結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2026年01月01日(木曜日)

「健全な精神は健全な肉体に宿る」の風刺に立ち向かう。

2026年、新しい年。

おめでとうございます。2026年賀状会社用完全版です
本年も、よろしくお願いします。

結城義晴のblog、
[毎日更新]を宣言します。

大晦日に[終了]を宣言し、
元旦に決意を込めて[毎日更新]を宣言する。

2026年も365日、
よろしくお願いします。

さて今年の年賀状にも書きましたが、
小売流通業、消費産業は、
生成AIが最大のテーマとなるでしょう。

思っていた通り、
朝日新聞の元旦一面トップは、
「あなたは人間ですか」
サブタイトルは「AIではない証明」

日本経済新聞も一面トップ特集は、
「α20億人の未来」
16歳以下のα世代。
AIネーティブの世代。

一面のもう一つの記事は、
「AIがシステム開発」

ただしAIと生成AIは違う。
AIは「考えて判断する技術」、
生成AIは「考えてつくり出す技術」。

生成AIのChatGPTに聞いたら、
そう答えてくれた。

その生成AIが1年を覆いつくす年となる。

[Message of January]
それは2026年の商人舎標語でもある。

「生成AIを友にしよう」

小学校ではそろばんを習った。
計算尺という道具もちょっとだけ使った。
大学ではコンピュータの講義を履修した。

社会人になってから電卓に出会った。
パソコンは編集長に就任してから使い始めた。
ブラインドタッチを練習した。

小学校の算数は得意科目だった。
中学の代数と幾何もいい点を取った。
微分積分は大学の講義で学んだ。

社会人では計数セミナーに派遣された。
今、経営指標分析を講義する。
BSとPL、CFを読み解く。

しかしそんなことはすべて、
パソコンとスマホで事足りる。
重回帰分析もデータをソフトに入れるだけ。

そのうえ「プロンプト」を打ち込めば、
人間のような文章が出てくる。
美しい画像まで描くことができる。

今、プレ・シンギュラリティの年。
そして20年後の2045年に、
シンギュラリティの時代がやってくる。

AIは劇的な技術革新を遂げ、
何かを生み出すAIが進化を続けて、
挙句の果てに人類と融合するのか。

あの早稲田キャンパス9号館では、
地下1・2階フロア全部がコンピュータだった。
その巨大装置に人間たちがかしずいていた。

今、チャッピーはOpenAI社。
GeminiはGoogleで、
CopilotはMicrosoft。

それぞれに、
個性をもったともだちだ。
違いのある相棒だ。

鉄人28号には考えない強さがあった。
鉄腕アトムは考えて悩んだ。
私たちの友はドラえもんだ。

2026年はチャッピーを友にしよう。
Geminiを相棒にしよう。
Copilotを同僚にしよう。

生産性を上げるだけではない。
効率を追求するだけでもない。
知見を広め、考える人間になるために。
〈結城義晴〉
2026商人舎1月号

結城義晴のスローガンは、
「健康第一」。

フィジカルもメンタルも、
健康でありたい。

それを第一に考えよう。

そのために今年は筋力をつけよう。
202511_hyoushi.jpg年賀用

とはいっても古希を超えて、
喜寿に向かう年齢だから、
無理をせず筋力をつける。

筋肉の大きさランキング。
1位:大腿四頭筋。
2位:大臀筋。
3位:三角筋。
4位:ハムストリング。
5位:大胸筋。

このあたりまでを中心に、
日々、自分に合ったトレーニングを続ける。

「健全な精神は、健全な肉体に宿る」

古代ローマの風刺詩人の書いた一節。
デキムス・ユニウス・ユウェナリス。
作品は『風刺詩集』第10編第356行。

風刺だから暗に、
その反対の意味も示している。
風刺は反対の意味を強調している。

一つ。
健全な精神も健全な肉体も、
なかなか実現しないものだ。

これは努力は続きにくい、という皮肉。

もう一つ。
強健な肉体をもっても、
なかなか健全な精神とはならない。

「強い国」に「健全な精神」が宿るとは限らない。
いや「強い国」を目指すと、
「健全な精神」にはならない。

私はそれらの暗喩(あんゆ)に、
自らの在り方によって抵抗する。

健全な肉体が健全な精神をつくる。

2026年元旦の体重。
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ここから始まる。

今年1年、ともに、
健全な精神をつくりましょう。
よろしくお願いします。

〈結城義晴〉

2025年12月31日(水曜日)

