結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2009年08月03日(月曜日)

「期日前投票制度」活用のすすめ

Everybody! Good Monday!  
虹
【清里の虹】  

2009年8月第1週。
いよいよ、8月。  

もう、お盆商戦モード一色になります。
そして夏休み真っただ中。

今月の商人舎標語は、
「選挙に行こう・投票しよう」  

8月30日(日曜日)の衆議院総選挙が、
日本の国にとって、今年の夏の最大の焦点となります。

その焦点に向けて、
小売商業・サービス業に従事する人々が、
積極的に参画して、
日本の国をより良くしようという趣旨です。

小売業・サービス業は、
土日曜・祭日も営業しています。
だからそこで働く人々は、
土日曜・祭日も出勤している。

一方、投票日は決まって、日曜日。

だから小売業・サービス業の投票率は低いに違いない。

仮定の話として、
例えば木曜日に投票日を設定するとしよう。
投票率は激減する。

その日が、小売店やサービス業のいっせい定休日とすれば、
こちらは投票率が上がる。
それによって、日本の国会議員の顔ぶれは、
ガラリと変わる。

仮定の話ではなく、
投票の経験が少ない社員が多い会社や業界は、
全体的に政治的ノンポリシーの会社や業界となる。

それが小売業・サービス業にありはしないか。

だから、今月の標語は、
「選挙に行こう・投票しよう」  

選挙当日、仕事を抜けて、
投票に行くことは、現実的に難しい。

だから、第一の考え方は、出勤前投票。  
7時から投票ができる。
しかしこれは会社や店には遅刻する場合が出てくる。
第二は、退勤後投票。  
夜は午後8時まで、投票できる。
こちらは早退しなければならない場合もでてくる。
第三は、不在者投票。  
現在は「期日前投票制度」という。

公職選挙法が改正され、不在者投票の手続きが簡素化された。
選挙人名簿登録地の市区町村選挙管理委員会で、
選挙期日と同じように、
直接投票箱に投票用紙を入れることができるしくみとなった。

投票期間は、公示日または告示日の翌日から選挙期日の前日まで 。
今回は8月18日または19日から29日まで。
投票場所は、期日前投票所、居住区の市区町村役場等に設けられる。
投票時間は、原則として午前8時30分から午後8時。

どうです?

期日前投票。

皆さん自身も、この制度を活用してください。
部下や同僚にも、是非お勧めしてください。

今月の標語。
「選挙に行こう・投票しよう」  

ただし、どこのだれに投票するかは、
自分で、自分の尊厳をかけて、決めることです。

自分で決めること自体が、大切なのです。

かつてアメリカでは、黒人に投票権がありませんでした。
日本でも、つい最近まで、女性には投票権が与えられませんでした。

しかし今は、国籍がある限り誰にでも、
この権利があります。

それなのに、なんの差別もされていない小売業・サービス業従事者が、
もし、投票率が低い現実があるとしたら、
これは、自ら差別されていることに、
鈍感になっていることと同じです。

だから「選挙に行こう・投票しよう」なのです。

さて、厚生労働省発表の6月の毎月勤労統計調査速報。
基本給、残業代、賞与などを合わせた現金給与総額が、
全産業で1人あたり前年同月比7.1%減少。  
平均43万620円。
原因は、夏季賞与の大幅削減。
統計を開始した1990年以降で最大の落ち込み。

夏のボーナスは、日本経団連集計ベースで前年比17%マイナス。
夏季賞与などの特別給与は14.5%マイナス。
残業代などの所定外給与も17.7%マイナス。
まさにトリプルパンチ。

この夏のお盆商戦は、
だから、
「節約、倹約。もったいない」  

そして「最良のベーシック」  

これに尽きる。
差がつくのは、この徹底度。  

ただし、悪いニュースばかりではない。
4月から6月期の四半期国内総生産の実質成長率が、
5期ぶりのプラスになる予測がある。

民間調査機関15社の予測平均は3.8%。
前期比年率換算で1.1~6.4%。

背景のひとつは、輸出の中国向けを中心とした回復。
もうひとつはエコカー購入補助や家電のエコポイントといった景気対策の効果。

しかし商業・サービス業にとっては、
GDPよりも、実質収入のほうが、
直接的な影響が大きい。

最後に、
セブン-イレブンの公正取引委員会が出した排除措置命令問題。  
日経新聞の報道では、今日、同社が排除措置命令受け入れを正式に決める。

これで、弁当の価格を巡る独占禁止法違反問題は決着に向かう。

今週から全加盟店に対して、
値下げの方法を定めたガイドラインの説明を開始する。

セブン-イレブンにとって大切なことは、
全店の足並みがそろうこと。

この問題が出た当初から、私は言っている。

ただし、こういった結果が出ることは、
ある程度予測できたのだから、
セブン-イレブンには、
先手を打って、食料問題、環境問題への対応が、
欲しかった。

何でも、先手必勝。
「スピード」こそ求められる。

意思決定のスピード、
実行のスピード、
検証と反省のスピード。
修正のスピード。  

これこそ、この夏の行動原理。
だからこそ、8月の最初の週に、
スピードの勢いをつけたい。

Everybody! Good Monday!  


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