結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2016年11月25日(金曜日)

安島祐司さん・逝去。BlackFriday「おわりよければすべてよし」

いざ行(ゆか)む雪見にころぶ所まで
毎日新聞『余禄』が松尾芭蕉の句を紹介。

「雪が降れば雪見へと繰り出した
江戸の粋人」
昨日はそんな雪だった。

一転、今日は、最後の秋晴れ。
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商人舎オフィス裏の遊歩道も紅葉。DSCN2189-6

訃報です。

安島祐司さん、享年80。
マルトグループ会長。

11月23日午前0時19分、永眠。

「働くこと」を大切にした人が、
勤労感謝の日に逝った。

訃報にある。
「お客様を愛し、社を愛し、
全力で仕事に打ち込んだ生涯でした」

2011年3月11日の東日本大震災。

故安島祐司さんに、
最後の難題が降りかかった。

しかし震災発生後の3月12日から、
マルトグループは一日も休まず、
地域のお客さまのために、
奉仕し続けた。

福島第一原子力発電所が水素爆発。
しかしマルトは店を開け続けた。

マルトは市民のライフラインとなって、
営業を継続した。

安島祐司さんが、
そのマルトファミリーと、
全従業員の支柱だった。

私は評した。
「マルトは日本商業の誇りだ」

通夜と葬儀告別式は近親者のみで、
執り行われた。

「お別れの会」は、
来2017年1月31日午前11時から、
パレスいわきで行われる。

心から哀悼の意を表し、
ご冥福を祈りたい。

横浜商人舎オフィスに出社すると、
『流通問題』が届いていた。DSCN8510-6
一般社団法人流通問題研究協会の機関誌。
通巻190号。

巻頭言は三村優美子さんの筆。
「社会の危機に備える流通の役割について」
青山学院大学教授。

「流通は空気のような存在である。
流通が安全と安心を支える
社会的共通資本であることを
危機が教えてくれる」

マルトは空気のような存在である。
マルトが安全と安心を支えている。

私はこの号で、講演録を掲載した。
「流通革命とチェーンストア」

最後は「自ら軛を断て」

あなたは今も
縛られていないか。

会社に,上司に,組織に。
あるいは観念に,慣習に,
古い理論に。

さて今日は、商人舎オフィスに、
第一屋製パン㈱の幹部たちが、
やってきてくれた。

左から前川智範さん・代表取締役社長。
船戸謙治さん・常務取締役。
米田歩さん・執行役員商品本部長。
私は2年前から社外取締役。DSCN2197-6
今回は、中長期経営計画の、
中間報告と相談。

いい会社にしたい。
頑張りましょう。

さて今日からイオンが、
「ブラックフライデー・セール」を開始。DSCN2174-6

アメリカでは、すでに、
24日のサンクスギビングデーから、
ホリデーシーズンが始まった。

これまでは感謝祭の翌日の金曜日に、
一斉にセールが始まることが恒例だった。

「黒字の金曜日」
だからブラック・フライデー。
日本人にはこの「黒」が、
ちょっと違和感があるかもしれないが。

しかし近年、
アメリカ小売業界では、
感謝祭当日に、
「早仕掛け」する傾向が顕著。

ウォルマートが先鞭をつけ、
今ではメイシーズなど百貨店まで、
24日夕方に前倒しセールを展開する。

全米小売業協会の予測では、
24~27日の4日間で、
約1億3400万人が買物する。
前年比1.17%増。

日本では今年初めて、
アメリカに倣ってイオンが、
この「ブラックフライデー」を導入。DSCN8400-6
イオングループの全国約500店舗で、
25日から3日間のセール展開。

黒いパネルを全店に掲示して、
年末までの商戦をリードする心づもり。DSCN8405-6
今日25日の午前0時から、
セールを始めた店舗もある。

「1000円のTシャツを100円」などで訴求。

イオンは一定の成果を収めるだろう。

そして来年から、
「ブラックフライデー」は、
日本中で展開されるだろう。

これも考えてみれば、
ハロウィンのように、
社会の慣習やインフラとなるだろう。

昨日の朝日新聞『折々のことば587』
鷲田清一さん編著。

「おわりよければすべてよし」
(言い習わし)