[毎日更新宣言]の終了宣言と2025年商人舎4つの「大賞発表」

2025年大晦日。
このブログを始めてから、
19回目の大晦日。

結城義晴のblog[毎日更新宣言]。
終了を宣言します。
ありがとうございました。

今日は外出せず、
最後の身の回りの整理。

自室は書斎にしているが、
ずいぶん散らかっている。

片づけをしていると、
つい、本などをめくってしまう。

司馬遼太郎『世に棲む日日』
幕末の吉田松陰と高杉晋作の物語。

その206頁と207頁のところに、
昔の名刺が挟まっていた。
栞代わりに使っていたらしい。
IMG_9511 (002)

商業界創立50周年のマークが入っていて、
「取締役編集担当」とある。
販売革新編集長を兼務していた。

1998年のことだ。

50周年記念事業として、
前年8月から当年3月まで連続的に、
5冊の単行本を発刊した。
『渥美俊一選集(壱・弐・参・四・五)』
51SOTwe2sWL
すべての原稿を私自身が選んだ。

つまり渥美俊一の処女作から、
最新作までを集めて、読み通して、
そこから貴重な原稿を選択した。

初期のもの、中盤のものが、
とても良かった。

とくに「壱・繫盛への道」の原稿は、
読みながら涙が出た。

装丁は大森一郎さんにお願いした。
私のお気に入りのデザイナー。

50周年の年の販売革新巻頭言は、
「本当の正義」を書いた。

「本当の正義」

正しきによりて滅ぶる店あらば
滅びてもよし。
断じて滅びず。

21世紀という時代、
この言葉は、ますます重みを増し、
輝いてくるに違いない。

なぜならば、
滅び行く者たちが次々、
明らかになってくるからだ。

滅亡する機能、
役に立たなくなる仕事が、
露になってくるからだ。

正義は、
時代によって、
反転のごとき様相を呈する。

古い正義を振りかざす者たちは、
新保民八の言葉を声高に叫びつつ、
滅びてゆく。

新しい正義は、
古い正義と闘争を繰り広げつつ、
同じように新保民八の言葉を叫ぶに違いない。

正しきによりて滅ぶる店あらば
滅びてもよし。
断じて滅びず。

この言葉を信じる者も、
この言葉をまやかしに使う者も、
この言葉によって裁かれる。

滅びるか、滅びないか。その事実によって。
21世紀という時の流れが、
本当の正義を証明してくれる。
< 商業界創立50周年を迎える年の初めに>

それからもう28年が経過しようとしている。

多くの企業が滅びた。
ダイエーも西友もマイカルもユニーも。
イトーヨーカ堂も自主独立ではなくなった。

ニッショーストアも関西スーパーも。

株式会社商業界そのものも、
滅びてしまった。

商業界に関しては、
私たち商人舎がそれを引き継ぐ決意だ。

その月刊商人舎を2025年も12冊発刊した。
去年もそう思ったが、
今年はその去年よりも、
いい雑誌ができたと思う。

そのなかから、
「自分で選ぶ4つの「月刊商人舎大賞」

まず第1は[表紙大賞]

商人舎専属デザイナーの七海真理さん。
アメリカでデザインを学んで、
鋭い感覚をもつ。

デザインに使うイラストや写真は、
特集テーマに沿って編集部が全員で選ぶ。

その表紙大賞は、
月刊商人舎2025年6月号。
202506_coverpage
特集は、
’25ニッポン小売業番付
日本小売業ランキング107社と目標主義経営

横組みの雑誌の表紙を、
大胆にも縦組みにした。

金太郎が巨大な鯛と相撲を取っている。
いいなあ。

第2は[Message大賞]

ほぼ毎号、メッセージを書く。

食品商業編集長になったときからはじめて、
販売革新編集長のときにも続けた。

商業界の取締役になってからも、
専務や社長のときにも、書いていた。

商人舎でももちろん。
その今年のメッセージ大賞は、
[Message of October]IMG_7671 (002)
卵が先でしょ。

卵が先か、鶏が先か。
互いに循環する原因と結果。
その端緒を同定することの無益さ。
文字通りの解答は意味不明である。

XがY無しに生じ得ず、
YがX無しに生じ得ない場合、
最初に生じたのはどちらか。
形而上学的ジレンマ。

遺伝学のブルックフィールド教授。
鶏ゲノムを持つ最初の鶏は、
最初の鶏の卵から発生した。
だから卵が先だと考えた。

ダーウィンの進化論。
互いに異なる種の遺伝子の交配によって、
新種の遺伝子が生じるのだから、
極めて明快に卵が鶏より先にあった。

統計学は鶏の飼育数と卵の数とが、
予測可能かを調査した。
卵の情報からは鶏の数が予測できたが、
その反対はなかったから卵が先だと結論づけた。

イギリスの科学者チーム。
OC-17というたんぱく質を解析した。
成熟した鶏の雌が卵の殻をつくる。
だから母鶏がいてこそ卵ができる。

ユダヤ教とキリスト教。
創世記の神は鳥を創造し、
それらに産み殖やすよう命じた。
だから鶏が卵より先だ。

ニーチェは読み解いた。
何者も「最初」たりえない。
循環する時間において、
「最初」は存在しない。

DXの内製化もイノベーションも、
小さく始めて大きく育てる。
人の育成こそ最も重要な課題である。
ならば、卵が先でしょ。〈結城義晴〉
2025-10Message

