暑い中、粛々と進んで、
いよいよ準々決勝となった。
毎回書いているが、
この4試合が1日で行われ、
それを観戦できるのは、
実に贅沢なことだ。
どのチームも3回戦を勝ち抜いてきた。
だから戦力は充実している。
そして「勝ち運」をもっている。
そんな8チームが激突する。
甲子園は郷土の誇りにかけて戦う場だ。
だから全国民が自分の生まれ故郷のチームを応援する。
あるいは自分が育ったところの高校を、
自分がいま居住している地の選手を支援する。
私は福岡生まれの横浜育ち。
今も横浜に住んでいる。
だから福岡の東筑高校を応援した。
残念ながら初戦で鹿児島代表に負けた。
4年連続9回目の出場の神村学園高校に、
1対5で負けた。
東筑は北九州市の八幡にある県立高校で、
九州大学には昨年48名が合格した。
高倉健さんが卒業生にいる。
一方、神奈川県からは横浜高校が甲子園に出て、
今回もベスト8に残った。

横浜は春の甲子園18回、夏は21回、
春夏通算39回出場して、
甲子園優勝回数は春4回、夏2回。
夏の大会は1980年に愛甲猛を擁して初優勝、
さらに1998年には松坂大輔をエースとして、
春夏の連覇を果たした。
神奈川県人はいつも甲子園を楽しめる。
とくに今年は、
エースの織田翔希(おだしょうき)君が楽しみだ。
必ずプロ野球に入って、
いずれはメジャーリーグに行きそうだ。

2008年度生まれの右投げ右打ち。
身長186cm、体重81kg。
ちょっとスリムだが、
プロに入ったらがっちりした体になる。
北九州市立足立中学の3年の時、
軟式野球で143キロの球を投げて注目された。
日本中の高校からオファーがあったが、
横浜高校を訪問したら、
グランドに散り一つ落ちていなかった。
先輩の選手たちもきちんと挨拶をしていた。
ここなら自分の人間性を高められると、
横浜高校に進んだ。
1年生のときにすでに頭角を現わし、
秋の明治神宮野球大会で優勝。
2年生ではセンバツ高校野球では、
主力投手として25回を投げて優勝。
昨年の夏の甲子園ではベスト8。
何しろ福岡生まれで、
横浜に3年。
私が応援しないはずはない。
今回も157キロのボールを投げて、
甲子園の新記録をつくった。
花巻東高校の大谷翔平選手は、
中学時代に130キロを投げ、
高校1年秋に147キロ、
高校2年春に151キロ、
高校2年夏に甲子園初出場して150キロ。
高校3年夏の岩手大会準決勝で160キロを投げた。
これはアマチュア史上最速だった。
甲子園には2回出場して、
いずれも初戦敗退。
織田は大谷に引けを取らない素材なのだ。
その織田が出る準々決勝は、
1日空けて火曜日の18日に開催。
第1試合は、
天理高校(奈良県)と三重高校(三重県)。
第2試合は、
仙台育英高校(宮城県)と、
智弁学園和歌山高校(和歌山県)。
第3試合が、
花巻東高校(岩手県)と横浜高校(神奈川県)。
このゲームは見逃せない。
第4試合が、
高崎健康福祉大学高崎高校(群馬県)と、
有明高校(熊本県)。
近畿地方が3校、
東北地方と関東地方が2校。
そして九州地方の初出場が1校。
熊本地震のエリアから、
全国の期待を背負って、
有明高校がベスト8に進んだ。
私の生成AIによる決勝進出2チームの予想。
なんと横浜対仙台育英となった。
横浜は3回戦までの内容を見ると、
戦力・総合力が図抜けている。
AI予想でも優勝確率25%で単独トップ。
投手力・攻撃力ともに安定している。

仙台育英は昨夏の準優勝校。
経験値も高い。
AI予想で 横浜に次ぐ15%。
投手層が厚く、夏の連戦に強い。
生成AIを参考にした結城義晴の予想も、
決勝は横浜と仙台育英。
さてどうなるか。
穴候補は健大高崎。
準々決勝で熊本の有明が、
健大高崎に勝ったら、
もしかして奇跡が起こるかもしれない。
なにしろ3回戦まですべて逆転勝ちのチームだ。
仕事が始まるから、
リアルタイムで高校野球を見ることはできない。
しかし大いに楽しもう。
そうして夏が過ぎていく。
高校野球選手を見ていると、
ほんとうにまぶしい。
いい試合をして、
怪我をせず、
すくすくと育ってほしい。
今の日本、政治家よりも、
アスリートに人材が偏る。
それが現代の日本の特徴ととらえて、
受け止めるしかない。
だからなおさら、
球児たちには輝いてほしい。
〈結城義晴〉
























