結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2020年09月25日(金曜日)

成城石井「コロナ禍の食品スーパーの利用」調査の顧客と非顧客

商人舎web会議。
もちろんオンラインミーティング。

このところ頻繁に開催している。
猪股信吾さんが中心になって、
長谷川温子さんと、
商人舎編集スタッフの鈴木綾子、
ゼネラルマネジャーの亀谷しづえ。

猪股さんは優秀なwebコンサルタント、
商人舎広告営業マネジャー。
そして立教大学大学院の結城ゼミOB。

長谷川さんは、
㈱プラージュのシステムエンジニア。
私が最も信頼している腕利き。

昨年まではこんな感じ。
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今はこんな具合。
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こんな状況。
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2時間近くもオンライン会議をやると、
結構、疲れる。

それでも移動する必要はないし、
みんなの表情はよく見えるし、
もちろん感染リスクもずっと減る。

しかし今後は、
両方を使い分けていくことになるだろう。

猪股さんが広告営業を本格化する。
紙(paper)の月刊商人舎と、
網(web)の商人舎マガジン&流通SuperNews、
そして商人舎公式ホームページを、
全部セットにした広告は、
集中的に流通業界にインパクトを生み出す。

ご相談は、こちらまで☟
info@shoninsha. co.jp

その商人舎流通SuperNews。流通SuperNews成城石井news|
「コロナ禍の食品スーパー利用意識調査」

これが面白い。

㈱成城石井は横浜市西区北幸に本部がある。
商人舎オフィスから歩いて3分。
お隣さん。

社長の原昭彦さんは、
コーネル大学ジャパン「奇跡の二期生」。
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その成城石井が8月に、
オンライン消費者意識調査を実施した。

「コロナ禍における食品スーパーの利用」

ちなみに成城石井の業績は好調。
8月の既存店の売上高は前年比108%。
来店客数は減少傾向だが、
客単価が昨対比120.1%。

その調査結果。

「日用品や食品をどこで購入するか」
ネット通販やネットスーパーの購入頻度。
月に1回以上利用している顧客は、
78%。

一方、直近1カ月間の購入頻度は、
「食品スーパーのみ」
48.5%
「食品スーパーの比重が多いが併用している」
40.5%
「ネットスーパーのみ」
4.1%
「ネットの比重が大きいが食品スーパーと併用」」
5.7%

食品スーパー重視が89%、
ネット重視が9.8%。
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調査の母数は500で、
これでは少ないが、
こんな感じだろうということはわかる。

このコロナ禍で、
「生活の中心はネットとリアルどちらが主流か」
「ネット」26%
「リアル」42%

いまのところ、こんな感じだろう。

コロナ禍で新しく取り入れた、
または利用頻度が増えたのは、
「ネット通販」44%
「ネットスーパー」12%
これも納得できる回答だろう。

「食品スーパーを選ぶ理由」
「生鮮食品は直接見て手に取ってから購入したい」
75.2%

オンラインは「送料が高い」
33.6%
「食材の比較ができない」
31.6%
「目的以外の発見や新鮮な食品を楽しみたい」
23.4%

これらはリアル店舗に求められている要件だ。

「直接食品スーパーで購入する商品」は、
「精肉」59.8%
「野菜・果物」57.0%
「鮮魚・干物」55.4%
「惣菜」41.8%

これも、わかるなぁ。
0150a902b1282f4f3bf3c2055a0ec4d4一方、ネットの活用によって、
食品スーパーで購入する必要がなくなった商品。
「あてはまるものはない」
54.8%

現在のリアル店舗も、
かなり高い信頼度だ。

「緊急事態宣言後の食事について」
「自宅での食事が増えた」
64.2%
「コロナ終息後も自宅での食事が増える」
45.8%

「外食利用について」
「外食利用に関して不安だ」
84.2%

「家族との食事において意識する項目」
「栄養バランスのよさ」
55.4%

コロナ禍では、
「病気にならない」
「免疫力を上げる身体づくり」
これらが重要なテーマとなる。

我田引水の要素がないわけではないが、
客観的な調査機関のものではないから、
これはこれでいい。

けれど納得できる結果だと思う。

成城石井の開発商品やワインは、
ネットで購入できると便利だ。
だからオンラインが可能な代表的企業である。

それでもリアル店舗の重要性を、
調査データは物語る。

ピーター・ドラッカー。
その著『マネジメント』に書いている。
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「企業の目的と使命を定義する場合、
出発点は、
一つしかない。

顧客である」

「顧客によって事業は定義される
顧客を満足させることこそ、
企業の使命であり目的である」

だから「顧客からスタートしなければならない」

「顧客と市場を知っているのは、
ただ一人、顧客本人である」

「したがって顧客に聞き、顧客を見、
顧客の行動を理解して初めて、
顧客とは誰であり、
彼らが何を行い、
いかに買い、いかに使い、
何を期待し、何に価値を見出しているかを
知ることができる」

成城石井の調査は、
ドラッカーの指摘通りの行為だ。

しかしドラッカーはこうも言っている。
「もっとも重要な情報は、
顧客ではなく、 
非顧客についてのものである」

非顧客を「ノンカスタマー」と表現するが、
現在の顧客ではない人たち。

現在の顧客がこうだから、
これでいい、とは限らない。

ドラッカーはいつも、
こういった表現を使う。

そしてそれが一番正しい。

アル・ライズとジャック・トラウト。
「波は短期的に
動揺と混乱を引き起こすが
長期的には
波の下にある潮流の方が
ずっと重要である」

月刊商人舎2019年11月号。
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商人舎のweb会議も、
ZOOMを併用することにはなるだろうが、
リアル会議がなくなることもない。

選択肢が増えたことは、
実に便利だなぁ。

〈結城義晴〉

東北関東大震災へのメッセージ

商人舎の新刊
流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

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