結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2009年05月19日(火曜日)

新型インフルエンザ感染者世界第4位の考え方

新型インフルエンザは、
世界第4番目の感染者数となった。

昨日書いたとおり、今週はこの話題一色になりそう。

大阪・兵庫からの出張や修学旅行が中止され、
大阪・兵庫への出張、旅行が延期される。

企業や学校といった法人が、
自ら自粛の形で先導する。

行政の対策は、後手後手となった。

イオン、セブン-イレブンなど、
マスクと手洗いなどいち早く対策を打った。

コンビニのおでんも自粛。
百貨店やスーパーマーケットの試食も消えた。

厚生労働省の鳥インフルエンザを前提とした行動計画が、
過剰過ぎて、現実との間にギャップを生んだ。
それが一気に世界第4位の感染者数となった。

ヨーロッパの今回の対策は徹底している。
イギリスは早期発見と早期拡大防止策を柱にしている。
政府、医療機関、学校が連携をとり、
感染情報を早期につかみ、
遺伝子検査を早期に実施し、
感染が確認されたら、
すぐさま休校とし、
その上でこれが重要だが、
患者に対して早期にタミフルを投与する。

ドイツも、すべての医療機関と連邦政府との連携で、
発症者とその家族は病院や自宅で隔離され、
すぐさまタミフルを投与される。

早期発見、早期隔離、早期薬品投与。
この徹底で、二次感染を極力防止する。

これに尽きるようだ。

さらに弱毒性の認識も大切。
季節性インフルエンザとさして変わらない。

スーパーマーケット経営において、
かつて衛生問題を解決した時と似ている。

大腸菌が問題だとして、
過剰に大腸菌の繁殖を抑えることに終始して、
それが過剰な投資になってしまった。

人間に害が及ばない範囲での判断が、ポイントであった。

今回の新型インフルエンザは、
季節性インフルエンザと比べて、
いかに人体に影響を与えるのか。

その判断が必要。

しかし、小売業は、
基礎体力と公衆衛生のレベル維持に、
注力すべきだろう。

政府は、「早期発見・早期薬品投与作戦」を実施するに違いない。

そうなると、関西地区への出張・旅行の自粛も、
当面、なくなるだろう。

さて、昨日は、
午前中に高木和成さんが、
商人舎オフィスを訪問してくださった。
元ユニーの幹部で、現在、リテイル・マネジメント・オフィス代表。
商業経営問題研究会代表世話人。
高木さん
現在、「高木和成の自然郷日記」というブログ連載中。
「オンライン・ビジネスマガジン・ザ・スーパーマーケット」というサイトの中。
このサイトは商人舎ホームページとリンクしている。

午後は、泉岳寺のカスタマーコミュニケーションズ㈱でレクチャー。
この会社は、私が非常勤取締役を務めている。
テーマは、
「マス・カスタマイゼーションとロイヤルカスタマー」。

ID-POSによるマーケティングを業務としている会社だけに、
クライアント企業の顧客のロイヤルカスタマー化が仕事。

夕方は、故井上勝代さんのお通夜。
㈱プラネット副社長井上美智男さんの奥様。
59歳で逝去された。
ご冥福をお祈りし、合掌。

<結城義晴>

2009年05月18日(月曜日)

ドラッカー学会総会で学んだ「マネジメント哲学」と「生涯現役」

Everybody! Good Monday!  

2009年5月第3週の始まり。
新型インフルエンザは、
今日18日未明段階で感染者92人に広がった。

兵庫・大阪の高校生を中心に一斉に発覚した。
もう国内感染を止めることはできない。
水際作戦から、本土迎撃作戦に変わる。

5月9日のこのブログで書いたが、
4つの対策がある。

第一。
対策は中央集権的ではなく、地方分権的であること。  
  
発症後は、現場医療機関の対応がカギを握る。
医療機関に限らず、小売業・サービス業も、
現場の役割と責任の範囲をあらかじめ決めておくこと。

第二。
治安、水道・電力・食料・金融などライフラインの確保を優先すること。  
  
その意味では、店舗や商業施設にこそ、
「公衆衛生」とライフラインの責任と実行が求められている。

第三。
ワクチン・抗インフルエンザ剤作成、確保の政策を取ること。  
  
これは政府・厚生労働省の役目。

第四。
リスク・コミュニケーションを図ること。  
  
「手洗い・うがい、マスク、咳エチケット」の徹底。

日本人の基礎体力と公衆衛生のレベルが試されている。
私は、この面では、比較的に楽観している。

人命尊重こそ、今、何より重視しなければならないこと。
その意味では、最も弱いところに関心を払わねばならない。
基礎体力と公衆衛生レベルが、日本で最も弱いところこそ、
早急に援助したり、公的対策を講じたりしなければならない。

