結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2014年09月03日(水曜日)

安倍晋三第二次内閣改造と「ミスター牛丼」安部修仁退任

月刊『商人舎』9月号。
責了しました。
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特集一本主義のその特集は、
Overview of the US Retail Industry
[商人舎特別編集]
2014アメリカ小売産業ダイジェスト

1977年に私が㈱商業界に入社して、
『販売革新』誌に配属されたころ、
あの雑誌には表紙に、
言葉が書かれていた。

読者はまず、それを読んだ。
それから目次に目を通し、
次に巻頭言をむさぼり読む。

月刊『商人舎』も同じ構造。

表紙の言葉はCover Message。

American Dream。
今では若干、
その効用が薄れたかもしれない。
しかしUSリテール・インダストリーは
世界最高峰のレベルにある。
彼の国の個人消費はGDPの7割を占める。
アメリカが世界最先進の消費大国であることは
論を待たない。
小売産業は、米国社会の進化を
その競争とイノベーションによって
しっかりと支えている。

そのUS Retail Industryを
俯瞰し、分析する特集。

2014の秋にアメリカを視察訪問する人々、
あるいは彼の地の土を踏まなくとも
自分の仕事をイノベートしようとする
ナレッジ・マーチャントたちに贈ろう。

合言葉は、
「Change! Or, Die!」。
よろしく

月刊『商人舎』は年極購読だけれど、
この号だけ単品売りをします。
本体価格は1500円。

特別号で、増頁。
フルカラーの56ページ。この秋、アメリカに、
勉強に行く人のために。

これを読んで、
彼の地を訪れるだけで、
業態の全体像がわかる。

お奨めします。
読んでください。

さて今日は、来客多し。
午前中に小泉潤一さん。
マイクロストラテジー・ジャパン㈱、
アカウントエグゼクティブ。
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9月12日金曜日に、
京都でセミナーを開催する。
2014リテール・エグゼクティブ・サミット。

私は基調講演と、
パネルディスカッションのコーディネート。

その丁寧な打ち合わせ。

アメリカとオーストラリアから、
トップマネジメントが来日して、
講演をし、パネルに参加してくれる。

日本からも特別のパネラーが参戦。。

実に面白い内容になります。

さて今日は、
第二次安倍晋三内閣の組閣。

何はともあれ、安倍さんには、
日本全体が元気になる政治を、
展開してほしい。

政権を委ねたからには、
最良の政治をしてもらうことに、
私は期待する。

さて日経Web刊に、
「さらば、吉野家」の記事。
サブタイトルは、
「ミスター牛丼、最後の独白」。

吉野家社長の安部修仁さんが、
8月31日で退任。

吉野家ホールディングス会長職には、
とどまっている。

この独白は、
安部さんの人生が語られている。

高校卒業後に、
故郷の福岡県から上京。
ミュージシャン志望。

しかしたまたまバイト先が、
賄い付きの吉野家だった。

安部さんには、
㈱商人舎発足の会の、
発起人になっていただいた。

郷里も私と同じ福岡。

アルバイトで入った吉野家で、
安部さんはぐんぐん頭角を現し、
店長、スーパーバイザーと階段を登る。

そしてアメリカに留学している最中の1980年、
吉野家は会社更生法の適用申請。
急遽戻って、取締役開発部長として、
1987年、更生計画を終える。

その後、1992年、
42歳で代表取締役社長就任

以後、22年間、吉野家経営をリード。

「ミスター牛丼」の愛称は、
安部さんにぴったり。

この間、2003年には、
米国牛肉のBSE問題で、
またしても苦難が降りかかるが、
このときも豪州産牛肉に調達を切り替えたりせず、
牛丼の販売中止という前代未聞の決断。
「牛丼のない吉野家」で2年半辛抱。
「豚丼」などメニュー開発で乗り切る。

