結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2013年03月10日(日曜日)

ジジ、8回目の誕生日[日曜版2013vol10]

ジジです。
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ユウキヨシハルさんの家にいます。

空もようが、へんです。
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「黄砂」でしょうか。
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土の色に、くもっています。
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ベランダには、
春の花がさいたというのに。
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ボクはいえのなかで、
あそんでいます。
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おねえさんのスノーボードのバッグのなか。
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ここがすきなんです。
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おとうさんは、きのう、
rikkyoへ。
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イチョウはげんきでした。
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さいごに、サプライズ。
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おおきなケーキがでてきました。
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おとうさんはみんなに、報告しました。
「今週、ジジの誕生日でした」

ボクに、おみやげ?
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ざんねんながら、
ありませんでした。

でも、3月7日は、
ボクの8回目の誕生日でした。
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かあさんは、ミント。
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とうさんは、ジンジャー。
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とうさんのおなかのところにいるのが、
ボクです。

それから姉妹たち。
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ボクはみつごでした。
いちばん左がボクです。

そしてうまれたばかりのボク。
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「誕生日は、母と父に感謝する日」。
ユウキヨシハルのおとうさんが、
いつも、いっていることです。

ボクもミントかあさん、ジンジャーとうさん、
そしてユウキヨシハルのおとうさんに、
かんしゃします。
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こんなにおおきくなりました。

ありがとう。
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こころから、
ありがとう。

〈『ジジの気分』(未刊だけどいつか写真集)より〉

2013年03月09日(土曜日)

結城ゼミキックオフミーティングと「たこ足」のモノマネ

東京ではもう、
コートのいらない季節に入った。

今日の土曜日、
私は朝から立教大学。
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こんなにすがすがしいキャンパスになった。
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朝10時から7号館7202教室で、
結城ゼミ・キックオフミーティング。

私が大学院教授となった2009年度から、
結城ゼミはスタートした。
第1期生は2010年3月に修了した5人。
第2期6人、第3期7人ときて、
この3月修了の第4期5人。
それに今年4月から結城ゼミに加わる7人が参集。
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午前中は指導教授の挨拶から始まって、
第2期生の二人からレクチャー。
猪股信吾さんと渋木克久さん。

研究調査の方法論、
論文や情報の集め方。
これはもう、結城ゼミ全体のノウハウとして定着。
二人のプレゼンテーションも、
素晴らしい内容となってきた。

昼食は立教大学名物の第一食堂。
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みんなで学食。
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午後は、新第5期生の研究テーマ発表。
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そして修了したばかりの第4期生の研究発表。
それぞれに研究論文を書いて、
論文審査を受けたばかりの研究を、
さらに充実したプレゼンテーションで公開。

とてもよかった。

第1期生の名古屋文彦さんと田村直純さん。
名古屋さんは日本マクドナルドを今月卒業、
田村さんはイオンリテール㈱で広報をしている。
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それからやはり1期生の高橋修一郎さん。
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神田外語学院教務センター・コーディネーターだが、
現在は大学講師もしている。

1日ゼミをやっているうちに、
キャンパスにも夕ぐれがやってきた。
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ゼミが終ると、懇親会。
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会場は、ホテルストリックス東京。

結城ゼミOB会会長・名古屋さんの音頭で乾杯して、
飲んで、食べて、語り合った。

最後に、第5期生のゼミ長が決まった。
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足立幸一さん。
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1年間、よろしく。

そして最後の最後に全員で写真。
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素晴らしいゼミ、私の誇りです。

さて、糸井重里の『ほぼ日刊イトイ新聞』。
新聞スタイルのインターネットサイトだが、
巻頭言は「今日のダーリン」。
毎日、必ず糸井重里自身が執筆。

今日は「タコがじぶんの足を食べる」という俗説、
いわゆる「たこ足」から連想した話。

「点けっぱなしにしているテレビを見てて、
『ものまね』の番組や『カラオケ』の番組が、
ずいぶん増えているなぁと思っていたのですが、
これは『タコがじぶんの足を食べる』と、
同じことなんじゃないかなと思ったわけです」

「ものまね」や「カラオケ」は、
価値を増やしていない。

「いままであったものを、まねたり、なぞったりするだけで
『まねされる元のもの』をつくってないんです」

「クイズ」番組も同様。

歌番組やドラマは、
「元のもの」を出す。

「元のもの」とは、
価値を問いかけるもの。

これは当たるものもあるし、
外れるものもある。

だから価値を問いかけるものは、
だんだんテレビから消えていった。
テレビは「ハズレ」を嫌うから。

「『タコがじぶんの足を食べる』現象は、
テレビばかりじゃなくて、
世の中全体なんじゃないか?」
これが糸井重里の指摘。
「新しく価値を増やそうとすると失敗の可能性があるから、
『ありあわせのもの』のパロディや化粧直しで、
なんとかしようという『時代』なんだっていう気がする」

