結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2009年04月21日(火曜日)

トレードオフ自転車「ロヂャース28号」登場

吉田拓郎のアルバム『午前中に…』が、
売上げベスト10に入った。
63歳でのランク入りは新記録だとか。

「ガンバラナイケドいいでしょう」 
最新曲のメッセージは、
大人の男の生きざまを、
逆に、鮮明に表現した。

私の今年の標語『無茶をせず、無理をする』は、
「ガンバラナイケドいいでしょう」の域には達していないが、
団塊の世代の象徴の吉田拓郎とは、
私は「ちょっと違うぞ」という自負が込められている。

北辰商事㈱副社長の太田順康さん。 
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ご存知、総合ディスカウントストア・ロヂャースを率いる。

昨4月20日、
自転車のジャージーをまとって、
横浜に登場。

この太田さんの自転車、100万円を超える凄いもの。
タイヤ1本だけでも20万円超。

自ら、自転車チームをもち、
自らレースに出場する。
そして、自転車の普及につとめる。
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その太田さんから、私も、
自転車をプレゼントされた。
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名づけて『ロヂャース28号』 

太田さんとそのチームが開発したプライベートブランド。
こちらは、7万9800円の定価が付けられている。

太田さんの年は、55歳。
私の一つ下で、昭和28年生まれ。

だからロヂャース28号と命名した。

吉田拓郎からは、一世代、若い。
『無茶をせず、無理をする』の私の世代。

このロヂャース28号は、
乗り方・楽しみ方を知ると、
いっそう価値が高まる。

そこで太田さんが、わざわざ大宮から横浜まで、
出張ってくれた。

新横浜公園の駐車場。
初歩的なレクチャーを受けた後、
ふたりで、鶴見川サイクリングロードを、
ゆっくりとツーリング。
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こんな本格的な自転車は、初心者の私。
それでも10キロ以上を、なんの障害もなく楽しんだ。

太田さんは、この自転車を、
「トレードオフ」の考え方でつくった。
jitensya2
もちろん、ママチャリとは全く違う自転車。
マウンテンバイクとロードレーサー。
その中間に、クロスバイクといわれるカテゴリーがある。

ロヂャース28号は、
このロードレーサーとクロスバイクのさらに間を狙った。
お手軽、安全、快適性を実現した。 
だから日本初の自転車。

この自転車の特徴の第1は、タイヤ。 
タイヤは細いロードレーサー仕様。
tire1

マウンテンバイクの太いタイヤでは、
長距離を楽しく、楽には、走れない。
tire2
だからほとんどロードレーサーのスピードが出る細さ。
この細いタイヤに8キロ圧の空気を入れる。

特徴の第2は、ブレーキ。 
一般の自転車についているのはリムブレーキといわれるもの。
しかしそれでは、雨の時に滑って効きが弱くなる。
そこで太田さんは、ディスクブレーキを採用した。
break1

第3の特徴は、変速ギア。 
後輪のギアは8段。
gia1

前輪のギアは3段。
gia2

両方掛け算して、24段変速。
だから坂道を登るのも楽だし、
スピードを出すのも容易。
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ハンドルの左が3段変速のレバー。
右が、8段変速レバー。
24種類の変速を楽しむことができる。

そして第4の特徴は、ハンドル。 
両サイドにスタンドが付いている。
坂道を登る時に、この両端の部分を握りしめて頑張る。
そうすれば、楽に、急坂を登ることができる。
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太田さんは、自分の自転車の100万円超の品質を、
本格志向の初心者向けに「トレードオフ」して、
この自転車をつくった。
7万9800円也。

「トレードオフ」とは、
二律背反の機能の一方を排除すること。
結果として、新しい機能をつくり出すことになる。  

高級自転車の機能から、
太田さんは極力、初心者に必要ない要素を取り除いて、
低価格の本格的自転車をつくった。
それが、日本にない自転車となった。

今のところ、このロヂャース28号をはじめとして、
90台ほどの在庫がある。

私も、完全に、はまりそう。

こういった新しい価値をつくる商品開発。
商品をつくるだけでは、足りない。
乗り方、マナー、心構えなど、
ソフトウェアのレクチャーが不可欠。
そうすれば、売れる。
今日は、太田さん自ら、それを示してくれた。