「結果さえよければ、
途中どんなやり方でもよい、
というわけではないと思う」

これは大事な指摘だ。

「目的が達成されれば
その手段も追って正当化される
というのでもないと思う」

その通り。

ブラックフライデー・セールも。

「子育てでも介護でも仕事でも、
人生に、誰にも通じる正しいやり方が
あるわけではない」

だから単なる物真似は通じない。

「誰もが正解が見えないまま、
必死でそれに取り組む。
そして『ああ、終わった』と
さらりと言えたときは
うまくいったのだ。たぶん」

安島祐司さんも、
きっとそうだったに違いない。

「おわりよければすべてよし」

合掌。

〈結城義晴〉

2016年11月24日(木曜日)

初雪のイオンスタイル東戸塚と高原豪久「より早く・より速く」

横浜にも初雪。O

11月の初雪は、
1962年以来54年ぶり。

私が10歳の時だが、
印象はない。

さらにその初雪が積雪となった。
こちらは観測開始の1875年以来、
初めてのこと。

なんと明治8年。
141年前。

昨年の初雪は1月12日だったから、
49日早い降雪。

今年の冬は、
どこまで寒くなるのだろう。

しかし、商売にとって、
暑さ寒さは追い風だ。

この寒さや雪を、
経済の活性化につなげたい。
ちょっとこじつけが過ぎるか?

今日は雪の中、
朝から横浜の東戸塚。

駅前のオーロラシティ。DSCN1995-6
西武百貨店とイオンスタイルが、
二つの核店舗。

イオンスタイル東戸塚は、
9月24日グランドオープン。

もともとはダイエー東戸塚店だった。
この店は1999年10月7日に開設。

その後、ダイエーが、
イオンの子会社になり、
今年3月12日、この店は、
イオン東戸塚店として再生。

さらに9月24日に、
イオンスタイル東戸塚へ変身。DSCN2183-6

その3階の全フロア1700坪が、
キッズリパブリック東戸塚。
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私は2014年の年末に、
岡山県倉敷を訪れて、
このブログに書いた。
キッズリパブリック第1号店。20141231063704.jpg

それから2年。

このフォーマットの集大成が、
東戸塚のイオンスタイル3階の店。

面白いショップが、
PHOTOLBA。
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子どもたちの日常生活の写真館。

私もチャレンジ。
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パソコン上に元の写真を使って、
扮装画像が現れる。DSCN2080-6

サンタクロース。
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イオンリテール㈱のお二人。
佐藤香さん(中)と中田真由子さん(右)。DSCN2171-6
佐藤さんはキッズ商品企画本部の、
キッズリパブリック商品部商品部長。
中田さんは、
コミュニケーション本部広報部。

楽しい取材だった。
ありがとう。

さて、日経オンラインの経営者ブログ。
ユニ・チャーム社長の高原豪久さん。
今日のタイトルは、
「絶対的な価値をつくる心構え」

高原さんが今年を振り返って、
実感したこと。
「企業は単に、
成長を続けるだけではダメだ」

従来の成長プロセス、
あるいは一定以上の規模までの
成長プロセスは、
「小さく生んで大きく育てる」こと。

メーカーならば、
「まず商品を開発し、
局地戦に勝利し、その後、
徐々にエリアを広げながら、
全国規模のサプライチェーンを整備し、
一歩一歩足場を固めながら、
事業拡大を進めていく」