「新しい価値」をつくることは、
しんどい仕事だ。

それから逃れようという風潮がある。
「じぶんにも、それに感染してるところ、
ありそうだなー」

糸井さんはいつものように、
自嘲気味にコラムを終わらせるが、
そこから逃げ出さないぞ、
という決意が潜んでいる。

この精神は見習いたい。

さて日経新聞に、
「食品スーパー出店攻勢」の記事。

スーパーマーケット企業トップのライフコーポレーション、
首都圏のヤオコーや中部のバロー、北海道のアークス。

ライフは14年2月期に14店の新店計画。
そこにさらに1~2店の上積み。
年間200億円超の投資計画。

2012年度は120億円で11店。
新店の7割は首都圏。

そのために千葉県習志野市の惣菜センターを新設、
大阪市内の惣菜センターも12億円投資で生産能力増強。

ヤオコーは13~14年度、年10店ペースで出店。
12年度の2倍。

バロー16店程度の出店計画。
これは以前の1.5倍のペース。

アークスは、約10店を新規出店。

記事は「食品スーパーの優勝劣敗が鮮明」と指摘し、
それが「業界再編」につながると分析。

その理由は第1に低価格消耗戦、
第2は異業態間競争。

相手は、コンビニ、ドラッグストアなど。

アークスの横山清社長のコメント。
「2~3年後には業界の風景が
違ったものになっているはず」

チェーンストアの多数の新規出店は、
「プロトタイプ」というモデル店を創造し、
そのモデルを次々につくっていくことによって可能となる。

テレビでいえば、
「新曲」や「新ドラマ」「新ニュース」番組をつくって、
それを磨きつつ、新しい価値を求めていく。

「たこ足」の「ものまね」や「カラオケ」は、
いかに技術が上がっても、
「新しい価値創造」を模索しはしない。

同じように「たこ足的新規出店」は、
新しい価値を創造しないという点で、
同質化競争を蔓延させ、
「劣敗」の要因となる。

大学院生の修士論文は、
先行研究レビューが前提となる。

だから「ものまねやカラオケ」を、
全面否定するものではない。

しかし最後にめざすものは、
「新しい価値」の追求であることを忘れてはならない。

いつものようにピーター・ドラッカー。
「企業の目的は顧客の創造である」

チェーンストアも大学院も、
「新しい価値」を創り出すところに、
存在意義がある。

〈結城義晴〉

2013年03月08日(金曜日)

「ポリアンナ効果」と「法人税パラドックス」/イオンと商人舎のO2O

毎日新聞の巻頭コラム『余録』。
「ポリアンナ効果」を紹介。

「人が物事の否定的な評価より
肯定的な見通しに影響を受けやすいこと」

フジテレビ系の「ハウス世界名作劇場」で、
1986年1月から12月まで放映されたテレビアニメ。
『愛少女ポリアンナ物語』全51話。

この主人公の名前からとられた「ポリアンナ効果」。

8歳の少女ポリアンナ・フィティアは、
「よかった探し」が得意。

どんなことが起きてもその中から、
よかったと思えることを探し出して
明るく振るまう。
それが「よかった探し」。

「健康な人は自分自身の評価について も、
平均的他人より優れているという
ポジティブな錯覚を抱きながら暮らしているらしい」

私にもこのポリアンナ症候群の傾向がある。

日本の研究チームが、
この脳のメカニズムを解明した。

それはいわば「優越の錯覚」とでもいうもの。

「人は平均で2割ほど自分を過大評価していた。
さらに自己評価の高かった人ほど
脳内で快楽物質を出す部位が活発だった」

しかし、いいことばかりではない。
そんな人は、
「状況を判断する前頭葉の働きが弱くなっていた」。

人は「優越の錯覚」が弱まると、
鬱病状態に陥る、らしい。

毎日新聞コラムはここから、
アベノミクスのポリアンナ効果に話を持っていくが、
私は小売りサービス業の「優越の錯覚」は、
成果をあげる条件
の一つになると思う。

「ポリアンナ効果」を意識して、
社内、店内で、
「よかった探し」でもしてみたい。

一方、日経新聞の『大機小機』。
EU諸国で起きた「法人税パラドックス」を紹介する。

冷戦後のEU諸国。
激しい法人税率引き下げ競争が展開された。
にもかかわらず、法人税収は増加した。

不思議な現象だが歴史的事実。

要因は二つ。
第1は「法人税率の引き下げと同時に
減価償却などを見直して課税ベースを拡大したこと」。

第2は、「税率引き下げで起業意欲が高まり、
開業率の上昇で経済が活性化したこと」。

アベノミクスでは法人税率引き下げを企図する。
その代り消費税率を上げる。

ここに批判が巻き起こる。

そこでコラムニストは、
「法人税パラドックス」で対抗し、
教訓を導き出す。

「課税ベースの拡大と
アントレプレナーシップが沸き起こるような規制緩和・成長戦略を、
同時に進めていくこと」

この「法人税パラドックス」のような現象、
実務の世界にも起こる。

消費税率増税のときに、
正々堂々、価格転嫁して、
その上で売上げも上がる方法はないか。

「消費税パラドックス」は生まれないか。

「ポリアンナ効果」を意図的に使って、
問題解決に当たりたい。

最後に小売業ニュースを日経新聞から。
イオン
はソフトバンクテレコム、ヤフーと組んで、
O2O展開を始める。
O2O(オー・トゥー・オー)とは、
「Online to Offline」。

