結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2026年04月08日(水曜日)

イラン戦争「停戦合意」と「トランプは三度負ける」

イラン戦争、停戦合意。

期限は2週間だとか。

スペインのペドロ・サンチェス首相。
「停戦は常に良い知らせだが、
この一時的な安堵によって混乱や破壊、
そして失われた命を忘れてはならない」

その通り。
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多くの命が奪われた。
それは戻らない。

忘れてはならない。

「スペイン政府は、
世界に火を放った者たちが
バケツを持って現れたからといって
彼らを称賛することはない」

ホルムズ海峡も、
そのまま解放されるわけではない。

朝日新聞にエマニュエル・トッド登場。
「トランプは三度負ける」
1951年、フランス生まれの歴史人口学者。
パンテオン・ソルボンヌ大学、パリ政治学院、
英国ケンブリッジ大学卒業。

1976年にソビエト連邦の崩壊を予言し、
2016年にはドナルド・トランプの当選を言い当てた。
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「第一の敗北は、
ウクライナにおけるロシアに対する、
米国の事実上の敗北です」

「製造業が衰えた米国は、
支援するウクライナに十分な
武器や弾薬を提供できず、
米国の産業システムが
大規模な戦争を支えられない事実が
露呈しました」

「第二の敗北は、中国に対する敗北」

「トランプは関税で中国を威嚇しましたが、
中国がレアアースの禁輸で脅し返すと、
すぐに撤退を余儀なくされました」

これは中国に対する敗北。

「したがって、彼の現在の行動のすべては、
これら重要な敗北から目をそらし、
自らも忘れるためのものだと考えると
理解できます」

イラン戦争は「三つ目の巨大な敗北」

この戦争は非対称性の現代戦だ。
イラン・ミサイルの算術。
「2万ドルのドローン対400万ドルの迎撃ミサイル」

「この戦争の根本には米国社会の崩壊、
具体的には『宗教ゼロ』の状態があります」

「かつて社会を統合していた
道徳的・精神的な規律や価値観が失われ、
退廃や空虚さの中で、
『虚無主義(ニヒリズム)』が広がっています。
これはイスラエルにも当てはまります」

2月28日のこのブログで論じた。
「商売のニヒリズム」と「鷲の勇気・蛇の知恵」

「アメリカは議会、大統領、最高裁判所からなる
伝統的な『共和国』ではなくなってしまった」

三権分立が機能していない。

「今の米国は、大統領、国防総省、
そしてCIAからなる『帝国』へと変質しています」

「議会や最高裁は、もはや諮問機関に過ぎない」

トランプが退任したとしても、
体制が元に戻りはしない。
不可逆的な要件は残る。

だから「日本がとるべき道は、
自らの特徴をしっかりと見つめ、
米国から静かに距離を置き、
中国を含めたアジア諸国と、
平和的に理解と関係を深めることです」

「そのような道を進めば、
多極化する世界の中でも、
中国やロシアを含めて多くの国が、
日本の存在感を認めるでしょう」

大事なのは日本という国の、
ポジショニングである。

とくにトランプに牛耳られた米国に対しては、
静かに距離を置くことだ。

私は昼の新幹線で西へ。
新大阪に着いてから、
特急くろしおに乗り換えて、
和歌山に着いた。
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駅前のホテルには五月人形。
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商人舎流通SuperNews。

ミニストップnews|
営業総収入918億円4.9%増・経常損失31億円

ミニストップ㈱の 2026年2月期本決算。
営業総収入917億8800万円、前期比4.9%増。
しかし営業損失36億円、
前期も34億8600万円の営業損失。

経常損失30億6700万円、
前期は28億6800万円の経常損失。

当期純損失56億3000万円、
前期は67億7400万円の純損失。

損失が少なくなった。

現在の経営陣や幹部、従業員が悪いわけではない。

私はずっと、
「寡占/鼎占/複占」を唱えている。

小売業が成熟化・進化すると、
業態やフォーマットの種類が豊富になる。

そのかわりに業態ごとには三つの状況に進む。
第1に「寡占」
少数の供給者が、
ある一定の市場のほとんどを支配し、
互いに競争している状態。

第2が「鼎占」
三者によって市場のほとんどが
支配されてしまう状態。

第3に「複占」
二者によって市場のほとんどが
支配されてしまう状態。

第4に市場では多様なニッチ化が進む。

日本のコンビニは典型的な「鼎占」である。
4番目は大きく離されて、
しかも赤字続き。

鼎占は複占に向かっている。
そんなときに四番手の存在価値は、
かぎりなく希薄になる。

大都市圏の店は、
まいばすけっとに替えることができる。

私はそう思っている。

それ以外のミニストップは、
ローソンかファミリーマートへ。

そのキャスティングボードを握る。
悪い立場ではないと思うが。

イランの停戦に少しだけ気分が晴れて、
書きすぎた。

恐縮。

〈結城義晴〉

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