結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2017年04月28日(金曜日)

ANA大橋洋治の「LCCへの檄」と深沈厚重・磊落豪雄・聡明才弁

今日はプレミアムフライデー。
明日からゴールデンウィーク。

横浜・伊勢佐木町商店街、
このこいのぼりの隊列。O

プレミアムフライデーにも関わらず、
私たち商人舎一同は、
月刊商人舎5月号編集業務で、
夜中まで。

その合間に、今日届いた雑誌を見る。

AJSネットワーク319号。
2017年5月号。

私の連載は113回。
「スーパーマーケット応援団長の辛口時評」
今回のタイトルは、
“No Lines, No Checkout”
O

もう一つは、
「明治Marketing Review」

こちらは連載第37回。
「小売業のSuper Marketing」

今回のタイトルは、
「商品情報プラットフォームの
世界へようこそ!」
O
イラストが素晴らしい。

手に入る皆さんは、
ご愛読ください。

さて、日経新聞『私の履歴書』
今月は大橋洋治さん、
ANAホールディングス相談役。

今日は第27回目で、
タイトルは、
「ピーチ誕生」

1940年に中国東北部ジャムス生まれ。
慶應義塾大学法学部卒業後、
全日本空輸(株)入社。
人事部から航務本部、営業本部、
整備本部を経て、1993年取締役。
1994年6月 取締役成田空港支店長
ニューヨーク支店長、常務取締役、
代表取締役副社長のあと、
2001年4月、代表取締役社長、
2005年4月、代表取締役会長。
2013年、ANAホールディングス会長、
2015年、同相談役。

この間、ロッキード事件に巻き込まれ、
ライバルJALとの競争の後、
そのJALの破綻と稲盛和夫氏による再建。

山あり谷ありの人生。
日本経済団体連合会副会長や、
セブン銀行非常勤取締役にも就任。

その大橋さんが、
LCCに取り組む。
Low-cost carrier、
すなわち格安航空会社。

1977年、レイカー航空が、
「スカイトレイン」のブランド名で、
大西洋横断路線に参入。
価格は従来型の3分の1で、
それでも初年度は黒字決算。

ここから始まったLCCは、
メジャー航空会社を含めて、
参集と倒産が繰り返された。

ANAに関しては、2011年5月、
「ピーチ・アビエーション」が誕生した。

ファーストクラスからビジネスクラス、
エコノミークラスまで、
全ての座席を提供するのが、
フル・サービス・キャリア(FSC)。

FSCこそ、
「航空会社の使命であり、王道だ」

だから、
「ANAがLCCをやってはいけない」
こんな声が根強かった。

大橋さんは、
世界の航空業界の趨勢を見ていた。

「LCCの流れはもはや、
止めようがなかった」

例えば、米国サウスウエスト、
アイルランド国籍ライアンエアー。
「元気な航空会社は皆、LCCだ」

「ぐずぐずしていては、
この流れに乗り遅れかねない」

業を煮やし、経営会議で檄を飛ばした。
「LCCに負けるようなANAなら、
のみ込まれてしまえっ」

結果、最終的に、社内は一致。
「LCCをやらなければならない」

ただし「FSCの子会社路線ではなく、
自立したLCCとして、
独自の発想でやらせる」

二の矢として2013年、
「バニラ・エア」を買収。

大橋さんがLCC戦略に固執した理由。

成長著しい「アジアの空」の将来を、
見据えていたから。

どんな産業でも、
世界の情勢、アジアの動向を、
見ておく必要がある。

「『飛行機のバス化』を俯瞰すれば、
FSCの事業形態だけでは、
多様化するお客様のニーズに
十分応じることができなくなる」

「ANAが手を出さなくても、
いずれは外資のLCCが参入してくる」

現代の小売業のディスカウント戦略と、
実によく似ている。

まず「安かろう、悪かろう」ではいけない。

「基本中の基本である安全を確保した上で、
LCCによって『手軽な空の旅』を
提供する時代に世の中は入った」

安くて良い。
安くてきれい。
安くて親切。

ウォルマートもターゲットも、
アルディもウィンコも。
アメリカのディスカウント小売業は、
基本中の基本を確保して、
「手軽な買物」を提供する時代だ。

大橋さんの今後の戦略は、
「FSCとLCCを組み合わせることで、
お年寄りから子供まで全てのお客様に
ご満足いただけるサービスを
提供していきたいと思っている」

マルチ・フォーマット戦略で、
客層を広げ、シェアを高めていく。

もちろんこれは、
マーケットリーダーの作戦だが、
実に小売業やサービス業と似ている。

大橋洋治さんの檄が印象的だ。
「LCCに負けるようなら、
飲み込まれてしまえっ」

その大橋さんのあげる、
指導者の資質。
中国・明朝末期の儒者・呂新吾の著書、
「呻吟(しんぎん)語」から。

三つの資質がある。
第1は「深沈(しんちん)厚重」
どっしりと落ち着いていて深みのある人。
第2は「磊落(らいらく)豪雄」
細事に拘らない豪放な人。
第3は「聡明(そうめい)才弁」
頭が切れて弁の立つ人。

リーダーにはどの資質が一番か。

「一見すると3番目が良いようだが、
実は1番目が最善の資質とされている」

さて檄を飛ばす大橋さんは、
どれなのだろうか。

そしてあなたは?
私は?

