結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2013年02月19日(火曜日)

「メーカー≠作り手」とアマゾン日本年商78億ドル・小売業10位の勢い

今日は朝から、
横浜商人舎オフィス。

「KamiとAmiの融合」
月刊『商人舎』発刊を控え、
その企画とオペレーション会議。
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いちばん左がご存知、結城義晴、
その隣は商人舎チーフエディター渋木克久、
商人舎Special MemberのWeb担当・猪股信吾さん、
グラフィック/Webデザイナー田中翔太さん、
㈱プラージュ代表取締役社長・磯浩一郎さん、
同テクニカルチームWebデザイナー長谷川温子さん、
そして商人舎ゼネラルマネジャー亀谷しづえ。

新しい若い仲間と、
新しい仕事を始め、
新しいメディアをつくる。

こんなにワクワクすることはない。

次々に新しいアイデアが提案され、
次々に新しい発想が湧いてくる。

今日は特に猪股さんに、
座布団三枚。

みなさん、期待してください。
従来型の雑誌では、
ありません。

しかし必ずや、
みなさんのお役にたって、
それが商業現代化を推進することにも、
貢献する。

そんなメディアを生み出します。
還暦を回った結城義晴の新しいチャレンジ。

あの三井財閥をつくった三井高利も、
52歳から江戸で越後屋を始めた。

私もまだまだこれからです。

しかし体のメンテナンスは必須。
今日は午後から、東京・池尻の東邦大学大橋病院。
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北幸喜先生の診察で、
眼圧は右が15、左が13。
「アイファガンの効果が出ていますね」
前回から始めた新薬の効用を、
執刀医と二人して確かめ合った。

ありがたい。

病院の帰り道に、
42階建て155メートルの高層ビル。
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クロスエアタワー。
総戸数689のタワーレジデンス。

目の前は国道246号線。
上は東名高速につながる首都高3号渋谷線。
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クロスエアタワーの1階に、
スーパーマーケットのライフ。
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隣は7000㎡の大橋ジャンクション屋上公園。
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ジャンクションループ内に、
イベントなどに利用できる「オーパス夢ひろば」がある。

ライフ目黒大橋店は、
2月13日オープン。
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売場面積1364㎡、駐車場は33台。

ライフコーポレーションのアップスケールタイプ。
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米国セーフウェイの新フォーマットを、
イメージさせ、それとシンクロするような店。
つまり「ニューライフスタイル・タイプ」。
店全体に良くできていて、
デリカテッセン売場、酒売り場が、
フューチャーされている。

インストアベーカリーがあってよかっただろうが、
それには制約があって、
ちょっと面積が足りない。

残念。

あらためて、取材を申し込もう。
月刊『商人舎』への掲載になるだろうか。

いい店を訪れると、
気分は爽快。

雪と霙の池尻大橋だったけれど。

さて、日経新聞『電子版 この1本』に
「時代遅れな『メーカー』という呼称」。
まったくの同感。

「鴻海(ホンハイ)精密工業が受託専業から転換、
自社製品販売で日本勢のライバルに」のニュースが発端。

この会社はEMS/ODM世界最大手企業。
EMSとはElectronics Manufacturing Serviceの略。
「電子機器製造受託サービス」と訳す。
製造業企業から受注した電子機器の受託生産を専門に行なう企業。
従って基本的に自社ブランドでの生産はしない。

ODMはOriginal Design Manufacturerの略。
相手先ブランドによる設計・生産をする企業のこと。
ホンハイは120万人の従業員を持つ。

「ソニーや任天堂などのブランドを持つ顧客企業」と、
EMS/ODM企業が機能分担しているのが実情。

メーカーのなかにも機能分化はすでに起こっている。
それを日経は「時代遅れなメーカーという呼称」と称する。

「コモディティー化が進んだ民生機器では、
ブランドを持つ企業は商品企画のみを手掛け、
それ以降の設計や生産といった業務は、
EMS/ODM企業に任せる」。

「メーカー=作り手」
従来のこの概念は現実とは離れつつある。
「メーカー≠作り手」

小売業の「業態」が分化して、
「フォーマット」となった。
こう理解したほうが、
小売業の実情に合うことと、
酷似している。

もうひとつの日経新聞のニュース。
「アマゾンのネット通販売上高、
日本で最大」

米アマゾン・ドット・コムの2012年12月期、
全社売上高は610億9300万ドル、
現為替レートで約5兆7400億円。
これは日本のイオンやセブン&アイ・ホールディングスを上回る。
伸び率は前年比27%プラス。

日本での売上高は78億ドル(7300億円)。
これは前期比18.6%プラス。

日本をマーケットにしたネット通販企業最大。
もちろんアメリカでも最大で、世界でも最大。

日本小売業界で7300億円の売上高は、
家電チェーンのエディオンの上を行って、第10位。
ちなみにエディオンは、2013年3月期予想で7200億円。

さらに日本国産ネット通販企業では、
2012年12月期売上高は、
2858億円の楽天
が最大。

もっとも楽天は、
通販モールに出店した小売店から得る手数料が、
売上げの中心。

その楽天モール総売上高は、
1兆3000億円
で国内最高。

アマゾンは直接仕入れ販売だから、
楽天とは異なるビジネスモデル。

アマゾンが小売業ならば、
楽天はショッピングセンター。

アマゾンの設立は1995年で、
なんと5000万品目を超える圧倒的品揃え。
日本進出は2000年。

野村総合研究所の調査では、
2012年度の日本国内のネット通販市場は、
もう10兆2000億。
前年度比15.9%プラス。

アマゾン日本の18.6%は、
日本全体の15.9%を凌ぐ。

先週土曜日の日経新聞は、
「セブン&アイなど小売り40社、
ネット通販1兆円」
の記事。

こちらは総合小売業7社、
ヤマダ電機など家電量販店7社、
ファーストリテイリングなどアパレル専門店5社、
千趣会などカタログ・テレビ通販6社、
トータル40社の実績や計画のまとめ。

