結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2022年02月28日(月曜日)

春らしく、商売は明るく、仕事は元気に。

Everybody! Good Monday!
[2022vol⑨]

2022年第9週。
2月も最終週で今日は2月最終日。
明日の火曜日から3月。

一月、往ぬる。
二月、逃げる。
三月、去る。

いずれの月も、
時は素早く過ぎていく。

2月20日に北京冬季五輪が終了し、
3月4日に北京冬季パラリンピック開幕。

その合間を縫うように、
ロシア軍がウクライナに侵攻。

数多くの戦車が国境を超えて、
隣国の領土を奪っていく。

2022年の出来事とは、
とても思えない。

ウラジーミル・プーチン大統領は、
その間にウクライナを降伏させて、
傀儡政権を樹立してしまう、
そんな腹積もりだったのか。

国際法違反であることは明白だ。

しかしウクライナの抵抗は予想を超えていた。

今日、両者による停戦交渉が行われた。
どうなるかはわからない。

経済における制裁も、
スポーツや文化の制裁も、
ロシアの人々には、
想像を超えた痛手となるだろう。

SWIFTからの排除が宣言され、
ロシア最大手銀行ズベルバンクでは、
子会社ズベルバンク・ヨーロッパが、
破綻の危機に直面した。

指揮者のワレリー・ゲルギエフは、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の、
米国カーネギーホールの公演で、
交代させられてしまった。
ゲルギエフ
ゲルギエフはロシア最高の指揮者だが、
長年、プーチンを支持している。

IOC(国際オリンピック委員会)は、
ロシアとベラルーシの選手を、
国際大会から除外するよう勧告した。

世界の主要都市で、
反戦デモが展開された。

しかし新型コロナウイルスとの闘いは、
停戦しているわけでもないのに、
ちょっと話題が沈静化している。

東京では9632人、
神奈川では6404人の、
新規陽性者が判明した。

高齢の重症者にとっては、
オミクロン株と言えど、
死と隣り合わせの危険度をはらむ。

医療従事者のみなさんも、
感染者の家族や仲間も、
これまでと変わらない厳しい状況にある。

それも忘れてはならない。

世界は暗い。

しかし商売は明るくいきたい。
仕事は元気にやり遂げたい。

さて今日は、
午前中、単行本の校正を終わらせ、
セミナー企画案をつくって、
そのあと昼過ぎから、
商人舎オフィスでオンライン会議。

第一屋製パン㈱の臨時取締役会。

さらに久しぶりの座談会。IMG_14652
小売流通業の雑誌から、
座談会が消えてしまった。

私は座談会、鼎談、対談、
どれも大好きだ。

話し合いをしているうちに、
ワイガヤで新しい価値が生まれる。

もちろん原稿にする編集者の、
文章力がなければいい座談会にはならない。

商人舎はそれができる。

ZOOM参加は竹下浩一郎さん。
㈱リテール総合研究所代表取締役。
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私が採用した、元商業界食品商業編集長。

それからリアル参加は、
中野茂さん(右)と相川貴文さん。
中野さんはブルーチップ㈱常務、
相川さんは㈱クレオマーケティング部長。IMG_E15142
この4人に亀谷しづえ商人舎GMが加わって、
1時間半、話し合った。

実に面白い内容になった。

月刊商人舎3月号で披露する。
ご期待いただきたい。

商売を明るくする。
仕事を元気にする。

そんな座談会だった。

しかし、
稲畑汀子さんが亡くなった。
あの高濱虚子の孫で、
俳誌「ホトトギス」名誉主宰。
91歳だった。
稲畑汀子
今日何もかもなにもかも春らしく

しかし、ウクライナとロシアの春は遠い。

では、みなさん、
今週もよろしく。

春らしく、
商売は明るく、
仕事は元気に。

Good Monday!

