結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年03月03日(水曜日)

「大根1本を売る実業の醍醐味」ライフコーポレーション岩崎高治社長のコメント

今日は、3月3日の雛祭り。
桃の節句ともいう。
すなわち「節句」。

「節句」とは、季節の節目となる日のこと。
この日に、伝統的な年中行事を行う。
1月7日を除いて、ぞろ目の日が多い。
1月は1日の元旦が、ぞろ目中のぞろ目。
だから7日に七草を祝う。

有名な「五節句」。
その1月7日の「人日」(じんじつ)
七草の祝い。

今日3月3日の上巳(じょうし)
桃の節句、雛祭りの祝い。

5月5日の「端午」(たんご)
菖蒲の節句。

7月7日の七夕(たなばた)
星祭り、竹・笹。

9月9日の重陽(ちょうよう)
これは菊の節句。

一般には、お内裏様。

そして、お雛様。

しかしこの呼び方は正式には間違いらしい。

両方が「内裏雛」
そして「男雛」と「女雛」。
それが正しいらしい。

童謡の「うれしいひなまつり」に、
「お内裏様とお雛様」とある。
そこから、誤解が広まった。
その作詞家は山野三郎と称した。
実はサトウハチロー。

サトウハチローは、すごい影響力を発揮したことになる。

さて、今日の日経MJの「スーパー販売実績1月」。
日本チェーンストア協会の分野ごとの実績と、
独自調査の企業実績が発表されている。

「主要スーパー」の販売実績。
ここを「総合スーパー」と「食品スーパー」に、
分類してくれるとありがたい。

国際基準でいえば、
総合スーパーは「ハイパーマーケット」
食品スーパーは「スーパーマーケット」となる。

そうネーミングして、
両者を分けて発表すると、
読者は「業態の違い」を理解する。

業態の違いなど、関係ないという人もいるが、
それは違う。

おおざっぱにみても、
業態ごとに、顧客が違う。

だから業態ごとの統計は、
顧客の動向を見定めることに大いに役立つ。

例えば、百貨店全体の業績が悪いときに、
コンビニの業績は悪くはなかった。

顧客が百貨店での消費を控え、
コンビニでの消費に重点を置いたから。

こんなことがわかる。

総合スーパーと食品スーパー、
ハイパーマーケットとスーパーマーケット。
世界の先進国共通で、
同じような業態が発達した。

つまり顧客の購買と消費の行動が、
この業態の分化を進め、
それが共通している。

それを日経MJには、
販売実績の分類で示してもらいたいものだ。

もちろん、スーパーマーケットもハイパーマーケットも、
両方ともに経営する企業はある。
その場合、どれを主力にしているか、
過半数の売上げを占めている業態の分類に入れる。

ウォルマートは、ハイパーマーケット主力の企業だ。
それを「スーパーセンター」と呼称する。
御承知のように「サムズ」というメンバーシップ・ホールセールクラブも、
「ネイバーフッドマーケット」のバナーが付けられて、
スーパーマーケットも展開する。
しかしウォルマートはハイパーマーケット企業と分類してよろしい。

その1月の販売実績。
既存店前年同月比売上高でプラスの企業。
イズミ0.7%
ライフコーポレーション0.2%
ヨークベニマル1.6%
ベイシア0.9%
サミット2.1%
カスミ5.4%  

