結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2013年10月21日(月曜日)

武太夫STP「大勢の中で一人を目当とし残る人をば皆捨てにせよ」

Good Monday! Everyone!
[2013vol42]

2013年も第42週。
あと10週と迫った。

1月最初の週から数えて42週目。
それは10月の第4週。

秋真っ盛り。

あの暑さ去りゆけばまたなつかしく
〈日経俳壇 和泉・小泉勝子〉

私もそんな気分です。
へそ曲がり。

秋刀魚焼く煙は天に帰るはず
〈日経俳壇 塩尻・神戸千寛〉

日経新聞『春秋』。
三味線の名手原武太夫(ぶだゆう)の歌を引く。
江戸時代中期の粋人。

三味線弾きの心得。
大勢の中でひとりを目当とし
残る人をば皆すてにせよ

これは極意。

大勢のうちの一人だけをターゲットとし、
あとはみんな捨ててかかれ。

コラムニストはつぶやく。
「演奏の、あるいは文章でも、
肝かもしれない」

もちろん原稿でも講演でも、
これは私も実感している。

しかしこれは、
STPの極意でもある。
セグメンテーション、
ターゲティング、
ポジショニング。

大勢の中でひとりを目当とし
残る人をば皆すてにせよ

粋人と言えば、
天野祐吉さんが亡くなった。
80歳。
1979年、雑誌『広告批評』創刊、主宰。
長らく編集長。

私も同じ出版人。
ブレない視点には
おおいに敬意を払っていた。

ご冥福を祈りたい。

過ぎし人過ぎし物事銀河濃し
〈日経俳壇 鳥取・高野守弘〉

合掌。

爽やかや明るき人に暗き過去
〈朝日俳壇 さいたま市・齋藤紀子〉

天野さんのことではないけれど。

さて今週はスポーツの秋。
23日水曜日には、
米大リーグワールドシリーズ開幕。
読売ジャイアンツにいた上原浩治投手、
ボストンレッドソックスで、
リーグ決定シリーズMVP。
ワールドシリーズは、
日本でも大いに盛り上がる。
上原はクローザーで、
毎試合登板の可能性があるから。

相手はセントルイス・カージナルス。

楽しみだ。

一方、日本プロ野球は、
26日土曜日から
日本シリーズ。
読売ジャイアンツと、
希望的観測で東北楽天イーグルス。

これも楽しみだ。

私は今日、午後から、
芝大門。
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カスタマー・コミュニケーションズ㈱
経営連絡会。

その後、夕方から、
立教大学で、
サービスマーケティング講義。

その後、ギリギリに成田に入って、
定宿で前泊。

明日から、テキサス州ダラス。
商人舎USA研修会。
Specialコース。

その後、平和堂のアメリカ研修が続いていて、
だから2週間、東海岸、西海岸と、
転々とする。

ダラス、ワシントンDC、ニューヨーク、
再びダラス、サクラメント、サンフランシスコ。

さて、日経新聞『サーベイ』。
レジ袋有料化の記事。
袋無料配布見直しの動きは急だ。

すでに西友やイトーヨーカ堂が、
全店で有料化している。
イオンとダイエーも、
この11月から全店有料化に踏み切る。

そうなると日本中の小売業が、
このことに結論を出さねばならなくなる。

改正容器包装リサイクル法、
2007年春施行。

悪法として名高いが、
小売業界はレジ袋削減計画の策定を、
この法律で義務付けられた。

この点は前向きだ。

「レジ袋有料化はその切り札」と、
日経新聞。

「有料化」と表現すると、
消費者にとっては出費だから、
「無料配布廃止」と呼ぶ。

この動きは今後、一段と加速する。

日経の『サーベイ』は、
調査によって消費者心理を探る。
日経リサーチのインターネット調査。
回答者は全国の20~60代の男女1000人。

有料化に「賛成」「どちらかといえば賛成」は、
68%と高い。

上位の理由は、
「二酸化炭素の削減に貢献できる」が51%。
地球環境や廃棄物削減の意識が高い。

有料レジ袋で我慢できる価格は、
5円までが30%以上で一番多い。
次いで2円が20%超、
あくまで無料が約15%。

その一方でレジ袋無料分のコストを、
顧客還元せよという声も少なくない。

レジ袋分の料金値引きや、
ポイントでの還元。

これは当然の要求だろう。

しかし消費者心理は面白い。
コンビニでのレジ袋有料化には、
「反対」「どちらかといえば反対」が、
合計56%。

いちばん多い理由は、
なんと「不便だから」で68%。

コンビニはしばらく、
無料化にはならないだろう。

日本チェーンストア協会の調査。
協会企業における顧客のレジ袋辞退率は、
今年8月時点で47%。
ずいぶん高い。

この数字は、ここ数年、
ずっと右肩上がり。

顧客の意識は、
相当に高くなっている。

1000人のアンケートだが、
日本の国民の意識は高い。

商売にとってはありがたいことだ。
知識商人の商売にとっては。

原武太夫の五七五七七。
大勢の中でひとりを目当とし
残る人をば皆すてにせよ

心に残る。
では、みなさん。
Good Monday!

