結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2015年08月25日(火曜日)

中学生死体遺棄事件の大人のまなざしと西友ネットスーパー新型店

猛暑から一転、
大型台風連続来襲。

台風15号。
九州を直撃。
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一番の豪雨は、
福岡県福岡市早良区。
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私の生まれ故郷。
早良区小笠木。

1時間に120ミリの雨が降った。

今日は結城輝夫さんの告別式が、
小笠木で行われた。
父の従弟で、私は小さいころから、
ずいぶんと世話になった。

告別式には参列できなかったが、
この台風の大量の降雨は、
故人への哀悼の涙雨だと思う。

ご冥福を祈りたい。

さて寝屋川中学生死体遺棄事件。
痛ましいかぎりだ。

しかし様々な防犯カメラが機能している。
そしてスマホやラインが、
必須の生活ツールとなっている。

それらがこの事件の、
陰の主役だった。

日経新聞巻頭コラム『春秋』
「捜査に役立つカメラも、
名前に付けられたほど
『防犯』には期待できない」

だから「大人の優しく厳しいまなざし」がいる。

そうコラムは訴える。

「行く当てもなく街をさまよう子どもを
見つめているのが、
カメラだけというのでは悲しすぎる」

深夜の商店街とコンビニ。
これは小売流通業の現場。

それをカメラがとらえ、
子供たちがさまよう。

朝日新聞の『天声人語』
「今の時代、見て見ぬふりをする人は多い」

しかし哲学者の鷲田清一さん。
「見ないふりをしてちゃんと
見ている大人のまなざし」

コラムニスト。
「防犯カメラは有用だが
心配する心までは持ち合わせない」

「ここは人の出番なのだと
心の隅に留めたいと思う」

毎日新聞『余禄』は、
23日の日曜日に書いた。

「防犯カメラの映像解析により
警察は平田さんの遺体を遺棄した疑いで
45歳の男を逮捕」

「『彼は誰』も防犯カメラで暴かれる今日だが、
命が失われてからではむなしい。
少年少女らを優しく包む地域のまなざしで
なくしたい『逢魔が時』である」
(★「逢魔(おうま)が時(とき)」とは、
「昼と夜の境目であるかわたれ時やたそがれ時」で、
「この世とあの世がつながるといわれた」)

