結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2009年01月24日(土曜日)

フォーチュン誌「働きたい企業100社」最新2009年版の4つの意味

“100 best companies work for”
「最も働きたい企業100社」

米国の経済誌FORTUNE誌恒例の新年年頭の調査が発表された。
残念ながら、ウェグマンズが第5位に下がってしまったけれど、
それでもナゲットマーケットがベスト10に入ってきた。
嬉しいこと、喜ばしいこと。
この権威ある調査で、100位にランキングされるだけでも、
名誉あること。

そのベスト10に「知識商人」の会社が2社も入っている。
それだけでも、凄いことです。
そのベスト10。
1位 NetApp
2位 Edward Jones
3位 Boston Consulting Group
4位 Google
5位 Wegmans Food Markets
6位 Cisco Systems
7位 Genentech
8位 Methodist Hospital System
9位 Goldman Sachs
10位 Nugget Market

ウェグマンズは、昨2008年、2007年と3位、2006年が2位。
そして2005年には、何と第1位に輝いた。

私がいつも強調するのは2007年。
ウェグマンズは3位だったが、
コンテナーストアが4位、そしてホールフーズが5位と、
ベスト5の3位から5位をナレッジマーチャント企業が占めた。
私は、本当にうれしかった。

そのウェグマンズ、大の日本びいきで、
今年3月19日、CEOのダニエル・ウェグマンが来日。
セブン&アイ・ホールディングス名誉会長の伊藤雅俊さんと対談する。
聞き逃せない。

10位のナゲットマーケットは、9店舗のインディペンデント。
サクラメントに展開するスーパーマーケット。
まさに目から鱗のスーパーマーケット。
(さらに…)

2009年01月23日(金曜日)

12月の貿易収支赤字とニラクの元気

2008年の日本の貿易収支黒字額は、
なんと前年比80.0%の激減。  

貿易収支とは輸出から輸入を差し引いた額。
財務省が22日発表した貿易統計速報(通関ベース)。
それでも、2兆1575億円の黒字だから、
日本はまだ貿易立国とはいえる。

しかし12月の貿易収支は3207億円の赤字。  
12月だけ見ると、貿易立国とはいえなくなった。
輸入額が前年同月比21.5%減で、輸出額は35.0%減。
1980年以降で最大の下落率。

世界的な貨幣経済の崩壊が、実体経済の中の輸出という面に影響を出してきた。
おりしも日銀は、2008年度と2009年度の経済成長率が2年連続減少との予測を発表。
2008年はマイナス1.8%、2009年はマイナス2.0%。

輸出で潤っていた日本の経済に、構造的な改革が迫られている。
改革の方向性は二つ。
①自力で国内需要を創造すること。  
 「小売流通業・サービス業が日本を救う」
 私の持論。
②モノの輸出ではなく、コトの輸出に重点を置くこと。  
 技術を輸出する、人材を派遣する、ノウハウを輸出する。
 そのために、知識スペシャリストや知識商人を育てる。
 ナレッジは、フローすれば、必ずストックとして戻ってくる。
 知識とは、好循環するものなのだ。

さて、今日はお知らせ満載。
その1。
FORTUNE誌の「働きたい企業ランキング100」
2009年版が発表された。
私の使う指標のうちで最も頻度の高いデータ。詳細は明日。
ウェグマンズが、残念ながら5位に落ちた。
しかし3月に私たちが訪れるナゲットマーケットがベスト10入りした。
9店舗での全米働きたい企業第10位。
凄いこと。

その2。
林廣美の今週の惣菜、発表。  
これです。
詳細は、こちら[このページの下のボタンからもアクセスできます]

その3。
昨日の「結城義晴つれづれ日記」
福島県郡山市に本部を置く㈱ニラクのストアマネジャー会議で講義。
(さらに…)

2009年01月22日(木曜日)

本当の地方の時代はこれから始まる

昨夜、最終便で、鹿児島から戻る。
疲れたけれど、それは心地よい疲労。
しかしここで無茶はいけない。

疲労には、休養。

この繰り返し。

考えてみると、トレーニングは、必ず疲労を伴う。
体や精神を疲労させる。
従って必ず、鍛錬のあとには休養が必要となる。

とはいっても、私、今日は、福島県郡山へ。

これは無茶ではなく、無理。

想定内の、鍛錬でもある。

無理の範囲をどれだけ広げることができるか。
それがその人間の器であり、力だと思う。

さて1月9日に、商人舎ホームページをリニューアル移転して、
2週間ほどが経過しようとしています。

このリニューアルの目的は、
ユニークなスペシャルティ・サイトに蛻変すること。
(さらに…)

2009年01月21日(水曜日)

オバマの言葉と鶴の里商工会講演

バラク・オバマ大統領就任演説。
「新しい責任の時代」

アメリカもオバマも。
日本も麻生太郎も。
私たちも。

「自由という名の賜物を次の時代に無事、届ける」

「60年前にはレストランに入れなかった父を持つ男」

「困難な問題を解決することほど、
精神を満足させることはない」

淡々としていたが、決意に満ちていた。

さて私は、鹿児島へ。
北薩の出水(いずみ)市。

鶴の里商工会の新春講演会。

間を取り持ってくださったのは、
商人舎ファミリーの宮本洋一さん。

ご存知、ブルーチップ常務取締役。

その宮本さん、この出水市のご出身。

その宮本商店のお店をまず訪問。
この店が、まさにすぐれもの。
地方の町のコンビニやラーメン店の在り方を、
示してくれる。

まず、ラーメン店の「龍」へ。
店長の小山治さんと宮本さん。

(さらに…)