「携帯電話にデータを配信」
これがオンライン。
「インターネットを利用する消費者を
小売店舗に誘導する」
これがオフライン。

私たちが4月10日に創刊する『月刊商人舎』は、
『商人舎Magazine』とのO2O。
紙の『月刊商人舎』がオフライン、
網の『商人舎Magazine』がオンライン。

こちらは「Offline to Online」ではあるが。

イオンは3月15日からまず、
全国の総合スーパーイオン460店で開始。
さらに年内、マックスバリュなど食品スーパー1000店に広げる。

消費者は「ヤフー!ジャパン」のキャンペーンサイトから
アンケートなどに回答する。
当選すると携帯電話にメールが送られる。

メールにバーコードが印字されており、
店頭の発券機「ハッピーゲート」に携帯をかざすと、
景品や割引券と交換できる特典クーポンが出る。

この割引の原資は消費財メーカーが負担。

昨年末年始に50店で実験。
ペットフードの試供品を3000人に贈るとしたところ
6000人が応募。
さらに当選者の58%が来店。

チラシなど紙に比べると、
圧倒的に低コストで効率的。

さらにクーポンを入手した顧客が、
どの店をどの時間に訪れたとか、
ついでに何を買ったとか、
購買行動データも蓄積。

これが電子マネーワオンなどの顧客データと合体して、
流行りの「ビッグデータ」となっていく。

Offlineを持つから、
Onlineの活用が可能となる。

かつては「クリック・アンド・モルタル」などといわれた。
Click and mortarは、リアル店舗と、
ネット上のバーチャル店舗の双方を運営し、
相乗効果を狙う。

ここで使われた「クリック」は、
パソコンのマウス操作の「クリック」のこと。
いま、スマホの時代に入って、
「クリック」は少ない。

リアルとバーチャルも使わない。
だからO2O。

商人舎は「紙と網の融合」。
イオンに遅れずO2Oに乗り出したい。

ここでも私は、意図的に、
「ポリアンナ効果」を使うつもりだ。

〈結城義晴〉

2013年03月07日(木曜日)

日本ルネサンスと日本電産永守「大ボラ」&アークス横山「大夢」

東京・横浜の今日の最高気温、
18度、19度。
そのうえ今日の花粉飛散、
「非常に多い」。

今年はなぜか、
花粉症にかからなかった結城義晴。
しかし、夕方、横浜の商人舎オフィスに戻ったら、
くしゃみ連発。

昨日も書いたように、
1月の下旬に帯状疱疹にかかって、
その治療のために抗生物質を飲んだ。
それが効いているのかと思ったら、
途端に、花粉症がやってきた。

「いらっしゃい~!」
桂三枝改め文枝のギャグ。
そんな気分で、
私はそれほど辛くは感じない。

朝日新聞の『天声人語』。
〈百人の鼻すする音や花粉症ともじった。
「1日の最高気温が15度を超すと、飛散量は一気に増える」

今日の首都圏がまさにこれだった。

〈目のふちが世界のふちや花粉症〉
〈俳人で新聞記者の山口優夢〉

症状がひどい人には申し訳ないが、
私は花粉症すら、友達にして生きていこうと思う。

誰も相手にしてくれなくなったら
僕のところに来ればいいさ
いつだって君の相手をしてあげるさ
風邪は友達 風邪は友達♪

〈山崎眞幹・作詞作曲〉

さて私は昨日から、
千葉県茂原。

6時頃に目覚めたら、
美しい朝日。
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昨日は、夕方、
横浜の商人舎オフィスを発って、
ベイブリッジを越え、
アクアラインを潜って千葉に入った。
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そしてスーパーマーケット経営者の皆さんと会合。
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前列真ん中は、荒井伸也さん。
オール日本スーパーマーケット協会会長。

右隣はヤマザワ会長の山澤進さん、
その隣は関西スーパーマーケット社長の井上保さん、
さらに伊藤園副社長の江島祥仁さん、
荒井さんの左隣は、とりせん会長の前原章宏さん、
さらにあづま食品社長の黒崎英機さん。

後列には、サミット社長の田尻一さん、
千葉薬品社長の神崎彰道さん、
ダイイチ社長の鈴木達雄さん、
エレナ社長の中村國昭さん、
ヤマナカ社長の中野義久さん、
そして伊藤園副社長の本庄周介さん。

さらに最前列に、
伊藤園所属の女子プロゴルファーの皆さんが加わって、
一同で記念写真。
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私は個人的に大ファンの塩谷育代プロと、
ツーショット。
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握手してもらったら、
意外に柔らかくて細い手だった。

その後、食事しながら、
談論風発。
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今日はグレートアイランド倶楽部で、
「ドクターズ・ゴルフ会」。

