結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2009年03月10日(火曜日)

冬から春へ

「冬なのに 春みたいに あたたかい日には」  

冬なのに 春みたいに あたたかい日には
動物園に行ってみて
ゾウの前など すわりこんで
パンでもかじりたくなるのです

冬なのに 春みたいに あたたかい日には
ゆくさき不明の汽車にのり
荷物のように がたごとと
はこばれてゆきたいと思うのです

冬なのに 春みたいに あたたかい日には
冬なのに 春みたいに あたたかい日には

冬なのに 春みたいに あたたかい日には
世界の平和のために
戦争をなくすために 生きてゆこうと
心の底から思うのです

冬なのに 春みたいに あたたかい日には
ネコと見つめあって
愛をたしかめあうことだって
できるのです

冬なのに 春みたいに あたたかい日には
冬なのに 春みたいに あたたかい日には

(鈴木順子)

☆ほんとうに、そう思う。
ことしは、冬なのに 春みたいに あたたかい日が 多かったから、
ほんとうに、そう思う。
心の底から、そう思う。

「さくら」  

まいねんの ことだけれど
また おもう

いちどでも いい
ほめてあげられたらなあ…と

さくらの ことばで
さくらに そのまんかいを…

(まど・みちお)

☆今日のような日には 
いつも おもいだす。
さくらの 詩。

うちでねころんでいる猫にも
猫のことばで
ほめてあげられたらなあ…

道に転がっている石ころにも
石ころのことばで
ほめてあげられたらなあ…と

おもう。

ちょっと、かたいことばなんだろうなあ。

<結城義晴>

2009年03月09日(月曜日)

今週の「52週マーチャンダイジング」よーい、ドン!

Everybody! Good Monday!  

2009年3月第2週です。

「52週マーチャンダイジング」の鈴木哲男さんによると、
この考え方は、1年52週間に、52回、売り場や商品を変えることではない。

お客様の52週の週別の生活サイクルに、
自分の仕事を合わせていくこと。

2009年の3月第2週、自分の店の地域のお客様に、
それぞれの生活がある。

自分のお客様の生活サイクルに、
自分の売り場や商品やサービス、
そして自分の仕事を合わせていく。  

それが「52週マーチャンダイジング」といわれるもの。
だからこれは「52週マーケティング」であり、
「ウィークリー・マネジメント」である。  

その3月第2週。
14日土曜日にはホワイトデー。
バレンタインデーのお返し。
便利で、ありがたみのあるプレゼントがないか。
私も、考えてしまう。
お助けを。

今日も花粉が大量に舞っている。
風邪も流行っている。

お客様は困っている。

一方、花見の季節が迫っている。
もうやってきた地方もある。

今日は、野球のワールド・ベースボール・クラシック日韓戦。

どんどんどんどん春が進んでゆく。

楽しい生活サイクルも、増えてくる。

さあ、今週の「ウィークリー・マーチャンダイジング」計画はどうなっているのか。
今週の「ウィークリー・プロモーション」は?
今週の「ウィークリー・オペレーション」と、
今週の「ウィークリー・マネジメント」はどう組み立てられているのか。

「Good Monday!」と呼びかけて1週間を始めることこそ、
「ウィークリー・マネジメント」の
「よーい、ドン!」なのです。  

さて、「現在の日本政界は週末に進む」  
朝日新聞は、「小沢代表辞任を」と一面トップにもってきた。
小沢辞任で、岡田克也代表となって、政権交代。
これが朝日が描く政界ビジョン。

