結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2014年06月05日(木曜日)

上田惇生「ドラッカー哲学の神髄」と「ミドルよ、自ら変われ!」

関東甲信地方と北陸地方で、
梅雨入りしたらしい。

最近の気象庁、何とも態度がはっきりしない。

「梅雨入りしたとみられる」と発表。

昨年より5日早く、
平年より3日早い。

「平年」とは過去30年間の平均のこと。

しかし、5月終りの真夏日にはびっくりしたが、
梅雨入りも早かった。

天候に関して、
何が起こるかわからない。

最悪を覚悟して、
最善をつくす。

昨日の商人舎magazineの、
Daily商人舎

米国ダラーゼネラルの
第1四半期決算は増収増益

この記事の中で、CEOのリック・ドレーリング。
「悪天候と競争激化でも業績の改善が達成できた」。
これはウォルマートCEOのダグ・マクミロンに対する皮肉。

マクミロンは、これまた第1四半期決算の言い訳として、
「悪天候が米国内販売に打撃を与えた」と述べている。

ウォルマートですら、
悪天候を理由にしている。

さて、第5回商人舎ミドルマネジメント研修会は、
湯河原で最終日の3日目が行われているが、
ここも雨模様で涼しい。

外は涼しいが、内は熱い。

今朝も恒例の理解度判定テストからスタート。

前日の白部和孝講師の計数講座と、
結城義晴の長時間講義から、
記述式の設問が出される。

8時前には会場に集合し、
直前にテキストを確認する受講者たち。
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そして30分間のテスト。
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設問に集中する。
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理解できていることを自分の言葉で書き記す。
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計数問題を計算する。
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電卓をたたく。
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誰もがこんなに集中するのは久しぶりのはず。
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30分間はあっという間に過ぎる。
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そして終了。
緊張から解放されたこの一瞬。
ため息と笑顔が漏れる。
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3日目の第1講座は高野保男講師。
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講義テーマは
「作業システムとLSP」
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高野さんはサミットのLSPを構築し、
世界に負けない作業体系を創り上げた。
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作業改善のポイントは
「動かない」「話さない」。

指導先の改善事例を示しながら、
適正なマンアワーで店舗運営することの重要性、
作業改善・改革の際のポイントを語ってくれた。
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高野さんのLSP講義は
現場を預かるミドルマネジメントにとって
必須の内容。
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超多忙な高野さんだが、
商人舎のこの研修会だけは駆けつけてくれる。
固い握手で、感謝。

そして最終日の特別講義は、
上田惇生先生の
「ドラッカー・マネジメントの神髄」

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上田先生は、ドラッカーの分身、
ドラッカー翻訳家の第一人者。
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膨大なドラッカーの著作を翻訳し、
ドラッカー自身と交流を重ねた上田先生。
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ミドルマネジメントにとって
重要だと思われるドラッカーからのメッセージを、
次々に語ってくれる。
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ドラッカーの「世界観」「方法論」「問題意識」「関心領域」
「人間観」「マネジメント」「マネジメント・フレーム」
「時代認識」「ポストモダンの作法」。

受講生たちにとってはぜいたくな時間。
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商人舎ミドルマネジメント研修会は
ドラッカーのマネジメント思想をベースにしている。

だから上田先生の講義は、
3日間の研修会の締めに、
ふさわしい講義になっている。
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われわれのミッションは何か、
われわれの顧客は誰か、
顧客にとっての価値は何か、
われわれにとっての成果は何か、
われわれの計画は何か。
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そして、
あなたは何をもって憶えられたいか。
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これらの言葉が、
受講生たちに発せられる。
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ここまで90分、予定をオーバーしたが、
上田先生、体力の限界に挑戦する如く、
熱い講義をしてくれた。

講義の最後はQ&A。
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真っ先に質問したのは、
㈱かましん店長の大越鉄夫さん。
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そして㈱USEI人事部長の嶋内仁さん。
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上田先生は言葉を尽くし、
真摯に答えてくれる。
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進行役を務める結城義晴。
まとめに入ったが・・・。
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上田先生はまだまだ語り足りない。
再び、話し出した。
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まだまだ聞きたいが、
それでも時間には限りがある。
恒例のスタンディングオベーション。
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3日間の研修会の中で
全員がひとつになる瞬間だ。
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講義を終えてくつろぐ先生。
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そこへUSEIの嶋内さんがやってきて、
著書へのサインをお願いする。
快くサインする先生。
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USEI社長の朝川康誠さんも加わり、
4人で記念撮影。
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朝川さんは立教の結城ゼミ第三期生。

