結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2020年09月28日(月曜日)

大阪寝屋川/平和堂アル・プラザ香里園と関西ロピア1号店の「競争」

Everybody! Good Monday!
[2020vol㊴]

2020年第40週。
9月最終週にして、
木曜日からもう10月だ。

今日は朝から東海道新幹線。
新横浜から新大阪へ。

秋晴れの快晴。

しかし富士の頂のところだけに雲があって、
残念ながらその全貌は見えず。DSCN9591-0
車中、原稿を書いていると、
あっという間に到着。

コロナは時間を早める。

すぐに寝屋川市へ。

そして、
平和堂のアル・プラザ香里園。
先週の9月25日、
食品売場を大改装。

売場に入ろうとしたら、
松井遼平さんが寄って来て、
声をかけてくれた。
㈱平和堂生鮮本部青果MD。
DSCN99610
松井さんは昨年、
私がコーディネートした、
アメリカ研修に参加してくれた。

さらに食品店長の中山孝一郎さん。DSCN99720
中山さんは2014年の米国研修でご一緒した。

そして京阪営業部長の島津克さん。DSCN99740
島津さんは2016年春の、
平和堂米国研修第11団副団長。

その時点で島津さんは、
このアル・プラザ香里園の支配人だった。
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みんな成長し、地位も上がって、
立派な知識商人になってくれた。
図1
それがとてもうれしかった。

そしてこのアル・プラザ香里園には、
平和堂食品フロアの最新のMDが、
満載されて、上出来の店舗となった。

その評価は月刊商人舎10月号でしよう。

このアル・プラザ香里園に隣り合って、
島忠ホームズの大型店がある。

その1階に、
㈱関西ロピアが、
1号店をオープンさせる。
9月29日火曜日。

つまり明日。

早速、準備中の店に入っていくと、
福島道夫さんが出迎えてくれた。
現在は㈱関西ロピア社長。DSCN99969
一通り店舗を案内してもらって、
話も聞いた。

1971年、神奈川県藤沢市に、
肉の宝屋藤沢店として創業。
1994年、スーパーマーケットに参入し、
「ユータカラヤ」となって成長。
さらに独自のフォーマットを開発し、
コーポレートアイデンティティを整備して、
「ロピア」へと蛻変を遂げた。

そのロピアが関西で、
顧客から支持されるのか。

平和堂と対峙しつつ、
堂々の闘いを見せる。

福島さんとの最後の話。
「ニューヨークに行きたいですね」

平和堂の皆さんも、
「アメリカ、行きたいですね」

同感だ。

コロナが普通の風邪のようになったら、
早く、行こう。

しかしその前に、アメリカ研修の成果を、
この香里園で披露してほしい。

ウォルマートとクローガーのような。
さらにHEBプラスのような。
トレーダー・ジョーとホールフーズのような。
セントラルマーケットのような。

ウェグマンズとイータリーのような。

あるいはアラメダのセーフウェイと、
トレーダー・ジョーのような。

正々堂々の商いを見せてほしい。
ポジショニング競争を展開してほしい。
知識商人の知恵と技を競ってほしい。

倉本長治師は、こう書き残している。
「競争を戦いだと思い、
相手を憎んだり、そねんだり、
傷つけたりする。
まったく困ったことだ」

「商売の競争は
オリンピックと同じように、
また囲碁や将棋のように、
相手方を尊重し、ルールを守って、
実力を競うべきである」
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そして私は書いた。
拙著『メッセージ』より。

「商売のルールを守る。
相手方を尊重する。
お客から尊敬される。

そんな競争なら、
喜んで参加できるはずです。

スポーツ選手は、
オリンピックに出場するために
たいへんな努力を払います。
自らを鍛える
日常の努力そのものが競争であり、
オリンピックに出て、
勝利に向かって奮闘することも競争です。

商売でいえば、
顧客を満足させること、
自らの経営の中から
適正の利益を出すこと、
そのための努力をし、
仕組みをつくることが、
お客から軽蔑されない競争となります」

「競争はあなたの仕事です」

私は心からそう思った。

では、みなさん、今週も、
競争は知識商人の仕事です。
Good Monday!

