結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2023年10月03日(火曜日)

「産業革命・流通革命」と速水融教授の「勤勉革命」

横浜商人舎オフィスは、
蘭の花盛り。IMG_7257 (002)3
15周年を記念して、
お送りいただいた。

これは日本リテイリングセンターから。
IMG_7259 (002)3
ありがとうございました。

それから日本食糧新聞。
『チェーンストア――産業ビジョン』の、
いい書評を書いて、掲載してくれた。IMG_7254 (002)3
今野正義会長から新聞をお送りいただいた。
心から感謝します。

次々に注文が入っています。
商人舎スタッフは発送に追われています。
けれど、喜ばしいことです。
ありがとうございます。

商人舎へのお申し込みは、
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[目次]は、
第一章 「一粒の麦」のチェーンストア
第二章 1.0 と 2.0、そして3.0 と4.0
第三章 「産業革命」なしに「流通革命」は起こらない
第四章 日本の産業革命とチェーンストア1.0
第五章 「流通革命」とチェーンストア2.0
第六章 ダイエーのチェーンストア2.0
第七章 業態チェーンストア
第八章 チェーンストア3.0 の時代
第九章 マーケティングとチェーンストアの関係

最後の九章は、
チェーンストアとマーケティングとの関係を、
考察しました。

自分でも面白い視点だと思います。

栗原一博さんから、
メールでお便りをいただいた。

㈱ダスキンくりはら社長。
商業界同友会のチューター。
商人舎発足の会では、
発起人に名を連ねてくださった。

「正統な視座でのご活躍に敬意を表します」
ありがとうございます。

栗原さんが教えてくれたのは、
速水融という経済史学者のこと。
栗原さんの恩師。
〈日本学士院ホームページより〉
Hayami_Akira

その速水先生が提唱したのが、
「勤勉革命」。

流通革命は、
産業革命のあとに起こる。

私は『チェーンストア』の主題の一つにした。

その産業革命の前に勤勉革命があった。
そのあと産業革命が起こった。
そんな話を栗原さんは教えてくれた。

その通りだと、私も思った。

「速水先生は、
諏訪地方の宗門人別帳の実証的な研究から、
江戸時代の人々の生活を
くっきりと浮かび上がらせたのです」

「当時はマイナスの評価が多かっ た、
江戸時代こそが、
明治以降の離陸を可能ならしめたことを
証明したのです」

それを実証的な研究で明らかにした。
凄い研究者だ。

「産業革命は機械化ですが、
むしろ機械を捨てて、と言うか、
牛や馬を捨てて、
手作業で丁寧な農業を行うことで、
日本の耕作面積当たりの生産量が増え、
日本人の勤勉道徳も生まれた」

商売の世界では、
鈴木正三、石田梅岩から、
倉本長治に通じる「勤勉道徳」である。

私の商業の現代化は、
産業革命と流通革命による近代化と、
勤勉革命の理論を、
包含したものだと思った。

故C・W・ニコルさんから、
直接、ヒントをいただいた。

そして私は考えた。
「商業は森である」

森の大きな木は大企業、大きな店。
小さな木は小企業、小さな店。
森には雑草も生えていれば、
一輪の百合の花も咲いている。

すべてが森として必要な植物だ。

だから森には動物がいる。
様々な生物がいる。

その商業という森が、
荒らされているとしたら、
人の手によって再生されねばならない。
生きた森でなくてはならない。

商業を荒廃した森にしてはいけない。
伽藍洞の産業にしてはいけない。

㈱商業界は自己破産したが、
倉本長治の遺志を継いで、
人間の手によって、
荒廃した森を生き返らせる。

それが商業の現代化である。

栗原さん、ありがとうございました。

私は1日中、オフィス。
自分の原稿書きと入稿。

黙々と一字一句を、
一行一行を積み重ねる。

それが私の仕事だ。

物書きとは地味な仕事だ。
執筆は勤勉さなしには遂行されない。

それを続けていこう。

〈結城義晴〉

2023年10月02日(月曜日)

旧ジャニーズ事務所社長/東山紀之の男気が見たい。

Everybody! Good Monday!
[2023vol㊵]

2023年第40週。
昨日から10月が始まった。

彼岸花。別名、曼殊沙華。
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毒性がある。

そのそばに白い彼岸花。
シロバナマンジュシャゲ。IMG_E72303
九州には多いが、
横浜では珍しい。

赤い彼岸花よりも弱い。

毒々しいほうが、強いらしい。

銀杏の木はまだ黄変はしない。
IMG_72413

それにしても、
なぜ左の銀杏だけ枝を払ったのか。
これから右もやるのか。IMG_72403

今日は午後から、
ジャニーズ事務所の記者会見。
東山紀之社長らが語り、質問に答えた。
IMG_7236
この難局に際して社長に就任し、
タレントを辞めて経営に専念する。