このとき私は、商業界社長で、
2月ゼミナールに安部さんをお呼びして、
講演をしてもらった。

逆境に強い安部修仁に、
私は感動した。

さらに安部さんの最後の仕事は、
吉野家の「うまい・安い・早い」のうち、
「早い」の軌道修正。

「牛すき鍋膳」の売り出しだ。

「『早い』はなくなるわけでありません。
クイックサービスは維持・継続するし、
高めていきますよ」。

「おいしくて、リーズナブルで安い商品を、
ゆっくり食べるというお客様が
吉野家に求める価値」。
それを『うまい・安い・ごゆっくり』と表現。

女性やシニアにも支持されて、
大ヒット商品になる。

64歳の安部さん。
自分でも表現しているが、
ここで「カッコマン」で、退任。

「最近の人手不足への対策に
奇手はありません」

「でも、社員もパートもアルバイトも
働くことに意義が感じられたり、
企業風土に誇りが持てたりするということが
大事ではないでしょうか」

今、吉野家ホールディングスには、
讃岐うどんの『はなまる』、
ステーキの『どん』、
すしの『京樽』などがある。

安部さんは語る。
「それぞれの分野でトップになってほしい。
トップになるというのは
価値や存在感でということです。
規模で一番というわけではありません」。

ずいぶん変わった。

故渥美俊一先生は、
かならず規模で一番になれ、と叱咤したはず。

「お客様に『あそこが一番いい』、
従業員に『ここが一番働きやすい』と、
思ってもらえるような、
ステークホルダーそれぞれが
一番に感じられるということです」

これはドキドキ・ワクワクと同じこと。
お客さんがニコニコする商売、
働く人がニコニコするビジネス。

まだまだ、
何かやりそうな安部修仁。
64歳。

そして、
やってもらわねばならない安倍晋三。
59歳。

今日はアベさんの日だった。

〈結城義晴〉

2014年09月02日(火曜日)

誕生祝いの言葉に感謝しつつ、電通での講演とネットスーパー評

今日は、私の62回目の誕生日。

ずいぶん多くの皆さんから、
「おめでとう」の言葉をいただいた。

心から感謝して、
お礼申し上げたい。

facebookでも、
メールでも。
手紙でも。

西端春枝先生からは、
『致知』の誌上対談の記事が、
送られてきた。

お元気で何より。

これもうれしい。

すべてのお祝いや励まし。
ひとこと一言かみしめて、
心に刻みます。

しかし「体に気をつけて」だとか、
「無理をしないように」だとか、
そういった気遣いの言葉が多くて、
なんだか出征してゆく兵士のような気分になった。

ありがたく頂戴いたします。
ありがとうございます。
頑張ります。

無茶はせず、
無理をする。

まだまだ、このくらいの心持ちで、
前を向いてずんずん進んでいきます。

よろしく。

さて今日は、
午前中、横浜商人舎オフィス。
実は昨日が締め切りだったが、
それが伸びてしまった。

デザイナーさん、印刷所、
皆さんにご迷惑をかけつつ、
発行はきちんと守られる。

内容はその分だけ、
こってりとしたものにしなければいけない。

頑張ります。

ちょっと無理をしてでも。

午後は、東京・汐留。
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電通本社ビル。
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恒例の講演会。
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入口のモニュメント。
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35階に上がると、
ベイエリアが美しい。
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午後1時半から3時まで。
今日はきっちり話しました。

電通社員が聴講者。

社内募集して、
すぐに定員が埋まり、
キャンセル待ちが出た。

立ち見も出て、
120人ほどで盛況。

テーマは、
「グローバル・チェーンストアの
最新動向とポストモダン戦略」

欧米と中国、日本のチェーンストア動向を、
一気呵成に語りきった。

ご清聴を感謝したい。

電通の皆さんは、
社内イントラネットで見ることができます。

こちらもご清聴をお願いします。

毎年、夏が終わって、
9月の頭に電通の講演。

もうOBとなった土井弘さんのお導きで、
この機会をいただいて、
5年ほど続けてレクチャーしている。

担当の望月裕さん(左)と中谷俊介さん。
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望月さんは電通総研のプランニング・ディレクター。
ビジネスクリエーションセンターのシンクタンクグループ。

中谷さんは綜合データソリューションセンターの、
ナレッジ・マネジメント部マーケティングスーパーバイザー。

ときどき名称が変わるが、
仕事自体はそう変わらない。

お二人、口をそろえて言う。

それから聴講に来てくれたのが、
この人、渥美俊英さん。
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わかる人には、わかるでしょう。
故渥美俊一先生のご長男。

㈱電通国際情報サービスの
エグゼクティブプロジェクトディレクター。

社団法人クラウド利用促進機構運営委員でもある。

俊英さんは大活躍中。
昨日も北海道大学で講演してきたとか。

今年59歳。

私とほぼ同年で、
長い付き合いになる。

俊英さんに、
世界のチェーンストアの話を聞いていただいて、
私は嬉しかった。

ありがとう。

電通を辞して、
すぐに横浜商人舎オフィスに取って返す。

そして夕方、
横浜駅前のベイシェラトンホテルへ。
8階の和食「木の花」。

乾杯をして、
打ち合わせをして、
食事が始まったら、
赤飯が出てきた。
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さらに刺身をいただき、
寿司を握ってもらい、
赤だし味噌汁を楽しんで、
最後に、ケーキ。
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ローソクまでついていて、
一息で吹き消した。

第一屋製パン㈱会長の細貝理栄さんと、
常務取締役の細貝正統さん。
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ありがとうございました。