一方、読売は、小沢民主党も支持を下げているが、
麻生内閣も支持率最低、だから大連立の政界再編だ、と主張する。
まだ、新聞が政治を回せると勘違いしている。

両者の考え方の違いが世論調査の数字に表れる。
朝日の「小沢辞任がよい」の世論調査は57%、
読売のそれは53%。
ちなみに毎日も57%。

日経は、自分で調査せずに、
朝日・読売・毎日の調査結果を一覧表にした。

これ、ブルー・オーシャン戦略か。

日経は、経済界の視点で一貫している。

さて、昨8日は、東京・池袋の立教大学で一日勉強。

ビジネスクリエーター研究学会」の
第2回大会。  


昨年11月に誕生したばかりの新しい学会。
学会員200名強で、私もその一人。

「仕事や事業・企業を創出する人を研究する学会」
  

その主旨は、以下。
「事業構想を研究対象にするには、
実務家と研究者が相互に意見交換し、
求められる社会のテーマを探索し、
その解決策を学際的に研究することになります。
謂わば、複合領域にある学会です。
ビジネスクリエーター研究学会は、
多様な学問領域に垣根を設けず、
事業や仕事に関して総合的に研究し、
社会に貢献しようとする学会です」

その第2回大会の統一テーマは、
「グローバル・リセッションにおけるビジネス・クリエーターの役割と限界」
グローバル・リセッションとは、「世界的規模の景気低迷」を意味する。

さまざまな側面からの報告や研究発表が行われた。

最初の挨拶は、青淵正幸立教大学経営学部ビジネスデザイン研究科准教授。

ゲストスピーカーは、㈱グラナダ社長の下山雄司さん。

都市型レストランを38店経営する実務家。

夕方4時半から1時間、最後のシンポジウムが展開されて終了。

その後、懇親会。
ビジネスクリエーター研究学会会長の亀川雅人立教大学教授。

「経営学会の内容もどんどん変わっている。
ビジネスクリエーター研究学会の内容も変わり続けねばなりません」

私は、このリセッションのとき、
産業化の視点がビジネスクリエーターにも不可欠であると考えている。
一企業、一事業の発想だけでは、
この世界的経済不況を乗り切ることはできない。

産業レベルの視点と、
お客様のウィークリー・ライフサイクルの観察。

この両サイドからのアプローチが、
同じ人間のなかから出てこなければならない。

そんな時代なのだと思う。

Everybody! Good Monday!  

<結城義晴>  

2009年03月08日(日曜日)

ジジと学会・元いらず[日曜版]

ジジ1
「ねえ、ねえ、おとうさん」

今日は、どこかへ、
いくんですか?

スーツきて、ネクタイしめて。

「でかけるまえに、あれ、
おねがいします」

「ねえ、ねえ、おとうさん」
2

ああ、いっちゃった。
3

トーキョー・イケブクロ。
リッキョー大学。
rikkyo5

ユウキヨシハルのおとうさんは、
昨日も、今日も、リッキョーです。

ボクは、ねころんでいます。
jiji5

12号館という建物。
12goukan

よくわからないケンキュー・ガッカイ。
gakkai

昨日はあたたかかったけど、
今日は、さむい。
だからボクは、
ジュータンのうえで、ねころんで。
jiji6

こんなカオしてます。
jiji7

アシは、こんなかんじ。
jiji8

ちかくのミョーレンジというお寺の門のところに、
かいてあった。
tera
お寺なのに「元いらず」なんて、
かいてある。

ボクの、おひるねも、
「元いらず」です。
9
おとうさんは、ガッカイ。
ボクは、モトイラズ。

そんなかんじの春さきの日曜日です。

<『ジジの気分』(未刊)より>  

2009年03月07日(土曜日)

「イトーヨーカ堂はセブン-イレブンの準備段階説」

今週は、体力的に疲れた。
コーネル大学リテール・マネジメント・プログラム・オブ・ジャパンの川越遠征。
ルビコンの川を渡ったわけではないが、
川越まで出かけ、2日間にわたって、
ヤオコーのセンターや店で研修すると、
体力が落ちたことを実感させられる。

その間に、民主党小沢一郎代表と西松建設の献金疑惑は、
自民党にまで広がり、
森嘉郎元総理や二階俊博経済産業大臣の名前も出てきた。

サブプライムローン問題に端を発する「100年に一度の危機」は、
いわば旧約聖書のバベルの塔の物語の現代版である。

金融経済という巨大な塔の膨張は、
バベルの塔のごとき様相を呈し、
神の領域を侵し始めた。
そこで神は、旧約聖書では、人間の言語を混乱させた。
現代の神は、金融信用を混乱させた。