さらに二人は、
商人舎magazineの連載筆者。

次回、次々回も先生には、
この研修会で講義をしてもらいたい。

研修会場の玄関まで先生をお見送り。
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先生、目をつぶっちゃ、いけませんよ。
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いつまでも元気でいてほしい。
そんな思いを抱きながら、
二人で記念撮影。

昼食後の総括講義は、
結城義晴。
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ロイヤルカスタマーづくりが、
何よりも重要であること。
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そのために、
自分の強み、チームの強みを生かして、
継続したイノベーションを実践すること。
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ミドルマネジメントが変わることで、
仲間が変わり、店が変わる。
会社が変わり、社会が変わる。
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第一歩を踏み出す機会がこの研修会。
3日間で学んだことを実践してほしい。
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第5回目のミドルマネジメント研修会。
今回はこれまで以上に、
私はアジテートした。

それが必要だと感じたからだ。

最後の最後は、全員が拍手を贈ってくれた。
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この拍手は私だけに贈られたものではない。
互いの3日間を称えあうものだ。
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3日間、みんな頑張った。

でも今日からがスタート。
行動を変えよう。
実践しよう。

ミドルマネジメントよ、
「自ら、変われ!」

自分が変わらねば、
仲間を変えることは出来ない。

自分が変わらねば、
店を変えることは出来ない。

自分が変わらねば、
会社を変えることは出来ない。

自分が変わらねば、
社会を変えることは出来ない。

研修会を終え、充実しつつ、
すべての人に心から感謝したい。

〈結城義晴〉

2014年06月04日(水曜日)

中国ネット市場、米国凌駕してミドルマネジメント研修会2日目佳境

1989年の中国天安門事件。
今日が25周年。

民主化を訴えた学生たちを、
一党独裁の共産党政権が武力で制圧。

私はこの年の1月に、
㈱商業界の『食品商業』編集長に、
就任したばかりだった。

本当にそれから四半世紀。

今週の金曜日から、
その北京を訪れる。

この25年間、中国当局は、
天安門事件に関する情報統制を敷き、
今、20代以下の若者の多くは、
事件を知らないという。

しかし中国は経済成長で、
国民の利害は多元化する。

2013年の中国Eコマース市場。
その推定規模は、1兆8500億元。
2960億万ドル、29兆6000億円。

対してアメリカのそれは、
2625億1000万ドル、26兆2510億円。

その差、3兆3400億円。
なんとネット販売では、
中国がアメリカを抜いてしまった。

このアンバランスな成長。

それをこの目で見に行く。

さて第5回商人舎ミドルマネジメント研修会。
昨日、熱海の駅に降り立って、
駅前の小さな蒸気機関車のところで撮影したのが、
ずいぶん前のことのように感じられる。
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会場は湯河原千歳川沿い、
ニューウェルシティ湯河原。
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川の流れ、深緑と紫陽花。
環境は本当にいい。
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その研修会も2日目が無事に終了。
それにしても長い一日だった。

今朝は、7時には、朝食会場に
受講者たちの姿が並んだ。
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昨夜は遅くまで、
自習室や自室で復習をしていたメンバー、
朝早くに起き出して学習した者もいる。
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朝食をしっかりとって、
今日1日に臨む。

そんな気持ちがあふれ出している。
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なぜなら8時15分から、
第1回理解度テストが実施される。

朝食を手早く済ませた受講者たちが、
次々に会場に集まってきて、
テスト直前の復習。
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テスト前のこの緊張感。
私は大好きだ。
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そして30分間のテストがスタート。
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真剣勝負の30分。
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テストは毎回毎回、
内容が高度になっていると思う。
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それに真剣に取り組む受講者たちの後ろ姿。
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答案用紙に前かがみに向き合う。
その姿を見ると、感動すら生まれてくる。
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「こんなに勉強したのは学生以来」、
「勉強するのが楽しかった」。

そんな受講者たちの声を聞くのも、うれしい。
それが商人舎研修会の特徴の一つ。

2日目の第一講義は私、
結城義晴が担当。
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テストの設問の答えや意図などを話していると
あっという間に時間が過ぎる。
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チェーンストアの近代化の歴史と革新、
世界の中の小売業の位置、
CSとESの両立の重要性など、
理解度テストの内容に沿って復習講義をした後、
日本のチェーンストア産業の動静を解説して、
今日の第1講義を終了。