2012年度合計売上高実績は約8600億円、
2013年度計画は約1兆1200億円。
前年比は前者が23%増、
後者も30%増の見込み。

リアル店舗は伸び悩み、
ネットは成長分野。

40社の総売上高に占めるネット比率、
2012年度3.4%、
2013年度で4~5%。

2013年度ネット販売額最大は、
セブン&アイの約1500億円。
これはなんと5割増し。
イトーヨーカ堂ネットスーパーの営業利益は、
2012年度に約20億円で、1割増。

グループ全体売上高で、
2015年度に5000億円が目標。

その他、三越伊勢丹ホールディングスは早期に200億円、
ヨドバシカメラは13年度に500億円を目指す。

ネット通販は、
「固定費負担が軽く収益性が高い」。
この面でもリアル店舗に比べてメリットがある。

月刊『商人舎』も、融合を目指す。
Kami(紙=リアル・メディア)と、
Ami(網=ネット・メディア)。

さていかなる展開となるか。
お楽しみ、お楽しみ。

私の眼圧は、
極めて良好。

視界は広くて、明るい。

〈結城義晴〉

2013年02月18日(月曜日)

PINK・DAISO心斎橋店のオーソドックス化は由緒ある業態の証拠だ

Everybody! Good Monday!
[2013vol8]

2013年第8週。
2月の第4週で、
来週金曜日には3月。

春はもうすぐ、そこ。

青春の日日は来ずとも春来たる
〈朝日俳壇 山梨県市川三郷町・笠井彰〉

過ぎ去った青春は戻ってこないけれど、
毎年毎年、春は来る。
しかしこんな句もある。

春を待たずいつも行く店廃業す
〈日経俳壇 平川・田口昭子〉

悲しい話。
「いつも行く店」がいい。
中小企業金融円滑化法期限切れの影響か。
さすが日経新聞の俳句欄。

風花を追ひかけてくる日ざしかな

〈朝日俳壇 松原市・加藤あや〉

「風花」は、晴れたときに雪が、
風に舞うようにちらちらと降るさま。
だから「日ざしが追いかけてくる」。

百本の白梅にして一つの香

〈朝日俳壇 島原市・中川萩坊子〉

今、梅見ごろ
桜はもうすぐ。

今週は、そんな日々。

しかし、今日は全国的に雨。
そして二十四節気の「雨水」(うすい)。
『暦便覧』から引用すれば、
「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」。

その雨が一歩一歩、
春が近づきつつあることを教えてくれる。

店の中はもう、ひな祭り一色。
「早仕掛け・早仕舞い・際の勝負」
これは今年も効き目のある標語。

その3月3日のひな祭りは、
今年は日曜日。
雛人形を飾りつけるのは、
節分の次の日の立春の2月4日から、
2月24日ごろまでとされる。

それを外すと、
その女の子が、
嫁に行くのが遅れる。

今週はだから、
雛人形飾りつけの「際の勝負」のときでもある。

ひな祭りよりも、
雛人形飾りつけが、
今週の真のテーマとなる。

しかしこんな話題、
いいですね。
平和ですね。

商売繁盛ですね。

日経MJ第5面『みせどころ』に、
DAISO心斎橋店が紹介されている。
七五調の見出しで「華やか色調 女子集う」

昨年12月1日オープンの3フロア990㎡の100円ショップ。
今後のモデル店と位置付けられているが、
「ピンクを基調として内装、
カラフルな独自商品で華やかさを演出」。

1階入り口の「一丁目一番地」の売場には、
季節ごとに商品を変えて、
「シーズンコーナー」が設けられる。

これは世界中のオーソドックスな手法。
ウォルマートもターゲットも、
クローガーもセーフウェイも、
HEBもウェグマンズも、
ホールフーズもトレーダー・ジョーも。

アルディだけは違うけれど。
DAISO心斎橋店、
通路幅は180cm、
陳列棚の高さも180cm。

通路は従来店の2倍に広く、
陳列棚は30㎝高い。

従来はゴンドラを迷路のように異なる向きに配置したが、
心斎橋店では、すべて売場に対して平行に設けた。

「顧客がほしい商品を探しやすいように工夫」とある。
工夫ではなくて、原則的に、オーソドックスに、
変わっている。

㈱大創産業は全国に、
「2600店を展開し、
7万品目の品揃えが強み」。

今しがた、大創社長の矢野博丈さんと、
携帯電話で話したばかりだが、
ダイソーは小売業の歴史上、
伝統ある正統派業態の系譜を引く。

1879年にアメリカでフランク・ウールワースが、
バラエティストアをオープンさせたが、
これがワンコインストアだった。
店名は「The Great Five Cent Store」。
つまり19世紀のアメリカでは5セントストアだった。

その前の業態の登場は、
第1に1852年、フランス、
アリステッド・ブシコーによる百貨店「ボン・マルシェ」誕生。
「良い市場」という意味が転じて、「安く」が店名。