商人舎オフィスで、二人で写真。
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いつでも商人舎においでください。
しばらくの間、陳列してあります。

私が仕事の合間に、颯爽と、街を流したりしながら、
愛用します。

新しい価値を創造することは、
太田さんのように、
その世界に入り込まねば、可能にはならない。

太田さんは2005年から自転車にのめり込み始めた。
まだ4年。
そして自転車レース「ツールドフランス」の、
「日本チーム監督になるのが夢」と語る。

昨年は、東京・高尾山から新潟・糸魚川のレースで、
ロヂャースチームは優勝。
太田さんも、自ら走ったという。

その経験を活かして、
メーカーにつくれない日本初めての自転車をつくった。
普及版のロヂャース28号。

環境ロボットサム君に次いで、
新時代のエコライフスタイルを象徴するものが、
商人舎にやってきた。

新時代を歓迎しよう。

<結城義晴>  

2009年04月20日(月曜日)

「非日常の前の日常」はジワジワジワと淡々・淡々

Everybody! Good Monday!  

ツツジの季節。
本当にいい季節。
日本に生まれ、日本に住んでいて、
良かった! と思う季節。

感謝とともに、毎日を充実させたい。

そんな2009年4月第4週が始まります。

来週から、
長ければ16日間のゴールデンウィーク。  
25日土曜日から10日日曜日まで。

実質的には、29日水曜日の昭和の日(昭和天皇の誕生日)、
そして30日の通常日、
5月1日金曜日は労働組合員はメーデー、
それから2日土曜日から6日水曜日まで5日間の連休。

こんな時こそ、現場では、
「異常値」にチャレンジする。  

人が動くとき。
新しい暮らしが始まるとき。
生活に変化が生まれるとき。  

そんな時にこそ「異常値」をつくる。

夏休みや冬休み、春休み、
そしてゴールデンウィークに旅行するとき。

4月、9月など、進学・転勤・転職が多いとき。

お正月、お盆など、気分一新のとき。

もともと商業やサービス業は、どんな店にも、
そんな時に「異常値」が出ていた。

それが当たり前だった。

しかし、こんな世間全体の「非日常」のときは、
むしろ「異常値は異常値ではなくなった」。

「差異が価値を生む」  
今月の商人舎標語。

「非日常」のときには「異常な異常値」に挑戦する。
そのために「違い」を出す。

お客様の側に何らかの変化が生まれるとき。
それは社会全体の変化の時かもしれないし、
パーソナルな個人的な時かもしれない。

ただし、何もないときに、店側が、
無理やり「異常値」をつくろうとすることは、
むしろお客様にとっては迷惑となる。  

そんなときには、「異常値」は狙わない。

そんな非日常に移行する前には、
淡々と日常を演出する。  

それが今週です。

淡々と日常が展開されるから、
「非日常」のときに「異常値」が生まれる。

野球でいえば、異常値とはホームラン。
どんな打者でも、いつでも、
頑張ればホームランを打つことができるわけではない。

新記録がかかった時に、
満塁ホームランを打つのがイチローだが、
「非日常の時の異常値」こそ、価値がある。

だから今年のような不況真っ只中のとき、
そのゴールデンウィークには、
「異常な異常値」を実現させてほしい。
「異常な異常値」に挑戦してほしい。

そのために、今週は、
むしろ淡々としすぎるくらいに淡々と。

それが「非日常のときの異常な異常値」を生みだす原動力となる。

ジワジワジワと盛り上がって、
大爆発。

その、ジワジワジワと淡々・淡々。
それが今週。  

Everybody! Good Monday!  

