結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2009年03月04日(水曜日)

㈱商人舎株主総会後の心境「志は気の帥なり」

突然の、民主党代表・小沢一郎第一公設秘書の逮捕。
トンネル献金をしたとされる西松建設前社長らも逮捕。

私は、特定の支持政党を持たないし、
その時点で是々非々の判断をすることにしているが、
2009年3月の新しい期が始まる時のこの事件。

何とも言いようがない。

サブプライムローン問題から始まった今回の世界的危機。
根本は、「信頼感の喪失」にある。

金融への信頼感。
経済への信頼感。
「金」への信頼感。

それらが崩れた。

今、バラク・オバマ大統領を先導役として、
アメリカ合衆国は、この信頼感の回復に懸命だ。

ライバルだったヒラリー・クリントンが世界を巡るのも、
「信頼感の回復」のためだ。

「金」への不信感は、
「人」への信頼感で、
取り戻すしかない。

日本も、全く同じ。

だから、小沢代表の政治献金問題は、
言いようのない気分を醸し出している。

さて、昨日は、㈱商人舎の定時株主総会。
お陰様で、なんとか1年目の決算をすることができた。

当初の計画通りの売上げ。
利益も、想定内。

皆様に、心から感謝。

第2期に向かって、心新たに、邁進する。
そしてこの時期、増資することにした。

増資とは、会社への投資。
小さい会社であっても、
少ない額であっても、
いつも、未来に向かって、成長を志す。

それは、資本の増資。

それが、私の意志。
よろしくお願いしたい。

「志は気の帥なり」(公孫丑上)
孟子の言葉。

「帥」は、「ひきいる」と読む。
「総帥」「元帥」などと使われる語。

志が、気を、ひきいる。

「志定まれば、気盛んなり」
吉田松蔭のこの言葉のもとは、孟子にある。

孟子は気魄の盛んな人だった。

「志」を何かに表わさねばならない。
経営者のそれは、増資である。

「生も死も天の心のなかにあり春訪れて柳あおめる」  
(『捧賢一歌集』より)

コメリ会長の捧さんの歌。
春先には、いつも思い出す。

今日の最後に、まど・みちおさん。

「なんでもない」  

   なんでもない ものごとを
   なんでもなく かいてみたい
   のに つい なんでもありそうに
   かいてしまうのは
   かく オレが
   なんでもないとは かんけいない
   なんにもない にんげんだからだ

   ほら このみちばたで
   ホコリのような ソバのハナたちが
   そよかぜの あかちゃんとあそんでいる

   こんなに うれしそうに!
   なんでもないからこそ
   こんなに なんでも あるんだ

   天のおしごとは
   いつだって こんなあんばいなんだ

   (『いわずにおれない』より)

このまど・みちおさんの言葉。
文章を書くときに、いつも、
心のなかにとどめておくこと。

それは、生き方に通ずる。

捧さん、まどさんに、
心から感謝。

<結城義晴>  

2009年03月03日(火曜日)

Act boldly and wisely!「恐れず、賢く、事を為せ!」

3月3日、雛祭り。  
女の子が健やかに成長することを祈る日。
ひなあそび。
hina
しかし、5月5日の端午の節句が「こどもの日」として祭日なのに、
なぜ、ひな祭りは国民の祝日ではないのか。

江戸時代まで『五節句』のひとつとして祝日だったらしい。

明治に廃止され、戦後、祝日制定の時、
全国的に温暖な5月5日を五節句の代表として、
「こどもの日」の祝日にした。
3月3日より、5月5日の方が、気候が良かったから。
それが理由の一つ。

決して、男女差別ではないはず。

ひな祭りに食べられる食品。
菱餅、雛あられ。
ちらし寿司。
タイ、ハマグリ、
そして白酒、生菓子の引千切。  

味わって、食したい。
そのことを、お客様にお伝えしたい。
品切れせず、見切りせず、売り切りたい。

読売新聞の「編集手帳」と日経新聞の「春秋」が、
ひな祭りを普通に捉えて、巻頭コラムを書いた。
朝日新聞の「天声人語」は、
イタリア首相ベルルスコーニの女性蔑視発言を皮肉った。

人それぞれのひな祭り。

それでよい、それがよい。

さて、百貨店5社の2月の売上高速報の前年対比。
高島屋が14.6%マイナス。
伊勢丹は12.7%減で、三越は12.4%減。
大丸は15.0%減、松坂屋は15.5%減。  