続いて白部和孝先生の計数講義。
昼食をはさんで3講座。
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白部さんの講義は在庫コントロールと、
人件費コントロールの計数が中心。
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設問を投げかけ、電卓をたたかせ、
Q&A形式で進める講義は、
実践的で好評だ。
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今や日本流業の実務計数に関する第一人者。
心から感謝したい。

そして第5講義から第7講義まで
再び結城義晴が担当。

白部先生の計数講座を受け継いで、
ROA指標の中身とその重要性を強調。
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その後、マネジメント理論の変遷と陥った隘路、
それを抜け出すためのマネジメント実践技術を中心に、
約5時間語りきった。
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日本のチェーンストア経営は、
組織マネジメントの大きな壁に直面している。

中小企業が大企業病にかかったりしている。
そういったDNAをもっている。

その処方箋は「目標管理」によるマネジメント手法や、
コミュニケーションとチームマネジメント技術である。
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熱心に聴講してくれる受講者たち。
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一人ひとりの目が輝きだす。
ビンビンと手ごたえを感じる。
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それがさらに、私のパワーとなる。

今回は特に、チームマネジメントを採用して、
イノベーションを起こす行動提起をした。
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学んだら、実践に移してほしい。

Practice comes first!
実践が初めに来なければいけない。

午後8時までのご清聴、感謝したい。

無事に終了した2日目。
長い長い一日だった。
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さすがに疲れた。
受講生たちも、疲れただろう。

それでも彼らは燃えている。
それが今宵の自習室にみなぎっている。
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この姿をみる瞬間がまた、
今日一日の疲れを癒してくれる。
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受講生たちに、今日一日を感謝したい。

朝に希望、
昼に努力、
夕に努力、
夜にも努力、
深夜に感謝。

(つづきます)

〈結城義晴〉

2014年06月03日(火曜日)

第5回ミドルマネジメント研修会と月刊『商人舎』ストコン特集

サッカー日本代表
米国フロリダ州タンパでの強化ゲームで、
コスタリカに3対1で逆転勝利。

コスタリカは今回のワールドカップ参加国。
国際サッカー連盟ランキング34位。
日本は47位だから、大収穫。

この後、日本時間7日に、
79位ザンビアと強化試合が用意されている。
その翌日の8日にブラジル入り。

いい感じで、いよいよ盛り上がる。

さて、昨日の月曜日は、横浜商人舎オフィス。
朝から、イオンリテールの皆さんが来てくれて、
講演やアメリカ研修の打ち合わせ。
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写真右から、人材育成部・寺社下修さん、
同部長・細田昌幸さん。
そしてイオンンコンパスの高柳優子さん。

夕方には、商人舎Web会議。
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右から内田憲一郎さん、
猪股信吾さん。
そして亀谷しづえゼネラルマネジャー。

内田さんはfacebookコンサルタント、
猪股さんは、Webサイトアナリストで、
デジタルビジネスコンサルタント。

商人舎Magazineの会議だが、
現在は、商人舎事業に深くかかわってくれて、
様々なイノベーションを提案してくれる。

実にありがたい。

猪股さんは、立教大学院結城ゼミ二期生、
内田さんは四期生。

さて、今日は、朝から、
新横浜から新幹線こだまで、
熱海まで来て、それから湯河原へ。
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相模湾は靄っていて、
残念ながら伊豆諸島は見えない。

それでも研修所は準備万端。
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ニューウェルシティ湯河原。
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研修施設として、全国上位にランクされる。

第5回商人舎ミドルマネジメント研修会。
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毎年2回開催なので、
3年目に入った。
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メインホール大観の間。
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ホール後方には、
月刊『商人舎』が並んだ。
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正午ごろには第1陣が到着。
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そして午後1時前には全員が着席。
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12時55分、全員そろったら開講です。
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最初の2講座は、結城義晴。
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商業の現代化と基幹産業化。
そして知識商人の養成。
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脱グライダー商人。
ミドルマネジメントが改革ののろしを上げる。

この研修会の意義を語る。
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それを全員が、
しっかりと受け止めてくれる。
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第1講座は、『商売十訓』。
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そして働きがいのある企業ランキングと、
顧客満足&従業員満足。
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それが商売の真髄。