2009年04月19日(日曜日)

ジジが落ち着くところ[日曜版]

いちねんで、
いちばん、
いい季節だとおもいます。
stand

ボクも、
うまれてから、
4年がたちますから、
いい季節が、
いつなのか、
わかります。
hana
マーガレットも、
さいています

でも、ボクは、
フクロのなか、
だいすきです。
ジジ袋の中1

ロフトのフクロ。
黄色いフクロ。
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春らしいでしょ?

ときどき、
そとの空気も、
すいます。
hukuro3

まわりも、
みます。
hukuro4

ボクは、
せまいところが、
おちつくんです。
hukuro5

きっと、
生まれたとき、
母さんから、
つつまれるようにして、
たいせつにされていたからです。
mama2
いまは、
母さんも、
はなれたところに、
すんでいますが。

だからボクは、
おしいれも、
すきです。
oshiire1
ユウキヨシハルのおとうさんの部屋。

でも、ときどき、
よばれます。

「ジジ~!」

………

oshiire2
そうしたら、
カオをだします。

しんぱいしてくれているのです。

せまいところがすきなんですが、
たったひとりでは、
さみしい。
up
だから、ときどき、
せまいところにはいって、
こころを、
おちつけることに、
しています。

<『ジジの気分』(未刊)より>  

[追伸]

これまでの『ジジの気分』は、
右段の「カテゴリー」から「ジジの気分」をクリックして、
ご覧ください。

2009年04月18日(土曜日)

「大幅・急速な悪化」の中で「自ら、変われ」

2009年4月17日、
「商人舎発足を祝い結城義晴君を励ます会」。  
あれから1年が過ぎました。

1年間、夢中で走ってきました。

この間、昨年10月から、コーネル大学RMPジャパンが設立され、
副学長として、多くの方々のご協力をいただきました。
講義もきわめて順調に進んでいます。
日本のスーパーマーケット産業内大学としての役割を、
何とか果たし続ける目処が立ってきました。

3回の商人舎主催のUSA視察研修会もご好評をいただきました。

渥美俊一先生との「ふたりのビッグセミナー」
ロックフィールド岩田弘三社長、林廣美先生との「ビッグセミナー」
田村洋三先生との「エコストアセミナー」
西端春枝先生の浄信寺をお借りした「寺子屋塾」  
加治敬通社長の協力で実現した「ハローデイ視察研修会」

さまざまな研修会も、すべて成功することができました。

さらに各地、各社から次々にお呼びいただいて、
講演会や勉強会、研究会も目白押しでした。

CDオーディオセミナー「知識商人対談」も、7巻を数え、
毎月、楽しみなインタビューとなりました。

その上、今年、4月からは、
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科の教授に就任し、
今日から講義とゼミが始まります。

そして何より[毎日更新宣言]。
途切れさせることなく、続けることができました。

徹底とは、
①詳細に
②厳密に
③継続すること  

それができました。

商人舎としての社会的な役割、
結城義晴の活動、
ここで終わりでは、もちろんありません。
しかしここまで、よくやってくることができた。
そんな感慨でいっぱいです。

ありがとうございました。
心から感謝いたします。

さて、アメリカの1月から3月の景気は少し戻ってきたというのに、
日本の地方経済状況が「大幅に悪化」している。  
日本銀行の「地域経済報告」調査。
全国9ブロックのうち、横ばいは中国地方と東海地方だけ。
大幅な悪化は、
北海道、東北、北陸、関東甲信越、
近畿、四国、九州沖縄。

製造業や建設業などの設備投資が調整という名のもとで削減され、
さらにあらゆる企業の経費が削減され、
それが消費者マインドを低下させている。

政府が発表した4月の月例経済報告では、
「急速な悪化が続いており、厳しい状況にある」  
と、景気の基調判断を下した。
「生産」は極めて大幅に減少。
「輸出」は大幅に減少。
「雇用」は急速に悪化。
大幅や急速が並ぶ。

