アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプ。
夜のプライムタイムに、
ホワイトハウスで演説した。
世界中がイラン戦争の停戦宣言を期待した。
しかし完全に肩透かしを食った。
「米軍はこの4週間で迅速かつ決定的、
圧倒的な勝利を収めた。
イランの海軍は消滅し、
空軍は壊滅状態になった」
「イランの指導者、
テロリスト政権の大半は死亡した。
革命防衛隊の指揮統制は崩壊しつつある」
人殺しの話だ。
この演説の途中で、
株価は下がり、原油価格は急騰した。
トランプ。
「米国は世界最大の産油国であり、
中東から完全に自立している。
中東の石油は必要ない。
だが、同盟国を助けるためにそこにいる」
自分で起こした戦争で、
世界的な石油危機がやってきた。
そのことへの反省は皆無だ。
昨年の4月5日にトランプは、
世界中の国に向けて一律関税10%を宣言した。
ポール・クルーグマン博士が言った。
「完全に狂っている」
2008年ノーベル経済学賞受賞の経済学者、
ニューヨーク市立大学大学院教授。
クルーグマンの指摘は、
やはり本当だった。
狂った大統領。
だれも止める者がいない。
トランプ。
「ホルムズ海峡を通じて
石油を受け取る世界の国々は
その航路を大切に管理しなければならない。
それは簡単なことだ」
「各国が依存している石油を守るために
各国が率先して行動すべきだ」
「提案が2つある。
1つ目が米国から石油を買うこと。
もう1つはもっと前にやるべきだったが、
我々が求めたように、
遅ればせながら勇気を出して
ホルムズ海峡に行って守り、
自分たちのために使うことだ」
なんと無責任な男なのだろう。
「間もなく米国の軍事目標を
すべて達成できる見込みだ。
「今後2~3週間のうちに
極めて激しい打撃を加え、
イランを石器時代に戻す」
「Put into the Stone Ages」
いろいろなメディアで報道されたが、
これはカーチス・ルメイの言葉だ。
第二次世界大戦中、
第20空軍隷下の第21爆撃集団司令官に赴任し、
東京大空襲を指揮した。
1957年7月から1965年2月まで、
第5代空軍参謀総長を務め、
在任中、キューバ危機を迎えると、
キューバのミサイルサイトの爆撃を呼びかけた。
ジョン・F・ケネディは、
それをさせなかったが。
ベトナム戦争のときには、
空軍参謀総長だったが、
北ベトナム爆撃キャンペーンを主張した。
「ベトナムを石器時代に戻してやる」
原作はジョゼフ・コンラッドの小説『闇の奥』
監督はフランシス・フォード・コッポラ。
主演はマーロン・ブランド。
「空の騎兵隊」と呼ばれる第1騎兵師団。
そのヘリコプター強襲部隊のビル・キルゴア中佐が、
言い放つ言葉はルメイをパクったものだ。
映画ではロバート・デュヴァルが演じた。
ドナルド・トランプは、
一度も兵役に就いたことはない。
しかし映画は見ていたのだろう。
情けないことにそれが、
カッコいいと思っていたのだろう。
今、このイラン戦争のときに、
その言葉を使った。
アメリカ人のベトナム戦争に対する嫌悪感は、
今も拭い去られてはいない。
ベトナムにひどいことをした。
死んだ者、大きな怪我をした者も多い。
それを連想させる言動。
やはりクルーグマンの言う通りだ。
それを制止できないアメリカ合衆国も、
「狂っている」のかもしれない。
平和産業、地域産業、人間産業。
世界中の商業がこの旗を掲げ続けねばならない。
戦争に反対しなければならない。
商人舎流通SuperNews。
本決算が発表されている。
しまむらnews|
25年度年商7000億円5.2%増・経常利益5.1%増の増収増益
売上高が7000億円を突破した。
前期比5.2%増で7000億3400万円。
日本の衣料品市場は、
8兆4000億円。
その8.3%。
すごいことだ。
ちなみにファーストリテイリングは、
日本国内で15.3%を占める。
営業利益615億円(3.8%増)、
経常利益637億円(5.1%増)。
増収増益。
営業利益率8.8%、経常利益率9.1%。
高い利益率だ。
平和堂news|
’25年度営業収益4560億円2.5%増・経常利益146億円0.2%減
平和堂も増収で営業収益4560億円。
よかった。
営業利益133億円、経常利益146億円。
こちらは微減。
5月に岐阜の㈱ヤナゲン、
8月に京都の㈱エールを吸収合併した。
その効果が寄与して売上げを伸ばした。
よく頑張った。
小売業は平和産業だ。
それは、なによりもいいことだ。
〈結城義晴〉

























