結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2013年05月07日(火曜日)

安倍首相「6月の成長戦略」と[計画・組織・調整・統制]組織論批判

2013年のゴールデンウィーク。
いかがだったろうか。

それが明けて、5月7日。
「立夏」を過ぎて、
夏の気分を味わいたい気もするが、
陽射しは夏っぽいけれど、
風は冷たい。

要は、東京・横浜、
素晴らしい天候。

ありがたい。

さて今日の商人舎magazine。
まずWeekly商人舎。
今日は火曜日連載。
常盤勝美の2週間ウェザーMD予報[5月2週・5月3週]

昨日は「月曜朝一 今週の販促企画はこれだ」。

Weekly商人舎は、
月曜から金曜まで、
曜日日替わり連載がある。

それ以外にWeekly Special。
言ってみれば「週刊特別企画」。

よろしく。

それからDaily商人舎。
毎日、できる限り、
日本と世界の選りすぐりnewsを提供したい。

今日は2本。

①Fortune500、ウォルマート首位返り咲き
アップルが躍進して7位に入った。
コストコがクローガーを抜いた。
アマゾンもロウズを抜いた。

②3月家計消費調査で高額品減、大幅増は何?
喧伝されるアベノミクスとは異なる消費、
その中身は?

これまでならば、
[毎日更新宣言ブログ]で話題にしたネタを、
Daily商人舎やWeekly商人舎で、
とり上げ、深掘りしていく。

これもよろしく。

さて、商人舎ミドルマネジメント研修会
第3回目を迎える。
5月28・29・30日。
2泊3日の完全合宿制。

今日も、ある大手チェーンのトップと、
夕方から懇親した。

その席で話題になったこと。

マネジメントの問題。

私の見立ては、
大企業病と官僚化。

トップマネジメントは、
自分たちは勉強したりセミナーに行ったりして、
克服している。

しかしミドルマネジメントや新入社員の教育は、
旧態依然としていて、変化がない。
それをあまり大きな問題だとは気づいていない。

しつけ教育程度にしか、
思っていない経営者が多い。

マネジメント理論上は、
アンリ・ファヨールの理論は、
古典的規範論といわれ、
職能別組織論や、
[計画、組織、指揮、調整、統制]を説くが、
ピーター・ドラッカーやヘンリー・ミンツバーグは、
「何の役にも立たないし、むしろ害になる」と、
一刀両断。

例えば、
命令系統の一元化、
三面等価の原則、
権限の委譲、
統制の限界。

「命令」とは何か。
あなたは丸暗記させられたことはないか。

「権限」とは「責任」とは。
あなたはそればかり考えてはいないか。

ドラッカーは言う。
「職能別組織は、
明快さにおいてすぐれている。
しかしそれは、硬直的であって、
適応性に欠ける」

「ある程度の規模や複雑さに達するや、
摩擦が随所にみられるようになる。
急速に誤解と反目を生み、
やがて帝国と化す」

「特に職能別組織や、
ラインとスタッフについての伝統的組織論
従って組織を設計したとき、
組織構造にかかわる問題が続々と出てくる」

ミンツバーグは書いている。
「本稿の意図は簡単である。
読者をファヨールの四つの単語(計画、組織、調整、統制)から
引き離し、もっと根拠のある、そしてもっと役に立つ
マネジャーの仕事の説明に案内することである」

日本の小売業サービス業の組織論は、
このファヨールの理論をもとにしていた。

だからほとんどの企業が、
ある程度の規模や複雑さを持つとき、
その弊害が出てくる。

私はそれを取り除きたい。

そしてその役目は、
ミドルマネジメントに、
担ってもらいたい。

だから、
商人舎ミドルマネジメント研修会を、
開催する。

こぞって、参加していただきたい。

5月28・29・30日。
東京・ベルサール西新宿。

個人でももちろん、
勉強したい者は参加できる。

申込み、よろしく。

さてさて、安倍首相の消費増税コメント。
今日の国会・参院予算委員会。
日経新聞夕刊から。

「3本の矢を強力に推進し、
引き上げに適した状況にしたい」

力強い。

増税の前提に、
「経済成長の実現」を挙げている。

「引き上げ半年前に種々の指標を確認し、
総合的に状況を勘案しないといけない」
4月引き上げだから、
そのリミットは9月末ということ。
ということは、今から約5カ月。