一方、イオンリテール▲7.6%
仲よくイトーヨーカ堂▲7.6%
ユニー▲7.8%
ダイエー▲3.6%
平和堂▲5.7%  

調査した19企業平均が▲5.0%。

こうみると、プラス企業に、
食品スーパーマーケットが多いことがわかる。

だから今、スーパーマーケットを注目する。
その中で良好な実績を上げている企業が、
なぜ良好なのかを観察し、読み取る。
そして自分の仕事、自社の営業に活かす。

これが、実にシンプルで、
有効な方法となる。

「ストアコンパリゾン」という。
観察し、考察し、検討し、実行する。

一つ一つが全部大切。
観察も、考察も、
検討も、そして実行も。

「すぐやる・かならずやる・できるまでやる」  
今月の商人舎標語。

必ず、成果は出る。
そのようになっている。

好調企業のトップの一人、
㈱ライフコーポレーション社長の岩崎高治さん。
日経新聞本紙のコラム「人こと」に登場。

「短期的な業績に一喜一憂しない」  

これは昨日のこのブログの田中彰さんと一緒。
全日食チェーン協同組合全国連絡会会長。
「商人は一喜一憂してはならない」

岩崎さんのコメントで私が一番好きなものは、以下。
「スーパーマーケットには、
大根1本をどう売るのかという、
実業の醍醐味がある」  

パン1斤、牛乳1本、魚1尾、豆腐1丁を売る醍醐味。
その実業の実感が、スーパーマーケットにはある。

私は感心した。

岩崎さんは言う。
「地元の主婦にいかに、
1品でも多く買ってもらえるかが、
スーパーマーケットの基本」  

従って、「海外に活路を求める考えはない」

日経本紙の記者は、「スーパーマーケット」のところを、
わざわざ「スーパー」と書いている。
そして岩崎さんから「海外進出」の、
威勢の良い言葉を引き出したかったようだ。

どっこい、そうは問屋がおろさない。

これが総合スーパーだったら、
海外進攻も、おおあり。

大根1本ではなく、
ジーンズ1着でもよい。
春のシーズンはランドセルや自転車でもよい。

大根1本とジーンズ1着は、
おおいに違う。

それが業態の違い。
業態の客層の違い。
業態の社会的使命の違い。

自らの使命を明確にし、
その使命に忠実な企業が、
良い結果を生み出す。  

自らの使命に関することに対して、
「すぐやる・かならずやる・できるまでやる」  
それが、雛祭りの今日のメッセージ。

よろしく。

<結城義晴>  

2010年03月02日(火曜日)

全日食チェーン会長田中彰さんの「6原則」と「オールフォーワン」

「来なかった大津波に学ぶ」  
朝日新聞の社説。

「心配なのは人々が警報を過小評価してしまうこと」
いわゆる、オオカミ少年のたとえ話。

今回は「150万人近い人々に避難指示・勧告が出された」。
それに対して、「大津波警報が出た東北3県」でさえ、
「避難所などに移った人は数%」。

テレビでもうるさいくらい日本列島の図が映されたが、
「第1波の後に警戒心を解いて、
一度避難所に行った住民が自宅に帰ったり、
沖合に出た船が戻って来たりした」。

「いざという時は警報を待たず、
一刻も早く海岸や河口近くから逃げることが命を守る基本」。

朝日は「来なかった大津波から学べ」と諭す。
店を展開し、
顧客の安全に責任をもつ立場として、
肝に銘じたい。  

日本経済新聞の記事。
「賃金改善要求見送り ヨーカ堂労組」  

「労組の4507円の賃金改善要求に対して、
経営側が108円の引き上げを回答して妥結」

ちなみに上部団体のUIゼンセン同盟は、
今春闘では統一の賃金改善要求を見送る方針。

今日のニュースの最後は、百貨店の話。
毎月恒例の日経の調査。
2月の既存店売上高速報。
昨日、大丸と松坂屋が合併して大丸松坂屋百貨店が誕生。

その最後の月の大丸は、
2008年3月以来となる前年同月比2.3%プラス。  

第一の効果は、増床。大阪心斎橋店の大型増床。
第二は、値ごろ感のある販促策。

しかし、伊勢丹はマイナス0.2%、
三越がマイナス8.6%。
高島屋はマイナス6.1%、
松坂屋がマイナス3.1%。

私は、物理的な「増床」のような政策を、
計画的に展開しなければ、
効果は出にくいと考える。

その意味で百貨店の場合、
今、経営者・トップの判断こそが、
売上げをつくっている。  

現場に売上げの責任を押し付けてはいけない。

朝日の社説がもう一つ。
「百貨店の再生――心つかむ売り方で活路を」  

記事は、こう始まる。
「慣れ親しんだ百貨店が消えるのは、寂しい」。

書き手は、ノスタルジックな気分。
有楽町マリオンの西武有楽町店、
丸井今井室蘭店、松坂屋岡崎店、四条河原町阪急など。
閉鎖の予定や既に閉鎖。

昨年は三越池袋店や、そごう心斎橋本店。

「百貨店の閉店ラッシュがいよいよ本格化」。

この記事は、ボン・マルシェの原点に学べという。
150年前にパリで創業した世界初の百貨店。
「豊富な品ぞろえ、商品値札、派手なショーウインドー、
季節セールなど新しい売り方に挑み、客の心をつかんだ」とある。