小売商業・サービス業は、
人が集まるところ。
万全の態勢を築くとともに、
それを過剰にならない程度に、
顧客や地域にアピールすること。

営業に影響が出るからだ。

今週は、新型インフルエンザに、
明け暮れる日々になるに違いない。  

慌てず、騒がず、堂々と。
「基礎体力と公衆衛生」のレベルは高い。
その自信を持つこと。

さて、昨17日の日曜日。
第4回ドラッカー学会総会が開催された。  
私もドラッカー学会会員。
ドラッカー学会1
ところは、都の西北・早稲田大学。
waseda1 (さらに…)

2009年05月17日(日曜日)

ジジのお昼寝[日曜版]

1
こんにちは。

ミンシュトーのダイヒョウセン。
オカダさんがまけて、
ハトヤマさんがかった。
2
ユウキヨシハルのおとうさんの、
「もしかしたら」という予感。
あたらなかった。

雨もようのクモリ空。
sky
おとうさんはでかけます。
「ドラッカーガッカイ」
ワセダでおこなわれます。

ボクは、うちにいます。
いつもの定位置。
3
おとうさんはでかけるけど、
ボクは、うち。
4
なにをしようか。
5

サムくんは、
元気なのか、
元気がないのか、
わかりません。
sam
いつもおなじところで、
おなじように、
なまゴミをたべている。

たんたんとしています。
7

ボクは、ごはんもたべたし、
やることは、ひとつ。
8
駅まえのお寺の門のところの今月のことば。
tem
ながされてはいけません。

おとうさんもいないし、
「おやすみなさい」
9
「………」
9
「おやすみなさい」
10

<『ジジの気分』(未刊)より>  

2009年05月16日(土曜日)

ユニクロ柳井さんからベニマル大高さんまでの一日

民主党代表選挙、今日5月16日告示、投開票。  
鳩山由紀夫幹事長のリードが、報道されている。
しかし岡田克也副代表も追い上げているとか。

岡田さん、少し痩せて、しかも若返った。
ストレスも今のところ、少ないのだろう。
当然ながら、小沢一郎さんと比べると。

「もしかしたら…」がある予感もする。
自民党は岡田さんの勝利のほうが、嫌だろう。

一方、日本の三大メガバンク。
みずほと三井住友、大幅赤字の決算発表。 

みずほが5888億円、三井住友が3734億円の赤字。

昨日は、東京商工会議所で423社の上場企業決算発表があった。
これは東証上場企業の2割弱となる。
まさに大忙し。

三大メガバンクが落ち込み、
その代り4番手のりそなが利益ナンバー1の銀行になる。
セブン銀行は、過去最高益を出す。
最終利益前期比22%増の169億円。

まさしく「差異が価値を生む」  
他行との決定的な違いが、
利益を創出している典型的な2009年のお話。

さて、私も昨日は忙しかった。
朝一番で、東京九段。
昨年末以来のファーストリテイリングを訪問。
柳井正会長兼社長との面談。  
柳井さんは、商人舎発足の会発起人のおひとり。
商人舎ファミリー。
柳井さんと
今回は、當仲寛哲さんもご一緒。
ユニバーサルシェルプログラミング研究所代表取締役所長にして、
商人舎コンピュータリテラシー研究会座長。

絶好調のユニクロ。
柳井さんも、昨年末よりは、格段に元気だった。
もちろん昨年末も、会社は絶好調だった。
しかし、疲れきっていた。

「来年は、間違いなく業績が下がります」
こう語っていたのに、そんな気配もなく、
好調は継続されている。

「日本では良い品質でないと、
お客さまから信頼されない」  

柳井さんは、「品質」を強調した。

それから、
バータルサイハンさんと奥さんのフーランさん。  
bartaru
モンゴルのコングロマリット企業タバンボグド・グループ社長兼CEO。
奥さんは副社長。

