結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2015年03月02日(月曜日)

3月の商人舎標語「この一瞬を積み重ねよう!」と3月のPlan⇒Do

Everybody! Good Monday!
[2015vol9]

2015年も第10週。
2月が終わって、
3月の始まりです。
DSCN3544-5
日差しが違う。

昨年4月から
消費税が増税された。
だから2014年3月は駆け込み需要で、
各社ともに売上げが上がった。

今年はその反動で、
3月の前年対比売上高は、
当然ながら、へこむ。

2月末決算の企業は、
前年比だけで考えると、
マイナスからのスタートとなりやすい。

3月末決算の企業は、
今期の最後の踏ん張りをせねば、
成績は収められない。

もちろんそのあたりは、
十二分に考慮に入れて、
予算は組んであるはずだが、
いずれにしても重要な月だ。

今月の商人舎標語。
これは月刊『商人舎』3月号の巻頭言と連動。

この一瞬を積み重ねよう!

朝に希望、
昼に努力、
夕に感謝。

週明けの朝の希望、
1週間の懸命の努力、
週末の夜の感謝。

こうして、
商売は続けられ、
マーチャントの活動は繰り返される。

1年は13週=四半期の4巡。
1年は12カ月。
1年は52週。

このマネジメント単位ごとに、
マーケティングが行われ、
マーチャンダイジングが展開される。

プロモーションが実践され、
オペレーションが稼働し、
マネジメントが全うされる。

ドラッカーは言う。
“As a rule, theory does not precede practice”
「原則として、理論が実践に先行することはない」

52週マーチャンダイジングも、
そのセオリーの本質を見極めた上で、
実践を理論に先行させねばならない。

ただし倉本長治は叫ぶ。
「この一瞬の積み重ねこそ、
君という商人の全生涯」

52週も7日間もエブリデーも、
この一瞬の積み重ねであることを、
絶対に忘れてはいけない。

顧客と向かい合う一瞬の重みこそが、
実践と理論との間に横たわる誤謬を
振り払ってくれる原動力となるからである。
〈結城義晴〉

期の初め、
期の終わり。

一瞬の積み重ねが、
1日を形づくり、
1週間、1カ月、1四半期、
そして1年へとつながる。

日経新聞の『私の履歴書』。
今月は古川貞二郎さん。
内閣5代の官房副長官。
官房副長官の『履歴書』への登場も、
極めて異例。

その古川さんの座右の銘。
「一念一念と重ねて一生なり」
生まれ故郷・佐賀の『葉隠聞書』の言葉。

全くの偶然だが、
商人舎標語と重なった。

倉本長治が「葉隠」に、
感銘を受けて、
先の言葉を放ったのかもしれないが。

いずれにしても3月、4月は、
一念や一瞬を噛み締めるとき。

さて、弥生3月。
DSCN3547-5

箱づめの独活太からず細からず
〈日経俳壇より 東京都・ 実生〉

「独活」は「ウド」のこと。
芽吹いたばかりのウドは山菜になる。
しかし成長すると3メートルにもなって、
ウドの大木と呼ばれる。

早春の雲白馬なり白兎なり
〈朝日俳壇より 今治市・ 横田青天子〉

空を見上げ、雲を楽しむ余裕も出てくる。

今週の販促企画は、
商人舎magazine。
Weekly商人舎の日替わり連載、
「月曜朝一 今週の販促企画」

3月はイベントに事欠かない。
3日〈火曜日〉ひな祭り。
14日〈土曜日〉ホワイトデー。
21日〈土曜日〉春分の日。

イベントとは呼べないが、
3月11日は東日本大震災から丸4年。

もう4年か。
感慨は深い。

一方で今年の桜の開花予想。
日本気象協会。

九州・福岡は3月21日頃で、
九州全域がこの頃。
中国・広島は25日頃で、
四国・香川は26日頃。
近畿の大阪府は26日頃で、
中部の愛知は25日頃、
東京も26日頃。

北陸・東北は4月、
北海道は5月。

とすると日本列島の西側3分の2ほどが、
3月に桜前線がやって来る。

春分の日の21日など、
開花直前の盛り上がりが予想される。

つまり、3月こそ、
桜の季節。

これは、忘れてはならない事実だ。

「早仕掛け・早仕舞い・際の勝負」。

早仕掛けならば、
もう今週から、
桜・さくら・サクラ。

ここでひとつ思いつき。
ポジショニング戦略を、
大勘違いしている輩もいるが、
店内の音楽も、
ポジショニング要件の一環。

桜の季節には、
どんな音楽がいいだろう。

クラシックはいかが?
モーツアルトのセレナーデならば、
有名な「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。
エドヴァルド・グリーグならば、
叙情小曲集から「春に寄す」など。

そんなことも思いつくのが3月。
いい季節です。

もちろん花粉症は、
厄介なものだが。
昨2014年4月11日~2014年4月17日に、
アンケート調査が行われた。
niftyの何でも調査団。
有効回答数は4784で、
一番ひどいのが4月の35%、
次が3月の34%。

このふた月で69%と圧倒的。
だとすると、これも早仕掛けで、
3月は大展開。

こう見てくると、
3月は本当に忙しい。

しっかり計画を立てて、
しっかり実行する。

Plan⇒Do。
「作」と「演」。

まさに3月は1年のスタートとして、
このPlan/Do作戦の月。

私は久しぶりに、
ずっと日本国内で活動。

講演も多いし、
ゴルフコンペもプロ並みに入ってくる。

花粉に悩まされつつも、
いい季節。

元気が出てきます。

では、みなさん。
今週も、Good Monday!

〈結城義晴〉

 

 

 

「月刊商人舎」購読者専用サイト
月刊商人舎 今月号
商人舎 流通スーパーニュース
月刊商人舎magazine Facebook

ウレコン

今月の標語
商人舎インフォメーション
商人舎スペシャルメンバー
商人舎発起人

東北関東大震災へのメッセージ

ミドルマネジメント研修会
商人舎ミドルマネジメント研修会
海外視察研修会
商人舎の新刊
チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

新着ブログ
毎日更新宣言カレンダー
指定月の記事を読む
毎日更新宣言カテゴリー
毎日更新宣言最新記事
毎日更新宣言最新コメント
知識商人のためのリンク集

掲載の記事・写真・動画等の無断転載を禁じます。商人舎サイトについて
Copyright © 2008- Shoninsha Co., Ltd. All rights reserved.