結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2014年08月06日(水曜日)

広島原爆の日/「卸売業調査」の1兆円超企業と「問屋無用論」

今日は広島原爆の日。
長崎は土曜日の9日。

被爆から69年。

被爆した人たちの平均年齢は80歳に近い。
被爆し生存した人の数は20万人を割った。

世界史の中で、
核爆弾が使われた事例は、
広島と長崎しかない。

これは絶対に動かない事実だ。

そして今後、
二度と起こしてはならない事例だ。

今日はそのことを確認する日だ。

原爆を投下した当事国のアメリカ。
そのバラク・オバマ米大統領は、
「核なき世界」を唱える。

核兵器を持つ国と持たぬ国。

核保有国をnuclear clubと称するが、
現在、世界で8カ国。

アメリカ合衆国、
ロシア共和国、
グレートブリテン及び北アイルランド連合王国のイギリス、
フランス共和国、
中華人民共和国。

そのほかにインド共和国と、
パキスタン・イスラム共和国。
そして朝鮮民主主義人民共和国。
イスラエル共和国も公式宣言はしていないが、
核保有国とされる。

この8カ国以外は、
「持たぬ国」となる。

持たぬ国のなかには、
「核の傘」に依存する国がある。

日本もその「傘に依存する国」。

「核の傘」は英語では、
そのままnuclear umbrella。

核保有国が同盟国に対して、
核兵器の抑止力を提供し、
安全を保障する。
それが「核の傘」。

北大西洋条約機構(NATO)、
日米安全保障条約、
米韓相互防衛条約、
米比相互防衛条約などなど。

アメリカは同盟国に加えられた攻撃に対して、
自国への攻撃と同様と見なして、
報復することを保障している。

そんな国々の思惑が絡む。

しかし、それは知ったうえで、
「最後は人間の英知が問われる」。
毎日新聞の社説は、
竹本成徳さんの証言を引用する。
広島原爆の被爆体験者。

この「英知」を、
私たちひとり一人が、
もたなければならない。

さて、訃報です。
ヨークべニマルの大高善兵衛さん、逝去。
79歳。
広島や長崎で被爆した人たちと同世代の経営者。

日曜日の8月3日、
福島県郡山市内の病院で逝去。

通夜・葬儀は近親者のみで行われ、
後日、お別れの会が開かれる。

1954年、福島県立安積高校を卒業。
すぐに、㈱紅丸商店に入社。

この紅丸商店の創業者が、伝説の大高善雄さん。
善兵衛さんはその長男だった。

1963年に改組していた紅丸商事㈱社長に就任、
1973年3月、イトーヨーカ堂と業務提携し、
その10月に㈱ヨークベニマルに商号変更。

1980年、東京証券取引所市場第二部に上場、
続いて1984年、東京証券取引所市場第一部に上場。
善兵衛さんは社長としてそれを実現させた。

それから10年後の1994年、
すぐの弟の善二郎さんに社長を引き継いで、
郡山商工会議所会頭就任。
2007年まで13年間、重職を務めた。

善二郎さんは2000年まで社長として、
現在のヨークベニマルの軌道を敷き、
その後、その次の弟の善興社長の時代となって、
現在に至る。

善二郎さんは2006年9月に、
惜しまれて68歳で早世。

善兵衛さんは79歳での逝去。

私も当然ながら、
何度かインタビューをした。

飄々とした人物で、
4人兄弟の力を合わせて、
ヨークベニマルを、
東北一のスーパーマーケットに育て上げた。

ご冥福を祈りたい。

さて日経新聞社の「第43回日本の卸売業調査」。
詳細は日経MJに掲載されている。

調査は卸売業全業種1021社を対象に実施。
回答は56.3%の575社から得られた。

前年と比較可能な企業数は515社。
その2013年度の売上高は36兆7710億円。
前年度比でプラス4.0%。

7年ぶりの4%成長。

その理由は、消費増税前の駆け込み需要。
時計・貴金属や家具など高額品が伸びた。

卸売業トップ10社には、
医薬品卸が4社、
食品卸が5社。
書籍卸の日本出版販売が1社。

卸売業全13業種のうち、
12業種で増収。

減収の卸売業は、書籍・CD・ビデオ・楽器。
第1位の日本出版販売がマイナス3.2%、
第2位のトーハンはプラス1.0%だったものの、
第3位の大坂屋がマイナス18.7%。
明暗くっきり。