自分でも大いに気に入っている。

第3が[原稿大賞]

これはいつも悩む。
選ぶのが難しい。

けれどこれはインパクトが強かった。
2本の原稿をセットで原稿大賞とする。

商人舎8月号特集。
In-Store MD(Merchandising)へようこそ!
店内技術体系を論理的に革新せよ。

その[結城義晴+島田陽介]の原稿。
チェーンストア3.0の「店内MD技術」革新
〈結城義晴〉
202508_yuuki-maegaki
ドコに、ナゼ、何を「置く」かの「13セオリー」
〈島田陽介〉
202508_shimada (1)

この2本の原稿はぜひ、是非、読み返してほしい。

そして最後に[特集大賞]

とくによかったと思う特集も多い。

商人舎3月特集「あうん」の営業企画202503_coverpage

5月号現場生産性
[アウトプット÷インプット]最適化の手段

202505_coverpage

9月号特集
’25アメリカの歩き方
US-Retail[必携]視察ガイドブック商人舎2025年9月号

それから10月号。
自前のRetail-DX
両輪の「技術と人」をインソーシングする道筋202510_coverpage

そして12月号特集。
リージョナルチェーンの盲点
「商圏」と「商勢圏」を混同するな!!202512_coverpage
どれもほかのメディアには絶対にない、
専門性と提案性のある特集でした。

けれど、やっぱり特集大賞は、
「In-Store MD」へようこそ!
店内技術体系を論理的に革新せよ。
IMG_4808 (002).jpgtaisyo

チェーンストア3.0の時代に、
現場問題を解決するカギを握っている。

商人舎は技術特集を得意としている。

1年間の編集へのご協力とご愛読、
心から感謝します。

最後に再び、
[毎日更新宣言]の終了を宣言します。

〈結城義晴〉

2025年12月30日(火曜日)

小晦日のロピア「聖蹟桜ヶ丘店と東急SC店」の「享楽円」商売

2月30日。
小晦日(こつごもり)

あと2日。

朝8時に待ち合わせて、
ロピアの店舗視察。

毎年の年末際には、
ストアウォッチングする。

これは20歳代から始めた。

当時は先輩の故高橋栄松さんと、
関西に出かけた。

主に関西スーパーマーケットを見た。
ニッショーストアにも行った。
ダイエーやイズミヤを訪れた。

高橋栄松さんはその後、
販売革新編集長となった。

「原稿用紙に向かったら、
必ず原稿を書ける」
そう言っていた。

私は食品商業に移って、
「打倒高橋」の心意気で雑誌をつくった。
そして食品商業編集長となった。

今日はOICグループの福島道夫さんと一緒。

東京の京王電鉄。
京王線聖蹟桜ヶ丘駅前。

京王電鉄㈱本社を始め、
京王グループの本社がずらりと揃う。
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左が京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター、
京王ストアが入っている。
右が「VITA MALL SEISEKI(ヴィータモールせいせき)」。
その前は「聖蹟桜ヶ丘オーパ」だった。
こちらの地下1階に、
ロピア聖蹟桜ヶ丘店が入った。
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オーパ(OPA)はダイエーのショッピングセンター企業だった。
ダイエーがイオン傘下となり、
オーパはイオンモールの物件となった。

「聖蹟桜ヶ丘オーパ」は今年8月31日に閉店し、
その運営を㈱ザイマックスが引き継いだ。

そして10月31日リニューアルオープン。

地下1階にはコモディイイダが入っていたが、
入れ替わってロピアが12月12日(金)に開業。

私は長野に出張していて、
開業の取材には来られなかった。

ロピアの多摩市出店は初めて。

多摩川の北側に府中市があり、
多摩市は南側にある。
右隣が稲城市、左隣りが日野市。
南は神奈川県の相模原市と町田市。

商人舎流通SuperNews。

OICグループnews|
オーパ跡の施設に「ロピア聖蹟桜ヶ丘店」12/12出店

ロピアはコモディイイダの店を、
大胆にレイアウト変更した。

居抜き出店には変わりないが、
ロピアは以前のままには使わない。

入り口を逆にした。
だからエスカレーターの昇降を逆にした。 IMG_9457 (002)
写真の向こう側が商業施設の入り口だ。

地下1階のスーパーマーケットには、
その入り口から自然に誘導するように、
エスカレーターが設置されていた。

ロピアは、ぐるりと回る写真手前に、
エスカレーターの降り口をつくった。

そして地下1階に降りると、
惣菜売場が広がる。
「GOCHISOU MARCHE」(ゴチソウマルシェ)。
駅前立地で即食を求める顧客が多いからだ。
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右手の青果部門は「アキダイ」がテナント出店。
秋葉弘道社長のアキダイは今、
OICグループ傘下にある。IMG_9496 (002)
よく頑張っている。