第2に1859年、アメリカ、
ザ・グレート・アメリカン・ティ・カンパニー創業。
この会社の登場は「グロサーズ(総合食品店)」の誕生を意味した。
1869年、通称「A&P」に社名変更。
「ザ・グレート・アトランティック&パシフィック・ティ・カンパニー」。

このグロサリーストアが1930年に業態転換されて、
スーパーマーケットが生まれる。

その後、1893年にシアーズ・ローバック社開業。
ダイソーのワンコインストアは、
総合スーパーのGMSよりも食品スーパーマーケットよりも、
古い歴史を持つ由緒あるビジネスモデルということができる。

そのダイソーがオーソドックスになっている。
私はこの方向性は間違いないと考えている。

やがて現在のアメリカのダラーストアの如く、
1ドル売価以外の商品がどんどん増えていく。
生活ストア、ターゲティングストアとなる。

米国ダラーストアの3強のチェーンストアランキング。
第28位Dollar General。
年商148億0700万ドル(100円換算1兆4807億円)、
伸び率13.6%、店舗数9937店。

第44位Family Dollar。
年商85億4800万ドル(8548億円)、
伸び率8.7%、7023店。
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第60位Dollar Tree。
年商65億3100万ドル(6531億円)、
12.5%、4252店。
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対してDAISO。
年商3415億円(2012年3月期)、
国内に約2680店舗、国外28カ国658店舗。

凄い会社になりつつある。
その意味でも、
DAISO心斎橋店は必見。

もっともピンクの色調の店舗はすでに、
東京・原宿の竹下通りにある。
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心斎橋店は、
12月1日にオープンして、
クリスマスからバレンタインデー、
そしてひな祭りと若い女性をターゲットにして、
意気上がる。

原宿店も、
土日祭日を限らず、
若い女性がわんさか押しかける。

大阪に行けない東京近辺の人は、
原宿竹下通りでも、
このピンク・ダイソーの気分を味わうことができる。

春、来たる。

商売人がそんな気分を先取りせずして、
誰がそれを創り出すのか。

みなさん、今日は雨水です。
もうすぐ、春です。
Good Monday!

〈結城義晴〉

[追伸]
先週末、トップ及び担当者の皆さんに、
ダイレクトメールを発送しました。

商人舎5月の研修会。
①第13回USAベーシック・コース
イン・ラスベガス。
5月14日~20日。

業界内でどのツアーよりもベーシック。
どのツアーよりもオーソドックス。
どのツアーよりも勉強させる。
〈何しろ理解度テストまでする〉
どのツアーよりも情熱がある。
間違いない!


②第3回ミドルマネジメント研修会。

イン・新宿。
5月28・29・30日。
ドラッカー思想をベースに、
これまたオーソドックスなマネジメントを教授。
最新の考え方と偏りのない技術を伝授。

ご参加を呼び掛けます。

2013年02月17日(日曜日)

ジジとサム君と川奈ホテル[日曜版2013vol7]

こんにちは、
ジジです。
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サムくん、
かえってきました。
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サムくんは、
環境ロボット。
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なまゴミをたべてくれます。

おかえりなさい。
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サムくんは、
ぐあいがわるくなって、
病院にはいっていました。
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ひさしぶりです。
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ちょっと、はずかしい。
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でも、なおってよかったね。
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また、ここにくるんでしょう?
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そとはまだ、さむそうです。
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でも、サムくんは、
へいき。
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だまって、
ベランダに、
たってる。
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これからもよろしく。

ところで、
ユウキヨシハルのおとうさん。
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スーパービュー踊り子号。
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伊豆の川奈ホテル。
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まいとし、
2月にいきます。
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あたたかい伊豆のホテル。
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しずかな海。
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朝日がのぼって、
雨にはなりません。
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土曜日のゴルフ。
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おとうさんのたのしみ。
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おとうさんのよろこび。
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すばらしいコース。
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マンゾクしたみたいです。
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カワズ桜もきれいだった。
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梅もうつくしかった。
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すっかり、つかれもとれた。
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おとうさん、
サムくん、
かえってきましたよ。
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みんなで、
なかよく、
春をまちましょう。

〈『ジジの気分』(未刊だけれど、いつか写真集?)より〉

2013年02月16日(土曜日)