小売業ならば、
業態化し、局地戦に勝利し、
その後、エリアを広げながら、
サプライチェーンを整備し、
一歩一歩足場を固めながら、
事業拡大を進めていく。

しかし今後は、
「よりスピードを意識しなければ、
成長自体できなくなる」

高原さんはそんな危機感を覚える。

理由は、ITの進化と、
グローバル化の進展。
変化が常態化した、
ニューノーマルな時代。

あらゆる経営資源が、
「スタンダード化」し、
情報も技術も生産も物流も、
そして人材までも、
あらゆる経営資源が、
誰にでも手が届くようになった。

そこで小さく生んで大きく育てることが、
誰にでも、できるようになった。

まあ、高原さんが言うのは、
世界最先端の競争をする企業の話だが、
そんな競争をする者にだけでなく、
経営資源のコモディティ化は、進んだ。

そこで必要なのは、
「より早く・より速く・大きくなる」こと。
「速いものが遅いものに勝つ」時代。

これは柳井正さんの認識と同じ。
だから柳井さんは会社を、
「ファーストリテイリング」と名付けた。
「速い小売業」

だから、
「早く・速く・大きくなり、
大きくなってもさらに、
より早く・速く・成長する」

好業績という「ぬるま湯」につかって、
「ゆでガエル」状態になる。
そうすると会社や組織がおかしくなる。

さらにそれを自覚しているのに、
何も変わろうとしない。

好業績が続かなくなっても、
「ゆでガエル」状態は変わらない。

計画だけ挑戦的なものをつくる。
しかし、実際には、
ゆっくりとした成長しかできない。
あるいはマイナス成長に陥る。

そんな組織も、これまでは、
ゆっくりと死んでいった。

しかし、環境変化が激しく、
スピードが何よりも重要な今日には、
すぐにゆで上がる。

ここまで強調するのは、
ユニ・チャームにそんな兆候が、
見え始めているからかもしれない。

「より早く、より速く、大きくなる」
この成長の条件を、
高原さんは考える。

「圧倒的な既存機能の差別化」
「まったく新しいカテゴリーの創造」

そして製造業にとっては、
「絶対的な価値を持つ
オンリーワンの商品」

小売業では、
「絶対的な価値を持つ
オンリーワンのフォーマット、
それを成し遂げる人材・組織」

「歴史をふり返ってみても、
量的にも質的にも
劇的な変化が起きるのは、
大きなイノベーションを掲げた
絶対的な価値を持つ
オンリーワン商品が
世の中に出た時ではないでしょうか」

高原豪久、
1961年7月生まれの55歳。
P&G、キンバリー・クラーク、
そして花王などを相手に、
互角以上の戦いを演じる
経営者の危機感。

この危機感が時代を象徴している。

〈結城義晴〉

2016年11月23日(水曜日)

勤労感謝の日の「働くこと」と「自分の弱さに気づくこと」

勤労感謝の日。

毎年、15番目にやってくる国民の祝日。

日本の祝日は、残すところ、
12月23日の天皇誕生日のみ。

つまり16回の国民の祝日がある。
世界の祝祭日で一番多い国は、
インドとコロンビアの18日、
三番目に多いのが16日で、
今年から日本は、
山の日が一日増えて、
この3位グループに入った。

勤労感謝の日の趣旨は、
「勤労をたっとび、生産を祝い、
国民たがいに感謝しあう」こと。

1948年以前は、
新嘗祭(にいなめさい)。
今日も皇居・宮内庁では、
この祭りが執り行われた。

天皇陛下が、
天照大御神はじめ八百万の神々に、
五穀を捧げて豊作を感謝し、
また陛下自らも新穀を食す。

五穀とは、稲・麦・粟・大豆・小豆。

飛鳥時代から延々と続く、
唯一の行事といわれる。

今年9月19日のこのブログにも書いたが、
祝日と祭日は異なる意味を持つ。

「祝日」は、国の記念日。
建国や独立など、
国の歴史的な出来事に由来したり、
功績のあった人物を称えて制定される。

「祭日」は、宗教儀礼上の、
重要な祭祀を行う日。

だから勤労感謝の日は祝日、
新嘗祭は祭日。

皇室のこの祭日そのものは、
日本の伝統として、尊重しよう。

そして日本国民の祝日としては、
自分たちの勤労に感謝しよう。

働くことに感謝する。
ここがいい。

朝日新聞一面の『折々のことば586』
鷲田清一さん編著。

人間の弱さは、
それを知っている人たちよりは、
それを知らない人たちにおいて、
ずっとよく現われている
(パスカル『パンセ』前田陽一・由木康訳)
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「おのれの弱さに
向きあうのは難しい。
つい虚勢をはったり、
ものごとを傲慢に言い切ったりする。
自分をそのままで保てないのだ」

「自分の弱さを知る人は、
自分が誰かに支えられていることも
よく知る」

「だから他人の弱さにもすぐ気づき、
すっと手を差し伸べられる」

勤労感謝の日は、
「自分の弱さを知る日」である。
「誰かに支えられていることを知る日」、
「他人の弱さに気づく日」である。
「すっと手を差し伸べる日」である。

さて、ドナルド・トランプ次期大統領。
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来年1月20に就任式の予定。
しかしその初日に、なんと、
「TPP離脱を通告する」