「個人消費」はゆるやかに減少、と、
ここに一点、希望が寄せられる。
その小売業売上高も、3月の百貨店は、
前年対比13.1%のマイナス。
3月としては過去最悪。

パチンコホール企業㈱ニラク社長の谷口晶貴さんが言う。
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「丸の内で、ビジネスマンにインタビューしたそうです。
98%の人が『100年に一度の危機』を知っていた。
しかし、『100年に一度の危機』に対して、
行動を起こしている人は、たった7%だった。
私たちは、行動を起こしている7%に入らねばならない」  

そのニラク、今回の決算でも増収増益。
「富士山の姿は素晴らしい。
しかしその姿を支えている富士山の大地はもっと素晴らしい。
私たちは、この7年間、会社の大地を築き上げてきた。
これから、姿をつくる時です」

谷口さんの言葉には、謙虚さの中に力強さが満ちている。

一昨日から、福島県郡山で、昨日は、そのニラクで講義。
講義
ニラクパーソンのための
「商人魂の檄」  
第2回で「自ら、変われ」

会社も社会も、人が変わらなければ、変わらない。
革命も改革も、改善・改良も、
人が成し遂げる。

そのカギを握る「人」が、より良い方向に変わる。
いつでも変わる用意をしている。

そんな組織、会社が、社会貢献を果たすことができる。

講義のあとは、第4四半期および年間アワードの表彰式と懇親会。
年間グランプリの店舗の皆さんと、
谷口社長、谷口久徳副社長に私も入って、写真。
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そして懇親。
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最後に、表彰された皆さんにお祝いの言葉。
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つくづく思う。

人が大切な時代である。  

金が大切な時代、
資源が大切な時代。
思想が大切な時代、
仕組みが大切な時代。

みな大切なことに変わりはない。

しかし時代時代に応じて力点が変わってくるなかで、
今、人が大切な時代に入っていることは、間違いない。

その「ひと」を育てる仕事。
いや、「ひと」が育つのをお手伝いする仕事。
それが商人舎と結城義晴の役目である。
ありがたい役目である。

心から、感謝。

<結城義晴>  

2009年04月17日(金曜日)

「下取りセール」の「引き算⇒足し算」マーケティング

「下取りセール」が盛んだ。  
最初にこのマーケティングを展開したのは、
イトーヨーカ堂。  

第1弾は、昨2008年末商戦で、12月27日から31日までの5日間。
そして第2弾は年始商戦で、1月10日から13日までの4日間。
さらに第3弾を1月31日から2月2日まで  の3日間。

第1弾は10万点、第2弾は30万点の商品を下取りした。
最初はお買い上げ5000円ごとに1点1000円で下取りした。
第3弾から3000円ごとに1店500円で下取り。

第4弾は、2月11日から15日までの5日間、
品目を34に拡大して展開。

第5弾は3月4日から8日まで、5日間。
品目は50に拡大。

そして第6弾は、3月28日から31日の4日間。
ワールドベースボールクラシックの優勝記念緊急企画。
下取り対象品目を55に拡大。

この第6弾は、大好評を博し、期間延長。

住居関連商品、家庭用品、衣料品などで、
必要なくなった家庭内在庫を下取りすることで、
顧客の生活を軽くし、
その上で、新しい商品を購買してもらおうという考え方。

まさに現在の日本のマーケット状況にジャストミート。
イトーヨーカ堂らしいマーケティング。

一方、二番煎じの感は否めないが、
ダイエーも衣料品の下取りキャンペーンを展開中。  
4月9日から19日までの11日間。
こちらは関東、近畿、中部の98店舗で、
合成繊維が入った衣料品を下取りし、20%の割引券を提供する。
集めた衣料品はリサイクルする。

家電カメラ量販店も。  
ビックカメラは4月6日から5月10日まで、
約20品目を対象に「定額下取りキャンペーン」を展開中。
ノートパソコンは6000円、デジタル一眼レフは5000円、
任天堂のゲーム機「Wii」は1万円。
対してヨドバシカメラは、
中古品の買い取り対象を、ゲーム機などにも広げる。