昨年は、うるう年で、2月の営業日が1日多かった。
その分約3%を勘案しても、
J・フロントリテイリング、高島屋は12%、
三越伊勢丹は10%弱のマイナス。

これから春先にかけて、本格的な買い控えがさらに進行する。

衣料品から、食品に。
最良のベーシックだけが売れる日々が続く。

だから今月の商人舎標語。
Act boldly and wisely!  
バラク・オバマ大統領の言葉。
「大胆に賢明に行動せよ」  

大和言葉で言い換えると、
「恐れず、賢く、事を為せ!」  

この方がぴったりくる人もいるかもしれない。

そう、昨年8月の標語「失敗を恐れない!」と似ている。

それを、「賢く」実行する。

「賢く」というのは、
知識と知恵を結集するということ。  

それが、今月の仕事。
「知」を集めてプランをつくったら、
迷わず、恐れず、実行に移す。

それが2009年度の初めの心構えとなる。

さて、昨日は、夕方4時に、東京・池袋の立教大学へ。

春休みで、キャンパスは閑散としていた。

3号館の研究室棟へ。
rikkyo2

旧知の王利彰先生に面会。  
oh
王先生は、立教大学大学院ビジネスデザイン研究科特任教授。
レストラン西武、日本ダンキンドーナツ、日本マクドナルドなどで重職を歴任後、
コンサルタント会社(有)清晃代表取締役。
特にマクドナルド時代は、有名なハンバーガー大学プロフェッサー。

その王先生は、私を立教大学大学院にご紹介くださった。
そこから私の現在がある。

4月から、ビジネスデザイン研究科で特任教授となる。
その心構えや実務を、王先生からご指導いただいた。

私の担当は、「フード&ベバレッジ・マーケティング」と、
「サービス・マーケティング」。
これは、王先生のご担当分野だった。

いわば私が、王先生のあとを継ぐことになる。

懇切丁寧にご教授いただいて、心から感謝。

ミーティングが終わったら、
もう空には月がのぼっていて、
キャンパスには池袋からの街の灯りがさしていた。
rikkyo4
Act boldly and wisely!  
「恐れず、賢く、事を為せ」  

今年の標語は「無茶をせず、無理をする」

再び、王先生に感謝。

<結城義晴>  

2009年03月02日(月曜日)

3月の商人舎標語は「大胆に賢明に行動せよ!」

Everybody! Good Monday!  

2009年3月がやってきました。

「朝に希望、昼に努力、夕に感謝」  
希望がわいてきます。

一年を一日にたとえると、
3月は朝靄の中に朝日が顔を出す早朝。
だから希望につながる。

朝日新聞で、日本国際交流センター理事長の山本正さんが語っています。
文化人類学者の渡辺靖さんの質問。
「日本は内向きだ、あるいは孤立化しているという見方もあります」  
それに、答えて山本さん。
「内向きは損はしても、得することは何もありません。
日本の利益は国際社会の利益と直結していることを分かってほしい」  

渡辺さんは、独白します。
「深いシニシズムが覆う今日の日本社会。
小さく硬直しがちな思考の枠組みは、
閉鎖性や排他性を一層、強めかねない。
内向きモードにある時こそ、
あえて外の世界へ目を向ける意識的努力が欠かせないのは、
個人も社会も変わらない」  

外に目を向ける意識的努力。  

私も今、それが大切だと思う。

日経新聞では、早稲田大学教授の若田部昌澄さんが語ります。
「保護主義とも受け取れる動きが目立ってきた。
米国では財政刺激策に『バイアメリカン条項』が付帯され、
衝撃を与えた」

個人も社会も、外に目を向ける意識的努力が必要。

私も今、そう思う。

ここで、今月の商人舎標語。
「大胆に賢明に行動せよ」  
Act boldly and wisely!  

そう、バラク・オバマ大統領の最初の議会演説の一節。

大胆に、賢明に、行動するとき、
外に目を向ける意識的努力は不可欠。

イトーヨーカ堂グループは、現在、
セブン&アイ・ホールディングスとなった。
そのイトーヨーカ堂の社是は、
「基本の徹底と変化への対応」  
内向きと外向き。
両方が必要ということ。

深く考えると、
「基本の徹底と変化への対応」も、
オクシモロンの思考法である。

基本の徹底だけではうまくいかないし、
変化への対応だけでも、まずい。

情報を収集するときにも、
ものを考えるときにも、
実行するときにも、
片手落ちはいけない。

さて、3月のアウトライン。  

まず、新しい第一四半期に入る。
3月、4月、5月は、「春」の四半期、3カ月、13週。

そのスタートの月であることを忘れずに。
新しい予算の元に、仕事を始めるとき。
野球でいえば、アンパイアの声、
「プレーボール!」。  
サッカーやラグビーでいえば、レフリーの笛、
「ピーッ!」。  