日経「大人の優しく厳しいまなざし」
朝日「大人のまなざし」
毎日「優しく包む地域のまなざし」

それも確かに大事だ。

どうもコラムニストの世代は、
スマホやLineには無感覚なようだが、
プライバシー保護の問題は別にして、
犯罪捜査にはさらに活用されねばならない。

しかし、子供の世界に起こることは、
大人の世界に先行して起こっている。

大人の世界が色濃く反映されるのが、
子供の世界だ。

子供の世界にいじめが起こるとき、
かならず大人の世界にいじめが頻発している。

大人と子供の狭間の中学一年生。
その親、親類、近所の人たち、教師たち。

大人たちに疎外感が横たわるから、
子供たちも疎外感にさいなまれる。

容疑者が犯人だとすると、
それは断じて許されるものではないが、
原発除染作業員の容疑者も、
疎外の崖っぷちに立ちつくしていた。

だからこそ、やりきれない事件だ。

冷徹な防犯カメラや道具としてのスマホが、
ノンフィクションで世相を映している。

大人のまなざしは当然ながら、
子供にも向けられるべきだろうが、
そのまなざしは同じように、
大人たち自身に、そして自分自身に、
向けられねばならない。

もちろん小売りサービス業の店舗そのもの、
そしてその店頭や商店街、
ショッピングセンターの防犯カメラ。
店長、従業員、スーパーバイザーの眼。

かならず犯罪抑止力となるし、
大いに社会貢献している。
それはこの場で、強調しておきたい。

ただしそれでも、
人の心の疎外感は、
人間が自分たちで解決するしかない。

さて話はがらりと変わって、
「西友、ネット軸の新型店」
日経新聞の先週土曜日版。

「通常の食品スーパーに
ネット販売用の在庫を持つ倉庫を併設」

月刊『商人舎』4月号で総括した。
特集「ネットスーパー! 移動スーパー!!」

「ネットスーパー」には、
大きく二つのパターンがある。
第1は、店頭の商品を集配する「店舗型」
第2は、専用物流センターから宅配する「倉庫型」

倉庫型は運営コストを抑えて広域に届けやすい。
しかし生鮮食品などが扱いにくい。

英国テスコは「店舗型」を基本に、
「ダークストア」という最新モデルを開発した。
これは月刊『商人舎』8月号特別寄稿。
英国オンライン食品市場と
テスコ・ダークストアの秘密
イギリスIGDのニック・マイルズの寄稿。
素晴らしい。
是非、読んでもらいたい。

西友の従来のネットスーパーは、
店舗型を中心にネット宅配サービスを広げた。
その後、2013年に千葉県柏市に、
ネット通販専用物流センターを開設。

しかし倉庫併設新型店は、
英国アズダのノウハウ活用で、
店舗型とセンター型の折衷方式を採用する。

もちろんアズダはウォルマート傘下企業で、
西友とは兄弟会社。

とはいってもアズダの方式は、
ほとんどテスコ方式を踏襲しているが。

西友の新型ネットスーパーは、
1階を通常の食品スーパー、
2階をネット専用の倉庫。
1階の店舗売場面積は500㎡前後。
売場は標準店舗の約半分。
2階のネット宅配用の在庫置き場と、
その作業場も合計約500㎡。

約1万品目の品揃え。

1日の配送可能件数300~500件程度で、
現在の西友ネットスーパーの3~4倍。

2016年5月、東京都練馬区に1号店新設予定。

西友は、店舗近隣の顧客から、
サイト経由でネット宅配の注文を受ける。
常温の加工食品、日用雑貨は、
2階倉庫で専門従業員がピッキング。
生鮮食品や日配、惣菜は、
売場から店舗従業員がピッキング。
そして一括配送。

店舗売上高に占めるネット販売の割合。
従来型は数%、
新型店では25%ほど。

既存店の改装を含め、
年間5店ペースで展開する。

今後は店舗型、センター活用に、
倉庫併設新型店を合わせ、
ネット販売額を3年で2倍に伸ばす。

ネットスーパー市場は、
年間1000億円規模、
年率2~3割の成長率。

ただし、市場はあるが、利益は出にくい。

西友の新しい試みに注目が集まるが、
セブン&アイのダークストア実験もあって、
様々なイノベーションへの挑戦が続く。

ここには「大人の優しいまなざし」は必要ない。
有無を言わせぬイノベーションが求められる。

人の心の疎外感を乗り越えて、
社会全体の防犯能力を高めるためには、
店舗設置カメラやIT機器にも、
そんなイノベーションを求めたいと、
私は思う。

人の命、子供の命ほど、
大切なものはないのだから。

〈結城義晴〉

2015年08月24日(月曜日)

学習院GMSと日本アクセス田中茂治「食品卸サービス業論」

Everyone! Good Monday!
[2015vol34]

2015年第35週。
8月も終わりに近づく。

横浜や東京では、
急に暑さも和らいで、
しのぎやすい。
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昨日は二十四節気の「処暑」。
「暑さが峠を越えて後退し始めるころ」