最後に今日の、
Daily商人舎。
JMAニュース|
第9回日本マーケティング大賞「47都道府県の一番搾り」
イオンニュース|
「イオンのゆかた」新柄56種を中心に販売開始

アルビスニュース|
年商779億円・5%増で経常利益率は過去最高の4.1%

イオンニュース|
ダイエー四条畷店を「イオンフードスタイル」に改装開店
セブン&アイニュース|
「スポット保育」の試験運用をグループ14社に拡大

ニトリニュース|
中国武漢市に相次いで2500㎡級2店舗開設で合計13店
イオンニュース|

中国50店舗目のGMS「イオン西城店」がオープン

3月商業動態統計|
小売業昨対比+2.1%、家電大型専門店が5.4%
3月家計調査統計|
支出13カ月連続減少、被服・通信・娯楽費プラス転換 

「深沈厚重」
「磊落豪雄」
「聡明才弁」

一番醜いのが、
三番目あたりを偽る輩。

自分らしいのが、
一番いいと、私は思う。

〈結城義晴〉

2017年04月27日(木曜日)

サミット(株)方針発表会の「東京No1」と「愛の仕事」

朝日新聞『折々のことば』がいい。
鷲田清一さん編著で、
今朝の「ことば」は第737回。

世界の中から
特定の個人を選んで
食べる愛を

「恋愛」というならば、
世界そのものと
直接に関わる愛を
「仕事」と呼んでいる
(長沢節『大人の女が美しい』から)

ファッション・イラストレーターとして、
日本の草分け。
1917年生まれ、1999年没。
セツ・モードセミナー創設者。

この本は1981年に、
草思社から刊行された。

「家族の一員でも、
男もしくは女でもなく、
一人の個として自覚したときに、
人ははじめて孤独になり、
世界に放たれる」

「その淋しさの中で
人は他者の存在に渇き、
世界につながろうという衝動に
突き動かされる。
そこにほんとうの
恋愛と仕事が生まれる」

仕事はそうありたい。
世界そのものと直接にかかわりたい。

自民党の二階俊博幹事長。
中国の武大偉氏と会談。
朝鮮半島問題特別代表。

こちらは毎日新聞から。

武代表は日本語が堪能。
会談の冒頭に、二階幹事長。
「通訳は要らない。そう言ったら悪いけど」

武代表の冗談。
「『要らない』は失言ですよ」

今村雅弘前復興大臣の「失言」に絡めた。

今村は東日本大震災の被害について、
二階派の講演で発言した。
「まだ東北で良かった」

そして「即日クビ」

この皮肉に対して、二階幹事長。
「失言は毎日。仕事だから」

仕事を「愛」だと
考える者にとって、

「失言」は絶対に
あり得ない。

今朝は東京の浜松町。
芝大神宮。
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そして芝大門センタービル。IMG_1232.JPG-7

TRUE DATAブランド。
カスタマーコミュニケーションズ(株)。
通称CCLだが、これからは、
TRUE DATAブランドが認知されるだろう。IMG_1233.JPG-7
その取締役会。
私は2008年から社外取締役。
もう、一番の古株になってしまった。

社長の米倉裕之さんをはじめ、
CCLの役員社員は、「仕事」を、
世界に関わる「愛」だととらえている。

一度、横浜商人舎オフィスに戻って、
再び夕方、有楽町へとんぼ返り。

帝国ホテルの瑞宝の間。

サミット方針発表会。
取引先のメーカー、卸のみなさん、
そして報道関係者が参集した。

入口で経営トップの皆さんがお出迎え。
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初めに竹野浩樹社長の挨拶。DSCN8380-1

「私、スティーブ・ジョブスが大好きで、
一度、こんな風にしてみたかった」と、
インカムをつけて登壇。
まず、笑いをとって、場を和ませた。DSCN8368-1
ちなみにヤオコーの店長は全員、
インカムをつけて業務する。
ライフコーポレーションに学んだ。

次に、高橋真人さんが登場。
取締役常務執行役員。
タイトルは、
「数字で見るサミット」
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サミットの経営現場の実態や、
最新の決算数値を実にわかりやすく、
簡潔にレクチャーしてくれた。

高橋さんは、
スライドに数字を示した。

「9575」
――サミットの全従業員数。
「112」
――サミット店舗数。
「1億3400万」
――年間総来店客数。
「150万人」――
サミットポイントカードホルダー数。
「640万」
――1店平均日商。
客数3200人、客単価2000円弱。

2016年度売上高2568億円、4.4%増、
経常利益65億2900万円。

2年連続最高売上高、最高利益。

そして東京地区の売上げ1800億円。
「食品では東京都ナンバー1を自負する」

現在の生鮮食品と惣菜・ベーカリーは、
全体の46.7%を占めるが、
それを50%に持っていく。

2019年の目標は、
年商3000億円・純利益50億円。

良いプレゼンテーションだった。

再び、竹野さんが登壇して、
サミットの中期経営計画を発表。
タイトルは、
「これからのサミット」
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これからの事業ビジョンを紹介。
それはひとことで、
「サミットが日本の
スーパーマーケットを

楽しくする」
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およそ、30分間の方針説明。

最後は「創革2019」として、
「自ら考えて行動する人間集団」
になることを宣言。

私のことばでいえば、
「脱グライダー商人」

竹野さんの決意が、
ひしひしと感じられた。
(詳細はDaily商人舎・週刊特別企画に掲載予定)

最後に流れたのが、
「サミットファンの歌」
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東日本大震災のときの、
九州新幹線開業の歌を思い出して、
私も、少し、うるっとした。

隣の会場に場所を移して、
懇親会。
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あいさつは田村詔さん。
取締役常務執行役員。DSCN8394-1
田村さんとも長い付き合いだ。

その後、懇親。

オール日本スーパーマーケット協会の、
松本光雄さんと前田伸司さんも、
大阪から駆けつけた。

私の隣の松本さんは専務理事、
前田さんはコプロ常務取締役。
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高橋さんには、
「東京No1のサミット」を、
もっと打ち出していいと話した。DSCN8404.-1JPG

久々に会った福永智さん。
執行役員で生鮮5部門担当。
商人舎USツアーに参加してくれた。
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それから国分グループ本社㈱の皆さん。
私の隣から会長兼CEO國分勘兵衛さん。
山崎佳介さんは国分クリエート㈱社長。
コーネル・ジャパン二期生。
右は前原康宏さん、
国分首都圏常務執行役。DSCN8412-1

菓子卸の(株)髙山社長の髙山時光さん。
先日、広報誌づくりのために、
私と対談した。
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食品商業編集長の竹下浩一郎君に、
国分の山崎さんを紹介。DSCN8407-1