「企業の収益力が向上して
勤労者に適切に分配されるのが重要だ」

その通り。

「賃金の上昇率が
インフレ率を上回るように努力する」

そうしないと消費は上向かない。

消費が活発化しないままで増税すると、
消費はさらに落ち込む。

これではインフレが進むだけになってしまう。
最も怖い現象が待っている。
「持続的な成長のためにも
成長戦略を6月中にはまとめていきたい」

これみんな、安倍首相の発言。
それで間に合うのか。

6月中に戦略案をまとめ、
賃金の上昇率がインフレ率を上回る計画をつくり、
9月末までに、指標に表れる効果を上げる。

成長戦略は、国家だけでなく、
企業も店も意図し、立案する。

しかし、その実行が難しい。

仕事をしていれば、
いやというほど、
実感させられている。

6月中に成長戦略の具体化案をまとめ、
それを[計画、組織、指揮、調整、統制]する。
まさにアンリ・ファヨール。

なんとなく説得力もあるし、
できそうに見える理論だが、
これ、マネジメント理論上、
ドラッカーやミンツバーグから、
鋭く批判されている。

いかに実践し、
実行し、
実現させるか。

そのリアリティある答えこそ、
マネジメントの真髄である。

商人舎ミドルマネジメント研修会では、
上田惇生先生ともども、
結城義晴が語ることになる。
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安倍晋三首相は残念ながら、
聴講には来ない。

〈結城義晴〉

2013年05月06日(月曜日)

長嶋茂雄・松井秀喜国民栄誉賞「よかった」と評価しつつ、違和感

Everybody! Good Monday!
[2013vol18]

ゴールデンウィーク最終日、
2013年第18週が始まった。

5月第2週。

今週のプロモーションに関しては、
是非ご覧いただきたい。
『商人舎magazine』の、
Weekly商人舎、
「月曜朝一・5月第2週の販促企画はこれだ」

現在は、商人舎編集部が記事を書いて、
それを結城義晴が手直ししている。

もっともっと充実した内容に進化させていく。

最近は鈴木國朗さんと、
よく情報交換と議論をする。
鈴木さんは一流の経営コンサルタント。
特にスーパーマーケットや食品に強い。
私はその丁寧な仕事ぶりに対して、
日本のトップだと高く評価している。

その鈴木さんの主張は、
各社各店がそれぞれの考え方で、
販促企画をつくり、
それを自分の顧客に提案することの重要性だ。

だから鈴木さんのコンサルティングは、
各社各店が自主的にものを見て、
考えて、実行することの、
サポートということになる。

もちろんマーケティング、
マーチャンダイジング、
それらに関する基本の考え方、
最新の情報、具体的な提案も鋭いが、
組織をつくったり、
チームワークを維持したり、
そんなマネジメントの役割が増えている。

それが丁寧なコンサルティングであって、
今、一番求められているのだと、
私も思う。

すなわちこれがまさしく、
「ポジショニング戦略」のための活動だからだ。

Weekly商人舎の「月曜朝一」も、
そんなことのお手伝いがしたい。
そうなりたいと考えている。

その今週の販促企画は、
日曜日12日の「母の日」まっしぐら。

こどもの日に買い物した顧客は、
母の日も同じ店で買い物してくれる。

その意味で、
こどもの日から母の日までは、
繋がっている。

商人舎magazineでは、
4月プレ創刊号を、
デジタルブックリーダーで、
読むことができる。
5月9日まで、あと4日間、
無料です。

是非ご覧ください。

そして『月刊商人舎』と『商人舎magazine』の、
読者になってください。
5人一組で、
1人月間300円です。

さて『商人舎magazine』といえば、
日経新聞に「パソコン利用者」に関する記事。
調査は4月25~26日に、
全国の20歳以上の男女1035人に、
インターネットで行われた。

88%がパソコンを「毎日使う」。
60歳以上の95%が毎日利用。

IT機器としての「独占的地位」は崩れている?

なぜならば、スマホが34%、
タブレット(多機能携帯端末)は12%。

パソコン離れは起きていないが、
目的による使い分けが進んでいる。
スマホやタブレットが適しているのは、
4割近くの人がツイッターと、
無料通話・チャットのLINE(ライン)。

パソコンはまとまった文書や資料の作成、
ウェブサイト閲覧。

ということは『商人舎magazine』も、
パソコンによる閲覧が多いに違いない。

小売りサービス業の現場の人たちは、
いったいどちらなのだろう。
とても気になることだ。

それでも新聞を読む機会が、
日本人全体から減ったとしたら、
パソコンでも、スマホ・タブレットでも、
知識と知恵と情報を、
身近なものにしておいてもらいたいと思う。