まさにそんな季節。

ゴルファーは自分の誕生日のころ、
1年で一番いいスコアが出るという。

私も今年の夏にベストスコアが出たが、
来週あたり、さらによいスコアになるだろう。

さて、今週が8月の終りで、
来週から9月。

商人舎magazineの、
Weekly商人舎日替り連載。

月曜朝一・2週間販促企画。
9月1日防災の日、
その9月第1週防災週間、
そして9月は防災月間。

月曜朝一に、いい提案がある。

日替り連載の火曜日は、
常盤勝美の2週間ウェザーMD予報。

そして水曜日は、8月第1週から、
新連載がスタートしている。
HERSTORYのペルソナマーケティング講座

㈱ハー・ストーリィは、
日野佳恵子さんが代表取締役社長。
女性目線のマーケティング・ファーム。

毎週水曜日に、
12タイプのペルソナ別に、
女性ライフスタイルの最新トレンドを紹介。

木曜日は、
林廣美の今週のお惣菜
先週まで124回の連載。
だからWebサイト上に、
124の惣菜レシピが掲載されている。

林先生とは何度もご一緒に、
「惣菜の教科書」をつくったが、
このWeekly商人舎の体系が、
いちばんメニューが多いし、
最新トレンドを掴んでいる。

そして金曜日は、
売れ筋&リピート品目がわかる
ABCL®ランキング
カスタマー・コミュニケーションズ㈱の
ID-POSビッグデータから、
毎週、カテゴリー別のランキングを掲載。

Weekly商人舎、
ご活用ください。

さて今日は、林純子さん、来訪。
学習院マネジメントスクールの事務局長。
略してGMS。
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私はもう2007年12月7日から、
このビジネススクールの講師として、
「流通概論」を担当している。

㈱商業界社長を辞してすぐに、
上田隆穂教授・校長から依頼されて、
肩書なしの「無印」で講義させてもらった。

㈱商人舎を設立して社長になったのは、
翌2008年2月1日。
コーネル大学ジャパン副学長就任は、
やはり2008年6月。
立教大学大学院特任教授就任は、
2009年4月。

だから学習院マネジメントスクールが、
実は一番長い。

来年のカリキュラムの相談と、
新規講座の提案やコーディネート。

こういった仕事は、
私の「得意科目」でもある。

面白いことになりますよ。
ご期待ください、
ご参加ください。

林さんからプレゼントされたのが、
学習院のプライベートレーベル。
純米吟醸酒「櫻朶」(さくらだ)。
ありがとうございます。
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裏方に徹し切れずに神輿舁
(みこしかき)

〈朝日俳壇より 千葉県横芝光町・ 藤田考成〉

今朝の日経MJ。
「戦略を読む」のコーナーに、
田中茂治さん登場。
ご存知、日本アクセス社長。
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「食品卸 サービス業であれ」
これがタイトル。

まったくの同感。

学習院の流通概論でも、
私は毎回、講義の中で強調する。

現在、日本の全産業の中で、
一番伸びているのが「対事業所サービス」。
「対個人サービス」ではない。

だから衰退著しい卸売業は、
小売業の事業サービス機能を担え。

だから日本アクセスは、
「モノの管理から顧客別に
管理会計を変えたんです」

「アイスの担当者はアイスで、
売上げと利益を取っていましたが、
必ずしもそれが
取引先の利益になるとは限らない」

業態別、顧客小売業別に、
管理会計を変更した。
「システムだけで約100億円を投資しました」

商品開発にも積極的だ。
「ナショナルブランドメーカーと
ぶつからないニッチなところで
取り組んでいます」

しかしインタビューの下の欄のコラム。
「業績データから」
2015年3月期連結決算。
売上高1兆7840億円。
前年比4.1%増。
経常利益は159億円、
同15.8%減。

そして経常利益率は0.89%。

大手食品卸売業の目安は、
経常利益1%。

アメリカのスーパーマーケット産業にも、
「利益は1セント」という言葉がある。
1ドルに対して1セント、つまり1%。

日本アクセスはチルド食品流通の担い手。
したがってドライ商品を物流させるよりも、
各段にコストがかかる。

アクセスの物流関連コストは、
2年間に14.5%増加した。

トラックドライバー不足も、
この物流費高騰に打撃を与える。
そこで田中さん、
「物流子会社のドライバーを、
正社員化しました」

それでも足りない。

スーパーマーケットの六重苦。
しかし食品卸はさらに苦しい。

それを小売業は知らねばならない。
それを知った小売業こそ、
卸売業から本気で支援してもらえる。

卸売業も「対小売りサービス業」となるには、
付加価値のある仕事をしなければならない。
田中さんの言葉。
「音を上げるな、値を上げろ」
これは付加価値の上がる仕事をしろ、
ということでもある。