懇親会の中締めは服部哲也さん。
取締役常務執行役員。
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コーネル・ジャパン「伝説の1期生」。
中締めのスピーチは実に良かった。DSCN8410-1
「脱グライダー知識商人」を、
貫いてくれている。

お客さまが引けた会場には、
これだけのコンパニオンの皆さん。DSCN8414-1
お金もかかったなぁ。

しかし最高益の連続更新でもあるし、
取引先へのおもてなしの意志が、
よく出ていた。
「これからのサミット」への決意も、
よくわかった。

最後に幹部の皆さんがお見送り。

私は1976開業の、
五反野駅前店のころから、
サミットをウォッチし続け、
応援し続けている。

この店がサミットのエポックとなった。

1993年には、
『サミットスタディ』も編集発刊した。

竹野さんには、是非とも、
東京ダントツNo1から、
首都圏トップを目指してほしいものだ。DSCN8415-1

田村さん、服部さん、高橋さん。
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社会と直接に関わる「愛」を、
「仕事」と呼ぼう。

だから、
スーパーマーケットは、

愛の仕事だ。

最後の最後に、
今日のDaily商人舎ニュース。

関西スーパーニュース|
艦店改装で営業利益31.4%増・経常利益21.6%増
カワチ薬品ニュース|
2017年3月期は大幅増収増益達成で業界8位

イオンニュース|
オンモール直方(福岡)2期に分けて大規模改装
バローニュース|
バロー湖西店(1733㎡)が4月28日(金)オープン
ニトリニュース|
2日間で大阪と埼玉に小型フォーマット3店舗連続開業
ロフトニュース|
有楽町から移転、「銀座ロフト」が4フロアで開業

イオンニュース|
10周年のWAON、「ご当地WAON」累計寄付金10億万円
サミットニュース|
生鮮素材使用・店内加工第3弾「ジンギスカン用セット」

仕事を「愛」だと考える者に、
「失言」は絶対にあり得ない。

〈結城義晴〉

2017年04月26日(水曜日)

帰国直後の「ドクターズ杯」と平和堂ダラス研修「調理・試食大会」

月曜日の夕方、帰国。
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火曜日の昨日は、午後から、
千葉県の名門グレートアイランド倶楽部。

毎年春と秋の2回、
ドクターズカップ開催。

今回で第16回。

伊藤園レディースの舞台となるゴルフ場で、
マスターズ以上の精神と技術を競う。

心持ちだけはそれを目指す。

前夜祭で盛り上がって、
翌朝の静かなゴルフコース。DSCN8357.JPG-7
私は時差ボケで4時ごろ起きだして、
原稿書きをしたり、
ニュースをチェックしたり。

少しずつ日が昇って、
最高のゴルフ日和。DSCN8358.JPG-7
帰国後の時差ボケ対策としては、
太陽の光を浴びて、
ゴルフラウンドするのが一番。

今回はいいプレーができた。
満足です。

ありがとうございました。

さて話は遡って、
アメリカはテキサス州。
現地時間4月19日の夕方。
ダラスのハイアットハウス。DSCN8888-6

平和堂米国研修第13団の2日目。
恒例の調理大会が開催された。

昼間の視察店舗は、
まずクローガー。
マーケットプレイス。
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フレッシュフェア。DSCN7365.JPG-7

ホールフーズ。
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トレーダー・ジョー。
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スプラウツ・ファーマーズマーケット。DSCN7536.JPG-7

そしてアルディ。
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ウィンコ・フーズ。DSCN7505.JPG-7

これらを訪問して、
interviewし、観察し、調査する。
その合間に買物。

持ち帰って、ホテルのキッチンで、
それぞれの班ごとに調理タイム

まずは団長の部屋を覗く。
平塚善道さん、
(株)平和堂SM事業部部長。DSCN7541.JPG-7

5班の丸川真也さん。
穂積店店次長。
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6班の中嶌申生さん(手前)と山田高志さん。
中嶌さんは日配品課バイヤー、
山田さんは豊成店店次長。DSCN7545.JPG-7

こちらは4班、
石井史人班長と安田達郎さん。
石井さんは日配品課MDで、
安田さんはエール東舞鶴店住関店次長。DSCN7547.JPG-7

そして4班の山口高徳さんと杉江正康さん。
山口さんは宇治市役所前店店次長、
杉江さんは店舗サポート部新店トレーナー。DSCN7548.JPG-7

こちらは1班のみなさん。
手前から田中正之さん、
班長の吉川満治さんと中川康さん。
田中さんは武佐店店次長、
吉川さんはアルプラザ小杉店長、
中川さんは鮮魚課バイヤー。
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同じく1班の、
長谷川剛さん(右)と川嶋文和さん。
長谷川さんはFM開発店店次長、
川島さんは精肉担当スーパーバイザー。DSCN7551.JPG-7

2班井上誠さん(手前)と中貝智之さん。
井上さんは鮮魚担当スーパーバイザー、
中貝さんはフレンドマート秦荘店店次長。DSCN7552.JPG-7

そして陽気な岸本貴夫さん(左)と、
内角建太さん、田中英孝さん。
棋士アモトさんはデリカ課MD、
内角さんは日配品課バイヤー、
田中さんはFM菩提寺店店次長。DSCN7553.JPG-7

3班のみなさん。
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最後は、5班班長の馬場剛さん、
平和堂米原店店長。
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今回は店次長の参加が多かったが、
商品部バイヤーやマーチャンダイザー、
スーパーバイザーもいて、
その日ごろの腕を競い合った。

80分の調理タイムが終わって、
全員集合。
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今回のテーマは、
母の日パーティ・メニュー。

そして班ごとに、
プレゼンテーションタイム

まず、5班の馬場班長。DSCN7564.JPG-7

5班は「食品ロス」削減に挑戦。
食材を残さずに、しかも手づくりした。
班ごとに割り当てられた予算100ドルで、
3ドル残して、予算通り。DSCN7566.JPG-7