胸躍るプレーボール、試合開始、ゲームスタート。
このことを、「朝の希望」と同様にとらえておくこと。

その上で3月には、二つの節目がある。
第1週3日火曜日のひな祭り。  
hinamaturi
そして、
第3週末20日金曜日の祭日春分の日からの3連休。  

3月27日金曜日は、「桜の日」。
花見シーズンがまっ盛りとなる。
私自身は、
花見イベントよりも、「桜を愛でる」心持ちを
大切にしたいが。

そんな3月は、消費傾向が年間第3位の月。
年末とお盆の次に、消費気分が盛んになる月。

この重要な月間に向けて、
西友は加工食品全品目をエブリデー・ロープライスで展開。  
さらに3月から加工食品400品目の値下げ強化をする。
これはいわゆる「ロールバック」。

いよいよ基本方針を強化し始めた。
ウォルマート傘下に入ってから、
やっとエンジンがかかってきた。
今、西友は最もマークすべき企業のひとつ。

茨城のカスミも4000品目の値下げを、
昨日からスタートさせた。
エブリデー・ロープライスとして展開してきた1100品目に、
2900品目の月間特売を付け加える。
カスミもエブリデー・ロープライス&ロールバック作戦。

最良のベーシックを、1円でも安く売ろうとの意識をこめて、
カスミは「一円共感宣言」と命名。  

3月のプレーボールが宣言された。
大胆に、賢明に。

Everybody! Good Monday!  

<結城義晴>  

2009年03月01日(日曜日)

ジジはひとつぶ[日曜版]

みぎを、みても。
ジジ1

ひだりを、むいても。
jiji2

春です。
jiji3
今日から3月。

菜の花畑。
nanohana

赤い葉ボタン。
habotan

黄色い葉ボタン。
habotan2

デージー。
マーガレット

ボクは、元気に、
足踏みします。
gennki
春は、ボクを、
元気にしてくれます。
genki2

でも、雨空。
tree

一つぶよ  

ぼくらの まえへと つづき
そして うしろへと つづく
えいえんの じかん

ぼくらの そとがわへと ひろがり
そして うちがわへと ちぢまる
むげんの うちゅう

きりがない はてがない さいげんがない
どこまでも どこまでも どこまでも
の なかの ぼくらよ 一つぶよ

と おもうことだけは でき
それだけしか できないのだとしても
その それだけよ 一つぶよ
(まど・みちお 『いわずにおれない』より)  

まど・みちおのおじいさんの詩。
face
そのおじいさんみたいな顔の木。

ボクも、ひとつぶ。
その、それだけの、ひとつぶ。
jiji6
春のなかの、ひとつぶ。

<『ジジの気分』(未刊)より>  

2009年02月28日(土曜日)

「シンプル、簡潔、簡明」の効用を知れ!

2月も今日で終わり。

3月に入ると、一気に、春の気分になる。

米国最大の銀行シティグループは、
政府管理になった。  

それによって再建が行われることになった。

普通株で3分の1以上の36%を政府が保有し、
経営方針から人事までの最重要意思決定を、
国家が行うことになる。

新しい時代にはいった。

さて昨日は、正午に東京・神田の日本セルフ・サービス協会集合。
コーネル大学RMPジャパンの事務局会議。
大高愛一郎コーネル大学ジャパン事務局長、
村尾芳久協会営業本部長と三人で、
第二期の内容打ち合わせ。

コーネル・ジャパン第二期生募集中です。  
早めのお申込みを。

日本セルフ・サービス協会でも、
このホームページのinfoからでもかまいません。

まず、意思を表明してください。
私のところに伝えてください。

その後、目白の学習院大学へ。
学習院
山手線内側の大学キャンパスとして、学習院は環境良好。
私、大好きな大学です。

その西5号館2階で、学習院マネジメント・スクールのセミナー。
gakusyuin
2008年度『DSCM・基礎コース』最終講義・講演会。
DSCMとは、ディマンド・サプライ・チェーン・マネジメントの略。

テーマは、「21世紀の流通業の課題『最適売価』とは」。  
gakusyuin2
講師は、全日本食品㈱社長の齋藤充弘さん。  
日本最大のボランタリーチェーン「全日食チェーン」のトップマネジメント。
saitousan
齋藤さんとは、「知識商人対談」をさせていただいた。
CDオーディオセミナーとして、公開されている。

私は、冒頭の、齋藤さんの紹介役。
kougi
齋藤さんの講義の構成は、以下のようになっている。
①死に筋商品とは
②売れ筋商品とは
③適正な売価とは
④適切な数量を発注する

