結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年04月20日(火曜日)

草刈民代全裸写真の朝日新聞広告とtargeting・positioning

今朝の朝日新聞。
全面ぶち抜き広告。

草刈民代さんの全身ヌード写真。  
「幻冬舎が、またやった」といった感じ。
いや「幻冬舎にまた、してやられた」か。

一般には「Shall we ダンス?」で有名なバレリーナ。
昨年引退した44歳。
明日発売の写真集「バレリーヌ」(幻冬舎刊)の広告。

完璧な肉体。  
崇高な精神が、
宿っているように見えるから、
不思議。

崇高な精神が、
宿っている場合も多いから、
これまた不思議。

逆に崇高な精神が、
完璧な肉体をつくるのに役だつのかもしれない。

今日の朝日新聞は
新聞を読まない人にも、
永久保存版。

さて戸外では、
ソメイヨシノが終わったら、
サトザクラ。

そして、もう、ツツジが、
花を開かせつつある。

ゴールデンウィークは、
まさにツツジの季節といってよい。

5月1日のメーデーには、
ツツジが付き物で、
私には、なぜか、
赤旗や労働者の群れよりも、
ツツジのピンクやレッドが記憶に残っている。

その黄金週間への準備期間が今週。
盆と正月以外の最大の行楽期間だから、
顧客は楽しむ。

消費が成熟化すると、
個性化、多様化が進む。
専門化と高度化も進む。  

それが現下の現象の根本要因だと思う。

戦後日本の人口動態の中で、
団塊の世代は、
消費や経済に決定的な影響を与えてきた。

団塊の世代の検体数が多いから、
成熟化現象が現れる確率も高かった。

さらに彼らは高度成長やバブル消費を経験した。
それが彼らにいっそうの成熟化をもたらした。

彼らは、成熟化の果実を享受することによって、
個性化を果たした。
多数が個性化することを、
多様化という。
それも果たした。

一方、個性化は専門化を生みだす。
専門化は高度化に進む。

かくて団塊の世代の消費成熟化が、
個性化と多様化を広げ、
専門化と高度化を進めた。

団塊の世代の子供たちを、
ベビーブーマーという。

団塊の世代の消費を見て育ったベビーブーマーたちは、
同じように個性化、多様化し、
専門化、高度化した。

そのベビーブーマーの子供たち、
すなわち団塊の孫の世代も、
これらの影響を強く受けて、
個性化、多様化し、
専門化、高度化した。

しかしベビーブーマーは、
「ハンバーガー世代」などと呼ばれもした。

すなわち画一化である。  

成熟化の検体数が多ければ多いほど、
画一化は際立つことになる。
したがって画一化に絞ってマーケティングすることも、
有効な手段となる。

かくて、成熟化と画一化が同居する渾然一体の現象が現れる。

ここでマーケティングの出番となる。

第一は、セグメンテーション。  
消費者を選別する。
画一化する顧客。
個性化する顧客。
多様化する顧客。
専門化する顧客。
高度化する顧客。

個性化し、専門化し、高度化しつつ、
画一化する顧客。

それらを分析し、区分けする。

第二は、ターゲティング。  
ビジネスを展開するサイドが、
自らの顧客の特性を明らかにすること。
自らの顧客像を鮮明にすること。
画一化した顧客か。
個性化した顧客ならばどのように個性化した顧客か。
どのように専門化し、どのように高度化した顧客か。
あるいはどのように成熟化しつつ、
どのように画一化した顧客か。

これをライフスタイルの差異という。
TPOSとも表現する。

Time(時) Place(ところ) Occasion(理由) Style(ライフスタイル)。
それぞれの違いによって、
マーケティングが異なってくる。

そして第三に、ポジショニング。  
ターゲット・カスタマーに対して、
自分の存在と自分の提案を明らかにすること。
そしてマーケットの中で、競争環境の中で、
自己の存在と提案を際立たせること。

ほんとうに不思議なことに、
際立つポジショニングによって、
他の志向をもつ顧客にも、
そのポジショニングが支持されてくる。  

政策やマニフェストが際立つものを有していれば、
例えば民主党支持者も、自民党支持者も、
みんなの党に票を投じる。

「中核部分」の求心力が際立つ強烈さをもてば、
「周辺部分」や「外周部分」が形成される。  

これを小売業では繁盛店という。
繁盛店は客層の広さを特徴とする。

繁盛店の中核部分を尖鋭的に絞りこんで、
多数化、多店化していくことを、
チェーンストア化と呼ぶ。

チェーンストアは、
ターゲティングとポジショニングのたまものなのである。

一方、単独店は、
「地域性」という中核部分を築き上げる。
この局地的ターゲティングとポジショニングによって、
十二分にサバイバルが可能となる。

ポジショニングの際立った差異性。
中核部分の強い求心性。
それがターゲティングを実現させ、
客層を広げていく。

これは完璧な肉体と崇高な精神の関係に、
似ていなくもない。

草刈民代の新聞広告を眺めながら、
結城義晴の白日夢は限りない。

<結城義晴>  


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