〈結城義晴〉

2020年09月27日(日曜日)

川崎洋「存在」と宮内義彦「選挙制度を見直す」

「存在」川崎洋

「魚」と言うな
シビレエイと言えブリと言え
「樹木」と言うな
樫の木と言え橡の木と言え
「鳥」と言うな
百舌鳥と言え頬白と言え
「花」と言うな
すずらんと言え鬼ゆりと言え

さらでだに

「二人死亡」と言うな
太郎と花子が死んだ と言え
※樫(かし)と橡(とち)
※百舌鳥(もず)と頬白(ほおじろ)
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申し訳ありませんでした。

昨日のブログで、
「COVID-19感染によって、
全国で3名の方が死亡。
東京都、大阪府と沖縄県でそれぞれ1人」

そう書いた。

ほんとうにすみませんでした。

川崎洋さんは1930年、
東京都生まれの詩人。
2004年、74歳で逝去。

絵本作家、童話作家、放送作家、
脚本やエッセイなども書いた。

この「存在」ほど、
さまざまなコラムで引用されている詩はない。
素晴らしい。

日経新聞電子版「経営者ブログ」
宮内義彦さん。
一昨日の25日の投稿。
オリックスシニア・チェアマン。
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タイトルは、
「小選挙区制を見直し、
多党制で政界の流動化を」

安倍晋三首相の辞任、
代わって菅義偉首相の就任。
「慌ただしい政治の季節」

新型コロナウイルスの感染拡大。
表面化した日本の構造的な課題。

そこで宮内さんは数回に分けて、
自分の考え方を書く。
まず第1回は、
選挙制度。

大事です。
私たちみんなの問題。
関心を持ってほしい。

「民主主義の根幹である選挙」

宮内さんは、
「大きな矛盾を抱えている」と考える。

同感だ。

そこで選挙制度の歴史を振り返る。

「中選挙区制」が、
長く採用されてきた。

1つの選挙区から、
3~5人の議員を選出する方法。

1955年に保守合同で自由民主党が結党。
巨大な保守政党となって、
1つの選挙区内で、
複数の自民党候補者が争う構図となった。

選挙は自民党内の派閥争いの縮図となり、
各派閥が政治資金を源泉に
勢力を確保する動きが激しくなった。

ところが1990年ごろになると、
政治腐敗への批判が強まって、
政治改革が強く叫ばれた。

「自民党の”政治と金”の問題」、
「”派閥の弊害”を正さなければならない」
「政権交代のできる選挙制度」、
「英米の二大政党を範とした制度こそが
民主政治のあるべき姿だ」

そこで政治改革の中核に、
選挙制度が据えられた。
1994年・公職選挙法改正。
衆議院において小選挙区制導入。
1選挙区で1人しか当選できない制度。
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宮内さんは述懐する。
「94年当時の狂おしい熱気を、
今でも鮮明に覚えています」

私もよく覚えている。

ただ、改めて振り返ると、
焦りに突き動かされ過ぎた。
「日本の政治を立て直さないと」
「欧米の民主主義に追いつかないと」

それはあった。

「本当に日本に必要な制度改正だったのか、
今となっては疑問が生じます」

小選挙区制と二大政党制。

そこで今の世界を見渡して考える。
「二大政党制は通用しているか」

アメリカ合衆国。
共和党と民主党の考え方は
実に隔たりが大きい。

「人々の考え方や生活が多様化するなかで、
2人の候補者から1人を選び
強力な権利を与えるというのは、
無理がある」

その通り。

本来の共和党とドナルド・トランプは、
まるで別の政党のようだ。
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民主党も、
本命となったジョー・バイデン候補。
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左派のバーニー・サンダース候補。
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これまた別の政党のようである。

それを一つに集約するのは無理がある。

イギリス。
二大政党は崩れかけている。
Brexit(欧州連合の離脱)など、
大きな疑問のある政策を選んでしまった。

「日本が模範とした先生である英国も
悩みを抱えているのです」

「ならば日本は自分で考えて
新しい制度をつくらなければいけません」

宮内さんの提案。
「それぞれの思いをもとに政党が生まれ、
選挙で戦い、そして妥協点を探りながら
連立政権を組むというのが、
より求める形ではないでしょうか」

それを実現するためには、
選挙制度を変えるしかない。

「今の小選挙区」の問題点。
⑴死票
あまりに多くの死票が生まれる。

⑵比例復活
選挙区で敗れ、比例復活する、
奇妙な現象が起こる。

⑶政治資金
腐敗の温床であった資金についても、
国が多くを負担することによって
不祥事を減らす構図。
政党助成金。

実に変な制度だ。

⑷世襲議員
小選挙区制は一度確たる地位を築くと
なかなか落選しない。
ある種の利権のような要素もある。

その結果、自民党の議員の多くが、
世襲議員で占められ、
志を持って政治家を目指す人が
公認されづらくなってしまっている。

⑸1票の格差
「選挙は1人1票が基本です。
それなのに司法の線引きで、
格差がこの程度であれば
違憲ではないなどとされるのは
全くおかしな話です」
無題sennkyoseido2
しかし都市部の人口が多いから、
中央集権が進んでしまう。

