結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2014年03月10日(月曜日)

月刊『商人舎』3月号・本日発刊! 世は出店抑制とベースアップ

Everybody! Good Monday!
[2014vol10]

2014年第10週。
3月第2週。

春本番なれど、
日本列島寒気団にすっぽり覆われ、
真冬並みの寒さ。

明日の3・11。
東北各地で追悼の会が開かれる。

殉職の人の家族を憶ふ春
〈日経俳壇 福島・桜声〉
なにもしらず生まれ来し嬰春の星
〈同 石巻・石の森市朗〉
嬰(えい)は、赤ん坊のこと。
「みどりご」「乳飲み子」といった方が美しいか。

亡くなられた方々のご冥福を祈りたい。

明日の3月11日の前日、
今日が月刊『商人舎』3月号の発刊日。
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刷り立てのインクの匂いがする雑誌。
何度手にとっても、いいもんだ。
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その表紙。
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特集タイトルは、
「社会的使命を果たし続けた
誇り高き商業者たちの1000日記録
3・11―三年目の正直。

Cover Message。
2011年3月11日の午後2時46分。
あの巨大地震、想像を絶する大津波。
岩手県、宮城県、福島県、そして茨城県。
東北地方と関東地方の東日本全域に
大きな傷跡を残し、
数多の貴重な命を奪っていった。

それから3年。
深い傷跡の一つ、福島原子力発電所は
いまだ目途が立たない。
根強い風評は残り、ややもすると
人々の意識には風化の気配が立ち込める。

しかし私たちは絶対に忘れてはならない。
「元気を出そう・元気を売ろう」と、
瓦礫の中で立ち上がった
仲間たちのことを。
私たち商人の原点を呼び起こしてくれた
同志たちのことを。

社会的使命を果たし続けた
誇り高き商業者たちの1000日を記録し、
日本商業の明日への希望としよう。
必ずや「三年目の正直」が
私たちの希望を叶えてくれるはずである。

商人舎Magazine3月号、
ご愛読ください。

会員でない方は、
見出しだけでもご覧ください。

今号は、感動の1000日記録です。
商人の原点がくっきりと表れています。

輪読会、ディスカッションなどに、
是非使ってください。

創刊1年を迎えつつありますが、
よりわかりやすく、より読みやすく、
日々、改善を重ねています。

消費税増税前に、
是非ご購読のご検討を、
お願いします。

現在は年間購読のみで、
1万8000円+税です。
1カ月に換算すると1500円、
Magazineの読者IDは5人組制ですから、
一人月間換算で300円。

いかがですか?

さて今日は一日、
横浜商人舎オフィス。
朝、幼稚園の子どもたちが、
事務所の下の遊歩道を、
手を繋いで歩いていく。
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ちょっと寒いけれど、
春ですね。

朝一番で、
高木和成さん来社。
RMLC代表世話人。
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商業経営問題研究会を、
略してRMLC。
リテール・マネジメント・ラーニング・サークル。

新年度の活動方針の相談。
私が座長だから。

これまでは、
研究やディスカッションを中心に、
活動してきた。

昨年、杉山昭次郎先生が、
86歳で逝去された。
その杉山先生を囲む勉強会が、
杉山ゼミと称して発足した。

その後、故磯見精輔さんが座長となって、
商業経営問題研究会となった。

磯見さんが逝去されて、
結城義晴が座長となった。

そして、震災の2011年10月に、
『小売業界ハンドブック』を、
RMLC著・結城義晴編著で、
東洋経済新報社から発刊。

亡き先生方へのはなむけとした。

そのRMLC。
新年度は新しい企画をもって、
積極的に活動する。

ご期待ください。

さてさて昨日曜日の日経新聞一面トップ。
「建設費高騰で出店抑制」の記事。

2014年度の出店計画見直しが急。

理由は二つ。
①建築資材の値上がり
②建設技能者の不足

「商業施設の建設費は5割近くも上昇」。

厚生労働省まとめの1月の職業別有効求人倍率は、
躯体工事職が7.32倍、
建設関連は軒並み高水準。

鉄筋工経験者は日給1万7000円前後で、
1年前比1割増。

商業施設の1坪当たり建設費は、
現在、40万円前後。

震災前の5割増の水準。

イオンモールは2014年度、
10施設開設の計画を7~8に縮小。

2013年度までの3年間は、
1年に1~4施設だったから、
それでもピッチは速いが、
従来計画からは下方修正。

ヨークベニマルも2014年度出店計画を、
15店から8店に減少。

新店の代わりに既存店改装で、
収益を確保する。

日経新聞は、心配げ。
「事業計画の見直しがさらに広がれば、
国内の景気回復の足かせになる」。

しかし、全体の出店抑制は、
既に保有する者に有利に働く。

イオンモールのショッピングセンターは、
国内130カ所強で最大。

この現象はイオンに追い風となる。

その一方で、
ライフコーポレーション、
セブン&アイ・ホールディングス、
春闘のベースアップを発表。
いずれも1人2000円レベル。

イオンは今、交渉中。

出店はイニシャルコスト。
人件費はランニングコスト。

イニシャルコストを下げ、
ランニングコストを上げる。

これは経営のバランスだが、
労使ともに、
東日本大震災からの復興と振興を、
忘れてはならない。

では、みなさん。
Good Monday!

〈結城義晴〉

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