休憩時間にはお茶を飲みながら談笑。
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ほっと一息の時間。
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さらに商業近代化とキャッシュフロー経営。
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いつものように上着を脱いで、
講義に熱が入ってくる。
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第3講座から第5講座までは、
鈴木哲男先生。
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「52週マーチャンダイジングは、誤解されている。
1年に52回、売場を変えることだと考えられている。
しかしそれは違う。
顧客の生活サイクルに合わせることだ」
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「マーチャンダイジングとプロモーションを、
融合させねばならない」。
鈴木先生の豊富な経験に基づいた実務講座は、
さすがに第一人者の充実した内容。

西の山間に日が沈み始める。
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講座は続く。

重点商品と販促計画の連動。
ストアコンパリゾンの方法。
目から鱗の講義が、これでもかと展開される。
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そして夜の8時、今日の講義終了。

ありがとうございました。
ご苦労様でした。
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月刊『商人舎』6月号は10日発売。
特集は「Strategic Store-Comparizon」

鈴木哲男&結城義晴が、
丁寧に、詳細に、実務的に、
考え方と方法を伝授します。

一番新しくて、一番役に立つ、
ストアコンパリゾンのテクノロジー。

是非、読んでください。

さて、講座終了後は夕食。
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このメニュー。
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そして、明日朝の理解度テストに向けて、
各自、復習。
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自室で勉強する者、
自習室で学習するもの。
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各企業から派遣された精鋭ぞろい。

仕事はいつもいやというほどやっているし、
その腕前とスキルは第一級品の強者ばかり。

その商売の達人たちが、
学習したことを自分で整理し、習得する。
それがこの研修の意味だ。
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みんな、学生の時以来の勉強。
それも楽しそうだ。
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かくて湯河原の夜はふけゆく。

明日の理解度テストが楽しみだ。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2014年06月02日(月曜日)

6月商人舎標語「見よ、聞け、考えよ!」と直近の「景気動向を読む」

Everybody! Good Monday!
[2014vol22]

2014年第23週です。
昨日から6月。

熱い暑い6月になりそう。

その熱い暑い月のプロモーション。
商人舎MagazineのWeekly商人舎、
日替り連載の「今週の販促企画」。
毎週、商人舎が提案するポジショニング戦略に基づいて、
マーケティングとプロモーションを展開する。

今日は6月のプロモーションが提案されている。
6月は環境月間、
さらにFIFAワールドカップ月間、
さらに猛暑・酷暑対策月間。

さて、アメリカ男子ゴルフツアー。
オハイオ州ダブリンのミュアフィールドGCで、
メモリアル・トーナメントが開催されていた。

松山英樹が通算13アンダー、
プレーオフでケビン・ナを破って初優勝。

お見事。

頼もしい22歳。
優勝賞金は111万6000ドル。
100円換算で1億1160万円。

再来週、6月12日から16日までの、
第114回全米オープンに、
自信を持って臨むに違いない。

そしてそれは同時期に開催される、
ブラジルのサッカーサムライジャパンに、
元気と勇気を与えるだろう。

さて、今月の商人舎標語。
月刊『商人舎』6月号の巻頭言と連動。

Message of June
見よ、聞け、考えよ!

店を訪れる
店を見る。
店で話を聞く。

売場を見る。
商品を見る。
サービスを味わう。

顧客を見る。
アソシエーツを見る。
その交流を見る。

考える。
話し合う。
アイデアを出す。

視察・観察する。
比較・分析する。
改善・改革の案を考察する。

それがストアウォッチング、
ストアコンパリゾン。
ストアクリニック。

来た、見た、勝った。〈ユリウス・カエサル〉
Veni, vidi, vici!〈Julius Caesar〉
I came, I saw, I conquered.

まずは足を運ぶ。
目で、耳で、頭で、情報を、
収集し、整理し、討論しつつ考察する。

これを企業や組織の文化にする。
教育や自己啓発の基準とする。
それらを戦略にする。

すると好奇心旺盛な会社となる。
面白がる組織となる。
意欲とアイデアにあふれた人間集団となる。

見よ、聞け、考えよ!

楽しめ、面白がれ、そして学べ!
これを習慣化せよ、戦略化せよ!