比較可能な341社の営業利益は2.9%プラス。
医薬品卸売業が牽引し、
食品卸売業や繊維卸売業が足を引っ張った。
両者は10%を超える減益。

消費増税分を小売り側に転嫁できず、
自社負担したため。
そんな企業が21.1%。

林周二著『流通革命』発刊は1962年。
「問屋無用論」など展開されたが、
それから52年。

2兆円を超える卸売業が3社。
第1位のメディパルホールディングスは、
年商2兆9478億円。
4.9%の伸び率。

第2位のアルフレッサホールディングスは、
2兆5045億円、成長率4.9%。

第3位は三菱食品で2兆3882億円。
こちらは成長率3.0%。

1兆円を超える卸売業は、7位まで。
第4位スズケンの1兆9882億円。
なぜか医薬品卸上位企業の伸び率は4.9%。

第5位が食品卸の日本アクセスで、
1兆7140億円、成長率5.7%。

第6位が国分の1兆5668億円、4.3%。

そして第7位が医薬品の東邦ホールディングス、
1兆1896億円、4.3%。

問屋無用論は文脈の中で語られたロジック。
「無用」になるはずもなかったことは、
これらの数値が示している。

ただし小売業は、
業種から業態へ進化し、
さらにフォーマットへと変異している。

卸売業も多数の業種時代は、
とうの昔に終わって、
一応13業種に集約されているし、
商法上の「問屋」は卸売業とは異なる。

商法第551条の「問屋」は、
「自己の名をもって他人のために
物品の販売又は買い入れをすることを業とする者」。

つまり、商法でいう「問屋」は自己の名義で取引を行い、
取引の相手方に対する権利義務の主体となるが、
その取引による損益は委託者に帰属する。

その意味でも、
「問屋」という言葉や概念自体は、
有用性を喪失しつつあるのかもしれない。

〈結城義晴〉

2014年08月05日(火曜日)

理研・笹井芳樹自殺/東大寺・森本公誠「学問寺」とウッズの生き様

横浜市立宮谷小学校横の銀杏。
その緑に今、生命力がみなぎっている。
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こちらは立教大学池袋キャンパスの銀杏。
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命ほど尊いものはない。
植物も動物も、
もちろん人間も。

