結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2012年10月02日(火曜日)

國分功一郎の「退屈しのぎの消費と政治」とマス・カスタマイゼーション

野田第3次改造内閣。
新聞各紙は社説で酷評連発。

朝日新聞社説。
「内閣改造、一体、何がしたいのか」

読売新聞。
「野田内閣改造 日本の再生を託し得る布陣か」

毎日新聞。
「内閣改造 解散の覚悟が伝わらぬ」

日経新聞社説。
「この顔ぶれで危機を打開できるのか」

4分の3が「〇〇か?」と疑問符。
これは、反論の意思表示。

野党各党も当然ながら、
批判非難オンパレード。

「国民の生活が第一」の東祥三幹事長。
「『思い出づくり内閣』だ」

みんなの党の渡辺喜美代表。
「自民党時代によくあった『在庫一掃セール』」

社民党の福島瑞穂党首。
「『君も大臣にしてあげるよ内閣』だ」

共産党の市田忠義書記局長。
「任期中は消費増税をやらないと言ったのにやった。
国民の信を問うべきだ」

たちあがれ日本の平沼赳夫代表。
「年を越すくらいの解散を考えて、
臨時国会でいろいろやりたいということだろう」

いつも言うけれど、
これは不幸だ。
日本国民にとって、
まことに不幸だ。

朝日新聞『オピニオン』で、
哲学者・國分功一郎がインタビューに答える。
「退屈しのぎを超えて」がタイトル。

「日本は特に、政治を
退屈しのぎにしてきた国だと思います」
「消費社会というのは、物ではなくて、
物に付与されたイメージや記号を売るんです」

これは、よくわかる。

「イメージや記号だから、
消費は実感を伴わずに行われ、
満足も得られない」
そんなことはない。
満足を得られる消費も、もちろんある。

「政治もその中に、
巻き込まれていたのでしょう」
政治こそ満足を得られない消費となっていた。

だから國分は「退屈しのぎの消費」と断ずる。

そして昨今の政治と政治家をなで斬り。
「公共事業に頼るかつての自民党型政治も、
構造改革に頼る小泉純一郎型の政治も、
どちらもついえた時点で起こった」
ここで起こったのは民主党への政権交代。

「鳩山由紀夫さんと菅直人さんには一応、
『友愛』『最少不幸社会』という思想の
断片らしきものがありました」

「けれど鳩山さんには現実に対する考察力がなく、
菅さんは仲間を集めて政策を実現するという
政治家の基本がなかった」
言うねえ。

「野田佳彦さんは、官僚とアメリカと電力会社に要求されたことを、
まるで自分の決断であるかのように語るだけの人でした」

そして自民党総裁となったあの人をなで斬る。
「安倍さんがよって立つのは、
思想というよりも具体性を欠いたイメージでしょう。
首相時代に唱えていた『美しい国』の例として、
映画『ALWAYS 三丁目の夕日』が挙げられたときは
開いた口が塞がりませんでした」

しかしイメージの政治家ということは、
現代消費社会にフィットした人物かもしれない。
あまりに軽すぎるし、無節操だが。

一度、突然、
一国のトップの座を投げ出した人間が、
復帰して再びそれに臨む。
どうしても納得できない。

では、どうすればいいか。
同じく朝日新聞の声の欄。
無職の67歳、辻村一二さんが投稿。
元通産相審議官の天谷直弘さんの「日本町人国家論」を引く。
「今後の日本は勇ましい国を目指すのではなく、
町人国家に徹すればよい」

「我々はいや応なく、
『武士は食わねど高楊枝』への道を
歩かされているように感じる。
本当は町人国家で十分なのに」
無名の辻村さんの投稿に、
感じること多し。

さて昨日の夕方は、
立教大学の17号館マキムホールで、
朝川康誠さんと対談。
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朝川さんは㈱USEI代表取締役社長。
立教大学院ビジネスデザイン研究科修了生。
結城ゼミ第3期生。

対談テーマは、
「ナレッジ・マーチャントが未来を拓く」

朝川さんは、昨日、
ハワイから帰国したばかりだったが、
ずいぶん勉強してきて、
ディスカッションは白熱した。
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内容は、
1.知識商人とはどんなものか?
2.サービス業における輝く人材とは?
3.何故、アメリカを見るのか?
4.「LCC」は新しいビジネスモデルになり得るか?
5.そしてUSEIという会社のビジョン

私も精一杯、考えて、話した。
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4時半から始まって、6時過ぎまで。