日本の卸売業は、
世界最高峰の機能を持つ。
私がそれを保証する。

しかしその卸売業そのものが、
今、重大な岐路に立つ。

田中さんは、
ざっくばらんにみえて、
緻密さをもつ。

その田中さんのリーダーシップが、
大いに発揮されるのがこれからだ。

重大な岐路かたつむりにもありや
〈朝日俳壇 鳥取県大山町・ 表いさお〉

今週の結城義晴のスケジュール。
ずっと横浜商人舎オフィスで、
月刊『商人舎』10月号、
「ヤオコー特集」の執筆と編集。

これに打ち込みます。

では、今週も、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2015年08月23日(日曜日)

ジジと盆踊り[日曜版2015vol34]

ジジです。
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夏も、おわりに、ちかづいた。
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木々の色がふかくなって、
空もすきとおってきた。
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あつかった。
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夕方、雲がでてきた。
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ちょっと心配です。DSCN2848-5

なぜかといえば。DSCN2875-5

今日は、夜に、
たのしいことがある。DSCN2877-5

ボクはいけないけど。
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だから、うちのなかを、
ウロウロ。DSCN2881-4

みんなが、あつまってきました。DSCN2883-5

セブン-イレブンのところ。DSCN2938-5

駐車場にイスとテーブル。DSCN2907-5

そして公園まで、
チョウチン。
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ミュージックがきこえる。DSCN2860-5

盆踊り。
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ボクもおどり、すきです。
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ユカタをきて、
輪になって、おどります。
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イワシタさんも、
うえで、おどっています。
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夜店もでてる。
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カキ氷。
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おんなの子たちも、
おいしそう。
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さいごに、「ビンゴです!」
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みんな、かけあしで、
あつまった。

盆踊り、ほんとうに、
たのしそうですね。
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でも、こうして、
夏がおわってゆく。

たのしいことは、
すぐにおわってしまう。DSCN2853-5
それが人生なのでしょう。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2015年08月22日(土曜日)