今日の早朝8時40分ごろ、
理化学研究所の笹井芳樹さんが、
首を吊っているのが発見され、
午前11時すぎに死亡が確認。

自殺。

STAP細胞論文の共著者で、
小保方晴子研究ユニットリーダーの指導役。

理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの副センター長。
52歳。

理研はもとより、
世界中からその死を惜しむ声が上がった。

笹井さんが「再生医療」研究の第一人者だったからだ。
京都大学医学部で、36歳で教授に就任。
最年少の記録。
つまり早熟の天才

その天才は、もろかった。

死に方にもその心のもろさの一端が表れた。
先端医療センターの研究棟の非常階段踊り場の手すりに、
ひも状のものをかけて首を吊っていた。

研究に対する未練もあっただろう。
しかし首つり自殺とは、
もろすぎる。

日経新聞最終面の『私の履歴書』。
今月は東大寺長老の森本公誠さん

今日は、森本さんが、
新制中学から京都大学文学部に入学する頃までの物語。
奇しくも笹井氏と同じ京大。

軍人だった父親が戦後、
横浜の米軍法廷で、
重労働20年の判決を下される。

森本さんの一家は窮地に陥る。

そんな時に、東大寺で弟子を探していた。
「東大寺は学問寺だから
いくらでも勉強させてくれる。
行ってみる気はないか」

森本さんは「学問寺」という言葉に、
惹かれた。

この学問寺に入るために、
必死で受験勉強して京大に合格。

合格後、受験参考書はすべて始末し、
世界文学全集を読みあさった。

笹井氏には、
こんな学びがあったのだろうか。

科学者のなかにも、
文学者は多い。

湯川秀樹、寺田寅彦。
理化学研究所の大先輩。

人間として大事なものは何か。
それをこの首つり自殺は教えてくれる。

これも日経新聞のコラム『スポートピア』。
プロゴルファーの丸山茂樹が、
「ウッズの生きざま」と題してエッセイを書く。

ご存知、天才タイガー・ウッズ

スキャンダルにまみれて、
その後、体を壊して不調に陥った。

先の全英オープンでも、
初日3アンダーの好スタートながら、
終ってみれば通算6オーバーの69位。
「ビリに近い成績に終わった」。

丸山は述懐する。

「僕はこの先、タイガーが
どんなふうに選手生活を送るのか、
すごく興味がある」。

「勝つ喜びを追い求め
79勝も重ねてきた彼が、
勝てなくなった時にどう
モチベーションを保ち続けるのか?」

「不世出の天才ゴルファーの生きざまから
目が離せない」。

笹井さんにもこの生きざまを見せてほしかった。
しかしいかにも、もろかった。

さて昨日は、夕方、
横浜商人舎オフィスを、
ブルーチップ㈱の面々が訪問してくれた。
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私の隣が、社長の宮本洋一さん、
その隣が執行役員の中野茂さん、
一番右が営業企画本部部長の金田正勝さん。

移動スーパー「とくし丸」の話題で、
盛り上がった。

ブルーチップがこのプロジェクトを支援し、
全国のスーパーマーケットの生き残りに貢献する。

私は商業の現代化の一環だと認識している。

巨大な樹木をつくるのが近代化だった。
しかし大きな木々と、
雑木や雑草が共生する。

それが現代化だ。

「とくし丸」はその雑草で、
しかも買い物難民を救済する。

大義を背負った事業だ。

私も応援しよう。

今日の午後は、
力強い助っ人が加わって、
月刊『商人舎』の編集会議。

来年の正月号まで、
おおよその企画が出来上がった。

その後、夕方、
久しぶりに立教大学へ。
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本館は相変わらず美しい。
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美しさでは日本一のキャンパス。
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MBAIntensiveの講義
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立教大学ビジネスデザイン研究科と、
日経Bizアカデミーの共催。

ビジネススクールのサマースクール。

「コモディティと脱コモディティ」
そのマーケティグ。

2時間を存分に語って、
気分がいい。

生きている実感を味わった。

生きることは素晴らしい。
それを放棄してはいけない。

絶対に。

〈結城義晴〉

2014年08月04日(月曜日)

東北マークスの経営統合と「競争はあなたの仕事です」

Everybody! Good Monday!
[2014vol31]

2014年第32週です。

「Good Monday」の呼びかけは、
今年正月第2週の月曜日からスタート。

だからGood Monday vol31は、
第32週のこととなる。

8月第2週です。

今週はかすかに暇。
私にとって久しぶりに、
ちょっと楽な1週間です。

とは言っても、
明日の火曜日と木曜日は、
夕方からMBAIntensive2014の講義がある。
立教ビジネスデザイン研究科と、
日経Bizアカデミーの共同企画。

私の講義タイトルは、
「コモディティと脱コモディティのマーケティング」
面白いですよ。

他には今日は商人舎に来客、
明日も来客。
水曜日は名人会。
木曜日は午前中、
伊藤園の大陳コンテスト審査委員会。
金曜日も来客。

なんとなくスケジュールは詰まっている。

そして世間のスケジュールは、
商人舎magazineの、
Weekly商人舎日替り連載、
今週の販促企画に掲載。

来週の8月15日終戦記念日の前に、
水曜日の6日は広島平和記念日
土曜日の9日はながさき平和の日。

お盆に向けた今週と来週、
「平和」を祈念する日が続く。

それは世界の中で、
日本が存在感を高める日だ。

広島の原爆ドームや平和資料館、
原爆慰霊碑、平和の灯など、
日本人として忘れてはならないものばかりだ。

原爆忌ひたすら石でゐる小石   
〈『槐』より 秋岡朝子〉

原爆忌川は流れてゆくばかり
〈『ホトトギス』より 稲畑汀子〉

原爆の日の空を見る土を見る
〈『春耕』より 富田直治〉

もちろん私たちは、
2011年3月11日を、
忘れてはならない。

東日本大震災からの復興は、
まだまだなされてはいない。

復旧、復興、振興。

「復旧」はとりあえず元の状態に戻すこと。
「復興」はふたたび勢いを取り戻すこと。
そして「振興」は以前以上に盛んにすること。

復興や振興に向けて、
邁進したい。

その東北の4社が経営統合する。
持株会社マークスのもとに、
10月に統合するのは、
マエダ(青森県むつ市)、
マイヤ(岩手県大船渡市)、
おーばんホールディングス(山形県天童市)、
キクチ(福島県相馬市)。