〈結城義晴〉

2022年02月27日(日曜日)

トランプの「彼は天才だ」発言と「命を大事にする商売」

2月最後の日曜日。

ウクライナはまだ土曜日。
春は遠い。

世界中がウクライナを支援している。
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米国前大統領のドナルド・トランプ。
2月22日にラジオ番組に出演して発言した。
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「私はテレビで見て、
“天才だ”と言ったんだ」

「なんて賢いんだ」

ロシア大統領ウラジーミル・プーチンのこと。
日経新聞号外ウクライナ侵攻
ホワイトハウスのジェン・サキ報道官。
「プーチン大統領と彼の軍事戦略を
たたえるような人物からの助言は
受けないようにしている」

その後、26日には、
「保守政治活動会議」の演説で、
「問題はロシアのプーチン大統領が
賢いことではなく、
我々の指導者が間抜けなことだ」

ジョー・バイデン大統領を貶めるために、
プーチンを持ち出した。

アメリカ自身の分断が、
同国の国際的リーダーシップを失墜させ、
プーチンの暴挙を呼んだ側面は否めない。

分断を広め、深めたトランプの責任が、
消えることはない。

何を言おうが個人の勝手だが、
ウクライナでは戦火の中、
民間人も武器を手にしている。

そして多くの何の罪もない人たちが、
傷つけられ、殺戮されている。

ロシア軍の兵士たちも死んでいる。

ドイツのオーラフ・ショルツ首相は、
国民に向けたテレビで演説した。
「彼ひとりがこの戦争を決断し、
全面的に責任を負う。
これはプーチンの戦争だ」

さらに議会で演説した。
「この戦争は、
ウクライナにとっての惨劇であるが、
それはロシアにとっても惨劇となる」

ドイツ議会の全ての会派の代表者が、
プーチンを「侵略者だ」と一致した。

ほぼ日刊イトイ新聞の巻頭エッセイ。
糸井重里執筆の、
「今日のダーリン」
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「戦争関連のニュース、
じぶんだけが知ってる情報はない。
いや、海の外の戦争ばかりでなく
“みんなの知らない、
おれたちだけが知ってる真実”
なんてものは、
なかなかあるものじゃない」

その通りだ。

そこで糸井は思い出す。

「吉本隆明さんが言ってたこと」
吉本隆明糸井重里

糸井が吉本さんに質問した。
「どこから情報を仕入れているんですか」

答えは、
「ふつうの新聞に書いてあることばかりです。
だれでもが手に入れられる情報だけです」

「分析したい問題を”水”だとして、
“酸素と水素”にあたる情報が何なのかを
うまく見つけることができるかどうかだけです」

そこで糸井さん。
「コロナも、ウクライナも、
そういえばなのだが、
“おれたちだけが知っている真実”は、
危うい」

同感だ。

「”反対する”にも、
“何に対して反対するのか”がある。
“戦争”なのか”敵”なのか、
“あの個人”なのか?」

「”応援する”にもいろいろあって
“難民に手を貸す”も、
“資金や物資を提供する”も
“共に銃を持つ”もある」

「ぼくらがいまいる場所で
何かをすることと、
敵軍兵士の銃の前ですることとは、
まったくちがうことだとさえ言えるだろう」

「いまじぶんのいる場所で、
いまの、このじぶんは、
なにができるのか考えると、
できることは多くはない」

同感だ。

「あのときと同じだ、
まず、できることをしよう」

そう、自分でできることから始めよう。

「個性的な”すっごくいい考え”なんかもない」

それを売り物にする者がいたとしたら、
詐欺師か、限りなくそれに近い者だろう。

糸井重里の最後の言葉。
「生きる方向へ!」

すべては「命」から発しなければならない。

商売も仕事も、
自ら命を燃やし、
人々の命を
輝かせるためにある。

だから命を大事にしない者を、
天才だとか、賢いだとか、
絶対に言ってはならない。

〈結城義晴〉

2022年02月26日(土曜日)

ウクライナは耐えている。

ウクライナは耐えている。
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首都キエフは陥落寸前だが、
士気は高い。