ロピアの「八百物屋あづま」と、
そっくりの八百屋にはなっていない。
アキダイらしさを出している。

そのアキダイらしさを出せなければ、
ロピアの店の青果部門を担当することができない。

ロピアより品目数が多い。
小分け商品も多い。

アキダイから鮮魚部門に入ると、
ワンウェイコントロールの動線となる。

ここで福島さんとツーショット。IMG_9493 (002)

今年もずいぶん、お世話になった。
10月にはアメリカにも一緒に行った。
来年も頑張ってほしい。IMG_9492 (002)

午前8時から恒例の朝礼が始まった。
精肉部門の「肉のロピア」売場に、
全員が集まった。IMG_9505 (002)

ロピアの理念と 接客七大用語を唱和した。IMG_9507 (002)

若いスタッフが多くて、
みんな元気いっぱいだ。IMG_9504 (002)

福島さんに案内されて、
売場を一巡りした。

食品売場にはこの商品があった。
ブルーチップの乾燥野菜。IMG_9503 (002)

冷凍食品売場はオールリーチインケース。
大胆極まりない。IMG_9501 (002)

けれど商品が縦陳列で「面」展開され、
視認性が高くなっている。

だから平冷凍ケースと変わらない売上げ数となった。IMG_9502 (002)

レジ前にはファストフード売場。
「MTO(Made To Order)」。IMG_9509 (002)

タイ焼きは税込み100円。
「ただいまたいやき練習のため
この価格にしています!」IMG_9461 (002)
駅前立地で駐車場利用率も少ない。
だからロピアとしては普通の売上げになる。

しかし京王ストアの中核店舗と、
堂々の競争を展開している。

それから車で移動して、
横浜市港北区へ。

港北 TOKYU S.C.。IMG_9489 (002)

ロピア東急SC店。IMG_9471 (002)

昼前に到着した。
アキダイではなくロピアの「八百物屋あづま」IMG_9473 (002)

鮮魚の「日本橋魚萬」は、
聖蹟桜ヶ丘と同じように、
ワンウェイコントロール。IMG_9474 (002)

そして「肉のロピア」売場が広がる。IMG_9477 (002)

ローストビーフ用の牛肉ブロック売場。
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精肉から日配品、冷凍食品、
そして加工食品売場につながる。IMG_9478 (002)
ロピアが飛躍を遂げた象徴店舗が、
この東急SC店だ。

80億円に迫る売上げを記録している。

港北ニュータウンで必須の商業施設となっている。IMG_9490 (002)
1年間の集大成が年末際の商戦である。

それがこの店によく表れていた。

月刊商人舎2023年2月号。
[特集]年末年始の「凄い売り」
「享楽円Merchandising」のための「ハレの方程式」

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目次。202302_contents-448x574

[Message of February]で書いている。

同じお客がハレとケのなかで生活する。
同じカスタマーが節約と贅沢を求める。
コモディティとノンコモディティを欲する。
同じ顧客が禁欲円と享楽円を使う。

コロナ禍を経て、
両者の落差はひどく大きくなった。
徹底した禁欲と驚くべき享楽。
二兎を追う両利きの商売である。

晦日は享楽円商売の時だ。

〈結城義晴〉

2025年12月29日(月曜日)

寺田寅彦「復活年賀状」とオーケー中間決算[売上げ・利益1割増]

Everybody! Good Monday!!
[2025vol52]