〈結城義晴〉

2013年10月20日(日曜日)

フクロのジジ[日曜版2013vol42]

ジジです。
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そとは雨。

ボクはフクロが、
だいすきです。
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おとうさんは、
合宿。

ニイザというところ。
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rikkyoの太刀川記念交流会館。
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ボクはフクロのなかで、
まってます。
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エントランス。
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ロビーのアート。
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雨の日は、
ハコのなかもすき。
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おとうさんは、
いつかえってくるのかなぁ。
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かべは石。
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それがうつくしい。
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セカンドフロアへ。
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ステージをのぼる。
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そして、みおろす。
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サイン。
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おとうさんのへやは、
セカンドフロアにある。
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かべがうつくしい。
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ベランダ。
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雨にみどり。
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いいところです。
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会議室。
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ここで、
個人指導。
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OBもきてくれた。
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ナゴヤさん、
おとうさん、
ウチダさん、
イノマタさん。
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ご指導、ありがとうございます。

そして、みんなでフォト。
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雨の日の合宿。

2日間の成果は、
あがったでしょう。
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ボクもフクロにはいって、
まってました。

よかった。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2013年10月19日(土曜日)

イオンのスーパーマーケット1年半で600店改装投資のリアリズム

昨夜は盛り上がった。
月刊『商人舎』若手執筆者懇談会。

直前のWeb会議メンバーも加わって、
大盛況。

写真は横浜駅での解散のとき。
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立教立教大学大学院・結城ゼミOBが、
懇談会の半分近くを占めて、
ありがたいことです。
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たのしみは
とぼしきまゝに人集め
酒飲め物を食へといふ時

昨日の五木寛之さんの講演。
そこで紹介された橘曙覧(たちばなのあけみ)。

江戸時代末期の歌人。
その『獨樂吟(どくらくぎん)』から。

いい気分だった。

彼らの力を借りて、
商人舎magazineは、
どんどん改善改革を進めます。

まだまだ、
まだまだ、
発展途上。

私の見方では、
今、1合目といったところ。

読みにくい、
わかりづらい、
使いにくい、
長い、ムダ。

どんどん変えます。

ご愛読ください。

お申し込みは、
こちらです。

さて今日は、
朝から東京・池袋の立教大学。
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名物の銀杏も、
ずいぶん色づいてきた。
今年はずいぶん遅いけれど。
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キャンパスの中庭は、
学生、院生でごった返す。
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卒業アルバムの写真撮影。
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今年の結城ゼミ生も集まってきた。
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そして、すまして写真。
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右から、足立幸一、
細野直樹、
塩田木綿子、
山﨑亮、
倉内和博。

今日は欠席で残念だけれど、
まだ二人いる。
河村信之、
李ヨンギョン。

今年は7人の修士を送り出す予定。
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写真撮影のあとは、
立教大学新座キャンパスに移動。