日本スーパーマーケットシステムの父・北野祐次逝く

訃報、再び。

北野祐次、逝く。
享年90。

2月12日午前3時46分。
肺炎のため逝去。

関西スーパーマーケット名誉会長、
オール日本スーパーマーケット協会名誉会長。

それよりなにより、
日本の食品スーパーマーケット産業に、
これほど重大な影響を与えた人はいない。

北野さんが創り出した「システム」が、
日本のスーパーマーケット全体に普及し、
それをここまで進化させた。

いや、「システム」の概念を、
悪い意味での職人の世界であったスーパーマーケット業界に、
はじめて定着させたのが北野さんだった。

鮮魚部門を筆頭とする日本の鮮度管理システムは、
間違いなく世界最高峰である。

アメリカやヨーロッパのそれよりも、
はるかに完成度が高く、
世界一厳しい目を持つ日本の消費者に、
満足を与える仕組みは、
北野祐次によって生み出された。

それはまったく、
信じられないほどのイノベーションだった。

私は1977年4月1日に、
㈱商業界に入社し、
『販売革新』編集部に配属された。

そしてすぐに関西スーパーに取材に出かけ、
当時の北野祐次社長に面会した。

とにかく何でも公開して、
包み隠さず教えてくれた。

翌1978年の初めに、私は、
「関西スーパー1週間研修」を体験した。

伝説の店「関西スーパー広田店」がオープンした直後で、
この店は日本中のスーパーマーケットのモデルだった。

私はそのモデル店で、
1日ずつ、青果・鮮魚・精肉・グロサリーの4部門を学び、
さらに店長実務の研修を受け、取材をし、
『販売革新』誌に、連載特集を書いた。

大ヒットした。
それがもととなって別冊『関西スーパースタディ』が生まれた。
これは日本のスーパーマーケットの教科書になった。

そしてこれが、私の原体験となった。
結城義晴に、
スーパーマーケット応援団となる決意をさせた。

北野さんは大正13年の生まれ。
20歳で徴兵され、幹部候補生となる。
しかし終戦。
戦後、すぐに国鉄に入る。
北野さんの仕事の体験はここから始まる。
本当によく働いた。

その後、結婚し、国鉄を辞め、
鰹節の卸売の商いに転職。

その取引先がスーパーマーケットだった。

北野さんは卸売業の掛け売りの苦しさを味わっていた。
その売掛金を回収に行った先で、
スーパーマーケットを目撃した。
福岡県小倉の丸和フードセンターだった。

スーパーマーケットでは、
顧客がわざわざ現金で買い物に来てくれる。
セルフサービス方式で自分で買って帰ってくれる。

衝撃を受けた北野さんは、
自分もスーパーマーケットを起業する。
1959年(昭和34年)12月のことだった。

最初は苦労の連続だった。

しかし活路を求めて、1967年(昭和42年)、
初めてハワイに赴く。

「タイムズ」という店の店長に言われた。
「食べるものだけ売るのが、
スーパーマーケットだよ」  

これが、北野さんの原点となった。
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「今晩のおかず屋」というわかりやすいコンセプトも、
ここから導き出された。

コンセプトが固まれば、
あとはシステムづくりに邁進するだけ。

それが「関西スーパー・システム」となった。

私は2009年の夏、
北野さんにインタビューした。

北野さんは、
スーパーマーケットへの「愛」を、
語ってくれた。
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スーパーマーケットを語れば語るほど、
北野さんは元気になっていった。
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「最後は『人』です。
その人の『和』です」
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北野さんはそう言って、
大きな額の書を、指さした。

私たちは並んで写真を撮った。
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その後、2010年2月19日、
関西スーパー創業50周年感謝の集いが、
開催された。

私は記念講演をした。
「スーパーマーケットの100年を考える」

記念式典の後の懇親会の冒頭で、
北野さんはご挨拶をされた。
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それが最後の公のスピーチとなった。

今は、静かにご冥福を祈りたい。

「日本のスーパーマーケットは、
大丈夫ですよ。
立派な産業として、
現代化を果たします。
関西スーパーも井上保社長を中心に、
北野さんの遺志を継ぎますよ。
みんなで応援しますよ。
安らかにお眠り下さい」

合掌。

〈結城義晴〉

2013年02月15日(金曜日)

オンワード馬場彰「人生不如意十常八九」とトレードショー交友録

今朝の日経MJ『マーケティングスキル』欄に、
寄稿しました。
「エクスプレス店、世界で拡大」
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Express Storeの現状と、
その4つの特徴、そして課題。
私なりの見解。

詳しくは記事を読んでください。

一方、日経新聞本紙の『私の履歴書』。
オンワードホールディングス名誉顧問の馬場彰さんが、
毎日書いていて、面白い。

先月の作家・渡辺淳一よりも、
断然いい。
今日はその馬場さんの人生のハイライトのひとつ。

オンワード樫山に入社し、
1970年に部長、72年に取締役とトントン拍子で、
「昇進の階段を駆け上った」。

そして38歳のとき、樫山純三社長から、
「次期社長を引き受けてほしい」との内示。

9人の取締役会で末席だった。

この時、馬場さんの父上が贈った書には、
この言葉が書かれていた。
「人生不如意十常八九」
人生は十のうち八か九は、
思い通りにならないのが常である。

現在も馬場さんの座右の銘となっている。

「最悪を覚悟して最善を尽くす」

ある意味で、ここに通ずる。

さて日経尽くしだが、
日経Web版の『ソーシャルメディアの歩き方』。
ブロガーの藤代裕之さんが、昨日の日付で書いている。
「ネット選挙解禁で問われる政治家の『情報発信力』」
藤代さんは立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科修了。

日本でも「インターネット選挙」が始まる。
与野党11党が一昨日の2月13日、
ネットを利用した選挙活動を解禁する方針で合意。

実質的には、
今夏の参院選から、
がらりと選挙戦が変わる。

安倍晋三首相はフェイスブックで情報発信しつつ、
ネット選挙の解禁に積極的。

首相就任後に新経済連盟代表理事の三木谷浩史・楽天社長に、
「次の選挙までに解禁する」と約束。

今後は、「ネットで情報発信ができる政治家と、
できない政治家との差が大きく出てくる」。

政治家の「情報発信力」が問われるが、
これは政治家だけではない。
店や企業、実務家にも当てはまる。

ネットによる情報発信

商人舎も4月に「KamiとAmiの融合」を図って発刊する。
Monthly Magazine 商人舎

今日まで行われているスーパーマーケットトレードショーでも、
展示ブースがいいだけでは人は集まらない。

ネットやペーパーによる情報発信と連動して、
人々が寄ってくる。

そんな時代の波が、
とうとう選挙にまで及んでくる。

さて昨日は、
スーパーマーケット・トレードショー2日目。
私は午後、会場視察とレセプションパーティへ。

会場のビッグサイト入口で、
㈱ハローデイ社長の鍛冶敬通さんとバッタリ。
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久々の対面に、二人で握りこぶし。