USEI財務部長兼総務人事部長の嶋内仁さんが、
同席して、司会をし、議論に参加した。

いい対談だった。

この後、
サービスマーケティングの講義。
全力投球9時45分まで。
今日の講義は第2回目。
目いっぱい商業界の考え方や結城義晴の思想を語る。

第1は、『商売十訓』
一 損得より先きに善悪を考えよう
二 創意を尊びつつ良い事は真似ろ
三 お客に有利な商いを毎日続けよ
四 愛と真実で適正利潤を確保せよ
五 欠損は社会の為にも不善と悟れ
六 お互いに知恵と力を合せて働け
七 店の発展を社会の幸福と信ぜよ
八 公正で公平な社会的活動を行え
九 文化のために経営を合理化せよ
十 正しく生きる商人に誇りを持て

この謎解きと倉本長治とドラッカーの共通点。

第2は、変化と不変。
①[長期の]戦略
②[時流の]経営戦略
③[週次の]戦術

故渥美俊一先生の教え。
たとえ話は、「駕籠かきの教訓」。

第3はコンシューマーとカスタマー。
不特定のお客さまConsumerと、
特定のお客さまCustomer。

日本語で「一見客と常連客」

そこからマス・カスタマイゼーションの考え方が生まれた。

第4は、ロイヤルカスタマー。
意味は「その店、その企業の商品やサービスに満足し、
繰り返し利用してくれる顧客」
カスタマーロイヤルティの意味や、
ロイヤルカスタマーの7つの効用。

そして第5は、ロイヤルカスタマーへのステップ。

最後に第6として、
「お客様のために いちばん大切なこと」
私の単行本のエッセンス。

これだけで、あっという間に3時間。
ご清聴、心から感謝。

その後、結城ゼミ3期生の佐藤康裕さんと一献。
佐藤さんは朝川さんと同期。

ゼミや講義にOBがやって来て、
手伝ってくれたり、
ピンチヒッターをしてくれたり。
ほんとうにありがたいゼミだ。

物に付与されたイメージや記号を売る消費社会。
退屈しのぎの消費と政治。
國分功一郎の持論。

対して、消費者という不特定多数を相手にする商売でなく、
カスタマイズされたCustomerを対象にすべき現代のビジネス。

消費者発想であっては、
政治も商売もうまくはいかない。
カスタマー発想でなければ。

その意を強くした日だった。

<結城義晴>

2012年10月01日(月曜日)

野田改造内閣と10月の商人舎標語「お客という名の友人をつくろう」

Everybody! Good Monday!
[2012vol40]

台風一過。
カラリと晴れた日。

ことのほか日差しが強いし、
生温かい空気団に包まれている。

2012年の大型台風17号。
名前はジェラワット

台風は、毎年1月1日以降、
発生順に番号が付けられる。

だから今回は17番目の台風ということ。

台風の年間発生数の平年値は25.6個。
今年はあと8回か9回、台風は発生するはず。
そのうち日本にやって来るもの、来ないものがある。

台風委員会という政府間組織がある。
加盟は14カ国。

この台風委員会が、
北西太平洋または南シナ海で発生する台風に、
あらかじめ順番に名前を決めていて、
その順番が来たら自然に、
命名されることになっている。

それが今年の17号は、
ジェラワットの番となった。
淡水魚の名前。

台風(typhoon)は、
北西太平洋・南シナ海に発生する熱帯低気圧のうち、
中心付近の最大風速が毎秒34ノット(約17m)以上のもの。

WMO(世界気象機関)によるタイフーン(typhoon)の国際的定義は、
最大風速分速64ノット以上のもの。
日本の台風は国際基準の30倍くらい、
強烈だということになる。

この気象現象は各地で起こり、呼称が異なる。
ハリケーン(Hurricane)は、
大西洋北部・太平洋北東部・太平洋北中部。
サイクロン(Cyclone)は、
インド洋北部・インド洋南部・太平洋南部。