しかし中央集権化の是正のために、
1票の格差を認めるというのは、
本末転倒。

「中央集権については全く別の観点から
見直されるべきです」

「とにかく2倍以内なら合憲」などは、
「選挙制度を愚弄するばかりでなく、
司法への信頼を失わせるゆゆしき事態」

宮内さんの見解、
いちいちもっともだ。

「つまり、30年前の政治改革の理念は
空洞化しているのです」

そこで最後に、
「今後の選択肢」

「中選挙区や大選挙区に戻すとともに、
比例代表を増加させるなど、
さまざまな政党が並立し、
しっかり意見を戦わせる環境を
つくること」

「リーダーは変わらなくても、
選挙のたびに新しい連立を模索して、
結果を反映した政策を遂行する」
つまり、
「ドイツのようなあり方」

「二大政党制では
一方の党が圧勝するという
極端な結果も生みがちです」

今の日本では、自民党が選挙で
負けることは考えにくい情勢。

野党も本当に政権を奪う気があるのかと
疑いたくなるような発言や意見が続く。

「多党制に移行すると、
なかなか政権が定まらず
政治が安定しないリスクはあります」

「それでも1つの勢力があまりに長期に
権力を握る体制よりはよほど健全です。
改革も起こりやすいのです」

小選挙区制の導入以降、
選挙制度の議論は注目されてこなかった。

「新型コロナをきっかけに
世の中の矛盾が浮き彫りになっている今」

「日本にふさわしい民主主義づくりを
模索し、議論すべき」

選挙制度も川崎洋だ。

「二票入った」
と言うな

太郎と花子が選んだ
と言え

商売もおなじだ。
客数2000、客数1万ではない。

太郎と花子、次郎と鳥子、
三郎と風子、四郎と月子・・・・・

一人ひとりが大切だ。

〈結城義晴〉

2020年09月26日(土曜日)

COVID-19と季節性インフルエンザの「慣れが一番怖い!」

今日の9月最後の土曜日。
COVID-19感染によって、
全国で3名の方が死亡。
東京都、大阪府と沖縄県でそれぞれ1人。
新規感染者は635人が確認された。

NHKが報じた。

日本国内での感染者は累計で8万1806人、
クルーズ船の乗客・乗員が712人。
合わせて8万2518人。

累計の死亡者は国内感染が1547人、
クルーズ船乗船者が13人。

合計で1560人。

ご冥福を祈りたい。

都道府県別の今日の新規感染者(累計感染者)。
東京都270人(2万5113人)
神奈川県91人(6674人)
大阪府66人(1万399人)
千葉県38人(3770人)
埼玉県25人(4544人)
愛知県24人(5253人)
兵庫県22人(2658人)
沖縄県20人(2407人)
京都府11人(1726人)

累計で感染者が少ない県。
岩手県(23人)
青森県(35人)
鳥取県(36人)
秋田県(53人)
山形県(78人)

こうしてみると新型コロナウイルスは、
都会型感染症だ。

厚生労働省報告の現在の重症者は156人。
人工呼吸器や集中治療室などで、
丁寧な治療を受けている人。

さらにPCR検査は24日1日で、
1万7507件。

月刊商人舎7月号。
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この特集の中の対談。
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タイトルは、
「慣れが一番怖い!」
商売も仕事も、会社も店舗も。
緊張感を喪失してはいけない。

この7月号発刊の7月10日。
東京都の新規感染者数は243人だった。
前日の7月9日が224人で、
連続200人を超えて、
いずれも過去最多。

埼玉県は44人、神奈川県は32人、
そして7月10日の全国合計は430人。

今日の635人より少なかった。

1日の感染者数が400人を超えたのは、
4月24日以来のことだった。

この時点の都道府県別の新規感染者。
カッコ内は累計感染者数。
⑴東京都243(7515人)
⑵埼玉県44人(1393人)
⑶神奈川県32人(1683人)
⑷大阪府22人(1967人)
⑸千葉県12人(1068人)
⑹北海道6人(1289人)