その代わりに、
「米国に仕事と産業を取り戻す
公平な2国間の通商交渉」を目指す。

メガFTAでなく、2国間の交渉を通じて、
自国に有利な条件を引き出す。

安倍晋三首相が、
押っ取り刀で駆けつけて、
「信頼できる関係」を築こうとしたが、
あえなく裏切られた。

日経新聞『大機小機』
「トランプ保護主義を阻止せよ」
コラムニスト隅田川さんが、
トランプの表明内容の矛盾を、
ズバリ、分析し、指摘する。

「こうした主張は、
経済学の常識に反し、
時代遅れである」

その理由の第1は、
「輸入を抑制すれば
国内の雇用が回復すると
考えているようだが、これは誤りだ」

「国境を越えてサプライチェーンが
構築されつつある現代において、
輸入の制限はコスト高となり、
かえって米産業の競争力をそぐ」

第2の理由。
「中国や日本が米への輸出を
増やしているのは、為替操作など
何らかの不公正な輸出促進策を
しているからだと考えているようだが、
これも間違いだ」

「日中が対米輸出を増やしてきたのは、
基本的には産業の競争力が米国に
追いつき、追い抜いてきたからである。
この点を理解せず、いつまでも
他人のせいにしていたのでは
米産業の復活は遠のくばかりだろう」

そして第3の理由。
「『メガFTA』と呼ばれる
多国間での自由貿易協定(FTA)は、
今や世界の自由貿易を推進する
重要なエンジンである。
もちろん世界貿易機関のラウンドで
多角的な自由貿易を
推進するのが理想だが、
それが進まないから
メガFTAに期待が集まるのだ」

「米国が消極的になれば、米国自身が
自由化の波に取り残される」

コラムニストは繰り返す。
「トランプ氏の主張は
あまりにも常識外れで、
それがそのまま実現するとは思えない」

しかし、この「思えないこと」が、
次々に起こってしまった。

そんな時代にはやはり、
不変の哲学が見直されねばならない。

人間の弱さは、
それを知っている人たちよりは、
それを知らない人たちにおいて、
ずっとよく現われている

ドナルド・トランプの弱さは、
それを知らないアメリカ国民において、
ずっとよく現れてくる。
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「おのれの弱さに
向きあうのは難しい。
つい虚勢をはったり、
ものごとを傲慢に言い切ったりする」

それに安易に同調してはならない。
かといって静観していてもいけない。

「日本が取るべき道」は、
「日本自身が
世界の貿易・投資の流れを
より開かれたものにしていくうえで、
リーダーシップを発揮することだ」

しかし、これまでの与野党。
「相変わらず農産物の貿易自由化に消極的」
「対内投資は対外投資に比べて見劣りする」
「外国人労働力の受け入れに前向きでない」

ああ。

勤労感謝の日は、
「自分の弱さを知る日」
である。

「誰かに支えられていることを知る日」、
「他人の弱さに気づく日」である。
「すっと手を差し伸べる日」である。

〈結城義晴〉

2016年11月22日(火曜日)

福島県沖地震とドラッカーの「意思決定の手順とポイント」

福島県沖を震源地とした地震。
今朝5時59分に発生して、
マグニチュード7.4だった。

2011年の東日本大震災以来、
最大の震度。
福島県いわき市などで震度5弱。

福島、宮城両県に津波発生。
仙台港で1.4m、
福島県相馬市で0.90mの、
津波が観測された。

東京電力福島第2原発3号機では、
使用済み核燃料プールの冷却設備が、
一時停止。

心から、お見舞い申し上げたい。

フェイスブックで、
次々に「無事が確認されました」の報。
安島浩さん、伊藤信弘さん、
間瀬慶蔵さん、大越鉄夫さん、
それ以外の人たちも、
無事が確認されて、
安心した。

私は伊豆高原で目を覚ました。DSCN8347-6
山肌に雲。

こちらも揺れた。

しかし相模湾は静かだった。DSCN8348-6

木立に囲まれた研修施設。DSCN8352-6

ウッドデッキが気持ちいい。DSCN8354-6

朝から小雨模様だったが、
昼頃には太陽が顔を出した。DSCN8356-6

庭園を散策すると、
これも気分がいい。DSCN8361-6

伊豆高原駅前広場には、
江戸城築城石。
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縦2.7m、横1.2m、高さ1mで、
重量は約11トン。
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1606年から江戸城の拡張工事が、
徳川家康の命で行われた。
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その際、城郭用の石材として、
東伊豆町稲取地区から切り出された石。
緻密で耐熱性に優れている。