世界はロシアに対して、
もっとも厳しい措置を、
断行しなければならない。

それは西側にとっても大きな痛手となる。

しかしその痛手を正面から受け止めて、
戦争は人類に大きな痛手をもたらすことを、
自覚しなければならない。

早急にロシアを、
SWIFT(国際銀行間通信協会)から排除する。

これは民主主義世界の痛手ともなる。

しかしそれをすることが、
戦争を終わらせるのならば、
世界が喜んで痛手を受けるべきだ。

両側の首脳たちが、
顔を出し、発言しつつ、
戦争は進む。

その間に兵士たちも、
民間人も、
子どもまで、
死んでいる。

不思議な戦争だが、
一刻も早く止めさせねばならない。

朝日新聞「折々のことば」
第2304回。

何といっても
本当に面白い点は
事実の羅列にあるのであって、
議論にあるのではない
(“雪博士”と呼ばれた物理学者・中谷宇吉郎)
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「科学の先端的なトピックに飛びつき、
それをもとに
“高遠な”思想を語るのではなく、
問いと探究を地道に重ね、
何がどこまで明確になったかを淡々と語る。
そのほうが心も躍る」

「良い絵は見て感心するだけで充分。
それと同じだ」

事実が羅列されたものは、
良い絵と同じだ。

ノンフィクションの良さは、
ここにある。

私もモノを書くときに、
理想とするのは事実の羅列だ。
そのことで体系が見えてくるのがいい。

『コロナは時間を早める』も、
そんな本を目指した。

「情報が錯綜(さくそう)する中で、
何より重要なのは、
物語ではなく事実の正確な描写だ」

物語が先にあるのではなくて、
事実の正確な描写が物語となる。
それが一番いいと思う。

ロシアによるウクライナ侵攻も、
正確な事実の描写によって、
真実を明らかにしなければならない。

さて今日は夕方から銀座。
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数寄屋橋交差点の東急プラザ。
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ソニーパークの隣のエルメス。IMG_1254 (002)2

有楽町の駅の方角に、
丸の内ピカデリー。IMG_1256 (002)2
平和だし、自由だ。

㈱ロピア社長の高木勇輔さん。IMG_1460 (002)2
今日は石原靖曠先生と食事して、
ノンフーズのレクチャーを受けた。

勉強になった。

中日新聞の巻頭コラム、
「中日春秋」

ウクライナの国民的詩人タラス・シェフチェンコ。
19世紀の帝政ロシア時代の人。
そのころウクライナは、
ロシア帝国の一部だった。
農奴の子に生まれ、
政治犯として流刑もされた。
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その詩「遺言」。

わたしが死んだら、
なつかしいウクライナの
ひろびろとした草原にいだかれた
高き塚の上に 葬ってほしい。
果てしない野の連なりと
ドニエプル、切り立つ崖が
見渡せるように。

ウクライナ、
キエフ、
ドニエプル川。

美しいところだ。

わたしを葬り、
立ちあがってほしい。
鎖を断ち切り、
凶悪な敵の血潮で
われらの自由に
洗礼を授けてほしい。

ウクライナは立ちあがっている。

彼らの自由は洗礼を授けられている。
それを信じたい。

〈結城義晴〉

2022年02月25日(金曜日)

プーチンが信じる「西側の衰退」とカスミBLANDEの「新体系」

ウクライナ共和国の状況。
どんどん悪くなっている。

首都キエフの陥落は、
もう目前に迫っている。

ウォロディミル・ゼレンスキー大統領。
キエフ国立経済大学を出て、
俳優・コメディアンになった。
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主演の政治風刺ドラマ「国民の僕」は、
普通の歴史教師がひょんなことから、
素人政治家として大統領に当選する物語。