この6都道府県が1000人を超えていた。

そして岩手県では感染者が0人だった。
鳥取県が4人、徳島県が10人だった。

このころの緊張感からすると、
今、「慣れが一番怖い!」

一方、厚生労働省のホームページ。
「新型インフルエンザに関するQ&A」
例年のインフルエンザの感染者数は、
国内で推定約1000万人である。

新型コロナウイルスの比ではない。

国内のインフルエンザによる死亡数は、
2018年が3325人、
2017年が2569人、
2016年が1463人。

2010年は161人で、
21世紀に入ってから一番少ない。

「超過死亡概念」という考え方がある。
インフルエンザ流行によって、
直接的・間接的に生じた死亡の推計値。
つまり間接的なものも推計した数値だが、
これは1年間に世界で約25~50万人、
日本で約1万人。

図は国立感染症研究所の報告。
厚生労働省結核感染症課所管の研究所だ。
今年8月27日に発表された。
「今冬のインフルエンザについて」innhuruenza
インフルエンザは冬がピークだ。
だからグラフは1年の52週が、
週別に定点受診者数がプロットされ、
比較されている。
受信者数は感染者数と見ていい。

青い折れ線グラフが、
2017年の第36週から18年の第34週まで、
黄緑が2018年から2019年、
赤が2019年から2020年。

この3年間の時系列の動向で、
今年を予想できる。

赤線の2019年は、
第45週(11月2週)が流行開始と判断された。
ちなみに前シーズンの2018年は、
第49週(12月第1週)が流行開始。

2019年のピークは、
第52週(12月23日~12月29日)で、
定点当たり報告数は23.24、
患者報告数11万5002人。

今年も季節性インフルエンザは、
11月2週くらいが流行開始となりそうだ。

そして感染者推計1000万人、
死者数は1500人から3400人。

COVID-19は、
日本中がこれだけの対策を講じて、
8万2518人の感染者、
1560名の死者。

何もやらなかったらと考えると、
ぞっとするような感染症だし、
インフルエンザよりも、
確実に致死率は高い。
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慣れが一番怖い!」

商売も仕事も、会社も店舗も。
緊張感を喪失してはいけない。
油断してはならない。

〈結城義晴〉

2020年09月25日(金曜日)

成城石井「コロナ禍の食品スーパーの利用」調査の顧客と非顧客

商人舎web会議。
もちろんオンラインミーティング。

このところ頻繁に開催している。
猪股信吾さんが中心になって、
長谷川温子さんと、
商人舎編集スタッフの鈴木綾子、
ゼネラルマネジャーの亀谷しづえ。

猪股さんは優秀なwebコンサルタント、
商人舎広告営業マネジャー。
そして立教大学大学院の結城ゼミOB。

長谷川さんは、
㈱プラージュのシステムエンジニア。
私が最も信頼している腕利き。

昨年まではこんな感じ。
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今はこんな具合。
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こんな状況。
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2時間近くもオンライン会議をやると、
結構、疲れる。

それでも移動する必要はないし、
みんなの表情はよく見えるし、
もちろん感染リスクもずっと減る。

しかし今後は、
両方を使い分けていくことになるだろう。

猪股さんが広告営業を本格化する。
紙(paper)の月刊商人舎と、
網(web)の商人舎マガジン&流通SuperNews、
そして商人舎公式ホームページを、
全部セットにした広告は、
集中的に流通業界にインパクトを生み出す。

ご相談は、こちらまで☟
info@shoninsha. co.jp

その商人舎流通SuperNews。流通SuperNews成城石井news|
「コロナ禍の食品スーパー利用意識調査」

これが面白い。

㈱成城石井は横浜市西区北幸に本部がある。
商人舎オフィスから歩いて3分。
お隣さん。

社長の原昭彦さんは、
コーネル大学ジャパン「奇跡の二期生」。
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その成城石井が8月に、
オンライン消費者意識調査を実施した。

「コロナ禍における食品スーパーの利用」

ちなみに成城石井の業績は好調。
8月の既存店の売上高は前年比108%。
来店客数は減少傾向だが、
客単価が昨対比120.1%。

その調査結果。

「日用品や食品をどこで購入するか」
ネット通販やネットスーパーの購入頻度。
月に1回以上利用している顧客は、
78%。

一方、直近1カ月間の購入頻度は、
「食品スーパーのみ」
48.5%
「食品スーパーの比重が多いが併用している」
40.5%
「ネットスーパーのみ」
4.1%
「ネットの比重が大きいが食品スーパーと併用」」
5.7%

食品スーパー重視が89%、
ネット重視が9.8%。
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調査の母数は500で、
これでは少ないが、
こんな感じだろうということはわかる。