研修施設は天麗301。DSCN8363-6

ここで昨日から今日まで、
2日間、缶詰合宿。
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集中的に議論し、
試行錯誤しつつ、
案件を煮詰めていく。DSCN8374-6

これもいわば意思決定の仕事。
その手順とポイントを、
ピーター・ドラッカーが教えてくれている。

まず第1に、問題を明確にする。
ドラッカーは皮肉なことを言っている。
「間違った問題に対する正しい答えほど、
実りがないだけでなく、
害を与えるものはない」

今回は問題は明確だ。

第2は、意見の対立を促す。
「マネジメントの意思決定は、
全会一致でなされるようなものではない。
意見の対立を見ない時には、
決定を行わないこと」

ドラッカーは対立を重視する。
私も対立を引き起こす。

その理由。
一つは、不完全な意見、
間違った意見によって、
騙されることが防げる。

二つは代案を手にできる。
実行の段階で間違っていたり、
不完全であることが明らかになった時、
途方に暮れなくとも済む。

三つは、自分自身や他の人の
想像力を引き出せる。

第3に、意見の相違を重視する。

ここで注意しなければならないこと。
一つは、ある案だけが正しく、
その他の案はすべて、
間違っていると考えてはならない。

二つは、自分は正しく、
他の人は間違っていると
考えてもならない。

三つは、なぜ他の者は意見が違うのかを
明らかにすることから
スタートしなければならない。

そのうえで決定する。

さらに一番重要なこと。
「決定を実行するうえで
何らかの行動を起こすべき者、
逆に言えば決定の実行を
妨げることのできる者全員を、
決定前の議論のなかに
責任を持たせて
参画させておくこと」

意思決定の後は、
これがポイントとなる。

そして意思決定において、
忘れてはならないのが、
「フィードバック」

決定の結果について、体系的に、
フィードバックしなければならない。

さらにフィードバックの仕組みを、
決定を実行する前に
つくり上げておかねばならない。

何かを決めるときには、
決めた後が極めて大事になるのだ。

よろしく。

〈結城義晴〉

2016年11月21日(月曜日)

伊藤園大陳コンテスト審査会と「最期に伝える五つの言葉」

Everybody! Good Monday!
[2016vol47]

2016年11月第4週。

アメリカでは今週は、
サンクスギビング週間。

日本でいえば、
年末年始休暇のようなもの。

木曜日がサンクスギビングデーで、
金曜日はブラックフライデー。

日本では水曜日の23日が、
勤労感謝の日。

そして25日(金)、26日(土)、27日(日)が、
年末商戦の前哨戦となる。

このあたりの詳細は、
Weekly商人舎日替り連載に掲載。
月曜朝一・2週間販促企画。

いずれにしても、
これからの年末年始商戦まで、
充実した日々を送りたいものだ。

一粒の種を残して秋暮るゝ 
〈朝日俳壇より 奈良市・石川宣子〉
「一粒の種」は植物の種ではない。
未来への希望のようなもの。
それこそこれからの日々だ。

孤にあらず我秋晴に涙すも   
〈同 船橋市・斉木直哉〉

選評は、
「そう、あなたは独りではない。
すぐ近くにあなたを
見守ってくれる人がいる」

そのとおり。
仕事は孤独ではない。
チームワークだ。

色変へぬ松一本の教へかな   
〈同 名古屋市・山口耕太郎〉
一本の松が、
「変わらぬこと」の重要さを教えてくれる。11月も終わりのころ、
そんな心持ちで、12月を迎えたい。

さて昨日一日休養して、
今日は朝から東京・清水橋。
㈱伊藤園本社。

恒例の伊藤園大陳コンテスト審査会。
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月刊食品商業誌上で、
毎年、4回ほど、開催される。

私はずっと、審査委員長。

予備選を通った作品群がすでに並べられ、
その最終審査をする。
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審査員6人で、
それぞれのコースごとに、
付箋を貼って優秀作品を選び、
それを集計して、
大賞・優秀賞など決めていく。
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そして決まりました。