バラの花を飾って美しい。DSCN7567.JPG-7

6班は山田高志さんが説明。DSCN7569.JPG-7

母の日ヘルシーメニュー。
ケーキに見立てた寿司、
カリフォルニアロール、
サラダにはギリシャヨーグルトをかける。DSCN7572.JPG-7

1班は班長の吉川さんが解説。DSCN7580.JPG-7

ローストビーフ、ハンバーガーなど、
味にこだわった。
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元気にハトッピーポーズ。DSCN7582.JPG-7

2班は班長の南部さんがプレゼン。DSCN7586.JPG-7

テーマは「トルネード」
「巻き物」を集めたメニュー。DSCN7588.JPG-7

3班はターゲットを、
1949年生まれのビッグママに当てて、
ジャスト100ドルで仕上げた。DSCN7591.JPG-7

アメリカ人が大好きなメニュー、
ポーターハウスステーキ、
いちごトッピングのケーキなど、
華やかだ。
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最後の4班は石井班長が説明。DSCN7599.JPG-7

まずシャンペンシャワー。DSCN7601.JPG-7

ハンバーグがメイン料理で、
パエリアも作った。DSCN7606.JPG-7

カーネーションの花を囲んで、
ポーズ。
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そして団長、副団長チーム。
藤森正博コーディネーターも助っ人。DSCN7611.JPG-7

凝ったメニューだ。DSCN7607.JPG-7

団長手づくりのスープ。DSCN7609.JPG-7

メニュー紹介が終わって、乾杯。DSCN7613.JPG-7

そして待ちに待った試食タイム。DSCN7625.JPG-67

目立った料理を紹介しておこう。
惣菜担当バイヤーなども参加していて、
玄人はだし。
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ハート形。
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ローストビーフはソースが美味い。DSCN7617.JPG-7

これも手間がかかった料理だ。DSCN7618.JPG-7

トルティーヤはクローガーの店で、
担当の女性に試食を薦められて購入。DSCN7619.JPG-7

そしてポーターハウスステーキ。
Tボーンの両サイドに、
サーロインとテンダーロイン。
両方を楽しめる、ステーキの王者。DSCN7620.JPG-7

この甘いケーキがすごかった。DSCN7621.JPG-7

寿司も手間がかかった。DSCN7622.JPG-7

そしてパエリアは時間がかかった。DSCN7623.JPG-7

いずれも、
スーパーマーケットで購入した食材を、
手早く調理した。
しかも経済的だった。DSCN7624.JPG-7

試食タイムが終わると、
全員2票ずつ持って、
投票。

そして表彰タイム。

決まりました。
第3位は、1班のグルメチーム。DSCN7627.JPG-7
おめでとう。

第2位は5班の「食品ロス」対応チーム。
ちょうど月刊商人舎4月号特集は、
「商品ロス管理×Sustainability」
テーマも時流に乗っていた。

そして第1位の優勝は3班。
ビッグママのためのメニュー。
平塚団長と佐藤班長。DSCN7629.JPG-7

選外のチームにも、
賞品のワインが提供された。DSCN7630.JPG-7

4班も喜んで万歳。
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最後に調理大会の総括講義。DSCN7638.JPG-7

メニューとテーブルづくりの完成度が、
上がってきたことを評価した。
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そして結城特別賞は単品賞。
「ローストビーフ」の川島文和さん。
精肉担当スーパーバイザー。
ソースが絶品の味だった。DSCN7641.JPG-7

特別賞に喚起する1班。DSCN7642.JPG-7

最後の最後に団長のスープに番外賞。
これも疲れ切った胃袋を癒してくれた。DSCN7643.JPG-7
かくて調理・試食大会の夜は、
更けていった。

アメリカを訪問して、
店舗を視察し、人の話を聞くことは、
実に有益だ。

しかしそこでほんの少しでも、
買物をし、調理や料理をし、
それを食べてパーティを楽しむ。

つまり生活の側面から、
アメリカ小売業を体験する。

それが商売をするうえで、
何よりの収穫となる。

商品の「売り方」
売場の「つくり方」
価格の「決め方」
販促の「組み方」

それを自分で考え、
自分で学ぶ。

クローガーはどうだったか、
ホールフーズはどこが良かったか、
トレーダー・ジョーは、アルディは、
スプラウツやウィンコは。

ダラス2日目の恒例となったイベント。
第13団の満足顔が、
研修の成果を物語っていた。
(ご愛読、感謝します。おわります)

〈結城義晴〉

2017年04月25日(火曜日)

帰国間際のChicago観光と「自ら変われ」「自らの陳腐化」

昨夕、帰国しました。

今回はなぜか、疲れた。
ビールやワインを飲むと、
すぐに眠りこけてしまう。

眠ればすぐに、疲れは回復するが、
しかしまた、すぐに疲れる。

下向きてメール上向きて花疲  
〈朝日俳壇より 昭島市・宮下龍巳〉

「花疲」は花見に出掛けたあとの疲れ。
「はなづかれ」と読む。

さて、一昨日の夜は、
お別れパーティ。
シーフードとステーキの店。
「McCormick & Schmick’s」
テキサス州ヒューストンに本社がある。DSCN8292.JPG-7

ウェルカムカード。DSCN8295.JPG-7

シックなレストラン。DSCN8296.JPG-7

まずは地元ビールで乾杯。IMG_1107.JPG-7

淡々と食事し、ビールを飲んで、
まずは誕生者を祝う。IMG_1119.JPG-7

それから班ごとに、
代表一人ずつ決意表明。

まず1班は中川康さん。
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2班は 岸本貴夫さん。
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3班は班長の佐藤淳さん。
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4班は葛田達哉さん。
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5班は丸川真也さん。
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そして6班は中嶌申生さん。
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みんな真摯な決意を表明してくれた。

そして副団長の伊藤勉さん。
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団長の平塚 善道さん。
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私も最後に総括の話。
平和堂のDNAを語った。
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そして中締めは、
4班班長の石井史人さん。IMG_1200.JPG-7
みんな、決意にあふれていた。