第一屋製パンは、
トヨタ生産方式を導入して、
目覚ましい成果を上げている。

そんな話も聞きながら、
楽しい会食となった。

さて、私にとっては嬉しい誕生日。
いつものように母と父に感謝したい。

誕生日はそんな日だと考えている。

その一方で、訃報。

松岡康雄さん、76歳。
まだまだ若い、残念。

私は、松岡さんが、
ダイエーの物流部長の頃、
初めてお会いしてインタビューした。

その後、㈱セイフー社長、
㈱ダイエーコンビニエンスシステムズ社長・会長。
この会社が現在のローソン。
その後、日本フランチャイズチェーン協会会長就任。

心よりご冥福を祈りたい。

もうひとつニュース。
日経新聞に、
「ネットスーパー、住商撤退」の記事。

昨日、住友商事が、
「ネットスーパー事業をやめる」と発表。

理由は、配送コストを吸収できないため。

至って簡単。

投資をしても回収できない。

「いまだ黒字化の見通しは立たない。
今後どれだけ我慢を続けられるか……」

「売れば売るほど赤字が広がる」

悲痛な声が上がる。

食品の宅配ニーズは確実にある。
しかし問題はコスト。

日本のネットスーパーは、
一般的に「店頭価格と同じ」。

これでは、「宅配箱に商品を詰め、
顧客宅に届けるコストが、
店頭販売よりも余分にかかる」。

「首都圏では一定額を超えた注文は、
無料で配送する例が多い」

顧客が店にやって来て、
商品を選んで買物して、
現金を払って、
自分で袋詰めして、
持って帰ってくれる。

これをキャッシュ&キャリーという。

ありがたい商売です。

それを店側、業者側が、
全部、引き受けて、
料金が同じでは、
これは理屈が合わない。

店に買い物に来てくれる顧客には、
もっともっと安く売らねば不公平だ。

住商のネットスーパーは、
1年間に10億円超の赤字。

事業からの撤退は、
正しい判断だろう。

記事にはセンターからの配送方式で、
トラックの移動距離が長くなり、
コストがかさむと指摘されている。

さらに生協も含めて、
10事業者以上が宅配事業で競合するとも、
書かれている。

特別のイノベーションか、
あるいは独占状態にでもならない限りは、
ネットスーパーの利益はあがりにくい。

矢野経済研究所の見通し。
2012年度のネットスーパー市場は940億円。
今後5年で2.5倍超。

新宿のショッピングセンター丸正総本店が、
移動スーパー「とくし丸」を始めた。

こちらは、地域の提携スーパーマーケットから、
個人事業主が商品を調達して、
冷蔵庫付き軽トラックで巡回して販売する。

個人事業主は約300万円を自己負担。
丸正はこれを直営で展開している。

商品の粗利益率は28%が想定され、
売れ残った商品は店に返品可能。

これは採算に乗る。

ネットスーパーと移動スーパー。

運営方式はまったく違うが、
はじめから投資回収が難しい事業を、
ビジネスチャンスがあるからと考えて、
試みても上手くはいかない。

ネットスーパーは、
イギリスのテスコが大成功させている。

テスコ・ドット・コムと、
テスコ・ダイレクト。

今日の電通の講義でも、
このテスコの戦略にはちょっと触れたが、
余分なことや無駄なことをしないのが、
テスコの「シンプル経営」。

トヨタ生産方式も、
余分なこと、無駄なことを、
徹底して省いていく。

これは学びたい。

人生もシンプルが一番。

いくら忙しくても、
シンプルに頑張っていれば、
苦にはならない。

今日のたくさんのお祝いと励ましの言葉、
みな、シンプルだった。

ありがとうございました。

〈結城義晴〉

2014年09月01日(月曜日)

二百十日に9月の商人舎標語発表「Change! Or, Die!」

Good Monday! Everyone!
[2014vol34]