コースごとの店舗大賞・優秀賞、
そして企業賞大賞・優秀賞。

最後に裏方の皆さんも加わって、
全員で写真。
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その後、江島祥仁副会長の部屋で、
抹茶をいただいて、懇談。

私の右が本庄大介社長、
左が江島副会長、
後ろは右から本庄周介副社長、
松井康彦商人舎エグゼクティブプロデューサー、
小林義雄専務。
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今回は私の渡米のエピソードを語り、
企業内大学についてレクチャーした。

伊藤園のお茶は、
やはりうまかった。

清水橋を辞して、
すぐに品川へ。

それから東海道新幹線こだまで、
熱海まで行き、
さらに伊豆急踊り子号に乗り換えて、
伊豆高原駅まで。
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曇り空だが、
初島が見えた。
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そして研修所「天麗301」
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紅葉の向こうに、
相模湾が見える。
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コンクリートと木を使った研修施設。
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デッキも木製。
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その研修棟。
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ここでプロジェクトチームの合宿。
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夜中まで議論し、
その後、懇親。

成果を上げたい。

ピーター・ドラッカー。
「コミュニケーションが成立するためには、
経験の共有が不可欠である」

さて、毎日新聞『身じまい練習帳』
「最期に伝える五つの言葉」

10月の札幌。
「日本死の臨床研究会」が開催。

医療・ケア関係者が研究発表し交流する会。
もう40回も行われている。

脚本家の倉本聰さん、
作家の池澤夏樹さん、
ノンフィクション作家の柳田邦男さん、
そして詩人の谷川俊太郎さんが、
特別ゲストとして登壇。

共通する主張は、
「死を避けないで、受け入れよう」

在宅ホスピス医の徳永進さん。
「人が死ぬときに言う言葉は五つ」

「ありがとう」
「ゆるしてね」
「ゆるします」
「あいしてます」
「さようなら」

徳永さんが谷川さんに聞いた。
「谷川さんはどれ?」

「平均的にそうだということはわかるけど、
本当に大事なときって一人ひとり違う。
覚悟もみんな違う……
なんか死ぬっていうのが、
最近、すごく大げさになっていない?
死ぬって照れくさいから、
できれば死なないでおきたい……」

ははは。

しかし谷川さん、最後に言った。

「一人で死にたい、
誰もいてほしくない」

これは、いい。

いつでもそんな覚悟をもっていたい。

伊豆の海を見ながら、
私もそんなことを思った。

夜の向こうに
海が見える
胸いっぱいの愛を
両腕のなかに満たして
何も見えなくなったこの眼で
僕は海を抱きしめていたい
〈山﨑眞幹作詩・作曲〉

では、今週も、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2016年11月20日(日曜日)

【日曜版・猫の目博物誌 その24】銀杏

猫の目で見る博物誌――。
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猫の目は美しいものを見分ける。
おもしろいものもわかる。

そんな目で見る博物誌――。

晩秋に似合うものは、
イチョウ。
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漢字表記は「銀杏」
「公孫樹」「鴨脚樹」などとも記される。

イチョウは種子植物の裸子植物。20141122180446

種子植物は生殖器官として「花」を持つ。
そこで「顕花植物」と呼ばれる。
有性生殖の結果として、
種子を形成する。

その種子植物は二つに分類される。
第一がイチョウなどの裸子植物、
第二が花の咲く被子植物。

裸子植物とは、
種子植物のうちで、
胚珠がむきだしになっているもの。

被子植物は、
生殖器官の花の特殊化が進んで、
胚珠が心皮にくるまれて、
子房の中に収まったもの。

イチョウはその裸子植物門の、
イチョウ綱イチョウ目イチョウ科に属す。

学名はGinkgo biloba。
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現存する唯一のイチョウ綱で、
したがって「生きている化石」として、
絶滅危惧1B類に指定されている。

意外なようだが。

イチョウ科の植物は、
中生代から古生代にかけて、
世界中に繁茂していた。

しかし、氷河期にほぼ絶滅した。

ただし一種だけ生きながらえた。
ところは中国。
それは仏教寺院などに植えられ、
さらに日本には薬種として伝来した。

ドイツ人のエンゲルベルト・ケンペル、
『日本誌』の著者で、医師・博物学者。

17世紀に日本の長崎から、
イチョウの種子を持ち帰った。
それが各地の植物園に移植され、
広く栽培されるようになった。

その後18世紀にはドイツをはじめ、
欧州各地で植えられるようになった。
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高さ20~30メートルの落葉樹。