その後は、シカゴのジャズバーへ。
私は疲れて眠りそうなので、
ホテルに戻って、やはり眠りこけた。

明けて、帰国の日は快晴。

フライトが正午くらいなので、
朝の観光。

まずはアドラー天文台。DSCN8309.JPG-7

そしてミシガン湖畔の眺望を背景に、
全員写真。
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それから フィールド自然史博物館。
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ミュージアム・キャンパスと呼ばれる、
ミシガン湖岸Lake Shore Drive沿いにある。
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そしてミレニアムパーク。
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美しい噴水。
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「クラウド・ゲート」。
インド人彫刻家アニッシュ・カプーア作。
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愛称は「ザ・ビーン(The Bean)」
豆の形をしている。
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みんなで写真。
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伊藤さんに、私の写真も撮ってもらった。
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そんな観光をちょっと楽しんで、
最後の車中講義をしながら、
シカゴ・オヘア国際空港へ。
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あっという間に飛び立って、
Chicago上空。
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ミシガン湖は雄大な海のようだ。
DSCN8351.JPG-7

フライト中は、
映画も見ずに原稿手直し。

12時間後には、
水田が美しい千葉県成田上空。
DSCN8356.JPG-7

そして成田空港第2ターミナルで、
解団式。
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「自ら、変わろう!」と、
呼びかけた。

さて、日経電子版の経営者ブログ。
IIJ会長の鈴木幸一さん。

「濃淡はあるけれど、
日本の新聞やテレビの
ニュースに触れていると、
国際的な報道はいつも
片隅のような気がする。
欧米に出張すると、米国でも欧州でも、
国際的な報道に大きなスペースが
さかれている」

同感。

「いつの時代も、危機とか、転換期
といった言葉はあふれているのだが、
欧州連合、米国、中国、ロシア、
中東の情勢の片々を知るだけでも、
現在は転換が
雪崩をうつように

生じている時代なのだと
今さらながら感じる」

雪崩を打つような転換。

「その転換の本質を論じるほどの能力は、
私にはないのだが、日本にいると、
そんな状況を見て見ぬふりしている
のではないかと不安になるのである」

だから海外に出るのは有益だ。

「私の専門分野であるITの世界でも
似たようなズレをいつも感じ続けている」

「セキュリティーからクラウド、
IoT、フィンテックなど、
さまざまなキーワードはすぐに流布し、
技術的には、ある程度、
キャッチアップをするものの、
その利用となると、
現実の動きはいつも
遅ればせなのである」

私の専門の流通でも、
それは当てはまる。

「ミーティングの合間に
ニューヨークの五番街を歩いた」

「今や、五番街はユニクロやZARA、
H&M、GAP、BANANA Republic等々、
超高級ブランドに代わって、
すっかり安価なブランドが並ぶ
通りになってしまったようだ」

安価だけでは、
ここではやっていけない。
品質が伴った低価である。

鈴木さんの友人の話。
「それほど高級ブランドでもない
POLOですら
五番街の店は閉じてしまい、
七番街に残るだけ」

その通り。

「ネットが
物販の主流となっている時代だから、
五番街が安売りブランド街になっても
驚くことないよ」

「昔ながらの高級ブランドが
競うように並んで
採算をとっていける時代は、
過去のものだね」

そう、過去のもの。

鈴木さんは欧米の民主主義の危機を語る。
そして結論。
「民主主義の危機とは
次元が違う話かもしれないが、
あらゆることが
変わり続けている時代である」

今日のWeekly商人舎で、
イオン社長の岡田元也さんが語る。
「組織の官僚化と現場の弱体化」

私は「エントロピーの法則」を思った。
もちろんピーター・ドラッカー。
「自らの製品、サービス、プロセスを、
自ら陳腐化させることが、
誰かに陳腐化させられることを防ぐ
唯一の方法である」

民主主義も、
五番街のアパレルショップも、
そしてイオンも平和堂も、
「自ら、変わろう!」である。

つまり求められるのは、
「自らの陳腐化」
である。

〈結城義晴〉

2017年04月24日(月曜日)

世界最大Wal-Martから「商売の原点」のindependentまで

Everybody! Good Monday!
[2017vol17]

2017年第17週です。
4月に入って、もう第5週。

今週末からゴールデンウィーク。
その前に金曜日が、
プレミアムフライデー。

私は先週火曜日に日本を出発して、
テキサス州ダラスに2泊3日、
イリノイ州シカゴに3泊4日。

そして帰国しました。
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成田空港の解団式で私は、全員に、
これからのイノベーションを求めた。

お疲れ様。

ただしブログ上は、
まだシカゴの3日目。
DSCN7978.JPG-7

朝から最終講義。
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ダラスからシカゴまでの、
多くの店の位置づけを語りつつ、
ポジショニング戦略を総整理。DSCN8020.JPG-7

それからコモディティ化現象と、
アメリカ小売業の商品戦略。
そしてプライベートブランド戦略。
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講義の後は、まとめの視察。

まず、マイヤー。
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年商159億6300万ドル(1兆5963億円)。
チェーンストアランキング28位の企業。
店数は222店。

非上場で、詳細な実績は公開していない。

ウォルマートスーパーセンター、
スーパーターゲットに次ぐ規模の、
ハイパーマーケット企業。
もうスーパーKマートは抜き去った。
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フロアレイアウトはほぼ、
ウォルマートスーパーセンターと同じ。
朝からバナナが品切れ。
これは問題。
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加工肉、精肉、デリは対面売場が続く。
これはウォルマートとは異なる。DSCN8046.JPG-7

そして10個10ドル、1個おまけの販促。
昔の酒業界の「十一(といち)」
10本買ったら1本つける。
これもウォルマートのEDLPへの対抗策。DSCN8047.JPG-7