大手下着メーカーのワコールも、
「ブラジャー・リサイクルキャンペーン」を展開。
使わなくなったブラジャーを回収。
二酸化炭素排出量が少ない産業用の固形燃料に再生する。
それに福岡の地方百貨店・岩田屋が乗って、大展開。
「他人に見られたくない」という女性の心理をとらえた。

仕事でも同じこと。  

新しい仕事を命じたら、
古い仕事の一部は、
解除してやる。

そうしなければ、結局、
手に余る仕事を抱えて、
右往左往してしまう。

本来、古い課題を克服したら、
新しい課題を出す。
それをせずに、次々に新しい課題を出し続ける。
そうすると、課題はひとつも克服されず、
残滓の山となる。

店舗在庫も同じこと。
売れたら、補充。

顧客の暮らしもまた、同じ。

現在の顧客は、シンプル・ライフを求めている。

そこへ、これでもかこれでもかと、提案の連続。
足し算のマーケティング。

だから引き算は、大好評を受ける。  

引き算してから、足し算。
それで計算が合う。  

だからこそ、ここで、危険なこと。

引き算をしたあと、
足し算を多めにしてしまうこと。

これでは計算が合わない。

イトーヨーカ堂には、計算がしっかりとできているようだ。

まず、年末大掃除の時にスタート。
それから次々に、期間限定キャンペーン。
時期ごとのカテゴリーの転換。
一巡すると、顧客の暮らしは、引き算され、
新しい足し算の態勢が整う。

顧客の暮らしを見つめるところから、
こういった優れもののマーケティングが生まれる。

<結城義晴>  

2009年04月16日(木曜日)

UIゼンセン同盟会長の落合清四さんと「差異が価値を生む」

今年のゴールデンウィーク。
最長の会社は4月25日(土)から5月10日(日)までの16日間だとか。

厚生労働省が発表した今年のゴールデンウイーク休暇調査。
期間中に企業が計画している連続休暇は平均5.5日。
これは昨年の実績5.2日を上回る。

全国の主要企業1155社の総務部が回答したもの。
飛び石連休を含む通算の休暇日数は平均5.6、
業種別に見ると、
製造業が平均6.0日(昨年は6.3日)、
非製造業が平均5.1日(昨年は4.4日)。

昨年よりゴールデンウィーク休暇を増やしたのは539社。
理由は「暦の関係」が520社で、96.5%。
「景気の影響」と答えたのはたった5社。

あなた自身の休暇ととらえるうえに、
お客さまの休暇と考える。

すると、その暮らしぶりが想像できる。
それが仕事に結びつく。
商業・サービス業はそんな役割を持つ。

あと2週間で、そのゴールデンウィークに突入する。

さて、昨日は、朝から、東京・田町。

本ホームページの巻頭テロップ情報に「流通ニュース」がある。
その発行元は、㈱ロジスティックス・パートナー。

田町イーストのオフィスを訪問。
ビル

㈱ロジスティックス・パートナー社長は松見浩希さん。
流通ニュース発行人。 

もう一つ「Lニュース」を発行している。
こちらは物流・ロジスティックのニュース。

私は、流通ニュースは、「Rニュース」、
物流ニュースは「Lニュース」とするのが、語呂がいいと思う。
しかしこの会社にとって「流通」は新規参入の世界。
だから「流通」と、わかりやすく表示している。

流通業や商業に、他の世界から、興味を持ってはいってきてくれる。
本当にありがたいこと。
そして、これまでの流通のマスコミ人と異なるから、
切り口や仕事ぶりが新しい。