葉は扇形。
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中央部に浅い裂け目があり、
秋に黄葉する。

イチョウは雌雄異株(しゆういしゅ)。
雌花と雄花を別々の個体につける。
春に、葉の付け根に、尾のような雄花と、
柄のある2個の胚珠をもつ雌花をつける。
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4月から5月ごろ受粉し、
新緑から万緑へ。
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9月から10月ごろ精子が放出され、
受精が行われる。

受精によって胚珠は成熟を開始し、
11月ごろに種子に熟成する。
20131130171811

果実は丸い。
熟すと外種皮は黄橙色になる。
内種皮は白い皮となって種子を包む。

その種子が「銀杏(ぎんなん)」
日本食には欠かせない食材。

中国が原産。
黄葉時の美しさと剪定に強いことから、
街路樹として全国的に多用されている。

また、イチョウ材は、
油分を含んでいて水はけがよく、
加工性に優れ、ゆがみも出にくい。

カウンターの天板、構造材、
建具、家具などに利用される。
碁盤、将棋盤にも使われる。20131129204911

1817年、ドイツの詩人ゲーテは、
詩集『銀杏の葉』を出した。

その代表作が、
『銀杏の葉~Gingo Biloba』

これは はるばると東洋から
わたしの庭に移された木の葉です
この葉には 賢者の心をよろこばせる
ふかい意味がふくまれています

これはもともと一枚の葉が
裂かれて二枚になったのでしょうか
それとも二枚の葉が相手を見つけて
一枚になったのでしょうか

こうした問いに答えられる
本当の意味がどうやらわかってきました
わたしの歌を読んであなたは
お気づきになりませんか

わたしも一枚でありながら
あなたとむすばれた二枚の葉であることが
『ゲーテ詩集』より(訳・井上正蔵、旺文社文庫)

銀杏の俳句でおもしろいのは、
夏目漱石。
鐘つけば銀杏散るなり建長寺

実はこの句が、
正岡子規の有名な俳句の下敷きになった。
柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺

銀杏が柿のもとになった。
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猫の目にも、おもしろい。

(『猫の目博物誌』〈未刊〉より by yuuki)

2016年11月19日(土曜日)

ロサンゼルス「365By Whole Foods」に注文つけて、帰国。

帰国しました。
今年最後の11月の滞米は12日間となった。

ロサンゼルス国際空港で、
三人ハドル。
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左がミラクル前田、右がレジェンド小阪。
前田君は万代ドライデイリー会事務局長、
小阪君はJTB西日本。

今回の旅行中、
ずっとお世話いただいた。

感謝します。

私はひとり羽田空港へ。
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別行動になった。
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ロサンゼルス空港は、
快晴で快適。
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飛び上がると、すぐに海岸線。
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サンタモニカ湾は、
朝日に映えて美しい。
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11時間ちょっと、
太平洋上は雲に覆われていた。
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羽田についたら氷雨。
それでも元気です。

さて安倍晋三首相の渡米と、
ドナルド・トランプ次期大統領との会談。

中国・人民日報系『環球時報』は、
「安倍の『朝貢』でトランプが感動」

「朝貢」とは、
外国人が来朝して、
朝廷にみつぎものを差し上げること。

対して韓国の『聯合ニュース』は、
「スピード感ある外交を展開する
安倍首相の歩みが目立つ」
こちらは評価した。

英国の『フィナンシャル・タイムズ』は、
トランプ次期大統領が、
「選挙中の公約を果たすのではなく、
同盟国との関係を
重視する意向ではないか」

ありうる。

しかし、それは、
公約違反。

どうなるか。

さて、昨日の午後、
ロサンゼルスに到着。
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すぐに、トーランス地区へ。
40年くらい前には、
何度もやってきた。

なつかしい。

その頃はアメリカ随一のサバブだった。
しかし、もう古い街のように感じられる。

アキ・ホーム。
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ニトリが2013年10月に、
アメリカ進出を果たしたフォーマット。

創業者・似鳥昭雄さんの名前から、
バナーをつくって「AKi-HOME」

当初は1000店を目指すとしていたが、
それから3年、5店舗のまま。

店には、ちょっとがっかり。
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日本の製品をそのまま販売している。
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日本の商品をそのまま持ってくる。
この売り方はいいだろう。

