結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2026年06月09日(火曜日)

第26回ミドルマネジメント研修会の「賢者は歴史に学ぶ」

新横浜から新幹線に乗った。

そして熱海駅。  IMG_3463.jpg2

車で湯河原に向かう。
相模湾は静かだ。

右手に初島が見える。
その奥には伊豆大島も。
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今日から、
商人舎ミドルマネジメント研修会。
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6月9日~11日の2泊3日の缶詰セミナー。

2012年5月に1回目を開催して、
毎年2回ずつ実施している。

コロナ禍中は中止したものの、
14年目の今回で第26回を数える。
2000人以上の修了者を輩出している。

会場は「ニューウェルシティ湯河原」
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神奈川県と静岡県の境界線にある。
もちろん、住所は静岡県。

梅雨空だが、新緑はみずみずしい。

しかしこの周辺にも、熊が出没したらしい。
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会場はいつものように、
天井高のある大観の間。
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2008年2月1日に商人舎を設立した。
そして4月17日に発足の会が開催された。
結城挨拶

ありがたいことに、
93人の発起人のみなさんが、
商人舎の在り方を支持してくださった。

その93名の方々のうち、
もう23人のみなさんが亡くなられた。

心から感謝しつつ、
志を新たにした。

この発足の会で私は、
3時間の講演をした。
「小売流通サービス業
21世紀の日本を救う」講演4

私は一世一代の講演をした。
講演会

ミドルマネジメント研修会の冒頭はいつも、
この発足の会の講演の再現。

志を共有したいからだ。IMG_7316

商業の基幹産業化のために必須のこと。
それが近代化の精神。

そしてそれは倉本長治の考え方だ。
イオンの岡田卓也さんは、
長治先生の一番弟子だった。
「エルダー」と呼ばれた。

伊藤雅俊さんも大髙善雄さんも、
倉本長治の教えを受けた。

だから現在のチェーンストアは、
みな、商業近代化の思想をベースにしている。

それが「店は客のためにある」

そして「商売十訓」

これらが不思議なことに、
ピーター・ドラッカーの考え方と同期している。IMG_7312

それから商業近代化の歴史を辿る。
「賢者は歴史に学ぶ」

私はいつも、
「三井高利」の「店前現金掛値無」から始める。

イノベーションのルーツは、
ここにある。

歴史の合間には、
ラストワンマイルの「勝者総取り」の話が出てくる。

さらに1980年から、
アメリカでコンビネーションストアが登場する。
ここからチェーンストア3.0が始まる。IMG_7331

さらに基幹産業化のためには、
顧客満足と従業員満足が不可欠だ。IMG_733422時間の講義が終わると、
30分のコーヒータイム。

16時からは鈴木哲男講師。
㈱REA会長。

ご存じ、52週マーチャンダイジングの大家。
講義は52週MDとストアコンパリゾン。
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具体的な事例と図表を駆使して講義してくれる。
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52週MDは組織風土を変える活動だ。
そのための「作・演・調」の役割、
目指すべき風土、
スーパーマーケットのポジショニング分析など、
その講義は多岐に渡る。

けれども実践的だから、わかりやすい。
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商人舎刊の『流通RE戦略』を、
サブテキストにして講義。
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3講義、3時間半。
すべての講義が終了したのは20時。

お疲れさまでした。
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すぐにレストランで夕食。
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刺身、豚鍋、ローストビーフ、釜飯と、
盛りだくさんの料理。
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会話しながらも、食は進む。
湯河原で開催するのは、
この食事と癒しの温泉があるからだ。

缶詰セミナーだからこそ、
こうした環境が必要なのだ。
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講師陣と事務局はビールをいただく。
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年に2度、この研修会で会うのが、
鈴木講師と高野保男講師。
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高野さんは明日午前の講義を担当する。
お二人とも年に2度の逢瀬を、
楽しみにしてくださっている。

26回目の講義、ありがとうございます。

食事のあと、受講生たちは、
それぞれに復習に勤しむ。

明日の理解度判定テストのためだ。
部屋で、ホワイエで、
自習室として開放された研修会場で。
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23時前にその様子を見に行く。
みな、真剣に復習している。
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健闘を期待している。

朝日新聞「折々のことば」
今日の第3655回。

英知は、長いあいだ
正しく維持された人間関係から
生まれるのだ。
〈エドワード・M・フォースター〉

「人の英知はたしかに
『年月の産物』ではあるが、
必ずしもつねに経験の蓄積や
知識の多寡に拠(よ)るわけではなく、
それ故『予言者やガイド』の役を
果たしうるものでもない」

「それは人と人との交わりの中で
数知れぬ訂正を経て育まれるもので、
その意味で、関係において
最後まで破られなかった何かだと言えよう」

評論『老年について』(小野寺健訳)から。
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歴史は、
人の英知の積み重ねによってできている。

その英知は、
正しく維持された人間関係から生まれる。

私たちはそれを伝えていきたい。
(つづきます)

〈結城義晴〉


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