会の名称は私の命名。

「マスターズ」は世界4大メジャートーナメントのひとつ。
米国ジョージア州オーガスタ・ナショナルで開催される。

そして「マスター」とは、
大学院修士課程を修了した人に与えられる資格。
その上の博士課程修了者は、
「ドクター」と呼ばれる。

そこでこのゴルフ会を、
「マスターズ」の上を行く志を持ち続けようと、
「ドクターズ」と名づけた。

優勝者は「ドクター」と呼ばれるが、
今回は並み居る強豪を押しのけ、
荒井伸也さんがその栄誉を獲得。

おめでとうございます。

さて日経新聞の『Voice』。
イギリス人のウィル・ハットンの持論を紹介。
オックスフォード大ハートフォードカレッジ学長。
「次の10年は中国が後退し、
日本のルネサンス時代になる」

嬉しいこと、言ってくれる。

中国が後退するという部分ではなく、
「日本のルネサンス時代」がやってくるというところに、
共感を抱く。

「中国は共産党政権の誕生から60年余りが経過し、
汚職がまん延、第5世代による一党支配の正当性が揺らいでいる」
怖くて鋭い指摘は、
中国の現状が崩壊前のソ連と重なるというところ。
「今後3~5年の間に“中国の春”が起きる」

〝中国の春”とは「アラブの春」にひっかけた言葉。
「アラブの春」は中東の民主化運動のことで、
中国でもそれが起こるという大胆予測。

一方、日本を評価する根拠は、
「企業の技術力と研究開発の強み」。

技術力や研究開発は、
製造業に限らない。
小売業、卸売業、サービス業でも、
テクノロジーのイノベーションが起こる。

嬉しいのは、次の予言。
「中国がまねたいと思うような維新を
なし遂げることができる」

小売流通サービス業では、
それがはっきりしている。

これからの10年間、
日本のルネサンスを信じて、
私も生きていこう。

そんな時、
「花粉症」も「風邪」も、
友達と考えるくらいの包容力は必要だろう。

これも日経新聞の『経済教室・経営塾』。
今週はずっと日本電産社長の永守重信さんが語っている。

同社の2012年3月期連結売上高は約6800億円。
「15年3月期に1兆2000億円、
30年3月期には10兆円に伸ばしたい」

故渥美俊一先生が、
「1+99」を訴えていたことを思い出した。

現在を「1」と考え、
将来は「99」をプラスすると構想せよ。

現在の「1」を5%ずつ増やそうと思うと、
10年間、それを実現させても1.71倍にしかならない。

毎年3%成長と考えると、
10年後は1.38倍。

もちろんこれらも大した仕事だが、
永守さんとは異なる。

「経営者の使命は夢を具体化し、実現することだ。
あまりにも大きな夢は『ホラ』だが、
経営者はときに『大ボラ』をふくことも必要だ」

これはアークス社長の横山清さんに通ずる。
横山さんが大ボラ吹きという意味ではない。
横山さんの有名な言葉は「大夢」。
大きな夢。

さらに「夢限大」。
夢は無限大の広がりを持て。

永守さんはそれを「大ボラ」という。
「大ボラがしだいに中ボラや小ボラに変わり、
実現可能な夢になる。
売上高10兆円はまだ大ボラだが、
必ず実現できると信じている」

その夢の実現のコンセプトは、
「回るものと動くもの」。
これを事業の基本に据えて、
「世界ナンバーワンの総合モーターメーカー」を目指す。

ウィル・ハットンの「日本のルネサンス」は、
永守さんの「大ボラ」や横山さんの「大夢」なくしては、
実現しない。

ただしゴルフでは「大ボラ」は禁物。
「最悪を覚悟して最善を尽くす」
アマチュアの球聖・中部銀次郎の言葉。

日々の仕事では、
こちらが優先されるが、
ビジョンやロマンは、
大夢や大ボラが求められる。

〈結城義晴〉

2013年03月06日(水曜日)

イノベーションへ⇒伊勢丹新宿店とローソンのリピート率活用

春がやって来ている。
いい季節です。
私は本来、花粉症だが、
今年は昨年の4倍とも5倍ともいわれるのに、
それほどきつくはない。

帯状疱疹の薬を飲んだからだろうか。

もしそうだとすると、
帯状疱疹も悪くはないことになる。

昨夜、商人舎オフィスを、
立教大学大学院結城ゼミの第4期生が、
訪ねてくれた。
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この春、見事修了して、マスターとなった3人。
私の隣から、
武藤麻代、内田憲一郎、香川耕太郎。

エノテカのワインをプレゼントされて、
とてもうれしかった。

さて朝日新聞の『天声人語』
堀口大学翻訳の批評家グールモンの短章。
「女を悪く云う男の大部分は
或る一人の女の悪口を云って居るのである」
なるほど、心当たりもある。

「人はごく狭い知見や印象で全体を語りがちだ。
だから文中の『女』は何にでも取り換えがきく。
たとえば若者、オジサン、アメリカ人、医者、新聞記者……
そして生活保護受給者もまた、しかりではないだろうか」

