結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2012年08月12日(日曜日)

ジジとチンギス・ハーン[日曜版2012vol33]

ジジです。
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きょうは8月12日。
記念日です。

ユウキヨシハルのおとうさんが、
毎日、ブログをかきはじめて、
まるまる5年がすぎました。

2007年8月12日から、
1827回連続。
きょうは1828回目。

ボクも毎週、日曜日にでていますが、
これでも251回目の登場です。

そのおとうさん、
モンゴルにいってます。
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大草原とゴビ砂漠の国。

でも、まんなかの日に、
おもしろいところにいって、
すごいものをみました。
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まずは、このデコボコ道。
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この日は、雨がふっていたのですが、
道路にたくさんのあなぼこと水たまり。
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だから54キロのところを車ではしるのに、
3時間くらいかかった。
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バンに10人くらいのっていったのですが、
大型バスならまだよかったらしい。

ジェットコースターのように、ゆれつづけた。
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ゆけどもゆけども、
地平線まで、凸凹みち。
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そして水たまり。
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でも、やっと、
かすかにみえてきました。
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雨にけむる草原のむこうに。
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ボクも、のぞいてみましょう。
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なにか、おおきなもの。
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馬にのってるみたいです。
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馬のしっぽは、下をむいてる。
ボクのしっぽは、自由自在。
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そうです、チンギス・ハーンの像。
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このモンゴルという国をつくった人。

おとうさんも、チンギス・ハーンといっしょに写真。
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ここはツォンジン・ボルドグというところ。
テーマパーク全体では212ヘクタールもあります。
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おおきなおおきな像です。
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まるい台座が、高さ12m・直径は30m。
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チンギス・ハーンと馬は、
高さ30m。
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ちかづいてみます。
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もっとちかづいて、真下にきました。
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すごく、おおきい。

下から、みるだけではありません。
中に、はいることもできます。
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だからおとうさんたちは、
中にはいっていきました。
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入り口をはいると、
ホールがある。
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おおきなくつと、おおきな刀。
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まどのそとには、
チンギス・ハーンが活躍したころとおんなじ草原。
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せまい階段と小さなエレベーターがあります。
みんなで、それをのぼった。
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馬のおしりところをあがって、
それから馬の胸のところをとおりぬけて、
馬のたてがみのところにでてきます。

そうしたら、おおきな上半身がみえます。
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左をみると、大草原。
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右をむくと、おおきな手と金色のむち。
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世界中を、みおろしているかんじ。
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チンギス・ハーンと向きあった。
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おとうさんもまた、
いっしょに写真。
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みおろしてみます。
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大草原がひろがっています。
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右手のさきにも、草原がひろがる。
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もういちど、ゆっくり、
チンギス・ハーンをみる。

1206年に、大ハーンに即位しました。
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それから800年も、たちます。

チンギスは1227年になくなりますが、
21年間、大ハーンとして活躍しました。

ながいながい時のながれがありました。
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さいごに、ワンアジアクラブのみんなと記念写真。
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凸凹道を何時間もゆられてきて、
でも、チンギス・ハーンにあって、
おとうさんは、満足でした。
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チンギスの21年からみると、
おとうさんのブログの5年は、
まだまだです。

もっともっと、がんばろう。
モンゴルの草原で、
そうかんがえたおとうさんでした。

<『ジジの気分』(未刊)より>

2012年08月11日(土曜日)

ワンアジアクラブ・ウランバートル交流会の観光編、市内巡り

モンゴルに来て4日。

この地にいながら、
ロンドン五輪を眺めるのもいい。
日本にいるよりも、
確実に冷静になれる。
そんな感慨を抱きながら、
チンギス・ハーンの時代に思いをはせる。

ロンドンは大詰め。

男子サッカーが3位決定戦に完敗したと思ったら、
女子バレーボールが同じく3位決定戦で韓国に完勝。
ここでは「行って来い」の、痛み分け。

日本選手団、よく頑張った。
高く評価してあげてほしい。

さてモンゴル二日目の報告。

ワンアジアクラブ・ウランバートル交流会で、
こちらに来ている。

私はワンアジア財団の評議員。
二日目はほとんど観光。

こちらの小売業に関しては、
あらためて報告する。

さて、朝一番で向かったのは、
カンダン寺。
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チベット仏教の寺。
モンゴルの主たる宗教がチベット仏教。
熱心な信者が続々と訪れている。
大きな大仏の足がある。
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ワンアジアクラブ・ウランバートルのオチさんと写真。
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寺のなかには、
20メートルの巨大な観音像。
しかし写真はご法度。
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ワンアジアクラブ東京・札幌、
そして案内してくれるウランバートルの仲間と写真。
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境内にはたくさんの鳩がいた。
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続いて、モンゴルが誇る自然史博物館へ。
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目の前の道路は掘り返されて、
工事中。
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いかにもモンゴル、といった感じで、
私、共感を持った。