まさに「差異が価値を生む」 

コラボレーションしていて、刺激になるし、勉強になる。

松見さんは、「流通は面白い、面白い」と言ってくれる。

スタッフの皆さんと写真。
ryutuunews
右奥が松見さん。
右手前が同社マネジャーの北原朋子さん。
左が流通ニュース記者の依田祐司さん。
もう一人の記者・今淳史さんは席を空けてしまって、残念。

流通各社の広報のみなさん。
流通ニュースのスタッフのみなさんです。
よろしく。

その後、
市ヶ谷にUIゼンセン同盟を訪問。
会長の落合清四さんと面談。

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コーネル大学RMPジャパン事務局長の大高愛一郎さんと同道。
落合さんには、5月のコーネル・ジャパンの講義をお願いしている。
そのご挨拶と打ち合わせ。

テーマは、ズバリ、「労働問題と労働組合問題」。
日本の全労働組合員は1000万人強。
2007年の統計で1008万人。
そのうち「連合」加盟が675万人で、最大。
連合は、67.5%のシェアを占めている。
その会長が高木剛さん。
このブログにもご登場願う「商人舎発足の会」発起人のおひとり。

そして連合の中の最大の組合が、
UIゼンセン同盟で組合員100万人。

日本最大の労働組合である。

UIゼンセン同盟は、2002年に、
ゼンセン同盟と、繊維生活労連、CSG連合が統合して、
新しい産業別組織として、誕生した。
流通業・サービス業も、この産業別組織の中にくくられている。

そしてUIゼンセン同盟の中枢に、
流通部会、フード・サービス部会、生活・総合産業部会が存在する。

私は、関西スーパーの北野祐次会長に初めてお会いした時のことを、
今でも思い出す。

結城「関西スーパーがよい会社に変わってきたきっかけは何ですか?」

北野「労働組合ができたことです」

間髪を入れず、お答えになった。

とても印象的だった。

その労働組合。
「現在の組織率は18.1%です」
落合さんは、これを20%までにもっていかねばならないと言う。
「アメリカは12%で、この意味では進んでいません。
北欧など80%~90%です」

組織率とは、働く人の数の中で労働組合に加盟している人の数。

落合さんは、最初に、ニチイにはいった。
現在のマイカル。
1年後にニチイ労働組合の専従になった。
だからニチイから給料をもらったのは1年。
その後、労働組合運動一筋。
日本の労働組合のまぎれもないトップリーダー。

慎重な発言の中に強い意志が感じられた。
otiai2
最後に、UIゼンセン同盟のシンボルの前で、写真。


私は、小売業・流通業、サービス業に、
労働組合は不可欠であると考えている。

もちろん、さまざまな労働組合がある。

労働組合も勉強しなければならない。
経営者も勉強し、切磋琢磨しなければならない。

立場は違うけれど、その立場の違いから、価値が生まれる。
まさに「差異が価値を生む」

立場が違うものが、迎合してしまうと、
価値は生まれない。

立場が違うものが、対立してしまうと、
ここでも価値が生まれない。

きちんと話し合って、きちんと議論しあって、
最後に、互いの立場を理解しあったうえで、
結論を出す。

現在のような時代には、
「三方一両損」のような結果もあるだろう。

しかし、これもオクシモロン。

対位される存在を、
初めから否定するところには、
価値は生まれない。 

<結城義晴>

2009年04月15日(水曜日)

成城石井・大久保恒夫社長と北幸で幸が北

日経MJのトップ記事。
日経消費DIの4月の業況判断指数は、
1995年の調査開始以来、最低となった。

そんなときにも好調な企業はある。
好調な企業には、好調な理由がある。

㈱成城石井社長の大久保恒夫さんが、
商人舎オフィスを訪ねてくださった。  

好調な理由を持つ好調な企業。
大久保さん
訪ねてくださったといっても、成城石井本部の住所は、
横浜市西区北幸2-9-30
商人舎の住所は、
横浜市西区北幸2-15-15
ともに郵便番号は、220-0004