2009年01月20日(火曜日)

バラク・オバマ大統領、「変革と再生」訴えて本日歴史的就任

バラク・オバマ第44代アメリカ国大統領。
今日、誕生する。

白人優先社会といってよかったアメリカに、
黒人の血を引く大統領が登場。

歴史的な日である。

私たちは、この日を同時体験したこと、
覚えておかねばならない。

オバマは、東部を列車で縦断。
リンカーンの故事に倣った。

米国でいまだに人気のある大統領は、
リンカーン、ワシントン、ルーズベルトだという。

オバマ演説は、毎日のようにキーワードを生む。

17日、首都ワシントンでは、米国の歴史を振り返りながら、
「ともにこの国を再生しよう」の呼びかけに、
人々は「イエス・ウイ・キャン」を繰り返した。

ウィルミントンでは、
「私たちは一日も休まず仕事をする。
来月の交通費を心配する親や、
汽笛を聞きながらより良い生活を夢見る子どもたちのために」

18日、米国歌誕生の地ボルティモアでは、
「いま必要なのは、イデオロギーや偏見からの新たな独立宣言だ
米国の革命は今も続いている」

18日、リンカーン記念館前で開かれた就任記念コンサートでは、
「変革を求める数百万の声を阻むものは何もない」

オバマ新大統領の演説を聞いていると、
「そうだ、やれるんだ!」と、
思えてくる。

実は、いま、日本にも、世界にも、
必要なのは、この感じだ。

「やれる」という予感、感触。

一方、コンビニが百貨店を抜いたというニュース。
朝日新聞は一面トップにもってきた。 (さらに…)

2009年01月19日(月曜日)

消費マインドに「ジャスト・イン・タイム」せよ!

Everybody! Good Monday!

2009年1月の第4週目です。
1月は、どうしても、消費傾向が落ちる。
12月に、財布をはたいて、さまざまな購買をするから、
その反動が出て、1月は冷え込む。

3が日が終わり、松の内が明け、
成人の日が終了したら、
ひたすら「節約、倹約。もったいない」

そして次に目指すのは、「節分」

もう今から、2月の節分やバレンタインを、
派手に訴求している店がある。

ライバルに先を越せ、といった意図なのだろうが、
この先制主義は、あまり効果が出なくなったように思う。
顧客無私の先制主義は、逆効果。
自分の顧客を見ることの方が大切だ。

「ジャスト・イン・タイム」という言葉がある。

仕事や業務に使われることが多いが、
顧客の消費マインドに「ジャスト・イン・タイム」で、
応じる必要がある。

だから、節分、バレンタインはどのタイミングで打ち出すか。
いま、それを真剣に考えねばならない。

もちろん節分は、2週間先の火曜日だから、
もうお客様にご提案する時期であることは間違いない。
しかし、今回の節分の仕掛けが「ジャスト・イン・タイム」であったか否かは大事なこと。

顧客の心理にジャスト・イン・タイムするための3つの注意点。  

第1は、自分で顧客としての生活を持つこと。 (さらに…)

2009年01月18日(日曜日)

ジジの安らぎ[日曜版]


今年にはいって三度目の日曜日。
ボクの出番の日です。


今日はゆったりしています。
ボクは、おちつくところを、さがします。


ユウキヨシハルのおとうさんも、
うちで、やすらいでいる。

でも、ゲンコーやってる。
いつも、ゲンコーかき。
おとうさんのゲンコーは、
セイカツのイチブみたいなもの。

ボクは、テレビのまえに、
こしをおちつけた。

でも、ボクは、いつも、
家の中に、やすらぎの場所をさがしています。

いまは、この箱の中。

いぜんは、家の中の家があった。
でも、お正月に、いつの間にか、
捨てられてしまった。

そういえば、キャットランドというのも、
いつのまにか、きえた。
ボクは、好きではなかったからいいけど。

で、家の中の家のダンボールがなくなったから、
このまえ来たこの箱にはいる。

いがいに、やすらぎます。

箱がないときには、
こんなところにも、はいる。

ビニールのふくろのなか。

きゅうくつそうにみえるかもしれませんが、
ここも、やすらぎます。

もちろん、チェンバロの上は、すきです。
サム君もいるし。

サム君は、お正月に、
ダイカツヤクしました。
お正月は、ゴミを集めに来ないからです。

お正月は、どこのうちにも、
ゴミがたまる。

でも、うちは、
サム君がぜんぶ食べるから、
ゴミがありませんでした。

しかも、カンキョーによい。

おとうさんも、感心していました。

で、ひさしぶりに、
サム君の上にのってみた。

あたまがつるつるしていて、すべる。
だからおとうさんにホジョしてもらいました。

でも、サム君、モンクもいいません。
いいやつです。

サム君には、仕事もあるし。

ほんとうにやすらぐには、
自分のやるべき仕事が、
なければならないのかもしれません。

その自分の仕事を、
一所懸命にやるから、
やすらぐことができるのかもしれません。

そうだとすると、
ボクの仕事ってなんだろう。

ちょっと、心配になります。

これはシンケンに、
考えなければならないことだとおもいます。

<『ジジの気分』(未刊)より>  

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