自然史博物館の正面の威容。
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3階建てで、はく製なども飾ってある。
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最も価値ある展示は、
巨大な恐竜の骨の部屋。
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ゴビ砂漠で採掘された骨が、
何気なく飾ってある。

静かに感動。

自然史博物館を出て、
街を少し歩く。

交差点の信号機は、
モンゴルではめずらしい。
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信号機のない交差点が多い。
だから警官が手信号。
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昔は日本もこうだった。
なつかしい。

ベーカリー・ショップ。
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小洒落たカフェ。
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そしてフレンドシップ・レストラン。
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ウランバートルの街も、
ずいぶんイメージと違って、
ファッショナブルになった。

私たちの昼食は、
モンゴルレストラン「モンゴリアンズ」。
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入り口のところに大きな牛の像。
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店内には博物館のように展示品がある。
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一番奥にゲルまである。
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フェルトでできた遊牧民の住居。

中も見える。
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そしてみんなでカンパイ。
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ゆっくりとしたランチの後は、
バスで遊覧。

国会議事堂。
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オペラハウス。
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そして旧国営百貨店。
現在、ノミンデパート。
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1階にはノミン・スーパーマーケットが入っているが、
それは来週の報告。

夕方、遊園地の隣のエリアへ。
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ここではまず、民族音楽と民族舞踊を鑑賞。
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「Tumen Ekh」。
意味は「追い越す競走馬」。
蒙古の国立民俗音楽舞踊団のこと。

踊り場にある大きな馬頭琴を弾く結城義晴。
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民族舞踊もよかった。
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私は音楽に、ことさら感銘させられた。
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お世辞抜きに、良かった。

同じ敷地内のソウル・クラブで夕食。
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ワンアジアクラブ・ソウルとインチョンの仲間が加わって、
にぎやかな夕食。
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ワンアジアクラブには、
日韓戦はない。

ひとつのアジアに向かっている。

楽しい二日目も終了。
ウランバートルの夕焼けは美しい。
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つづきます。

< 結城義晴>

2012年08月10日(金曜日)

極限まで鍛え抜かれた人間の生の姿が人々の胸を打つ

なでしこジャパン、残念。
しかし、結果は、結果。
実力通りで、それはむしろ喜ぶべきだ。

世界ではそれよりも、
ウサイン・ボルトの200メートル優勝、
100・200二連覇に沸く。

「レジェンド」が生まれた。

日本選手で言えば、
レスリング女子55キロ級の吉田沙保里の三連覇は、
ボルトよりもすごい。

こうして、オリンピックも終わっていく。

日経新聞MARKET+に、
「劇場人気、過去最長」の記事。

「小泉劇場」などと言われたが、
演劇やコンサートの「劇場」。
その人気が高まっている。

経済産業省のコメント。
「劇場・興行場、興行団」の売上高が
6月まで過去最長の9カ月連続で前年を上回った。

記事は、「東日本大震災以降」と書く。
「シニア層を中心」に「家族の絆」を確認するため、
「歌舞伎やミュージカルなどを鑑賞」する人が増えている。

家族の絆を確認するために劇場に通うのか。
それもあるかもしれないが、
この記事の結論は、ありきたりすぎる。

オリンピックを見ていても、
極限まで鍛え抜かれた人間の生の姿が
人々の胸を打つ。

劇場人気が高いのは
もともとこんな感動があったにも関わらず、
そのことが見過ごされていたからだ。

店も同じである。

劇場効果を発揮させよう。

プロフェッショナルの生の人間の
つくりだす素晴らしい商品とサービスを
提供しよう。

ところで、私はいま、
モンゴルのテレルジにいる。

ウランバートルから
車で5時間あまり。
2000年前のローマ街道の方がまだ整備されていると
思われるほどのでこぼこ道に揺られること5時間。

50キロの走行距離を、
こんなに時間がかかってしまった。

しかもUB2ホテルに着いたら、
インターネットがつながらず。

2009年8月7日の富士山頂からのブログと
同じ状況。

さらに携帯メールも送れず、
携帯電話での口実筆記によって、
このブログを完結させねばならない。

したがって、予告の報告はできない。
悪しからず。

明日の夜、ウランバートルに戻って、
インターネットでのブログを再開する。

いやはや、まいった。

しかし、これも生の人間の姿。
劇場効果のひとつかもしれない。

テレルジは、霧に囲まれた保養地。
ホテルの部屋は、とびきり上等。
その窓からゲルが見える。
気温は10℃以下。

ネットもつながらず、
携帯メールも使えず。

孤立感の中で、
真の保養をする結城義晴である。
<明日に続きます>

<結城義晴>

2012年08月09日(木曜日)