2014年第35週です。
そして今日から9月。

キリのいい週です。

9月からが今年の後半戦に入る。
そんな気分がぴったり。

なぜかと考えると、
ひとつには学生気分がずっと残っているから。
4月に新学期が始まって、
9月から2学期、または後期。

ふたつには企業の決算期の意識。
これも3月あるいは4月から始まって、
9月からは、下期。

9月・10月・11月・12月。
この4カ月を一気呵成で突っ走れば、
あとは総まとめというか付け足しというか、
年を越して1月2月、そして3月。

やはり日本人は、
1年間を3期に分けて、
生活している。

そんなことを、
9月1日だからこそ、
展望してしまいます。

さあ、後半戦に向かって、
頑張ろう。

私の12月までのスケジュール。
毎月、10日に月刊『商人舎』を発刊します。
だから月末は原稿締切。

それから9月はハワイビギナーズセミナー。
今週木曜日4日から8日まで。
それ以外に9月には講演が7回も入っています。

10月は頭に、
商人舎ミドルマネジメント研修会。
9月30日・10月1日・2日。
そして4日から22日まで渡米。

この中で、15日からが、
商人舎USA研修会Specialコース。
テキサス州とニューヨーク。

サン・アントニオ、オースティン、ダラス、
そしてマンハッタン、ニュージャージー。

経営幹部のための、
経営戦略編。

商人舎USA研修会は、
これで18回目となる。

現在、募集中です。

10月の渡米は19日間ですが、
その間に5日間、
自分の時間がある。

そこで自由に動きます。
これは楽しみ。

11月は2日から21日まで、アメリカ。
三つの視察研修会を、
間をおかずコーディネート。

10月と11月は、
アメリカにいる時間の方が長い。

ずっとホテル暮らしだし、
食事も洋風中心となるし、
体調は管理できるか、
精神状態は維持できるか。

まあ、困難な状況が、
嫌いではないので、
楽しい今年後半になりそうだ。

さて9月。
販促計画は、
商人舎magazineの
weekly商人舎日替わり連載
「今週の販促企画」に掲載。

今日は9月1日。
二百十日。

立春から数えて210日目にあたる。
台風や大風が吹く季節。

二百十日馬の鼻面吹かれけり
〈『文人俳句歳時記』(1969年) 高田 保〉
馬の顔は長い。
馬はおとなしい。

その長い長い鼻面が、
二百十日の大風に吹かれている。

ひらひらと猫が乳呑む厄日かな
〈『新歳時記・秋』(1989年・河出文庫)秋元不死男〉

「厄日(やくび)」は二百十日のこと。
このころは稲の開花期にあたる。
だから農業に携わる者は、
台風はもとより、
激しい風雨を嫌う。
そこで二百十日は「厄日」となる。

外は台風か、
激しい風と雨か。

そんな時、
家猫と二人、
家の中。
猫が舌をひらひらさせて、
ミルクを飲む。

それを見ている。

今日も横浜は雨です。
風は吹いていないけれど。
〈今日の俳句は「増殖する俳句歳時記」より〉

今週も忙しい。
毎週言っているけれど。

今日は本当に、
最後の最後の締め切り。

1977年4月から私は、
この締め切りと対峙しながら生きてきた。

その2014年9月の締め切りが今日。

明日は、午後から、
毎年恒例の電通の講演。
電通社員が集まってきて、
世界のチェーンストアの動向を学んでくれる。

1日おいて、
木曜日の4日から、
ハワイはオアフ島。

第17回目の商人舎USA研修会。

ハワイでもアメリカ小売業を学ぶことができる。
そのホスピタリティを検証することができる。

アメリカ小売業ランキング。
第1位ウォルマート。
ハワイ州に11店。

第2位クローガー。
この会社だけ、ハワイにはない。

第3位コストコ。
ハワイでシェアNo1の小売業。
世界レベルの繁盛店がある。

第4位ターゲット。
ウォルマートの対極にあるライバル。

第5位ホームデポ。
世界最大のホームセンター企業。
これもハワイにある。

第6位ウォルグリーン、
第7位CVSケアマーク。

どちらも世界トップのドラッグストア。
これらもある。

第8位はロウズ。
ホームデポのライバル。

第9位はアマゾン・コム。
店はないけど、ネット網は、
張り巡らされている。

そして第10位セーフウェイ。
アメリカ第2のスーパーマーケット。
日本に進出してきて、
今、サミットになっている会社をつくった昭和38年、
ハワイにも進出して、
いまやアメリカ本土のセーフウェイよりいい。

なぜか。

それはハワイ・ビギナーズコースで、
現地を見ながら解き明かす。

そのうえ、ホールフーズ・マーケットがある。
これにトレーダー・ジョーがあれば、
やがてカリフォルニアよりも、
ハワイの方が楽しめるし、
勉強もできるポイントとなるかもしれない。

ローカルチェーンも、
タイムズ・スーパーマーケットと、
フードランドがある。

一つだけ実に残念なことがある。
日本の経営者たちが懇意にしていただいて、
大いに学ばせてもらったスターマーケットが、
2009年に全店を閉鎖、売却してしまっていること。

スターマーケットのオーナーは、
フジエキ・ファミリーだった。
1927年に最初の店舗をオープンし、
その後、12店舗まで店数を増やした。

しかし2009年には中心のカハラ店が、
ホールフーズに変わり、
ほかの店はタイムズに売却。

一方のタイムズは1949年、
沖縄移民二世のAlbert and Wallace Teruyaによって、
第1号店をスタートさせて、
現在はハワイの3つの島に20店舗を有する。

関西スーパー創業者の故北野祐次さんは、
昭和42年、初めてハワイにわたって、
スーパーマーケットの勉強を開始した。

フジエキさんをはじめ、
多くのハワイの経営者や幹部から、
指導を得て、関西スーパー方式をつくりあげた。

このときに北野さんは、
タイムズの店長に言われたことを、
終生忘れなかった。
「食べるものだけ売るのが、
スーパーマーケットだよ」  

これが、北野さんの原点となった。

そんなハワイの小売業。
日系人が活躍し、
今も、日本人を快く迎えてくれる。

今週後半は、
そのハワイで学ぶ。

最後に今月の商人舎標語。
月刊『商人舎』の巻頭言、
〈Message of September〉
Change! Or, Die!