ハリケーンは、
最大風速が毎秒64ノット(約33メートル)以上で、
これは日本の台風の2倍くらい強力。

何はともあれ、
台風一過の2012年第40週、
そして今日から10月。

その10月1日の今日、
野田佳彦首相による第3次改造内閣発足。
不思議なことに新聞やテレビでは、
閣僚の顔ぶれがすべて、
正式発表のごとくに報道されている。

新任は、
前原誠司国家戦略相、
城島光力財務相、
樽床伸二総務相、
田中真紀子文部科学相、
長浜博行環境相ら。

留任は、枝野幸男経済産業相、
玄葉光一郎外相、森本敏防衛相。

岡田克也副総理と藤村修官房長官も再任。
野田首相がこの二人を、
いかに信頼しているかがわかる。

今日午前中の臨時閣議で閣僚の辞表が出され、
与党党首会談が持たれ、
午後、閣僚名簿を発表。
そして夕方、皇居で認証式。

「末は博士か大臣か」
どちらも国民にとって、
身近な存在になった。

さて10月の暦には、
大きく二つの山がある。

第1の山は10月8日の祝日「体育の日」。
6日(土曜)、7日(日曜)からつづく三連休。

昨年の2011年10月は、
消費支出が一番高かった日は第1土曜だった。
10月1日。

今年はおそらく6日の土曜日か。
そして7日・8日と続く。
今週末の土曜日は、
10月最初のピーク。

第2は、ハロウィン。
10月31日。

ご承知のようにアメリカでは、
10月31日のハロウィン、
11月第4木曜日のサンクスギビングデー、
そして12月24日のクリスマスイブと、
三段階の大イベントが、
それもほぼ1カ月ごとにやってくる。

ウォルマートが8月から、
ハロウィン・プロモーションを先行させた。

欧米好きの日本でも、
ハロウィンの定着は著しい。

小売サービス業のプロモーション対象として、
必須のイベントとなってきた。

しかし、体育の日やハロウィン。
10月は夢と希望にあふれていて、
とてもよろしい。

ただし、日本名の神無月。
「かんなづき」と読むが、
いくつかの説がある。

第一は、出雲大社に全国の神様が集まる月。
「一年の事を話し合う」ためだが、
これはなんだか野田改造内閣のごとし。
出雲以外には神様が居なくなる月。
だから「神無月」。

しかし、第二に、
「醸成月(かみなんづき)」の意味もあるらしい。
これは「新穀で新酒を醸す月」。

酒蔵の木桶にあふれ秋の水
〈日経俳壇より 新発田・肥田野由美〉

第三に、「神嘗月(かんなめづき)」は、
新嘗(にいなめ)の準備をする月。
新嘗は「五穀の収穫を祝う風習」。
これは欧米のサンクスギビングと同し趣旨。

つまり10月は、
収穫への感謝の月となる。

いずれにしても、10月は、
何かが実る月。

そこで今月の商人舎標語。
「お客という名の友人をつくろう」
岡田徹さんの詩。
「生涯の願い」

私の生涯の願いは
タッタ一人でよい
この店は
私にとっては
だいじな店です

いって下さる
お客という名の
友人をつくること

(『岡田徹詩集』(商業界刊)

10月は体育の日がある。
月末にはハロウィンが待っている。

店を訪れてくれる人々と、
「友だち」になるチャンスは多い。

だから「お客」という名の「友」をつくる月。

神無月には日本の神様たちも、
「友だちに会える月」と喜んでいるに違いない。

秋は深まっていく。
コスモスや猫の駅長機嫌良し
〈日経俳壇より 城陽・近藤好廣〉
ほほえましい光景も繰り広げられる。

しかし、忘れてはならないこともある。
缶詰の飯と味噌汁震災忌
〈日経俳壇 流山・伝田幸男〉

3・11の震災から1年7カ月。
東北はこれから少しずつ、
そして急速に、
寒さが堪える季節に入っていく。

全力を挙げた震災復興、
新内閣に期待しつつ、
「お客という名の友人をつくろう」
小売サービス業の仕事であり、
社会的使命である。

最後に私の今月と今週のスケジュール。
今週木曜日から1週間、
まずはアメリカ出張。
ダラス・ニューヨーク。

それから10月22日から11月8日まで、
ふたたびアメリカ出張。

出張のあいだの10日間に、
日本で講演や審査会や会議。

立教のサービスマーケティングの講義、
それから結城ゼミは随時開催するし、
結城ゼミOBが協力してくれて、
できるだけ受講者・ゼミ生に迷惑がかからないようにする。

今週は、今日、
夕方からサービスマーケティングの講義。

明日は午後から商業経営問題研究会〈RMLC〉。
場所は日本橋の日本スーパーマーケット協会会議室。
テーマは「ネクスト・スーパーマーケット」。

夕方、久しぶりに、
大久保恒夫さんに会う。
㈱セブン&アイ・フードシステムズ社長。
楽しみだ。

そして木曜日早朝・成田空港集合。

忙しい10月。
「結城無月」でもある。

では、みなさん。
Good Monday!