安倍晋三の「野次」と女性が活躍する社会と産業

ちょっと気になるのが、
安倍晋三首相の野次。

新聞各紙がとり上げた。

昨日の参議院平和安全法制特別委員会。
民主党の蓮舫代表代行が質問していた。
安倍首相は自席から、
「まあいいじゃないか」と野次を飛ばした。

蓮舫議員は、
中谷元・防衛相の説明の内容混同を指摘。
そこで安倍首相の野次。

鴻池祥肇委員長が注意。
首相は釈明し、結局、
自ら発言を取り消した。

5月の衆議院特別委員会でも、
安倍首相は民主党の辻元清美議員に、
「早く質問しろよ」と野次。

この際も、抗議を受けて陳謝。

一方、日経新聞『政治面』
18日(火)からの連載『シンゾウとの距離』

安倍首相との距離間に関して、
自民党リーダーが連日、
遡上にあげられる。

一回目は石破茂。
タイトルは「牙を抜かれたナンバー2」
面白い。

二回目は麻生太郎。
「重なる境遇『並走』選ぶ」

三回目が谷垣貞一。
従順路線 古希の岐路」
これも面白すぎる。

四回目が岸田文雄。
「次の次のジレンマ」
皮肉が過ぎる。

そして今日が野田聖子。
タイトルは逆風下、あえて首相批判」
これはまとも。

「これからのリーダーは
強いリーダーではない。
自分が嫌だと思っている人たちをも
受容する力が必要だ」

7月26日の「国際女性ビジネス会議」
安倍の講演後に登壇した野田。
痛烈な首相批判。
会場内はどよめいた。

自民党も女性議員は少ない。
閣僚経験が豊富な野田聖子。
初の女性宰相としての呼び声も高い。

しかし野田はどうも、
安倍晋三がお気に召さないようだ。
はっきり言えば嫌っている。

記事を読むと野田聖子は、
小泉純一郎元首相を、
理屈抜きで好きなようだ。
政治家として、人間として。

蓮舫、辻元清美、野田聖子。

敵対する民主党には、
女性蔑視の風を見せる。
味方の自民党女性リーダーからは、
軽く嫌悪される。

会社の社長・会長も、
部長・店長も、
女性蔑視をしてはならないし、
女性から嫌悪されるのは、
さらによろしくない。

女性蔑視の心持ちが、
わずかでもあるから、
女性から嫌悪される。

嫌悪されるからまた、
女性を軽んじてしまう。
それが蔑視につながる。

リーダーの条件の一つ。
女性から好かれる。

一国の内閣総理大臣に対して、
まことに僭越で、恐縮至極だが、
年上だから許してください。
気になるから、書く。

小売りサービス業は、
パートタイマーさんの力に負うところが大きい。

だから、
女性から好かれない経営者や店長は、

絶対に、実績を残せない。

今週、店舗巡りしたヤオコー。
川野幸夫会長をはじめとして、
上から下まで女性陣に支えられ、
女性陣から好かれている。

現場で働くのも女性。
店に買い物に来てくれるのも女性。

月刊『商人舎』6月号特集は、
女性が働きたい店・会社・産業http://www.shoninsha.co.jp/wp-content/uploads/2015/06/2015.6-cover-page.pngここの号の[Message]

「男並み女を使え!」
故渥美俊一先生の言葉。
「なるほど・・・・・」
全員、目からウロコだった。

しかし結果としてこれは、
男社会を助長させた。
女性を排除した。
多様性を無視した。

時代はダイバーシティ。
いや、時代ではない。
小売業こそ、ダイバーシティ。
サービス業こそ、ダイバーシティ。

もともとダイバーシティ産業だからこそ、
かつてチェーンストアは標準化を強調した。
ダイバーシティ産業だからこそ、
最初はマニュアルが必須だった。

しかしそれは、
レース型競争下のセオリーだった。
コンテスト型競争下では、
ダイバーシティ産業の強みを活かせばいい。

象徴的な目標は、
女性が働きたい店を作ることだ。
女性が働きやすい会社に変えることだ。
女性が活躍する産業を構築することだ。

女性が働きやすい職場は、
誰もが働きやすい。
女性が活躍しやすい組織は、
誰にもそれぞれの活躍の場が約束されている。

女性がドキドキワクワク働く店は、
顧客がドキドキワクワクする。
女性がニコニコ働く店は、
顧客もニコニコする。

こんな店、こんな会社、
そしてこんな産業は、
人間の尊厳に対して、
真摯に向き合うことになる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私は思う。

女性が暮らしやすい国は、
誰もが暮らしやすい。
女性が仕事しやすい社会は、
誰にもそれぞれの仕事の場が約束されている。

女性が活躍する国会は、
誰にも活躍の機会が与えられている。
女性が躍動する政治は、
誰もが躍動する社会をつくる。

そんな社会をつくりたい。
そんな産業をつくりたい。

〈結城義晴〉

2015年08月21日(金曜日)

ヤオコー狭山店の感情ロボットPepper君と「ほぼ日」絆の口コミ

話題の「ペッパー」君。
ソフトバンクの人型ロボット。IMG_6349-5
「感情エンジンを備え、
自らが感情を持つことができる」
孫正義社長は胸を張る。

ヤオコー狭山店に、いち早く登場。IMG_6348-5

店内右翼のカフェのところ。IMG_6351-5

ネスレがスポンサーとなって、
コーヒーショップに併設(?)された。IMG_6352-5
この女の子はいつまでも、
ペッパー君と話していた。

須藤元店長は、満足そう。IMG_6354-5

1998年のリニューアルで、
ヤオコー飛躍の引き金となった狭山店。IMG_6356-5
ペッパー君も夏休みの子供たちに、
夢を与えてくれた。

2代目ペッパーは、
6月分1000台が1分で売り切れた。

7月分も1000台。
8月分の1000台は、
8月29日(土)午前10時に、
販売開始される。

本体価格19万8000円也。

2代目は家庭用で、
ユーザーの指示に関係なく、
自ら考え、勝手に行動する部分を増やした。

まだ「感情を持つ」レベルには至っていないが、
あたかも生きているかのような、
「生物らしさ」を追及した。

スーパーマーケットの店頭では、
今のところ珍しさが売り。
しかしやがて接客に機能するとなると、
感情を持つ必要はないかもしれないが、
どんな開発がなされるのだろう。