年商4740億ドルのウォルマートから、
たった2店舗のドロシー・レーンまで。
Take care of customers and associates!
顧客と従業員に配慮せよ。

ウェグマンズも、
ホールフーズ・マーケットも。
カスタマーサティスファクションと、
エンプロイー・サティスファクション。

クローガーも、
トレーダー・ジョーも。
顧客満足と従業員満足。
すなわちドキドキ・ワクワク・ニコニコ!

しかしその一方で、喉を掻き切る競争、
カットスロート・コンペティション。
あのセーフウェイまで買収され、
倒産分割統治状態のアルバートソンと統合される。

そしてアメリカ小売業は、
寡占から三占、やがて複占へ。
強い者ばかりの高度な競争へ。
自らの立ち位置を鮮明にした競争へ。

つまりレース型競争から、
コンテスト型競争へ。
物真似・猿真似競争から、
ポジショニング競争へ。

その競争の焦点は、Retail is Detail.
小売りの神は細部に宿る。
だから虫の目が必要だし、
鳥の目、魚の目が必須だ。

しかし勝利の方程式は、
イノベーションにしかない。
すなわち自ら、変われ!
Change! Or, Die!

店は客のためにあり、
店員とともに栄える。
そのために、自ら、変われ。
変われなければ、死ね。

〈By Yosiharu Yuuki〉

9月1日から、
年末12月31日まで、
突っ走ろう。
死ぬ気で、
疾駆しよう。

Change! Or, Die!

では、今週も、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2014年08月31日(日曜日)

ジジと夏の終り[日曜版2014vol36]

ジジです。
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ねむい。
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夏のつかれ?
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ボクはそんなに、
つかれては、
いないはずですが。
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それでも、
つかれが、
のこっている?
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でも、ちょっと、
かわってきた。
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なにかが、ちがう。

セミの声が・・・・。
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空も・・・・。
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ちょっと、
そとに、
でてみましょう。
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やっぱり、
空がかわった。
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もっと、街のなかを、
あるきたい。
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きもち、いい。
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さかみち。
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草。
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窓。
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いろいろなものが、
かわってきた。
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においも、
ちがう。
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お花も。
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ジャスミン。
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あつさは、さった。
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お花もみずみずしい。
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ピンクの花と白い花。
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ムラサキの花。
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今日まで8月。
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あしたから9月。
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あつい夏でした。
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おつかれさまでした。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2014年08月30日(土曜日)

イオン・イトーヨーカ堂「野菜大放出」と立教「名物授業再現」

ずいぶん涼しくなった。

夏の高校野球といえば、
甲子園の硬式野球だが、
第59回全国軟式野球選手権大会も熱い。

準決勝。

中京高校(東海・岐阜)vs崇徳高校(西中国・広島)。

ひとつの試合が3日目に入って、
45イニングを消化したが、
0対0。

見事。

みたび、サスペンデッド・ゲーム。

気候は幾分、
涼しくなったけれど、
あつい熱い闘い。

丸坊主にしていない投手は、
やや華奢な体つきながら、
なぜか新鮮な印象を振りまく。

最後はどうなるか。

明日、9回まで闘って、
決着がつかなければ抽選だとか。

楽しみだ。

結果しか見ることはできないが。

さて今日明日と、
イオンとイトーヨーカ堂が、
野菜の安売り。

各紙が報じた。

天候不順で、
入荷量が減った野菜。
当然、相場が急騰。

そこで両社は、
上半期の最後の2日間に、
野菜のセールを大々的に行う。

イオンは、
「決算謝恩特別企画」

総合スーパ-のイオンリテールや、
各地のスーパーマーケット・マックスバリュ、
傘下の地方スーパーマーケット企業。
約1500店のグループを挙げての展開。

もともと8月最後の2日間に、
青果・鮮魚・精肉の大放出の予定だったようだが、
野菜の高騰で、それを強調することになった。

20~30品目を、
先週の平均売価よりも2割~5割安。
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通常の1.5倍の3000トンを売る。

セブン&アイではイトーヨーカ堂161店。
ヨークベニマルやヨークマートでも、
店頭では実施されているのかもしれないが、
ホームページや新聞への露出はない。

イトーヨーカ堂は10品目で、
2.5割~6割引き。
2000トンになるとか。

玉ねぎ1個59円を29円(5割引き)、
長ネギ1本79円を58円(2.5割引き)、
トウモロコシ1本129円を95円(2.5割引き)など。

これが広報資料

野菜が高騰。
そこで割引販売。

このタイミングと意思決定の速さ。

そしてそれを日経新聞をはじめとして、
メディアを使って告知。

ローカルチェーンも地元メディアを駆使して、
こういったセール展開をすべきだろう。

大手しかできないことではない。

さて私は今日、
夕方から東京・池袋。
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立教大学。
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本館の上に広がる空は、
もう秋だ。

中庭の銀杏の木も、
いつものように迎えてくれる。
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今年の3月まで、
私の研究室があったマキムホール。
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ここで猪股信吾さんと待ち合わせ。

そして10号館の教室へ。
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立教ビジネスデザイン・フォーラム2014。