〈結城義晴〉

2012年09月30日(日曜日)

ジジと彦根城[日曜版2012vol40]

ジジです。
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今日はピアノのうえ。

ひんやりして、
きもちいい。

ユウキヨシハルのおとうさん、
けっこう、いそがしい日々を、
おくっています。
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今週は、お城にいってきた。
シガ県のヒコネ城。

まず、いろは松のお堀ばたを、
あるいていきます。
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そうすると、お堀のところに、
お城がみえてきます。
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中にはいっていく。
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でも、ここは、ほんの入り口の始まり。
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お堀のうちがわにまたお堀があって、
そのうちがわのお堀に、
橋がかかっている。
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ここをわたると、表門。
そしてミュージアムがある。
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それから登りはじめます。
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ヒコネ城は山のうえのお城です。
「山城」といいます。
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お城をみるのに、
山登りみたい。

登っていくと、
高いヤグラがでてきます。
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橋もわたしてあります。
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また、ヤグラ。
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そして石でくまれた壁。
石垣。
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ヤグラ。
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お城は、このくりかえし。
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でも、その途中に鐘がありました。
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「時報鐘」といいます。
ヒコネの街がみおろせる。

そしていよいよ、
天守閣。
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りっぱです。
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むかしのお城は、
うつくしい。
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「国宝彦根城」だそうです。

よこにまわってみる。
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うつくしい。
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うつくしい。
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おとうさんは、
天守閣にも登った。
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びわ湖がみえる。
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こちらにも、びわ湖。
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日本でいちばんおおきな湖。

天守閣は、いがいに、せまいです。
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堪能した。

そうしたら、こんどは、
反対側から、山を下りる。
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石垣とヤグラ。
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そしてすごい下り坂。
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降りてきたら、
お堀の黒門。
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いいお城です。
ヒコネ城。

とおくからも、
見える。
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ホテルのお部屋からも、
見える。
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夜も、きれいです。
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よるのお堀。
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昼のお堀。
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おとうさんは、
とてもよろこびました。
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なんどもなんども、
ヒコネをおとずれていて、
ヒコネ城には、
登ったことがなかった。
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よかった、よかった。

「余は満足じゃ」
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おとうさんは、そうは、
いいませんでしたが。

<『ジジの気分』(未刊)より>

2012年09月29日(土曜日)

糸井重里「イメージの刷り込み」とミンツバーグ「芸術的右脳型組織論」

今夜のおぼろ満月。
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明日は十五夜。
しかし、台風17号日本列島に接近。
今夜のおぼろにかすむ月を、
明日の十五夜の代わりに見ておこう。
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台風17号によって、
沖縄・鹿児島は暴風圏に突入。

厳重な警戒が必要。
くれぐれも、油断なきよう。

明日から明後日にかけて、
日本列島を縦断する恐れがあるという。

立教大学総長室からメールあり。
「台風17号が接近していますが、
10月1日の授業については、
台風の進路等により
休講などの特別措置を取る場合があります。
変更がある場合は、
10月1日午前6時に大学ホームページ、
Twitter、Facebookページ、
緊急連絡システムでお知らせします」

月曜日の私のサービスマーケティングも、
朝6時に開講が決定されます。
さて、立教大学でも、
ホームページやTwitter、Facebookページが、
最初の連絡手段となっていて、
その次に緊急連絡システムがある。

かつての電話では、
まったくなくなった。

どんどん変化していく。
私がマスメディアに職を得たのは、1977年。
㈱商業界に入社して、編集部に配属された時。
それから私は30年ほど、
雑誌メディアで仕事してきた。
つまり1カ月に1回のペーパーによる報道。5年前の2008年に商人舎で、
インターネットのホームページとブログで、
仕事を始めた。「紙から網へ」。
雑誌・書籍のペーパーから、
デジタルのインターネットのホームページやブログへ。今年からはそれに、
ソーシャルネットワークのfacebookが加わった。

もちろん私は「紙と網」の両方が必要だと考えて、
今では毎月1日に月刊『商人舎』を限定部数で発刊している。

5年前の商人舎発足の会。
「商業界での30年は折り返し点。
これからまだ30年現役を続ける」

私はそう決意し、宣言して、
ネットによる報道を始めたが、
いったいこの領域は、
どんなふうに変わっていくのか。

想像もつかない。
現在、私は、朝、目がさめると、
すぐにパソコンを開く。
そしてfacebookを見る。しばらく前まではメールを開けて、それを見た。
それから自分のブログやホームページに、
書き込みがないかどうかチェックした。さらに35年前、商業界に入ったころは、
出社するとまず、手紙やはがき、
メモなどが届いていないかを確認した。朝の仕事始めの手順や様式が、
まったく変わってきた。この変化のスピード、
ますます早まるに違いない。