その役どころの通りに、
2019年の大統領選挙で、
7割の票を獲得して勝利してしまった。
44歳。

そのゼレンスキー大統領が、
国民総動員令に署名した。
18歳から60歳の男性市民を、
90日以内に兵士として動員する。

ここまで来ても誰も直接、
軍隊を送る気配はない。

私はウクライナ人ではないし、
もうこの動員の年齢枠を超えているが、
いつでも人々の盾になる覚悟はある。

臆病者ではあるし、
体が強いわけでもないが、
その決意はある。

日経新聞電子版に、
ライオネル・バーバー氏が書いている。
英国フィナンシャル・タイムズ前編集長。

「ウクライナに全てを賭けるプーチン大統領」

実にクールな分析だ。

2019年夏、モスクワのクレムリン。

「時計の針が午前0時を回ろうとしていたころ、
私はロシアのプーチン大統領に、
“権力を握る期間が長くなるにつれて、
リスクを取ることへの欲望も
高まっているのではないか”と問うた」

バーバー氏はウラジーミル・プーチンに、
直接インタビューをしたのだ。

プーチンの答え。
「リスクへの欲望は増えるものでも、
減るものでもない。
リスクは常に正当化されるべきだ」

そしてロシアのことわざを言った。
「リスクを取らない者は
シャンパンを飲むことはできない」

バーバー氏。
「権力を握ってから20年以上が経過し、
プーチン氏はウクライナ侵攻という
最大の賭けに出た」

なぜ、プーチンは大きな賭けに出たのか。

多くの専門家の推理。

①北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大
②米国主導で行われたイラク戦争や
リビアのカダフィ政権崩壊
③将来的に隣国のジョージアやウクライナが
NATOに加盟し、独裁国家のロシアが
欧米型の民主主義に囲まれる

いずれも妥当だ。

しかしバーバー氏は、
もう一つ大事な視点を指摘する。

「プーチン氏は
“西側の衰退”という物語を

信じているのだ」

ん~。

つまり民主主義の衰退を信じている。

プーチンが一番恐れているのは、
「ウクライナにNATOが拡大することでない」

バーバー氏。
「本当に恐れているのは、
民主主義が自国の玄関先にまで迫ることだ」

「だから、ウクライナが独立国家として
自らの意志で選ぶ権利を
否定したいと考えている」

「これこそが、プーチン氏が
ウクライナの征服を命じた理由だ」

民主主義の衰退を信じていながら、
それが玄関先まで迫ることも恐れている。

「プーチン氏は、
西側の民主主義諸国が長期間の対峙に備えた
胆力を持ち合わせていないことに賭けている」

だから西側の作戦は簡単である。
長時間の対峙に備える胆力を持つことだ。

「現時点でプーチン氏は
批判や理性には動じないようにみえる」

「大写しになると身も凍るような
プーチン氏の目は、
ロシアの歴史によって訓練されてきた」

「彼は19世紀の古い帝国時代の
領土の一部と”偉大さ”を復元した
21世紀の皇帝になりたいと願っている」

21世紀の皇帝。

習近平と同じだ。

結語は祈り。
「過去の多くの侵略者のように、
彼が致命的に行き過ぎたことを
我々は願うのみだ」

これでは解決策にならないけれど、
「勝利とは
自ら勝ち取るものではない。
敵から恵んでもらうものだ」
(塩野七生『ローマ人の物語』より)
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今日は朝早くから、
つくばエクスプレスに乗って、
研究学園へ。

商人舎流通スーパーニュース。
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食に特化した「BLANDE研究学園店」2/17開設IMG_11502
この店の取材とインタビュー。
塚田英明常務取締役上席執行役員。
営業統括本部マネジャー、
兼 商品開発本部(管掌)、
兼 新業態開発プロジェクトリーダー、
兼 組織人事プロジェクトリーダー。

10時前に到着すると、
待っていてくれた。
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ざっと一巡りして、
中2階のカフェへ。
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外を向いたソファに、
二人で腰かけて話した。IMG_13392

目の前の光景の遠景には筑波山。IMG_1102 (1)2
1時間半もたっぷり話してもらって、
塚田さんの意図が実によくわかった。

新しいフォーマットだが、
それは店の形や商品だけではない。
店舗コンセプトが、
組織やオペレーションと、
密接に絡みついている。

その体系そのものが新しい。

塚田さんは、
コーネル大学RMPジャパン伝説の一期生。
わがことのようにうれしくなって、
話を聞き終えたあたりで涙が出てきた。
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新著「新店ドラ」にサインしてプレゼント。IMG_13402