「高級ファッション中心の商法にこだわらず、
もっと新しい商品構成や売り方に挑戦しながら、
百貨店の強みを生かす道は必ずあるはず」と訴える。

「好立地の百貨店がモノを売る力はまだまだ大きい」。

私もこの点だけは賛成。

好立地でそのエリアで最大の売り場をもつ百貨店には、
いくらでも手はある。

そこで店を運営する人、
売場をつくる人、
つまり人が躍動しさえすれば、
物理的な一番店には、
確実な再生が待っている。  

高級どころか、超高級ファッションを狙うもよし。
値ごろ感のある販促を考案するもよし、
なんでもありの政策が許される。
「何でもあり」ができることが、
百貨店の存在価値だと、私は思う。

「何でもあり」ができない百貨店は、
もう百貨店ではないと考えた方がいい。
当然ながら、すべての百貨店に、
それが許されるはずはない。

人口100万人に1店の百貨店。  
今のところ、それが目安だ。

さて昨日は、一日、
横浜の商人舎オフィス。

午後、来客。
田中彰さんと伊藤真一さん。  

田中さん(中央)は全日食チェーン商業協同組合連合会会長。
伊藤さんは、その専務理事兼事務局長。

田中さんは、商人舎発足の会の発起人のおひとり。
お世話になります。

全日食チェーンはミニスーパーのボランタリーチェーン。
田中さんはその総帥。

現在は、事業会社の全日本食品は、
齋藤充弘さんに社長の座を譲って、
チェーン加盟店の代表の役回り。

「ボランタリーチェーンとは何か」を、
説き続ける毎日。

その田中さんの商業観。

小売流通業は、人間の体のようなもので、
地域の中小商業は、
毛細血管のようなもの。  

セブン&アイ・ホールディングスやイオンに代表される大企業は、
たとえると大動脈、大静脈。

大動脈だけでは、人間の体も成り立たない。  

その地域商業が団結したボランタリーチェーンには、
「6原則」がある。

田中さんが先輩から受け継ぎ、
さらに自ら創り出した6つの原則。

第一は「出る」。  
同志的共同体だから、
まず第一に会合に「出る」のが原則。

第二は、「買う」。  
本部から商品を「買う」。
その意味でボランタリーチェーン本部は事業会社であり、
全品供給の問屋機能を持っている。

だから第三に、「払う」。  
買ったら、「払う」。
それがボランタリーチェーンの原則。

全日食チェーンは、メーカーや問屋に本部が「代払い」する。
本部が差金決済をして、保証する。
その本部に加盟店は「払う」。

第四の原則は「話す」。  
互いに徹底的に話合う。

第五は、「乗る」。  
みんなで話し合い、決めたことには、
無条件に「乗る」。
それがボランタリーチェーンの原則。

「オール・オープン、
オール・イーブン、
オール・フォア・ワン」
“All open, all even, all for one”

すべては公開され、
すべてが公平で、
すべては一人のためにある。  

だから、「乗る」。

そして田中さんが昨年付け加えたのが第六。
「増やす」  

かつて田中さんが、ある人から言われたことがある。
「チェーンストアはマルチ商法だ」  

驚いたが、そう見る人もいるし、
そういう側面も確かにある。

増やさなければ倒れる。
逆に、増やしすぎると倒れる。
増やすことを考えながら増やす。
バランスを考えながら増やす。  

だから第六の原則は「増やす」。

何を増やすか。
加盟店ももちろんだが、
それよりも人材を増やす。
加盟店の資産を増やす。  

チェーンとしての根幹、インフラがなくては、
資産が増えない。

全日食チェーンでは「和の経済」を唱える。
チェーンの活動で生み出した利益は、
その年次の中で還元する。

そんな六原則を、田中さんは熱心に語った。

この六つの原則は、組織の原則に通じる。
どんな組織でも、この6原則が重要になる。

さらに田中さんが先代の父上から、いつも言われたこと。

「商人は店を締めるな」
「商人は一喜一憂するな」  

「銀行から借りるな」
「分相応を、目いっぱいやれ」  

身の丈に合った経営を精いっぱいやる。

次々に、いい話が出た。

春から秋まで、田中さんと一緒に、若い人たちに講義をする。
若い人たちが、学びたがっている。
田中さんのボランタリーチェーンの哲学を。
私はそれをサポートし、
私なりのボランタリーチェーン論と「知識商人論」を、
提起することになる。