記事は「ただし」を書き加える。

「パソコンがこのまま存在感を保てるかは不明だ。
フェイスブックが自社サービスを
使いやすくするスマホアプリを発表」

「技術開発のアイデアや資金が集まる
『旬』を迎えているのが、
モバイル分野なのは間違いない」

ということは『商人舎magazine』もやがて、
スマホやタブレットで読まれるようになる。

この変化の激しい時代、
私たちはそのマーケットと顧客の変化には、
ついていきたい。

決して先取りする必要はないだろうが、
顧客の変化とシンクロした歩みはしたい。

荒井伸也さんが言っている。
小売業やスーパーマーケット、チェーンストアは、
新幹線を独自開発する必要はまったくない。
私鉄の機能で十分だ。

荒井さんはサミット㈱の社長、会長を務め、
現在、オール日本スーパーマーケット協会会長。

この見識ある発言によって、
どれだけ気持ちが楽になったことか。
私だけでなく、多くのトップマネジメントが、
救われたに違いない。

しかしパソコン、スマホ、タブレット。
顧客と足並みを揃えることだけは、
ぬかりなく実行しておきたい。

さて、国民栄誉賞。
長嶋茂雄さんと松井秀喜。
素晴らしいし、目出度いことには変わりない。

それでも本音でいわせてもらえば、
「4番サード ナガシマ」の姿、
私は、ああいった形では見たくなかった。

脳梗塞から立ち直った意志の強さなど、
さすが長嶋茂雄と感動させてくれた。

私はご存知、旧西鉄ライオンズファン。
だから長嶋茂雄からも、
ずいぶんと痛い目に遭わされた。
しかしそれもよし、敵ながらあっぱれ、
とさせるものが、長嶋にはあった。

国民栄誉賞自体は、
ひどく遅いくらいだと思う。

それに大リーグ引退直後の松井とのセット受賞では、
どちらもかわいそうだ。

何だか読売新聞と安倍晋三首相に、
上手く担がれた風にも見える。

さらにあの演出。
あの記者会見。

長嶋茂雄はいつまでも、こよなく野性的で、
人知を超えた魅力ある存在であって欲しかった。

私の勝手で、率直な感想を、
結城義晴のブログ[毎日更新宣言]だからこそ、
書かせてもらった。
他意はない。
悪しからず。

そのゴールデンウィークが終りつつある。
昨日の5月5日は今年の立夏だった。

「立夏」とは「夏の気配が感じられるころ」。
暦便覧は「夏の立つがゆへなり」と文語表記。

わかりやすく言えば、
春分と夏至の中間。
立夏から立秋の前日までが夏。

これから母の日、そして春の大運動会の季節。
ということは、梅雨が来るまで、
「日本人に生まれて良かった!」と、
実感できる季節。

お客様と歩調を合わせて、
夏を楽しみたいし、
仕事の成果をあげたい。

では、みなさん。
Good Monday!

〈結城義晴〉

2013年05月05日(日曜日)

ジジとみどりの結城ゼミ[日曜版2013vol18]

こんにちは、
ジジです。
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なのなのなのはな、
なにぬねの。
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吉野のサクラは、
サシスセソ。
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新緑のみどりも、
まみむめも。
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ボクもつられて、
ストレッチ。
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ゴールデンウィーク。
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田植えの季節。
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たんぼに水がはられると、
ボクののどがかわく。
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おいしい!
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ユウキヨシハルのおとうさん、
きのうも、きょうも、
でかけました。
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きのうのみどりの日は、
rikkyo大学。
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キャンパスもみどり。
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ボクもrikkyo、だいすき。
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ツタのからまる本館。
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rikkyoの顔。
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みどりがおおい。
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フジ棚のしたから。
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うつくしいキャンパスです。
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第一食堂。
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そのまえのイチョウの木。
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りっぱなイチョウです。
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おとうさんがキャンパスにいくのは、
月曜の授業と土曜のゼミ。
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おととしまで、
おとうさんの研究室があった3号館。
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ここにもツタがからまる。

キャンパスは、
どこもかしこも、
みどり。
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あっちも、こっちもみどり。
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レンガの赤と木々のみどり。
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そしてことしの結城ゼミ。
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おとうさんは、
とても期待しています。
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きっと、すばらしい研究を、
のこしてくれるとおもいます。
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おとうさんは、
結城ゼミを、
誇りにしています。
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おうちにいなくても、
ボクとあそんでくれなくても、
おとうさんが誇りにするシゴト。
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おとうさんが、
それにうちこんでいることは、
ボクにとっても誇りです。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2013年05月04日(土曜日)