もちろん全ての人が、
それについていく必要はない。

しかし商売をしている人、
商売をしている会社は、
それについていかねばならない。

会社がついていくということは、
トップマネジメントや幹部、ミドルマネジメントも、
その流れについていかねばならないということだ。

一方、こんな考え方、見方もある。
糸井重里の『ほぼ日』。
その巻頭言「今日のダーリン」。

「いろんなものごとが向上していくということを、
ぼくらはついつい、グラフ上の
『右肩上がりの直線』としてイメージしてしまいます」

糸井さんはこれを「イメージの刷り込み」と表現する。
イメージは「ものごとをわかりやすくしてくれる」。
しかし「まちがった型にはめこんで自由を奪うことも」ある。

これ、実に鋭い。
「同じような角度で均一に向上していくのではなく、
停滞する時期があったり、
そのあとで角度を変えてぐんと上るときもある」

「進化とは、階段をひとつ登っては、
しばらく停滞することの繰り返しによって、
成し遂げられるものです」

〈結城義晴『メッセージ』より〉

「そういう不規則な階段状の線が、
らせん状に(バネのように)上っていく感じです」

イメージに関してもうひとつ例を挙げる。
それは「ピラミッド型」の組織図。
ツリー状の図形。

そうすると、
「どうしたって、上のほうに位置している上司と、
フラットな意見のやりとりはできにくくなるでしょう」

そこで考える。
「同じパフォーマンスを出す組織が、
『ピラミッド型』じゃなく描けたら、
所属している人たちの意識も、
変わるんじゃないかと思うんですよね」

ヘンリー・ミンツバーグは、
カナダ・マギル大学経営大学院教授。
『人間感覚のマネジメント』のなかで、
組織の6つの基本部分を説明しつつ、
基本のイメージ図を提示し、
それをさらに展開して、
いくつもの組織パターンを解明した。

6つの基本部分は以下。
第1に、「戦略尖」
=組織全体をまとめるマネジャー

第2に「中間ライン」
=作業核と戦略尖をつなぐハイアラキー

第3に「作業核」
=仕事を遂行する人々

これ以外に、
第4に「テクノ構造」
=分析を支援する技術スタッフ

第5に「支援スタッフ」
=組織内部へのその他サービスを提供するスタッフ

そして最後に第6に「イデオロギー」=組織文化

ミンツバーグは、経営における実践を重視し、
さらに芸術的要素や正確な意味での右脳的要素を大切にする。

組織図に関しては。
最近では、マトリックス型の組織イメージまで考案され、
活用されている。

糸井さんはその鋭い感性で、
「向上」や「組織」のイメージ図に対して、
疑問を感じ、提案している。

このアートの要素が、
糸井重里とミンツバーグを繋いでいるのかもしれない。

日本列島の西のほうに、
台風の大きな渦がやって来ていることをイメージしつつ、
東京湾のおぼろ月を眺めながら、
そんなことを考えた。

2012年の9月も、
もう20数時間となった。

<結城義晴>

2012年09月28日(金曜日)

8月の失業率・消費者物価・消費支出とサムの「世間に逆行せよ」

今週はどういうわけか、
疲れた。

9月の商人舎標語。
「今日もお仕事、
おまんまうまいよ」

平櫛田中の言葉。

標語をつくって発表しただけでなく、
それを実践した。
「おまんまうまいよ」は、
実感した。

ちょっと太った。
だからかもしれない、
疲れる。

それとも、
季節の変わり目だから?

とにかく今週、
疲れた。

今日も午後、
横浜の商人舎オフィスに出社。

そして夕方、湘南ライナーで池袋へ。
立教大学池袋キャンパス。

ビジネスデザイン研究科委員会。
MBA大学院の教授会のようなもの。

所は15号館マキムホール10階会議室。
16人ほどの先生方が参集して、
後期最初の委員会。
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その10階の通路から池袋の街を臨む。
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眼下には、キャンパスと夕闇の街。
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委員会が終って、
エレベータホール。
笠原英一教授(左)と庄司貴行教授(右)。
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(無断で写真掲載、ご容赦)

私たちの研究室と会議室のあるマキムホール。
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本館にも秋の気配がたっぷり。
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蔦の絡まる立教大学のキャンパス、
夕闇のなかでも美しい。
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どうぞ、ご訪問ください。
ご案内します。

そしてビジネスデザイン研究科にも、
志願してください、入学してください。

2年間の濃密な学習で、
得難い勉強ができますし、
経営管理学修士をとることができます。

もちろん結城義晴の講義も、
1年間たっぷりと受講することができます。
F&Bマーケティングが前期で40時間、
サービスマーケティングは後期で40時間。
2年次にはゼミで学ぶこともできます。