そのあと写真撮影をしていたら、
ベーカリーで男の子を見つけた。IMG_11032

カレーパンの前に座って、
じっと見ていた。IMG_E11042
いい店です。

そして、
高野康詔(やすのり)ストアマネジャー。
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月刊商人舎3月号に、
塚田英明インタビューとともに、
紹介する。

そのあとブランデ1号店へ。
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Food&Drugの「BLANDEつくば並木店」1/28開設IMG_12342
こちらはカスミ&ウエルシア。

中央にドラッグストアがデンと構えている。
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周辺をスーパーマーケットが取り囲む形。
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1号店、2号店が全く異なる性格をもつ。
これもいい試みだ。

橋本明ストアマネジャーに、
丁寧に案内してもらって、大満足。IMG_14522
この店も商人舎で紹介したい。

ありがとうございました。

期待の大きな新フォーマット。
やはりコロナが時間を早めて、
このフォーマット開発を後押しした。

コロナは衰退も早めるけれど、
イノベーションも早める。

全部終わって、
つくば駅までタクシー。

ちょっとだけ、
ロピアつくば店を覗いた。IMG_12392
駅前の西武百貨店跡への出店。
ロピアの得意のパターンではないが、
まあまあのレベルだった。

ウクライナはどうなるのか。
私は民主主義の停滞は感じるが、
衰退を信じたりはしない。

〈結城義晴〉

2022年02月24日(木曜日)

ロシアによるウクライナ軍事侵攻の「壮大なる時代錯誤」

ロシア連邦の軍が、
ウクライナ共和国に、
侵攻した。

ウラジーミルでも、
ウラジミールでも、
どっちでもいいが、
プーチン大統領が、
戦争を始めた。

1952年10月生まれ。
私より1カ月ほどあとになるが、
同い年。

ロシア系住民の保護という名目。

軍事行動と称してはいるが、
隣国を砲撃し、
隣国に軍隊が侵入した。
戦死者も出た。

ウクライナの軍事施設が空爆され、
首都キエフの空港では戦闘が展開された。

その侵略行為を世界中が、
同時進行で垣間見た。

北京冬季五輪が終了して4日目。

それを待っていたかのような蛮行だ。

日経新聞がすぐに号外を出した。
日経新聞号外ウクライナ侵攻

日経新聞巻頭コラムの「春秋」で知ったが、
白・青・赤と三色が並ぶロシア国旗は、
白がベラルーシ人、青がウクライナ人、
赤がロシア人を示しているという。

それだけ密な関係を積み上げてきた三国だが、
白と赤が手を組んで、
青に戦闘を仕掛けている。

袂を分かったかつての同志に対して、
骨肉相食む攻撃がなされている。

国連の安全保障理事会が開催されている。
ロシアの侵略と同期するように。

しかも議長はなんと、
ロシアのバシリー・ネベンジャ国連大使だ。

ウクライナのキスリツァ国連大使は、
流ちょうな英語で激しく発言した。
「戦争犯罪人は地獄へ直行する」

2014年のクリミヤ併合のときにも、
国連に対する無力感が残ったが、
今回はどう役割を果たすのか。

しかし、
宣戦布告する人間の顔は醜い。

言葉はない。

イオン名誉会長の岡田卓也さんは、
平和産業、地域産業、人間産業を標榜したが、
こういった状況でいつも思うのは、
平和の貴重さだ。

今日は横浜の商人舎オフィス。
仕事が手につかず、
ウクライナのニュースを追いかけた。

3時過ぎから、
やり残していた本へのサインを始めた。IMG_13362
一心不乱、「書」に徹した。

書いていると、心が落ち着く。

80冊分を書き終えて、
全部で100冊、
そして黙想。

最後の方で書いた一文は、
心は燃やせ
頭は冷やせIMG_13372
このあとに書いたのは、
朝に希望
昼に努力
夕に感謝

武力の前では、
人間は弱い。

しかしどんな理屈がつこうとも、
武力侵略には絶対に反対である。

私はそのことを表明したい。

私たち自身には祈るしかできないが、
プーチンの壮大なる時代錯誤も、
21世紀が乗り越えねばならない、
試練なのだろう。

〈結城義晴〉

2022年02月23日(水曜日)