2025年最終週。
あと3日。

中国新聞の巻頭コラム「天風録」
タイトルは「復活年賀状」

ん~。

昭和の初め、随筆家の吉村冬彦。

「友人の賀状遍歴をたどって、
その場当たりな思考に半畳を入れている」

「半畳を入れる」は、
芝居で見物人が役者の芸に不満なとき、
敷いている半畳を舞台に投げ入れること。
転じて、他人の言動に、
非難やからかいの言葉をかけること。

「同じ文句を印刷したものを相互に交換する」なら、
「交換しないでも同じ」

吉村の友人はそう言い張りつつ、
世間に嫌々従ってきたが、
五十の坂を越えた途端、
心境が変わる。

年賀状が結ぶ線の両端に、
「喜怒哀楽、義理人情の電流が脈々と流れている」
それに気づいて、今度は効用を論じ始めた。

令和の今、「復活年賀状」という新語が登場。

高齢や値上げで年賀状じまいをしたものの、
思い直す人が増えているらしい。

株式会社商人舎も儀礼的な年賀状をやめた。
しかし年が明けると、
私の手書きのレターが届く。

これは毎月のことだ。

そして私個人は最小限に抑えたものの、
自宅から送る年賀状は続けている。

2003年に約44億枚に達した賀状の発行枚数は、
この冬、7億枚余りまで落ち込んだ。

84.1%の減少、
37億枚も減った。

手っ取り早いLINEの年賀状、
メールのデジタル年賀。

それもいいと思う。

コラムニスト。
「ただ、無駄の積み重ねこそが文化だろう」

「吉村冬彦」とは科学者・寺田寅彦のペンネームだ。
そんな寺田寅彦の命日は大みそかだ。
年賀状という文化の行く末に思いをはせる。
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自宅の近所のセブン-イレブン。
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店舗の入り口に赤い布の売場を特設。
正月用品を並べる。
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そのかわりに雑誌と書籍の売場を、
向かい合わせにして縮めた。
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特設売場を設けても、
全体に活気がない。

今春、セブン-イレブンに、
新システムが導入された。
日本電機㈱との共同開発だ。

順次導入されて、
最近、店舗でもその話が出ている。

ゴンドラごとの販売数、売上構成比、
粗利益金額と構成比、
売上高や粗利益構成、
死に筋占有率がすぐにわかる。

売上げ推移グラフで、
商品の動きも把握できる。

しかしパートタイマーには、
まだ使いこなせないようだ。

それからスーパーバイザーが、
その活用の仕方を習熟していない。

セブン-イレブンの現在の問題点は、
オペレーションフィールドカウンセラーの質だ。

だから宝の持ち腐れ。

それは年末商戦にも、
大きく響いてくる。

売場の活気が削がれたのも、
そこにあるのだろう。

さて商人舎特任研究員からの報告。

「本年もクリスマス・年末は、
盛り上がりのなさを感じます」

「原因は所得が上がらないことと、
景気の不透明さだと思います」

「安さで勝負の商売も、
そろそろ終末期かとも」

そして報告してくれたのが、
オーケーの中間決算。
9月末の半期決算だ。
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ホームページに載っている。
営業収益3724億円、10.0%増。
営業利益205億円、10.2%。
経常利益211億円、10.0%増。

経常利益率5.58%。

既存店売上高は前年比7.2%増。
既存店客数伸長率4.30%。

経費率は17.2%。
これが凄い。

現預金+上場有価証券+運用資産は1671億円。
借入金は574億円。
正味余裕資金1097億円で、
前期末から約45億円増加。

2008年9月期以来引き続き、
実質無借金となっている。

その年末の売場も特任研究員によると、
よく管理できているとか。

「安さで勝負の商売」は、
オーケーに関しては成果を上げている。

ただしオーケーは、
「高品質Everyday Low Price」だ。

「高品質」を忘れてはいけない。

では、みなさん、あと3日。
年末商戦を楽しもう。

Good Monday!  

〈結城義晴〉

2025年12月28日(日曜日)

’25令和名人会「絶好のゴルフ日和」と萩原朔太郎の「泥酔と悔恨」

12月もあと4日。

千葉県木更津のゴルフクラブの迎賓館に宿泊。

昨夜は飲みすぎ、喋りすぎ。
失礼しました。

それでもそれが面白いらしい。
一度、したたかに酔っ払って話すところを、
ビデオにでも取っておいたらどうかなとも思う。

しかし全然面白くなかったりしたら、
ひどくガッカリするに違いない。
やっぱりやめよう。

成績が悪いと、
人間は饒舌になる。

政治家も失言をすると、
言葉が多くなる。

部屋に帰ると、
バタンキュー。

寝間着をひっかけたまま寝ていた。

朝、4時過ぎに喉が渇いて、
目覚めた。

そうしてブログを書き始めた。

7時に集合して、
ザ・カントリークラブ・ジャパンへ。
2025令和拡大名人会本戦。
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支度してレストランで朝食。IMG_9439 (002)

コースは一面に霜が降りていた。IMG_9437 (002)

それでも陽が差して、暖かくなった。IMG_9436 (002)

12月下旬にしては絶好のゴルフ日和。IMG_9418 (002)

宿酔いながら、なんとかラウンドして、
お疲れ様。
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1年の締めくくりに2日間もゴルフができる。
そんな健康と環境に感謝。