例えば、齋藤さんは、死に筋をこう定義する。
「生鮮食品は1日3個しか売れない商品。
チルドは1週3個しか売れに商品。
ドライは1カ月3個しか売れない商品」  

この明快さ、このわかりやすさ、覚えやすさ。

ボランタリーチェーンにはこういったシンプルさが必要。
いや、商売にはこの簡潔さが不可欠。
そして、優れたリーダーは、その簡明性の効用を熟知している。

講義には、成城石井社長の大久保恒夫さんも聴講に来ていた。
大久保恒夫さん
大久保さんも、学習院マネジメント・スクールの講師。
しかもすこぶるつきの勉強家。

私は、申し訳ないけれどすぐに辞去して、
田町の笹川記念会館へ。
第28回PCSA経営勉強会へ。
PCSAとは、一般社団法人パチンコ・チェーンストア協会のこと。

第一部は、
「ダイナムの大改革から『信頼の森』への挑戦」  
satousan
講師は佐藤洋治㈱ダイナムホールディングス社長。  

30億円の赤字からわずか2年で、
320億円の経常利益を上げるまでにV字改革。
その改革のプロセスと1円専門店への業態転換。
シンプルな数表を出しながら、分かりやすい言葉で語ってくれた。
実はこれ、ダイナム改革の最大のポイント。
分かりやすい言葉、
わかりやすい目標、
わかりやすい数表。  

そして講演は佳境へ。

satousan2
ダイナムグループが新たに制定した新企業理念の報告、
さらに、新業態「信頼の森」に話は及ぶ。
気軽で楽しいコンビニパチンコの新フォーマット。
このタイプの店は健康対策をコンセプトにしている。

この「信頼の森」と呼ばれる新タイプの店は、
ボランタリーチェーン構想の核となる。
第1号は3月20日、秋田にオープンする予定だ。

第二部は、
「日本最激戦地で勝ち残る『たいらや』の再建プロセスを語る」
paneru
講師は、㈱たいらや社長の村上篤三郎さん。  
私が、その聞き役。

専門経営者として着任した時に会社が抱えていた問題点から、
営業政策の転換、新生たいらやの確立までを、
業界の違う聴講者にもわかるように話してくださった。
paneru2

カインドリー&フレンドリーを合言葉に、
今、たいらやでは会社一丸でモオチベーション・アップが図られている。
同業者の前では語りにくい内容も出てきて、
私のもとても勉強になった。
本当に、いいお話だった。
こころから感謝。
murakamisan

閉会の挨拶は、TRY&TRUST社長の山田孝志さん。
yamadasan

良い勉強会だった。

勉強会のあとは、懇親会。
村上さんも、私も、突然のご指名で(いつものように)、ご挨拶。

今日は、「シンプル、簡潔、簡明」がいかに重要かを確認した日だった。

難しいことを易しく。
易しいことを面白く。
面白いことをより深く。  

まずは、「難しいことを易しく」から始めよ。

<結城義晴>  

2009年02月27日(金曜日)

「鎖の経営」

「連鎖店」と表現されたチェーンストア。
店が鎖のようにつながって、社会貢献する。
鎖のような営業形態、
ここには二つの意味がある。

一つは鎖の重さ。
一つは鎖の強さ。

軽くて強いものが、
良い鎖である。
すなわち良いチェーンストアは、
軽くて強い。

鎖の重さとは、
経費である。

すべての店が、
すべての部門が、
それぞれに経費を軽くすることに
重点を置いて仕事する。

すると鎖全体は、
軽くなる。
一つの輪のコスト削減は、
全体の経費を軽くするのである。

では鎖の強さとは、なんだろう。
鎖の強さとは、一番弱い輪の強度である。

強い力で鎖が引っ張られると、
最後には最も弱い輪のところで切れる。
だから一番弱い輪の強さが、
鎖全体の強さとなる。

チェーンストアは鎖である。
鎖のような営業形態で、社会貢献している。
従って、チェーンストアの強さは、
最も弱い店の顧客満足度ということになる。

チェーンストアに標準化が要求されることも、
スクラップ&ビルドが不可欠なことも、
チェーンストアがその名のごとく、
鎖そのものであることを示している。

チェーンストアや商業の日々の分業はすべて、
鎖のように絡み合って、互いに作用反作用の関係にある。
故に、経営や運営の強さとは、
一番弱い部門の強度ということになる。