鉄腕アトムで育った世代としては、
人間らしくて、そのうえ感情を持った、
正義の味方であってほしい。

店ももちろん、正義の味方でありたい。

さて、『ほぼ日』。
糸井重里が面白いことに気づく。

サイン会で、ひとりの若い人に、
直接に訊いてみた。
「どう質問していいか、
よくわからないんだけど、
どうして、ほぼ日とか
糸井重里とかを知ってるの?」

答えは「ツイッターかな」

「そっかぁ、そういう道から
やってくる人がいるんですね」
と、糸井。

『ほぼ日』スタッフ永田泰大。
その考察によれば、
「じぶんの好きな人が、
イトイさんに興味をもっていた」
というケースが多いらしい。

親が糸井を好きで、
その子がやって来た。
先生が興味を持っていて、
生徒がやって来た。

結城義晴が糸井を引用するから、
ブログ読者がやって来た。

うんうん。

店も商品も、
そうして、人気を広げていく。

クチコミだけれど、
厚い絆のクチコミ。

店も商品も、
そうして、人気が高まっていく。

あのヤオコー狭山店の女の子は、
お母さんやおとうさん、
友だちや先生に、
ペッパー君のことを話すんだろうな。

昨日までのヤオコー店舗巡りで、
今日は心が満たされていた。

ほんわかした気分で、
週末を迎える。

皆さんも、
満たされた気持ちで、
週末の店を、
ほんわかさせてほしい。

では、今週も、
毎日更新宣言ブログに来てくださって、
心から、感謝。

〈結城義晴〉

2015年08月20日(木曜日)

ユニクロの「週4日勤務体制」とヤオコー南古谷・富士見取材

夏が終わった。

甲子園大会が終了すると、
毎年、いつも、そう思う。

第97回全国高校野球選手権大会、
決勝は昨日、このブログで書いた通り、
追いつ追われつの好ゲーム。

わが神奈川の東海大学相模高校が、
45年ぶりに2度目の優勝。

宮城の仙台育英高校は、
残念ながら、東北に、
初の優勝旗をもたらすことができなかった。

得点結果は、10対6だったが、
9回まで6対6の接戦。

東海大相模が2度目の優勝というのは、
ちょっと意外な気がする。

私はかつて横浜の白旗小学校で、
ソフトボールの監督をしていた。
その監督の最後の年のキャプテンが、
シニアリーグから東海大相模に進んで、
門馬敬治監督のもとで、
甲子園を目指していた。

今年のエース小笠原慎之介の発言。
「辛いことばかりだった」

暗に門馬の指導法も、
小笠原は語っている、
と、私は感じた。

優勝は偉大な実績だ。
選手も監督も褒めてやろう。

しかし彼らの将来こそ、
大いに楽しみだ。

仙台育英の選手たちにも、
輝かしい将来がある。

そちらのほうが大事だ。

夏の終わりに、いつも、そう思う。

さて、日経新聞一面トップに、
ファストリ、週休3日に」

10月から導入する制度は、
「変形労働時間制」を採用して、
週に4日働いて3日休むことができる。

まず国内の約840店ニのユニクロで導入。
ユニクロには「地域正社員」が1万人いる。
パートタイマーから昇格した転勤のない正社員。
その1万人が本人の希望で、
週休3日を選ぶことができる。