現在の危機の根本問題は、
「信頼と信用」の失墜というところにある。

法律違反の政治献金という「金」の問題は、
おそらく現代の神から見ると、
きわめて稚拙で愚かな行為に違いない。

旧約聖書の時代から存在した「賄賂」に酷似した行ないだからだ。

自民党も民主党も公明党も共産党もすべてひっくるめて、
ここは清廉潔白な政治家に、ご登場願いたいものだ。

政治家にも実務家にも、要求されるのは、
「インテグリティ(integrity)」である。  
完璧な真摯さ、完全な清廉さ。

私は商売に置き換えて、
「真っ正直商法」と名づけた。  

「100年の危機」を乗り越えるのは、
integrityと真っ正直商法である。

さて、昨日は、午後1時から東銀座のPCSAオフィス。

パチンコホールのための
一から学ぶ「チェーンストア初級講座」。  
その第3回講座。
テーマは「チェーンストアづくりの準備段階」。

何事も、本格的なものをつくるには、準備段階が必要。
優れた企業には、すべて準備段階があった。

トヨタの発祥は、豊田佐吉の「豊田式木製人力織機」。
1890年、東京で開催された内国勧業博覧会で外国製織機を見た佐吉。
独力で「木製人力織機」を完成させ、
1924年にはその当時世界一と評価された「G型自動織機」を発明。
ここから日本の産業革命が始まる。
その会社は豊田自動織機。

現時点でゼネラルモーターズを抜いて世界最大の自動車会社となったトヨタは、
豊田自動織機の自動車部が独立した会社。

このトヨタにおける豊田自動織機の役割が、
チェーンストアにも必要。
準備段階が不可欠なのだ。

現在の世界最大の会社はウォルマート。
ウォルマートは1945年にサム・ウォルトンが創業。
その店の名を「ウォルトンズ・ファイブ&ダイム・ストア」といった。
これはベンフランクリンのフランチャイジーだった。
すなわちフランチャイズチェーンの加盟店だった。

ウォルマートにおけるベンフランクリン時代を、
私は「ウォルマート前史」と呼んで、
「準備段階」と位置付けている。

さて、日本のセブン-イレブンは、そのウォルマートと並んで、
世界の歴史に残る小売業である。

そのセブン-イレブン、源流はご存知イトーヨーカ堂。

もしかしたら、
イトーヨーカ堂は、セブン-イレブンを生み出すために、
この世に登場したのかもしれない。
すなわち、  
「イトーヨーカ堂はセブン-イレブンの準備段階説」。

こう言ったからとて、イトーヨーカ堂を貶めることにはならない。
セブン-イレブンを極めて高く評価することにはなるけれど。

だとすれば現在のイオンリテールは、
「何の準備段階なのか」

私が2009年3月に、この説を唱えたこと、
皆さん覚えておいてください。

小売りの神様は、忘れないだろうけれど。

<結城義晴>  

2009年03月06日(金曜日)

コーネル・ジャパン、ヤオコーでの講義佳境に入る

川越に滞在したコーネル大学RMPジャパン2日目。
午前2時30分のモーニングコールに目を覚まし、
3時、ホテルロビー集合。

バスに乗り込んで、ヤオコー狭山物流センターへ。
バスのタイマーは3:11を示している。
1
みな、眠そう。
私も、1時間の仮眠で、
熟睡の中から飛び起きた。

3時30分狭山物流センター到着。
2
このセンターは、二つに分かれている。
ひとつが「グロサリーセンター」と呼ばれるドライ商品のセンター機能。
もう一つが「チルドセンター」と名付けられた生鮮・日配・惣菜のセンター機能。

まず、レクチャーから。
午前3時30分の講義。
3
昨日から㈱ヤオコー顧問の大塚明さんには、ずっとお世話になりっぱなし。
プロデューサー役、ディレクター役、そして講師も。
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考え方と概要をレクチャーいただいてから、チルドセンターへ。
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ヤオコーのチルドセンターは3カ所。狭山はその一つ。
この3カ所に、パン以外の生鮮・日配・惣菜がすべて集荷され、
仕分けされ、各店配送が行われている。