銀行・ホテル・旅行社、メーカー、小売業。
手広くビジネスを展開している43歳。
10年間日本で勉強したから、日本語は堪能。
フーランさんも5年間、日本で勉強した。

當仲さんと商業経営問題研究会のメンバーがモンゴルに招かれて、
スーパーマーケット開発のプロジェクトに加わった。
その依頼主が、バータルサイハンさんだった。

私も、この夏、ウランバートルに行くことになりそう。

富士山に登り、モンゴルに渡る。
忙しい夏になりそうだ。

その後、神田の日本セルフ・サービス協会。
コーネル大学リテール・マネジメント・プログラム・オブ・ジャパンの打ち合わせや、
協会専務理事の三浦正樹さんとの相談など、仕事して、
鈴木由紀夫さんを待った。  

訪れた鈴木さん、精悍なイメージに変身。
suzuki
元㈱商業界経営管理本部ゼネラルマネジャー。
私と同年の元同僚。

互いの現況報告や情報交換。

鈴木さんは、今年から新潟県佐渡に農地を買い、
本拠を移して、本格的に農業に打ち込んでいる。
その写真。

畦づくり。
suzuki2

そして田植え。
suzuki3
「毎日がストレス全くなしの生活で、
ほんとうに充実している」  

私も、忙しいことは以前以上だが、
「ストレスレス」。

互いに、喜び合った。

そして最後に、佐渡訪問を約束。

富士山、モンゴル、佐渡。
今夏の行き先がどんどん増える。
心配になってきた。

鈴木さんのあとに神田を訪れてくれたのが、
岡下貴寛さん、週刊「エコノミスト」記者。  

岡下さんは、私の元部下。
㈱商業界で『販売革新』『飲食店経営』の編集部に属した。
採用にあたっても、私や鈴木さんが関与した。

今年4月から毎日新聞出版局の『エコノミスト』編集部に配属され、
意気軒昂。

私も、岡下さんに協力することになった。
ご期待ください。

神田を後に、赤坂のホテルニューオータニへ。
日本チェーンストア協会平成21年度総会と懇親会。  
記者会見では、新会長となった亀井淳さんが挨拶。
亀井さんはイトーヨーカ堂社長。
右は前会長の林紀夫イズミヤ会長。
左は、井上淳専務理事。
JCSA

その後、懇親会。
林さんと亀井さんの固い握手。
akusyu

亀井さんのご挨拶。
4つのポイントを強調。
kamei
①内需拡大に向け、協会として全力を挙げること。
②少子高齢社会にお役立ちすること。
③食の安全安心に対して貢献すること。
④環境問題に前向きに取り組むこと。  

いい挨拶だった。

来賓は、農林水産省石破茂大臣。  
ishiba
「私の現在の唯一の楽しみは、スーパーへ買い物に行くこと。
しかし黒服のSPに守られて、ショッピングバッグを提げて、
『半額セール』を喜んだりする姿も、あまり見栄えの良いものではない」
などと笑わせて、内需問題、農業問題への取り組み姿勢を熱く語った。
失礼ながら、久しぶりに、農水省トップとして、
私たちは人材を得た。

乾杯の音頭は、森永乳業社長の古川紘一さん。
morinyu
乳業業界の現状を語るとともに、
製配販の協力による内需拡大を唱えた。
「牛乳で乾杯とはいきませんが、乾杯」

そして懇親。
渥美俊一先生からは私の書いているものに対する温かいアドバイスいただいた。
「結城理論をつくらねばならない」  
ありがとうございます。

2020新社主幹の緒方知行さんからも、いつもの言葉。
「今度、ゆっくり話そうよ」

流通ジャーナル社長・加藤英夫さんも、
「ご活躍だねぇ」

皆さん、商人舎発足の会発起人の商人舎ファミリー。
ありがたいことです。

もちろん多くの経営トップにもお会いした。

最後にヨークベニマル社長の大高善興さん。
ootaka
「平成の倉本長治になってよね」  

本当にありがたいお言葉。
身に余る光栄ですが、
身の引き締まる思いです。

その上に「ストレスレス」の結城義晴。
富士山からモンゴル、佐渡を駆け巡る予定。

<結城義晴>  

2009年05月15日(金曜日)