ここで2日間の合宿。
修士論文制作のためです。

先の『獨樂吟』より再び。
たのしみは
世に解
(とき)がたくする書(ふみ)
心をひとりさとり得し時

研究とはこんなことです。
頑張ろう。

さて、今朝の日経新聞。
小売業の大規模な店舗改装の話。
理由は、来年春の消費増税への対策。

イオンは現在、全国に、
食品スーパーマーケットを、
1000店強、展開している。

500坪を超える食品スーパーマーケットが1000店。
それだけで規模の面で日本断トツ。
連結子会社は15社。

2015年春までの約1年半に、
イオンはそのスーパーマーケットに関して、
約600店のリニューアルを敢行する。
全15社の約6割。

この計画は従来の4倍のペース。

イオンの食品スーパーマーケット事業は、
今年度上半期の既存店売上高が、
前年同期比マイナス2%だった。

コンビニ、ドラッグストアとの競争激化が原因。

しかし、同期に改装した約200店の売上高は、
同じ条件で1%上回った。

推定投資額は13~14年度の累計で、
100億円前後。

イオンは、
成果が出たノウハウを全国で共有し、
食品スーパー子会社15社すべてで、
早期に既存店売上高の前年比プラスを目指す。

その一つのトレンドとして、
ターゲットは、単身者や高齢者、働く女性。
そのニーズが大きい商品の売り場を広げる。

具体的には、
惣菜や冷凍食品、
フライパンで焼くだけの「簡便食品」など、
これらの品ぞろえを大幅に拡充する。

他のスーパーマーケット企業も、
改装に力を入れる。


いなげや
は2015年春までに、
約140の全店を改装。

主に惣菜売場を拡張する。

サミットも今年度、
前年度比3倍の15億円を投資。

商人舎magazineで詳解した既存店改装をする。
具体的には「キッチンカウンター」など
最新のマーチャンダイジングを導入。

しまむらも、
今年11月までに、
約500店で改装。
これは全店の約4割。

日常的な食品や衣料品では、
安倍政権の経済政策「アベノミクス」の
恩恵を受けづらい。

さりとて、増税前の駆け込み需要も見込みにくい。
消費増税に伴 う消費の落ち込みは確実。

イオンの森美樹副社長。
「増税前も環境は厳しく、
増税後もさらに厳しくなる」

ポジティブとプリミディブ。
その中でイオンの政策は、
リニューアル戦略と鮮明だ。

この時期、
「オムニチャネル戦略」なども、
大切なことは大切だが、
そんな浮かれた作戦を採用するより、
断然、リアリティがある。

確かなことを、
着実に、
実行せよ。

それがslow&steadyの道だ。

〈結城義晴〉

2013年10月18日(金曜日)

五木寛之記念講演のオクシモロン「慈悲の柔らかい心と現代化」

秋晴れの金曜日。
朝から埼玉県の飯能市へ。
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東京郊外でも、
ちょいと田舎の雰囲気を残すところ。

流通仙人・杉山昭次郎先生。
その奥様の杉山英子さんに、
会ってきた。

帰りは飯能から横浜まで直結していて、
西武線・副都心線・東横線の一気通貫で、
1時間29分。

驚くべき時間短縮。
恐るべき便利性。
詳細報告はまた。

さて、一昨日の報告。
全日食チェーン躍進大会。
その第1部記念講演は、
作家の五木寛之さん。
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「こんにちは
五木寛之です。

のこのこ出てまいりました」

第一声が、これ。
超一流の人気作家にしては、
至って謙虚。

もう満81歳。
昭和7年生まれ。

「馬齢を重ねてきた」
これまた謙虚。

「私は、困難な時期に生まれた。
昭和7年生まれは、申年で、
一言でいえば、せこい。

電車にのっても、
走っていって席をとったりする」
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「石原慎太郎さんの誕生日が、
昭和7年9月30日。
何故覚えているかといえば、
私と誕生日が一緒だから」

それ以外にも、
大島渚、小田実、
そして三浦雄一郎。

簡単な自己紹介で笑いをとったあと、
五木さんは「超高齢化社会の到来」から、
語り始めた。

私は学生の頃、
『蒼ざめた馬を見よ』から始めて、
「五木」を読み漁った。

「いちばん地味だが確実な調査は、
人口動態調査だといわれます」

現在、100歳以上が4万9000人。

小泉純一郎元総理ならば、
「百歳以上がごまんといる」と、
笑わせる。

「5年先、10年先も大事だが、
ただいまの足元をみよう。
それが私の関心事です」

ピーター・ドラッカーは言う。
「明日のために必要な今日を残せ」

「この年齢になってつくづく感じることは、
人生の設計についてです」

インド人は人生を4つに分けて考える。
①学生期(がくしょうき)
②家住期(かじゅうき)
③林住期(りんじゅうき)
④遊行期(ゆぎょうき)

中国人も4つに分ける。
①青春 20歳ころまで
②朱夏 40歳ころまで
③白秋 60歳ころまで
④玄冬 80歳ころまで
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今、日本では、
白秋から玄冬の人々が多い。