ワンアジアクラブ交流会参加でモンゴル・ウランバートルに降り立つ

ロンドン・オリンピック、
日本にもやっと連続金メダル。
レスリング女子48キロ級で小原日登美、
そして63キロ級でエース伊調馨。

伊調は2004年のアテネ、2008年の北京、
そしてロンドンで同種目三連覇。

見事。

小原は初出場での金メダル。
これまた見事。

一昨日、敗者に共感するようなブログを書いたら、
男子サッカー、女子卓球団体、
立て続けに日本選手団が敗れた。

それを復する女子レスリングの活躍。

勝者は勝者で、美しくてうれしい。

さて私は昨日から、
モンゴル・ウランバートル。

朝、リムジンバスで、
横浜ベイブリッジを渡る。
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みなとみらい、横浜の市街が美しい。

アクアラインを使って、成田へ。
第1ターミナル南ウィング。
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ウランバートル行のモンゴル航空。
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午後2時半ごろ、乗り込む。
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私はいつも、これからお世話になる飛行機の写真を撮る。
お願いします、という気持ちを込めて。
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約5時間で、モンゴル・ウランバートルへ。
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モンゴル旅行は、
夏のシーズン全盛期でもあって、
満席。

快適な空の旅で、
そのうえ、到着したら、
外は涼しい。
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ここで奇跡的な偶然の出会い。
名前は伏せておこう。

ウランバートルは、
最高気温28度、最低8度。
しかし湿度が低い。
だから凌ぎやすい。

私はまるで避暑にきたようだ。

モンゴルは日本で言えば、
最北端の北海道・稚内と同じ緯度。
しかし海抜1300メートルの高地。

空港の前は、何もなく、
地平線まで平原が続いている。
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極めて簡素な国際空港。
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駐車場には、馬糞が落ちていたが、
日本でも昭和30年代には、
横浜駅西口のすぐそばの浅間下の交差点にも、
馬車が通っていたし、馬糞が落ちていた。
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空港からバンに乗り、
市街へ。
しかしその空港と首都中心部を結ぶ道が、
まさにでこぼこ道。
舗装が完全になされていない。

右に、2年前に建設された体育館が見えてきた。
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右手に山並みが続き、
その前にトーラ川。
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左手は郊外に住宅とゲルが見える。
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遊牧民のモンゴル人は、
家を持たない。

しかしウランバートルは図抜けた最大都市で、
人口は一極集中化している。
だから郊外にどんどん人々が移住してくる。

住みついて、3カ月すると、
その人の土地となる。

だからテントのゲルででも、
住み着く人が後を絶えない。

20分ほど走ると、
発電所が見えてきた。
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ご心配なく。
火力発電所。
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ウランバートルの冬は寒い。
マイナス20度当たり前、
マイナス30度近くにも下がる。

その寒い家々、マンション、アパート、
そしてゲルにも熱が送られる。
室内は真冬でもプラス20度だそうだ。

それもこれも火力発電所のおかげ。

ただし発電所は、首都市街直近で、
モクモクと煙を吐き続ける。

宿泊所のエリン・ホテルについた。
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今回、私のモンゴル訪問の目的は、
ワンアジアクラブ交流会に出席のため。
主催はワンアジアクラブ・ウランバートル。
私はワンアジア財団の評議員を務めている。

そのワンアジアクラブ・ウランバートル会長が、
このエリン・ホテルのオーナー。
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エルヘンバヤさん(右)。
歓迎の晩餐を催してくれた。
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本業はエリン・インターナショナル社長。

左は日本語堪能で通訳もこなしてくれるゾリグさん。
ムジモ・モンゴリア取締役。

エリン・インターナショナルの仕事の第一は、
ブリッジ・プロジェクト。
つまりは、橋をつくる仕事。
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社会インフラの構築に関連する機能だ。