天皇誕生日に思う「二元マトリックス」の限界と有益性

天皇誕生日の祝日。

宮内庁から写真が公開されている。 ph2-r0402-birthday1

令和になって三度目を迎えるが、
まだピンとこない。

「令和」は大化の改新の「大化」以来、
248番目の元号である。

昭和23年までは「天長節」といった。

昭和23年の祝日法で、
「象徴天皇」の誕生日が祝日とされた。

それ以来、昭和天皇の誕生日4月29日、
平成天皇の誕生日12月23日、
令和となって2月23日。

イギリスおよび英連邦王国では、
Queen’s Official Birthday。
女王公式誕生日で祝賀行事が行われる。
6月第2土曜日。

タイやブータンは国王誕生日が祝日となっている。
カンボジアではシアヌーク前国王の誕生日が祝日だ。

日本は祝日が多い国で、
年間に17日もある。

逆にスイスなどは、
国の祝日は1年にたった1日である。

祝日が多いというのは、
国民が祝日を喜ぶからだ。

総じてアジアの国々は、
国家の決めた祝日が多くて、
欧米はそれが少ない。

欧米では祝日以上に、
自分でとる休暇が多いからだろう。

どちらがいいという問題ではない。
どちらが進んでいるという問題でもない。

商売にとっては、
国民の祝日が多いほうが、
販促企画を立てやすくてありがたい。

月曜日の朝日新聞「折々のことば」
第2299回。

存在感をきちんと
捉えていなければ、
歴史も歪(ゆが)んじゃうと
思うんですよ。
(森崎和江)

「あきらかに被害者と目される人が
別の局面では加害者となりうる。
ある歴史観に沿って人の行為を単純に
正/不正、加害/被害の観点から仕分けていると、
その狭間(はざま)であえぐ人々の
苦しみが歪(ひず)み、
ついには見えなくなる」

森崎は「からゆきさん」の著で知られる、
ノンフィクション作家。
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このことばは、
評論家・中島岳志との共著『日本断層論』から。
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正/不正、
加害/被害。

「書き手のまなざしも、
そうした二元の枠に収まらない
生身の感覚を掘り起こしていかねば」

同感だ。

二元と二元で4つの象限に分けて考える。

SWOT分析は、
強み(Strengths)/弱み(Weaknesses)、
機会(Opportunities)/脅威(Threats)。

PPM分析は、
プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント。

横軸に相対的市場シェアが多いか少ないか、
縦軸に市場成長性が高いか低いか。

この二元と二元を掛け合わせて、
4つの象限をつくる。

1.スター。
2.クエッション(問題児)
3.金のなる木
4.ドッグ(負け犬)

戦略分析などで、
これらの基本的な考え方を講義するが、
しかしこれらの二次元マトリックスにも、
限界はある。

ケン・ブランチャードの、
4つのリーダーシップスタイルも、
指示・命令的行動と、
支持・援助的行動との二次元マトリックスだ。

それによって、4つのスタイルを分類する。
スタイル1 指示型
スタイル2 コーチ型
スタイル3 援助型
スタイル4 委任型

これも基礎的なマトリックス分類で、
自分の考え方を整理することに大いに役立つ。

けれどもその上に、
二元の枠だけに収まらない、
生身の人間の感覚を掘り起こすことは、
ことさらに重要だ。

何もないところで、
混沌の中で、
何かを導き出そうとすると、
論理性を欠くことになる。

論理性の上に立って、
生身の感覚を追及する。

これこそ、「考える」ということだ。

ただし、この方法も、
論理と感覚の二元論と見えるかもしれない。

しかしその狭間にあるものを、
見出すために有益なのだと思う。

天皇誕生日の祝日も、
二元発想で決めつけてはいけない。

微妙な言い方で、
誤解を招きたくはないが、
存在感をきちんと捉えなければ、
歴史も歪んでしまう。

〈結城義晴〉

2022年02月22日(火曜日)