アパレルは湾曲した中通路をつくって、
これもウォルマートとの差異化戦略。DSCN8075.JPG-7

マザーズデーは入り口付近で展開。DSCN8079.JPG-7
ウォルマートとターゲットの間で、
ポジショニングを確立するのに必死。

それもいい。

マイヤーの目の前で展開するのが、
そのウォルマート。
もちろん世界最大の小売業にして、
世界最大の企業。
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ただしこちらはディスカウントストア。
食品はグロサリーとフローズンまで。

入り口には「Spring it on!」
春が来た!
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そして盛大なクリアランスセール。 DSCN8086.JPG-7

母の日向けのカード売場。DSCN8088.JPG-7

主通路のアクションアレーには、
ロールバックの飛び切りの目玉商品。DSCN8091.JPG-7

店舗右サイドが食品だが、
生鮮とデリは品揃えしない。DSCN8095.JPG-7
しかし実はこれがウォルマートにとって、
効率のいい営業方式でもある。

三番目はなんといっても、
ホールフーズマーケット。DSCN8049.JPG-7

この店はいい。
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なんといっても青果部門。DSCN8111.JPG-7

飛び切りの鮮度とオーガニック。DSCN8110.JPG-7

そして最近取り入れている関連販売。
青果部門の平ケースで精肉を売る。DSCN8102.JPG-7

「Cooking」と名付けられたバルク売場。DSCN8118.JPG-7

奥主通路沿いの壁面には、
ホールフーズと環境問題の歴史を掲示。DSCN8128

店舗左翼は圧巻のサービスデリ売場。DSCN8184.JPG-7

そして入口左サイドにカフェとバル。
バルには「TAPROOM」の命名。DSCN8179.JPG-7
ホールフーズはますます、
グロサラントになってきた。
Grocerであり、Restaurant。

主だった店にはその投資を怠らない。
それがホールフーズの強みだ。

最後はインディペンデント企業2社。

ヘイネンズ。
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クォリティ&サービスのローカルチェーン。
青果部門は美しい。DSCN8216.JPG-7

特徴はデリ部門の家庭の味。DSCN8199.JPG-7

この陳列も見事。
DSCN8200.JPG-7
インディペンデントの方が、
質感の高い店をつくる。

一方のナショナルチェーン、
ジュエルオスコーは雑な売場づくり。

雑だから大チェーンになる。
昔は一般的にそう言われたし、
事実、そうだった。

それを「ローコストオペレーション」と、
称したし、信じた。

現在は、クローガーを見ればわかるが、
巨大チェーンでも質感がある。
それでいてクローガーの経費率は、
なんと16.3%。

これこそが、
現代のローコストオペレーションだ。

しかし、巨大チェーンが、
レベルの高い低経費体制を実現させると、
支店経営やローカルチェーンは、
ひどく苦しくなる。

だからマリアーノスのラウンディーズが、
クローガーの傘下に入ったともいえる。

最後の最後は、
フレッシュ・ファーム。DSCN8231.JPG-7

たった4店舗だが、
圧倒的なボリュームと価格と、
鮮度を誇る青果部門。
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客数が多くて、単品量販できて、
商品回転がいいから、
規模が小さくてもそれができる。DSCN8266.JPG-7

いわば商売の原点の店。DSCN8252.JPG-7

鮮魚部門の鮮度も一番良かった。DSCN8246.JPG-7

最後の最後に商売の原点を学んで、
平和堂アメリカ研修第13団の中締め。DSCN8287.JPG-7
よく学び、よく考え、
よく話し合った。

そこからイノベーションが生まれる。

では、今週も、よろしく。
Good Monday!

〈結城義晴〉

2017年04月23日(日曜日)

[日曜漫歩]シャイソックスの「オールド・ボール・ゲーム」

閑話休題、日曜漫歩。

天地創造の物語。

主語を神にすると、
1日目に昼と夜をつくった。
2日目に天をつくった。
3日目に海と地をつくり、植物を生えさせた。
4日目には太陽と月と星をつくった。
5日目には魚と鳥をつくった。
6日目には動物をつくり、
自分に似せて男と女を創造した。

そして7日目に神は、休んだ。

こちらは土曜日だけれど、
日本では日曜日。

そこで、シカゴで、
ベースボールパークを日曜漫歩。
ギャランティード・レート・フィールド。
Guaranteed Rate Field。DSCN7945.JPG-7
通称は「シャイソックス (CHISOX)」
こちらの方がなんとなくいい。

メジャーリーグの名門、
シカゴ・ホワイトソックス。
そのホーム球場。
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1901年創立。
アメリカンリーグ創設当時から、
最古参として存在感を示す老舗球団。

ワールドシリーズ優勝は3回、
リーグ優勝は6回、
地区優勝は5回。

ただし、人気はいまいち。
シカゴではナショナルリーグのカブスが、
7対3で人気を誇る。

アメリカンリーグでは、
ニューヨークヤンキースが、
圧倒的な人気球団。

その陰に隠れてしまった感があるが、
それでもを3度のワールドシリーズ制覇。

初めは1906年、
次が1917年。
今から100年前。

その後、1919年に、
「ブラックソックス事件」が起こって、
90年間の長きにわたって低迷。

いわゆる「八百長事件」。

しかし、2005年、
「スモールベースボール」を標榜して、
つなぎ野球に徹した結果、
三度目のワールドチャンピオンとなった。

この時、日本人大リーガー井口資仁が、
実にいい働きをした。

メインスタンドの裏側のゲートから、
チケットのバーコードチェックを受けて、
胸躍らせて入場。
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プレゼントのソックスの袋が配られる。DSCN7949.JPG-7

グッズショップに寄ってから、
視界が広がるフィールドへ。DSCN7951.JPG-7
緑の天然芝が敷き詰められている。
天井なしで爽快な空気がある。
そしてソックスの専用球場。

それがいい。

ただし今夜は寒い。
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外野フェンスの外側に、
ブルペンがある。
ピッチャーの練習場。DSCN7952.JPG-7
投手はここから歩いて、
マウンドに向かう。

