結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2020年09月22日(火曜日)

糸井重里と一緒に考える「こころ」の春夏秋冬

秋の4連休最後の日が、
秋分の日。
〈びわ湖高島観光ガイドより〉
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昼と夜の長さがほぼ等しい日。
厳密に見れば昼のほうが、
ほんの少しだけ長い。

それでも秋分の日以降は、
夜のほうが長くなってゆく。

ライフサイクルは、
春夏秋冬と同じだ。

春に誕生し、
夏に成長し、
秋に成熟し、
冬に衰退する。

商品のライフサイクルも、
導入期、成長期、成熟期、衰退期と、
4つに分けられる。

野菜や果物も、
端境期と旬の間に、
やはりライフサイクルがあって、
4つに分けられる。

もちろん旬が成長期だ。

秋分は春夏秋冬の、
いわば秋のピークで、
二十四節気ではこのあと、
寒露、霜降、立冬となる。

秋分の対極に春分があり、
その間に冬至と夏至があって、
1年は4等分される。

COVID-19は、
冬至のころに中国武漢で発生し、
春分、夏至、そして秋分まで続いた。
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世界はもう4分の3を、
新型コロナウイルスとともに、
過ごしてきたことになる。

これから最後の4分の1。
春夏秋冬のライフサイクルならば、
衰退期に向かうのだろうが、
風邪やインフルエンザ、
そしてCOVID-19は、
むしろ最盛期に向かう。

今年はどうしても、
それを考えてしまう。

9月21日の「ほぼ日」の巻頭エッセイ。
糸井重里の「今日のダーリン」
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「”こころ”なんてものは、
ないという考え方もある」

「でも、他の生きものでも、
どこをどう探しても
これが”こころ”ですというものは
見つからない。
だから”ないもの”なんだと
結論を急がれても困る」

糸井流で平仮名の「こころ」を論じる。

いつものことだが、
逆に考えてみる。

「逆に、だよ、
“これ”こそが”こころ”だ
というものがあったら、
仮に、ひとつの臓器として
“こころ”があったら、
どういうことになると思いますかっつーの」

「それをとりだしちゃったら
“こころ”がなくなるわけ?」

「”こころ”があるような気がすることが、
ぼくだって、何度も何度もあったよ」

その通りだ。

「というか、”こころ”が
あると思って、生きているよ。
それがないと思って生きるって、
どうにもムリだ」

だから、「こころ」はある。

「そこに”こころ”があるのを感じて、
うれしくなったりもする。
さまざまな”こころ”が
ひしめきあっていて、
怖いくらいなときもある」

「”こころ”は、人ばかりでなく、
他の生きものにも感じることがある。
おそらく、犬やら猫やら、
いろんなどうぶつには、
“こころ”があるのだと思える」

糸井さんにはブイヨン。
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結城義晴にはジジ。
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「”こころ”があるからこそ、
困ったことだって起こるのは知っている。
“こころ”なんてものがなかったら、
もっとうまくいくことも
あるのにということもある」

ドナルド・トランプにも、
バラク・オバマにも、
習近平やウラジミール・プーチンにも、
菅義偉や安倍晋三にも、
そしてあなたにもわたしにも、
心はある。

「じぶんの”こころ”でさえ、
じゃまになることもある」

英語には「心」という言葉が3つある。
”heart”、”mind”、”spirit”。

heartは心臓そのものをも意味するし、
感情的な「心」を表す。

mindは思考や意思の「心」。
精神、知性、理性といったニュアンス。

spiritは霊的な「心」の意味。
精神や魂といったニュアンス。

糸井さんの「こころ」は、
それらをすべて含んでいるか。

「だけどなぁ、”こころ”がなかったら、
なんで生まれたんだかわからなくなるよ」

何のために生まれ、
何のために生きるのか。
何のために死ぬのか。

「”こころ”が、
よろこんだり、はずんだり、
さみしがったり、かなしんだり、
そういうことぜんぶが、
旅してるみたいなことでさ」

「どこへ行くとか関係なく、
“こころ”が旅してることが、
きっと生きてるってことだもんね」

商売は顧客の心をとらえ、
満足させることだ。

いや、お客様の心に訴え、
喜んでもらうことだ。
幸せになってもらうことだ。
希望をもってもらうことだ。

糸井のキメの言葉。
「”こころ”を勘定に入れない計算は、
絶対にまちがうよね」
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マネジメントにおいても、
こころの視点を持たなかったものは、
破綻し、悪い組織をつくった。

いわゆるアンリ・ファヨールの理論だ。
MTPの組織論だ。

心を勘定に入れないマネジメント。

「精神論だ」などと言い切って、
簡単に排除してはいけない。

ドラッカーは、
心のマネジメントを、
懸命に、
理論化しようとした。
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そして心にも、
春夏秋冬があって、
ライフサイクルがある。

いつもいつも、
春・夏・秋ではなくて、
冬もある。

でも必ず、
春はやってくる。

ああ。

これから冬に向かう。

〈結城義晴〉

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