このコロナ禍で、
「生活の中心はネットとリアルどちらが主流か」
「ネット」26%
「リアル」42%

いまのところ、こんな感じだろう。

コロナ禍で新しく取り入れた、
または利用頻度が増えたのは、
「ネット通販」44%
「ネットスーパー」12%
これも納得できる回答だろう。

「食品スーパーを選ぶ理由」
「生鮮食品は直接見て手に取ってから購入したい」
75.2%

オンラインは「送料が高い」
33.6%
「食材の比較ができない」
31.6%
「目的以外の発見や新鮮な食品を楽しみたい」
23.4%

これらはリアル店舗に求められている要件だ。

「直接食品スーパーで購入する商品」は、
「精肉」59.8%
「野菜・果物」57.0%
「鮮魚・干物」55.4%
「惣菜」41.8%

これも、わかるなぁ。
0150a902b1282f4f3bf3c2055a0ec4d4一方、ネットの活用によって、
食品スーパーで購入する必要がなくなった商品。
「あてはまるものはない」
54.8%

現在のリアル店舗も、
かなり高い信頼度だ。

「緊急事態宣言後の食事について」
「自宅での食事が増えた」
64.2%
「コロナ終息後も自宅での食事が増える」
45.8%

「外食利用について」
「外食利用に関して不安だ」
84.2%

「家族との食事において意識する項目」
「栄養バランスのよさ」
55.4%

コロナ禍では、
「病気にならない」
「免疫力を上げる身体づくり」
これらが重要なテーマとなる。

我田引水の要素がないわけではないが、
客観的な調査機関のものではないから、
これはこれでいい。

けれど納得できる結果だと思う。

成城石井の開発商品やワインは、
ネットで購入できると便利だ。
だからオンラインが可能な代表的企業である。

それでもリアル店舗の重要性を、
調査データは物語る。

ピーター・ドラッカー。
その著『マネジメント』に書いている。
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「企業の目的と使命を定義する場合、
出発点は、
一つしかない。

顧客である」

「顧客によって事業は定義される
顧客を満足させることこそ、
企業の使命であり目的である」

だから「顧客からスタートしなければならない」

「顧客と市場を知っているのは、
ただ一人、顧客本人である」

「したがって顧客に聞き、顧客を見、
顧客の行動を理解して初めて、
顧客とは誰であり、
彼らが何を行い、
いかに買い、いかに使い、
何を期待し、何に価値を見出しているかを
知ることができる」

成城石井の調査は、
ドラッカーの指摘通りの行為だ。

しかしドラッカーはこうも言っている。
「もっとも重要な情報は、
顧客ではなく、 
非顧客についてのものである」

非顧客を「ノンカスタマー」と表現するが、
現在の顧客ではない人たち。

現在の顧客がこうだから、
これでいい、とは限らない。

ドラッカーはいつも、
こういった表現を使う。

そしてそれが一番正しい。

アル・ライズとジャック・トラウト。
「波は短期的に
動揺と混乱を引き起こすが
長期的には
波の下にある潮流の方が
ずっと重要である」

月刊商人舎2019年11月号。
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商人舎のweb会議も、
ZOOMを併用することにはなるだろうが、
リアル会議がなくなることもない。

選択肢が増えたことは、
実に便利だなぁ。

〈結城義晴〉

2020年09月24日(木曜日)

大阪店舗クリニックと北野祐次さん・壽崎肇さんのこと

昨日から大阪に来ている。

幸いなことに台風12号が外れて、
こちらはそこそこに残暑。

しかし関東は急に寒くなったようだ。

やっと、秋本番という気分になってきた。
温暖化のせいで季節はズレる。

さぬきうどんの「粂屋」。
やってまっせ!
感染症対策。
安心して来てや! IMG_8640
いいねぇ。

今日は一日、
大阪を店舗クリニック。

商人舎を創業してから12年。
毎年、10回以上は海外に行っていた。
アメリカ、ヨーロッパ、アジア。

今年はそれがない。

そのうえコロナ禍で、
国内でも店舗を巡ることは少ない。

だから体力は落ちている。

それでも店を訪れると、
妙な元気が出て、
ずんずん歩く。

しかしひどく疲れた。
それではいけない。

故北野祐次さんの晩年を思い出す。
壽崎肇さんの80代を思い起こす。

北野さんは関西スーパーマーケットの創業者。
壽埼さんは九州の寿屋の創業者。

北野さんは1924年(大正13年)生まれ。
イトーヨーカ堂創業者の伊藤雅俊さんと同年。
2013年2月12日ご逝去。88歳だった。

関西スーパーマーケット名誉会長、
オール日本スーパーマーケット協会名誉会長。
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日本の食品スーパーマーケット産業に、
これほど重大な影響を与えた人はいない。

