OICグループNY研修/107兆円・23兆円で「量は質を生むのか」

東京国際空港から12時間弱のフライト。
ニューヨークのジョンFケネディ空港に到着。
OICグループのニューヨーク研修。
1月から始まったOICグループの研修。
4月は今回の第4団と5団を指導する。
第4団は参加者39名、
講師・事務局を合わせて45名。
クイーンズ区のスーパーセンター。
ウォルマートで一番売上高を上げている店。

全体はエブリーデイロープライス(EDLP)政策。
その中で、
オレンジ色POPの「ロールバック」が目立つ。
売れている商品をメーカーと交渉して、
EDLPの価格からさらに値引きする。
ウォルマート独自のプロモーション施策だ。
チェックアウト部門の「TEAM LEAD」の
クラウディーヌさん。
ウォルマートとのポジショニングの違いを追究し、
それに徹する。
売場はウォルマートの青に対して、
赤を基調にしている。
天井を張って蛍光灯の照明を使う。
日本のチェーンストアと似ている。
生鮮食品は絞られていて惣菜もない。
アパレル中心の店で、
食品はコンビニエンスニーズに応える。
しかしグロサリーのPBは人気を博している。
肌着や靴下などの商品棚まで、
施錠されている。
万引き防止策だ。
いつも感心する太めのマネキンを使用した、
秀逸のプレゼンテーション。
奥の写真も同じ。

ドイツ出身のボックスストア、
アルディ。
11万平方フィート(181坪)のリミテッドアソートメント。
3000品目でその9割以上がPB。
9割を超すPBによって、
いくつものメリットが生まれる。
その一つがレジのスキャニングのスピードだ。
米国で2000店を超えて、
生鮮を強化している。
最初はとにかく安いグロサリーの店だった。
それが生鮮もグレードも品質もあげてきた。
商品はケースのまま陳列・補充する。
オペレーションコストは極限まで下げる。
アルディの売場づくりも、
ずいぶん美しくなってきた。
これも2000店超の効果だ。
1ドル150円換算で見ると、
ウォルマートが107兆円、
ターゲットが16兆円、
アルディが23兆円。
凄いスケールのチェーンストアばかり。
量が質を生むのか。
そんなことを感じさせる3社の店舗だ。
その3店が一つの巨大なパワーセンターの中にある。
商圏は広がって20万人に対応する。
クイーンズからブルックリンへ移動。
トレーダー・ジョー。

銀行跡の建物に出店した美しい店。
高い天井。

青果部門には新しいアイテム。
カラフルなミニ・ニンジン。

コロナで中止していた、
デモンストレーション販売も復活した。

銀行方式のチェックスタンドのわきに、
チューリップの花束の平台があった。 
最後に、
ホールフーズマーケット。
その有名な環境対策店。
屋上には菜園がある。
そこで栽培された葉物を店で販売する。
究極の地産地消だ。
amazonプライム会員向けの
ネットスーパーの売上げが増えている。
その分、来店客数が減っている。
アメリカのスーパーマーケットでは珍しく、
シーフードを部門化している。
サーモンや白身魚の切り身、
貝やエビなどの甲殻類を品揃えする。
対面販売方式のミート売場。
ビーフの品揃えが増えてきた。
ベジタリアン以外の顧客が増えているからだ。
デリとインストアベーカリーの右翼ゾーン。
生鮮と惣菜・ベーカリーが、
ホールフーズの生命線を握る。
店舗視察を終えて、
ブルックリンのダンボ地区へ。
この日は気温28度。
夕方になっても暖かい。
イーストリバー沿いの公園。
ブルックリン橋。
1883年に完成した、
アメリカ最古の鉄製ワイヤーの吊り橋。
マンハッタンとブルックリンを結ぶ。
1月・2月の研修では夜景に浮かぶ姿を見せたが、
4月は青空にくっきりと浮かび上がっている。
すべての視察を終えて、
ホテルに荷物を収めると、
すぐに4グループに分かれて、
それぞれステーキハウスへ。
2階を借り切っての食事会。
前菜で頼んだベーコンがことのほかうまかった。
ロピアも惣菜で提供するといいのに。
もちろんメインはニューヨーク・ストリップ。
これも当然ながら美味。
ワインも飲んで、話が弾んだ。
そこへ突然、高木勇輔さんが登場。
OICグループ代表取締役社長。
何時も神出鬼没。
長いながい1日が終わった。
部屋に帰ると倒れ込むように眠った。
(つづきます)
〈結城義晴〉



