ボランタリーチェーンとフランチャイズチェーン

一昨日の13日、水曜日、銀座。
パチンコ・チェーンストア協会のコスト部会で講義。
PCSA1
急遽、3カ月連続で、レクチャーすることになった。
「ボランタリーチェーンとは何か?」  

私自身も、興味あるテーマ。

世の中、どちらかといえば、
フランチャイズチェーンに関心が高い。

流通を専門にする学者でも、フランチャイズを研究する人が多い。
一方、ボランタリーチェーンの研究者・学者は少ない。

その理由は、
何といっても、セブン-イレブンの大成功にある。

セブン-イレブンがうまくいったのだから、
フランチャイズシステムこそ、
いい仕組みなのだろうという漠然とした認識がある。

しかし、ボランタリーチェーンは、ヨーロッパで盛んだ。
アメリカには、フランチャイズチェーンが多い。

日本でも、コンビニはフランチャイズチェーンが成功しやすく、
スーパーマーケットではボランタリーチェーンが多い。

全体を見れば、フランチャイズ方式とボランタリー方式は、
それぞれに良さがあり、それぞれに弱点がある。

ボランタリーチェーンとは、
①異なる経営主体同士が結合して、
 販売機能を多数の店舗において展開すると同時に、
②情報等を本部に集中することによって
 組織の統合を図り、
③強力な管理のもとで、
 仕入れ・販売等に関する戦略が集中的にプログラム化される
④仕組みとその運営
これは日本ボランタリー・チェーン協会の定義。

一方、フランチャイズチェーンとは、
①事業者〈フランチャイザー〉が他の事業者〈フランチャイジー〉との間に契約を結び、
②自己の商標、サービスマーク、トレードネーム、
 その他営業の対象となる商標および経営のノウハウを用いて、
③同一のイメージの下に商品の販売その他の事業を行う権利を与え、
④一方フランチャージーは一定の対価を支払い、
⑤事業に必要な賃金を投下して
⑥フランチャイザーの指導及び援助の下に事業を行う
⑦両者の継続的関係をいう
こちらは日本フランチャイズチェーン協会の定義。

どちらが優れているか、劣っているかではなく、
どんなフォーマットに、どちらが向いているかが、
それこそ問題となる。

チェーンストアの種類をいう時に、
レギュラーチェーン、
ボランタリーチェーン、
フランチャイズチェーンの分類を使う。
私もそうしてきた。

しかし、気がついた。

どれもチェーンストアであることに変わりない。
だからまずチェーンストアの原理・原則が大事。

そしてそのチェーンストアが、
多数の資本の結合をして規模を拡大するとき、
三つの考え方がある。

①資本統合やM&A
②ボランタリーチェーン
③フランチャイズチェーン  

①はひとつの資本になる。
②は多数の資本が任意に連鎖する
③は多数の資本が契約によって連鎖する

そう考えると、わかりやすい。

さて私の関心。
パチンコホールのようなサービス業では、
ボランタリーチェーンがふさわしい方式なのか、
それともフランチャイズチェーンがいいのか。

これは固有のサービス業が、
「スーパーマーケット・タイプ」なのか、
「コンビニ・タイプ」なのか、
その見分け方にあると思う。
PCSA2

スーパーマーケットのマネジメントやオペレーションにあるもの、
コンビニのチェーンシステムに存在するもの。
その違いを明確にし、
それぞれのサービス業ごとに適用すると、
なぞは解けてくる。

ファストフードは、コンビニ型である。
そしてパチンコホールは、
スーパーマーケット型であると思う。

これは、もっともっと考えなければならないテーマである。

<結城義晴>  

2009年05月14日(木曜日)

(財)有機質資源再生センター総会で「地球にやさしい」は大嫌い!