ごくごく狭い知見や印象で、
全体を見てはいけないし、
全体を判断したり語ったりしてはいけない。

まったくもって、
自戒とすべし。

さて日経新聞最終面の『交遊抄』
ヤオコー社長の川野清巳さんが、
「消えない絆」と題していい話を披露。

「全く異なる2つの個性を持つ恩人がいる。
ヨークベニマル前社長の故大高善二郎氏と現社長で弟の善興氏」

この出だしだけで、「同感」と相槌を打ってしまう。

「理論派でシャイなところもある善二郎氏は、
生き方を含め良き相談相手だった」

欲しい人材を採用できなかった時には、
「求める人は社内にいると
神様が言っているのではないか」。

「善興氏は逆に社交的で現実的なタイプだ。
仕事の細かいことまで相談に乗っていただいている」

「商売には近道はないよ」。

善二郎さんは、2006年に逝去。
善興さんは言う。
「関係を通じ積み重ねた絆は消えない」

私も善二郎さん、善興さん、
お二人と交遊があったし、今もある。

川野さんの文章を読んで、
ひたすら善二郎さんを懐かしんだ。

朝日新聞の記事。
「GE調査 日本の経営力低い?」

ゼネラル・エレクトリックが、
世界の経営幹部に行った調査。

昨年10月から12月に、
世界25カ国の3100社の経営幹部に尋ねた。
テーマは「イノベーション(革新)」

3100社の81%が、
日本は「環境整備が進んでいる」と答えた。

しかし日本の企業幹部は41%しか、
「環境整備が整っている」と答えなかった。

日本の自己評価は、
全12項目のうち7項目で25カ国中最下位。

海外からは高い評価、
自己評価は低い。

一橋大学教授の米倉誠一郎さんの分析。
これは「経営力の低さの表れ」。

経営力ともいえるが、
自信の欠如だろう。

イノベーションへの挑戦。

代表的な企業だけではない。
中小企業こそ、
この挑戦の精神は求められている。

挑戦といえば、
伊勢丹新宿本店の改装が終って全面開業。

三越伊勢丹ホールディングス大西洋社長のコメント。
「進化し続ける店。日本一、世界一を目指す」

目玉は情報発信スペース21カ所の新設。
これは定期的に内容が入れ替わる。
具体的には旬の商品やライフスタイルを提案。

投資額約90億円で、
初年度店頭売上高約2150億円の計画。
これは2011年度比5%増。

小売業のイノベーションへのチャレンジであることは間違いない。
必見の店舗が新宿に登場した。

日経新聞の記事。
「進化するコンビニ ビッグデータ、売れ筋発掘」
これもイノベーションの事例。
コンビニ年間売上高10兆円に迫る。

全国約1万店となったローソン
その大ヒット商品は「焼パスタ ラザーニャ」。
昨年10月の発売から20日足らずで100万食販売。
2秒に1食売れる計算。

ここには、ポイントカード「ポンタ」の購入データ活用がある。
現在の会員数は約5100万人で私も会員になっている。

誰が、どこで、何を、何回買ったかがわかる。
つまりID-POSデータ

私は今年がFSPとCRMの本格化元年だと唱えている。
フリークエント・ショッパーズ・プログラムと、
カスタマー・リレーションシップ・マネジメント。

ローソンが着目したのは「リピート率」。
同じ顧客が同じ商品を繰り返し購入する比率。

この数値が高いほど、
より息の長いヒット商品につながる。

私が取締役を務めるカスタマー・コミュニケーションズ㈱の、
ID-POS活用ノウハウのもっともポピュラーなものが、
この「リピート率」。
ABC分析では振り落とされてしまうデータだ。

「焼パスタ ラザーニャ」は発売初日で0.5%のリピート率だった。
通常の0.3%より高い。

例えば、昼食に食べた若い女性が、
仕事帰りにも買うケースが多かった。

ローソンはたった「0.2ポイント」の差を、
「ヒットの波頭」ととらえて、
「店に並べるスペースを一気に広げよう」と決めた。

コンビニはこれまでずっと「単品管理」で売れ筋を発見してきた。
それがポイントカードや電子マネーの普及で、
業界全体で年間延べ150億人分の膨大な購買履歴の「ビッグデータ」となる。

ローソンの新浪剛史社長
「ビッグデータの活用でコンビニの経営は大きく変わる」
ID-POS活用はローソンが一番進んでいる。

セブン‐イレブンは電子マネー「ナナコ」の購買データを活用する。
酒と惣菜の同時購入率を分析。

酒の品ぞろえを強化して同時購入率を調べると、
2011年春は28%だったが、12年夏には35%に上昇。

ファミリーマートは共通ポイント「Tポイント」を活用。
約300億円を投資して情報システムを刷新。

コンビニ業界あげてイノベーションへの競争を激化させる。

しかしこの記事は、
セブン&アイ・ホールディングス鈴木敏文会長の言葉で終わる。
「消費者が求めるのは新しいモノ。
データに縛られすぎると、消費者ニーズを見誤る場合がある」
いつもクール。
そしていつも正しい。