本当に、隣組。

親しいお付き合い。

大久保さんは、コーネル大学RMPジャパンの第一期生でもあるし、
「知識商人CDオーディオセミナー」の対談にご出演いただいたばかりでもある。
「知識商人対談」は商人舎と商人ねっとのコラボレーション企画。
大好評です。

そして、本ホームページ「結城義晴の知識商人対談」でも、
「第2弾 大久保恒夫の巻」として、昨日からシリーズがスタートしたばかり。

第1弾は「岩崎高治の巻」で、大好評だった。
ご存知、ライフコーポレーション社長。

岩崎さんの巻に、負けず劣らず、
大久保さんの巻は、面白いし、役に立つ。
是非ご覧いただきたい。

その大久保さん、現在、開発本部長を兼ねる。
躍進の成城石井の出店立地は、すべて大久保さん自身が決めている。

「社員に決めさせるのは、酷です。
社長が決めるのは、社長が責任をとれるからです」

こういうところが、大久保さん、いい。

社長としての自分の役割を、
社員を思いやって、よく知っている。

駅ビルやターミナル立地の店舗も、
絶好調。
「店舗段階の営業利益は10%です。
しかも1年半で黒字化する」

凄い話です。

かつては、駅ビルやターミナルは、
家賃が高いからスーパーマーケットの立地ではない、とされた。

しかし、営業利益10%も出て、
1年半で投資回収できれば、
十分に「よい立地」だ。

ただし、これができるのは成城石井だから。

残念ながら、いかりも大丸ピーコックも、
こういった立地から撤退しはじめている。

大久保さんとは、野田岩でうな重の昼食をとりながら、
そして商人舎オフィスでコーヒーを飲みながら、
2時間近くも話し合った。

あっという間に時間が過ぎる。

私、とても幸せだった。
何しろ「北幸」の隣組。
写真のうれしそうな顔、見てください。

大久保さんの言葉。
「私、小売業大好きです。
いまも、とても楽しい」

「小売業は、10のうち3くらいを、指示してあげれば、
現場がどんどん遣り甲斐をもって、やってくれる業種です。
あとの7まで、あれこれ言う必要はない。
そして大事なことは、重要な3をハッキリ示して、
7は消してしまうことです」

これはまさしく、ドラッカー先生の考え方と一緒。
“It’s the abilities, not the disabilities, that count.”  
「重要なのは、
あなたにできることである。
できないことではない」  

「成城石井をウェグマンズやナゲット・マーケットのような、
働きたいと思われる企業にしたい」

私、家に帰って夜、大学生の娘に、本気で薦めた。
「成城石井に入社したら面白いぞ」

その後、東京・神田の日本セルフ・サービス協会へ。
コーネル大学RMPジャパンの6月講義の打ち合わせ。  
cornell RMPJ1
6月は、シミュレーション・ゲームを展開します。
楽しい講義です。

メイン講師の浅香健一先生と、
サブ講師の㈱エス・アイ・ピー代表取締役の森順治さん、
そしてコーネル・ジャパン大高愛一郎事務局長、
FMIジャパン事務局長の中間徳子さん。

みんな加わってもらって、大検討会。
cornell RMPJ2
そして記念写真。

その後、新橋のユニバーサル・シェル・プログラミング研究所へ。
代表取締役所長の當仲寛哲さんと打ち合わせ。
「商人舎コンピュータ・リテラシー研究会」  
當仲さんは、その座長であり、コーネル大学RMPジャパン講師。
5月からこの研究会も、新しい展開になります。

打ち合わせが終わったら、
銀座のローマイヤーで食事会。
Tohnaka
當仲さんが取締役を務める㈱RKシステムズのお二人も参加。
鹿野恵子さん(右手前)と田中麻衣子さん(奥右)。
浅香先生も中間徳子さんもご参加くださって、
楽しいひと時。

今日は、幸せが、向こうから、
私のところにやってきた。

なんたって、きたさいわい(北幸)。
さいわいがきた(幸が北)。  

心から、感謝。

<結城義晴>  

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