いまから、楽しみだ。

その後、夕方、町内の㈱成城石井本部へ。
大久保恒夫社長と面談。  

来週火曜日3月9日の「二人のビッグセミナー」の最終打ち合わせ。
タイトルは「2010知識商人の経営の流儀」  

お申し込みは、こちら
火曜日の午後いっぱいのセミナー。
まだまだ募集中。
近隣の皆さま、どうぞおいでください。
Japan Shopやフランチャイズチェーンショーにお出かけの皆さま、
お立ち寄りください。
会場は、お台場「タイム24」です。<商人舎事務局>    

大久保さんの考え方は、ずっと変わっていない。
それが現在の小売業にとって、もっとも重要なことになる。
成城石井はスーパーマーケットだが、
そして大久保さんはそのスーパーマーケットの経営改革を、
見事、果たしたが、
その考え方は、スーパーマーケットに役立つだけではない。

すべての小売業、すべてのビジネスに有益となる。

私の考え方も、商業・サービス業全般にわたる。

2010年、どのように考え、どのように行動し、
どのように結果を出したらよいか。  

それを鮮明に提示することになる。

決算が終わり、ちょうど予算が決まったばかりの会社、
決算をまとめつつ、予算づくり渦中の会社。

そんな会社の人々に、
きっと、ほんとうに、役に立つ。
目からウロコの「ふたりのビッグセミナー」になる。

今年の予算は、この気合いで進める。
今月の商人舎標語。
「すぐやる・かならずやる・できるまでやる」  

すぐに実行、からなず実践、できるまでPractice。  

大久保恒夫&結城義晴。
コラボレーションは、互いに切磋琢磨しつつ、
オール・フォア・ワンとなる。  

乞う、ご期待。

<結城義晴>  

2010年03月01日(月曜日)

弥生三月、すぐに実行、かならず実践、できるまでPractice。

Everybody! Good Monday! [Vol.9]

2010年3月1日、
弥生三月の第一週が始まった。

とはいっても、昨日から全テレビ画面に、
日本列島の地図が映し出され、
東北三県に大津波警報、太平洋岸全域に津波警報。

伊豆・稲取の港の鮨屋の2階から臨んだ津波の写真。

午後2時過ぎ。

水平線に紺色の帯のようなものが見える。
あれが津波だと思う。

伊豆急が不通になり、私たちは、稲取に足止めされた。

駅には、人々があてもなく、
待っていた。

稲取の名物は、金目鯛。

地元では「きんでえ」と呼ぶ。

なぜか津波を待ちながら、
津波警報解除を待ちながら、
伊豆急の電車開通を待ちながら、
鮨屋の二階で「金目鯛」の煮付け。
1尾、1万2000円也。

幸いに津波の被害はなく、
テレビ画面の日本列島だけが、
むなしく映されるのみの24時間。

バンクーバーの冬季オリンピックも、
スピードスケート女子パシュート銀メダルで終了。

津波とオリンピックの波が去って、
いよいよ、3月、新年度。

気持ち新たに臨みたい。

その3月の商人舎標語。  
迷った末、やはり、これ。

すぐやる・かならずやる・できるまでやる  
このブログでは何度も紹介した日本電産社長・永守重信さんの言葉。

1944年生まれの65歳。
いかにも日本的で日本を代表する小型モーターメーカーの創業者。

日本電産には、「3Q6S」が存在する。
3QはQuality Worker、Quality Company、Quality Products。
質の高い従業員、質の高い会社、質の高い商品。
これは商人舎先月の標語「質の良い売上げ・質の良い仕事」と同じ。

