなかった。
〈水ヲ下サイ〉という言葉がしきりと頭に浮んだ。
それはペンクラブの会のサインブックに
何気なく書いたのだが、その言葉からは
無数のおもいが湧きあがってくるようだった。
火傷で死んだ次兄の家の女中も、
あの時しきりに水を欲しがっていた。
水ヲ下サイ……水ヲ下サイ……
水ヲ下サイ……水ヲ下サイ……
それは夢魔のように彼を呻吟させた。
彼は帰京してから、
それを次のように書いた。

水ヲ下サイ
アア 水ヲ下サイ
ノマシテ下サイ…」

胸に響く。

忘れてはならない。

そして私たちは、
仕事に、商売に、
精を出さねばならない。

その原爆の日。
第97回全国高校野球選手権大会が、
甲子園球場で開幕。

鳥羽高校の梅谷成悟主将が宣誓。
「この100年、日本は
激動と困難を乗り越えて
平和を勝ち取った。
次の100年を担う者として、
8月6日の意味を深く胸に刻み、
甲子園で躍動することを誓います」

激動と困難を忘れてはならない。

そして私たちは、
自分の打ち込むことに、
邁進しなければならない。

今日は朝から東京・清水橋。
㈱伊藤園本社。

恒例の伊藤園大陳コンテスト審査会。DSCN9855-5
審査委員6人が参集。
左から伊藤園副社長の本庄周介さん、
社長の本庄大介さん、
副会長の江島祥仁さん、
『食品商業』編集長の竹下浩一郎さん、
そして松井康彦さん。
商人舎エグゼクティブプロデューサー。

10時きっかり、すぐに審査開始。DSCN9862ー5
6人の審査員が4つのコースごとに、
自分の選んだ作品に付箋を貼っていく。

桜大茶会の第一弾・第二弾コース、
それからリーフティバッグコース、
テーマ訴求コース。

そしてコースごとに、
最優秀賞と優秀賞を選ぶ。DSCN9870-5

決まりました。
最優秀賞。
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今回も全国から2万2534店の参加。
日本最大の大陳コンテストだ。

審査が終わると記念写真。DSCN9884-5

スタッフも全員、参加して写真。DSCN9889ー5

その後、江島副会長の部屋で、
抹茶などいただいて、情報交換。DSCN9891-5
東京は7日連続の猛暑日で、
記録更新中。

伊藤園の販売実績も好調で、
本庄さん、江島さんも笑顔。

日本の流通業界の動静、
各社の注目店舗、
アメリカの変化などなど話して、
時間はすぐに過ぎる。

その後、横浜商人舎オフィス。

気象予報士の常盤勝美さん来社。DSCN9893-5
商人舎Magazineの連載、
「常盤勝美の2週間天気予報」でおなじみ。
㈱ライフビジネスウェザー常務取締役。

常盤さんには、
この酷暑のことを聞いた。

来週には落ち着きそうだが、
それは伊藤園の人々にとっては、
どうなのだろう。
小売業の人々にとっても、
どうなのだろう。

いずれにしても私たちは、
仕事に、商売に、
精を出さねばならない。

常盤さんのウェザーマーチャンダイジングも、
新しい局面を迎えることになる。
ご期待ください。

暑いあつい8月6日。

終戦の夏、
原爆の日。

あのころ、もし、
伊藤園のペットボトルがあったなら、
どれだけの人が救われただろう、
癒されただろう。

そんなことを思った。

そして仕事に、商売に、
精を出さねばならないと思った。

合掌。

〈結城義晴〉

2015年08月05日(水曜日)

暑いあつい川越でヤオコー川野幸夫さんから「川野理論」を聞く

昨日の横浜の花火を見て、
気分よく飲み過ぎたらしい。
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いろいろな花火があって、
今また新しい演出が考案されているが、
私は線香花火のでっかいのが、
一番好きだ。
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ベーシックでシンプル。