北野さんが創り出した「システム」が、
日本のスーパーマーケット全体に普及し、
産業は明らかに進化した。

スーパーマーケット業界は、
悪い意味での「職人の世界」にあった。
そこにシステムの概念をもちこんだのが、
北野さんだった。

生鮮食品部門の鮮度管理システムは、
間違いなく世界最高峰である。

アメリカやヨーロッパよりも、
もちろん中国をはじめとするアジアよりも、
はるかに完成度が高い。
世界一厳しい目を持つ日本の消費者を、
十二分に満足させる仕組みは、
北野祐次によって生み出された。

それはまったく、
信じられないほどのイノベーションだった。

その北野さんが2002年に、
代表取締役を引退して、
会長になって、
さらにしばらく経って、
名誉会長に就任したころから、
急に元気がなくなってしまった。

「目が悪いので、見えにくい」と、
しきりに目を気にしていた。

しかしそんな北野さんも、
いったん店に入ると、
背筋がピンと伸びて、
早歩きになって、
元気を取り戻した。

店長や売場の担当者に、
事細かに指示を出した。

「店は北野祐次を元気にする」
私はそう思った。
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一方の壽崎肇さん。
1926年(大正15年)生まれ
ライフコーポレーションの清水信次さんと同年。
故渥美俊一先生とも、
私の大学の恩師・壽里茂先生とも、
そして私の両親とも同じ。

しかし、現在も健在。

1957年に、九州・熊本で寿屋を創業して、
1000億円を超える小売企業集団をつくった。
それは九州第一のチェーンストアとなった。

倉本長治と渥美俊一に学んで、
壽崎さんは九州一の流通王となった。

1992年に社長を退いたが、
残念ながら2001年に寿屋は、
民事再生法を適用申請した。

その壽崎さんは今、94歳。
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しかし80代までは毎年のように、
海外視察研修に参加して勉強を続けた。

そして訪れた全店舗の全通路(アイル)を、
相当のスピードで、くまなく歩いた。

「これが健康法です」と言っていたし、
どんなに早歩きしても、
隅々まで歩くだけで、
「その店や売場はわかります」と、
つぶやいた。

私は初渡米の1978年9月に、
壽崎さんとご一緒した。
ロサンゼルスとサンフランシスコ。

最後にフィッシャーマンズワーフで、
マルガリータをごちそうになって、
あの街の夜の坂道をふたりで登った。

懐かしい。

月刊商人舎の今年の5月号。
特集「コロナは時間を早める」
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壽崎さんが、
残っていた5月号の在庫を、
全部買い取って、
商業界九州連合会の皆さんに配った。

だから1冊も残っていません。

壽崎さんは現在も、
商業界同友会九州連合会長を務める。

「いい教科書です。
私は二度読みました。
みんなに勉強してもらいたい」

そう言ってくれた。

壽崎さんは雑誌や本を読むときにも、
店回りと同じで、
速読で、くまなく目を通す。

北野さんや壽崎さんを思うと、
68歳の結城義晴、
まだまだ「疲れた」などと言っていられない。

今日は森川泰弘さんが、
ドライバー兼案内係。
㈱JTB大阪第三事業部の商人舎担当。

海外研修が再開したらご一緒して、
いろいろと世話を焼いてくれる。

今日はその大阪版予行演習。
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私はリラックスしてジーパンとボーダー。
森川さん、ありがとう。
心から感謝します。

北野祐次さんも壽崎肇さんも、
そして渥美俊一先生も、
みな、私にとって父のような存在だ。

渥美先生が永眠されたときに、
私は五七五の句をつくった。

亡き父よ
店見るたびに
見るたびに

今日はそんな気持ちで、
15店の店舗を巡った。

そして何度も反芻した。
神は現場にあり。

ありがとう、店舗たちよ。

合掌。

〈結城義晴〉

2020年09月23日(水曜日)

「アフターコロナ」など云々する場合ではない! 「今でしょ!!!」

秋のシルバーウィーク。
たった4日間の連休だったが、
コロナ禍の2020年は、
春のゴールデンウィークや、
夏のお盆シーズンよりも、
国民の心は踊った。
解放された。

それはそれでよかった。

ただし、またPCR検査の結果、
陽性の新規感染者が増える。
そのリスクは高まる。
202003_cover
それはすなわち、
小売業やサービス業の店頭で、
従業員感染のリスクも、
急激に増えることを意味する。