マークスは2010年8月に設立され、
本社は仙台市に設けられている。
目的は、スーパーマーケット商材の共同仕入れ。

その後、2011年3月に、
東日本大震災が起こって、
その復興の過程での経営統合だ。

統合後の総店舗数は66店、
2013年度年商は786億円。

東北にはマークス以外にも、
秋田のユナイトホールディングスがある。
こちらは伊徳ホールディングスとタカヤナギ。

さらに北海道のアークスは、
青森のユニバースや岩手のジョイスを、
傘下に入れて、
東北や本州に進出している。

いずれもシジシーグループの企業統合。

そのCGCグループ総年商は4兆2368億円、
総企業数225社、総店舗数3878店。

これからも地域ごとに、
CGCグループ内の企業統合は、
進められていくだろう。

個人戦の店舗対店舗の闘いが、
団体戦のグループ対グループの闘争となる。

さらにその後、どうなるかは、
わからない。

しかし、経営統合の本当の意味や価値を、
獲得することができる者のみ、
そのメリットを享受できる。

つまり団体戦の強みを、
発揮できるか否かにかかっている。

団体戦の強みを持てない場合、
「烏合の衆」と呼ばれる。

そうならないことを祈るばかりだ。

個人戦に強い企業たちの団体戦。

正々堂々の競争を、
あくまでも顧客志向の競争を、
展開してほしいものだ。

拙著『メッセージ』、
「競争は、あなたの仕事です」より。

「現代の会社制度とは
『敗者復活』を許容する仕組みです。
競争の敗者にも、
再び立ち上がるチャンスが与えられます。
会社の従業員の皆さんは、
競争によって真の能力を身につけるとき、
たとえ組織は敗れたとしても、
個人は立ち直ることができます」

そして結論。
「はじめから競争に参画しない者、
すなわち競争を楽しめない者には
進歩も革新も与えられず、
能力開発の余地もないことをこそ
認識すべきでしょう」

個人戦の競合の上に、
団体戦の競争が加わってくる。

競争はあなたの仕事です。
ではみなさん、
お盆に向かって、
Good Monday!

今月の商人舎標語は、
「ふたたびつづいて、
ドキドキ・ワクワク・ニコニコ!!」

よろしく。
〈結城義晴〉

2014年08月03日(日曜日)

ジジと結城ゼミ軽井沢合宿[日曜版2014vol32]

おとうさん、
いません。
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だからボク、
ねてました。

ジジです。
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軽井沢。
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コテージ。
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ここに、とまって、
合宿。
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そしてきもちのいいモーニング。
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あいさつ。
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おとうさんは、
みんなに、いった。
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いいシゴトしよう。
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みんな、うなづいた。
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それから、
イノマタさん。
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ごくろうさま。
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ナゴヤさん。
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なぞのホリタさん。
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そして、みんなで、ポーズ。
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いい合宿でした。
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アサマもみえた。
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そのあと、
ストア・ウォッチング。
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ツルヤ。
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ショッピング。
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そしてビール。
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こもれびのなかで。
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これが、たまらない。
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そして、夕方、
あさまにのった。
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はやい。
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はやい。
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もうすぐ、
かえってきます。
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おつかれさまでした。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2014年08月02日(土曜日)

立教大学大学院・結城ゼミOB会/軽井沢「合宿主義の成果」

午前3時まで、
月刊『商人舎』8月号の責了仕事をして、
ちょいと仮眠。

それから新幹線あさまに乗り込んで、
軽井沢へ。

立教大学大学院・結城ゼミOB・OG会合宿。

今年3月で私が退任したが、
5年間でゼミ生は30人となった。

そのうちの15人ほどが参加して、
軽井沢合宿と相成った。

うれしいかぎり。

私を気遣って、
ゴルフ組が結成され、
三井の森軽井沢カントリー倶楽部へ。
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とは言っても、
経営管理学修士たちに、
ゴルフプレーヤーは少なくて二組。