民主党代表選挙は今週土曜日16日に告示・投票開票される。
政党政治による民主主義を目指すならば、
二大政党制はひとつのかたち。
私の標榜する「複占」の現象に通じる。
少なくとも、一党独裁より良いことは確か。

『民主主義は最悪のシステムだが、
これに勝るシステムはない』  

イギリスの元首相ウィンストン・チャーチルの言葉。

鳩山由紀夫、岡田克也、両候補者には、
その政治信条と政策を明快に語ってもらいたいものだ。

さて昨日は、昼からPCSAで「ボランタリーチェーンとはなにか?」の講義。
(明日、掲載の予定)  

そのあと、東京駅近くの日本工業倶楽部。
20090513-1

入口のシックな造りで、工業が日本の基幹産業だったことを感じさせる。
20090513-2

(財)有機質資源再生センターの年次総会と懇親会。
3

最初に財団の理事長・平富郎さんのご挨拶。
ご存知、エコス代表取締役会長。
4
「景気は、一人ひとり、1店1店、1社1社がつくり出すもの」  
平さんの言葉は、いつも鋭い。
環境に対しても、景気に対しても、
一人ひとりが、いかに取り組むかが大切で、
今、それが問われている。

来賓の挨拶は、まず農林水産省総合食料局食品環境対策室長から。
谷村栄二さん。
5
私も最近、農林水産省との接点が多い。

農水省とともに、この財団を支えている行政は、環境省。
その廃棄物・リサイクル対策部リサイクル推進室長・上田康治さん。
6
「谷村さんとスクラムを組んで」とご挨拶。

東京大学大学院農学生命科学研究所教授の谷口信和先生。
7
エコスがつくるプライベートブランド「エコス米」の開発についてのコメント。
「環境やリサイクルというと、
物と物との関係を論じ、考えることが多いが、
エコス米が徐々に成功していった理由は、
人と人とのコミュニケーションにあった」  

現在、40から50ヘクタールの大規模有機農場によって、
有機農法が展開されるに至っている。
それがエコス米になっているそうだ。

そして、この財団の評議員・齋藤充弘さんのご挨拶。
全日本食品㈱代表取締役社長。
8
偶然にも、「ボランタリーチェーンとは何か」の講義で、
私、齋藤さんのことを何度も話題にしていた。

財団理事の八太昭道さんのご挨拶。
㈱オストランド代表取締役社長。
9
「有機物は地球全体の70%を占め、無機物が30%を占める。
無機物は減っていくが、有機物は増える可能性がある。
その有機質資源を再生させるセンター。
有意義な仕事が待っている」

東京工業大学大学院生命理工学研究所准教授・丹治保准先生の挨拶。
財団評議員。
10
「『地球にやさしい』
この言葉、私は大嫌いです。
たとえ何発、原爆が落ちようとも、
地球自体は何ともない。
地球にとって優しいことは、
むしろ人間がいなくなること。
大切なのは、人間が住む環境なのです」  

大賛成。
「環境は、今、バブルにある。
いつか必ず、環境バブルははじける。
バブルがはじけたときに、この財団が、
しっかりした仕事をしていたと評価されるよう
力を尽くしましょう」
大賛成。拍手喝采。

来賓挨拶は、エコス代表取締役社長・平邦雄さん。
「エコスグループあげて、有機質資源再生に取り組みます」
11
意志のこもった決意表明。

いろいろな団体の懇親会がある。
そしてさまざまな挨拶が行われる。
しかし、この会の挨拶は、みな素晴らしかった。

そしていよいよ乾杯。
挨拶と乾杯の音頭は、稲森悠平副理事長。
福島大学理工学類共生システム理工学類教授。
12

この財団は、賛助会員85社、特別賛助会員10社の会員数。
昨年5月に、
地域循環資源の利活用の仕組みづくりを推進する資源循環システム研究所を、
9月には、バイオマス資源の利活用の多様化対応のための炭素循環研究所を設立した。

そのうえでコンサルティング受託事業、実証実験事業などに取り組んでいる。

平理事長と写真。
近く、「知識商人CDオーディオセミナー」にご登場いただきます。
それから、今年の夏、ご一緒に富士山に登ることになります。
楽しみです。
15

事務局主任の河野綾子さんと写真。
エコス人事部時代に接点があった。
14

懇親会でも、熱心な議論が繰り広げられた。
16
そして最後に、中締め。

評議員の井原實さん。
㈱与野フードセンター代表取締役社長。
17

(財)有機質資源再生センターには、今年、3月の、
商人舎主催「エコストアセミナー」にも協賛いただいた。
これからも共闘、共同していきたい。

言葉だけの「地球にやさしい」は、私も大嫌いだ。

<結城義晴>  

2009年05月13日(水曜日)