「青春をどう生きるか。
朱夏、白秋、玄冬をどう生きるか。
それぞれの生き方がある」

ここで、五木さんは、
「当用漢字の改定」に、
話題を変える。

2010年に常用漢字として、
削除と追加が行われた。
追加された漢字には、
鬱なものが多い。
五木さんは、暗然とした。

「心の問題がこれほど、
クローズアップされた時代はない」

京セラを創業した稲盛和夫さん、
昭和7年生まれの同い年。

対談をした。

そこで語られたのは、
「人間の心の問題」。

自己啓発、自己修養、人格の形成。

「心の問題が経営と直結している。
フィジカルな問題と
スピリチュアルな問題が、
マネジメントのなかで
重なってきている」

免疫学者の多田富雄さん。
免疫の意味を確立したひと。

免疫とは、
人間の身体のなかに異分子が入ってくると、
それを排除する働きである。

一端、その排除の機能が働くと、
以後、それに対応するシステムができあがる。

免疫で大事なのは、
「自己と非自己を区別する」こと。

そしてその際、
自己がはっきりしていなければ、
非自己を見分けることができない。

結城義晴のポジショニング戦略も、
ここからスタートします。

この点は、
模倣から始まるものではありません。

「我とは何か」
「自己の確立」
これが免疫の第一歩である。

免疫は異分子を受け入れる。

ドイツで「ネオナチ」が台頭した。
その論拠は「免疫の摂理」からすると、
おかしい。

他者を排除する論理だからだ。

なによりも、
母体のなかの赤ちゃんは異物だ。
生命は異物との共生から始まる。

現代は、
科学と哲学、思想、文学などが、
一体となってくる。

感情や情が、
経済でも問題となる。

商人舎の「現代化」の条件には、
双方向、両性、一体化が含まれる。

「情」を万葉集では「こころ」と言い表す。

「情報」は「情」を「報」じること。
心のコミュニケーションである。

情は戦後、
軽蔑されてきた。
濡れて、べとべとして、
情けないものだと。

しかし現在、
心理学、宗教を超えて、
プラグマティックな問題となってきた。

常用漢字に加えられた「鬱」も、
時代の要求を表わすものだ。

アメリカはベトナム戦争の10年間で、
6万2000人の市民を失った。

一方、日本はいま、2年間で、
自殺者6万数千人。
年間3万人をきったと言われるが、
実際は5万人を下らない。

彼らは現代の戦死者である。

「鬱」を嫌なものと考えているのでは
いつまでたっても、
「鬱」から逃げることはできない。

人間の根源の問題として、
「鬱」は必要なのではないか。
五木さんはそう考える。

仏教は「慈悲」の宗教だと言われる。
「慈」はヒンズー語で「マイトリー」、
「励まし」を意味する。
「悲」は「カルナ」で、
「慰め」を表わす。

「慈&悲」は中国人の造語だが、
反対の意味を重ねた言葉だ。

結城義晴がよく使う「オクシモロン」です。

京都のガイドは、
外国人に対して、
「慈悲」を〝love”と訳す。

私が子供のころ、
怪我をすると父は、
「痛くない!」と思え、と言った。
痛みは和らいだ。

母は「おお、痛い、痛い」と言ってくれた。
痛みは消えた。

「励ましてくれるな」
そんな状況が確かにある。
「励まし」がうっとうしく感じるときがある。

そんな時には、
自分も痛みを感じて、
思わずため息をつく。
それが「悲」である。

手のうえに手を重ねてくれる。
それが「悲」である。

日本語の「慈父」と「悲母」。

「痛くない!」という父の声、
「痛い痛い」という母の声。

プラス思考とマイナス思考。

両方、必要だ。

笑うことは健康にいい。
しかし大きく、明るく、元気よく、
笑うことは決してやさしくはない。

大地を拳でたたいて、
ちゃんと泣いた人だけが、
心から笑うことができる。
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水を大量に使う建築工法を、
「湿式工法」という。
一方、水を使わないのを、
「乾式工法」と呼ぶ。

鬱を感じるのは、
間違ったことではない。

なぜか。

人間存在の根本に、
かかわることだからだ。

天才童謡詩人・金子みすゞ。
心に太陽を持て
あらしがふこうと
ふぶきがこようと
天には黒くも
地には争いが絶えなかろうと
いつも、心に太陽を持て

江戸後期の歌人・橘曙覧。
たのしみは
まれに魚煮て兒等(こら)皆が
うましうましといひて食ふ時

本居宣長は書いている。
「悲しむことは大切」。

人間は生きている限り、
悲しみと出会う。

悲しい時には「悲しい」と思え。
悲しみを「悲しい」と、
声にも出して言え。

「金沢の雪吊り」は、
硬い枝を釣り上げる。
硬い枝はもろいから。

柔らかい枝には、
「雪吊り」はしない。

「あーあ」とため息をつく。
柔らかい心をつくる。

それも大切なのだと思う。

五木さんの語りは、
淡々としていた。

メモもレジュメも見ず、
1時間きっかり語りきった。

パソコンのキーボードをたたきながら、
私は「現代化」について、
思いを巡らせていた。

〈結城義晴〉

2013年10月17日(木曜日)

ヤフーショッピング出店料・Loyalty無料化作戦のタダより怖いもの

秋真っ只中の横浜の空。
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ここに住んでいることに、
大いに満足を感じる。

ずいぶん忙しくて、
自宅の空など、
ゆっくり眺めたこともなかったか。

アメリカのイーベイ。
Eコマースで年商141億ドル(1兆4100億円)。

1位アマゾン、
2位アップル・ストアに次ぐ第3位。
FORTUNE500では世界196位。

そのイーベイの7・8・9月決算も好調。
売上高38億9200万ドル(389億円)、
純利益6億8900万ドル(約69億円)。
売上げは前年同期比14%プラス、
純利益は75%プラス。

