結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2016年07月11日(月曜日)

特集「一-十-百-千-万代スタディ」月刊商人舎7月号発刊!!

Everybody! Good Monday!
[2016vol28]

2016年の第29週。
7月も第3週を迎え、
夏真っ盛り。

今日は本当にいろいろなことが起こった。

まず、昨日の第24回参議院選挙。

初選挙端居(はしい)のよこに端居して  
〈朝日俳壇より 東村山市・盥日央鶴〉

選挙権を得た青年たちが、
少し遠慮勝ちに見せている心底。
「18歳選挙権」適用のとき。
いい句だ。

午後、8時を回ったとたん、
テレビ局が一斉に「当確」を出す。

「古い奴だとお思いでしょうが」
鶴田浩二の歌『傷だらけの人生』
藤田まさと作詞・吉田正作曲。

選挙の「当確」は時々刻々、
一喜一憂するのがいい。

しかし、鶴田浩二は続ける。
「古い奴こそ新しいものを
欲しがるもんでございます」

ああ。

テレビ番組では、
池上彰が一番良かった。DSCN7314-6

日経新聞巻頭コラム『春秋』
「2年半以内に解散か任期満了で
一旦はタダの人になる衆院議員と違い、
2022年までは続く議席だ」

そう、東京オリンピックの先まで続く議席。

「6年後、東京五輪の高揚は去っている。
痛みを伴う税と社会保障の
大胆な改革は不可避だ」

「日銀の異次元緩和は副作用なく収拾し、
成長は安定軌道に乗っているか。
新しい安保法制下、
自衛隊はどんな活動をしているだろう。
そして憲法改正の議論はどう進み、
どの段階に至っているか。
我々も、瞳を凝らさねばなるまい」

言い切っている。

朝日新聞一面『折々のことば』
「どこにいくのかなあ?」
「というより
なにから逃げてるかが
問題よ」

(ムーミンとミイの会話)

何かから逃げているだけなのに、
どこに行くべきかと、
人もよく問題をすり替える。
〈トーベ&ラルス・ヤンソン「彗星がふってくる日」から。
冨原真弓訳〉

月刊商人舎7月号、本日発刊!! 201607_coverpage
【特集】
一-十-百-千万代スタディ
「日本一買い物に行きたい店舗・日本一働きたい会社」のDNA研究

[Cover Message]
「♪一で万代 十で万代 百で万代
千で万代 万で万代百貨店♪」

――1964年夏に始まって、
関西圏を風靡したテレビCM。
このコマーシャルソングのごとく、
石鹸屋として一から始まった万代は、
十・百・千のローカルチェーンへと成長し、
スーパーマーケットとして関西ダントツの
リージョナルチェーンにまで発展を遂げてきた。
その商売のDNAを明らかにし、
マネジメントの実態を研究すると、
そこには「顧客満足・顧客創造」と
「従業員満足・従業員創造」の
絶対セオリーが見出された。
同時に、他の追随を許さぬ
ユニークな組織カルチャーが露わになった。
「日本一買い物に行きたい店舗・
日本一働きたい会社」を
真摯に追究することによって、
日本の小売流通産業は覚醒し、
その閉塞感は打ち破られるのだ。

巻頭言は[Message of July]
シンプルだからむつかしい。

顧客が
ニコニコしている。
店員が
ニコニコしている。

商品は
良くて、安い。
売場は
ピカピカしている。

だからお客さんは
ドキドキわくわくする。
働く人もみんな
ドキドキわくわくする。

そんな店をつくれば、
かならずうまくいく。
あのピーター・ドラッカーが、
小売業に教えてくれたこと。

実にシンプルだ。
そしてわかりやすい。
しかし、むつかしい。
ほんとうに、むつかしい。

毎日つづけるのはひどくむつかしい。
人がふえたらもっとむつかしい。
店が多くなったらさらにむつかしい。
地域がひろがればさらにさらにむつかしい。

日本一
買い物に行きたい店舗。
日本一
働きたい会社。

それを、一からはじめた。
十にふえた。
百になった。
千にひろがった。

万にしよう。
ずっとつづけよう。
それはシンプルだ。
しかしむつかしい。

シンプルだからむつかしい。
むつかしいけどシンプルだ。
だから誰にもまねができない。
シンプルだからむつかしい。
〈結城義晴〉

 今号は単品販売をします。
月刊商人舎の完全保存版です。

申し込みは、お手数ですが、
以下の申込書を印刷して、書き込み、
FAXで注文してください。
http://www.shoninsha.co.jp/…/magazine_201607_application.pdf

さて、永六輔さん、逝去。
83歳。

ほんとうの意味でのタレント。
放送作家、作詞家、エッセイストなど、
多彩な才能をテレビやラジオで発揮した。

永六輔・作詞、中村八大・作曲の作品は、
坂本九の「上を向いて歩こう」、
梓みちよ「こんにちは赤ちゃん」

実にいい。

私たちに関係する書籍は、
1998年刊の岩波新書『商人(あきんど)』
語録・対談・講演録構成。

人の言葉を引き出すのが巧みだった。
「“約束を守る”
“嘘をつかない”
“言いわけをしない”。

この三つにつきまんな」

ん~、すばらしい。

ご冥福を祈りたい。合掌。

さて今日は午前中に、
㈱紀文食品グループ企画室から、
お二人が来社。
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山本真砂美さんと堀内慎也さん。
山本さんは食品業界が誇る名物マーケッター、
グループ企画室副室長。
堀内さんは商品企画課長。

この秋、「紀文お正月フォーラム」開催。
お二人はその責任者。

今年は2回。

8月30日・31日に東日本フォーラム、
9月13日に西日本フォーラム。

その打ち合わせに来てくれた。

2016年末年始商戦の企画は、
新たな切り口を加えて、
需要を喚起する内容。

そして、まとめを結城義晴が担当する。

今後、紀文食品の営業担当者がご案内の予定。
ぜひ、ご参加を。

とくに、西日本では、
初めての「お正月フォーラム」
楽しみにしてください。

その後、すぐに、東京都下の小平へ。
社外取締役を務める第一屋製パン本社へ。
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今日は結城義晴の第4回講義。
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初めに前川智範社長のあいさつ。
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講義テーマは「プライベートブランド」
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PBの意味と分類。
世界のPBの趨勢、
テスコのPB戦略、
日本大手企業のPB開発、
矢作敏行先生のデュアルブランド戦略など、
結城流の整理と解説。
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最も重要なのは、
バリュー・エンジニアリングの考え方。
PB開発に限らず、
メーカーの商品開発にも、
活かすことができる。

少し時間をオーバーして1時間45分。
さらに質疑応答して、計2時間の講義を終了。
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まとめは丸山英之さん、
営業本部長。
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講義のあとは、
イスとテーブルを片付けて、
会議室での立食懇親会。
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講義内容を共有して、
それぞれが課題を持つ。
そのうえでコミュニケーションを図る。

最後は、場所を移して、二次会。
前川社長、丸山本部長、鎌田恒雄副本部長、
そして若手女性営業社員の精鋭たち。
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スーパーマーケット各社の営業方針、
商談の仕方、メーカー対策など、
現場の話題で大いに盛り上がった。

私には、本当に有益な情報だった。

一-十-百-千万代スタディ
目から鱗ですよ、絶対!

では、今週も、
Good Monday!

〈結城義晴〉

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