6Sは整理・整頓・清潔・清掃・作法・躾。

三つの経営哲学を掲げるが、
「すぐやる、必ずやる、できるまでやる」はその三番目。
第一の哲学は「情熱、熱意、執念」。
第二は「知的ハードワーキング」。  

私、この知的ハードワーキングにも大いに共感している。

2010年、厳しい1年間になることは目に見えている。
多くの企業が今日から新年度に入るのだから、
意気込みを込めてスローガンを贈りたい。

それが、
「すぐやる・かならずやる・できるまでやる」  

今年の標語は、
「Practice comes first!」  
「実践躬行・実行第一」  

そのためにどうするか。

すぐに実行、
かならず実践。
できるまでPractice。  

朝日新聞の社説に「市民の自治」の見出し。
大阪府池田市の「地域型」、
千葉県市川市の「テーマ型」、
同我孫子市の「コミュニティ再構築型」。

市民の自治に大切なこと。
「口を出して、汗もかく」  
まさに実践躬行。

「汗をかく」ところが大事。

世の中、自治にまで、
Practiceが求められる。
「仕事に於いてをや」

さて3月。
3月3日のひな祭りが、最初の山。  
「春、春、春」
二つ目の山は、春分の日。
今年は3月21日。  

残念ながら日曜日。
22日の月曜日が振り替え休日となる。

しかし20日、21日、22日の三連休は、
3月最大の「書き入れ時」。
桜の満開時期が、今年は早まるか。
だとすると、この三連休は、
絶好の花見日和。

「大川に吹きあげられし桜かな」  
再び<小林一茶>  

ちなみに3月27日の土曜日が、
「桜の日」と決まっていて、
この週末も「花見、花見、花見」

日本中が桜に沸くこととなる。

そう考えると、3月は悪くない。
人々の心が、うきうき、ワクワク。

そんな時だからこそ、
知的仕事人は、
「すぐやる・かならずやる・できるまでやる」  

Everybody! Good Monday!  

<結城義晴>  

2010年02月28日(日曜日)

ジジとマオとヨナ[2010日曜版⑨]

今週のことです。
たしか金曜日だったとおもいます。

ボクは、チェンバロのうえ。
j1
あさから、
顔をあらっていました。

耳のうしろが、
かゆい。
j2

顔のほうも、
ていねいに。
j3

とても、いい気持ち。
j5

もういちど、
ていねいに。

耳のうしろ。

もうすこし、
うえまで。

よい、っしょ。

あ~、キモチいいキブン。

えっ。  

たいせつなことが、
おこっていました。

オリンピック。
フィギアスケート。
o1

ボクも、だいすきです。
j

マオ。
m1

アサダ・マオ。
m2

そしてヨナ。
k

キム・ヨナ。
k2

どちらもすきになりました。
どちらもオーエンしたくなりました。
j
ユウキヨシハルのおとうさん、
「コンテスト型競争」といいます。

その反対は、「レース型競争」。

これからのジダイは、
コンテスト型になるらしい。

レース型はだれかひとりが、
いちばんになる。

でも、コンテスト型は、
それぞれのちがいが、
「価値」をうむ。

ヨナの価値。
m

マオの価値。
m

だからボクも、
ふたりともすきで、
ふたりともオーエンする。

ひとも、おみせも、
コンテスト型になる。

なるほど。
おとうさんも、
いいことをいいます。

ところで、
ボクの価値、
ボクのちがい。
j
いったいなんでしょう。

ボクに価値が、
あるのでしょうか。

ボクもコンテスト型社会で、
生きていけるのでしょうか。

ゆっくりと、
考えてみたいとおもいます。

時間はあるのですから。

<『ジジの気分』(未刊)より>  

2010年02月27日(土曜日)