みどりの日の「子ども人口1649万人」と「ありがとう」

今日はみどりの日。

『祝日法』に記された趣旨。
「自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し、
豊かな心をはぐくむ」

私はこの日本の祝日。
たいへんに誇らしいものだと思う。
そしてこの法律の趣旨を、
国民こぞって実践し、
国民こぞって堪能したいとも考える。

みどりの日は、昭和天皇崩御とともに始まった。
昭和の時代には天皇誕生日だったからだ。
従って1989年(平成元年)から2006年までは、
4月29日がみどりの日だった。

しかし2007年から4月29日は「昭和の日」となり、
連休の狭間の5月4日が「みどりの日」となった。

みどりの日も含めて、
ゴールデンウィークの趣旨を実践するといっても、
小売りサービス業に従事する人たちは、
休暇にはならない。
骨休めすることはできない。

この時に仕事をするからだ。
顧客のために、
国民のために。

だから私は書いた。

たっといシゴトをする
父や母を尊敬しよう。
たっといシゴトをする
夫や妻を愛でよう。
たっといシゴトをする
息子、娘を慈しもう。
たっといシゴトをする
友人に感謝しよう。
こころから。

しかしみどりの日に関しては、
「みどりの月間」がある。

「みどりの日」についての
国民の関心と理解を一層促進し、
「みどり」についての
国民の造詣を深めるための月間である。

4月15日から5月14日。

だから小売サービス業の人たちは、
この1カ月間に自ら「みどり」を楽しみたい。

そしてこれは、
お店で顧客に訴えたい。
みどりの日とみどりの月間。

そういう私も、
みどりの日に、
立教大学大学院の結城ゼミ。
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右から、足立幸一さん、
細野直樹さん、
李ヨンギョンさん、
塩田木綿子さん、
山﨑亮さん、
倉内和博さん、
そして本日欠席の河村信之さん。

今年は7人の大所帯。
充実した1年にしたい。
それぞれに個性的で、
優れた修士論文を書いてもらいたい。

緑に囲まれた、
日本有数の美しい立教キャンパス。
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蔦の絡まる本館。
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私はゼミを堪能した。

明日はこどもの日だが、
日経新聞の記事。
「子どもの人口32年連続減」
総務省もおつなことをするが、
「こどもの日」に合わせて
子どもの推計人口を発表。
4月1日現在の15歳未満の国民。

1649万人。

昨年より15万人減少。
32 年連続の減少。

比較可能な1950年以降の最少を更新。

総人口に占める割合は、
12.9%。
こちらは39年連続低下。

男女別には、
男子が844万人、
女子が804万人。

中学生の12~14歳が最も多い。
355万人。

次が小学校高学年の9~11歳、
340万人。

そして最も少なかったのは0~2歳、
316万人。

これはほんとうに、
私たち自身にとって深刻な問題。

歴代政権の少子化対策は、
まったく功を奏してはいない。

憲法論議とともに、
国の将来のための少子化問題を、
真剣に論議したい。

雪とけて村いっぱいのこどもかな

〈小林一茶〉

都道府県別では、
東京都と沖縄県のみ増加。

人口に占める県別の子どもの割合、
最高は沖縄県の17.6%。
ずっと下がって第2位が滋賀県の14.8%、
第3位が佐賀県の14.4%。

最も低かったのは秋田県で、11.1%。

この意味では県ごとに競って、
ポイントを上げる競争を展開したいくらい。
「地方の時代は子ども人口から」。

だから日本のモデルは、
沖縄県だ。

基地問題という重い試練を抱えつつ、
沖縄県は日本中の模範だ。

諸外国の子供人口、
アメリカが19.6%、
中国が16.5%、
ドイツは13.2%。
日本の12.9%は、
最低水準。

高齢化社会をある意味で
誇りとするとともに、
少子化社会の泥沼は
国の衰退を意味すると自覚したい。

ほぼ日刊イトイ新聞。
巻頭言で糸井重里さんが書く。

好きなことばは
「ありがとう」だという人は、
とてもたくさんいるようです。

「ありがとう」を嫌いな人って、
そうそうはいないように思います。
いや、もう、ほとんど
いないんじゃないでしょうか。

「ありがとう」は、
親しい者にも言えます。
「ありがとう」は、
親しくない者にでも言えます。
「ありがとう」は、それどころか、
敵にさえも言えます。

そして、その「ありがとう」は、
親しい者も、親しくないものも、
敵も受取れます。

なんだろう、
この魔法のようなことばは。
なんだかねぇ、
人間のこころの栄養素みたいですね。

受取る「ありがとう」が欠乏すると、
生きる張り合いが
減っていくんじゃないでしょうか。
そして、差し出す「ありがとう」がなくなると、
不機嫌が増加していくような気もします。

