商人舎8月号「Panel Discussion」と2017年3月号「Platform」

山の日。
台風15号。
妙な軌道を進む。
太平洋上を西向きに進んで、
関東の東側から日本列島に上陸。
気圧配置・偏西風・台風の構造の3要因が、
すべて通常と逆に働いた。
つまり台風の進路を決める「力学」が、
通常と違っていた。
第1に太平洋高気圧が東に偏っていた。
通常の台風は、太平洋高気圧の縁に沿って、
北から北東に進む。
その結果、台風は高気圧の縁に押されて、
西へ進む「逆走型」ルートをたどった。
第2に偏西風が北へ離れていた。
台風の進路を決める最大の要因は、
偏西風である。
偏西風が本州上空にから吹けば、
台風は北東へ引っ張られる。
しかし15号の場合、
偏西風が北へ離れて、
台風を捕まえる流れが弱くなった。
そこで台風が自力で進む「自走モード」になった。
結果として、本州付近で迷走する気圧配置となった。
第3に台風自体の構造が弱くて、
流されやすかった。
12日の昼過ぎまでには、
熱帯低気圧に変わると予想されているが、
これは台風としての構造が弱いことを示す。
弱い台風は自力で北上する力が弱い。
つまり周囲の気圧配置に流されやすい。
すなわち進路が曲がりやすい。
それもこれも地球温暖化に影響されている。
被害が少なければいいが。
目次では下の方に出ているが、
雑誌のページをめくると、
特集の前にあるのが、
[巻頭特別企画]
パネルディスカッション
「供給連鎖」全体最適化と「商品マスタ」の統一

6月26日(金)、
日本スーパーマーケット協会の通常総会後に、
記念パネルディスカッションが開催された。
全体テーマは、
「サプライチェーン全体最適による流通生産性改革」
パネリストは製配販と行政のトップ7人。
⑤岩崎高治日本スーパーマーケット協会会長
㈱ライフコーポレーション代表取役社長執行役員

⑥服部哲也日本スーパーマーケット協会副会長
サミット㈱代表取締役社長

画期的と言ってよい討論会で、
パネラーのみなさんも歯切れのいい発言をした。
そのディスカッションを、
ほぼ削除せずに掲載した。
工藤澄人商人舎編集長が、
全文を執筆した。
協会にも文章を読んでもらって、
間違いがあるかどうか確認した。
極めて重要な発言ばかりだったからだ。
前にもこのブログで書いたが、
2017年の月刊商人舎3月号。
[ケーススタディ特集]
商品情報Platform
「商品Master/商品Contents」の共有と競争
9年前の特集。
我ながら先鋭的だった。

このころは特集1本主義を貫徹していた。
第1章は「1WorldSynk」
ニハット・アーカンさんとテレビ電話で対談した。

第3章は「ジャパン・インフォレックス」
こちらは故人となられた西田那夫さんと対談して、
「激白」の形でまとめた。

この雑誌の[CoverMessage]を再掲しよう。
――商品マスタ(Product Master)が整備され、商品情報の交換と交流によって、数多の商品がつつがなく流通・供給される。そこでは情報をベースとした社会システムの標準化と効率化、合理化、最適化が推進される。製配販のサプライチェーン・マネジメントが貫徹される。さらに商品デジタルコンテンツが充実して、実店舗とElectronic Commerceが融合する時代がやってくる。結果として豊かで、多様で、低価で、オムニチャネルのライフスタイルが保障される。そのためのさまざまな社会インフラが構築される。それが近未来型の「商品情報プラットフォーム」である。この動きを推し進める者、阻む者、そして傍観する者。鍵を握るのは、Platform概念の産業レベルでの社会化と、その「共有と競争」の共通認識に他ならない。
この2017年3月号を学んでから、
それから2026年8月号も読んでほしい。
それが一番いいのだけれど。
パネルディスカッションのあとに、
[結城義晴の述懐]
「解決されてしまえばシンプルだ」
――27年間、ゼネラル・モーターズ研究所を率いたチャールズ・ケタリング。生涯に300以上の特許を取得した。そのケタリングは研究所の壁に言葉を掲げていた。
「解決されてしまえば、どんな問題もシンプルだ」
商品マスタと商品コードの統一も、
解決されてしまえば、
実にシンプルなことなのだ。
製配販を挙げて、
頑張りましょう。
〈結城義晴〉





