さて今日は総務省から三つの発表。
第1は8月の完全失業率。
季節調整値は4.2%。
前月比0.1ポイント改善。

完全失業者数は272万人、
前月比10万人減。

これは小売りサービス業にとっても、
悪くない数値。

第2は、8月の全国消費者物価指数。
2010年を100として指数化したもので、
生鮮食品を除いたベースで99.6。
前年同月比0.3%ダウン。

カテゴリー別には、
テレビ7.1%マイナス、
冷蔵庫29.6%マイナス。
外国パック旅行価格もマイナス8.5%。

しかしガソリン価格は1.4%プラス。
宿泊料はで7.7%プラス。
昨年夏の震災の影響の反動。

消費者物価指数は、まあ、トントン。

第3は、消費支出で1.8%増。
家計調査では、2人以上の世帯の消費支出は、
1世帯当たり28万6036円。
物価変動の影響を除いた実質で、
前年同月比1.8%プラス。
7カ月連続前年同月をクリア。

この面では好ましい数値が出ている。

「猛暑の影響が大きい」
炭酸飲料やジュースなど飲料への支出が、
前年同月比9.7%増。
発泡酒・ビール風飲料も8.3%増。
自動車購入を含む「交通・通信」は前年同月を8.5%。

ただし住居支出は8.5%マイナス。
8月の消費支出は、いい傾向。

月間の完全失業率、
消費者物価指数、
そして消費支出。

マクロデータを知っておく必要がある。
全体の動きやトレンドは、
個別の動きに決定的な影響を与えるからだ。

法律によって、
生活やビジネスが制約を被ったり、
ご利益を受けたりする。
これは、全体の問題が、
個の問題に影響することの代表例だ。

そんなことが積み重なって、
マクロのデータが出来上がる。

しかしそのトレンドのなかで、
わが店、わが社の政策のユニークさが求められてくる。

ウォルマートの創業者サム・ウォルトンは、
言い残している。

“Swim upstream!”
〈川上に向かって泳げ〉

つまり世間に逆行せよ。

ますますこの傾向は、
強くなってきていると思う。

誰かが「こうせよ!」と先導する。
それにそのまま従うと、
もう手遅れということが多い。

第一、これでは面白くない。

今日、『AJSネットワーク』10月号が、
事務所に届いた。
オール日本スーパーマーケット協会の機関誌。
私は毎月、もう59回、連載を書いている。
「スーパーマーケット応援団長の辛口時評」

今月は「AJS50周年に思う」
今月6日に行われた50周年記念式典に、
参加して感じたこと。

私は同じ方向を目指すことと、
その中で違いを出すことを書いた。

スチュー・レオナードとイータリー。
どちらも時代を画するユニークなスーパーマーケットで、
日本流にいえば、「おかず屋」。
おかず屋である点では、
スチュー・レオナードとイータリーは、
いわば同志といえる。

「両者は正反対のことを主張します。
しかしこれが現代の企業や店舗の
存在価値なのだと思います。

知恵を共同仕入れしつつ、知恵を化学反応させ、
おのおの独自の世界を創り出す。

その差異を否定してはいけないし、
むしろ奨励されなければならない。

自由闊達で、切磋琢磨する。

ほんとうの大学や大学院のような風土が
どんな組織にも求められています。

AJSメンバーの次の50年が、
今、始まったのだと思います」

同じことを学ぶし、
同じ方向を志向する。

しかしそれぞれがやっていることは、
個性的でユニークで、
場合によっては全く正反対。

そんな店や企業や、
経営者や店長、知識商人が、
求められている。

今週も「毎日更新宣言」、
ご愛読くださって、
心から感謝。

良い週末を。

<結城義晴>

2012年09月27日(木曜日)