第2は、住宅ビジネス。
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これも社会インフラの仕事。

現在50歳のエルヘンバヤさんは、
1996年から2000年まで国会議員だった。
34歳から38歳までの若い若い政治家。

その後、實業家として成功。
ワンアジア共同体構築を目指すこの仕事にも、
打ち込んでいる。

エリン・ホテルの食堂で、
精一杯のもてなしを受けた。

ビールから始まって、
ブランデー、ウォッカ、
そして最後は馬乳酒。
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ちょっと酸っぱいヨーグルトのような酒。
モンゴルを象徴するような味だと思った。
美味かった。

ウランバートルの夜は、
しずかに更けていった。
< 続きます>

< 結城義晴>

2012年08月08日(水曜日)

700坪最新店・万代西宮前浜店のポジショニング戦略とイノベーション

8月8日、夏のゾロ目の日。
しかし偶数のゾロ目は、
ないがしろにされている。

五節句は、
人日(じんじつ)1月7日の七草、
上巳(じょうし) 3月3日の桃の節句、
端午(たんご)5月5日の菖蒲の節句、
七夕(しちせき/たなばた)7月7日のたなばた、
そして重陽(ちょうよう)9月9日の菊の節句。

偶数のゾロ目はやはり、
ないがしろにされている。

しかし今日は、
第94回全国高校野球選手権大会。
47都道府県の代表チームの健闘を祈念したい。

日経新聞企業欄に、
「いなげや、都心高級スーパー買収」の記事。
東京・首都圏経済欄には、
「三浦屋、後継者を確保できず決断 いなげや傘下入り」の記事。

年商2000億円のスーパーマーケット企業いなげやが、
年商110億円、9店舗の高級スーパーマーケット三浦屋を買収。

三浦屋は1924年創業の老舗スーパーマーケット。
紀ノ国屋やいかりスーパー、京北スーパー、
成城石井と同じジャンルの企業。

しかし創業家出身の71歳の山崎哲保社長の後継者が存在しなかった。
そこで発行済み株式のすべてをいなげやに売却。

アメリカでも例えば、
ブリストルファームという高級スーパーマーケットが、
アルバートソンの傘下に入ったり、
さまざまなM&Aがある。

三浦屋の店舗バナーとプライベートブランド、
いなげやにとってはプラスに働くと思う。

いなげやの藤本勇常務が、発言している。
「出店できなかった駅ナカや駅周辺に出店できる」
年間5店程度の新規出店を目論む。

こういった吸収合併。
これから頻繁に起こる。

後を継ぎたくないのに、
無理やり後継させられた悲劇を、
私もたくさん見てきた。

それならば一定の金額で会社を売却し、
従業員と顧客、取引先の安定を図るのも一つの考え方。

いなげやは三浦屋のブランド力を、
最大限、活用すべきだろう。

さて、6月22日にオープンしたばかりの万代西宮前浜店。
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million townとよばれる2層店舗の1階が万代で、
2階にはしまむらが入っている。
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今年度最高レベルの店舗のひとつ。

万代前浜店の売場面積は700坪。
レイアウトをみるとわかるように、
店舗右サイドには、
直営の2つのショップが配されている。
ひとつがインストアベーカーリー、
そしてドラッグストアの万代薬店。
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インストアベーカリーのボンシエール。
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ウッディな床材と天井の仕上げ、広々とした空間。
これもウッディな什器を採用した質感がいい。
専用の出入り口も設けられている。
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円形の木製什器に、かご盛りでインストア製造加工のパンが並ぶ。
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バタール300円。大きな試食用のパンでお勧めする。
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そのバックルームはガラス張り。
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産地厳選の素材をアピール。
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主力品目の焼き上がり時間の告知パネル。
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スクラッチのインストアベーカリーのイノベーション、
大いに評価される実験だ。
味の検証は欠かせないが。

その右手奥には「万代薬店」。
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万代では、これまで店内の通路に、
ドラッグ部門をコーナー化し、実験していた。
ドラッグストアのショップ形式での展開は初めて。
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カウンター奥は医薬品コーナー。
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医薬品以外の日用品は中央レジで一括清算できる。
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だから日用品は、万代薬品での展開のみ。
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調理用品も並ぶ。
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化粧品のサイン。
HBCやコスメティクスなど、
横文字を使わないことにこだわった。
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エンドでの石鹸と歯磨き粉のセール品の展開。
一般ドラッグストアでは見かけない、単品のボリューム展開。
万代の販売力があってこそ。
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ベーカリーショップとドラッグストア。
ラインロビングの意欲的な試みだ。