この中で、
「来た、見た、勝った」は、
ローマ帝国の創始者ユリウス・カエサルの言葉。
ローマ時代は現代のイタリア語ではなく、
ラテン語がつかわれていた。

軍人で政治家でもあるカエサルは、
文章の達人でもあり、表現者でもあった。

そのラテン語で、
Veni, vidi, vici!
ゼラの闘いでポントス王ファルナケスを破り、
ローマに速足の手紙を送った。

その言葉が簡潔明瞭な、
Veni, vidi, vici!
このカエサルの言葉にあやかって、
「見よ、聞け、考えよ!」
自分の目で、自分の耳で、自分の頭で。

それが今月の標語。

さて、6月に重要になるのが、
消費増税後の景気動向。
先週土曜日のブログで整理した。
増税1カ月後の景気指標が出そろって、
それがある程度、見通せる。

ただし、政府の発表と日経新聞の報道。
当然ながら政府寄り。

それを小売りサービス業主体に、
そして顧客・国民視線で、
読み直さねばならない。

経済産業省の4月鉱工業生産指数。
速報値は99.6。
増税前の3月より2.5%ダウン。

国土交通省の4月新設住宅着工戸数。
前年同月比マイナス3.3%。

一方、4月の家計調査の個人消費。
前年同月に比べてマイナス4.6%。

4月の商業販売統計。
コンビニ売上高は全店ベースで
前年同月比4.2%増。

「個人消費には濃淡」があって、
「まだら模様」を呈する。

企業によって、店によって、
業績に差異が表れ、
家庭によって、ひとによって、
まだら模様に消費される。

現在の消費は、
十人十色でなく、
一人十色。

かつては、
十人一色だった。

一方、重要な問題は、
消費増税と物価の関係。

4月の全国消費者物価指数は、
前年同月比プラス3.2%。

消費税が上がると物価も上がる。
その消費増税の消費者物価上昇効果を、
日本銀行は1.7ポイントと予測していた。

実質消費者物価指数上昇率3.2%から、
1.7ポイントを差し引くと、
1.5%の上昇。

増税前の3月の上昇率は1.3%だったから、
増税なしでも物価は、
0.2ポイント上昇したことになる。

さらに中小企業庁の5月調査。
消費増税の価格転嫁状況。
増税分の価格転嫁は、
順調に進んだ。

原材料費高騰もあって、
食品・日用品製造業各社は今夏、
相次ぎ値上げに踏み切る。

消費増税そのものは、
税額分、物価を上げる効果がある。
しかし増税されると、
消費は落ち込むと懸念されていた。

5月の状況をみると、
増税はそれほど、
物価や消費を下げなかった。

政府や日銀はそれを、
各行政府を通じて、知らしめている。

しかし私は言いたい。

国民の視点で見ると、
消費増税で出費は増える。

物価も上昇するから、
出費はさらに増える。

こんなマインドが底流を流れている。
考えてみると国民はよく耐えた。

田も畦も人に渡りて蛙鳴く
〈朝日俳壇 西宮市・黒田國義〉

田圃(たんぼ)も畦(あぜ)も、
人手に渡ってしまった。
しかしその田や畦で、
今も変わらず、カワズが鳴いている。

磯遊砂の砦のまた崩る
〈日経俳壇 神戸・小柴智子〉

磯で遊ぶ。
砂でつくった砦(とりで)が、
また崩れた。

夏落葉掃いてしばらく風とゐる
〈朝日俳壇 奈良市・田村英一〉

カラカラと舞い落ちる夏の落葉。
掃かれたあと風が残る。
その風にふかれている。

国民はよく、耐えている。
その流れの中で迎える6月。

小売りサービス業は、
あくまでも国民の味方、
消費者の応援団であってほしい。

それが6月の位置づけである。

さて、6月の結城義晴と商人舎の予定。
商人舎ホームページのトップ。
「行動予定カレンダー」に掲載されている。

明日の2日から3日・4日、湯河原で。
商人舎ミドルマネジメント研修会。
第5回目を迎える。

その翌日の5日から10日まで、
中国の北京と上海の視察旅行。
日中の関係はあまりよろしくないが、
それは政府レベル。

小売りサービス業の勉強の地として、
中国には意外な企業がある。

それを「見る、聞く、考える」

最終の10日に、
月刊『商人舎』6月号発刊。
しっかり、読んでください。

帰国して11日、軽井沢。
ツルヤ会の記念講演。
これは面白い。

12日は、東京後楽園ホテル。
オール日本スーパーマーケット協会総会。

翌週月曜日の16日は、東京・日暮里、
ダイナムで講演。

17日は大阪で、
寺岡ニューバランスフェアで講演。
講演後、「森・田中会」が開催され、
コーネル大阪のメンバーが集まる。

そして19日は、海浜幕張で、
イオンビジネススクール開講式で講演。

翌20日金曜日から、
月刊『商人舎」』7月号の入稿と原稿執筆。

24日、東京・貿易センタービルで、
カスタマー・コミュニケーションズ㈱、
定時株主総会と役員会。

25日、大阪・堺で、
万代ドライデイリー会記念講演。

翌6月26日、
毎日更新宣言ブログ
連続2500日達成。

6月30日、月刊『商人舎』7月号責了日。

今月も、息もつかせぬスケジュール。
しかし、充実していることが、
健康の秘訣。

頑張ります。

では、今週も、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2014年06月01日(日曜日)

ジジのお出迎え[日曜版2014vol22]

ジジです。
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きょうから6月。
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よろしくおねがいします。

あつい日でした。

ユウキヨシハルのおとうさん。
いません。
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甲府というところ。
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コーギしました。
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それから、
かえってきます。
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ステーション。
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ちいさなトレイン。
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ちかづいてくる。
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すこしずつ。
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スーパーあずさ。
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おおきなトレインでした。
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これにのって、
もうすぐかえってきます。