東館2棟を借りきっての会場は、
今日も来場者でいっぱい。
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すぐに川野幸夫さんと遭遇。
日本スーパーマーケット協会会長、
㈱ヤオコー社長。
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いつものように、
入口に最大面積で出展するTERAOKAブースから視察。
テーマは「チェックアウト・レボリューション4.0」
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㈱寺岡精工常務の山本宏輔さん。
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㈱九州テラオカ社長の川越純一さん(中)と、
営業推進企画部シニアアーキテクトの三木桂さん。
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大川水産㈱社長の大川三敏さんも、
テラオカブースを視察。
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大川さんは立教大学大学院修了生で、
私の講義をしっかりと履修してくれた。

パナソニックES産機システムのブース。
高さ1800の冷蔵ケースが今年の提案。
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丁寧に説明してくれたのがコンシェルジェ担当の阿久澤光明さん。
マーケティングプロモーショングループマネジャー。
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社長の柴田康祐さん。
頑張っている。
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大崎公司さん(中)、阿久澤さんと。
食品流通第1グループ営業第1チームシニアアドバイザー。
大崎さんは、今年の商人舎年賀状を宝物にしてくれている。
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㈱折兼社長の伊藤崇雄さん(中)と秋田豊晴さん。
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折兼は容器包装商社。
2種類の食品が楽しめるコンビパックが一押し商品。
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オカムラのブース。
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大高愛一郎さんに遭遇。
現在、三井物産㈱勤務。
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コーネル・ジャパン第1期の事務局長で、
私が信頼する人物。
我々の後ろでは川野幸夫さんと
ヨークベニマル社長の大高善興さんが話しこんでいた。

オカムラはLED冷蔵ケースが一押し。
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フェイスブック仲間の南都隆道さん。
下仁田納豆社長。
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菓子グループのNSグループブース。
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私の左隣りは㈱外林社長の佐藤治男さん、
右隣は㈱アイワ・フィット社長の花森清重さん。
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後は左が㈱エヌエスの今西二郎さんと
右が大本高広さん。

高さを活かしたブースは㈱高山。
専務の高山時光さんと。
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ふっくら揚げの実演。
できたてのは揚げせんは、
おいしかった。
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スーパーマーケットのライブ販売で、
人気を博している。

アイリスオーヤマも出展。
力を入れるLED照明をプレゼン。
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日進工業のブース。
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辛島修治社長の顔は見えず、残念。

酒問屋の徳岡のブース。
海外からの来場者も多かった。
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三菱食品の巨大なブース。
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フリーデンのブース前で。
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流通科学大学理事長の中内潤さん
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学生たちが研究しているベトナム流通を報告。

その並びには書籍販売コーナー。
私の本籍地、商業界も出展。
この日は石川尚さんが仕切っていた。
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北辰商事㈱副社長の太田順康さんとばったり。
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ロヂャースの弁当が特別賞を受賞したと聞き、
すぐに「お弁当・お惣菜大賞2013」コーナーへ。
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事務局特別賞。
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ありました。
ロヂャースのお弁当。
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何と、焼きそばもパスタも100円。
そして、このボリューム。
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ロヂャースらしい商品だ。

㈱リブネット取締役の竹内憲太郎さん。
コーネル・ジャパン伝説の1期生。
20130215141810.jpg

プログレス・デザインのブースで、
㈱リウボウストア社長の茂木正徳さん(右)と、
プログレス代表の西川清さん。
20130215141825.jpg
西川さんはスーパーマーケットの店舗設計の若手第一人者。

茂木さんは商人舎のアメリカ視察で団長を務めてくれた。
今年こそぜひ、沖縄で会いたいものだ。

イシダのブースもよく人が入っている。
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私の右隣は㈱イシダアイテス会長の吉岡典生さん。
その横は笠井剛さん。
㈱イシダマーケティング商品企画室長。
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左は私の相棒・松井康彦さん。
商人舎エグゼクティブ・プロデューサー、アドパイン代表。

夕方、㈱阪食社長の千野和利さんと出会って、
通路で思わず話しこんでしまった。
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サミット㈱常務執行役員の服部哲也さん
コーネル・ジャパン第1期生でフェイスブック仲間。
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久々に会ったが、フェイスブックをしているとそんな気がしない。

日本製粉㈱執行役員営業企画部長の内田宗司さん。
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そしてこんな人たちとも遭遇。
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元横綱大乃国の芝田山親方。
いまでも現役の弟子たちより大きい。

2日目は6時からレセプションパーティが開かれる。
水戸の着物美人が入り口で出迎えてくれた。
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初めに実行委員長の横山清さんのあいさつ。
新日本スーパーマーケット協会会長、
㈱アークス社長。
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早速、報道記者たちがカメラを掲げて駆け寄る。
横山さんのあいさつは的確に現況認識を示し、
そのうえでトレードショーの意義を語って、
とても良かった。
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乾杯は、今年も川野幸夫さん
日本スーパーマーケット協会会長。
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そして懇親。
㈱マルト社長の安島浩さん
マルトは今年50周年を迎えた。
2月28日には記念式典が行われる。
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その安島さんのご子息の英城くん。
このとき、成田に到着したという報が入った。