男気のある人間だ。

私、ジャニーズは詳しくない。

あおい輝彦がいたジャニーズ。
あおいはのちに水戸黄門の助さんになった。

青山孝と北公次、江木俊夫、おりも正夫の、
フォーリーブス。

江木が同い年だった。

北公次のバク転はカッコよくて、
私もバク転ができたから親近感があった。

シブがき隊は、
ヤッくん、フッくん、モッくんと呼ばれた。
関心はなかったが知っている。

そのあとはたのきんトリオ。
「3年B組金八先生」から出てきた。

そして少年隊。
1982年のデビューで、
その東山が社長となった。

光GENJI、男闘呼組と続いて、
SMAPが出てくる。

TOKIO、V6、KinKi Kids、嵐。

このくらいまでかなぁ、
わかるのは。

嵐のデビューが1999年。
松本潤はいま、
「どうする家康」をやっている。

そのあとは亀梨和也くらいしか、
わからない。

それにしても長きにわたって、
日本の芸能界を席巻した。

故人となったジャニー喜多川の、
許しがたい性的犯罪が、
その根本にある。

大新聞、テレビ局、電博を含めて、
忖度し、知らん顔を決め込んだ。

この現象こそ日本にとって深刻なことだ。

反動的に、
この会社のタレントを外す企業にも、
感心しない。

日産自動車のコメント。
「事務所が行う改革や
再発防止の取り組みを確認した上で、
弊社のマーケティング活動の
方針について判断していく」

「再発防止」って、
喜多川のような人間が、
まだ残っているのか?

今度は世間に忖度している。

東山らは被害者への補償を貫徹し、
社名も「Smile Up」と変え、
補償が済んだら廃業する。

その代わりに、
新たな芸能エージェント会社をつくって、
日本にないマネジメントを模索する。

これから東山の男気を見せてもらおう。
IMG_7237
大きな会社にしようとか、
権力を握ろうとは考えないことだ。

今日は午前中、
自宅で商人舎10月号の原稿整理と見出し付け。
12ページ物を入稿した。

それから商人舎オフィス。

今週半ばまでこの編集作業が続く。
もちろん私の執筆原稿も仕上げねばならない。

頑張ります。

振り返ってみると、
私はこのブログで一度も、
ジャニー喜多川のことを書いたことがない。

幸いなのか。

私はかつて、
「九州男児の肝っ玉をご覧に入れよう」
などと書いていた。

その私が㈱商業界を放り出したように、
受け止められたり、書かれたりしている。
だがそれは間違いだ。

私はずっとあの会社を改革するつもりでいた。
改革プランまで出来上がっていた。

しかし突然、上のほうから、
弁護士を通じて、
「辞めてほしい」と言われた。

だから辞めた。
2007年の夏のことだ。

結果的にそれは、
私にとっては良かった。

けれど会社は2020年に自己破産した。

このことに関しては、
「不徳の致すところ」としか、
言いようがない。

東山紀之もバク転ができる。
男気を見せてほしいものだ。

では、みなさん、今週も、
人間らしく。
Good Monday!

〈結城義晴〉

2023年10月01日(日曜日)

白洲正子と結城信行とニーバーの「祈り」

10月です。

2023年もあと3カ月。
ビジネスで言えば、
残すところ四半期。

米国のプロモーションは、
ハロウィン真っ盛り。

そして10月31日のハロウィンが終わると、
全米のすべての小売業が、
ホリデーシーズンに向けて、
プロモーションを展開する。

11月第4週木曜日の感謝祭。
その翌日のブラックフライデー。

その1カ月後のクリスマスイブ。

あと3カ月となると、
アメリカでは商売のスイッチが入る。

その10月の私のメインイベントは、
10月10日出発の米国スペシャル研修会。

今回はダラスとニューヨークに行きます。
3年ぶりとなります。

どう変化したか、楽しみです。

朝日新聞「折々のことば」
第2867回。

神に祈る姿は、
世の中で最も
美しいものの一つです。
(白洲正子)

『かそけきもの』から。
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白洲正子は明治生まれの随筆家。
1910年生まれ、1998年没。
読売文学賞を二度受賞している。

夫は白洲次郎。
吉田茂の側近。

白洲正子エッセイ集〈祈り〉は、
2015年に再刊された。

「天にまします我等の父よ、
願わくは御名の崇められんことを。
御国の来らんことを。」
これはクリスチャンの祈り。

「南無阿弥陀仏」は、
仏教徒の祈り。

「ナマンダブ」は、
私の伯父・結城信行98歳の、
万能の祈り。
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白洲正子は書いている。
「祈りは、
ある慾や願いが元にあったにせよ
それさえ忘れ、
自分を遥(はる)かに超えるものに
身を委ねることだ」

とはいえこれほど難しいこともない。
「だから、自然の情景や絵を見て
思わず『ああ、いい』と
ため息を洩(も)らし
手を合わせたくなる、
その気持ちを大切にすればいい」

これが正子の言う祈りだ。

宗教との関係はなくとも、
「ああ、いい」とため息を漏らし、
手を合わせたくなる。

それが祈りの本質である。

「安心出来るという、
これ以上の強味は
人間としてない筈です」

日曜日には、
自分なりの祈りをささげたい。

それが週の終わりの習慣になればいい。
月のはじめの習慣でもいい。
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私の祈りはいつも、
ラインホールド・ニーバー。
「変わるものを
変えられる勇気を、
変わらぬものを
受け入れる心の静けさを、
それらを見分ける英知を、
お与えください」

〈結城義晴〉

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