理由はスマートフォンの普及。
モバイルフォン経由の販売額が伸びた。

日本でも激しい競争。
日経新聞の『真相深層』。
タイトルは、
「ヤフー、捨て身の『無料』」

編集委員の大西康之さんが書く。

経済産業省調べで、
日本のEコマース市場は、
年間総流通額約9兆円、
しかも年率12%の成長。

国内Eコマースの3強が、
1位・楽天、
2位・アマゾンジャパン、
3位・ヤフージャパン。

そのヤフージャパンが、
出店料&ロイヤルティ無料作戦に出た。

いわば「捨て身の戦法」。

会長の孫正義さんのコメント。
「これまでヤフージャパンは
間違っておりました」。

シェアは楽天約29%、
アマゾン約12%、
ヤフー約6%。

過去2年、国内EC市場は2ケタ成長。
楽天もアマゾンもそれに準ずる伸長ぶり。
しかしヤフーショッピングだけはゼロ成長。

「こんな成長市場で
2年も足が止まったら、
アウトですよ」
ショッピングカンパニー長の小沢隆生さん。
2002年から07年まで楽天に在籍。
三木谷浩史社長の右腕だった。

「楽天モデルの模倣は難しい」。

そこで編み出した復活策は、
「無料作戦」の賭け。

孫さん自身の成功体験。
第1は、
インターネット接続事業に参入した時。
「街頭で接続用のモデムを無料配布し、
NTT系などの大手に一泡吹かせた」

第2は、通信事業のとき。
米国スプリント社買収、
そこに至る成功の第一歩が、
「無料作戦」だった。

10月7日に「無料」を発表。
1日間で新規ストアの出店希望者1万件、
個人出店希望は1万6000件。

「10年やって出店者は2万件だが、
無料にしたとたん
1日で2万6000件が集まった」

しかし2強の壁は厚い。

楽天は4万の出店店舗。
約500人のEコマース・コンサルタントが、
サイト・デザインから販売方法まで、
きめ細かく相談に乗る。

新規出店者は楽天大学で、
ネットやマーケティングを学ぶ。

楽天カード、楽天銀行、
さらに楽天証券の金融部門、
楽天トラベルなど非物販事業とも、
共通ポイントで相乗効果を生む。

楽天は何しろ29%シェアで、
クリティカル・マス
を超える。

一方、アマゾンは、
自社仕入れ商品を売る直販方式、
5000万品目の品ぞろえ。

国内物流拠点も充実し、
注文した翌日に自宅に届く。

家電や食品ではメーカーと協力して、
独自の「限定商品」開発に着手。

ヤフーは「無料作戦」の奇策で、
楽天をターゲットにする。

無料化で発生する損失は今期、
営業利益最大90億円。

「誰が何を買ったか」の購買履歴も増え、
精度の高いネット広告を流すことができる。

ヤフーの戦略はEコマース事業を、
小売りではなくメディア事業と、
位置付け直したところにある。

ロイヤルティより広告で稼ぐ。

雑誌でいえば、
販売より広告。

記事は最後に指摘する。
「無料化で質の低い出店者が増え、
サイトが『無法地帯』になったのでは
買い物客が離れていく」

実際のショッピングセンターにたとえると、
テナント料をただにしたら、
ひどい店舗ばかり集まってきて、
商業集積がスラム化してしまうということ。

「無料」作戦で、
どこまでサイトの質を維持できるか。

私の雑誌の経験でいえば、
広告主体のメディアは長続きしない。

なぜなら読者不在だから。

タダより怖いものはない。

私は、そう思う。

あっと、
この毎日更新宣言ブログも、
タダだったか。

言い換えましょう。
顧客や読者が増えるならば、
どんな作戦も成功する。

ここでいう顧客とは、
エンドユーザーのことです。

だからヤフーも、
出店数が増えて、
それが最終顧客増加に貢献すれば、
成功するでしょう。

しかし無差別に、
テナントを入れる商業集積はスラム化するから、
やはり、タダより怖いものはない。

〈結城義晴〉

昨日予告した五木寛之さんの講演録、
明日掲載します。
申し訳ありません。

2013年10月16日(水曜日)