真央とヨナ、小売サービス業とPCSA討論会のコンテスト型競争

日本中からのため息が聞こえた。  
浅田真央の小さな失敗と銀メダル。

キム・ヨナの鉄壁の演技と金メダル。

二人は19歳。

オリンピックだけでも、
23歳、27歳の時の二人の切磋琢磨の成熟を楽しめる。

もしかしたら31歳でも頑張れるかもしれない。

だとしたらまだ3回も、
この世紀のライバルの闘いを見ることができる。
私たちは幸せだ。

小売業やサービス業の競争は、
コンテスト型だ。

これは経営コンサルタントの宮崎文明さんが書いている。

キム・ヨナと浅田真央の競争のようなもの。
だから、顧客は両方を応援する。

コンテスト型の競争に対して、
レース型競争がある。

タイムや距離を競う。
スピードスケートやノルディック、アルペンのスキーは、
レース型だ。

かつての小売業の競争がそれ。

現在は、コンテスト型競争。

日本中の小売店やサービス業店舗が、
キム・ヨナや浅田真央を演じている。

彼女らのようにライバル同志の切磋琢磨の結果として、
レベルの高い競争を、私たちの顧客に提供したいものだ。

つくづくそれを思う。

高い水準のコンテスト型競争。
それが商業・サービス業の現代化を実現させる。

そのためにも、今月の標語。
「質(たち)の良い売上げ・質(しつ)の良い仕事」

もう2月も終わろうとしている。

皆さんの「質」はいかがだったろうか。
振り返りつつ、それにはきっぱりとけじめをつけて、
3月に臨みたい。

さて昨日は、午後から、東京・笹川記念会館・国際会議ホール。
第32回PCSA公開経営勉強会。
1
700人近くの聴衆が集まった。

第一部は、講演会。
講師は佐藤洋治さん。

㈱ダイナムホールディングス社長。
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テーマは「信頼の森と業界改革」

まず経営者に必要な中長期経営戦略。
財務戦略からオープン・ドアの思想、新業態への挑戦。
この講演の中で8社の経営効率が比較された。
三越伊勢丹ホールディングス
セブン&アイ・ホールディングス
イオン
ヤマダ電機
ファーストリテイリング
しまむら
ニトリ
ダイナム・ホールディングス。

その最新決算のROA。
ROAとはリターン・オン・アセット。
総資本営業利益率。

8社の順位が皆さんには想像つくだろうか。

1位、ファーストリテイリング23.9%
2位、ダイナム・ホールディングス22.0%
3位、ニトリ16.3%
4位、しまむら14.6%
そして5位、セブン&アイ7.5%
6位、ヤマダ電機6.2%
7位、イオン3.4%
8位、三越伊勢丹1.4%

私が最も重視する数値の一つがROA。

貸借対照表と損益計算書の両方に関係してくる数値だからだ。

佐藤さんの講演は、「信頼の森」という新業態の話、
業界改革の提案など、
盛りだくさんで、中身も充実していた。

第二部は、パネルディスカッション。

その直前の最後の打ち合わせ。
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そして登壇。
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コーディネーターは、二人。
㈱ダイナム取締役兼法務部部長の森治彦さん(左)と、
元ジャスダック取締役でコンサルタントの牛島憲明さん(右)。

パネラーは、政治家が二人。
民主党参議院議員の柳沢光美さん。
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イトーヨーカ堂出身で、UI全線同盟の活動家から参議院議員になった。

自民党参議院議員の秋元司さん。
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38歳の若い政治家で、
私は小林興起さんの秘書時代からの知り合い。

そしてパチンコトラスティボードの有識者懇談会メンバーが三人。

元インドネシア大使で外交の専門家・川上隆朗さん。
c5
広い視野からパチンコホールの健全な産業化と、
そのための単独立法の必要性を訴えた。

そして結城義晴。
y

弁護士の三堀清さん。
c
遊技産業全般の法律に詳しい。
新法の骨子について、大胆な提案をしてくれた。

聴衆は、熱心に聞き入ってくれた。
a

パネルディスカッションのテーマは、
「新政権下における遊技産業の改革と将来」  

私、こういうシチュエーションが、
実は、大好きだ。

政治家が二人も入るパネルディスカッション。

燃える。
テンションが高まる。

短い時間にワンコンセプトの主張と象徴的な言葉を、
凝縮してスピーチする。

さらに各パネラーの意見を咀嚼し、集約して、
受け止めつつ、議論を展開する。
y2
私の場合、コーディネーターの役回りが多いが、
パネラーの立場も大好き。

どうぞ、皆さん、お招きください。
「パネラー・ユーキ」

今回のパネルディスカッションは、
パチンコホールが上場優良企業にも負けない経営内容を成し遂げつつあること、
つまり産業化の準備が整っていること、
したがって、風適法から単独立法への軌道は敷かれつつあること、
こんなことが明らかになった。

そして二人の政治家から、そのことへのコメントが得られた。
柳沢参議院議員は、真正面からの立法化を訴え、
秋元議員は、議員立法の手法を提案した。

パネルディスカッションは盛り上がった。
c
私も、ほんとうに充実した気分だった。

パネルディスカッションも考えてみると、
コンテスト型である。

レース型ではない。

それぞれが自分の主張をして、
総体として何らからの収穫を得る。
何かを訴える。

それができた。

21世紀はコンテスト型競争社会に違いないことを実感した。

<結城義晴>

2010年02月26日(金曜日)