しかしこの地では、
平凡な家具屋でしかない。
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右隣にロス・ドレス・フォーレス。
オフプライスストア。
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売上高119億4000万ドル、
1兆1940億円。
伸び率は8.1%。
純利益10億2100万ドル、
1021億円。
伸び率10.4%。
店舗数1446のすごいチェーン。

左隣にはマーシャルズ。
1007店舗。
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マーシャルズはTJX傘下。
TJXはオフプライスストア・チェーンで、
売上高309億4500万ドル、
3兆0945億円。
純利益22億7800万ドル、
2278億円。
伸び率はそれぞれ6.4%、2.8%。

店舗数3614の、
これまたすごいディスカウンター。DSCN8190-6

このパワーリテーラーに挟まれたら、
アキ・ホームも、
ディスカウント路線でいかねばならない。

さらにその隣に、
ウォルマート・ネイバーフッドマーケット。
これもディスカウントタイプ。DSCN8191-6

居抜き出店で、
レギュラーのレイアウトではないが、
生鮮食品も上々の売り場。DSCN8192-6

グロサリーはエブリデーロープライス。DSCN8193-6

アキ・ホームのこの店の立地は、
間違いだった。

ジャパン・テクノロジーを前面に出して、
何とか頑張ってほしいものだ。

ユニクロ、ダイソーが、
一定の成果を上げているから、
ニトリもできないはずはない。

ホーム・ファッション分野は、
アメリカでも激戦区だが。

このトーランス・プロムナードSCには、
トレーダー・ジョーも、
入っている。
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こちらはどこに出店しても、
全く変わらない。
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第1エンドはフィアレスフライヤー。
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ワイン売り場がコンパクトで、
しかも低価格の品揃え。
このSCのコンセプトに合わせている。
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店づくり、商品戦略、
ホスピタリティ。
まったくどの店も変わらないけれど、
アソートメントは店ごとに異なる。
それが現代のチェーンストアである。
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さて、ロサンゼルス訪問の目的。
365By Whole Foods Market。
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月刊商人舎9月号。
The US Retail Industry 2016

この中で、スタディしたのが、
「365 by Whole Foods Market」の挑戦
Trader Joe’sとの対比で描く4章の物語
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その注目店舗を、
私自身の目で見る。
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ファストフードのオーダーシステム。
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プライベートブランド365を、
店中でフィーチャー。
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ラルフスの退店跡への居抜き出店で、
ローコスト経営。
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店舗左翼はリカーコーナー。
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冷凍食品は長い長い平ケース。
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ゴンドラエンドにデジタルサイネージ。
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しかしこんな目先のことを、
評価していてはいけない。

セルフデリは簡素だが、
ホールフーズらしい。
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店舗を見通すことができるレイアウト。
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レジは銀行方式。
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隣にCVSファーマシーの入った、
ネイバーフッドショッピングセンター。
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暗くなってからのファサード、
なかなかいい。
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さてこの365By Whole Foods。

評価は難しい。
新しいポジショニングを築けるのか。

私はもう少し、
トレーダー・ジョーやスプラウツの、
カジュアルさ、気楽さを、
前面に出したらいいのにと思う。

カジュアルでローコスト、ロープライス。
そのためにプライベートブランド中心、
リミテッド・アソートメント。

だから高品質・低価格を実現できる。

レギュラーのホールフーズより、
ずっと品揃えの幅は少ない。

しかしまだまだ多い。
怖いのだろう。

ポジショニング戦略10ポイントから。

第3・勇気を持つこと。
第5・シンプルなアイデアを持つこと。
第6・巧妙であること。
第7・すすんで犠牲を払うこと。
第8・忍耐力を持つこと。

365By Whole Foodsには、
特に第5のシンプルさが必須である。

まだまだ改善・改革の余地が多い。
しかしホールフーズの低価格版だから、
大きなマーケットがあることは確かだ。

夕食はWater Grill。DSCN8319-6

すごいシーフードレストランで、
最後の夜を堪能した。DSCN8321-6
ロスでは絶対、おススメ。

今年最後に訪れたアメリカの店は、
Trader Joe’sから、
365By Whole Foods。

満足しつつ、旅を終えた。
すべての皆さんに感謝しよう。

〈結城義晴〉

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