OB会長の第1期生・名古屋文彦さん。
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新ぺリア方式でのコンペで、
第1回優勝は結城義晴。

目出度しめでたし。

その後、軽井沢プリンスコテージに、
チェックイン。

それから軽井沢アウトレットへ。
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青い夜空に、
テナント店舗の灯りが映える。
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とりわけてうつくしいのが、
グッチのショップ。
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そのフードコート。
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今回はここで軽い夕食。
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それからコテージに戻って交流。

第5期生のゼミ長・足立幸一君。
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3月に修了して、
もう共著だけれど、
本を執筆した。

「ホスピタリティマネジメント」(白桃書房刊)。
吉原敬典編著。

足立君はその第6章を担当している。

その後、酒を酌み交わしながら、
人狼ゲーム。

今、結城ゼミで大流行り。

しかし私は、
2ゲームほど楽しんだところで、
居眠りを始めた。

そこで一本締めでお開き。
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ゲームは明け方の4時半まで、
続いたという。

ごくろうさま。
おつかれさま。

これまでは夏の合宿の時にも、
現役組と私は研究に没頭していた。

OB・OGはそれにちょっとだけ参加して、
申し訳なさそうに遊んでいた。

ところが、今年から、
研究する者はいない。

全員でゴルフや散策、
その他、思い思いに楽しむ。

それはそれでいい合宿。

それでも、
大学院をはなれても、
自分なりの研究を続けてほしい。

来年はその発表会も織り込んで、
「合宿主義の結城ゼミ」を続けていきたいものだ。

最後に、結城ゼミ30人の全テーマをご披露しよう。

まず、今年3月に修了した、
2013年度第5期生論文タイトルから。

「小売業と卸売業のフォーマット変容の実態研究」
〈足立 幸一〉

「菓子メーカーにおける無返品政策の調査とその考察」
〈細野 直樹〉

「日本の有機農産物市場の成長拡大における一考察」
〈塩田木綿子〉

「プロモーションが消費者の購買行動と
ブランドロイヤルティに与える影響に関する研究」
〈李 ヨンギョン〉

「医療機器の流通構造に関する現状と今後の在り方」
〈倉内 和博〉

「志向性による消費者セグメンテーション」
〈山﨑 亮〉

「消費者向けカタログ通信販売の今後の方向性の一考察」
――衰退業種の生き残り策を研究する
〈河村 信之〉

それから歴代の修了生の論文タイトル。

[2009年度結城ゼミ第一期生]
星山朋子
「駅ナカ立地におけるビジネスの業態変化と立地創造についての考察」

田村直純
「小売業のプライベートブランド(PB)とメーカーの関係性の考察」

柿沼将人
「薬局におけるカスタマーリレーションシップマネジメントの一考察」

名古屋文彦
「サービスのコモディティ化に関する一考察」

高橋修一郎
「高等教育における観光教育に関する一考察」

[2010年度結城ゼミ第二期生]
猪股信吾
「インターネット空間における小売引力モデルの研究
――検索エンジンがもたらしたオンライン商圏」

山本知己
「コモディティ化現象と小売業態との関係性の考察
――商品の同質化と価格競争は小売業の業態対応を変える」

渋木克久
「OLIパラダイムによる日本外食企業の海外戦略の考察」

佐藤大輔
「日本の中小清酒製造者の進むべき方向性の考察
――伝統文化としての日本酒を守るために」

西脇紀男
「コールセンター事業のイノベーションに関する考察」

児玉桜代里
「ホスピタリティ産業における対人サービス適性に関する研究
――ホスピタリティ行動に影響を与えるパーソナリティ特性とその影響」

[2011年度結城ゼミ第三期生]
遠藤幸太郎
「現代社会において、なぜ小型店化は進むのか
――小型スーパーとコンビニエンスストアの店舗比較調査を通して考察する」

外山順一郎