京都市「コンビニ営業規制」断念のオクシモロン

バンクーバーオリンピックも、
いよいよ佳境。

日本列島は、春模様。
そして花粉がとび廻る。

「大川に吹きあがられし桜かな」
(小林一茶)

もうじきそんな光景がやってくる。

ワシントンでの米国下院公聴会。
リコール問題に関する豊田章男社長の証言。
「行動を通じて伝える」

まさに「Practice comes first!」
実践躬行・実行第一。

今年の商人舎標語。

このスローガンを、
追い込まれた場面ではなく、
勢いに乗った局面で活用したい。

ヨーロッパでは、ユーロが急落。
ギリシャの財政不安にスペインの経済力の弱さが、
EU全体の足を引っ張る。

私には、15年ほど前から、
ギリシャ人のアレキサンダーという友人がいた。
シアル・ドールの国際審査委員。
小錦のような風体で、ズバリと言いたいことを言う。
40代でなくなってしまったが、
彼が生きていたら、
やはりズバリズバリと発言したに違いない。

ヨーロッパ、とくに南欧の経済は、
早急に回復しそうもない。
それがヨーロッパ全域に広がる。
まさに正念場。

さて日本、こちらも正念場。
だからだろうか、毎日のように社長交替のニュース。
私よりも若い社長の登場が相次ぐ。
ある意味でいいことだ。

その社長たちに望むこと。
正々堂々。
公明正大。
自主自律。
社会貢献。

さて外食産業の売上高は、
戻ってきた。
社団法人日本フードサービス協会の発表。
正会員478社、6万4000店、
総年商5兆7000億円の集計だから意味がある。

1月の数値は前年同月比売上高プラス1.8%。
客数プラス5.9%。
客単価は相変わらずマイナス3.9%。

ずっと悪かったファミリーレストランが0.2%のプラス。
14カ月ぶりというから1年2カ月ぶりの前年同月比の増加。
ファストフードは好調で4.9%プラス。

プラスもマイナスも自分の数値を基準にしている。
自分を超えること。

だから、それぞれのカテゴリーの人々は、
ホッとしていると同時にうれしいに違いない。

「外食産業は、食品産業の水先案内人」
私はずっと言い続けてきた。

水先案内に勢いが出れば、
食品産業全体に勢いがつく。
それがいい。

日経MJ調べの衣料品専門店1月売上実績。
既存店の有力企業ごとの数値が調査されている。
ユニクロはマイナス7.2%。
これが基準。

だから、衣料品は全体にいいわけではない。
ジーンズのライトオンはマイナス21.1%。
ジーンズメイトもマイナス17.8%。
西松屋チェーンはマイナス9.6%。

青山商事はマイナス5.0%。
AOKIホールディングスはマイナス3.3%。
ハニーズマイナス3.9%。
そしてだんだん良くなるポイントはマイナス1.2%。
しまむらがマイナス0.6%。
最後にユナイテッドアローズがプラスの0.8%。

1月になり晴れのファッションの時期を迎えたことなど、
季節指数の影響もあるだろう。

しかし、なんだかみんな、
少しずつ元気が出てきた感じ。

いいぞ、いいぞ。
その意気だ。

私は、そう言いたくなる。

東武ストアは全店の改装に踏み切る。
イズミヤも6割の店舗を改装する。
いい判断。

実践躬行。

さて、これは考えさせられるニュース。
京都市のコンビニ規制。
門川大作市長が任期中の規制導入を断念した。
朝日は取り上げず、日経が記事にした。

「環境にやさしいライフスタイルを考える市民会議」
京都市のコンビニ深夜規制を議論する会議体。
この会議も3月の最終提言案に「コンビニ規制」を、
盛り込まない見通し。

市は、「午後11時から翌日7時までの営業自粛」を、
意図していた。

それに猛反発していた業界側が、勝ったことになる。

市民の声として日経が取り上げているのは、
「利便性が損なわれる」
「経済発展の阻害要因となる」

といった声。

環境と便利さ、経済性。

まさしくオクシモロンの問題だが、
今回の判断、リアリズムの勝利と相成った。

私は、もともと、
「地球にやさしい」といった表現を好まない。
東京工業大学大学院生命理工学研究所准教授・丹治保准先生の言葉。
(財)有機質資源再生センターの年次総会。
「『地球にやさしい』
この言葉、私は大嫌いです。