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でも、あつい日だけど、
お花はいしょうけんめい、
さいた。

ナデシコ。
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ボクのかお、にています。
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そとには、
もっともっと、
たくさんのお花。
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シンプルななでしこ。
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赤いなでしこ。
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まあるい、わっかのなでしこ。
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夏の花は、
あざやか。
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あついから。
なるほど。
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これも、あざやか。
ゼラニウム。
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でも、かわいい花も。
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かわいい。
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いまごろの花では、
これがいい。
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アジサイ。
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おとうさんは、
お花のなかを、
かえってきます。
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もうすぐ。
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おでむかえ。
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日もしずむ。
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おかえりなさい。
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おつかれさまでした。
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ゆっくり、やすんでください。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2014年05月31日(土曜日)

消費増税後の物価上昇と値上げに、国民は賢く対応しよく耐えた。

2014年5月最後の日。
今年に入って、
まるまる5カ月が経過する。

5月はラスベガスへ行った。
商人舎USA視察研修会Basicコース。

次は9月上旬のハワイ入門コース。
まったくの初心者に、
アメリカ小売業のロマンやビジョン、
楽しさや豊かさを伝授します。

遡ると4月は台湾とヨーロッパ。
ロンドンとバルセロナ。
新しく得るものが、
膨大で深淵だった。

6月は中国に向かう。

そして7月には二度、
アメリカへわたって、
駆けずり回る。

昨日、月刊『商人舎』6月号を責了して、
今日は一路、山梨県甲府へ

JR横浜線で八王子まで。
それから特急あづさ。
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中央線沿線は万緑につつまれる。
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1時間ほどで、甲府盆地が見えてくる。
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靄っているが、私はこの景色大好き。
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そして甲府到着。
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駅前の武田信玄像の前で。
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流通団地内の流通会館で、
包装資材商社㈱オオキの社内研修。
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オオキ社長の大木勝志さんは、
山梨県の商業界同友会の重鎮。

㈱商業界社長時代から私は、
ずっと交流があって、
この社内研修をお引き受けしている。
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テーマは、
「パラダイムの転換と商業界精神」

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変えてはならないことと、
変えねばならないこと。
それを語るのが、今日の趣旨。
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商業界の故倉本長治主幹、
『商売十訓』を唱えた。
その第一訓は、
「損得より先に善悪を考えよう」
第二訓は、
「創意を尊びつつ良いことは真似よ」

前者は、変えてはならないことの真髄。
後者は、変えるための真理。
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20世紀の商売のパラダイムと、
21世紀ビジネスのパラダイム。

イトーヨーカ堂の社是は、
「基本の徹底と変化への対応」。

サービスとホスピタリティ。

そういった対極にあることを、
体内化し、その振幅をつくる。

武田信玄公の言葉に、ある。
「甘柿も渋柿も、ともに役立てよ」
甘柿と渋柿が社内には必要だ。
その両極があって、
さらに両極が融合して、
ひとつの方向に向かって仕事を進める。

それが現代の商業界精神。
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時間はちょっとオーバーしたが、
2時間ちかく、一気に語った。

オオキの皆さんの、
聞く姿勢が変わって来た。
それが今日の実感だった。
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社内にイノベーションが起こっている。
それを実感して、私は嬉しかった。