全日食躍進チェーン大会と平野実新社長の第10次5カ年計画

10月台風の足は速い。
急襲のため、対策は遅れる。

台風26号の被害、
お見舞い申し上げたい。

台風一過とはならず、
台風によって秋は深まった。

一方、プロ野球は今日から、
クライマックスシリーズ・ファイナルステージ。
まずセ・リーグはジャイアンツが先勝した。

しかしこのクライマックス、
セ・パともにファーストステージでは、
ペナントレース3位のチームが勝って、
ファイナルに進んだ。

何だか変な感じ。

決められたルールだから仕方ないが、
1年間戦ってきて決めた順位が、
意味を持たなくなる。

国民スポーツを標榜しながら、
国民の関心が薄れている気がするが、
それもこんなルールのためではないか。

漫画家のやなせたかしさん逝去。
「アンパンマン」の作者。
94歳。

私は東日本大震災のときに、
やなせさんの言葉を引用した。

「『アンパンマン』を創作する際の僕の強い動機が、
『正義とはなにか』ということです」

「正義とは実は簡単なことなのです。
困っている人を助けること」

「ひもじい思いをしている人に、
パンの一切れを差し出す行為を
『正義』と呼ぶのです」

「困っている人、飢えている人に
食べ物を差し出す行為は、
立場が変わっても国が違っても
『正しいこと』には変わりません」

「絶対的な正義なのです」

商人のあり方に通じる。
損得よりさきに善悪を考えよう。

「正義って相手を倒すことじゃないんですよ。
アンパンマンもバイキンマンを
殺したりしないでしょ。
だってバイキンマンには
バイキンマンなりの正義を
持っているかも知れないから」

「それに正義って、
普通の人が行うものなんです。

政治家みたいな偉い人や
強い人だけが行うものではない。
普通の人が目の前で溺れる子どもを見て
思わず助けるために河に
飛び込んでしまうような行為をいうのです」

「ただし普通の人なので、
助けに行って自分が代わりに
溺れ死んでしまうかも知れない。
それでも助けざるを得ない」

「つまり、正義を行う人は、
自分が傷つくことも
覚悟しなくてはいけない」

これも商人の心構えだ。

「怪獣を倒すスーパーヒーローではなく、
怪獣との闘いで壊された街を
復元しようと立ちあがる普通の人々が
ヒーローであり、正義なのです」

やなせさんの言葉に、
目頭が熱くなった。

心からご冥福を祈りたい。

さて今日は、
第10次5カ年計画樹立記念
全日食躍進チェーン大会。

会場はホテルグランパシフィックLE DAIBA。
東京の台場にある。

その地下1階、パレロワイヤルの間。
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会場はいつものように、
正面ステージの両翼にご来賓の方々が座り、
その前にメーカー・卸の担当者、
そして左翼に全日食チェーンの加盟店トップが、
対面するように並んだ。

総勢1500名ほどの出席者。
左翼は圧巻の赤ブレザー。

チェーン大会開会宣言は渡辺正之さん。
全日食チェーン商業協同組合連合会代表理事理事長。
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チェーン大会は三部構成。

その第1部は記念講演会。
作家の五木寛之さんが、
「今を生きる力」をテーマに、
1時間ほど講演。
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いい話だった。
詳細は明日、紹介する。

第2部は、
メイン行事の躍進チェーン大会。

大会会長のあいさつは、
平野実さん。
今年9月1日、
5代目の全日本食品㈱代表取締役に就任。
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1961年8月11日生まれ、
84年3月日本大学農獣医学部卒業、
同年4月全日本食品新卒入社。
29年間、商品、店舗開発、業態開発など、
徹底的に現場経験を重ね、
2009年2月執行役員、
12年11月専務取締役関東支社長。
そして今回、抜擢人事で社長就任。

初のプロパー社員からの社長誕生。
お目出度い。
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あいさつに先立ち、
12年間社長を務めた齋藤充弘前社長に、
感謝の花束を贈呈。
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全日食チェーン代表理事会長の田中彰さんも、
花束を手渡す。
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田中さんは齋藤さんの功績を紹介しつつ、
これからの会長職としての期待を述べた。
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全日本食品の3代、4代、5代のリーダーそろい踏み。
今日のハイライトはこの瞬間だった。
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そして平野新社長・大会会長が、
第10次5カ年計画スローガンと、
平成25年スローガンを、
力強く語った。
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新5カ年計画の5つのスローガンを要約すると、
①強い商品の構築
②無駄のない売場づくり
③「“真”業態店舗」の構築
④“拠点”の拡大
⑤小さな本部の堅持

三番目は私の言う「フォーマット」開発だが、
的確なスローガンだ。

平野さんに続いて、
衆議院議員の平将明さんをはじめ、
農林水産省、経済産業省などの事務次官クラスが
来賓としてあいさつ。
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いつも駆けつける小泉進次郎議員が
式次第には記載されていたが、
国会延長のために不在。
この面では残念ながら、
今一つ華やかさに欠けた。

取引先を代表してあいさつしたのは、
キューピー㈱三宅峯三郎社長。
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第2部の締めくくりは、
名物の「大会宣言」。
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今年登壇したのは、
松本和宏さん。