具体的には、
1日8時間で5日の勤務体制を、

10時間で4日にする。

1週間に40時間の勤務は変わらない。

米国ウォルマートの店長と副店長は、
4人いるのが標準だ。
365日24時間、7000坪450人体制の店舗を、
その4人でマネジメントする。

だから1日12時間勤務の基本だ。
4人が2人ずつ1組になって12時間。
3日間12時間勤務をして、
1日休む。

もちろんストアマネジャーとコマネジャーだが、
彼ら彼女らはそれが基本。

ユニクロは、
店が忙しい土曜日と日曜日には出勤し、
平日に3日間休んでもらう。

もちろん現場社員の希望に沿う形。

この新しい勤務体系によって、
地域正社員を1.6倍に増やす計画。

働く側からすると、
1日2時間だけ余分に仕事して、
1日分休みが増える。

それを魅力と感じる人は、
ユニクロに就職する。

働く体制に選択肢が増える。
積極果敢な変更。

私は効果を発揮すると見る。

さて、ヤオコーの店舗巡り2日目。
川越東武ホテルに宿泊して、
朝9時過ぎに、川越南古谷店を訪れる。DSCN6485-5
2003年にオープンして、
狭山モデルを進化させ、
一時代を画した旗艦店。

浜田文雄店長にインタビュー。DSCN6486-5
コンサルタントの鈴木國朗さん、
店舗設計家の西川隆さんも同道。

浜田さんは51歳のベテラン店長。
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重要な店舗をしっかりと守り、
改革を進める。

そして最後にららぽーと富士見へ。DSCN2615-5

ヤオコーららぽーと富士見店。
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今年4月にオープンして、
日本中の話題をさらっている新店。

柳均さんが出迎えてくれた。
販売部所沢地区担当部長。DSCN6728-5

鈴木さんと店内で議論。
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一周りしてから、
インタビューと意見交換。
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感じたことを率直に言う。
それを真摯に受け止めて、
その上で自分たちで考え、
改善・改革につなげてくれる。

その姿勢がヤオコーのDNAとなっている。

だからまた、率直に意見を言う。

話している間に、
高知のサニーマートから、
見学グループがやってきて、
声をかけてくれた。

ひっきりなしに、
視察者、見学者が訪れる。

それだけの価値のある店舗。

しかし、改善の余地も、
山ほどある。

副店長の鳥居義範さん、
上村剛史さんを交えて、
記念写真。
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ありがとうございました。

もう、ここまで行動日誌で書いてくると、
9月10日発売の月刊『商人舎』9月号は、
内容がわかるだろう。

そう、「ヤオコー特集」。

大いにご期待ください。
商人舎にしかできない編集内容となります。

期待は裏切りません。

いや、予想を裏切り、
期待を超えてみせる。

その後、横浜まで戻る。
車の中で、熱闘甲子園中継を聴きながら。

そして中山のアイダスグループオフィス。
DSCN7062-5
鈴木さん、西川さんと、
座談会。

激論。

意見は対立。

しかし見解の一致点も、
多いにある。

これが大事だと思う。

誰かが一人で、
「こうだ」と決めつけてしまうことには、
危険が多すぎる。

そんな全知全能の人間など、
いるはずもない。

そうした意思決定の中で、
物事を進めている企業があったら、
それは危ない。

そうした形で、
何かが決められるようなセミナーがあったら、
眉ツバだと考えたほうがいい。

ピーター・ドラッカーは、
『マネジメント』に書いている。
「意見の対立を見ない時には
決定を行わないこと」

全て終わって、
ほっと一息。
DSCN7153-5
ヤオコーのみなさんにも、
鈴木さん、西川さんにもお世話になった。

しかし、2015年の甲子園準決勝&決勝と、
同時中継のヤオコー旗艦店巡り。

楽しかった。
充実していた。

すべての人に、ありがとう。

〈結城義晴〉

2015年08月19日(水曜日)

『2014百貨店調査』の「成熟から衰退へ」とヤオコー注目4店巡り

第97回全国高校野球選手権大会。
準決勝の2試合。

今年の夏の甲子園、
実によくできている。
野球の神様の演出には、
恐れ入る。

準々決勝は面白いけれど、
意外に準決勝はあっさりとケリがつく。

そんな大味のベスト4の戦いだった。

早稲田実業の清宮幸太郎も、
関東第一のオコエ瑠偉も、
この夏、最後の試合は、
冴えなかった。

それが大試合というものだ。

決勝に残ったのは、
仙台育英高校と東海大相模高校。

かたや東北に初の優勝をもたらすか。
こなた45年ぶりの優勝か。

仙台育英が決勝に進出したのは1989年。
早稲田からダイエーホークスに進んだエース大越基投手。
しかし巨人にドラフトされた吉岡雄二投手の帝京に負けた。
9回まで0対0の投手戦。