英城くんは2年のカンザス州立大学留学と、
1年間の米国スーパーマーケット研修を終えて帰国した。
安島さんも安堵しただろうし、本当にうれしそうだった。

㈱紀伊国屋ファウンダーの増井徳太郎さん
増井さんの笑顔を見るとなぜか、私もうれしくなる。
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㈱プラネット会長の玉生弘昌さん
一般社団法人流通問題研究協会会長。
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スーパーマーケットの会合でも毎回、
お会いするようになった。

独立行政法人産業技術総合研究所理事の河津司さん。
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コーネル・ジャパン伝説の1期生にして、その講師。

コーネル・ジャパンの教え子たちもたくさん参加していた。

㈱ショッピングセンター丸正総本店専務の飯塚正彦さん
伝説の1期生。
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㈱成城石井社長の原和彦さん
奇跡の第2期生。
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同じく2期生の花牟礼真一さん
現在はアークス社長室長。
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㈱いかりスーパーマーケット社長の行光恒夫さん
実行の3期生。
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実行委員の皆さんと。
左から、㈱あおき会長の青木巌さん
九州電力㈱監査役の村山紘一さん
そして実行副委員長の太田順康さん。
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そしてこの人、清水信次さん
日本チェーンストア協会会長、
国民生活産業・消費者団体連合会(生団連)会長、
㈱ライフコーポレーション会長。
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清水さんには、4月創刊の月刊『商人舎』第1号で、
ご登場いただくことになった。
今からインタビューが楽しみだ。

㈱東北シジシー会長の遠藤須美夫さん
㈱ベルプラス会長。
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遠藤さんはシジシージャパンの重鎮にして、その頭脳。
1月に東北シジシー賀詞交歓会で、
記念講演をさせていただいた。

「結城さんの話は実務とアカデミズムが融合して、
本当に良かった」と、
あらためて褒めてくださった。

遠藤さんに褒められるのは、
妙にうれしい。

トレードショー実行副委員の三科雅嗣さん
㈱いちやまマート社長。
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私と同年の還暦。

その三科さんが中締め。
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見事に決まった。

最後に、横山清さんとじっくりと話しこんだ。
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横山さんと写真を撮ろうとしたら横から「私も」の声。
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遠藤さんが加わり、
三人で記念の写真。
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そして、㈱静鉄ストア社長の望月広愛さんとも。
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でも、交友録の最後を飾るのは、
この写真。
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あぁ、楽しかった。
あぁ、疲れた。

「人生不如意十常八九」
人生とはこんなものだから、
そのための心構えも必須だし、
楽しむことももちろん必要。

私はケセラセラの気分も持つし、
絶対に譲らないことには執着もする。

その按配が大切だと思う。

「最悪を覚悟して、最善を尽くす」
それが私の人生だ。

みなさん、ありがとう。

〈結城義晴〉

2013年02月14日(木曜日)

「ハーバード・リテール教室」開催決定とSMトレードショー・ブース紹介

聖バレンタインデー。
あなたにはいくつ、チョコレートが贈られた?
あなたはいくつ、チョコレートを贈った?

さて、今朝の朝刊を見て驚いた。

これほど巻頭コラムがカブることがあるか。
毎日新聞の『余禄』と日経新聞の『春秋』。

ともに、オリンピックの種目から、
レスリングが排除されることと、
ギリシアの哲学者プラトンが、
レスリング選手だったことを書いた。

私は毎日に軍配を上げる。
毎日の方が、細かくて、丁寧で、
何より毎日らしいからだ。

しかしこのようにテーマがカブることが多い。
各社、各店の販促企画などは、
今日の日経と毎日のようなことばかり。

朝日新聞の天声人語は、
フランスの童話『青髭』と福島原発をテーマにして、
異なる競争をした。

しかし、では、
朝日が面白かったかと言えば、
そうではない。

毎日と日経の方が、
巻頭コラムとしては面白かった。

こんなことが頻繁に起こっている。

最後の最後は、自分らしいこと。
ピーター・ドラッカーに言わせれば、
自らの「強み」に集中すること。

それがテーマがカブった時の闘い方。

今日に関しては、
毎日の行き方がいいだろう。
つまり、最も面白いテーマに挑んで、
それを、最も面白く、書ききる。
そして毎日のポジショニングを活かす。

私ならそれしかないと思うし、
そのために最も面白くする力量を養う。

さて、昨日の商人舎オフィス。
㈱ゴードン・ブラザーズ・ジャパンのお二人が来社。
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代表取締役社長・CEOの増田春彦さん(右)と、
管理部総務人事グループ・マネージャーの石井麗さん。
奥は商人舎チーフエディターの渋木克久。

5月31日(金)に、
ハーバード大学のアナンス・ラーマン教授を迎えて、
帝国ホテルで小売業トップ向けのセミナーを開催する。
「ハーバード・リテール教室」

ゴードン・ブラザーズ・ヨーロッパからも、
ニック・テイラーさんが来日し、
適正在庫分析や滞留在庫の処分方法について、
欧米の先進事例を紹介してくれる。

もちろん、結城義晴も、
アメリカのチェーンストアの最新動向と最新戦略を、
たくさんのスライドを使って、懇切丁寧に解説する。

それにとびきりの日本の小売業経営者の講演。

無料の「ハーバード・リテール教室」
皆さん、ご招待します。
ぜひおいでください。
5月31日、
時間を空けておいてください。

昨日夕方には、猪股信吾さんがやってきてくれた。
立教大学大学院・結城ゼミ第二期生で渋木と同期。
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猪股さんはWEBを使いこなすデジタル・マーケティングの専門家。
オンラインとオフラインを自由に行き来して、
小売りサービス業にイノベーションを起こそうとしている。