「ありがとう」を、
どういうときに言うか、
とても基本的なところは、
幼いころに教わります。

ものをもらったときだとか、
親切にされたとき、
「ありがとうって、言いなさいね」と言われて、
幼いこどもは、
「ありがとう」と声に出して言います。

言われた人は、
さらにうれしそうに
「どういたしまして」と応じます。
それ以上のことは、
習ったり練習したりはしません。
たくさん「ありがとう」を言った人は、
たくさんよろこんだ人なのですが、
同時に、
たくさんよろこばせた人でもあります。

よろこばせたら、また、
やさしくされたり親切にされたりします。
だから、また
「ありがとう」と言うことになります。

ほんとうに、すばらしい。

糸井重里さん、
ありがとう。

〈結城義晴〉

2013年05月03日(金曜日)

憲法記念日のFive W’s and One H

変わることと変わらぬこと。
変えることと変えぬこと。

それを考えた。
憲法記念日。

1948年7月20日、
『祝日法』公布・施行。
国民の祝日に関する法律。

その第一条。
「自由と平和を求めてやまない日本国民は、
美しい風習を育てつつ、
よりよき社会、
より豊かな生活を築きあげるために、
ここに国民こぞつて祝い、感謝し、
又は記念する日を定め、
これを『国民の祝日』と名づける」

この祝日法で、
憲法記念日の趣旨が決められている。
「日本国憲法の施行を記念し、
国の成長を期する」

その日本国憲法は、
1947年5月3日、施行。

だから67年目の憲法記念日。

その記念日に、
改憲論議が、
盛んというか、
喧しいというか。

朝日新聞『天声人語』。
「改憲を政治の争点にするのなら、
まず具体的条項の改正の必要を国民に訴え、
もし必要ならば手続きの変更を
提起するのが筋ではないか」

日経新聞『春秋』。
「基本に立ち返りたい。
権力を縛る力はあるか。
国民の権利は守られ
特定の価値を押しつけられていないか。
そんな2本の座標軸を立てるだけで、
ずっと考えやすくならないか。
変えるも変えぬも、
出発点はそこにしかない」

読売新聞社説のタイトル。
「改正論議の高まり生かしたい」

安倍晋三首相。
「日本人は自身の手で
憲法を作ったことがない」

「僕たちは自分でやったことがない」的発言は、
しかし、あまりに子どもじみている。

日経新聞で、東京大学の石川健治教授。
二つの筋道を明快に解く。
立憲主義と民主主義。

「立憲主義の筋道では、
改正規定を改正する根拠は
憲法の中には見いだせず、
無根拠の国家行為になる」

「民主主義の筋道では、
発議も国民投票も
単純多数決の一直線で良いのか、
疑問がある」

「双方の観点から筋が通らない」

京大大学院大石真教授。
「最高法規の憲法典に
何をどれだけ盛り込むか
という基本を議論すべきだ」

「ただ96条だけの改正は違和感がある。
内容を伴うべきだ」

なにごとも、
変えることを目的としてはいけない。
変えることが目的化してはならない。

5W1H。
Five W’s and One H。

Who(だれが)
What(なにを)
When(いつ)
Where(どこで)
Why(なぜ)
How(どのように)

憲法に関して重要なのは、
What・Why・How。
なにを変えるか、
なぜ変えるか。
どのように変えるか。

経済政策はいまのところ合格だろうが、
改憲論議に対する安倍首相は、
WhoとWhenに関心があるように見える。
「ボクが今」。

それが子どもじみて聞こえる理由だ。

今日の憲法記念日よりも、
明後日のこどもの日にふさわしい。

変えることと変えないこと、
変わることと変わらないこと。

私は憲法96条よりも、
90を引き算した9条に焦点があると思う。

そして私のスタンスは、自然体。
ラインホールド・ニーバーの[祈り]。

変わるものを変えられる勇気を、
変わらぬものを受け入れる心の静けさを、
それらを見分ける英知を
お与えください。

この英知は、
子どもじみてはいない。

〈結城義晴〉

2013年05月02日(木曜日)