「最高品質のかつおぶし『本枯節』における脱コモディティ化の考察
――経験価値マーケティングの観点から」

佐藤康裕
「JR6社における駅ナカビジネスの立地創造についての考察」

山口毅
「FMCG消費財企業における営業プロセス管理の研究と考察
――SFA導入事例にみる営業生産性と効率化の視点から」

村上光正
「中小外食事業所に有効な経営戦略についての考察
――顧客ロイヤルティを重視する戦略の有効性」

朝川康誠
「パチンコホールビジネスの競争戦略
――価格の差別化が競争優位になりうるか」

岡本あゆ子
「市場の達人(Market Maven)の特徴に関する考察
――オンライン・ソーシャル・ネットワークフェイスブックにおける行動」

[2012年度結城ゼミ第四期生]
武藤麻代
「能動的消費者を経営資源とした発展型ビジネスデザイン研究
――能動的消費者の活動動機と活動環境機能の考察」

大塚英里
「経験価値マーケティングとPOP広告の実証研究」

松井亮一
「使用済みPETボトルリサイクル事業における日本企業の取組みの研究
――ポーター仮説をもとにその有効性を検討する」

香川耕太郎
「マンションデベロッパーの経験価値創造に関する考察
――コンジョイント分析によって購買決定要因を検証する」

内田憲一郎
「不動産仲介業におけるフランチャイズ・ビジネスの実態調査」

どうだろう。

5年間の研究成果が、
この30本の修士論文と調査研究レポートだ。

私自身の誇りでもあり、
結城ゼミ生全員の共有財産でもある。

そんな感慨を強く持った軽井沢合宿だった。

〈結城義晴〉

2014年08月01日(金曜日)

8月の商人舎標語は「再び続けて、ドキドキ・ワクワク・ニコニコ!!」

今日から8月。

だから8月の商人舎標語。

ただし、これは、
月刊『商人舎』の巻頭言と連動。
〈Message of August〉

今、校了し終ったゲラをもって、
写真。
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ふたたび、つづけて、
ドキドキ・ワクワク・ニコニコ!!

ドキドキ・ワクワク、仕事しなさい。
ドキドキ・ワクワク、お客に接しなさい。
ドキドキ・ワクワクしない仕事はやめなさい。

お客さんがニコニコする店をつくりなさい。
みんながニコニコして働く会社にしなさい。
そんな店や会社はかならずうまくいく。

ピーター・ドラッカー教授の極意。
上田惇生先生の真髄。
それがドキドキ・ワクワク・ニコニコ!

人は企業の所有物ではない。
仕事を通じて働く人々を活かす。
マネジメントとは人の強みを活かすことである。

店は客のためにあり、
店員とともに栄え、
店主とともに滅びる。

考え方はすべて、
ここに収斂される。
ドキドキ・ワクワク・ニコニコ!

良い店、
良い会社、
良い人生。

ときどき、
ドキドキ・ワクワク・ハラハラもあるが、
しかしそれも人生。

朝に希望、
昼に努力、
夕に感謝。

そしてドキドキ、
ワクワク、
ニコニコ。

朝に希望、昼に努力、
夕に努力、夜にも努力。
深夜に静かに感謝。

それでもドキドキ、
ワクワク、
ニコニコ。

ふたたびつづけて、
ドキドキ・ワクワク!
ニコニコ・ニコニコ!

そして、
こころから、
ありがとう

先月の標語がよかった。
ドキドキ・ワクワク・ニコニコ!
月刊『商人舎』7月号もご好評いただいた。

今月もふたたび、つづけた。
ふたたび、つづける価値があった。

さて、8月のスケジュール。
とは言っても、
今のところ8月に国民の祝日はない。

再来年の2016年から、
8月11日を「山の日」の祝日とする。

祝日法で表現している趣旨は、
「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」。

7月第3月曜日の「海の日」に対比して、
「山の日」が設けられた。

こちらはハッピーマンデーではなく、
お盆休みと連動させやすいとして、
11日と決まった。

小売りサービス業にとっては、
そして山の立地の店にとっては、
まことにありがたい祝日だ。

2014年の現時点では、
国民の祝日は15日ある。

①1月1日の元日
②1月第2月曜日の成人の日
③2月11日の建国記念の日
④毎年変わる3月の春分の日
⑤4月29日の昭和の日
⑥5月3日憲法記念日
⑦5月4日のみどりの日
⑧5月5日のこどもの日
⑨7月第3月曜日の海の日
⑩ここに再来年から8月11日の山の日
⑪9月第3月曜日の敬老の日
⑫これも毎年変わる9月の秋分の日
⑬10月第2月曜日の体育の日
⑭11月3日の文化の日
⑮11月23日の勤労感謝の日
⑯12月23日の天皇誕生日