たとえ何発、原爆が落ちようとも、
地球自体は何ともない。
地球にとって優しいことは、
むしろ人間がいなくなること。
大切なのは、人間が住む環境なのです」

人間が主役。
その人間の住む環境を考える。
その時、便利さや経済性は不可欠。

もちろん、だからといって、
環境問題を無視したり、
CO2を無差別に排出して良いなどという哲学は、
通用しないが。

時代は大きく変わろうとしている。

しかし、一気に変わりはしない。

あちらを立てればこちらが立たず、
こちらを立てればあちらが立たず。
オクシモロンの行きつ戻りつの思考と議論と思案の末、
多くのことが変わり始める。

多くのことが、オクシモロンの議論の末、
一斉に変わるから、変わったと感じる。

しかし一つ一つの現象には、
京都市でのコンビニの営業時間規制のような経緯がある。

それを軽く見てはいけない。

会社の中でも、店の中でも、
オクシモロンの問題解決があふれかえっている。

だから、考え、話し合い、また考える。
この姿勢を失ってはいけない。

私たちは、人間なのだから。  

<結城義晴>

[追伸]
今日アップされた商人舎ページ。
「林廣美の今週のお惣菜」
お弁当用ビーフステーキ
おいしそう。
お試しあれ。

2010年02月25日(木曜日)

随想・ライバル

めっきり春らしくなったと表現したら、
もう、春真っただ中のような陽気。

このままいったら、どうなるのか。
どんな夏になるのか、心配なくらい。

昨日は、日本中、
バンクーバーに心が飛んだ。

女子フィギアスケート。
そのショートプログラム。

浅田真央、
キム・ヨナ。  

誕生日も20日違いの同い年、
19歳。

不調続きだった浅田が、
もてるものをすべて表現した。

「すぐやる・必ずやる・できるまでやる」
日本電産社長の永守重信さんの言葉。

浅田が身を削る練習をしてきたことが、
見る者によくわかった。

対するキム・ヨナの精神力にも、
恐れ入った。

「ライバル」といわれる存在。  
率直に、自分にもほしくなるほど。

二人がとても、
うらやましく感じられた。

33年前、私は㈱商業界に入社した。
『販売革新』編集部に配属された。

そこには1年先輩がいた。
高浜則行といった。

長崎県大村市出身の一つ年上。
驚くほど文章がうまかった。

私たちはとても仲が良かったし、
競い合った。

毎号『販売革新』の雑誌が刷り上がると、
二人だけで合評会をした。

編集長の記事、先輩の記事、大御所の記事、
企業や店、人物の評価。

自分たちの記事も当然、
合評した。

毎月毎月、私は、
高浜則行に負けまいと記事を書いた。

締め切りになると、
何日も徹夜した。

いつも高浜則行の記事のページを開いて、
机の前に立てかけた。

そして、これに負けまいと、
自分を鼓舞した。

私にとって、
良きライバルだったと思う。

6年ほどして、
彼は、退社した。

その後、彼は、
『2020』誌の編集長などを務めた。

私は、会社に残って、
『食品商業』の編集長になった。

現在は、互いに連絡はない。
残念ながら。

しかし高浜則行というライバルの存在がなかったら、
今の私はない。

追いつけ追い越せの目標。
負けまいとするターゲット。  

どんなときにも、
それが必要だと思う。

今のあなたに、
良きライバルはあるか。

あなたの会社に、
相手を尊敬できる企業はあるか。

あなたの店に、
学びつつ、自分を鼓舞する店はあるか。

翻って、今の私に、
良きライバルはあるか。

見当たらなければ、
今、高浜則行を探さねばならない。

終生のライバルというのは、
なかなか見つからないかもしれない。

それでも、その時その時、
心から尊敬できるライバルの存在は必要だろう。

浅田真央とキム・ヨナをうらやましく見つめながら、
ライバルのことを考えた。

高浜さん、
連絡ください。

だれか、このブログを読んでいる人で、
高浜則行を知っている人がいたら教えてください。

高浜さんに、
無性に会いたくなった。

<結城義晴>  

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