その軽やかさが実にいい。
頼もしい存在だ。

4月発刊の月刊『商人舎』にも、
強力な助っ人となる。

誠に楽しみだ。
こちらもみなさん、ご期待いただきたい。

さて、スーパーマーケット・トレードショー2013。
今日2日目を迎える。
初日の受付はご覧の行列。
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初日の来場者数は、
2万7582人。
昨年が2万7404人、
一昨年が2万6037人だったので、
毎年確実に増えている。

出展者数は1370の企業や団体に及び、
小間数は合計2625。
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今日は商人舎商品探偵団のカメラレポートで、
主だったブースをご紹介しよう。

まずは国分。
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昨年度のグッドデザインブースアワード大賞。

上方空間を活かした開放的なブース。
これがそのレイアウト。
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続いて三井食品。
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ヨーロッパのアルコール類を前面で強調したブース。

岡村製作所。
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こちらは昭和産業のブース。
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レンジでチンするから揚げ粉が目を引く。

日本製粉のブースも活気がある。
20130214190712.JPG

ブルボンはキャラクターをあしらった棚に、
お菓子をカラフルに並べた。
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こちらはイシダ。
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成城石井も「売場力」を売り込む。
20130214190734.JPG

こちらは五味商店のブースにある下仁田納豆のコーナー。
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地方・地域産品ゾーンも活気にあふれていた。

まず新潟県。
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豊富な海産物が印象的。

北海道も海産物が所狭しと並ぶ。
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福島県はNHK大河ドラマ「八重の桜」でブースを演出。
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桜色が明るく暖かい雰囲気を出していた。

こちらは高知県。
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日本のスーパーマーケットトレードショー。
地方物産展の性格を濃くしてきた。
これはまことによろしい。

私はこのトレードショーに対して、
ずっと提言してきた。
フランスのシアルに関しては、
1992年からシアルドール国際審査委員を務めたし、
ドイツのアヌーガにも何度も招かれて、
視察を重ねるという経験を持っていたいたからだ。

第1に国際級の面積を持つこと。
ケルンのアヌーガやパリのシアルに負けない規模。
だからこのビッグサイトで、
従来よりも広い規模にしようという判断が求められたとき、
迷わず実行委員長の横山清さんに提言した。
「2.5倍のスケールをめざしたほうがいい」

第2は、地方の物産を徹底的に集めること。
アヌーガもシアルも、ヨーロッパの、
村々、町々の産品が、
こぞって出品され、展示される。

もちろん国際的なコングロマリットのメーカーも出展している。

その意味でアヌーガやシアルは、
「巨大な森」のようなものである。
私が現代化した小売業を表現するときに使う表現。

それに対して、アメリカのFMIは、
入り口にネスレとコカコーラの巨大ブースが、
デンと構える。

大木しかない森のようなもの。
FMIのフェアは少しずつ縮小していって、
2年に1回の開催になってしまった。

小売業界も大木しかない森となってしまったら、
衰退していく。
何よりも顧客がうんざりしてしまうからだ。

これはマス・マーケティングと、
フェイス・トゥ・フェイスのマーケティングの違い。
実物を展示する展示会は、
両者がなければ伸びない。

しかし、これだけのブースが集まると、
テーマや商品品種がカブることは当然。
そのなかで、いかに勝ち抜くかは、
自らの「強み」に徹すること。
それをいかに見極め、表現し尽くすか。

これも「ポジショニング戦略」ということになる。

明日はスーパーマーケットトレードショーでの交遊録。
今日、結城義晴と会って、写真を撮ったあなた。
明日、このブログに登場します。
ご期待ください。

もちろん、5月31日金曜日。
「ハーバード・リテール教室」も、
乞う!ご期待。

〈結城義晴〉

2013年02月13日(水曜日)

クレオ講演「Tide of Time」とSMトレードショー開幕

訃報。

2月8日、松本清さん、逝去。
㈱スーパーアルプス代表取締役会長。

肺の難病を患って、療養中だった。
テレビタレントに負けないカッコ良さ。
ゴルフはシングルの腕前。
それでいてスーパーマーケットが大好き。
商品が大好き、人が大好き。

間違いなく次代のリーダーだった。
無念でならない。

心より哀悼の意を表し、
静かに見送りたい。
合掌。

フリーアナウンサー住吉美紀さん。
NHKを退社した後、大活躍。
一昨年の商人舎忘年会に出てくれたが、
その後、仕事に忙殺されて、
最近はインフルエンザにかかってしまったほど。

レギュラーの仕事だけで4本。
フジテレビ系「知りたがり!」は、
月曜日から金曜日までの毎日14:00~15:52。

TOKYO FMの「Blue Ocean」も、
ウィークデーの毎日、8:30~11:00。

BS朝日「おスミつき」は月曜日の22:00~。

そしてサンデー毎日の対談「すみきちのぶっちゃけ堂」は、
毎週火曜発売。

その対談の相手に、作家の高村薫さん登場。
高村さんの最新作『冷血』の発売記念イベントで、
丸善書店丸の内店で公開対談が行われた。

その模様が『すみきちブログ。』に掲載されている。
「この『冷血』は、読み切るのが
ある意味“しんどい”作品だ。
それは、読み手に逃げ場がなくなるから」

高村作品はほとんどこの手の小説だ。
「細かな感覚や感情の動きを
ひとつひとつ並べるように人間の内面を描く執拗さは
まるで点描画だ」
住吉美紀は観察力もあるし文章力も上級。