東海大相模の1970年の優勝監督は原貢。
現在の巨人軍の原辰徳監督の父親。
エースはサイドスローの上原広一投手だった。
私は18歳の高校生で、
自分のことのように応援した。

今夏は実力のある両校。

決勝戦は充実したゲームになるだろう。

さて日経新聞調査、
2014年度百貨店調査』
213店の合計売上高は6兆3171億円。

比較可能店舗の売上げはマイナス1.4%。

外国人観光客の購買がなければ、
もっともっと落ち込んだ。

増収店舗が32店で全体の15%。
85%の店が減収。

つまり日本の百貨店業態は、
成熟から衰退に向かっている。

私の持論。

衰退業態は、
すべての店が悪くなるわけではない。
立地が限られる。

百貨店売上高第1位は、
新宿伊勢丹。
断トツの2584億円。
2000億円超はこの店だけになってしまった。

第2位は阪急梅田本店で、1978億円。

第3位が西武池袋本店で1873億円、
第4位、日本橋三越本店の1655億円。
第5位が横浜高島屋の1348億円。

かつて日本橋三越も西武池袋も、
2000億円を超えていた。

しかしこれらの店を初め、
ベストテンの6位・髙島屋日本橋店、
7位・JR名古屋タカシマヤ、
8位・松坂屋名古屋店、
9位・髙島屋大阪店、
10位・そごう横浜店は、
それぞれに希少価値を活かしつつ、
でこぼこはあれど、大いに栄えるだろう。

日本の総合スーパーが、
百貨店の後を追って、
成熟業態から衰退業態に入っていく。

それこそ、競争の中で、
立地が限られてくる。

私は、一日、
ヤオコーの店舗巡り。

まず、東大和店。
DSCN1941-5
2013年オープンのヤオコー二番店。

隣接してイトーヨーカドー東大和店。
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競争の中から、
立地が限られてくる総合スーパー。

この店もヤオコーのショッピングセンターに、
大きく影響される。

次にヤオコー狭山店。
IMG_6356-5
懐かしい。

1998年にリニューアルして、
「狭山モデル」と呼ばれ、
ヤオコー躍進の礎となった記念碑店舗。

須藤元店長と握手。
DSCN0077-1

さらに三番目は川越的場店。
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2012年にエポックをつくった店舗。
価格コンシャスがテーマだった。

店長の樋口博昭さんは、
実に生真面目なヤオコーマン。DSCN0083-1

そして最後にワカバウォーク店。
IMG_6394-5
この店を訪れた時には、
もう暗くなっていた。

2004年にオープンして、
現在、ヤオコーのナンバー1店舗。

昨2004年にオープンして、
東大和店の工夫が随所に採りいれられている。

本間孝裕店頭と小池繁行副店長。
DSCN2316ー5

それから店舗のスタッフの皆さん。
DSCN2313-5

同行してくれたのは西川隆さん。
プログレスデザイン代表。
DSCN0388-1
昨日、12日間の米国旅行から、
帰国したばかりで参加してくれた。

それから写真には写っていないが、
鈴木國朗さん。

みんなでヤオコーの勉強。

一気に4店舗を巡っても、
全然、飽きることはない。

ヤオコーという会社の良さが、
身に染みてくる。

もちろん、ここはこうしたほうがいい、
あそこはこうなんじゃないか、
そんなことも見えてくる。

百貨店の栄枯盛衰に対して、
スーパーマーケットはまだ、
成熟してはいない。

それがこの業態のポテンシャリティである。

移動中に甲子園のラジオ中継を聞いたりして、
それはそれは楽しくて贅沢な一日だった。

まだまだ、つづく。

〈結城義晴〉

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