   チェーンストア全体の問題解決の焦点も、
   一番弱いチェーンの輪にあることは、
   その名称が示している。

<エリヤフ・ゴールドラット著『クリティカルチェーン』に大きなヒントをいただきました>      
   
久しぶりに、『食品商業』の「メッセージ」や、
『販売革新』の「Editor’s Voice」風。

これは2004年に書いて、
それを公開せずに置いたもの。

引っぱり出して、再録。

一昨日のセブン-イレブン問題の中で使った「鎖」の経営論。
簡潔に、「メッセージ」風に書くとこうなる。

コンビニチェーンが統合の動きを速めている。
百貨店でもM&Aや提携が足早に進む。

私が言い続けている「クリティカル・マス」と「複占」。
しかしそれらにも、「鎖の経営」は貫徹されなければならない。

店舗数が多くなると、
たとえ百貨店でも、
「鎖の経営」の原則が必要とされる。

<結城義晴>  

2009年02月26日(木曜日)

最近のことからの雑感とオバマ語録「今、大胆に、賢く、行動する時」

今日は、最近気づいたこと、あれこれ。

*

バラク・オバマ大統領の議会演説。
姿がいい。
態度がいい。
言葉がいい。

「我々は、再建し、復活し、
アメリカ合衆国は強くなって蘇る」  

We will rebiuld,we wil recover,
and the United States of America Will emerge stronger than before.

「今は、大胆に、賢く、行動する時だ」  
Now is the time to act boldly and wisely.

*

コンビニのローソンが、am/pmを買収で基本的合意。
買収価格は145億円。
ローソンにとっては、きわめて安い買い物。
1万0600店のチェーンストアとなる。

セブン-イレブンが1万2100店。
ファミリーマートは7300店。

ローソンの最大株主三菱商事は、イオンの最大株主で、
イオンには、ミニストップ1900店のコンビニがある。

だから三菱商事のグループは、
トータル1万2500店もコンビニチェーンをもつことになる。

am/pm相澤利彦社長は、
「我々の規模で生き残っていけるのか」と発言。

クリティカル・マスのポイントは、17%といわれている。

店数での数値だが、
セブン-イレブンと、
ローソン、am/pm、ミニストップは、
それぞれ日本全体のコンビニの27%ほどの
クリティカル・マスを10ポイントも超えた存在となる。

背景に総合商社がある。

*

このホームページの「結城義晴の知識商人対談」。
ライフコーポレーション岩崎高治社長との会話集。
岩崎さんも三菱商事から小売業にきた。

岩崎さんの発言に対する私のコメント。

「住友商事からサミットストアに行かれて、
社長、会長を務められた荒井伸也さんが、
商社の仕事とスーパーマーケットの仕事の違いを、
スポーツに例えています。
商社の仕事は例えば柔道の団体戦のようなものであって、
5人出てそれぞれが、1人ずつが勝ち抜きで柔道をする。
試合をする。
だから一人一人の力量が必要。
けれども食品スーパーマーケットには、
野球やサッカーのようなポジションがあって、
それぞれの分業があって、
全員で一つのボールを追いかけてゴールしなければならない。
もしくは得点しなければならない。
ポジションや役割、分業には、
全員のチームワークが必要である。
そこが商社と違うんだ」

コンビニという小売業に、
総合商社が絡んでくる。

しかしそこには、
荒井伸也さんや新浪剛史さん、岩崎高治さんのような、
「分業」が理解できる人がほしい。

*

一昨日、東京・泉岳寺。
「紋屋」。富山の料理屋。
紋屋
㈱プラネット社長の玉生弘昌さん、副社長の井上美智男さんと、
ランチミーティング。

puu
この店は、落ち着きがあって、良い。
tyouba
私と井上さんは煮魚定食。
玉生さんは焼き魚。

暖炉の火が、心を和ませてくれる。
danro
考えてみると、玉生さんも井上さんも、
ライオンから出て、プラネットをつくった。

1985年に、通信事業の規制緩和を契機に、
日用品・化粧品業界の有力メーカー8社の合意の下、
流通システム最適化のための業界共通インフラ構築を目的として、
設立された。

ここには、社会的分業の概念があった。

プラネットは、この分野のEDIの会社として、
日本の消費財の世界になくてはならない機能を果たす。

*

セブン-イレブンも、
ローソンのグループも、
プラネットも。

三菱商事も三井物産も住友商事も。

社会的機能と社会的分業の本質を知らねば、
成長はおろか、生き残りも危ない。

*

We will rebiuld,we wil recover,
and the United States of America Will emerge stronger than before.

Now is the time to act boldly and wisely.

ミスター・オバマの声が耳に残る。

<結城義晴>  

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