スーパーマーケット、
ドラッグストア、
ホームセンター、
家電チェーンも、
客数は増大し、売上げも上がる。

ただし古い商店街などは、
壊滅的に落ち込んでいる。

主要百貨店4社の8月既存店売上高は、
三越伊勢丹百貨店が前年比70.9%、
大丸松坂屋百貨店が71.9%、
阪急阪神百貨店が85.0%、
高島屋が80.8%。

インバウンド顧客が消えた影響もあって、
相変わらず回復の兆候は見られない。

しかしユニクロの8月の営業は、
既存店が前年同月比129.8%、
全店も129.9%と回復してきた。

そのユニクロは、
コロナ感染による臨時休業店舗が、
8月末時点で6店舗、
時間短縮の店舗は91店舗。
これら臨時休業と営業時間短縮の店舗も、
既存店・全店の統計から除外せずに算出し、
その上でこの数字だ。

「新常態」の生活に必須の店舗は、
もうしっかり対応して、
回復の兆しを見せてきている。

カスタマーとは私の顧客、
わが店の信奉顧客。

そのロイヤルカスタマーとの絆こそが、
今、何よりも重要だ。

「アフターコロナ」など云々する場合ではない。
「今でしょ!!!」

ピーター・ドラッカー。
「未来を築くために
初めになすべきことは、
明日何をなすべきかを
決めることではなく、
明日をつくるために今日
何をなすべきかを
決めることである」
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今日は大阪へ。

コロナ禍後は、海外へは行けない。
北海道も東北も、九州・四国も、
訪れる機会はない。

しかし大阪へだけはなぜか、
毎月のように足を運ぶ。

朝方まで仕事していたので、
グリーン車に乗り込むと爆睡。

気がついたら名古屋、
再び気がついたら京都。

東大寺五重の塔が見えた。IMG_86380

新大阪から梅田へ。

「店は客のためにある」
倉本長治先生の画賛のある会社。IMG_8651
この言葉を見るたびに思う。
本当にこの言葉通りの店に、
なっていてほしい、と。

今日はKMWのお二人。
ナレッジ・マーチャントワークス㈱。IMG_86550
「知識商人」を社名にしてくれた。
代表取締役社長の染谷剛史さん(右)と、
ユニットマネジャーの柳沼克彰さん。

コロナ前からのプロジェクトも、
やっとひと段落。
お疲れ様、ありがとう。

マネジメントとは、
「大企業病」もしくは「官僚化」との闘いだ。

TBS日曜劇場「半澤直樹」。
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面白くて仕方がない。
大笑いしてしまう。

しかし見終わったら、
いつも、少し悲しくなる。
ちょっとだけ嫌な気分になる。

そんな人の会社や組織は、
大企業病にかかっている。
軽症かもしれないが、
重篤な場合もある。

そんな大企業病の処方箋。
使命とビジョンを明確にする。
組織をシンプルにする。
そしてコミュニケーションを図る。

サム・ウォルトンの「小さく考えよ」
「Think Small!」
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ウォルマート創業者の基本中の基本。
6つのステップ。

⑴Think one store at a time!
1度に1店しか検討するな。

私は言い換えている。
Think one thing at a time!
ひとつずつ考えよ。

⑵Communicate! Communicate! Communicate!
意思疎通せよ!意思疎通せよ‼意思疎通せよ!!!

⑶Keep your ear to the ground!
地に耳をつけよ。

私は言い換える。
神は現場にあり。

⑷Push responsibility-and authority-down!
現場に責任を、そして権限を与えよ。

⑸Force ideas to bubble up!
アイデアを沸き立たせよ。

⑹Stay lean! Fight bureaucracy!
組織の贅肉を落とせ、
悪しき官僚化と闘え。

そのウォルマート。
現CEOのダグ・マクミロンは、
コロナ禍のもとでまたまた、
大きな変革に取り組もうとしている。
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その詳細は10月発刊予定の単行本に、
いま書いている。

乞う! ご期待。

〈結城義晴〉

2020年09月22日(火曜日)

糸井重里と一緒に考える「こころ」の春夏秋冬

秋の4連休最後の日が、
秋分の日。
〈びわ湖高島観光ガイドより〉
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昼と夜の長さがほぼ等しい日。
厳密に見れば昼のほうが、
ほんの少しだけ長い。