そして食品フロア。
正面入り口を入ると季節の果物と野菜の展開。
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本日のお買い得野菜の平台。
低い陳列線で、奥壁面まで見通せる。
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広い主通路に2列のアイランドを配置。
写真右手に、ベーカリーショップと万代薬店。
左手(写真奥)に多段ケース。
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入ってすぐの柱回りに、季節の果物と切り花の展開。
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青果売り場の導入部は、季節のフルーツ。
こげ茶の木製什器を多用し、クオリティ感を出す。
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果物の平台。
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青果の導入部分はトマトの展開。
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地場野菜のコーナー。
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ここには特別に人が一人ついて対応。
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量販野菜の平台。
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青果売り場から万代薬店を望んだところ。
広い開口部で出入りしやすい。
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万代薬店に近いサイドの平台には、
バナナやかんきつ類の訴求力の高いフルーツの平台。
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人参などの根菜類の平台。
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その上の飾られているカボチャとナスのモジュール。
専門の販促スタッフの手づくり。
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他に、キャベツにもデコレーション。
店全体に、このかわいいサインがある。
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ピーマンにも。
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パイナップルにも。
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じゃがいもにも。
いたるところにかわいらしい手づくりキャラクター。
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野菜売り場の奥には、鮮魚売り場のアイランド式加工ブース。
大きなウナギのモジュールが目を引く。
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国産ウナギ1尾1580円のお奨め品。
筆書きのPOPも、専門スタッフの手によるもの。
販促物作成は、統一感を重視し、すべて担当者が仕上げる。
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その横では福岡、長崎、石川など産地直送の丸物の展開。
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調理加工サービスを行う。
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こちらはパック売り。魚種のバラエティが際立つ。
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ここでも手づくりたこのキャラクター。
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青果売り場から続く壁面沿いは塩干物コーナー。
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骨を外して食べやすくしたレンジ対応の干物「レン爺(じぃ)」商品コーナー。
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店舗奥壁面の鮮魚売り場。生もの、切り身が並ぶ。
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ガラス張りのバックヤード。
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そのガラスに張りつけられた魚たちが楽しい。
もちろん、手づくり。
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刺身コーナー。
万代の加工処理の技術は高い。
パートタイマーが大物のブリやマグロをさばく。
その技術力が抜きんでている。
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石川県産イワシ6尾で198円など、お買い得価格。
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焼き物・煮物用の福岡県産天然真鯛2切れ380円、3切れ500円など、
2切れ、3切れ入りのパック化を徹底している。
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鮮魚売り場から続く精肉売り場。
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精肉売り場への導入部には「肉29セール」の手づくりPOP。
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主通路に展開されるグロサリーの島陳列。
すべてお客の導線に対してフェイスものぼり旗も斜めに向けている。
万代はこのあたりが徹底している。
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荒利を稼ぐ精肉部門は長い陳列線。
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焼肉の大容量パックもしっかり品揃え。
アメリカ産カルビ1Kg1500円、国産牛焼肉500g1980円。
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国産ローステキカツ用100g138円、アメリカ産は98円。
比較購買させる。
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お勧め商品の試食台。
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精肉売り場から続く惣菜売り場。
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ガラスに張られた手づくりPOP。
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コロッケバイキング。1個58円。
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サラダコーナー。
導入部にPOPをつけて、
おすすめ商品をしっかりとアピールする。
これが原則。

ここでは1日分の緑黄色野菜サラダ298円をアピール。
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50周年記念弁当はお買得価格399円。
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売れ筋のおかずたっぷり弁当。
海老フライ、ハンバーグ、チキンフライなどが入って399円。
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コンコースの最後に配置された日配売り場。
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レジまでのL字型で展開する。
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冷蔵ケースの上部には、牛や鶏のぬいぐるみが遊ぶ。
アメリカのスチュー・レオナードのように、
楽しい売り場を目指している。
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飲料の多段ケース。
主通路に面しては、新製品を集めてアピール。
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その奥が冷凍食品売り場。オープンケースとリーチインでの展開。
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リーチインケースの上部には、大文字のPOP。
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冷蔵ケースにシールを張って、中華メニューを販促中。
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オープンケースでもご覧の通り。
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レジ前が広いベーカリー売場。
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ホールセール製品を、
98円均一、88円均一と値ごろ価格で訴求。
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インストアベーカリーとの相乗効果か、
こちらもよく売れている。
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ベーカリー売場の手前では、
平台でお供え用の和菓子をプロモーション。
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冷凍食品売り場の横、
ベーカリー売場の奥が力を入れる酒売り場。
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酒売り場は天井からつりさげた格子に組まれた木が特徴。
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精肉売り場と酒売り場のコンコース沿いには、
50周年祝いの特注酒樽でディスプレイ。
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レジ前のエンド。
ここではしっかり主力商品を売り込む。
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PB「万代選品」のエンド。
しっかりとPBをアピールする。
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グロサリーは上部に照明器具がついた専用什器。
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キャンディ商品はフック陳列だが、回転式になっている。
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万代西宮前浜店には、
意欲的な取り組みが随所に見られる。

