お花見のキセツです。
まっさかり。
ユウキヨシハルのおとうさん、
シゴトのあいまに、
お花見にいきました。
オフィスのちかく。
三ッ沢コウエン。
ヨコハマでも、
いちばんサクラがいいところ。
おとうさんは、
ちいさいころ、
このちかくで、
そだちました。
2年まえ、
目のシュジュツをして、
光をみることができるようになってから、
とくに、お花はすきです。
そのなかでも、
サクラの花は、
だいすき。
シュジュツをしたのが、
ちょうどサクラのキセツで、
ビョーインからもみえたし、
メグロ川のさんぽでも、
サクラをたのしんだ。
三ッ沢はひろい。
グランドのまわりには、
サクラの花がマンカイ。
青少年の家というのがあって、
そのあたりが、いちばんいい。
夏にはここで、
キャンプファイアーも、
できます。
でもいまは、
サクラ。
むかしここには、
ヒョウータン池があった。
そのちいさくなったいけのほとりのサクラ。
サクラ、さくら、桜。
みあげると、マンカイ。
こんなサクラもいいけれど、
ボクもおとうさんも、
べつのものもすきです。
へそまがりなんです。
サクラがわき役になっているのも、いい。
こんなもの、いいですね。
ちいさなサクラの花。
それから、
サクラの花は、
ニンゲンの手で、
また、かわります。
いけられたりします。
ヨコハマの「今半」のいけばな。
それから、だいじなこと。
サクラの花をみていると、
ほかの花が、
いっしょうけんめいに、
さいていることが、
わかります。
いまの主役は、
サクラかもしれないけれど、
それだけではない。
カダンの花も。
しぜんの花も。
おとうさんは、
ショーバイやビジネスを、
ずっと、みてきました。
マーケティングというそうです。
そのセンモン家のはしくれだそうです。
そうしたら、
すこしずつ、
ほかのものも、
みえてきました。
お花見も、
お仕事も、
いっしょなのだそうです。
<『ジジの気分』(未刊)より>