7時10分、プレイボール。

ソックスの先発投手は、
ホセ・キンタナ(Jose Quintana)。
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昨年はオールスターに選ばれ、
オールスターゲームに出場したエース。DSCN7961.JPG-7
コロンビア出身の28歳。

私たちは早速、
ビールとホットドック。DSCN7957.JPG-7

対戦相手は、
クリーブランドインディアンズ。DSCN7962.JPG-7
ホセが好投するも、
3点を先取され、
寒い試合が続く。

ビールでは寒さはしのげない。
そこで今度はワイン。DSCN7963.JPG-7
ホワイトソックスは、
得意の「スモールベースボール」で、
バントなど使って攻めるも、
点が取れない。

ゲームが7回になると、
酢板殿の観客が全員立ち上がって、
大合唱。
「私を野球に連れてって」

Take me out to the ball game.
私を野球に連れてって。
Take me out with the crowd.
観客席へ連れてって。
Buy me some peanuts and Cracker Jack.
ピーナッツとクラッカージャックを買って。
I don’t care if I never get back.
うちに帰れなくたってかまわない。

Let me root, root, root for Socks.
さあホワイトソックスを応援しよう。
If they don’t win, it’s a shame.
勝てないなんて許せない。
For it’s one, two, three strikes
ワン、ツー、スリーストライクで、
your’re out,
アウト!
at the old ball game.
昔からのゲームスタイルだけど。

ソックスの二番手投手は、
その7回からアンソニー・スウォーザック。DSCN7964.JPG-7

しかし、そのまま試合は、
淡々と進む。
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9時30分になって、
あまりの寒さに、
球場を後にした。

それでも鳴り物のないスタジアム。
ボールを打つと「カツッ」と音がして、
観客から「ワーッ」という声が上がる。

それが主役のオールド・ボール・ゲーム。

これがベースボール。

忙しいシカゴの日曜漫歩。
ありがとう。

〈結城義晴〉

2017年04月22日(土曜日)

シカゴのマリアーノス・トレーダージョー・イータリーに学んだ!

テキサス州ダラスから、
イリノイ州シカゴへ。

寒い。

ダラスが28度、シカゴは9度。

どういうわけか、
今回の旅は疲れがひどい。

毎日更新宣言ブログも、
現地時差で。

さて、シカゴに着いて、
一晩眠って、少し元気回復。

朝一番で、
ジュエル・オスコーへ。DSCN7821.JPG-7
このシカゴ地区のマーケットシェアは、
トップの23.6%で177店。

こんなに高い占拠率を持つのは、
この地の2社のローカルチェーンが、
経営統合したのが、
現在のジュエル・オスコーだから。

しかし伝統型スーパーマーケット。
「コンベンショナル・タイプ」という。DSCN7820.JPG-7

入り口に牛肉の冷蔵平ケース。
そして「Buy one Get one Free」
1パック買ったらもう1パックはタダ。DSCN7811.JPG-7
この手法はアルバートソンが得意とする。
そう、ジュエルオスコーは、
アルバートソンの傘下にある。

しかしこの会社、転売転売で、
所有者が変転している。

もともとはこの地のジュエルが、
オスコードラッグと合併した。
そして社名がジュエル・オスコーに。

この会社は、やがて、
アメリカンストアーズに買収される。
さらに1992年には、
アルバートソンに売却される。

そのアルバートソンは紆余曲折の末、
投資会社サーベラス資本の元に置かれ、
さらに最終的には2015年1月、
セーフウェイと統合させられてしまう。

このシカゴ地区ではもともと、
ドミニクスというローカルチェーンが、
ジュエルと競合していた。
それが1999年に、
セーウウェイに買収されていた。

この結果、この地のローカルチェーン、
ジュエルとドミニクスは、
親会社同士の統合で、
これらも互いに合併されることになり、
23.6%のトップシェアになってしまった。

青果部門は比較的に良い。
現在のアルバートソン本体、
そして多くのセーフウェイ本体よりも、
いいかもしれない。DSCN7819.JPG-7

それでも、ごく普通の鮮度、
品揃え、サービスレベル。DSCN7814.JPG-7

鮮魚、精肉、惣菜の対面売場。
これも普通のレベル。DSCN7809.JPG-7

奥壁面のコンコース。
ここも、どこといって特徴はない。DSCN7817.JPG-7

Oオーガニックのプライベートブランド。
これはセーフウェイの大ヒット商品。DSCN7818.JPG-7
つまりはアルバートソン・セーフウェイ、
折衷型の、普通の店となっている。

この地域の三番手のローカルチェーン、
ラウンディーズ。

そのラウンディーズの、
高級スーパーマーケットのバナーが、
マリアーノス。DSCN7834.JPG-7
名づけ親はロバート・マリアーノさん。
現在のラウンディーズのCEO。

多分、イタリア人かスペイン人、
どちらにしてもラテン系。

このマリアーノさんは、
かつてドミニクスの経営者でもあった。

マリアーノさんは、
ドミニクスをセーフウェイに売却し、
今度はラウンディーズを、
クローガーに売った。

だからいまマリアーノスは、
クローガー傘下。

複雑。

DSCN7833.JPG-7

しかしマリアーノス、
素晴らしい。

中2階にイートーンスペースがある。DSCN7832.JPG-8
フードサービス部門と、
グロサリーストア部門が分かれて、
基本的にはウェグマンズ方式。

しかしグロサリー部門は、
クローガーの強みを生かして、
エブリデーロープライスを採用。

「SimpleTruth」は大量に導入している。
クローガーの大ヒット商品の、
ライスフスタイルブランド。

1階の青果部門の前に、
寿司バーがあるが、
そこで昼食。
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手前は団長の平塚善道さん、
平和堂SM事業本部部長。
向こうは伊藤勉さん、
東海営業部東海第二グループマネージャー。

そして店長interview。DSCN7841.JPG-7

ストアディレクターのべスニックさんと、
クローガー本部取締役のアマンダさん。
アマンダさんはラウンディーズ担当の、
クローガー取締役。DSCN7851.JPG-7
べスニックさんはアルバニア共和国出身。
つまりは移民。
ヨーロッパのバルカン半島の国。