日本て、なんと祝日が多いんだろう。

ちなみにアメリカの公的祭日は、
1月1日の元旦
1月第3月曜日 キング牧師誕生日
2月第3月曜日 大統領の日
5月最終月曜日 戦没将兵追悼記念日
7月4日 独立記念日
9月第1月曜日 労働祭
10月第2月曜日 コロンブス・デー
11月11日 復員軍人の日
11月第4木曜日 感謝祭
12月25日 クリスマス

アメリカは10日間。

祭日には、
どの国の国民も、
ドキドキ・ワクワク・ニコニコだろう。

それはとてもいいことだ。

8月のスケジュールに戻って、
第96回全国高等学校野球選手権大会は、
8月9日から始まる。

今朝の朝日新聞一面に、
全国の代表校の一覧表が掲載された。

そうしたら昨日、
早稲田実業高校で活躍した斉藤祐樹投手が、
今シーズン初勝利。

今は、日本ハムファイターズ所属だが、
後輩の二刀流・大谷翔平に、
完全に水をあけられた。

もちろん甲子園のライバルだった田中将大には、
もっと大きな差をつけられて、
ここは一番奮起のときだ。

甲子園は9日から始まって、
14日間の丸2週間。
しかしその間、順延などあると、
伸びる。

昨年は8日に始まって、
予定通り22日に終了。

今年は何かありそうな気がする。

さて、その甲子園大会の間に、
お盆が来る。

一般的には、
13日から16日の4日間がお盆。

13日の盆の入りの夕方から迎え火を、
16日の盆の明けの夕方に送り火を焚いて、
先祖の供養をする。

したがって一般のサラリーマンは、
3連休をとって、
17日の日曜日までが5連休。

11日月曜日から夏季休暇を取る人は、
9日から17日までの9連休。

この盆の中日の15日は、
終戦記念日。

そして盆が明けると、
もう9月を意識して、
ちょっと秋めいてくる。

こんなことを書いていると、
「あ~あ、夏も終わり」なんて気分になるが、
これからが夏の本番。

ドキドキ・ワクワク・ニコニコで、
8月を乗り切りたい。

最後にDaily商人舎の記事を公開。
コモディティ食品値上げの夏から秋、
プライベート・ブランドへの傾斜が進む?

記事にも書いたが、
朝日新聞のコラム『経済気象台』が、
従来の「輸入インフレ型」から、
「国産インフレ」へと、
物価環境が変わりつつあると指摘している。

国際的な原価は落ち着きつつあるのに、
国内だけインフレが進む。

これはメーカーの側に、
「みんなで渡れば怖くない」の気運が、
広がりつつあるからだとの分析。

日経新聞では、
絶対に書かないことを、
朝日は平気で書く。

しかし消費増税を経験して、
その気分があることは確かだ。

だからこそ、一方で、
プライベートブランドが、
価値と効力を持ってくる

これも確かなことだろう。

その意味で、
製配販のサプライチェーンのなかでは、
暑い夏になりそうだ。

しかしふたたび、
ドキドキ・ワクワク・ニコニコ!!

忘れてはならない。

〈結城義晴〉

2014年07月31日(木曜日)