イオン原田昭彦さん、退任のご挨拶に商人舎オフィスご来訪

ゴールデンウィークの合間。
3日間の平日。

今日は超多忙な一日。

なぜなら、今日は
『月刊商人舎』5月号の最終校了日。

自分の原稿を執筆し、
すべての記事に目を通し
場合によっては書き直し、
責任を持って校了とする。
編集責任の役目。

デザイナーの七海真理さんにも、
印刷所の鈴木堅さんにも、
ギリギリまで力を尽くしてもらった。

ありがたい。

その合間に来客あり。

何より嬉しかったのは、
原田昭彦さんがわざわざ、
商人舎オフィスをお尋ねくださったこと。
現在はイオン相談役。
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シロからジャスコ、
そしてイオンまでの46年間の現役生活を、
この5月末に、終えられる。
そのご挨拶に来てくださった。

原田さんは1967年(昭和42年)に、
㈱シロに入社。
その2年後の1969年、
㈱岡田屋、フタギ㈱との三社合併が持ち上がり、
その準備会にかかわった。

1970年、正式にジャスコ㈱が発足。

その後、つるまい社長、
ジャスコ秘書室長などを経て、
98年から東北ウエルマート(現マックスバリュ東北)社長、
マックスバリュ西日本社長を歴任。
最後はイオン取締役会議長を務められた。

イオンの「合体合体の歴史」を、
ずっと実体験してこられた。

シロへの入社2年目には、
商業界箱根ゼミナールに参加し、
畳敷きの大広間「寿の間」で、
川崎進一先生や藪下雅治先生に計数を学んだ。

そして三社合併の時には、
若くしてコントローラーとして、力を発揮した。

岡田卓也名誉会長の姉上で、
イオンの人事教育の礎を築いた小島千鶴子さん(現在96歳)に、
つい先日、69歳の原田さんがお会いした。

「大きくなったなぁ」と言われた(爆笑)。

さらに私が独立して初めてのアメリカ視察ツアーに、
団長として参加していただいたときのことなど、
楽しい話題ばかりだった。

46年間、ほんとうにご苦労様でした。

お土産にいただいた「七曲り峠」。
秋田の八年秘蔵酒。
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原田さんがこれまでの一生で、
一番美味いと思った酒を、
わざわざ取り寄せて持ってきてくださった。

心から、感謝しつつ、
味わわせていただく。

ありがとうございました。
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お疲れ様でした。

そして、朝一番には、
ゴードン・ブラザーズ・ジャパンの皆さん。
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代表取締役社長・CEOの増田春彦さん(右)と、
マネージングディレクターの藤川快彦さん。
そして総務人事グループマネージャーの石井麗さん。

昨日もブログで紹介しているが
「リテールセミナー2013」の打合せ。
5月31日(金)開催、
通称「ハーバード・リテール教室」。

トップ経営者向けの無料招待セミナー。
私は日米の最新情報とポジショニング戦略を語ります。

帝国ホテルの会場はまだ席が空いているそう。
すでに招待案内状をもっている方は、すぐにお申込みを。
商人舎スタッフからもお誘いの連絡をします。

是非のご参加を。

増田社長と成功を期して固い握手。
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さて昨日の「富士山、世界遺産登録」のニュース。
各紙が巻頭コラムで取り上げた。

朝日新聞『天声人語』。
「それぞれの思いを背負って、
年に約30万という人が登る山でもある。
さすがの霊峰も重いことだろう。
いたわり、守る決意を新たにしたいものだ」

ん~、普通。

毎日新聞『余禄』。
「精神の象徴が目先の皮算用とゴミまみれでは、
心ある人々の失笑を買おう。
世界遺産登録により日本人に求められるのは
『聖なる山』の再生である」

ん~、説教くさっ。

日経新聞『春秋』。
「富士山が世界遺産になるのは喜ばしいけれど、
日本一の山という言葉の裏にひそむ歴史の影にも
目を向けていきたい」

あまりパッとした切り口はなかった。
ん~、残念!