ご清聴を、感謝したい。
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さて今日の日経新聞は、
消費増税後の景気動向を探る記事ばかり。

増税1カ月後の景気指標が出そろったからだ。

まず経済産業省の4月の鉱工業生産指数
2010年を100として、季節調整値を出すが、
速報値は99.6。

増税前の3月と比べて、2.5%ダウン。
99.6の指数値は昨年11月と同じ。

住宅市場は、増税前の駆け込み需要の反動。
国土交通省の4月新設住宅着工戸数は、
前年同月比マイナス3.3%。

しかし、1997年4月の消費増税時は、
マイナス9.3%で、
これと比べると減少率が小さい。

一方、4月の家計調査の個人消費。
前年同月に比べてマイナス4.6%。
しかし97年4月はマイナス1.0%だった。

今回、増税直後の落ち込みは大きい。

ニトリの5月の既存店売上高は、
前年同月比マイナス7.5%。
しかし、当初の想定と比べると、
「減少幅は小さい」。

4月の商業販売統計。
コンビニ売上高は全店ベースで
前年同月比4.2%増。

「個人消費には濃淡」があって、
「まだら模様」を呈する。

当然のことだ。

すべてが好況、
あるいはほとんどが不況。
そんなことは今後起こりにくい。

これは好調で、これは不調。

攻撃はいいが、守備が悪い。
ショットはいいが、パットが悪い。

惣菜はいいが、生鮮は悪い。
生鮮はいいが、グロサリーは悪い。

そういったまだら模様が、
企業によって、店によって、
異なる。

現在の消費は、
十人十色でなく、
一人十色。

かつては、
十人一色だった。

だから「まだら模様」。
一方、物価は、
消費増税後に大きく上がった。

4月の全国消費者物価指数は、
前年同月比プラス3.2%。

消費増税は当然ながら物価を上げる。

日銀は予測していた。
消費増税の消費者物価上昇効果は、
1.7ポイントと。

だから4月の実質上昇率3.2%から、
1.7ポイント差し引くと、1.5%の上昇。

増税前の3月の上昇率1.3%と比べると、
増税なしでも物価は0.2ポイント上昇。

中小企業庁の5月調査。
消費増税の価格転嫁状況。
「すべて転嫁できている」の回答は、
消費者向けの取引で75%。

4月調査より2.9ポイント上昇。
「前回の増税時よりも転嫁の動きが早い」。

つまり増税分の価格転嫁は、
順調に進んだ。

そこで食品・日用品製造業各社は今夏、
原料価格上昇などに対応して
相次ぎ値上げに踏み切る。

消費はまだら模様。
しかし夏にはさらに、
値上げが敢行される。

政府と日銀は、
インフレターゲット論に立脚し、
物価を引き上げようとしている。
それが経済振興に役立つという考え方。

そして消費増税は、
それほど物価や消費を下げなかったと、
さまざまな行政府を通じて広報している。

日経新聞が、
それを伝えている。

しかし消費者から見ると、
同じものを同じ量、買っても、
消費増税で出費は増える。

物価が上昇すれば、
出費はさらに増える。


国民はこの5月、
賢く対応し、
よく耐えた。

小売流通業は、
そのことを強く、
意識しなければならない。

損得より先に善悪を考えよう。
そのために、
創意を尊び良いことは真似よ。

良い週末を。

〈結城義晴〉

2014年05月30日(金曜日)

「Strategic Store-Comparison」とトム・ワトソンの「己を知る」

月刊『商人舎』6月号の最終責了。
1日伸びてしまったが、
内容はさらに充実。
デザイナーの七海真理さんのお蔭で、
発行も遅れない。

感謝してもしきれない。

きのうの夕方、
痛風の発作がまた起きて、
バルセロナで処方してもらった劇薬を飲んで、
昨夜はそれでも午前4時ごろまで頑張った。

今日はその痛風を抱えつつ、
夕方までかかって、
メイン原稿を書き上げた。
1万1268字。

そして、すべてを責了。

熱く、頑張りました。

今月の特集は、
「Strategic Store-Comparison」

32年前の『販売革新』1982年4月号の特集。
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あのころを思い出しながら、
その「熱さ」を再現したいと考えた。
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痛風の痛みに耐えかねて、
スリッパをはいている。
お許しください。
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でも、最新の月刊『商人舎』、
楽しみにしていてください。