データがビッグデータになろうが、
現場で顧客を見て、
商売する原点を忘れてはならない。

〈結城義晴〉

2013年03月05日(火曜日)

Forbes世界長者番付とセブン&アイ、ローソン賃上げ・年収アップ

本当に春めいてきた。
今日は二十四節気の「啓蟄」。
「けいちつ」と読む。

「啓」は「ひらく」という意味、
「蟄」は「虫が土中で冬籠りすること」。
従って「啓蟄」は、虫の冬籠りが明けること。

『暦便覧』はこう記す。
「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、
穴をひらき出ればなり」。

花粉症さえなければ、
これからの季節は、ほんとうにいい。

さて、米国の雑誌『Forbes』。
3月4日に恒例の2013年版世界長者番付を発表。

日本人トップのファーストリテイリング柳井正さんが、
第66位で133億ドル(100円換算で1兆3300億円)。
これが各所で大きく報じられた。
前年の88位から大きく躍進。

しかし柳井さんと同業の世界のファッション関係者は、
スペインのZARA創始者のアマンシオ・オルテガが、
第3位で570億ドル。

スウェーデンH&Mのステファン・パーションが、
第12位の280億ドル。

小売業では、ウォルマート関係者が上位を席捲。
第11位、クリスティ・ウォルトン282億ドル、
第14位、ジム・ウォルトン267億ドル、
第16位、アリス・ウォルトン263億ドル、
第17位、 ロブソン・ウォルトン261億ドル。

サム・ウォルトンの子供たちが、合計1073億ドルで、
第1位のメキシコ人カルロス・スリムの730億ドル、
第2位、マイクロソフトのビル・ゲイツ670億ドルを上回って、
断トツの一番。

サム・ウォルトンは1992年に亡くなっているが、
相変わらず第1位に君臨している。

10億ドル以上の億万長者の数を国別にみると、
米国は17人増の442人、
中国は27人増の122人。

ロシア110人(前年96人)、
ドイツ58人(前年55人)、
イギリス37人(前年37人)、
台湾26人(前年24人)、
韓国24人(前年20人)、
フランス24人(前年16人)、
そして日本は2人減の22人。

私自身は別世界過ぎて、
あまり悔しいとは思わないが、
日本は9番目となっている。

日本の100位以内のランクインは、
第66位の柳井正さん。
ファーストリテイリング会長兼社長、資産は133億ドル。
以下、第128位、孫正義さん(ソフトバンク創業者)86億ドル。
第215位、三木谷浩史さん(楽天社長)56億ドル。

小売業だけ拾ってみると、
第527位、伊藤雅俊(セブン&アイ・ホールディングス名誉会長)27億ドル。
第641位、三木正浩(ABCマート創業者)23億ドル、
第1342位、似鳥昭雄(ニトリ創業者)10億ドル。
同、安田隆夫(ドン・キホーテ会長)10億ドル。

小売業では10億ドル以上が5人。
これはちょっとさみしい。

さて、この億万長者のニュースに対して、
一般庶民の賃上げの報道。
日経新聞。

セブン&アイ・ホールディングスが、
5万3500人の社員の「賃金を引き上げ」を発表。
UAゼンセンに属する労組の要求に満額回答、
イトーヨーカ堂やそごう・西武などはベースアップも実施。

ヨーカ堂は組合員平均(41歳)の給与を、
5229円アップさせる。
前年比1.5%プラス。

内訳は定期昇給が4322円(1.24%)、
ベースアップ分が907円(0.26%)。

子育て中の社員には「子女手当」を増額支給、
子供がいる35歳の社員の給与は2%アップする。

鈴木敏文会長のコメント。
「景気回復効果が流通業に回るまで2~3年かかるので、
こちらから働き掛ける」

これには拍手。

先にローソン新浪剛史社長が、
社員年収3%引き上げを表明したが、
これは賞与によるアップ。

しかしセブンの賃上げは以後も続くし、
最終的には退職金にもつながる。
労働組合としては賃上げを評価する。

さらに今日、甘利明経済再生相が異例の発言。
「ローソン、セブンイレブン、
次はファミマという風に期待している」。

日経の記事では、
第一生命経済研究所の永浜利広主席エコノミストが試算する。
「賃金が1%上がると、
個人消費は0.54%押し上げられる」

コンビニエンスストアは、
フランチャイズチェーンであるから、
賃上げといっても本部社員を対象とする。

多くの加盟店のオーナーや、
そこで働く従業員が実質的に所得が上がることこそ、
日本経済に貢献するものだろう。

億万長者と比べるとささやかなものだが、
それでも給料が上がれば希望も湧いてくる。

小さな喜び、
ささやかな幸せ、
明日への希望。

これが生きる活力となる。

ひとつずつ、
すこしずつ、
いっぽずつ。

今月の標語。

東日本大震災だけでなく、
日本国民一人ひとりの所得が増えねば、
本格的な消費の活性化はないと考えるが、
いかが。

さて昨日から商人舎に来客が続々。
まず、アイダスグループ代表・鈴木國朗さん。
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ご存知、スーパーマーケットコンサルティング第一人者の一人。
特にプロモーションとプレゼンテーションには定評があって、
㈱商業界時代、私は何度も鈴木さんの別冊号や単行本をつくった。