監督・政治家・経営者の「人間のどろっとした部分」と「品性ある腹芸」

私の好きなスポーツ・コラム、
豊田泰光の「チェンジアップ」。
今日のタイトルは「いい人より勝てる人」

のっけっから、こう始まる。
「阪神の和田豊監督は
きっといい人なのだろう」。

14日の巨人戦でスクイズを仕掛けたが、
失敗して負けた。
監督和田の敗戦の弁。
「1点を取りにいって、
逆に流れを変えてしまったかな」

これに豊田が噛みつく。

「もしそう思ったとしても、
そこまで正直に答える必要はない。

前中日監督の落合博満なら
『みたまま書けばいいだろ』で終わりだろう」

「相手ベンチを疑心暗鬼にさせることのない素直さ、
悪くいえばすごみのなさにより、
心理戦の段階で負けている可能性はある」

この後が豊田らしくて、いい。
「私の知る限り、
勝てる監督は
みんな腹黒かった」

もう一人、今年、
監督デビューした日本ハムの栗山英樹

「そのさわやかなイメージに『腹黒い』はないけれど、
少なくとも相当の腹芸を持っていそう」

栗山は、何度も言う。
「選手を信じてやっている」

豊田は、見抜く。
栗山のこの「美しいフレーズにも、
責任をさりげなく選手に
預けるような微妙な響きがある」

「これをさらっと言えるのが
監督としての資質」
栗山英樹をべた褒め。

そして最後に、和田への注文。
「人間のどろっとした部分を出せれば、
いい監督になるに違いない」

このコラムを読んでいて私は、
昨日の安倍晋三自民党新総裁を思い浮かべた。

「人間のどろっとした部分」
安倍晋三にあるのか、出せるのか。

野田佳彦には、
ペロッとしたしたたかさが垣間見える。
しかしまだ「凄味」は出てこない。

小泉純一郎には、
どろっとしたものがあるのに、
それを感じさせない「凄味」があった。

福田康夫、麻生太郎から、
鳩山由紀夫、菅直人まで、
みんな、「どろっ」が欠如。

それを過剰に有する小沢一郎は、
逆に国民や政治家からの人気が全くない。

人々からの「人気」と、
政治家・リーダーとしての「どろっ」。
両方必要であることは言うまでもない。

さてさて、橋下徹には、
「どろっ」もあるし、
「人気」も一応、ある。
特に関西方面での熱烈な人気。
しかしそれは逆に他の地域では、
不人気であることを表わしている。

政治家がプロ野球監督と、
根本的に違っていることは、
選挙や闘争に勝った結果として、
国家の安泰と国民の幸せを守らねばならない点だ。

中国や韓国との外交においては、
「人間としてのどろっとした部分」や、
いい意味での「腹黒さ」、すなわち「腹芸」は不可欠だ。

そしてこの人間の「どろっ」とした部分、
経営者やトップマネジメントにも、
必須の要件であると思う。

もちろんピーター・ドラッカー先生。
「マネジャーとしてはじめから
身に着けていなければならないものが
ひとつだけある。
才能ではない。
真摯さである」

私は、特に経営者やリーダーには、
「試練」が必須であると考えている。

試練こそが、
人間に「どろっ」としたものを植え付ける。
いくつになっても、遅くはない。
それを経験しておく必要がある。

失敗の数が多いほど、
人間には「どろっ」したものが定着する。
そして、この試練によって生まれた「どろっ」は、
真摯さと相反するものではない。

もちろん自分の失敗や試練を、
しょっちゅう口に出して、
売り物にする輩は論外であるけれど。

私がよく持ち出す『新約聖書』ローマ人への手紙5章。
「艱難が忍耐を生み出し、
忍耐が練達を生み出し、
練達が希望を生み出す。
この希望は失望に終わることがない」

「練達」とは練られた品性のことだが、
艱難⇒忍耐⇒練達となる。

「どろっ」としたものに品性が宿ることがある。
それを「練達」という。
この品性は艱難と忍耐から生まれる。

そして練達から生み出された希望は、
決して失望に終わることがない。

ちなみに「人気」は、
人間の「品性」を土台にしている。

「品性ある腹芸」。
品性ある「人気」と「どろっ」を両方持つこと。

とことん難しい領域だが、
これは挑戦してみる価値がありそうだ。

<結城義晴>

2012年09月26日(水曜日)