ジュニアボード九州会議元会長。
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2部と3部の幕間には、
恒例の弦楽四重奏。
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第3部は祝賀会。
会場はごらんの通り大盛況。
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まずは元衆議院議員の島村宜伸さん。
文部大臣・農水大臣を歴任した。
毎年欠かさず、この会に参加している。

来賓祝辞は甘利明経済産業省大臣。
いま、安倍晋三総理の次に忙しい人。
会期中の臨時国会から駆け付けた。
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甘利さんもこの大会を欠かしたことがない。

来賓あいさつの後は、
特別功労者の皆様のご紹介。
紹介者は田中彰会長。
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登壇した特別功労者の皆さん。
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その皆さんを前に、
一段高い壇上から、
乾杯の発声をしたのは竹添昇さん。
日本ハム㈱社長。
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先輩たちを前に、
なかなかやりづらいシチュエーションだが、
元気よく乾杯。

懇親がスタートするとさっそく、
平野実社長と握手。
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私はひとつだけ、
政策に関してコメントした。

そして全面的に支援することを誓った。
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しかし貫禄あり。
これで52歳。

次は齋藤充弘会長を真ん中に、
国分㈱会長兼社長の國分勘兵衛さんと三人で。
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齋藤さんは12年間、代表取締役社長を務めた。
ほんとうに、ご苦労様でした。
しかしこれからは会長の仕事が待っている。
これも一筋縄ではいかない。

そしてコーネル・ジャパン卒業生の二人を交えて写真。
国分関東支社長の山崎佳介さんは2期生、
関東支社営業部長の千木良治さんは3期生(右)。
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さらに田中彰会長と重光宏之さん。
ロッテ商事㈱副会長兼社長。
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もう一度、重光さんとツーショット。
グローバル・シアルドール受賞の同志。
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㈱明治屋取締役相談役の磯野計一さん。
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伊藤ハム㈱社長の堀尾守さん。
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東洋水産㈱会長の堤殷さんと。
取締役関東営業統括兼東京支店長沖斉さん。
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沖さんとは先月、アメリカにご一緒した。

㈱不二家社長の櫻井康文さん。
「毎朝、必ずブログを見ています」
ほんとうにうれしかった。
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おなじみの髙橋辰夫さん。
花王カスタマーマーケティング㈱社長。
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私の隣から、
㈱テラオカ社長の高野公幸さん。
㈱寺岡精工社長の寺岡和治さん
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そして松井康彦さん。
商人舎エグゼクティブ・プロデューサーで、
アドパイン代表。

三井食品㈱副社長の松本裕之さん。
先週ドイツ・スペイン流通視察をご一緒したばかり。
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日清オイリオグループ東京支店次長の大場克仁さん。
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昭和産業㈱の湯澤公朗さん。
コーネル・ジャパン奇跡の第二期生。
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懇親会場では軽い生演奏。
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締めは今村隆郎さん。
日清オイリオグループ㈱社長。
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万歳三唱で締めくくった。
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最後は古巣の㈱商業界の二人と。
社長の中嶋正樹さんと営業部長の北村純一郎さん。
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会場を閉鎖すると、
全日食チェーンのメンバーが集まって、
最後の締め。
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ご苦労様でした。
第10次の5カ年計画へ向かって、
「以和為貴」〈和をもって貴しとなす〉を、
貫いてほしい。

最後の最後に、
松井さんと商人舎の軽い打ち上げ。
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私たち商人舎は、
「絶対的な正義を貫く」覚悟だ。

平野実さんも、
この面では同志に違いない。

〈結城義晴〉

★ 追伸
商人舎magazineは今日も新鮮な記事がアップされています。
Weekly商人舎の好評連載「猪股信吾の勝手に企業サイト拝見」
28回目「インターネットショッピングサイトを統合するということ」。
重要な指摘がされています。

Daily商人舎はWorld News
「セーフウェイ、シカゴのDominick’sを売却」。
アメリカで起こっている競争状況が手に取るようにわかります。
ぜひ読んでください。

2013年10月15日(火曜日)

メルカド―ナとZARAのごとく日本国内小売業はユニクロと競え

12日ぶりの横浜商人舎オフィス。
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月刊『商人舎』2013年10月号に、
初対面。
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わが子のように愛しい。

今月の特集は、
小売業M&A異変!!