スーパーマーケットとしてのヤオコーの要。
大塚さんはこのセンターを「仕組みとしての営業」と呼んで、概念づけている。
本部には「仕入れとしての営業があり」、
店舗には「販売としての営業」がある。
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そのチルドセンターでの「検質」。
惣菜を一品一品、品質チェックしていく。
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1カ所に集めて、品質を検査する。
それが何よりも、ヤオコーの品質の安定を確保する。
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精肉の豚肉を検質しているところ。
9

鮮魚の検質は、まな板の上で行われる。
蛍光灯がともされている。
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商品は、朝8時に店着する。
だからこの午前4時という時間に検質し、検数する。
それが「検品」。
ベテランの専門家が検質することで、
鮮度や規格基準が、標準化され、向上する。
それがヤオコーのマーチャンダイジングに対する顧客からの信頼につながる。
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マグロの検質。
検質作業は、丁寧に、ルールどおりに行われる。
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鼻を近づけて、臭いも嗅ぐ。
検質し、問題があれば、
取引先に指導に入る。
それが、商品の改善改革につながる。
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さて、取引先からの商品の流れ。
取引先から店ごとに仕分けされたケースがセンターに入荷すると、
仕分けラインに載せられる。
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そのままベルトコンベアで、自動的に流れる。
センサーが付いていて、バーコードを読み取って、
店ごとに仕分けされていく。

ベルトコンベアの最終点。
カテゴリー別に6輪カートに乗せられ、
それが配送車へ。
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ルート別に、店舗に配送される。
店舗までの配送時間は最長で1時間半くらい。
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センターの視察研修が終了したら、
会議室に戻って、検質の説明。
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ヤオコーのチルドセンターでは、生鮮3部門で検質を実施している。
精肉では豚肉・牛肉。
鮮魚では、マグロ。
青果では、トマト。
極めて重要な商品品種について、
日付、温度、重量、規格などをチェックし、
肉ならば脂肪、真空漏れ、
マグロは色、血腺など、
トマトは色、鮮度、糖度などを、
丁寧にチェックする。

チェックマニュアルがあるが、
これは店舗では、品質基準マニュアルとなる。

欠陥品が見つかったら、それをチェックリストに記入して、
店舗に知らせる。
店舗は、そのチェックリストを見ながら、
商品化の修正を施す。

一方、チェックリストはコンピュータに打ち込まれ、
データベースとなる。
このデータによって、取引先ごとに、
問題点が明らかになる。
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次に問題点を取引先と共有し、
改善指導に入る。
取引先工場や産地に赴き、
改善改革の項目を見つけ、改善改革をする。

これこそマーチャンダイジングそのものだ。
ヤオコーでは、それを商品部とセンターが協働で進める。
だからロジスティック推進部という名称。

品質チェックし、規格外品を除去するのがセンターの役目ではない。
品質の安定化を図り、取引先とともに、
品質の向上やプロセス管理をすることが目的なのである。

センターの研修が終了して、やっと朝食。
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コーネル大学RMPジャパンのために特別に鮭定食をご用意いただいた。
心から感謝、そして完食。
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最後に教室に狭山物流センターの皆さんが来てくださって、
私たちからお礼。
ほんとうにありがとうございました。
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ヤオコー狭山物流センターは、
グロサリーセンターが伊藤忠食品㈱、
チルドセンターがアサヒロジスティックス㈱によって運営されている。
ヤオコーは両社に委託している。
三者の連携によって、ヤオコーの店頭に並ぶほとんどの商品が、
一括管理されている。
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センター研修の次は、バスで、川越南古谷店に移動。
すぐに、レジカウンター前で、大塚さんのレクチャー。
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センターでチェックされ、仕分けされた商品は、
カテゴリーごとにカートに載せられ、店につく。
配送者のドライバーがカートを、それぞれのショーケースの前に運んでおく。

店での検品は一切ない。
荷受作業もない。

ドライバーが、店のカギを開けて、通路やバックルームに、
カートを置いていくだけ。
先ほどセンターで仕分けされていた黄色いケースが、
台車に積まれて、通路に並ぶ。
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加工食品のダンボールも。
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店舗奥の壁面沿い主通路にも、こんな具合に並ぶ。
前日が全店挙げての「99円セール」で、
大量に売れたため、木曜日の5日は入荷量が激減した。
だからこんな状態。