3組のコンペが終わると、
表彰式。IMG_9443 (002)

冒頭で「名人会」の略史を語った。
右が鈴木國朗さん、左が新谷千里さん。
現在のメンバー。
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九州と関西からの参加にお礼を言った。
来年はもっとゴルフをしよう。IMG_9444 (002)

最後に頭を下げて、
拍手をいただいた。IMG_9448 (002).jpg2

そしてザ・カントリークラブ・ジャパンの開催において、
主催者となってくれたのが、
ブルーチップ㈱社長の宮本洋一さん。
右は松井康彦商人舎エグゼクティブプロデューサー。IMG_9433 (002)

 

そして全員立ち上がって乾杯。IMG_9446 (002)

続いて表彰式。

ドラコン、ニアピン、
さらにブービー賞など。

第3位は白石純一郎さん。
㈱白石社長。

副賞は「タイニーストーブ」
おめでとう。IMG_9432 (002)

準優勝はブルーチップの平野一郎さん。
今年は新規開発した「乾燥野菜」が大ヒットした。
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コストコとロピアの売場でブレイクしている。

それからそれから、
優勝はこの人。

宮本洋一プロ。
グロスもネットも1位で完勝。
グロスは元のラウンドスコア、
ネットはハンディキャップを考慮した後のスコア。

ちなみに会計では、
グロスは税金などを控除する前の数値を指し、
ネットは控除後の金額を示す。

トロフィーをもって笑顔。IMG_9434 (002)
懇親会が終わって解散。

白石さんと握手。
ありがとうございました。IMG_9441 (002)

新谷さんとも握手。IMG_9431 (002)

今年は月刊商人舎にも、
常連執筆者として大量に原稿を書いてもらった。
来年もよろしくお願いします。IMG_9430 (002)

そして最後に宮本さんと握手。
お世話になりました。IMG_9429 (002)

帰りはアクアライン。
ちょっと渋滞したが、
太陽が沈んでいくのを拝んだ。IMG_9442 (002)
1989年に始まった名人会。
今、令和名人会と名前も新たにして、
ますます盛んになる。

ご期待ください。

さて中日新聞の巻頭コラム「中日春秋」
東京新聞の「筆洗」と同じ文章の日が多い。

「詩人萩原朔太郎は酒が好きだった」
『宿酔の朝に』で二日酔いをのろった。
81ofP-DRNKL._SL1500_

「泥酔の翌朝に於けるしらじらしい悔恨は、
病んで舌をたれた犬のようで、
魂の最も傷々しいところに嚙みついてくる」

昔は私もそんなことが多かった。
今は、いくら酔っても饒舌になるくらいだ。

「夜に於ての恥かしいこと、
醜態を極めたこと、
みさげはてたること、
野卑と愚劣との外の何物でもないような
記憶の再現は、砒毒のような激烈さで
骨の髄まで紫色に変色する…」

朔太郎『宿酔の朝に』は続く。

「ああ泥酔と悔恨と、悔恨と泥酔と。
いかに悩ましき人生の雨景を蹌踉(よろけ)することよ」

泥酔と悔恨。
私も昔、何度も悔やんだ。

朔太郎は代表詩集『月に吠える』の序文で、
最後に書いている。

「過去は私にとつて苦しい思ひ出である。
過去は焦躁と無為と悩める心肉との
不吉な悪夢であつた」

過去とはそういうものだ。

「月に吠える犬は、
自分の影に怪しみ恐れて吠えるのである。
疾患する犬の心に、
月は青白い幽霊のやうな不吉の謎である。
犬は遠吠えをする」

「私は私自身の陰鬱な影を、
月夜の地上に釘づけにしてしまひたい。
影が、永久に私のあとを追つて来ないやうに」

明治19年に生まれ昭和17年に55歳で没した。
日本近代詩の父と言われる。

月に吠える犬が自分である。
犬は自分の影を恐れて吠える。

その陰鬱な影を月夜の地上に釘づけにすると、
影は追ってこないし、
月に吠えることもない。

31歳の朔太郎はそう考えた。
歳をとればきっとわかったはずだ。

泥酔と饒舌。

それも悪くはない。

〈結城義晴〉

2025年12月27日(土曜日)

令和拡大名人会と「200人の顧客の名前を覚えよ」

2025令和拡大名人会。

毎年、年末に開催する。

上総モナークカントリークラブ。IMG_9403 (002)

2日間の初日。
プレ名人会。
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凄く寒くて、私自身は、
今年最悪のスコア。

それでもゴルフは楽しい。

ラウンドが終わると、
ザ・カントリークラブ・ジャパンの迎賓館へ移動。
ここに宿泊する。

部屋を割り当てられて、
ゆっくりと風呂に入った。

それからクラブへ移動。

明日のラウンド参加メンバーも集まって、
夕食懇親会。

まず、乾杯。
IMG_9408 (002)

