結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2016年10月05日(水曜日)

イオン上期決算とミドルマネジメント研修の「自分への厳しさ」

恥ずかしさとは、
表現の稚拙さではなく、

これが小説だと
思いこんでいる世界の
狭さ、せこさに
感じるものかもしれません。

昨日の朝日新聞『折々のことば』
小説家・角田光代も49歳。
座談会「小説家になるということ」の発言。

恥ずかしさは、
世界の狭さ、
せこさ。

自分に厳しい。

角田は20歳頃に書いた小説を再読。
たぶん、1987年の処女作だろう。
「さかあがりができなくなる頃」
これは第11回すばる文学賞候補となった。

角田は言う。
「小さい枠で小説を捉えていて、
書いたものはさらに小さかった」

編著者の鷲田清一さん。
「人生も同じ」と述懐。

「枠を広げるには、
すぐには理解できない本を読み、
世界を見る別の目を、
さらには世界に添えるべき
複数の補助線を、
もつことが必要だ」

「複数の補助線」
ピーター・ドラッカーの言葉を使ったか。

自分への厳しさが、
成長を促す。

さてイオンの上期決算。
営業収益は4兆1118億3700万円、
前年同期比0.9%増、
営業利益723億6700万円、同0.1%増、
経常利益731億5600万円、同0.4%増。
営業利益率は1.76%、
経常利益率は1.78%。

ここまでは一応の、
微増収微増益。

ただし、純利益は赤字。
マイナス53億7200万円。

総合スーパー事業は、
イオンリテールと、
イオン北海道、イオン九州の3社。
その3社の総計は、
営業収益1兆5019億5200万円、
これは9.6%増。

ダイエーから3社へ、
総合スーパー店舗を移管して、
その分が増収要因となった。

ただし営業損失が183億1800万円。
前期から96億500万円減益となった。

SM・DS事業は、
スーパーマーケットとディスカウントストア。
営業収益1兆4484億8800万円で、
こちらは7.0%の減収。

ただしこれはダイエーの、
総合ス―パー店舗移管の影響で、
それを除けば増収。

営業利益は、135億1500万円で、
121.4%の増加。

小型店事業は好調。
まいばすけっと・アコレ。
営業収益 1906億0700万円、
対前年同期比7.0%増、
営業利益22億9500万円、同6.1%増。

さらにドラッグ・ファーマシー事業は、
営業収益3114億6300万円、5.8%増、
営業利益107億4600万円、30.9%増。

ドラッグストアも好調。

イオン銀行の総合金融事業は、
営業収益1838億6100万円、4.9%増、
営業利益317億8500万円、16.5%増。
これも好調。

ディベロッパー事業は、
営業収益1554億5000万円、17.2%増、
営業利益208億でマイナス0.4%。

サービス・専門店事業は、
営業収益3923億2100万円、4.7%増、
営業利益158億4800万円、マイナス3.4%。

これらは増収減益。

最後に国際事業は、
営業収益2053億0100万円で、5.4%減、
営業損失35億3000万円と、
前期から25億6100万円の減益。

総合的にみると、
①ダイエーからの店舗移管で、
売上げは増えたが利益は減った。

その結果、
②総合スーパー事業が、
さらに利益の悪化を招いた。

③小型店、ドラッグストアと、
イオン銀行は好調である。

そして④純利益は赤字。

新店やリニューアル店舗には、
いいものがみられるが、
既存店はまだまだ。

これだけの図体の会社となると、
その既存店群を一挙に、
大改装するわけにはいかない。

こういった決算は続くだろう。

イオンの総合性は、
総合スーパーの総合性だけでなく、
業態の総合性を意味する。

それがイオンの強みだろうが、
営業収益的に核となっているのが、
総合スーパー、とりわけイオンリテールだ。

この改革がイオンの根本問題である。

さて、私は湯河原で、
第10回商人舎ミドルマネジメント研修会、
その2日目。

2日目の朝は、
恒例の理解度判定テスト。
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8時には全員が臨戦態勢。

そして15分後にスタート。
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10回目の今回は、
テスト形式を大きく変えた。
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記述式のテストであることは変わらない。
しかし今回は、講義で理解できたことを、
自分の言葉で書いてもらう。
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皆の鉛筆の音、
消しゴムの音、
そしてため息。
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30分間の格闘。
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皆、よく頑張った。

そして今日の第1講義は、
結城義晴の出番。
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はじめにテストの振り返り。

回答は自分の言葉でいい。
これまで実務で学んでいること、
経験してきたことをベースに、
自分らしさを出して回答すること。
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それが大事。
それを商人舎は評価する。
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理解度テストの内容から入って、
業種、業態、フォーマットの戦略論を語った。
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第2・3・4講座は、白部和孝講師。
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シラベ・リテイル・システム研究所代表。
川崎進一先生、藪下雅治先生の系譜をついで、
いまや日本の流通業界トップの係数の先生。

ミドルマネジメントにとって、
必須のフィナンシャルマネジメントを、
現場の数値を中心に、
丁寧に指導してくれる。
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計数の問題を出し、
1人ずつマイクで答えさせる。
緊張感のある講義だ。
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昼食をはさんでの3時間、
ありがとうございました。
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コーヒーブレイクは、
安らぎのひと時だ。
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受講生たちは各自、情報交換。
O

あちらでも。
O

こちらでも。
O

自社同士で。
O

講義を聞き、テストを受ける。
経験の共有で、
一体感が生まれる。
O
それが2泊3日の缶詰研修の良さだ。

そして午後3時から8時までは、
私の担当。
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ミドルマネジメントの方法を、
マネジメント理論の変遷から説き起こして、
最新の理論と技術までを説明。
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レガシーなチェーンストア理論の、
その弊害を指摘しつつ、
ドラッカーのマネジメントを解説。
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4時間話し続けても伝えきれない。
そんな思いがわいてくる。
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のども枯れはてた。
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最後はケン・ブランチャードの、
リーダーシップ論とチームマネジメント。
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長時間のご清聴に、感謝。

枯れたのどと、
疲れた体には、
1杯のビールと、おいしい食事がなにより。

受講生たちも、
夕食時間は楽しみだろう。
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今夜は牛肉、刺身、
あわび、マツタケのごちそう。
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食欲も進む。
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派遣してくれた企業の皆さん、
受講生たちは元気いっぱいですよ!
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食事が終わると昨夜同様、
皆が自習のために集まってくる。
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学び合うグループ。
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粛々と自習する人たち。
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こうして2日目の夜もふけていく。

自分への厳しさ、
それが成長を促す。

〈結城義晴〉

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