日経MJと第35回日本の飲食業調査「マクドナルド1位」の意味

日経MJが第35回「日本の飲食業調査」を発表した。  
MJとは、マーケティング・ジャーナルの略。

商業・サービス業の専門新聞として、
高い価値をもつ。

旧知の白鳥記者が、デスクになって、
ますます快調。

月曜日、水曜日、金曜日の週3回発刊だが、
私は、毎日出してほしいと思う。  

もちろん、ビジネス新聞だから、
ウィークエンドは休刊でいい。  

週5回発刊。
ビジネスマンのライフサイクルにぴたりのマーケティング新聞。

それだけで日経MJは、必需のメディアになる。
現在のままでは、残念ながら、
日本経済新聞本誌の付録。

今日の「第35回日本の飲食業調査」も、
日経本誌は一面のカコミ記事で、
「外食の32%値下げ計画」と、いいとこ取り。
そして10面で、「マクドナルド首位」と報じている。

本誌でお知らせしているから、
MJの告知・販売に協力している。
そんなイメージ。

しかし、私は32年も、
マーケティング・ジャーナルの世界にいるから良く分かるが、
日本のフードサービスの世界は、
実は、日本の消費者の大きな動きを先導するほどの意味を持つ。

だからこそ、日経MJの役目は大きい。

「専門」こそ、これからの時代を切り拓くもの。
「スペシャルティ」にこそ、ドラッカーのいう「ナレッジ」がある。
21世紀は、このスペシャルティとナレッジがリードする。
「専門」の世界にこそ、「知識商人」が生まれる。

もともと日経新聞も、専門紙だった。
だから特徴が鮮明。
スタンスも明快。

日経MJは、日経よりも、もっと、
詳細で、厳密で、継続した情報・知識を提供できる。

すなわち「徹底した専門性」というポジションである。

さて今回の外食調査。
売上高第一位は、日本マクドナルド。  
年商4064億円で、2.9%の前年伸び。
前年1位のすかいらーくを抜いた。
すかいらーくは第2位で、
マイナス4.1%の3852億円。  

これが日経本誌も見出しにする企業問題の最大の話題。

ファストフードが、ファミリーレストランを抜いた。

こう読み取ることができる。

そしてマクドナルドは、
昨年来の外食大不況の中で、一人勝ちのイメージをつくっている。

ファッション分野で、ユニクロ一人勝ちと同様の現象。

もちろん第3位のゼンショーも年商3105億円で、
9.9%の伸び。  

ゼンショーは多業態を展開している。
「すき屋」が代表だが、ライフサイクルの短い外食分野で、
「マルチ・フォーマット戦略」の有用性を示した。  

一方、マクドナルドは、
「シングル・フォーマット」であり、
「シングル・バナー」。  

(バナーとは、店舗のブランドのこと)

このシングル・フォーマット、シングル・バナーで、
好成績を維持することは、極めて難しい。

しかし難しいことをできる唯一の企業だからこそ、
第1位の価値がある。

そして、シングル・フォーマット、シングル・バナーで伸び続けるには、
以下の考え方が、不可欠。
「コモディティと
ノンコモディティ&プレミアムの
プロフィット・ミックス」  

私の持論。

私の持論を、マクドナルドが証明してくれている。

日経MJの大特集は、「3軽」をキーワードにしている。
「手軽」「気軽」「身軽」。  

手軽は、ファストフードの「早くて手軽」
気軽は、低価格の「安くて気軽」
身軽は、事業コストを低くする「外注で身軽」  

この「3軽」はまさしくマーケティング的なキーワードだが、
マーケティングには操作的なそれと、
構造的なものとがある。

私は、あくまで、原理的・構造的なマーケティングを目指している。

どちらのマーケティングも、
フードサービスが、日本の消費を先導していることを、
ベースに考えられているが。

<結城義晴>  

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