結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2022年10月20日(木曜日)

「ライフビエラ蒔田店」オープンとサミット・マルエツとの競争

ライフビエラ蒔田(まいた)店、
本日オープン。
IMG_64982

朝、オープン前から、
店内に入って取材や写真撮影。

ライフ恒例の開業時の全員記念写真。IMG_64072
いい習慣です。

商人舎流通スーパーニュース。
ライフnews|
「ライフビエラ蒔田店」10/20開設、1年半ぶりの神奈川県出店

「VIERRA蒔田」は旧南区総合庁舎跡地にあって、
地域交流施設や医療施設などで構成される。
その1階にライフコーポレーションが出店した。

売場面積514坪で年商27億円の予算。

ライフの総店舗数は295店舗。
首都圏が131店舗で、近畿圏が164店舗。

その首都圏の内、神奈川県は30店で、
その半数が川崎市である。

横浜市はこのビエラ蒔田店で9店目。
完全な生活圏への500坪型の出店で、
今後の試金石になる。

店はライフのオーソドックスな部門構成。
しかしライフが今、
日本のスーパーマーケットの代表であり、
標準であると思う。

岩崎高治社長と売場で話した。IMG_65172

それからビオラル売場の前でツーショット。IMG_65192

あくまで謙虚だが、
自信を感じさせる。IMG_652222

それから並木利昭さんとも話した。
取締役専務執行役員。IMG_64972

もう40年の付き合いだ。IMG_64992

それから森下留寿さんとは、
関西圏の競争の話をした。
森下さんも取締役専務執行役員。IMG_65012ー2 (1)

社外取締役の片山隆さん。
片山さんは月刊商人舎の常連執筆者。IMG_65012ー2 (5)

売場で偶然、福島豪さんに会った。
この7月にフクシマガリレイ㈱代表取締役社長に就任。
最近、フクシマガリレイの什器は、
いろいろなチェーンで使われている。IMG_64842
「冷凍食品のパラドックス」について、
ちょっと話し合った。

そして皆川剛広報部長。
いつもお世話になっている。IMG_6459 (002)2

店がオープンして、
メディアの面々は店の外で囲み取材。IMG_64732

私は入口に回って、
顧客の行列を見ていた。IMG_64742

施設2階のフロアに、
ブラスのクインテットが呼ばれて、
生演奏をしてくれた。
とてもいい。
IMG_64762

顧客に交じって、再び店内へ。
入口のところで椎葉哲也店長に会った。IMG_E65472

店内に入ってくる顧客は、
興味津々、売場と商品を見ていた。IMG_64782

ライフの店づくりは、
ポジショニング要件を満たしている。
それを理解している、
数少ないチェーンのひとつだ。IMG_64922

オープン初日の目玉の一つが、
1パック5000円の「黒毛和牛肉袋」。IMG_64872
100パック限定販売。

一つ購入しました。IMG_64882

取材を終えていろいろと買物をして、
そのあと歩いて、
サミットストア井土ヶ谷店へ。IMG_65012
2012年7月11日オープン。
売場は665坪で駐車場は169台。
当初34億7000万円の予算でスタート。

この10月1日にリニューアルオープンして、
ライフを迎え撃った。

商圏はちょっと離れていて、
直接競合はしないだろうけれど、
今日はやはりライフの新店に顧客が流れた。

それから、
マルエツ井土ヶ谷店。IMG_65032
1971年3月に開設された井土ヶ谷東団地の、
真ん中に位置するスーパーマーケットだ。

この団地は825戸もあって、
周辺にもマンションや住宅が密集する。

マルエツ井土ヶ谷店はかつて、
同社ナンバー1店舗として繫盛した。

サミットストアがオープンして、
影響を受けたがそれでもマルエツの旗艦店だ。

そのうえライフが出店するというので、
10月9日にリニューアルした。IMG_65042

全体に最新のMDを搭載する店に変身したが、
とくに惣菜・ベーカリーはショップ化して強化。

ライフの出店に対して、
サミットが音なしの構えだったのに比べて、
マルエツには闘う意志が見えた。

「横濱ビーフ全品半額」IMG_65052
闘う姿勢は評価できる。

全体に客層が高齢化しているが、
それでもその顧客にしっかり応えている。

ファッション館も手堅く品揃えして、
この団地やその周辺のニーズをとらえている。IMG_65072
「今日来てくださったお客さまこそ、
本当のロイヤルカスタマーだ」

大髙善興ヨークベニマル会長の言葉を、
しっかりと思い出した。

だから、
「自分の歌を歌おう」

そこで2021年6月の商人舎巻頭言。
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[Message of June2021]
自分の歌を歌え。

自分の歌を歌え。
自分の絵を描け。
自分の夢を追え。

自分の足で歩け。
自分の手でつくれ。
自分の頭で考えよ。

それが21世紀の商売のやり方だ。
ポストモダンの流通業の在り方だ。
そしてそれが商業の現代化を実現させる。

良いものはそっくり真似よ。
徹底的にベンチマークせよ。
それを横展開せよ。

標準化せよ。
マニュアル化せよ。
生産性を上げよ。

しかし皆が皆、
真似ばかりしていると、
顧客から見放される。

すべての店が互いにベンチマークし合うと、
すべての店が似てくる。
イノベーションは起こりにくい。

レース型競争からコンテスト型競争へ。
いや、レース型を制する者によって、
コンテスト型が展開される。

「大きい・強い」を実現した者ばかりが、
そのうえで「自分らしい・優しい」を競う。
それが三千年紀の競争だ。

自分の歌を歌え。
自分の絵を描け。
自分の夢を追え。

自分の足で歩け。
自分の手でつくれ。
自分の頭で考えよ。

〈結城義晴〉


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