しかし、南古谷店は年商40億円を超える大繁盛店。
土日祭日は、通路にカートが満載される。

そんな朝の時間帯に、検品や荷受け作業が一切不要となっている。
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鮮魚部門のショーケースの前。
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日配部門の前。
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店の入り口付近の青果の平台前。
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パンの売り場前。パンだけは取引先から直納。
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コーネル大学RMPジャパンの研修とあって、
小澤三夫店長塾塾長が顔を見せてくれた。
ご存知、第1回日本スーパーマーケット店長大賞受賞者。
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惣菜の作業場では、開店に向けて、おはぎがパッキングされていた。
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揚げ物も、急ピッチで商品化作業が進む。
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店舗バックヤードの通路の壁には、
お知らせのボードがある。
店長やスーパーバイザーのさまざまな取り組みが、
表示してあって、だれでも見ることができるようになっている。
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やっと本来の講義。

南古谷店に隣接したヤオコーの研修センターをお借りした。
この研修センターも優れもの。
大塚さんにご案内いただいた。
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そして時間を早めて講義スタート。
大塚講師は「ロジスティックスとセンター問題2」
先の「仕組みとしての営業」という位置づけ。

ロジスティックスの概念や戦略を理路整然と講義してもらった。
ヤオコーの物流センターの発展は、3つの節目があって。
①1970年代後半に、問屋物流からセンター物流へ。
②1984年から87年の間に、窓口問屋制度へ。
③1990年代後半に、一括物流へ。

それが現在の段階になる。
一括物流になってから、急速な多店化が進んだ。
「仕組みとしての営業」が確立してから、
チェーンストアとしての発展が可能となった。
そしてマーチャンダイジングの重要な機能も、
このセンターで担うことになった。
それらの全体像がよくわかる講義だった。
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大塚さんの講義にはゲストスピーカーとして、
アサヒロジスティックス㈱社長の小川修さんが登場。
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センター経営の経緯と安全対策品質対策環境対策、
そして物流業界の課題など語ってくださった。

打って変って、第2時限は富田弥生講師。
「チェックアウトの基本と接客の在り方」
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「ボイスタッチトレーニング」など実技も交えて90分。
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講義のあと、第1期生で㈱成城石井社長の大久保恒夫さんから、
同社のレジチェッカー教育の一端をご紹介いただいた。
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そして、昼食。
もちろんヤオコー南古谷店で買い物して、それを食べる。
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早朝の店内とは激変して、
こんなに明るく、しかもたくさんのお客様を集めている。
店には、お客様が不可欠です。
カートがふさいでいたパン売り場の前も、
こんなにきれいになっていた。
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青果部門には、みずみずしい葉物が並んでいた。
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研修センター2階のホワイエで、購買したヤオコーの惣菜や寿司で昼食。
今回の講義は長い。
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午後は、山口廣治講師の「食品表示と安全問題」
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食中毒問題と表示問題は、つながっている。
そして品質問題は、営業強化になる。
それが中核となる考え方。

最後は、加藤津代志講師。
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先のスーパーマーケットトレードショーで、大塚さんと私と3人、
「店長が変わるとこんなに数字が変わるのはなぜだろう?」
パネルディスカッションを展開したあの加藤さん。
今回は「競合店対策と既存店活性化問題」。
加藤さんらしい、熱い講義だった。

最後の最後に荒井伸也首席講師。
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荒井先生の締めの講義があるから、
コーネル大学リテール・マネジメント・オブ・ジャパンは、
他の追随を許さないものとなっている。
スーパーマーケットのチェーンストアとしての本質、
そして「知見」の弁証法的発展について整理してくださった。

長い長い第6回講義だった。

最後の最後に私も、コストコとセブン-イレブンの営業と物流について語った。
仕入れやマーチャンダイジングからロジスティックス、
そして店舗までが一貫していなければならない。
この一貫性が経営の質をつくる。