什器しかり、プレゼンテーションしかり、
プロモーションしかり。
それがお客に伝わっている。

もちろん、万代の最大の強みである商品力が、
そのベースにある。
だから、支持される。
目標は30億円だが、
確実にそれを上回る勢い。

今年、話題をさらっているヤオコー川越的場店を東の代表とすれば、
西の代表のひとつに挙げられると思わせる出来栄え。

業態からフォーマットへ、
その中でポジショニング戦略を明確に打ち出す。

ポジショニング戦略とは、
万代の「強み」を最大限強調すること、
そして各所に新しいイノベーションの試みを展開すること。

それによって実現される。

「レベルが上がっている店、
それがよくわかる店」

顧客はそんな店を支持してくれる。

<結城義晴>

2012年08月07日(火曜日)

君原健二の「自分との戦い」、義足のオスカーとクーベルタンの言葉

総務省発表の日本の総人口。
2012年3月31日時点で、
1億2665万9683人。

前年よりも26万3727人減少。
比率にすると0.21%減。

出生者数104万9553人は、
1968年の調査開始以来最低、
死亡者数125万6125人も過去最高。

3年連続の減少だが、その減少数は、
過去最多の2011年段階のマイナス13万4450人を、
大きく更新。

ただし東日本大震災がどれだけ影響したかに関して、
総務省のコメントは「分析し切れない」。

「0.21%」が26万3727人。

何ごともパーセントだけで、
見たり考えたりしてはいけない。

そのことを、この「0.21%」は痛いほど表している。

「分析」などしなくてもよい。
心から、ご冥福を祈りたい。

さて、日本の政治。
内閣不信任決議案が衆議院に提出された。
「消費増税関連法案の成立阻止」を狙ったもの。
しかし共同提出したのは、
共産党、社民党、みんなの党、
新党きづな、新党日本、
そして新党・国民の生活が第一。

時事通信の言い回しでは、
「自民、公明両党を除く中小野党6党」。
座布団一枚!
わかりやすい。

自民党も野田佳彦首相が「衆院解散の確約」をしない限り、
独自の不信任案、首相問責案を提出するらしい。

ロンドン・オリンピックにすっかり、
かき消された格好の政局。

どちらにしても、ニッポン選手団のごとく、
組織の力を発揮してもらいたい。

日経新聞の『私の履歴書』に、
君原健二さんが書いている。
メキシコ・オリンピックのマラソン銀メダリスト。
「マラソンとはいかに速く自分の体を
42.195キロ先にあるゴールまで
運ぶかという競技である」

「体が蓄えているエネルギー源(糖質と脂肪)は決まっている。
それをうまく使いながら、できるだけ速くゴールする」

「途中でエネルギーが
足りなくなってはいけないし、
エネルギーを余らせてもいけない」

これ、企業経営や店舗運営とよく似ている。
経費と利益の関係そのものだ。

君原さんのペース配分が面白い。
「5キロまで行ったら、このままのペースで
進んでも大丈夫だろうかと考える。
修正が必要なら、あと37.195キロを
どういうペースで走ればいいのかと計算する」

「疲労の度合いをチェックし、
気温や風向きの変化を感じ取ることが重要だ」

「そうしながら、10キロ地点では残り32.195キロの、
15キロ地点では残り27.195キロの
理想のペースをはじき出し、速度を微調整していく」

㈱セブン&アイ・フードシステムズ社長の大久保恒夫さんが、
コーネル大学ジャパンの講義で言っていたことが思い出された。
「店長にとって、期の途中で、
経費をコントロールできることが
何より大切です」