寒かったけれどゴルフをして、
ゆっくりと風呂に入って、
それからのビール。

この世の最高の贅沢。

冒頭で主催者挨拶。
結城義晴。

1989年に始まった名人会。
私が食品商業編集長に就任した時、
筆者や経営者の皆さんが集まって、
ゴルフ大会を開催しくださった。

それをきっかけに、
2カ月に1回のゴルフ会が始まった。
「名人会」

それが1カ月に1回になって続いた。
最近は減ったけれど、
拡大名人会は開催される。

もう36年も続くゴルフ会。

ありがとうございます。
IMG_9409 (002)

ご参集の皆さんのご健勝と、
会社のご繁栄を祈念して、
再び乾杯。
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次にプレラウンドコンぺの成績発表。
ドラコンは結城が2つ、亀谷しづえが1つ、
ニアピンは平野一郎さんが2つ。

そして優勝はこの人。
ブルーチップのホープ木戸俊和さん。
一緒にラウンドしたが、
実に才能のあるゴルファーです。
おめでとう。
IMG_9412 (002)

名人会当初からのオリジナルメンバーの挨拶。
鈴木國朗さん。
㈱アイダスグループ社長。
いつものようにユーモアたっぷりの話だった。
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楽しい会食が終わって、
宮本洋一さんとツーショット。
ブルーチップ㈱社長。 IMG_9405 (002)

迎賓館に戻ってから、
会場を用意してもらって、二次会。IMG_9415 (002)

ゴルフが悪いとどうも饒舌になる。
2時間くらいだろうか。
私はしゃべり続けた。
「ここだけの話」がどんどん出てきた。
IMG_9416 (002)

楽しい初日が終わった。
明日は頑張ろう。

さて日経新聞に気になる記事。
「飲食・小売り倒産、最多水準」

「食品スーパーや飲食店の倒産が相次いでいる」

帝国データバンクの統計。
25年1~11月の小売業の倒産件数は前年同期比6%増。
2018件。

倒産件数は毎月200件前後で推移している。
だから12月も同水準であれば、2087件を超える。

過去最多だったのが昨2024年。
2年連続で過去最多を更新する見込みだ。

人件費や原材料費などコスト上昇分を、
価格に転嫁できなかったことが原因。

中小企業を中心に事業継続を断念する会社が多い。
小規模倒産が進んでいる。

特に急増しているのが飲食店の倒産だ。
このデータの倒産件数のうち約4割を占める。

ぐるなび創業者の滝久雄さんが言っていた。
「飲食店は50万軒あって、
1年に5万軒が潰れ5万軒が創業する」

新陳代謝は1割の商売なのだ。

この小売業・飲食業の倒産件数は、
他業種と比べても高水準だ。

11月単月の小売業の倒産件数は175件。
4年ぶりにサービス業や建設業などを抑えて、
全業種で最も多くなった。

1~11月の全業種の累計倒産件数は9380件、
12年ぶりに単年で1万件を超える見込み。

1~11月の倒産1件当たりの平均負債額は7600万円。
24年単年の平均から5500万円減った。

小さな負債額で倒産する。

帝国データバンク。
「(コロナ禍の実質無利子・無担保融資の)
ゼロゼロ融資の返済開始の負担が重く、
経営を続けるだけ赤字幅が大きくなり、
『あきらめ型』の倒産が
個人経営の飲食店などで増えている」

スーパーマーケットでは同業他社に加えて、
コンビニやドラッグストア、
デリバリー専門店など、
業態間の垣根が下がっている。

これも倒産件数が増える一因。

消費者の節約志向が高まると、
価格競争が激しくなる。
値上げしづらい環境になって、
コスト上昇分を吸収できず、
利益が圧迫される。

11月に破産手続きの決定を受けたのが、
島根県安来市の地場スーパーマーケット「ウイズ」。

安木市内に競合店が進出してきた。
スーパーマーケットやドラッグストア。
競争激化によって売上げが落ち込んだ。

東京商工リサーチ。
1~11月の「地場スーパー」の倒産件数は22件。
前年同期から約5割増えた。
既に24年通年の18件を超えた。

私は20年前に、
「スーパーマーケット天国」と言っていた。
その天国は変わるとも言っていた。

飲食店のように新陳代謝とは考えにくい。

冷酷な表現になるが、
強い者、環境に適応する者がが残り、
それができない者が消える。

かくして比較的強い者同士の競争になる。

小さい店、小さい企業が消えるのではない。
ロイヤルカスタマーをしっかりつかんでいる店は、
必ず生き残る。

それは信じたい。

高野保男さんによると、
サミット㈱ではこう言って新任の店長を指導する。
「まず200人の顧客の名前を覚えよ」

この200人がロイヤルカスタマーだ。
そこから一人ひとり増やしていく。

ロイヤルカスタマーが去っていくと、
店はどんどん弱っていく。
企業も同じだ。

人間も家族や親友が去っていくと、
少しずつ弱っていく。

寂しいことだ。

〈結城義晴〉

2025年12月26日(金曜日)