商人の本籍地に誇りを持て!
日本小売業M&Aの全構図
イオン、セブン& アイ、そしてアークスの3軸を中心に

アークス社長 横山清、
存分に語る
「Mind & Agreement」のセンチペイド経営
【図解】アークス History & Data

新生アクシアルリテイリング原和彦社長、
謙虚に答える
「TQMとチェーンストアのご利益経営」

[結城義晴の提言]
正しい「M&A」間違いの「合併・買収」
商業現代化の中の「経営統合」に条件と注文をつける

【誌上座談会】
「M&Aの幸せと不幸せ」
中小小売業の企業買収、その誤解と課題を明かす

「イオン労連新妻健治会長が見続けてきた
M&Aの課題と本質」

「米国のM&Aに学べ/
KrogerとSafewayの合併戦略」

ご愛読お願いしたい。
申込みはこちら。

夕方には、
マイクロストラテジー・ジャパン㈱の、
幹部のみなさんが来社。
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奥がプレジデントの印藤公洋さん、
左はアカウントエグゼクティブの小泉潤一さん、
右はセールスディレクターの北村守さん。

iPadやiPhoneを活用し、
店頭オペレーションを活性化させる。
これから主流になりそうな情報システム。
興味深い。

来週からの商人舎USA研修会で、
特別サービスしてもらう。

さて、台風26号が上陸しそうだ。
関東に近づく台風としては、
「10年に一度の勢力」。

東日本上陸の台風では、
2004年10月の台風22号が最大級。

今回の26号はそれ以来の規模。

都内の公立幼稚園と小中学校、
合計で約1480校が明日16日、
臨時休校や始業時間繰り下げをする。

事故が起こらねばいいが。

こんな時の店舗は、
近隣客の安全や不便に、
十二分に配慮すること。

今こそ、
小売りサービス業の出番だ。

さて、昨日の日経新聞の社説。
「ユニクロの脱・低価格に学ぶ」

おい、おい、
社説でとり上げるか?

正直、そんな気分。

しかし小売業がとり上げられるのは、
自分のことのようにうれしい。

ファーストリテイリングの売上高が、
衣料品企業として初めて年間1兆円を超えた。
世界ランキング4位に浮上。

1位 ZARA
2位 H&M
3位 GAP

そして、
4位 UNIQLO
5位 LIMITED
ユニクロが持たれているのは、
「デフレの勝ち組」という印象。

しかし2004年、
「低価格をやめます」宣言。

そのことを記事は強調。

開発してきたのは、
「手ごろな価格で
機能などに特徴のある商品」
つまり両立。

「広告や商品のデザインも工夫し、
洗練されたイメージを打ち出した」

さらに東レとは素材から共同開発。
「機能性下着」の新市場を創造。

それを海外で展開。

今年8月末決算時の海外店舗数は、
446店で、全体の34%。

「癖の少ないデザイン」
これは流行の色やデザインを、
短サイクルで回す欧米ファッションチェーンとは、
直接競合をしない。

衣料品小売業は必ずしも成長分野ではない。
その業界から生まれた世界企業。

この意義は大きい。

さらに衣料品業界に残る返品の古い慣行。
ユニクロはそれを真っ向から否定し、
自社でマーチャンダイジングを完結させる。
「生産管理まで自社で手がけ
責任を持って売り切る緊張感を持ち込んだ」

「とりあえずやってみるという姿勢」
「そのぶん撤退の判断も早い」

記事は現在の日本企業の
後ろ向きな姿勢を批判する。
「いま日本の産業界には
個々の企業の挑戦よりも、
政府の成長戦略に頼りたいという空気が
見え隠れする」

「横並び主義で失敗を恐れ、慣行を重んじ、
国内市場に閉じこもりたい気分もまだ残る。
デザインやブランド戦略の重要性も
経営層まで浸透したとは言い難い」

社説は、
ユニクロのイノベーションを並べ、
その後で、結ぶ。
「参考にすべき点は学び、
市場戦略や海外進出に
生かしていきたい」

私も日経社説に同感。

かつて柳井正さんは、
私に語った。
「スーパーマーケットの若い経営者たちに、
結城さんから言っておいてください」

「5000店のチェーンストアに挑戦せよ」

スペインのメルカドーナは、
年商184億7200万ユーロ。
2兆4014億円。
伸び率4.44%。
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店舗数は1471。
すべて国内に出店する。
平均売場面積1304㎡。

同じスペインのインディテックス(Inditex, S.A.)。
ブランドはZARA。
年商191億5700万ドル。

メルカド―ナとZARAは競っている。

だから私も励まそう。
日本の小売りサービス業よ、
ユニクロと競おう。
柳井正と争おう。
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すべての日本のリテーラーは、
ユニクロをライバルにしよう。

メルカド―ナのように、
国内産業として、
海外進出の世界企業と争おう。

台風26号を待ち受けながら、
夢は風に乗って広がった。

〈結城義晴〉

★ 追伸
今日の商人舎magazine
Weekly商人舎は
「常磐勝美の2週間ウェザーMD予報[10月3週・4週]」。
そしてDaily商人舎は「ファミマ 今日で国内1万店達成!」。
おもしろいです。ますます充実しています。
毎日訪れて、読んでください。

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商人舎の新刊
前略お店さま

チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

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