ストアウォッチング、
ストアコンパリゾン、
ストアクリニック。

小売業やサービス業、
チェーンストアという仕組みの優位性が、
ここにあります。

だからこれを基幹経営戦略にしよう。
そう主張し、提案するものです。

原稿を書き終わった頃に、
立教大学大学院修了の足立幸一君が、
横浜商人舎オフィスを訪ねてくれた。

結城ゼミ最後の期のゼミ長。
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立教のビジネスデザイン研究科は、
社会人MBAの大学院。

院生となって学ぶには、
社会人経験が最低2年以上必要。

もちろん、40年も社会人をやって、
定年と同時に入学してくる人もいたりして、
多士済々。

足立君はLIXILの建デポ上尾店店長。
元はサッカーのアスリートで、
Jリーガーを目指していたが、
今はチェーンストアマン。

これ以上忙しい人はいないくらい忙しい。
それでも2年間、大学院に通って、
立派な修士論文を書き上げ、
マスターを習得。

修士論文のタイトルは、
「小売業と卸売業の
フォーマット変容の実態研究」

(建材流通におけるホームセンターと専門店の業態盛衰)

この、忙しさの中に、
突っ込んでいく姿勢は、
師匠の結城義晴と同じ。

野球で言えば、
絶好球は絶対に逃さないし、
サッカーで言えば、
ペナルティエリア内では、
必ずゴールに向かってシュートを放つ。

3月に修了して、
7月には共著だが本を上梓する。

さらに立教大学院の紀要論文集にも執筆。

私の標榜する「ナレッジ・マーチャント」そのもの。

30年前の熱い流通革命戦士の雰囲気を、
2014年の今、漂わせている。

さて日経新聞『私の履歴書』。
今月はトム・ワトソン。
新帝王と呼ばれたプロゴルファー。
今日のタイトルは「日本の若手へ」。

石川遼や松山英樹にエールを贈り、
技術的なこと、精神的なことを、
率直にアドバイスする。

日本のプロゴルファーの共通点を見抜く。
「彼らに共通する点は
誰もがしっかりとしたグリップを
身に付けていることだ」

グリップとは、
クラブを握る握り方。

荒井伸也さんは、
スーパーマーケットの経営を、
ゴルフにたとえることの名人だが、
その名言の一つが、
「店長はグリップである」。

プレイヤーとゴルフクラブを、
つなぐ接点がグリップ。

会社と店舗とをつなぐのが、
「店長の役割だ」と言った意味。

ワトソンは、
日本人プロの傾向を見切る。
「あえて言えば、やや左手が
ウィークに過ぎるとも思う」。

グリップにはストロンググリップと、
ウィークグリップがある。

一般的に言われているセオリーは、
「ストロングはドロー系の球を打たせ、
ウィークはフェード系のボールになる」。

今、私が研究している本で、
プロコーチの中井学は、
「実はこれは逆である」と、
大胆な提言をしている。

まあ、ワトソンが観察したことは事実だろう。
日本人プロのウィークグリップ。

しかし中井学の説から言えば、
フェードボールを打とうと意図しているのに、
実は反対の球筋になる。

だから彼らは無理に、
運動神経でドローを打つ。

その不自然さに、
日本人の根本問題があるのかもしれない。

不自然さは、
決定的なところでミスを招く。

「総じて日本のプロで
悪いグリップをしている人を見たことがない」
ありがたいワトソンの指摘だ。

それから石川遼にアドバイス。
「できる限り、練習を重ね、
何が自分に合っているのかを突き止めろ」。

そのためには、
「試合中でも自分のスイングを
変えることを恐れてはいけない」

目先の利益や売上げのために、
自分のポジショニングを
崩してはいけない。

ワトソンはそう訴えかける。

ワトソンが新帝王なら、
帝王はジャック・ニクラウス。

ニクラウスは、
引退表明のインタビューで振り返る。
「私はいつもスイングを変え続けていた」。

ワトソンはニクラウスを語る。
「ジャックはマスターズ選手権の最終日、
バックナインの最中でも
スイングを変えることを厭わなかった」

「それこそ、ゴルフにおいて
『己を知る』ということだ」

自分のポジショニング、
自店のポジショニング、
自社のポジショニング。

それは真似をするものではない。
人から借りるものでもない。

ポジショニングのために、
己を知り、
本来の己に向かって、
己を変えていく。

「自分自身を信じ、皆、
はい上がっていくしかない」。

納得。
賛成。
感謝。

〈結城義晴〉

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