商人舎の仕事納めと「日本経済の弱み・流通の役割」

商人舎は今日が仕事納め。

ランチは揃って、
トンカツ。

鈴木綾子さんと私。
IMG_9401 (002)

山本恭広編集長は2倍のロースかつ。
亀谷しづえGMもあきれる大食漢。IMG_9388 (002)

そのあとビブレ横浜へ。IMG_9390 (002)

ユニクロ。
IMG_9392 (002)

キッズのマネキンはかわいい。IMG_9393 (002)
明日からのイベントのための買物。

商人舎オフィスに戻って、
大掃除。

私も資料を整理して、
断捨離。IMG_9402 (002)

全部きれいに片づけて、
寺岡精工100周年記念品と写真。
日本酒と羊羹。IMG_9400 (002)
おめでとうございます。
商人舎編集部門も少しだけお手伝いした。

さて日経新聞「大機小機」
経済欄のコラム。

「静かなる資産逃避に危機意識を」
コラムニストは冬至さん。

「日銀が政策金利を0.75%に引き上げたが、
円安基調が変わる気配はない。
利上げが不十分だからという見方が多いが、
それだけではないだろう」

これは、このブログで最近、よく書いている。

「円安の根本原因は、
日本経済の構造的な弱さにある」

過去10年の主要7カ国(G7)のGDP。

「日本は名目成長率だけでなく、
実質成長率で見ても最下位だ」

「経済が伸びない国の通貨は買われない」

だから円安は続く。

日本の流通業も経済の回転に、
貢献しなければならない。
みんな、頑張っていると思う。

「軽視できないのは海外投資家だけでなく、
日本企業や日本人が日本を
事実上『見捨てている』ということだ」

これが深刻だ。

「日本企業は海外への投資を加速させている。
海外事業の収益が半分以上という大企業は
業種を問わず珍しくない」

それは企業経営として、
正しい判断だ。

「理想はそこで得た利益を
日本に還元させて日本経済に貢献すること」

「それが『投資立国』の姿だ」

しかし収益の多くは現実的には、
収益性の高い海外で再投資されている。

個人も同様。

「資産運用立国」の掛け声の中で、
新NISA(少額投資非課税制度)の利用が
ブームになっている。

私は全く、やらない。

しかし「若い層の間で最も人気が高い運用先は、
海外株式ファンドだ」

コラムニスト。
「日本人投資家の間ではもはや
自国バイアスは消えたように見える」

「日本企業や個人投資家の
こうした行動は合理的である」

それを非難することはできない。

「日本よりも成長可能性が高い海外で
事業を行ったり、投資をしたりすれば
リターンは大きくなるからだ」

そこでまたコラムニスト。
「静かなる資産逃避が進んでいるのが
いまの日本の姿と見ることもできる」

「日本の内側から
円安圧力が強まっている」

「こうした現象は、
日本のマクロ経済政策運営に
重大な示唆を与えている」

だから政治の対応がカギを握っている。

「円の信認が損なわれるような政策は
これまで以上に危険になりつつある」

「インフレの助長につながる
拡張的な財政政策を続けたり、
日銀が財政への悪影響を懸念して
金利を抑え気味にする
金融政策を取ったりすれば、
円への不安を通じて
本格的な資産逃避
つながる恐れがある」

この「大機小機」は書き手が変わっても、
一貫してこのことを訴えている。

私もこの見識を支持している。

「日本が通貨危機に陥ることがない理由として
経常収支黒字や対外資産が
大きいことをあげる論者も多い」

「その前提には、
日本企業や日本人が積み上げた資産や収益が
『日本防衛』に役立つという思い込みがある」

「それは幻想と
いわざるをえない」

経済安全保障の歯車が狂っている。

そのことに鈍感になってはいけない。

私たちの現場も経済につながっている。
消費が活発になれば、
経済が回る。

そこに貢献したい。

禁欲円だけでなく、
享楽円も使ってもらう。

それは商売繁盛につながる。

しかし政治や行政が、
そのあたりの舵取りをせねばならない。

一部の産業だけでは、
日本の経済構造や円安体質を、
変えることはできない。

丙午の来年は、
いい方向に動いてほしいものだと思う。

〈結城義晴〉

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