その日経新聞最終面『私の履歴書』は、
昨日からプロゴルファーの岡本綾子さん。
第1回のタイトルが「土に戻る」。

いい。

「私の人生は土に戻るんだ。
近ごろ、そう思う」

広島県安芸津町(現・東広島市)の生まれ。

「実家の南向きの段々畑からは、
瀬戸内の海が顔をのぞかせている。
あの海の先には何があるのか」

「縁あって、終の棲家(すみか)を見つけ、
再び故郷に移り住んでいる。
クラブだけでなく、くわやすきも握り
『半農半ゴルフ』の日々だ」

岡本綾子さんは、
私より一つ上。

「80歳まではコースに出たいと思っている私だが、
さて今は人生の何番ホールあたりにいるのだろうか」

商人舎最高顧問の杉山昭次郎先生は、
84歳までラウンドして、今年86歳。
私も杉山先生に負けないつもり。

杉山先生はこのたび、単行本を上梓される。
タイトルは『マス・カスタマイゼ―ション』(商人舎刊)。

先生の人生はいま、
完全に19番ホールあたりだろうが、
原田昭彦さんも岡本綾子さんも、
まだまだ12番ホールくらいではないかと、
私は思った。

私はもちろん、
アウトの9番ホールが、
終ったばかり。

これからインをスタートする。

『商人舎magazine』よろしく。
Weekly商人舎に、今日掲載しました。
「HEBのアップグレード型セントラルマーケット最新店研究」
写真65枚の大作。

Daily商人舎は、
「トレーダージョー、消費者満足調査でトップ」。

ご愛読ください。

最後に日経新聞コラム『大機小機』から、
「よみがえる行政指導」。

「各省庁は所管する業界の企業行動に口をはさみ、
日本銀行は銀行の融資をコントロールしようとし、
旧大蔵省は金融機関の経営を一律に守ろうとした」

これを「窓口指導」や「護送船団行政」と呼んだ。
「行政指導は政治家の利益誘導を生み、
天下りの温床となった」

そしてそれが、
「既得権益擁護型・現状追認型の政策スタンス」の
弊害を生んだ。

小泉内閣、民主党政権で、
この体制にメスが入ったかに見えたが、
「行政指導的な政策運営がよみがえりつつある」。

コラムニスト隅田川氏は、三つあげる。
第1は中小企業金融円滑化法の取り扱い。
「円滑化法は3月末で期限が切れたが、
実態は不変である」。

第2は企業への賃上げ要請。
コラムニストの表現では「逆所得政策」。

第3は民間金融機関への貸し出し増加要請。

これも「逆窓口指導」。

ついでに私たちに身近なところで挙げれば、
「消費税還元セールの禁止」もそれ。

隅田川氏の決めの言葉。
「目的が正しければ
手段が正当化されるというわけではない」

これは、ほんとうに大事なことだ。

実務の世界でも、
目的が正しければ、
手段は正当化されがちだ。
しかしこの世界では、
成果が数値で表される。

ローマ時代のユリウス・カエサルが言っている。
「どんなに悪い事例とされていることでも、
それがはじめられたそもそもの動機は、
善意によるものであった」

原田さんの46年間は、
このこととの闘いだったに違いない。

何度も言いますが、
本当にご苦労様でした。
ありがとうございました。

〈結城義晴〉

2013年05月01日(水曜日)

5月は「商売は科学だ!」の「たっといシゴト」を貫きたい

5月1日。

ゴールデンウィークの間の、
月替わりの日。

世界的にはメーデー。
労働者の日。

日本では、メーデーは分裂。

最大の日本労働組合総連合会(連合)は、
組合員の生活行動を優先して、
4月27日の土曜日に開催。

一方、今日、メーデーを開催したのは、
全国労働組合総連合(全労連)と、
全国労働組合連絡協議会(全労協)。
前者は日本共産党系の労働組合の連合体で、
後者は非「連合」の旧総評系労働組合の連絡協議会。

しかし今日は、別のニュースで湧いた。
「富士山、世界文化遺産登録」
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ユネスコの諮問機関「イコモス」が、
「登録にふさわしい」の勧告をまとめて、
とうとう富士山は正式に世界遺産に登録される。

NHKが一番先に報じた。

猪瀬直樹東京都知事の失言問題で、
東京オリンピック誘致に、
おおいに味噌をつけられた日本列島に、
喜ばしい話題が提供された。

我が神奈川の鎌倉は、
「ふさわしくない」との勧告でちょっと残念だが、
ずいぶん遅い登録だとは思うが、
あらためて富士山が世界遺産ならば、
これは満足。

日経新聞はすぐさま、
その経済効果を記事にした。
さすが。

ならば商人舎は、
富士山がらみの小売りサービス業の、
商売繁盛を祈念しよう。

さて5月に入って、
ゴールデンウィークは、
3日の憲法記念日、
4日のみどりの日、
5日のこどもの日、
6日の振り替え休日
と、
本番を迎える。

お客様が楽しんだり休んだりするときに、
仕事をする。

それはとても尊いことだ。

ここは「尊い」を、
「たっとい」と発音しながら、
この言葉を味わいたい。

たっといシゴトをする
父や母を尊敬しよう。
たっといシゴトをする
夫や妻を愛でよう。
たっといシゴトをする
息子、娘を慈しもう。
たっといシゴトをする
友人に感謝しよう。
こころから。