今年の副題は、
「立教の名物授業を再現」
4人の元教授、1人の新任教授が出講。

13:30 ~ 15:00
新任の瀧澤哲夫さん(消費者行動論)
〈滝澤さんはなんと、亡くなったあのロバート鈴木のパートナーだった〉
15:15 ~ 16:45
簗瀬允紀さん(ブランドマーケティング)
五味紀男さん(産業論)

17:00 ~ 18:30
結城義晴(サービスマーケティング)
高山昌茂さん(会計学)

私はパワーポイントを使って、
90分講義。
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卒業生や現役生、
まぜこぜの受講生。
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リラックスして語ることができた。

レジュメも簡単なもの。
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それでもだんだん熱を帯びてくる。
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楽しい講義だったが、
最後まで終わらず、
続きは来年の「名物講義再現」の場で。

ご清聴を感謝しておこう。

その後、第一食堂。
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ハリー・ポッターに出てくるような食堂。
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19:00~20:00 懇親会。

亀川雅人教授の開会の挨拶、
山中伸彦准教授の乾杯の挨拶。

そして懇親。

その後、講師が一言ずつ、
あいさつした。
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私はいつものように、
社会人大学院なのだから、
「本業の仕事もがんばれ!」と、
エールを贈った。

最後に結城ゼミOB・OGと写真。
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いつもいつも、
参加して盛り上げてくれる。

猪股さんは、
このフォーラムの企画委員。

お世話になった。
ありがとう。

帰りに目に留まった本館も、
実に美しかった。
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ああ、8月が終わっていく。
夏が過ぎていく。

軟式野球準決勝の中京と崇徳。
野菜大放出のイオンとイトーヨーカ堂。

ここでは、まだ、
最後の最後に、
夏が粘っている。

ガンバレ!!

誰に言うともなく、
元気づけた。

〈結城義晴〉

2014年08月29日(金曜日)

オリックス宮内義彦「クオリティ休暇」と巨泉×前武「仕事と遊び」

9月3日の安倍晋三改造内閣の組閣に向けて、
最後の調整。

とうとう石破茂自民党幹事長が、
入閣を受諾した。

石破さんは安倍総裁の対抗馬として、
入閣は敬遠していた。

しかしどうも、
安倍寄りの風向きを変えることはできず、
ここは対抗軸としてではなく、
協力態勢を築いて、
挙党一致の方向性を出さざるを得ないようだ。

第1次安倍内閣は2006年9月7日から。
翌2007年8月27日に改造内閣をつくるも、
9月26日、退陣。

福田康夫内閣に交替した。

その1年後、2008年9月24日、
麻生太郎内閣発足。

さらに1年後、2009年9月16日、
民主党政権の鳩山由紀夫内閣。

9月は政変や組閣の時期だ。

鳩山内閣はまたしても1年もたず、
翌年の2010年6月8日、
菅直人内閣が発足し、
2011年3月11日、東日本大震災。

その年の9月2日、
野田佳彦内閣発足。

野田さんは第3次改造内閣まで粘ったが、
2012年12月26日のクリスマスの翌日、
安倍晋三第2次内閣となる。

こうして最近の日本国の内閣を見てくると、
安倍内閣、よくもった。

それ自体が評価すべきことで、
右翼的な政策や言動を別にすれば、
次の改造内閣にも、
期待しなければならない。

くるくる内閣総理大臣が変わった時代。
まずその状況から脱して、
長期政権をつくって、
一貫した政策をとってほしいと、
国民が望んだ。
安倍内閣はそれだ。

しっかり仕事してほしい。

そしてこの推移を俯瞰すると、
石破幹事長の入閣も、
妥当な選択ということになる。

好き嫌いやイデオロギー抜きに、
突き放してみると、
そういうことになる。

昨日ずっと、
タイ小売業協会の仲間たちと一緒だったが、
彼の地では、今年5月22日に、
軍事クーデターが起こった。

もちろん新政権は、
経済やビジネスに対して、
できるだけ滞りなく、
政局を動かしているし、
サラワニー女史も、
そのことを強調していた。
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彼女はタイ産業振興省ディレクター、
日本でいえば参事官。

一行は、今日・明日と流通視察をつづけ、
日曜日に京都を観光して帰国する。

無事の帰国を祈りたいし、
これからの交流を約したい。

さて、日経web刊の経営者ブログ。
宮内義彦オリックスシニアチェアマン。
「クオリティー休暇を目指そう」のタイトル。

こう、始まる。
「8月も、もう少しで終わりです。
皆様方は夏休みを楽しまれたでしょうか」

宮内さんは、夏の休暇を、
「期間の長短ではなく、
肉体的、精神的に休養できたかという
クオリティーに重点を置くべきだ」と考える。

そして、「日本人は働きすぎ」という通念を否定する。

欧米の第一線のビジネスマンや経営者。
「いやあ、彼らは働くべき時は実に驚くほどよく働く」。

休暇の累積日数。
「日本は『休日多量国』です」と指摘。

日本の祝祭日は年間15日。
先進国中、最多。

ここに「山の日」が加わって、
来年からは16日。

イギリスは8日、
ドイツとフランス、アメリカは10日。

日本人の休暇への不満は、
期間や時期ではなくて、
「クオリティーに原因がある」。

それが宮内さんの主張。

「例えば夏休みの間に
『話題のビジネス書を読もう』とか
『勉強をしよう』と思われている方。
立派だと思いますが、それは本来、
日常の働いているときにすべきことなのでは?」

