結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2020年12月18日(金曜日)

4月からの「総額表示義務」とヤオコー川野澄人社長の「個店経営」

12月に入って、寒波がやってきた。
関越道上りは雪で立ち往生。

関東地方では不気味な地震も続く。

商人舎オフィスのそばを流れる新田間川は、
横浜駅西口に近くなると、
幸川と名前を変える。IMG_09740

その川沿いの木立。
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葉は枯れて散って、
残った葉はわずか。
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パンジーは花を咲かせる。
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柚は葉の陰に。
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天を衝いて伸びる木々。
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こんもりと輪のように茂る木々。
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冬の空と木々。
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日経MJのダイジェスト記事が、
日本経済新聞本紙に載った。
「4月から総額表示義務」

本体価格表示を認める「特例法」の期限は、
来2021年3月末で切れてしまう。
消費税を含む「総額表示」の義務が生じる。

そこで日経は小売業・外食の47社に、
アンケート調査して32社から回答を得た。

「本体価格をメインに総額を併記する」
この回答をした企業が過半を占めた。

コロナ禍の景気不安によって、
消費者の節約志向は高まっている。

戦争になっても、
天変地異が起こっても、
節約志向は強まる。

日経の分析。
「併記の対応には
総額表示のみに切り替えることで
値上げした印象を持たれることへの
警戒がにじむ」

実際に、普通の営業をしている場合、
本体価格表示を総額表示に変えると、
売上げは落ちる。

総合スーパー、スーパーマーケット、
そしてドラッグストアの12社すべてが
4月以降、本体価格に総額を併記すると回答した。

たとえば首都圏のサミットは現在、
本体価格のみを表記しているが、
総額併記に改める予定だ。

4月からは少なくとも、
総額併記にしなければ、
法律違反となる。

しかし「併記」が全国的な大勢だ。

多分、イオンのコメントだろう。
「コロナ禍の景気不安から
消費者の価格志向が強まっている」

記事による併記が多い理由は、
「総額のみの表記に切り替えると、
値上げの印象を持たれて
消費者の購買行動に影響を与えかねない」

値上げの印象というよりも、
「高売りの印象」だろう。

これは本当に難しいテーマだ。

さて、㈱ヤオコー。
2020年度年末社長記者会見。
川越市の本社を、
ヤオコーではサポートセンターと呼ぶ。
その大会議室。

「密」を避けるように、
2mほどの間隔をあけて
30名ほどの記者が参加。
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私は行かなかった。

川野澄人社長。
45歳。

2020年度第3四半期までの政策を振り返り、
そのあとで2021年度の方針を語った。DSCN00880

新型コロナウイルス感染症の拡大によって、
外出自粛要請などがあった。
外食産業も営業中止が相次いで、
巣ごもり消費は一段と高まった。

そこで、内食提供業の業態、
つまりスーパーマーケット各社は絶好調。

ヤオコーの既存店も、
4月から9月までは113.4%。
10月は104.1%、11月も108.0%と、
極めて堅調だ。

「当初計画の取り組みよりも、
コロナ対応を最優先にしました」

「来期はウィズコロナから、
アフターコロナへの移行期」

結城義晴はこの時期を、
「キャズム」と名づけた。

月刊商人舎11月号。
「キャズム」のなかの「トレード・オン」
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川野さん。
「若い世帯を中心に、
価格志向はさらに強まります。
一方で、ミドル・シニア世帯は、
ちょっといいものを食べたい
というニーズが強い」

「この2極化への対応が重要になります」

「チェーンストアとしての個店経営が、
ヤオコーの強みです」

この「個店経営」を、
真っ向から否定するコンサルタントも、
まだ、いるけれど。

川野さん。
「個店を強くしていく商売が求められる。
そのためには店長力の引き上げが必要です」

ロピアのように、
店長よりもチーフを、
中核に据える企業もあるが。

「チェーンストアとしては、
デリカ・生鮮センターや物流センターの、
インフラ構築によって、
省人化、省力化をより進めていきたい」DSCN00910

ヤオコーの2020年度は、
新設店5店、改装店10店舗だった。
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2021年度の計画は、
10店舗の新設、1店舗の改装。
新店はヤオコー9店舗で、
傘下のエイヴイ1店舗。

改装が少ない気もするが。

2020年3月期は、
ヤオコー単体では31期連続増収増益だった。
2021年3月期も間違いなく、
増収増益をクリアして32期連続となる。

しかし2022年3月期はまた、
その分ハードルが高くなる。

社内目標の増収増益は、
個店力と店長力のアップと、
10店舗の新店に託されることになる。

それでいいと思う。

しかしキャズムのあとは、
ブレイクスルーの政策が求められる。

〈結城義晴〉

東北関東大震災へのメッセージ

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