べスニックさんの生い立ちを聞き、
アメリカでの仕事のキャリアを聞き、
そして信条を聞いて、
一同、大いに感動。DSCN7843.JPG-7

質疑応答は44分22秒の長丁場となった。DSCN7850.JPG-7
通訳はウィルソン三和さん。

質問に対して、べスニック店長が、
スマホで調べていろいろ答えてくれた。
私も途中でその回答を解説した。DSCN7844.JPG-7
アマンダさんへの質問にも、
ていねいに答えてくれた。DSCN7852.JPG-7
終盤はべスニックさんから、
平和堂側に矢継ぎ早に質問攻め。

これにも大いに答えて、
盛り上がった。

しかし移民から店長にまで、
のし上がったべスニックさん。
そのガッツに学ばせてもらった。

最後に全員で写真。
ハトッピーポーズ。DSCN7856.JPG-7
アマンダさんが、
隣で私に聞いた。
「ハトッピー? なに?」

平和堂のゆるキャラです。
そのポーズです。

最後の最後はべスニックさんと握手。DSCN7857.JPG-7
移民ながら、ユーモアと知性と根性で、
マリアーノスの名物店長となった。

ドナルド・トランプに対して、
また腹が立ってきた。

次にトレーダー・ジョー。
アルディと共同で出店。DSCN7876.JPG-7
もちろんトレーダー・ジョーは、
ドイツのアルディ傘下。

アメリカのアルディと兄弟出店。DSCN7858.JPG-7

どこに行っても、レベルは高いし、
店や売場は標準化されている。DSCN7859.JPG-7

しかし現代の標準化は、
クッキーカッター型ではない。
それぞれの店の個性を生かしつつ、
全体で標準化されている。DSCN7860.JPG-7

壁面にリンカーンパークのイラスト。DSCN7861.JPG-7

デモンストレーションコーナーには、
ローテーションで必ず人が入っている。DSCN7874.JPG-7

ゴンドラが斜めに切ってあって、
エンド陳列も美しい。DSCN7864.JPG-7

これが2ドル99セントワイン。
「チャールズショー」
全米最大販売ボトル数。DSCN7872.JPG-7
米国アルディ&トレーダー・ジョーの、
2016年合計年商は、
227億8100万ドル、2兆2781億円。
伸び率は7.9%。
合計店舗数は1903店。

合わせると米国チェーンストア18位。
シアーズホールディングスの上を行く。

どちらも1万平方フィート(281坪)。
どちらもプライベートブランド主体。
どちらもリミテッドアソートメントストア。

すごい会社です。

詳細は月刊商人舎2013年6月号。
Trader Joe’s
~人・品・店のすべて~

今日の最後は、
イータリー。
DSCN7938.JPG-7
世界に35店舗。
アメリカは4店舗。
このシカゴ店は2013年12月オープン。
2010年にオープンしたのが、
ニューヨークのフラットアイアン店で、
シカゴはアメリカ2号店。

真四角の店舗構造で2層。DSCN7898.JPG-7

青果部門はイタリアの市場スタイル。DSCN7900.JPG-7

ベーカリーはイタリアパンのほか、
ピザなどを焼き立てで提供する。DSCN7882.JPG-7

そしてレストランと小売業の融合。
顧客は「食べて、買って、学ぶ」DSCN7886.JPG-7

この店で初めて、
マイクロブルーワリーが設けられた。
その隣は当然ながらビールバー。DSCN7918.JPG-7

1階にはレジがあって、
スーパーマーケットスタイル。DSCN7926.JPG-7

その信条がいい。
「Life is too short not to drink well」
直訳は「うまい酒を飲まずにいるには、
人生は短すぎる」
意味は、「人生は短い、
だから美味い酒を飲もう」
DSCN7919.JPG-7
ん~。

詳細は月刊商人舎2月号特集。
地球イータリー化現象
Global EATALY Phenomenon

今日はいい店ばかりだった。
ジュエル・オスコーを除いて。

マリアーノスのCEOはラテン人で、
べスニック店長は、
バルカン半島のアルバニアから来た。

トレーダー・ジョーは、
ドイツのアルディの傘下に入った。

イータリーはもちろん、
イタリアから現象を起こしつつ、
アメリカにやって来た。

地元のジュエルは、
オスコードラッグと合併し、
その後、アメリカンストアーズから、
アルバートソンの資本へと移り、
セーフウェイ傘下ドミニクスと併合。
転売に次ぐ転売。

不思議なものを感じた。

商人舎2月号Message。
仕事の垣根を越えよう!

仕事の垣根を越えよう。
自分の仕事の枠組みを広げよう。
隣の仕事と結びつこう。

何のために?

顧客を喜ばせるために。
新しい価値を生み出すために。
他の追随を許さぬビジネス創造のために。

たとえばコストコホールセール。
小売業と卸売業の垣根を超えて、
圧倒的な低価格を実現させた。

たとえばユニクロ。
アパレルリテイラーが製造機能を獲得して
SPAの新しい世界を切り拓いた。

そしてイータリー。
食品小売業と外食業を融合させて、
「食べる・買う・学ぶ」店を生み出した。

業界の慣習を乗り越えよう。
自分の壁を壊して新しい船に乗り込もう。
隣の世界と結びつこう。

何のために?

シュンペーターは読み切った。
イノベーションは、
「ニュー・コンビネーション」である。

それが新しい価値を生み出す。
模倣困難なビジネスを創造する。
そしてこの現象は地球上に広がりつつある。
〈結城義晴〉

リテールの仕事は、
国の垣根を越えて、
世界化している。

アメリカと言えど、
国内にとどまって、
小さく生き延びようとすると逆に、
否応なく大資本の論理に巻き込まれ、
結局はその傘下におさまっていく。

それをシカゴの街で、
思い知らされた。
(続きます)

〈結城義晴〉

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