その通り。

「休暇と仕事が混在していてはいけない。
非日常的なことを通じて
気持ちをリフレッ シュする。
気力を回復させる。
これが休暇の目的」

以って自戒とすべし。

私のことです。

しかし私は切り替えが早い。

仕事の合間に、
非日常をすべり込ませて、
リフレッシュする。

宮内さんは言う。
「休暇の時は仕事を一切忘れて
きっちり休んだほうがいい」。

安倍政権は6月に、
「ホワイトカラー・エグゼンプション」政策を出した。

時間ではなく、成果で測る。
そんな働き方の仕組みの導入。
2016年春をめどにしている。

これに宮内さんは、
「大賛成です」。

ただし今回は、
「年収1000万円以上の高度専門職に限定」。

これも安倍さんらしいと言えば、らしい。
私が気に入らないところだが。

宮内さんは述懐する。
「人生にとって時間ほど
無駄にしたくないものはありません」。

これには反対のしようがない。

だから「良い休暇は
良い仕事の運び方から生まれる」。

ちょっと理想的過ぎるか。

坂口安吾や太宰治は、
こんな発言はしない。

人間、いつもいつも、
理想を追い求めて、
しかしそれがかなわない。

私の場合、夏休みに関しては、
小学校のころから、
それがずっと続いている。

だから私は宮内さんとは反対の人生。

何しろ、
結城義晴の毎日更新宣言ブログは、
毎日。

宮内さんの経営者ブログは、
隔週金曜日。

これでは私は、
休暇と仕事を区別しようがない。

だからブログは、
仕事ではない、と考える。

むかし昔、
大橋巨泉と前田武彦が、
ともに全盛のころ。

二人で番組をつくったりもした。
「巨泉×前武のゲバゲバ90分!」
懐かしい。

1969年から1970年。

巨泉はガッハッハ、
「遊びを仕事にする」と言い放った。

ゴルフ、フィッシング、麻雀、
自分の趣味や遊びを、
何でも番組にした。

前武は「仕事を遊びにする」と賜った。
実に楽しそうに、司会の仕事をしていた。

しかしどちらも、
仕事と遊びを結びつける作業。

宮内さんの仕事と休暇の切り分けとは、
また全く違う。

休暇と仕事。
遊びと仕事。

あなたはどう、考えるだろうか。

昨日、あるスーパーマーケットのバイヤーから、
メールが入った。

「休暇が取れたので、
ストアコンパリゾンをやりたいのですが、
結城先生のお奨めを教えてください」。

彼の場合、仕事は遊びではない。
だから巨泉派ではない。

仕事と休暇を、
完全に切り離してもいない。
だから宮内派でもない。

彼は休暇の中で、
仕事の一部のスキルを楽しんでいる。

とすると、前武派。

店を見るという仕事の要素を、
遊びのような楽しいものとする。

ん~、知識商人は、
もしかしたらみんな、
前武派かもしれない。

だとすると一番、
お金持ちになる可能性は低い。

私を含めて。

以って自戒とすべし。

〈結城義晴〉

2014年08月28日(木曜日)

タイ小売業協会面々の関西流通視察に同道した長い一日

「コンビニエンスストアの
商品・サービスは
全部そろえる」。

日経新聞の『ニュース一言』。
岩崎高治さんが発言している。
㈱ライフコーポレーション社長。

「その上で価格の安さ、
品ぞろえの豊富さで
選ぶ楽しみを提案し、
20~30代の消費者を
スーパーマーケットに振り向かせる」

正しい。

コンビニへの対抗策として。

公共料金の収納代行、
ATMの設置、
いれたてコーヒーの提供、
などなど。

ライフはを矢継ぎ早に導入。

「その上で店内調理の弁当・総菜、
生鮮食品の充実などで違いを打ち出す」

いまやスーパーマーケットは、
コンビニと明らかな競合関係にある。

もう、かつてのように、
業態の違いがあるならば、
社会的機能が異なるのだから、
競争はない、
などとは言っていられない。

だから敵の強みを消す。
そして己の強みを際だたせる。

闘い方の常道。

岩崎さんはそれを主張する。

トレーダー・ジョーはいつだって、
コーヒーの無料サービスをしている。

私は必ず、それをいただく。
そして大量に買い物する。

トレーダー・ジョーの前では、
日本のコンビニの100円のコーヒーは、
無力化してしまう。

もちろん、トレーダー・ジョーと、
日本のコンビニは競争しないけれど。

さて、昨日から大阪。
梅田に宿泊し、今朝は、
7時にホテルを出発。
関西国際空港へ向かう。
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タイからの来客。
タイ小売業協会の関西流通視察の面々。
総勢34名。
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協会専務理事のチャチャイさんとも、
1年2カ月ぶりの再会。
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昨年の6月と7月の2回、
万代の取引先、社員の皆さんと、
タイの流通を視察した。