しかし考え方には、いくつかの違いがある。
問題は首尾一貫性。

私がヤオコーに見たものは、それだった。

ヤオコーの皆さんに、心から感謝。
ヤオコー代表の大塚さんと、荒井、大高、結城で写真。
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まさに、この気持ちをこそ、多謝という。

<結城義晴>  

2009年03月05日(木曜日)

コーネル・ジャパン、ヤオコー物流センターで学ぶ

小沢一郎民主党代表の記者会見。

語る言葉無し。

「無茶はせず、無理をする」  
それが私の今年の標語。

皆さんへの標語。

小沢一郎に、向けられるとは思わなかったが。

言っておこう。
「無茶はいけない、無理はいいが」  

さて昨3月4日は、コーネル大学RMPジャパンの第6回講義。
今回は、東京の法政大学キャンパスから脱出し、埼玉県川越へ。
バスをチャーター。
バス1

川越駅に正午に集合して、約30分。
bus2

㈱ヤオコーの全面的ご協力によって、
ヤオコー狭山物流センターへ。  
yaoko

その会議室をお借りして、講義。
yao

第一時限、第二時限は鈴木哲男先生。  
㈱リテイル・エンジニアリング・アソシエイツ代表。
私、31年前の「横浜会」という勉強会のころからの仲。

テーマは「52週マーチャンダイジング」。  
suzuki
日本の小売業、とりわけてスーパーマーケットの最重要技術課題のひとつ。
それが「52週マーチャンダイジング(MD)」。

鈴木先生は、その草分けの権威。
説得力があったし、きわめて役に立つ講義内容だった。

52週とは、もちろん一年のこと。
しかし1年に52回、売り場をくるくる変えたり、
52回の販促計画をつくって、実施することではない。

ウィークリーで展開するお客様の生活サイクルに、
自分たちの仕事を限りなく合わせていくこと。

そしMDとは、
①商品政策
②仕入れ計画
③商品そのもの
④商品の特徴
⑤商品の売り方・見せ方・伝え方

この52週の考え方とMDの意味をつなげること。
そのために、
「重点商品を中心にした営業力強化と店舗活性化と組織風土改革」を進める。

この考え方と展開方法が、豊富な実例をもとに、講義された。

しかし鈴木先生の基本は次の言葉に集約される。
「技術は考え方によって活かされ、
考え方は組織風土によって育つ」  

3時間の講義は、やはり時間が足りなくなるくらいに、あっという間に終了。
最後に「経済状況を売り場に活かす」が、
白板に手書きで説明された。
suzuki2

休憩に入って、満足顔のふたり。
荒井伸也首席講師と私。
hutari

大高愛一郎事務局長の紹介で、第三時限が始まる。
otaka

この講座は「ロジスティックスとセンター問題」  
おなじみのヤオコー顧問・大塚明先生のコーディネートで、
今回は、実地研修をする。
そのための東京脱出。
ohtuka

ヤオコー狭山物流センターの紹介と解説。
㈱ヤオコーのロジスティックス推進部長兼サプライセンター担当部長・笠本秀之さん、
ロジスティックス推進部カイゼン担当部長・野沢成芳さん。
ロジスティックス推進部システム開発担当部長・神藤信弘さん、

ロジスティックスセンター関係部長揃い踏み。
yaoko4
その瀬尾揃いで、熱心に説明してくれた。
みな、プレゼンテーションが上手い。
これはヤオコーという会社の特徴、風土。
ヤオコーは、グロサリーセンターを2カ所、
チルドセンターを3カ所、
そしてデリカセンターを1カ所持つ。
狭山センターにはグロサリーとチルドの両センター機能が集約されている。
sisatu
詳細は、近く、コーネル大学ジャパンホームページ、
および「結城義晴の企業・店・人」のブログで再録の予定。
乞う、ご期待。

90分の講義のあと、
さっそく視察。
まずは、物流センター。
sisatu2

グロサリーセンターは、
ディストリビューションセンター機能とトランスファーセンターの両機能を持つ。
まず、2階の、ストックスペースとピッキングラインへ。
souko

