結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年04月12日(月曜日)

セブン&アイホールディングスの連結決算の「選択と集中」

Everybody! Good Monday! [vol15]

2010年第15週、4月第3週の始まり。

昨日は、過激に暖かく、
今日は、極端に寒い。

鍋ものが売れる。

さて、今週も小売業・サービス業の決算発表目白押し。
そんな時には「流通ニュース」の「決算」のボタンをどうぞ。
このホームページのトップにテロップで流れていて、
月間100万ページビューを超えた業界最大サイト。
商人舎ホームページと親密提携中。
つまり、「流通ニュース」の情報の品質を、
商人舎と結城義晴が保障しているのですね。

よろしくお願いします。

今日のように新聞の朝刊が休刊される日には、
小売り流通・サービス業の皆さんは、
是非、「流通ニュース」をご覧ください。

さて、今週水曜日の14日にはイオンの連結決算が発表される。
一方、セブン&アイ・ホールディングスは、
先週木曜日の8日に発表済み。  

小売り商業の両雄の実績は、
今週、このブログでも比較検証しておかねばならない。

ちなみにセブン&アイ・ホールディングスの2009年度は、
売上高5兆1112億9700万円(前年同期比9.5%減)、
営業利益2266億6600万円(19.6%減)、
経常利益2269億5000万円(18.7%減)、
当期利益448億7500万円(51.4%減)。  

同社の利益の中核はもうコンビニエンスストア事業となっている。
そのセブン-イレブンの売上高は1兆9685億5500万円(14.7%減)、
営業利益は1838億3700万円(13.8%減)。
これが、響いている。

イトーヨーカ堂を「総合スーパー」、
ヨークベニマル、ヨークマートを「食品スーパー」、
それらを合わせて同社は「スーパーストア事業」と呼ぶが、
その売上高は2兆165億5800万円(5.1%減)、
営業利益141億7800万円(42.7%減)。

私は、業態が異なるのだから、
総合スーパー(国際的にはハイパーマーケット)と、
食品スーパー(こちらはスーパーマーケット)は、
決算細目を分けたほうがいいと思う。

そうすればセブン&アイのスーパーマーケットが、
健闘していることを内外に示すことができる。

そごう西武の百貨店事業の売上高は9228億4700万円(7.1%減)、
営業利益13億6600万円(92.5%減)。

デニーズを中心とするフードサービス事業、
その売上高は864億2000万円(15.9%減)、
営業損失27億4100万円(前期は29億4800万円の営業損失)。

そしてセブン銀行をはじめとする金融関連事業、
その売上高は意外にも1104億4400万円(11.6%減)、
しかし営業利益は301億5200万円(18.3%増)。

本業の儲けを示す営業利益。
「(売上高-原価)-経費」の営業利益で、
前年プラスを記したのはセブン銀行のみ。

小売業・フードサービス業の抜本的イノベーションが、
セブン&アイ・ホールディングスにも求められている。

抜本的イノベーションとは、
ピーター・ドラッカーとジャック・ウェルチが共同で編み出した戦略、
すなわち「選択と集中」に他ならない。  

この時、「売上高規模」に「見栄と意地」を張ってはいけない。
一般に、すべてのホールディングカンパニーは、
連携子会社の「新陳代謝」を断行することによって、
利益を上げるものだ。

寺銭を吸い上げて、安穏と利益を上げていてはいけない。

さて、今週は、世界的には「核安全サミット」が開催される。  
アメリカのワシントン。
今日、鳩山由紀夫首相が渡米した。

それ以外にも15日木曜日から、
BRICs首脳会議がブラジリアで開かれる。  

世界的に重要な会議が続く。

そして、何かが決まる。

アメリカ合衆国とロシアは、
先行して核兵器削減の共同声明を発した。

世界は動いている。
私たちも動かねばならない。

4月とは、そういう月だ。

「動け、動け」  
動かぬものに未来はない。

その動き方は、今月の商人舎標語。
「知恵・力」合わせて動け!  

なんとこの標語、
サミットにもBRICsにも当てはまる。

さて、商売の話。

明日の火曜日13日、
日本銀行が「国内企業物価指数」を発表する。  
工場からの出荷、卸売りの段階で、
企業が国内市場で取引する商品価格の変動を測る指標。

これは2009年1月以来、
すなわち昨年初めから下がり続けている。

しかしこの3月はマイナス幅が一段と縮小される。
良い傾向も垣間見えている。
暗いニュースばかりではない。

冒頭で、「過激に暖かく、極端に寒い」といったが、
そのおかげで野菜価格が高騰している。  

この天候不順に、産地の端境期が重なった。
特にキャベツの価格は昨年同期の2倍に達している。
卸価格は昨年の同時期に比べ、
キャベツが2倍、ハクサイは2割程度、
ダイコンは1割程度、
高くなっている。

「天候の回復次第」のようだが、
今週後半から来週ぐらいまでは、
高値が続く可能性がある。

顧客も困っている。
その顧客のマインドと一体になること。

天候が変わりやすい1週間、
そのことに敏感でないものは、
「知識商人」とは言えない。

今月の標語。
「知恵・力」合わせて動け!  

いざ、2010年第15週へ。

Everybody! Good Monday!

<結城義晴>  

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