結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2024年03月05日(火曜日)

「知」の産業革命のあとに「知」の流通革命が起こる。

3月5日。March 5。
Super Tuesday。

大統領選挙の党公認候補を決める、
州の予備選・党員集会が集中する日。
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今年は民主党が16州・地域、
共和党は15州。

どちらも総代議員のほぼ3分の1が決まる。

今、81歳のジョセフ・ロビネット・バイデンと、
77歳のドナルド。

アメリカの将来は明るくない。

朝日新聞「折々のことば」
毎朝、必ず見る。

第3018回。
私は私なりに生きていきたい。
(小山さん)

「何の保障もない餓死寸前の日々。
理不尽な暴力に晒(さら)され、
身の竦(すく)む毎日」

「東京で長く野宿生活をする女性は、
恵み施しあっても、つるまないし、
干渉も深入りもせずに生きてきた」

「瞼(まぶた)が腫れるほど泣き叫ぼうとも、
誰にも頼らず手なずけられもせずに、
対等でいたいと言い切る」

「小山(こやま)さん」と呼ばれた、
ホームレスの女性。
2013年に亡くなるまで公園で暮らし、
約80冊のノートを遺した。
膨大な文章が書き綴られていた。
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「働きに行きたくない。仕事がかみあわない。もう誰にも言えない。私は私なりに精いっぱい生きた。(…)私にとって、大事なものは皆、無価値になって押し流されていく。」
(1991年11月7日)

「雨がやんでいたのに、またふってくる。もどろうか。もどるまい。黄色のカサが一本、公園のごみ捨て場に置いてあった。ぬれずにすんだ。ありがとう。今日の光のようだ。」
(2001年3月18日)

「駅近くに、百円ちょうど落ちていた。うれしい。内面で叫ぶ。八十円のコーヒーで二、三時間の夜の時間を保つことができる。ありがとう。イスにすわっていると、痛みがない。ノート、音楽と共にやりきれない淋しさを忘れている。」
(2001年5月7〜8日)

私なりに生きていく。
それがいちばん、いい。

二十四節気の「啓蟄」
冬籠りの虫が這い出るころ。

外は冷たい雨だが1日中、
横浜商人舎オフィスで原稿執筆。

お昼はセブン-イレブンで、
サンドイッチを買ってきてもらって、
パソコンに向かいながら頬張る。

小山さんには申し訳ない気もする。

誰かの役に立てばいい。
そんな気持ちで原稿を書いている。

私は私なりに生きていく。

日経新聞「大機小機」
タイトルは、
「知の産業革命と日本」

「日経平均株価が連日で最高値を更新し、
4万円台に乗せた。
明るいニュースだが、
手放しには喜べない」

同感だ。

コラムニスト癸亥さんは、
「世界経済を観察する」

「バブルが崩壊した1990年代は、
インターネットが産業に革命をもたらした」

「現在はAIが、
新たな革命をもたらそうとしている」

産業に革命をもたらした本質とは何か。

英国に始まった産業革命。
「コアは“力”だった。
機械力が人力に置き換わっていった。
蒸気機関や内燃機関がその象徴」

「これに対し、
現代の産業革命のコアは、
“知”にある」

ピーター・ドラッカーが指摘した。
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「デバイスが人知を補完するようになり、
情報通信の高度化が
知の伝達と統合を爆発的に加速させている」

「資本主義ならぬ『知本主義』である」

これもドラッカーが見抜いていた。

「さらに知力が機械力を支配しつつある。
ロボットがその象徴となろう」
他方、知力が暴発しかねないため、
その制御が重要課題となっている。

この産業革命に対し、
日本はどう向き合ってきたのか。

「多分、現代版産業革命の本質を
看過している」

拙著『チェーンストア』は、
産業革命と流通革命を描いた。
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流通革命は必ず、
産業革命のあとに起こった。

今、「知」の産業革命が起こっている。
ならば「知」の流通革命も起こってくる。
いや、起こっている。

現代版産業革命を看過した日本政府は、
既存企業の保護政策を維持する。

「輸出企業が円高を嫌うため、
政府には円安バイアスが強い」

これは重大な問題だ。
円安が今、日本をだめにしているのに。

「さらにバブル崩壊以降、
企業の経営破綻を防ぐため、
極端な金融緩和政策を打ち出してきた」

これもまだ継続されている。

「これらに安住した多くの企業は
事業部門の整理と新規集中投資を怠った」

「既得権益にすがる動きも根強い」
これが深刻だ。

「大企業の従業員は
年功序列と終身雇用に張り付いている」

「医師、弁護士、会計士などの
知力を主とする職業こそ、
現代版の産業革命を活用して
新たなステージに進めるはずなのに、
既存の資格に拘泥している」

「国民や企業は、
革命のただ中に放り込まれている事実を
十分に認識し、行動すべきである」

知の産業革命のあとに、
知の流通革命が起こる。

私の確信である。

〈結城義晴〉

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