結城義晴のお願いです。

ゴールデンウィークが終ったら5月10日、
月刊「商人舎』グランド創刊。

だから私も商人舎メンバーも、
連休中も、たっといシゴト。
よろしく。

それから5月12日の日曜日は、
母の日。

アメリカのスーパーマーケットやチェーンストアでも、
すでにMother’s Dayのプロモーションが、
派手に展開されている。

母の日の翌々日から、
商人舎USA研修会ベーシック・コースが、
ラスベガスで行われる。
14日から20日までの1週間。

今回は中間に理解度テストもやって、
みっちり勉強してもらいます。
それこそが商人舎の知識商人養成講座の、
最大の特徴。

それから月末の3日間に、
第3回商人舎ミドルマネジメント研修会。
5月28日(火)・29日(水)・30日(木)。
東京・西新宿で完全合宿制。

もちろんこちらでも2回、
理解度テストがあって、
本人と会社に学習効果を自覚してもらう。
製配販のミドルマネジメントが対象。

こちらは、現在、
申込受付中。

それから今月の最後の5月31日、
「ハーバード・リテール教室」。
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こちらは東京・帝国ホテルで、
トップマネジメント層のための勉強会。
㈱ゴードンブラザーズ・ジャパン主催、
商人舎が全面協力して、
招待セミナーとなっている。

結城義晴にとっては、
忙しい5月となって不眠不休に近い状態となるが、
自分では「たっといシゴト」だと思っている。

そしてこの時点で、
月刊『商人舎』6月号の編集締切日が迫る。

もちろん毎日更新宣言ブログは、
休まず続ける。

facebookも実は、
ほぼ毎日更新。

『商人舎magazine』の、
Weekly商人舎、
Daily商人舎
月曜から金曜日までのウィークデーは、
毎日開店。

そして、立教大学大学院の方は、
月曜日のF&Bマーケティング講義と、
土曜日の結城ゼミは毎週、あり。

自分では「たっといシゴト」だと考えている。

ご参加、ご協力を、
心からお願いしたい。

さて、その5月の商人舎標語。
「商売は科学だ!」

月刊『商人舎』のグランド創刊号の特集は、
「ニッポンCRM元年」
CRMとはカスタマー・リレーションシップ・マネジメント。
アベノミクスの第三の矢・成長戦略と絡んで、
ビッグデータ活用のテクノロジーは、
日本の消費と経済の本格蘇生を支える。

このCRMはまさしく商売の科学だ。

「ハーバード・リテール教室」も、
アナンス・ラーマン教授を招いて、
「在庫と小売りを科学する」というサブタイトルが、
掲げられている。

ラーマン先生は、
ハーバード大学ビジネススクール教授。

曲がりなりにも私も、
立教大学ビジネススクール教授だから、
私にとってラーマン先生は、
コーネル大学の教授陣とともに、
同好の士、あるいは小売業研究の仲間。

小売りを科学し、
商売を科学する。

それが商業現代化の条件のひとつである。
これは間違いない。

5月の商人舎標語。
「商売は科学だ!」

もちろん勘と経験が、
商売にとっては大切。

しかしそれに科学する態度を、
重ねあわせたい。

それが5月の標語の意味。

日経新聞の『経済教室』
国立情報学研究所の新井紀子教授が、
「コンピューターが仕事を奪う(上)」を書く。

主旨は三つ。
まず、「人間から学習してコンピューターは進歩」する。

その結果、「そこそこ知的な作業は人間から代替進む」。
つまり人間がコンピュータにとって代わられる。

そして「新しいタイプの仕事が次々生まれる」。
ここではコンピュータと人間の共生が進む。

これは「科学と勘」の両立に似ている。

「第2回将棋電王戦」のことは、
このブログでふれた。
コンピューターの将棋ソフトとプロ棋士の団体戦。
人間は1勝3敗1分けで敗北。

しかし天才棋士たちの多くが、
将棋ソフトを活用して、
「もっと強くなりたい」と述懐。

私は人間の将来を見た気がした。

そんな深遠なことも含めて、
5月は「たっといシゴト」を貫きたい。
科学する態度を極めつつ。
よろしく。

〈結城義晴〉

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