その鈴木さんと、
Webコンサルタントの猪股信吾さん(私の隣)。
そして商人舎チーフエディターの渋木克久。
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ホームページやウェブサイトの活性化について議論した。

今日は、宝酒造㈱のお二人。
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新野裕司さん(酒類事業本部流通推進部長、右)と、
井上善能さん(同副部長)。

7月11日、12日に京都で講演をします。

それから㈱紀文食品のみなさん。
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営業推進室営業販促部部長の福本篤英さん(右)、
執行役員社長室副室長の山本真砂美さん、
そして㈱豊珠興産LSI事業部チーフマネジャーの中尾崇司さん。

営業活動の相談と、
9月4日、5日の「紀文正月フォーラム」の打ち合わせ。

もう夏や秋のプランをつくり、
その実行について検討している。

仕事は早仕掛け、そして、
ひとつずつ、すこしずつ、いっぽずつ。

啓蟄の2週間後には、
3月20日の春分が待っている。

〈結城義晴〉

2013年03月04日(月曜日)

「イオン、ピーコックストア買収」事件とタイ小売業のM&A百花繚乱

Everybody! Good Monday!
[2013vol10]

2013年第10週、
3月の第2週となりました。

緊急ニュース。
ピーコックストアがイオンに売却される。

日経Web版は、
今日15時26分、ピーコックストア側のニュースとして報じ、
直後の15時38分にイオン側のコメントを載せた。

NHKは15時47分に、News Webにこの情報をアップ。

4月10日にスタートする『商人舎Magazine』ならば、
こういった「事件」をすぐさま解説、分析する。

さてピーコックストアは、
J.フロントリテイリング傘下のスーパーマーケット。
いわゆる百貨店系の企業。

そのJ.フロントは、
大丸と松坂屋が2007年に経営統合し、
それぞれの子会社のスーパーマーケットがやはり、
経営統合して「株式会社ピーコックストア」に商号変更。

大丸ピーコック、松坂屋ストア、横浜松坂屋ストアなどの集合体で、
現在、関東、中部、関西に88店を展開する。
2012年2月期年商は約1100億円。

株式の取得額は130億円、
買収総額は300億円。

4月1日付で買収し、
イオンの完全子会社にする。
これは一昨年の2011年11月の、
四国・中国地方のマルナカグループ買収と同じパターン。

イオンは今回手中にする首都圏の約50店によって
都心部のドミナントを強化する。

J.フロントリテイリングは、
大丸松坂屋百貨店やパルコに、
経営を集中する。

昨年6月28日のこのブログで、
私はピーコックストアがディスカウントすることを、
批判した。

「今年度から低価格店『ピーマート』を本格展開する。
現在2店、12年度中に4店を業態転換、
13年度は新規出店もスタート。
水を差すつもりは毛頭ないが、私は、
百貨店系の高級スーパーマーケット企業が、
ディスカウント型の店舗を展開するのは、
『おやめなさい』と言っている。
消費税増税で、
国民の価格コンシャスは高まる。
しかし、だからと言って、
社風に合わないディスカウント・フォーマットをやってみるのは、
流通業の歴史が示す間違いだ」

ピーマートは、
ピーコックストアの、
最後のあがきとなってしまった。

しかし、このニュースの波紋は大きい。

私は今年の潮流のひとつを、
新たなM&A急加速と言い続けているが、
百貨店系に限らず、
電鉄系スーパーマーケットも、
親会社の意思決定に委ねられる企業、
しかも親会社のお荷物となっている企業は、
「売れるうちに売られる」。

厳然とした事実だ。

その時にも、
「商人の本籍地と現住所」がある。
このことは忘れたくない。

商人は顧客とともに、店とともにある限り、
何時までも仕事し、社会貢献し続けることができる。

ピーコックストアの従業員の皆さんには、
「商人の本籍地と現住所」を強調しておきたい。

いきてゐてくれさへすればそれでいい
そばでなくともらしくなくても

〈日経歌壇 さいたま・松永浩司〉

さて、ひな祭りが終った。
1週間後は3・11。
今週はそのことを思いつつ、
仕事に邁進したい。

梅よ咲け壊滅したるこの浜に
〈日経俳壇 石巻・石の森市朗〉

東日本大震災に遭った宮城県石巻の歌人。
石巻の浜に梅が咲く光景を祈りつつ、詠む。

合掌して、
復興・振興を祈念したい。

さて、先週のバンコク視察報告のつづき。

ハイパーマーケットを2店舗紹介しよう。
第1がテスコロータス・エクストラ。
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エカチャイ・ディストリビューションが運営する。
イギリス・テスコとタイCPオールとの、
ジョイントベンチャーとして始まった企業だが、
現在はテスコの子会社で、
タイ小売業の第2位。

