ゴールデンウィークを控えた日曜日。
いい天気、爽快な陽気。
午前中は遅くまで寝ていた。
よく眠ることができる。
午後も家の中でゆっくりした。
第84期将棋名人戦。
七番勝負の第2局。
藤井聡太名人に、
糸谷哲郎九段が挑戦する。
藤井は23歳、糸谷は37歳。
糸谷は広島出身で、
大阪大学大学院で哲学を専攻。
マルティン・ハイデッガーを研究し、
修士論文は「ヒューバート・ドレイファスの存在論」
面白い人間だ。
その大学院に在籍していた2014年に、
森内俊之竜王に4勝1敗で、
竜王位を奪取してしまった。
昨日からの2日制で、
藤井がずっとリードして、
89手で勝利を収めた。
解説の戸辺誠七段。
「糸谷九段が力戦から、
中飛車の工夫を見せたが、
藤井名人が封じ手の5六歩から、
強く動いていった構想が素晴らしかった」
スマホでちょくちょく覗いていたが、
午後5時54分に糸谷が投了して終局した。
七番勝負で藤井が2連勝。
第3局は5月7、8日。
石川県七尾市の和倉温泉「のと楽」。
糸谷の奇想天外の戦略を観ることができる。
楽しみだ。
さてロンドン・マラソン。
4月26日にロンドン市街のコースで行われた。
男子はセバスティアンキマル・サウェが、
2時間を切る世界新記録で優勝。
1時間59分30秒。
1995年3月16日、ケニア生まれの31歳。
初マラソンは29歳の2024年。
バレンシア・マラソン。
2時間2分5秒で優勝。
遅咲きのマラソンランナーだが、
凄い走りだった。
2位はエチオピアのヨミフ・ケジェルチャ、
こちらも1時間59分41秒で2時間を切った。
人間の能力はどこまで伸びるのか。
「マラソンの2時間の壁」は、
私の中では人生の目標値の一つだった。
100m走の「10秒の壁」は、
1968年10月14日、メキシコ五輪で破られた。
アメリカのジム・ハインズの9秒95。
それから58年。
残された人類の壁は、
走り幅跳び「9mの壁」
これは現在も未踏の記録だ。
アメリカのマイク・パウエルが、
1991年の世界陸上東京大会で、
8m95を出して以来、
更新されていない。
棒高跳びの「6mの壁」は、
1985年7月13日にセルゲイ・ブブカが突破。
現在はアルマンド・デュプランティスが、
2025年の東京世界陸上で、
6.3mの世界新記録を樹立している。
チェスのレーティングの壁は、
「Elo3000」
「Elo」はハンガリーのアルパド・イロが考案した、
レーティングシステムで、
世界に普及している。
将棋の羽生善治は、
チェスでも国内1位、2位だったが、
2021年6月にElo2399ポイントだった。

私などまだ初級者で1300くらいだが、
チェスを始めたら将棋は確かに弱くなった。
だから羽生の将棋とチェスの二刀流は、
とても信じられないレベルだ。
藤井聡太がチェスに興味をもつかどうか。
まだ将棋一本鎗がいいと思うが。
羽生が本格的にチェスを始めたのが、
1995年の24歳の時だ。
藤井もその年齢に近づきつつある。
「人間の壁」が視野に入るものなど、
私にはまったく、何も、ない。
けれど「自分の壁」には、
ずっと挑戦していたいものだ。
それは、なんだろう。
〈結城義晴〉



