それでも秋分の日以降は、
夜のほうが長くなってゆく。

ライフサイクルは、
春夏秋冬と同じだ。

春に誕生し、
夏に成長し、
秋に成熟し、
冬に衰退する。

商品のライフサイクルも、
導入期、成長期、成熟期、衰退期と、
4つに分けられる。

野菜や果物も、
端境期と旬の間に、
やはりライフサイクルがあって、
4つに分けられる。

もちろん旬が成長期だ。

秋分は春夏秋冬の、
いわば秋のピークで、
二十四節気ではこのあと、
寒露、霜降、立冬となる。

秋分の対極に春分があり、
その間に冬至と夏至があって、
1年は4等分される。

COVID-19は、
冬至のころに中国武漢で発生し、
春分、夏至、そして秋分まで続いた。
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世界はもう4分の3を、
新型コロナウイルスとともに、
過ごしてきたことになる。

これから最後の4分の1。
春夏秋冬のライフサイクルならば、
衰退期に向かうのだろうが、
風邪やインフルエンザ、
そしてCOVID-19は、
むしろ最盛期に向かう。

今年はどうしても、
それを考えてしまう。

9月21日の「ほぼ日」の巻頭エッセイ。
糸井重里の「今日のダーリン」
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「”こころ”なんてものは、
ないという考え方もある」

「でも、他の生きものでも、
どこをどう探しても
これが”こころ”ですというものは
見つからない。
だから”ないもの”なんだと
結論を急がれても困る」

糸井流で平仮名の「こころ」を論じる。

いつものことだが、
逆に考えてみる。

「逆に、だよ、
“これ”こそが”こころ”だ
というものがあったら、
仮に、ひとつの臓器として
“こころ”があったら、
どういうことになると思いますかっつーの」

「それをとりだしちゃったら
“こころ”がなくなるわけ?」

「”こころ”があるような気がすることが、
ぼくだって、何度も何度もあったよ」

その通りだ。

「というか、”こころ”が
あると思って、生きているよ。
それがないと思って生きるって、
どうにもムリだ」

だから、「こころ」はある。

「そこに”こころ”があるのを感じて、
うれしくなったりもする。
さまざまな”こころ”が
ひしめきあっていて、
怖いくらいなときもある」

「”こころ”は、人ばかりでなく、
他の生きものにも感じることがある。
おそらく、犬やら猫やら、
いろんなどうぶつには、
“こころ”があるのだと思える」

糸井さんにはブイヨン。
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結城義晴にはジジ。
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「”こころ”があるからこそ、
困ったことだって起こるのは知っている。
“こころ”なんてものがなかったら、
もっとうまくいくことも
あるのにということもある」

ドナルド・トランプにも、
バラク・オバマにも、
習近平やウラジミール・プーチンにも、
菅義偉や安倍晋三にも、
そしてあなたにもわたしにも、
心はある。

「じぶんの”こころ”でさえ、
じゃまになることもある」

英語には「心」という言葉が3つある。
”heart”、”mind”、”spirit”。

heartは心臓そのものをも意味するし、
感情的な「心」を表す。

mindは思考や意思の「心」。
精神、知性、理性といったニュアンス。

spiritは霊的な「心」の意味。
精神や魂といったニュアンス。

糸井さんの「こころ」は、
それらをすべて含んでいるか。

「だけどなぁ、”こころ”がなかったら、
なんで生まれたんだかわからなくなるよ」

何のために生まれ、
何のために生きるのか。
何のために死ぬのか。

「”こころ”が、
よろこんだり、はずんだり、
さみしがったり、かなしんだり、
そういうことぜんぶが、
旅してるみたいなことでさ」

「どこへ行くとか関係なく、
“こころ”が旅してることが、
きっと生きてるってことだもんね」

商売は顧客の心をとらえ、
満足させることだ。

いや、お客様の心に訴え、
喜んでもらうことだ。
幸せになってもらうことだ。
希望をもってもらうことだ。

糸井のキメの言葉。
「”こころ”を勘定に入れない計算は、
絶対にまちがうよね」
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マネジメントにおいても、
こころの視点を持たなかったものは、
破綻し、悪い組織をつくった。

いわゆるアンリ・ファヨールの理論だ。
MTPの組織論だ。

心を勘定に入れないマネジメント。

「精神論だ」などと言い切って、
簡単に排除してはいけない。

ドラッカーは、
心のマネジメントを、
懸命に、
理論化しようとした。
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そして心にも、
春夏秋冬があって、
ライフサイクルがある。

いつもいつも、
春・夏・秋ではなくて、
冬もある。

でも必ず、
春はやってくる。

ああ。

これから冬に向かう。

〈結城義晴〉

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