その時にお世話になったのが、
チャチャイさんやタイ小売業協会の皆さん。

今回は、
行政官、メーカーのトップ、
タイの要人の方々を帯同して、
日本へのマーケティング・ミッション。

だから、今回は昨年のお返し。

ピンクのバスに乗り込んで一路、
万代の堺ロジスティックスセンターへ
向かう。
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バスの中で、
チャチャイさんのあいさつ。
通訳は石井さん。
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そして工業省の行政幹部のサラワニさん。
日本で言えば経済産業省の官僚だろうか。
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堺までの車中で、参加者が前に出てきて、
次々にあいさつ。

ちょっと日本では考えられないが、
タイの皆さんは、
バスの中でも自由そのもの。

万代堺ロジスティックスセンターは、
ドライグロサリーのDCとTC。
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トヨタが運営を委託されている。
所長と副所長が揃って、
概要をレクチャーしてくれた。
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英語とタイ語でのスライド。

そしてセンター内の視察。
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2班に分かれて、
説明を受けながら、
1階2階の全フロアを見て回る。
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150店舗分の商品が、
ここで仕分けされ、
毎日1便ないし2便体制で配送される。
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2時間ほどの視察の後、
全員で、記念写真。
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日本流のおもてなしの心で、
丁寧に案内してくれたセンターの皆さんに、
心から感謝。
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次に向かったのが、
万代西宮前浜店。
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万代の中でもドル箱店舗。
年商48億円を売り上げる。
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藤本誠次店長(右)と、
執行役員の黒田久徳さん。
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黒田さんは、今日一日行動を共にしてくれた。
コーネル大学ジャパン第3期生。

インストアベーカリー売場では、
夏休み特別企画の、
ちびっこパンづくり体験講座が開かれていた。
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地域の子供たちにとっても、
実に楽しい店になっている。

タイのメンバーは、
日本の商品に興味津々。
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昼食は神戸ポートアイランド。
神戸牛のローストビーフレストラン「TuTu」。
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タイ語のウェルカムボード。
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海の見えるレストラン。
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手づくりのタイ語と日本語のメニュー。
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明石蛸と鮮魚の冷製リゾットの前菜。
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ローストビーフは、
目の前で切り分けてくれる。
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2種類の部位のローストビーフ。
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美味しかった。
タイからのお客さんたちも、
満足そうだった。

通訳の石井さんとふたり、
記念写真。
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満腹後は、再び店舗視察。

2店目は万代伊丹荒牧店。
この店も万代の基幹店で、
年間45億を売り上げる。
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ここではバックヤードを案内してもらう。
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わたしも解説。
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そして全員で記念写真。
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案内してくれた栗原店長と、
能美さん、谷本さん。
皆さんありがとう。
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視察を終えて、
最後に交流会。

場所は梅田の東急イン。
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万代ドライデイリー会の主力メーカーの皆さんが、
タイ小売業協会のメンバーを迎えてくれた。
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会場ホワイエでは自慢の商品を展示。
試食も用意してある。
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万代の加藤徹社長はじめ、
幹部の皆さんも参加しての懇親会。
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開会のあいさつは
万代ドライデイリー会会長の今津龍三さん。
㈱今津社長。
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円卓にタイの視察の方々と日本の皆さん、
そして全テーブルに通訳がつく。
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行政トップのサラワニさん。
訪日の抱負を丁寧に語った。
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私もあいさつ。
タイと日本の民間交流を祈念した。
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そして乾杯。
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チャチャイさんとビールで乾杯。
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懇親会は、日本のメーカーとタイのメーカーの、
それぞれの商品プレゼンテーションと試食で、
大いに盛り上がった。
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プレゼンテーション合戦が終って、
再度一言、感謝のごあいさつ。
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チャチャイさんも万代のもてなしに、
英語とタイ語で感動のごあいさつ。
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記念の品を加藤社長にプレゼント。
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私も関係者も、
それぞれ記念の品をもらった。
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ホスピタリティある心遣いに、
私も感謝。

こうして日本とタイの民間交流が深まる。

中締めのあいさつは、
阿部秀行常務。
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そして万代の幹部が壇上に上がって、
恒例の「大阪締め」。

タイの皆さんにもレクチャーして・・・。
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全員で見事、決めました。
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早朝に関空に着いた視察団の皆さん。
長い1日お疲れ様でした。
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そして私自身も、
長い長い1日を、
無事に終了。

おつかれさま。

〈結城義晴〉

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