そのための情報と方法が、
用意されていなければならない。
用意するのがトップや幹部の仕事となる。

「人の動きに惑わされ、ペースを乱すと命取りになる。
そういう意味で、
マラソンとは人との戦いではなく、
自分との戦いなのだと思う」

経営も運営も、マネジメントも同じ。

「自分を見失わず、
自分の理想のペースを守れるかどうかで
結果は変わる」

35回のマラソン人生、すべて完走。
一度も棄権したことがない。
君原健二、さすがのランナーだ。

朝日新聞の『天声人語』も五輪ネタ。
義足ランナーのオスカー・ピストリウス選手。
南アフリカの400メートルのランナー。

準決勝で敗退したが、
次は1600メートル・リレーを走る。

「私の義足は靴と同じ」。

北京のパラリンピックでは「敵なし」だった。

10年前に亡くなった母親の言葉。
「オスカー、敗者とは最後にゴールする人じゃない。
はなから出場を諦めちゃう人を言うんだよ」

「参加することに意義がある」
クーベルタン男爵のこの言葉も、
ロンドン・オリンピックに参加する選手全員が、
勝者であることを語っている。

そのなかで、メダルを取り、8位入賞する。
人生最高の幸せだろう。

昨夜の女子サッカー。
なでしこジャパン。
最後は必死だったが、
みんな楽しそうでもあった。

それよりもフランスのブサグリア選手。
ペナルティキックを外したあの選手が、
ひどく印象に残った。

「私のサッカー人生で
忘れられないシュートになってしまった」
こう悔やんだそうだが、
見ている方はそうでもない。
美しかった。

このブログの7月10日版でも書いた。
「競争はあなたの仕事です」

「むしろ、はじめから競争に参画しない者、
すなわち競争を楽しめない者には
進歩も革新も与えられず、
能力開発の余地もないことをこそ
認識すべきでしょう」

<結城義晴>

クーベルタンは言う。
「人生において重要なことは、
成功することでなく、
努力することである。

根本的なことは征服したかどうかにあるのではなく、
よく戦ったかどうかにある。
このような教えを広めることによって、
いっそう強固な、いっそう激しい、
しかもより慎重にして、より寛大な人間性を
作り上げることができる」

商人舎最高顧問の杉山昭次郎先生が、
昨年のRMLC宇都宮クリニックの際に、
こう語ってくれた。
「お客の支持を得る店は、
現在のレベルが高い低いよりも、
そのレベルが高くなろうとしている店、
高くなりつつあることがお客にわかる店なんだよ」

オリンピック漬けの毎日、
なぜか勝者よりも敗者に、
共感を感じる結城義晴である。

<結城義晴>

2012年08月06日(月曜日)

ニッポンの強み「組織力」とイオンリテールワーカーズユニオンの講義

Everybody! Good Monday!
[2012vol32]

2012年第32週。
8月第2週の夏真っ盛り。

声までも日焼けしさうな一と日かな
〈朝日俳壇 牧方市・石橋玲子〉

今日は「ヒロシマ原爆の日」。
広島市原爆慰霊碑に奉納された名簿は、
総数28万0959人。

原発も人の手にあり原爆忌
〈日経俳壇 武蔵野・高橋冨久子〉
心より、ご冥福を祈りたいし、
「決して忘れない」と誓いたい。

毎日新聞一面コラム『余禄』。
今日の新聞各紙コラムのなかで一番いい。

第二次大戦米軍司令官オマール・ブラッドリーの言葉。
「世界は分別を欠いた輝きと、良心なき力を手にしてしまった。
私たちが住むのは、核の巨人たちと、
倫理の幼児たちの世界なのだ」
原爆投下3年後の悔恨のコメント。

反原発の市民科学者・故高木仁三郎さん。
「やり直しがきかない原発事故と違い、
計算をやり直せる技術者のコンピューターの世界は
倫理的なバリアーが働かなくなる」

コラムニストはつぶやく。
「唯一の被爆国、世界有数の地震国が
核兵器や原発とどう向き合えばいいか。
良心と倫理の鏡におのれの姿を映し、
改めて問い直してきたはずの日本と日本人だった」

そして結びの言葉。
「『良心なき力』と『倫理の幼児』にゆだねるには、
核兵器も原発も、あまりに危険すぎる」

同感。

一方、ロンドン・オリンピックは、
ますます盛り上がる。

後半戦に入って、
陸上が始まったかと思ったら、
ウサイン・ボルトがあっさりと、
男子100メートルで、2連覇。

コメントは、
「レジェンドをつくる一歩に過ぎない」

アメリカや中国でなくて、
ジャマイカの選手であるところが、
とても、いい。

ニッポンは、卓球女子やフェンシング・フルーレ団体、
水泳メドレーリレー、アーチェリー団体、バドミントン・ペア。
そしてこれから正念場を迎える男女サッカー、
団体戦がとりわけ健闘。