ちなみに第1位は、
そのCPオールで、
こちらはセブン-イレブン6822店を運営。

タイ国内のテスコロータスの総店舗数は、
2010年で698店舗。
テスコ・エクスプレスという小型スーパーマーケットがあるから、
店舗数は多い。

しかし売上げの主力は、
ハイパーマーケットのエクストラで、
店舗数は90店。
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これがよくできたハイパーマーケット。

広く、長いコンコース。
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床はピカピカ。

テスコ・プロダクト・ディベロップメント・センター。

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ここでは、試食や試用のデモが行なわれる。
お勧めの食品や日用雑貨も並べられている。

売場は基本カラーのグリーンとイエロー。
販促物もカラフル。
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一方、テスコロータス・ミニは、
都市型小型店。
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イギリスのテスコでいえば、
1000㎡のメトロの機能。

販促物はエクストラと同じものを使用している。
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セルフレジも当たり前。
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しかし経営は、ちょいと辛い。

ハイパーマーケット競争で、
テスコロータスとしのぎを削っているのが、
ビッグC。
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2010年、タイのカルフールを買収。
ビッグC87店、カルフール39店で、
ハイパーマーケットの店数では、
テスコロータスを凌ぐし、
店づくりは最強。

入口を入ると家電のクリアランスセール。
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こちらは収納用品のプロモーション。
見事にカラフル。
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タイの小売業は、色づかいが美しい。
月曜は黄色、火曜は桃色と、曜日の色が決まっている。
それらの色がベースになる。

輸入食品のコーナー。
黄と黒で目立つサイン。
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食品売場のプロモーションコーナー。
天井からは吊り下げのスポット照明。
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タイのハイパーマーケット競争は、
完全なる複占状態。

そのビッグCの裏手にできたショッピングセンターKvillage。
2010年3月にオープン。
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人気の専門店、飲食店を集合させたアッパーグレードのSC。
犬の散歩ができるなど、憩いの空間を意識。
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その中にある高級スーパーマーケット「グルメ・マーケット」。
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百貨店のエンポリアム傘下。
J.フロントリテイリングのピーコックストアのような存在。

日本酒や日本のお菓子など日本人向けの食材も豊富。
通路をはさんで、反対側には、
酒とコンビニエンスフーズとドラッグを集めた売場。
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このSCはまだまだ拡張中。
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最後に、大型商業施設「ゲートウェイ・エカマイ」。
BTS(スカイトレイン)のエカマイ駅に直結。
このエリアは、在住日本人や外国人が多い。
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そこに入ったのが「マックスバリュ」。
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24時間営業。

日本人向けの食材が豊富に揃うが、
もう少し現地化したい。
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入口に張り出してあるチラシもカラフル。
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国内同様、イオンデイには、
イオンカード利用で5%オフの告知。
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この商業施設には、
日本の企業が数多く出店していて、
全体に「ジャパン」色が強調されている。

ドラッグストアのツルハ。
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ご存知、イオングループ。

1階がドラッグ部門、2階はコスメティクス。
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若い女性に最新トレンドをアピールして、
この店は現地化に成功。

ダイソーは主要な商業施設には必ず出店している。
タイでは57店を展開。
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「60バーツ均一」が面白い。
約180円。

郡山を本拠にするらーめんの幸楽苑。
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5階に昨年11月1日にオープンしたイオンファンタジー。
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タイ初の子どものための屋内遊園地として、人気。
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ショップの改廃も進んでいる。
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よくよく見ると、メイドカフェ。
日本の風俗文化輸出。
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1階のイベント会場にいたタイ人の浴衣娘。
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タイ人は日本びいきだ。
だから「ジャパン」を強調した店やSCが、
都心に登場する。

イオン・グループが主力となったこのSCは、
それを狙っている。

イオンはアジア戦略を展開すると同時に、
日本国内ではM&Aを積極的に仕掛ける。

ピーコックストアがその最新ニュースだが、
今年に入って1月1日、
テスコ・ジャパン株式の50%を1円で取得。
同社は首都圏で113店を運営。

タイのテスコロータスとイオンは、
これから本格対峙する。

テスコ・ジャパンと日本のイオン、
そのテスコのタイ事業とCPオール。
タイのビッグCとカルフール。

一方、日本のカルフール店舗は2005年3月、
イオンが買収。

さらにイオンは昨年10月31日、
カルフール・マレーシア事業を買収。

イオンが国際企業になろうとしていることはよくわかるが、
最終的には「現地化」が巧みな親会社によって、
子会社はドライに売り買いされる。

この外国勢に「商人の本籍地と現住所」は、
理解できないに違いない。

まずもって「本籍地」の概念が存在しないからだ。

しかしピーコックストアの件には、
正直、驚かされた。

ショッキングな気分を振り払いつつ、
3・11を迎えたい。

では、みなさん。
Good Monday!

〈結城義晴〉

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