結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年04月26日(月曜日)

ゴールデンウィークとゴルファー石川遼と千葉ロッテ大谷智久投手の「お客様への感謝」

Everybody! Good Monday! [vol 17]

[商人舎オフィスの窓から見える風景]  

2010年第17週、4月第5週の始まり。
いよいよ今週からゴールデンウィークに突入。

4月30日に休暇をとれば、7日間連続。  
さらに5月6日、7日の休暇を付け加えれば11日間連続。
今日から3日間を先にとれば、12日間連続。
6日間の休暇を取って、全部つなげれば、
なんと、16日間連続となってしまう。

そして企業社会に、
それが許される空気もある。

ただし、4月30日に重要会議が開催される企業が多い。
だから、役員や幹部にとって、ゴールデンウィークは、
会社にとっての大切な稼ぎ時だったり、
あるいは夏に向けての戦略思索の時期だったりする。

ピーター・ドラッカー先生は、
「時間管理法」を提唱している。
①時間を記録する 
②時間をコントロールする
③時間をまとめる
3番目は、自由に使える時間を大きくまとめること。
それが「知識商人」にとって、
ゴールデンウィークのもう一つの意味。

ドラッカー先生は言い切る。
「時間を管理できなければ何もできない」  

だからといって私は、
自分や周辺をがんじがらめに縛り付けて、
オウム真理教の麻原彰晃のように念じるつもりはない。
「ステージを上げよ、ステージを上げよ」と。

時間を管理することによって、
ゆったりとした時を過ごすことも必要だ。

外山滋比古さんのいう「思考の発酵や熟成」は、
ゆったりとした時間の中から生まれる。

そんなゴールデンウィークにしてほしい。

ただし、私の場合、5月1日土曜日、
F&Bマーケティングの講義と結城ゼミは休みません。
念のため。

今週は、一般のサラリーマンが、
そんな休暇を謳歌する週の始まり。

しかし小売業・サービス業の現場は、
店を開ける。
まさに書き入れ時。

尊い仕事が待っている。

順番に休暇をとりつつ、
お客様を迎える。

自分たちのお客様が楽しんでいることを、
自分たちの楽しみに、
自分たちのお客様が喜んでいることを、
自分たちの喜びに。  

こう考えることができる人が、
本当の「知識商人」である。

今をときめくプロゴルファーの石川遼、18歳。  
大雨の中でのトーナメント後のメッセージ。
「雨の中、わざわざ来場してくださったお客様に、
喜んでいただけるプレーをしたかった」  

優勝した先輩ゴルファーは、
自分のプレーに関するコメントしか出せなかった。

ゴルフのお客様は、休暇の日に、
プロのプレーを楽しみに来る。
小売業・サービス業のお客様と店も同じ。

プロゴルファーは、
人々が休暇のときに、
仕事する。
小売業・サービス業も、
ゴールデンウィークに、
仕事する。

そして、やって来てくださったお客様に、
感謝し、配慮する。

これです。

さて、昨日の日曜日、
私にはとても嬉しいことがあった。

プロ野球の千葉ロッテ・マリーンズ。
今年、入団した大谷智久投手。  
パリーグの新人最初の勝利投手となった。
そのドラフト2位・大谷投手のコメント。
「千葉マリンの大声援の中で投げられるのは幸せです!
どうか、この海坊主をよろしくお願いします!」。  

「海坊主」とは丸刈りの頭を自称しての愛称。
「マリーンズの丸刈り」の意味。

大谷君も、お客様の大声援への感謝を語った。

彼が小学生のころ、
私は合同チームのコーチとして、
いつもボールを受けていた。

彼はジュニア・ソフトボールのエースだった。

あまり大柄な選手ではなかったが、
凄い速球を投げた。
チェンジアップは一瞬、
ボールが消えたかと思わせるほどの球だった。

その後、神戸に引っ越し、
高校は報徳学園。
3年生の春の甲子園選抜大会で優勝投手。
その後、早稲田大学に進み、
ここでも六大学リーグ優勝と全日本大学選手権優勝。
さらに社会人野球ではトヨタ自動車のエースとして、
全国大会優勝。

大柄な選手ではないという点で、
高校卒業の時にも、大学卒業の時にも、
プロ野球には入らなかったが、
社会人までの実績を積んで、
今年、マリーンズに新入団。

そして、4月中に初勝利。

小学生の時の監督は荏田ブランチーズの北谷弘幸さん。
北谷さんは、若い監督ながら、合同チームの総監督を務めていた。
北谷さんも感慨ひとしおだろう。
私も、本当にうれしかった。

この喜びを、みなさんにおすそ分け。

野球はチームプレーのスポーツ。
今月の商人舎標語。
「知恵・力」合わせて動け!  
ゴールデンウィークに、店を思った通りに動かすには、
全員のチームプレーが、いつも以上に必要だ。

代わり番こに休みをとりつつ、
密な連絡を取りながら、
売り場の水準を維持する。

店長やリーダーは、大変だ。
けれど誰かがその代役をして、
全体の基準が保たれる。

まさに、「知恵・力」が結集されねばならない。

いよいよ始まる黄金週間。

Everybody! Good Monday!

<結城義晴>  

「月刊商人舎」購読者専用サイト
月刊商人舎 今月号
商人舎 流通スーパーニュース
月刊商人舎magazine Facebook

ウレコン

今月の標語
商人舎インフォメーション
商人舎スペシャルメンバー
商人舎発起人

東北関東大震災へのメッセージ

ミドルマネジメント研修会
商人舎ミドルマネジメント研修会
海外視察研修会
商人舎の新刊
チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

新着ブログ
毎日更新宣言カレンダー
指定月の記事を読む
毎日更新宣言カテゴリー
毎日更新宣言最新記事
毎日更新宣言最新コメント
知識商人のためのリンク集

掲載の記事・写真・動画等の無断転載を禁じます。商人舎サイトについて
Copyright © 2008- Shoninsha Co., Ltd. All rights reserved.