「しかし、私たちはしんどくても、
先を先をと読み進める欲望を掻き立てられる。
それは、そこに描かれる、単純ではない人間の内面が、
自分が日常的に追われている、
自らの感情の執拗なモヤモヤと重なるから」

そして結論付ける。
「つまり、快、不快を超えた共感と現実味を覚えるのだ」

この対談で住吉美紀の心に、
いちばん鋭く刺さった高村薫の指摘。
「今の世の中、
短い言葉で上手く言い表すことを
好む傾向がある」

鋭い。
感服。

「テレビのコメント然り、ツイッターの140文字然り。
正解・不正解、善・悪……いろいろなものが
あまりに単純化されて語られることの多い昨今」
まさにその通り。
これを「短絡」と称する。

「高村さんのように、敢えて
その逆に挑む方がいるというのは、
今の日本にとっては救いではないか。
少なくとも、私は高村さんとお話をして、
なんだかホッとしたのである」

点描画のように、
あるいはロシア文学のように、
あるいは長編論文のように、
丹念に、執拗に、
コツコツと重ね、積み上げていく。

小売業の仕事とは、
本来、そんなものだ。

「エイやっ」と、
やっつけるものではない。

それをウォルマート創業者のサム・ウォルトンは、
こういった。
「Retail is Detail」
私は訳した。
「小売りの神は細部に宿る」

さて、今日は、朝から原宿へ。
㈱クレオの社内スタッフ向けの講演。

9時半の原宿竹下通りは閑散としている。
20130213204345.jpg

会場はクレオ本社の会議室。
クレオは、昭和39年に創業。
POPの印刷物製作からスタートし、
現在はスーパーマーケットを中心に、
マーケティングおよび広告・プロモーションの
トータルエージェンシーとして活動している。

社員数485名、年商111億円。
その社内教育のためのセミナーが、
今日から3日間行われるが、
私は初日の講義を担当する。

横井司社長をはじめ、
経営幹部、スタッフの皆さん、
60名ほどの聴講者が集まってくれた。
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私のテーマは「2013チェーンストアのTide of Time」
20130213204012.jpg

現在の日米欧の最新動向を、
スライドを使って解説した。20130213204024.jpg

ホワイトボードを使って、
「コンバイン」の概念を、説明。
20130213204033.jpg
伝えたいことが山ほどあって、
90分の講演が、120分ほどに延長。

最後に質疑応答の時間をとった。
横井社長が「アルディ」について質問してくれた。
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長い時間のご清聴、心から感謝。

その後、昼食をいただきながら情報交換。20130213204050.jpg
私の隣は、担当してくれた倉林武也さん。
教育研修部部長マーケティングプランナー。
その横は大阪から聴きにきてくれた藤野英人さん。
執行役員大阪第一営業部長。

倉林さんは私の最新刊を持ってきてくれた。
『1秒でわかる!小売業界ハンドブック』(東洋経済新報社刊)
もちろん、その場で、サイン。
20130213204058.jpg
マーケティング・カンパニーの人たちだから、贈る言葉は、
「鳥の目 虫の目 魚の目 心の目」
ありがとう。

一方、東京ビッグサイトで開幕したのは、
第47回スーパーマーケット・トレードショー2013。
20130213212215.JPG
会期は15日までの3日間。

初日の今朝は、
同時開催の第8回こだわり食品フェア2013との合同開会式。

開会の挨拶は㈱アークス社長の横山清さん。
フェアを主催する新日本スーパーマーケット協会会長。
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横山さんからは、
今回のショーの出展者数が1370社・団体、2625小間になり、
前回を上回ったとの報告があった。

インフレファイターを自任する横山さん。

消費税増税やインフレターゲットなどの難しい課題を、
新内閣とともに乗り越える意気込みを語った。

続いて、来賓挨拶。

農林水産省からは事務次官の皆川芳嗣さん。
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日本食文化を世界遺産にして、
巨大な世界の食料市場を取り込みたいと挨拶。

経済産業省からは、
大臣官房審議官の羽尾一郎さんが挨拶。
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食のサプライチェーンを強化して、
高付加価値化や効率化を支援したいと語った。

その後、壇上でテープカット。
20130213212304.JPG

10時20分からは、
横山会長による恒例のSMTSスピークス。
20130213212329.JPG
「食の終焉とスーパーマーケット」

グローバリゼーションは人類を幸せにするのか、
という問いがテーマだ。

資源・食料価格の高騰、円安、作況の不確実性。
本当に様々な課題がある。

「昨日、今日と同じように、
明日が当たり前にやって来るのだろうか」

そんな危機感が横山さんにはある。
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2014年には消費税の引き上げを控える。

食品スーパーマーケット業界は、
厳しい安売り競争の真っ只中にある。
だから消費税増税のインパクトの大きさを、
身をもって知っている。

物価が上昇し、デフレは緩和され、
不況を脱出できるに違いない。
そうした楽観的シナリオに対して、
横山さんは「身構えている」ようだった。

身構えるときの姿勢は、もちろん、
「Retail is Detail」
「小売りの神は細部に宿る」
こうでなくてはいけない。

しかしスーパーアルプスの松本清さん、
本当に残念だ。
心が痛む。

再び、合掌。

〈結城義晴〉

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