軽量のピッキングカートが開発されている。
上にオリコンを載せて、使う。
ka-to

ピッキングエリアを行く。
6000品目のうち、ケース単位で扱うのは2000品目。
4000品目が「ボール」や「バラ」で店ごとにオリコンに仕分けされ、配送される。
ピッキングエリア

1階の搬出ライン。
これはどこのセンターにもあるライン。
hannsyutu

外には、専用トラックが横付けされている。
24台の車両を2回転で物流している。
track

座学から視察研修へ。
第一期生の満足顔が並んだ。
そして夕食はサイボクへ。
㈱埼玉種畜牧場のレストラン。
saiboku

ビールで乾杯し、トンカツをたいらげた。
syokuji
明日は早い。
午前2時30分起床、3時集合。
早朝のチルドセンターでの研修が待っている。

私は、このブログを書いている。
もう1時15分。
1時間の仮眠。

今度は、自分に。
「無茶はいけない、無理はいいが」  

充実した一日。
疲れは、感じられない。

今日は、とりわけてヤオコーの皆さんに感謝。

日本のスーパーマーケットのリーダー養成に、
大きな貢献を果たしていただいた。
これは忘れてはならない。

<結城義晴>  

2009年03月04日(水曜日)

㈱商人舎株主総会後の心境「志は気の帥なり」

突然の、民主党代表・小沢一郎第一公設秘書の逮捕。
トンネル献金をしたとされる西松建設前社長らも逮捕。

私は、特定の支持政党を持たないし、
その時点で是々非々の判断をすることにしているが、
2009年3月の新しい期が始まる時のこの事件。

何とも言いようがない。

サブプライムローン問題から始まった今回の世界的危機。
根本は、「信頼感の喪失」にある。

金融への信頼感。
経済への信頼感。
「金」への信頼感。

それらが崩れた。

今、バラク・オバマ大統領を先導役として、
アメリカ合衆国は、この信頼感の回復に懸命だ。

ライバルだったヒラリー・クリントンが世界を巡るのも、
「信頼感の回復」のためだ。

「金」への不信感は、
「人」への信頼感で、
取り戻すしかない。

日本も、全く同じ。

だから、小沢代表の政治献金問題は、
言いようのない気分を醸し出している。

さて、昨日は、㈱商人舎の定時株主総会。
お陰様で、なんとか1年目の決算をすることができた。

当初の計画通りの売上げ。
利益も、想定内。

皆様に、心から感謝。

第2期に向かって、心新たに、邁進する。
そしてこの時期、増資することにした。

増資とは、会社への投資。
小さい会社であっても、
少ない額であっても、
いつも、未来に向かって、成長を志す。

それは、資本の増資。

それが、私の意志。
よろしくお願いしたい。

「志は気の帥なり」(公孫丑上)
孟子の言葉。

「帥」は、「ひきいる」と読む。
「総帥」「元帥」などと使われる語。

志が、気を、ひきいる。

「志定まれば、気盛んなり」
吉田松蔭のこの言葉のもとは、孟子にある。

孟子は気魄の盛んな人だった。

「志」を何かに表わさねばならない。
経営者のそれは、増資である。

「生も死も天の心のなかにあり春訪れて柳あおめる」  
(『捧賢一歌集』より)

コメリ会長の捧さんの歌。
春先には、いつも思い出す。

今日の最後に、まど・みちおさん。

「なんでもない」  

   なんでもない ものごとを
   なんでもなく かいてみたい
   のに つい なんでもありそうに
   かいてしまうのは
   かく オレが
   なんでもないとは かんけいない
   なんにもない にんげんだからだ

   ほら このみちばたで
   ホコリのような ソバのハナたちが
   そよかぜの あかちゃんとあそんでいる

   こんなに うれしそうに!
   なんでもないからこそ
   こんなに なんでも あるんだ

   天のおしごとは
   いつだって こんなあんばいなんだ

   (『いわずにおれない』より)

このまど・みちおさんの言葉。
文章を書くときに、いつも、
心のなかにとどめておくこと。

それは、生き方に通ずる。

捧さん、まどさんに、
心から感謝。

<結城義晴>  

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