横綱日馬富士と安倍自民党総裁誕生の日、平和堂米国研修事前講義

第70代横綱日馬富士が誕生。
口上は「横綱を自覚して、全身全霊で相撲道に精進します」

このところ、モンゴル人の横綱が三代続いた。
朝青龍、白鵬、そして日馬富士。
本名ダワーニャム・ビャンバドルジ。

外国人横綱は、
曙、武蔵丸のハワイ勢とモンゴル勢で、
合計5人。

一方、自民党の第25代総裁には、
安倍晋三元首相が選任された。

このコメントは、
「政権を奪還するのは自民党のためではない。
日本を取り戻し、強く豊かな日本をつくっていくためだ」

「強く豊かな日本」

しかし2007年9月12日に突然の辞任。
「その責任が消えたわけではない。
この責任、経験を胸に刻んで頑張る」

1955年の自民党結党以降、現在まで、
二度の総裁は、今回が初めて。

さて安倍さんが退任した翌日、
私はブログを書いていた。

どんな内容だったのか。
自分でも興味があった。

2007年9月13日(木曜日)
安倍晋三総理、辞意表明の日
「誰がために」と「我がために」

この日、私はザ・リッツ・カールトン大阪で講演。

㈱商業界を退任して、最初の講演。
いやがうえにも、気分は高まり、士気高揚。

平和堂・夏原平和社長が、
わざわざこの講演を聴きに来てくれた。

私は平和堂の言葉を思い出した。
「商人よ、正人であれ」
商業界の同友・故成瀬義一先生の言葉。

この言葉と安倍退陣を結びつけた。
「政治家よ、正人であれ」

「正義」はひとつ。
正義は、共有できるし、
共有しなければならない。

何のために。
誰のために。

何のために、正しくあらねばならないかと考えると、
どうしても答えは、抽象的になる。

だから、誰のために、
私は正しくあらねばならないか、と考える。
すると、正義は、見えてくる。

安倍氏は「国民のために正人でなければならない」

「誰のために」が明確な職業人は、幸せである。

だから本来、安倍総理は、
日本でもっとも幸せな人でなければならない。
なのに、なぜ、
あんなに不幸せそうな顔をしていたのか。
悲しそうな顔だったのか。

「誰のために」がだんだん、
不明瞭になってしまったのだろうか。

これだけははっきりとしている。
「我がために」と考えるところには、
正義はない。薄い。
そして、そこには幸せはやってこない。

「商人よ、正人であれ」の場合の、
「誰がために」は、明白である。

「客のために」
「私のカスタマーのために」
「我が店のロイヤルカスタマーのために」

「誰がために」がはっきりしているから、
商人は幸せなのである。
安倍総理と同じくらいに幸せなはずなのである。

だから商人は、不幸せな顔をしてはならない。
商人は、悲しい顔を見せてはならない。

不幸そうな顔をした安倍総理、
悲しそうな顔だった安倍総理。

いま、第25代自民党総裁として、
復活。

「政治家よ、正人であれ」
ふたたびこの言葉を贈ろう。

さてまったく偶然にも、
安倍総裁誕生の今日、
私は滋賀県彦根市で講演。

㈱平和堂のアメリカ研修のプログラムの一環で、
7月に派遣された今年第1回メンバーの視察報告と、
10月研修に参加する第2回のための事前勉強会。20120926183218.jpg

会場には、
夏の第1班36名、秋の第2班42名、計78名に加え、
前列には経営幹部の皆さん12名が参集。
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はじめに永井敬一さんがアメリカ研修派遣の趣旨を説明。
教育人事部教育採用課長。
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そして今年夏の派遣者からの研修報告。
7つのチームに班分けされて、
各チームが課題を設けて視察研修を行った。
その課題報告と、仕事への取り組みや会社への提案を、
各チーム代表が発表。

その報告に対し、参加者から質疑応答がある。20120926183127.jpg

経営幹部からも、同じ研修会参加者からも、
次々に質問が飛ぶ。
20120926183035.jpg

もちろん、私が最後に、発表に対する講評を述べる。
20120926191831.jpg
第2回の派遣者は、そのやり取りを聞いて、
渡米前に課題を知り、学ぶ。

最後は、専務取締役の古川幸一さんのまとめ。
20120926183101.jpg
こうして午前の報告会は終了。

ここで経営幹部の皆さんは退席。

右から専務取締役の中田俊数さん、
営業統括本部長。
今日は鋭い質問を投げかけた。
そして古川さん。
私の左隣は福嶋繁部長、
コーネル・ジャパン第3期生。
一番左が人事教育部部長の本持真二さん。20120926183045.jpg

午後は、今年秋の派遣者メンバーだけが残り、
私の事前講義と課題ディスカッションの時間。
20120926192252.jpg
私は、なぜ、アメリカに学ぶのか、
何をどのように学ぶのかをレクチャー。
いつものように「虫の目」「鳥の目」「魚の目」で、
物事を見ることの大切さを説いた。
「心の目」で感じ取ることの重要さを語った。

秋の参加者は、各々の課題を持ち寄り、
チームとしての共通課題を決める。
90分に及ぶディスカッション風景。
みんな真剣。
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各チームが共通課題を発表したあとで、
ふたたび、それに対する私の講評。
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秋の団長・山本喜敬さんが、
最後にあいさつ。
アルプラザ八日市支配人。
『店ドラ』を持ち出して、
研修前の予習や準備を訴えてくれた。
20120926183250.jpg

最後に、全員からのご挨拶。
一日お疲れ様でした。
20120926183300.jpg

最後の最後は山本団長、人事教育部のお二人と写真。
20120926182955.jpg
10月のアメリカ研修が今から楽しみだ。

商人は、不幸せな顔をしてはならない。
商人は、悲しい顔を見せてはならない。

<結城義晴>

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