何でも最後は、
それがいい。

横浜商人舎オフィスに出社して、
機関誌の原稿校正などする。

さらにWebサイト改善に関して、
㈱プラージュの谷ッ田一成さんと、
打ち合わせや提案などしていると、
あっという間に、昼となりにけり。

商人舎Magazineと公式ホームページ。
デザインや機能、使い勝手は、
常に改善・改革を試みる。

今年も9月初めには、
ちょっとだけ新しいバージョンになる。

それにしても暑い。

毎日新聞『余禄』が、
正岡子規の句を羅列。

大仏を見つめかねたる暑さかな

裸身の壁にひつゝくあつさかな
「はだかみ」が「かべにひっつく」ほどのあつさ。

上野から見下す町のあつさかな

すべて、明治26年の句。
「暑」を題とする句の量産。

新聞には取り上げられていないが、
まだある。

猶暑し骨と皮とになりてさへ

「なおあつし」と読む。念のため。

こういった肉体に関する句、
それでいて自虐的な句が、
子規はいい。

しかし「涼」の句も、実は多い。

すずしさや雲湧き起る海三寸

涼しさや嶋かたぶきて松一つ

涼しさのここを扇のかなめかな

しかしここでも、
肉体に関する句がいい。

すずしさの腸にまで通りけり

腸は「はらわた」と読む。

そんな暑さの中、
東急東横線、地下鉄新副都心線、
そして東武東上線に乗って、
横浜から川越まで。

と言っても現在、
これらは相互乗り入れで、
渋谷・池袋を経由して、
一本で繋がっている。

㈱ヤオコー本社へ。
川野幸夫さんのインタビュー。
DSCN9781-5
節目節目に
川野さんには話を聞く。

月刊『商人舎』創刊号は、
2013年5月だったが、
特集は「ニッポンCRM元年」。

ここでも川野さんにご登場願った。

このときの川野さんの、
ポイントカードに対する発言。
「ご存知のとおり、当初我々は、
やらないと言っていました。
それは、ポイントを付けなければ
お客様に来ていただけないような商売は
しないという考えからです。
20 年前のスーパーマーケット業界には
それほど競争はなかったし、
ポイントカードに頼ると
腕を磨かなくなってしまうので
必要がなかったのです」

今でも基本は変わらない。

「しかし、生活が個性化、多様化、
高度化した現在、
お客様のことを知らないと
的確な対応ができなくなってしまいました。
それでカードを導入することにしたのですが、
カードを発行するにあたって
ポイントを付けざるを得ないので、
ポイントカードになったのです」

私はこの言葉をとって、
インタビューの見出しを付けた。
「お客様のことを知らないと
商売はできない」

今回も、あの時同様、
存分に「川野理論」を展開していただいて、
大満足。

日本のスーパーマーケット産業では、
経営者自ら理論を構築する。

凄いことだ。

もちろんアメリカでも、
ホールフーズのジョン・マッケイが、
「コンシャス・キャピタリズム」という、
すごい理論書を書いているけれど。
これは月刊『商人舎』2015年1月号。

日本の一番最初は「北野理論」。
関西スーパーの故北野祐次さんが、
本格的なスーパーマーケットづくりにおいて、
実践を通じて理論構築をした。

このとき、当時の㈱商業界『販売革新』誌が、
大いに貢献した。

一番の功労者は高橋栄松さんだ。
当時の編集長。
私もお手伝いした。

そして次は「荒井理論」。
これも㈱商業界『食品商業』誌上で、
サミットの荒井伸也さんが、
自分で執筆して、理論構築。
私がその担当編集者だった。

そして北野理論、荒井理論をベースに、
いま、現代化されつつあるのが、
「川野理論」。

私はそう思う。

その私も、川野さんの考え方や経営に、
随分と影響を受けている。

コンテスト型競争時代の、
結城義晴の「ポジショニング戦略」。

これは川野さんの考え方と同期している。

その「川野理論」の詳細は、
月刊『商人舎』9月号に掲載。
DSCN9852-5

楽しみにしていてください。
必読です。

それにしても、川越も、
骨身にこたえるくらい暑かった。

川越や見下す町のあつさかな
なんちゃって。

〈結城義晴〉

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