「猫の日」にジジと「ジャン・ケン・ポン!」

今日2月22日は「猫の日」。
あまり好きなニュアンスではないけれど、
「にゃん、にゃん、にゃん」だから、
猫の日というらしい。

それも2022年2月22日だから、
「スーパー猫の日」。

これが2222年2月22日となったら、
どうなるのだろう。
「スーパースーパー猫の日」か。

この「スーパースーパー」というのも、
語感としてあまり好きではない。

スーパーのスーパーならば、
「ハイパー猫の日」か。

まあ200年後まで、
私も生きてはいないから、
「ハイパー猫の日」なんて、
言われるかどうかはわからない。

うちにも猫がいた。
ジジといった。

2005年3月7日生まれ。
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このブログにも、
「ジジの気分」というタイトルで、
毎週の日曜日に446回も登場した。
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しかし2016年1月4日に死んでしまった。
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だから私にとって、
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それでも元気を出して、
2014年2月2日の「ジジの気分」を再現しよう。
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スゴク 暖カイ 日 デシタ。
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春ミタイ デシタ。

オトウサン ガ
ボク ト 遊ンデ クレマシタ。
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ボク ハ 尋ネマシタ。
「ナニ スルンデスカ?」
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「じゃんけんぽんは、どう?

ジャア ボク ハ 右手。
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サイショ ハ、グー!
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ジャン・ケン・ポン!
20140202193634.jpg
「わあ、おとうさんのかちだ!」

・・・・・・・・・。

「もういっかい?

サイショ ハ、グー!
ジャン・ケン・ポン!!
20140202193659.jpg

アイコ デ ショッ!
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「また、お父さんのかちだーっ。
うれしいっ!」

・・・・・・・ナンカ、
ボク、ツマンナイ。

「まけてあげるから、
もいっかい、やろっ!?」

サイショ ハ、グー!
20140202193756.jpg

ジャン・ケン・ポン!
20140202193822.jpg
コンド ハ、ボク ノ 勝チ?

チョット、ウレシイ。

モイッカイ。

サイショ ハ、グー。
ジャン・ケン・ポン!
20140202193841.jpg
ワァ、ボク、
マタ 勝ッタ。

・・・・・・・・デモ、
ナンダカ、
ツマンナイ。

ボク ハ グー シカ、ダシテナイシ!
20140202192215.jpg
ジャン・ケン・ポン、
ボク ニハ、ムイテナイ ミタイ デス。

デモ、オモシロカッタ。
タノシカッタ。
DSCN8963-5
オトーサン ト アソブナンテ、
メッタ ニ ナカッタ カラ。

ありがとう。DSCN8963-2016-4-10-66666

さて今日は午前中、ZOOM会議。IMG_13292
万代知識商人大学第7期の打ち合わせ。
第7期は全く新しい構想となる。

商人舎オフィスに出ると、
㈱イースト・プレスから大封筒が届いていた。

「新店ドラ」のゲラ。IMG_10252
『新装版店長のためのやさしい《ドラッカー講座》』

おかげさまで早々と、
二刷りが決定しました。
新店ドラ

そこでゲラの再々チェック。

ほとんど訂正はないけれど、
二刷りでも最良を目指す。
IMG_10232
いつもいつも、
この一瞬を全生涯と考えて、
全力を尽くす。

それが一番、わかりやすい、
いい人生の送り方でしょう。

それが一番、確かな、
いい人生の過ごし方でしょう。

ありがとう。

〈結城義晴〉

東北関東大震災へのメッセージ

商人舎の新刊
コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

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