月刊商人舎を発刊したら、
ちょっとだけ気分がゆったりとする。
このインターバルが、
月刊雑誌編集の良さ。
今日は朝から、
横浜鶴ヶ峰病院。
昨年、大腸内視鏡検査をしてもらって、
もうこの病院に決めている。
今日は、人間ドックの結果をもとに、
医師から指導を受ける。
検査数値を診断してもらった結果、
いくつかの問題が出た。
しかし結論はシンプル。
酒の飲みすぎ。
だから医師はアドバイスしてくれた。
「お酒の量を半分にしましょう」
実にシンプル。
「シンプルだからむつかしい。」
今月の商人舎標語。
シンプルだからむつかしい。
むつかしいけどシンプルだ。
ともに頑張ろう。
病院から帰って、
横浜商人舎オフィス。
午後、常盤勝美さん来社。
ウェザーマーチャンダイジングの若手第一人者。
もちろん気象予報士。
筑波
そして商人舎magazineの連載執筆者。
Monthly商人舎では、
「実践」ウェザーデータマイニング、
Weekly商人舎の日替わり連載は、
火曜日の2週間天気予報。
どちらも大好評連載だ。
次の月刊商人舎の打ち合わせ。
頑張ろう。
そのあと、
㈱USEIのお二人が来社。
朝川康誠さんと嶋内仁さん。
USEIは埼玉県に本拠を置く、
パチンコホール企業。
このゴールデンウィークには、
「稼働率」日本一を記録。
朝川さんは42歳の若い社長。
そして立教大学大学院では、
結城ゼミに属して、修士課程を修了した。
嶋内さんはそのUSEIの取締役管理本部長。
福島大学大学院で修士課程を修了して、
現在、慶應義塾大学大学院博士課程。
そしてお二人はMonthly商人舎の執筆者。
朝川さんのテーマは、
「経済心理学の世界へようこそ」
連載は第37回を迎える。
嶋内さんは、
「〈ポストモダン〉チェーンストア組織論」
こちらは連載40回。
どちらもすごい記事内容です。
会員限定ですが、
会員の皆さんは、
ぜひ、読んでみてください。
今日は三人とも、
商人舎magazine執筆者。
うれしい懇談だった。
さて、総務省から重要な発表。
住民基本台帳に基づく日本人人口。
今年1月1日現在、1億2589万人。
前回比マイナス27万1834人。
0.22%の減少。
日本人の出生数は6492人増の101万46人、
死亡者数は2万5833人増の129万6144人。
その差の自然増減数はマイナス28万6098人。
ああ。
ドメスティックビジネスにとって、
一番大きな、人口問題。
7年連続の減少。
その減少幅は過去最大。
全市区町村の約83%で人口減。
反対に人口増はわずか6都県。
〈読売新聞より〉
伸び率1位は東京都の0.67%、
8万6164人増。
総人口は1296万6307人。
この東京の都知事は、誰になるのか。
2位は沖縄の0.38%増、
総人口144万8656人、
以下、3位は愛知県の0.15%増、
730万7924人、
4位は神奈川県0.124%増、896万1724人、
5位は埼玉県0.121%増、718万6890人、
そして6位は千葉県0.05%増、614万5670人。
こう考えると、
首都圏は大きくて、
伸び続けている、
すごいマーケットだ。
三大都市圏にも明暗。
東京圏は連続増、
名古屋圏は増減を繰り返し、
関西圏は連続減少。
逆に人口減少は、
1位・北海道、2位・兵庫県、3位・新潟県。
特に北海道はマイナス3万2545人。
アークスの横山清さんは、
今回も悲しむだろうな。
ユナイテッドSMHの小濵裕正さんは、
喜んでいるだろうか。
平和堂の夏原平和さんは、
近年、名古屋圏に進出していて、
してやったりだろうか。
ところで、日本に住む外国人は、
増えている。
その人口数は217万4469人、
前年比11万1562人増。
統計を取り始めた2013年以降、最多。
外国人数が増えたのは、
秋田を除く46都道府県。
東京は外国人数4万9042人で、
増加数も3.1万人の最多。
ああ、この東京の都知事は、
誰になるのか。
外国人数の伸び率最多は、
長崎県の31.7%増。
「造船の実習などをする外国人が増えている」
外国人の移民問題も、
根本的に考える時が来ている。
永住してもらうのか、
短期的な労働者として住んでもらうのか。
それとも経済や経営、サービスの面で、
我慢するのか。
われわれ全体の考え方が問われている。
イギリスやヨーロッパの問題と、
他人ごとのように考えてはいられない。
人口問題や移民問題も、
複雑そうに見えて、
すべて自分たちの考え方一つに帰する。
シンプルだからむつかしい。
〈結城義晴〉