組織の力、集団の威力。
ニッポンの強みが、
如実に表れて、心地よい。

男子体操は例外的に、
内村航平が個人総合で金メダルを取ったが、
ここにはゼネラリスト派とスペシャリスト派の主義の問題が、
横たわっている。

あとの種目は、
組織の力が発揮された。

もし柔道にも団体戦があれば、
日本人柔道家たちは、
驚くほどの力を発揮するに違いない。

私たちはチームで事を運ぶ時に、
力を発揮できる。

そのことをテレビ画面を通してではあるが、
痛感させられる。

ピーター・ドラッカー先生が、
日本びいきであったことも、
こんなところから理解できる。

組織は「目的」ではない、
「手段」である。

組織は、存在そのものに価値があるのではなく、
その成果に価値がある。

組織はその成果を通じて、
社会に貢献する。

〈『マネジメント・エッセンシャル』より〉

私たち日本人が得意とする「組織」での仕事は、
個人では到底、成し遂げることのできない成果をもたらす。

日夜、オリンピックに触れていて、
そんなことを考えてしまう。

しかしそれは私たちにとって、
マイナスではない。

おおいにプラスになることを教えてくれる。

さて今週のスケジュール。
今日6日の月曜日はヒロシマ原爆の日。
平和祈念式典が広島で開催。

水曜日の8日は、
甲子園球場で、全国高校選手権開会式。

木曜日の9日は、 ナガサキ原爆の日。
この日、ロンドン・オリンピックは、
サッカー女子決勝。

金曜日10日はサッカー男子3位決定戦。
土曜日11日が、そのサッカー男子決勝戦。

そして日曜日の12日が、
期待は薄いが男子マラソンと閉会式。

ロンドン・オリンピックと甲子園野球が重なってくる。
他のスポーツ、ことさらにプロ野球の影の薄いこと。

そんな中でも、原爆の日がある。
ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ。
私たちは、
世界のスポーツの祭典を見ながら、
平和とは何か、
核とは、科学とは何か、
人間とは何かを、
考え続ける。

そんな1週間だ。

麻服の胸の万年筆太し
〈朝日俳壇 壬生市・あらゐひとし〉
私はいつも胸に万年筆を挿す。
見たまんまの句。
きっとモンブラン極太に違いない。

最後に、私自身の今週のスケジュール。
いたってシンプル。

今日、午前中、東京・八重洲で、
イオンリテールワーカーズユニオンで講義。
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「法人と個人」の話から入った。
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法人が利益を出しても、
個人が幸せでなければ意味はない。

個人がいい生活をしていても、
法人が危うい経営では長続きしない。

あちらを立てればこちらが立たず、
こちらを立てればあちらが立たず。
これではいけない。
どちらも立たねばならない。

根本のテーマは、
「店は客のためにあり、
店員とともに栄える」

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そして、サービスのマーケティング・マネジメント。
顧客満足と顧客ロイヤルティは、
「ホッケースティック」の関係にある。
憶えておいてください。

最後はピーター・ドラッカー。
「実際に人を活用する方法」。
その第一は、仕事と職場に対して、
成果と責任を組み込むことである。
さらに、共に働く人たちを、
生かすべきものとして捉えることである。
最後に、強みが成果に結びつくよう
人を配置することである。

ご清聴を感謝。

最後に、事務局の皆さんと写真。
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右から、中央執行総合企画局の金澤裕子さん、
中央執行本社グループ事務局長の小関慶一さん、
そして総合企画局局長・安藤賢太さん。

いつも、ありがとう。

その後、立教大学に移動。
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中庭の銀杏の葉が、
濃く、深く、豊かになった。
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夕方の空は、
ちょっとだけ涼しそう。
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研究室にこもって、原稿書き。
そして大学院の夏の仕事、
すなわち成績評価。

私の明日のスケジュールは、
もろもろの大量の仕事をこなしてから、
明後日、モンゴル・ウランバートルに旅立つ。
4泊5日。

ワンアジアクラブ交流会に参加。
私はワンアジア財団の評議員。
オリンピックをやっているときに、
アジアの国からそれを感じとるのもいい。

そんな気がする。

それにしても、
「良心なき力」も「バリアーなき幼児的倫理観」も、
私たちの組織の力で乗り越えたい。

組織は、その成果に価値がある。

では、みなさん、今週も。
Good Monday!

<結城義晴>

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