習近平「虎蝿一網打尽」のジレンマと日本小売商業の「ジンテーゼ」

7月も最後の日。
明日から8月。

児童、生徒、学生の頃、
この時期はごろごろして、
時間を無駄に過ごしていた。

その無駄に費やす時間が、
今となってみれば、
貴重だった。

無駄に使う時間をもっていたことが、
なんというか、良かった。

若者よ、
「時間を無駄にするな」
などとは思わないし、
言わない。

無駄に見えた時間こそが、
有意義だった。

ここへきて急に、
激しくなった蝉の声など聴いていると、
そんなことが思い起こされる。

時間の無駄。
時間の効率化。
それらを統合した人間の幸せ。

さて、中国の習近平国家主席と指導部。
周永康氏を汚職容疑で立件する。

朝日新聞は社説で取り上げた。
「『大物』の立件が映す中国の腐敗」。
20140731161730.jpg

周氏は引退までのこの5年間、
司法部門の統括最高責任者だった。
そのうえ大躍進する中国石油業界を、
強力な権力基盤としている。

習近平は就任以来、
大々的に腐敗摘発キャンペーン進めてきた。

毎日新聞は巻頭コラム『余禄』で話題にした。

「虎も蝿も一網打尽にする」
これが習指導部の国民への公約。

超大物の周氏が、
「虎狩り」の格好の標的。

『余禄』は案ずる。
「この虎退治が
習主席の独裁的権力の強化をもたらすのか、
はたまた虎同士の新たな争闘を呼び起こすのか」

中国共産党元老だった陳雲の言葉らしいが、
「腐敗に反対せねば国が滅びる、
本当に腐敗に反対すると党が滅びる」。

まことに皮肉な言い回し。

余禄のコラムニストは、結ぶ。
「究極のジレンマに直面する習体制である」。

ここで、ヘーゲルの弁証法。

「テーゼ」はある命題を意味する。

それと矛盾する命題、
もしくはそれを否定する反対の命題を、
「アンチテーゼ」という。

テーゼは「正」、
アンチテーゼは「反」。

そして、正と反を本質的に統合した命題が、
「ジンテーゼ」であり、
これが「合」となる。

「正・反・合」。

テーゼとアンチテーゼを、
総合的に一つのテーゼとして説明できると、
それが「ジンテーゼ」となる。

しかし新しくジンテーゼが生まれた瞬間、
さらに新しいアンチテーゼが生まれ、
そしてそこからまた、
新たなジンテーゼが考え出される。

そしてこの考え方は、
無限に進歩していく。

「弁証法」という。

習近平の「虎蝿一網打尽」は、
ジンテーゼにつながるのか。

そこが問題である。

最近、私は、
愛ある「純粋渥美俊一批判」を語った。

大きな企業は百貨店だけで、
あとは中小零細の商店ばかり。

そんな時代に、
アメリカのチェーンストア産業を学び、
彼の国の半分、3分の1の時間で、
日本にチェーンストア・インダストリーを構築し、
日本国民の生活を飛躍的に向上させる。

「これこそ経済民主主義だ」。
渥美先生はそう叫んだ。

しかしそのためには、
従来の商業理論に、
反論せねばならない。

従って、渥美俊一理論は、
それまでの日本の小売商業に対する、
強烈なアンチテーゼだった。

例えば「販売士」という公的資格がある。
その資格を取るために販売士検定試験があり、
これは日本商工会議所と各地商工会議所が、
現在も実施している。

渥美理論の多くは、
この販売士検定試験の「正解」と、
正反対の内容である。

私も販売士検定の一部の改訂に
参画したことがある。

その時につくづくと思った。

つまり渥美理論は、
テーゼに対するアンチテーゼだった。

しかしその強靭なアンチテーゼの反命題に対して、
かならず、ジンテーゼが模索されねばならない。

私の問題意識は、
ここにある。

私が「商業の現代化」を標榜するのは、
近代以前だった日本の小売商業に、
「近代化」をもたらしたのは、
チェーンストアによる産業化
であったし、
これはまさにアンチテーゼの理論であったけれど、
それはさらにジンテーゼへと、
昇華されねばならないと考えるからだ。

故堤清二さんの『変革の透視図』に、
次の表現を見出した時、
私は膝をたたいて、小躍りした。
20140731162248.jpg
「流通産業は、まだ大きく
変化する可能性を内蔵した産業である。
そしてその変化は、
『近代化』を内に含んだ『現代化』へと
すすめられなければならない」

まさにこれが、
日本小売流通業のジンテーゼである。

私の「純粋渥美俊一批判」は、
このジンテーゼの探究である。

4年前に亡くなられた渥美先生と、
今はもう直接、語り合うことはできない。

だから今は活字に示されたロジックと議論し合い、
ともにテーゼ、アンチテーゼを統合した、
ジンテーゼを見つけ出したい。

これは、中国の習近平のジレンマよりも、
ずっと可能性の豊かな、
拓かれた弁証法である。

私はそれを確信している。

〈結城義晴〉

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