結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2025年07月03日(木曜日)

大創産業「RLI Awards 2025」国際小売業・レジャー産業最優秀賞

第27回参議院選挙が公示された。

17日間の選挙戦が展開され、
7月20日の日曜日に投開票。

衆議院議員の4年任期に対して、
参議院議員は6年。
3年ごとに選挙が行われて、
定数248の半分が改選される。

今回の改選は選挙区74、比例区50。
それに東京選挙区の補充1があって、
合計で125議席が争われる。

私の神奈川選挙区には、
16人の立候補があって、
定数4議席。

現職議員も含めて、
ざっとその全員のプロフィールや、
政治的な考え方を調べた。

さて梅雨の合間に花が咲く。IMG_4208 (002)

ジャスミンの花。
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会社のそばを流れる新田間川。
水量も豊かだ。
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1日中、商人舎オフィスで原稿執筆。
そして月刊商人舎7月号を責了した。
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今月も満足できる仕事をした。

みんな、ありがとう。
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商人舎流通SuperNews。

大創産業news|
国際的アワードで最優秀賞/グローバル展開の評価

㈱大創産業が凄い国際賞を受賞した。

実に目出度い。

「RLI Awards 2025」
RLIアワード

優れた小売業・レジャー関連企業が表彰される。
革新性、成長性、国際展開力などが審査基準。スクリーンショット 2025-07-04 032721

雑誌は『Retail & Leisure International』
世界的な小売業やレジャー産業を扱う雑誌。
月刊だったり隔月刊の合併号だったり、
ちょっといい加減な発行だ。

主催者はロンドンのRLI社。

その2025年7月号が「Award」特集。
RLI
中々、面白い雑誌だ。

商人舎と同じように、
ウェブサイトのブックリーダーで、
見たり読んだりすることができる。

月刊商人舎のような経営専門雑誌ではない。

マネジメントやマーチャンダイジングも、
それほど掘り下げてはいない。

リテールとレジャーの世界のトレンドを紹介する。
雑誌の前半部分には、
イギリス・ニュース、
international・ニュース、
アメリカ・ニュース、
中東ニュース、
アジア・ニュースなどが、
見開きページでダイジェストされている。
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その第20回目のイベント、
「International Retailer of the Year」で、
DAISOは最優秀賞を受賞した。

雑誌のDAISOのページ。
daiso2
「26の国と地域に5600店を展開している」と、
紹介されている。

表彰式はザ・ロンドナーホテルで開催された。
RLIアワード

表彰式は盛大だった。daiso-award

大創産業はグローバル市場での継続的な成長と、
地域社会への貢献が評価された。

最優秀賞の受賞は2023年に続き2回目だ。

昨2024年には、「Highly Commended」を受賞。
最優秀賞に次ぐ高評価の賞。

その受賞者たち。
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右側中段に矢野靖二社長の顔も見える。

矢野さん、おめでとう。

自分のことのようにうれしい。

1992年から2004年まで、
パリで開催されていた国際食品展示会の、
世界ヒット商品コンクールに参加した。

「シアルドール」
sial-paris-2004

2004年10月18日のパリ。
私はグローバルシアルドールを獲得した。
受賞作品はロッテの「クーリッシュ」

このアイテムは世界先進27カ国において、
過去2年間に発売されたすべての新商品の
ナンバー1に位置づけられた。

この年の5月の審査委員会で、
私自身がプレゼンテーションスピーチをして、
27カ国の審査委員との格闘の末、
獲得した最優秀賞。

本当にうれしかった。
その時のことを思い出した。

〈結城義晴〉

2025年07月02日(水曜日)

トライアル傘下となった西友トップ人事と「TRIAL GO」の可能性

記録的短時間大雨が各地に降った。
京都、宮城、鳥取。

お見舞い申し上げたい。

気象に関する世界の専門研究者の間で、
地球温暖化を否定する人はだれ一人いない。

それが真実なのだ。

「フェイクだ」などと言っている者は、
何一つ根拠を示すことができない。

それでも「Fake!!」と言い続ける。

今の世界ではそんなことが多過ぎる。

さて今日は、
月刊商人舎7月号の最終追い込み入稿。

1日中、必死の思いで執筆と原稿整理。

正午から記者会見。
場所は赤坂ガーデンシティ。
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山本恭広編集長が取材に行ってくれた。

会場の18階ホールには、
100人を超えるメディアが集まった。
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㈱トライアルホールディングスの記者発表。
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3月5日に㈱西友の完全子会社化を発表したが、
昨日の7月1日付けで買収を完了。

商人舎流通SuperNewsに2本の記事。

トライアルnews|
西友新社長に楢木野前トライアルカンパニー会長

冒頭で西友の経営体制が発表された。
記者会見には4名が出席。
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左から大久保恒夫取締役副会長、永田洋幸取締役会長、
楢木野仁司社長、武田正樹経営企画本部長。

西友の大久保恒夫社長は、
取締役副会長として残った。

トライアルホールディングス永田洋幸社長が、
西友の取締役会長を兼務。

トライアルカンパニー楢木野仁司(ならきの・ひとし)会長が、
西友代表取締役社長となった。
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西友の買収には約3800億円が必要だった。
トライアルホールディングスは調達のために、
三菱UFJ銀行から3674億円を借り入れた。
返済は1年後である。

トライアルホールディングス永田社長は語った。
「統合ビジョンを、
『買い物を面白く、暮らしを豊かに』と定めた。
西友との統合で、テクノロジーを生かし、
ムダ・ムリ・ムラを解消し、
顧客ニーズの深い理解、
パーソナライズされた買物体験の提供など
流通情報革命を進める」
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具体的には4つの施策を進める。

⑴既存店強化
両社のプライベートブランドを相互に展開する。
西友のプライベートブランドは、
トライアル全店で扱われる。

⑵出店戦略
目玉は関東でのTRIAL GO(小型スーパーマーケット)の立ち上げ。
⑶収益性の向上
プロセスセンターとセントラルキッチンの相互活用。
⑷リテールメディア展開
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大久保さんのコメント。??????????

「2021年3月に社長就任以来、
情報システムと人への投資を重要と考えて、
経営改革を進めてきた。
商品力と販売力の強化は順調に成果が上がり、
次のステップに向かう状況になった」

「トライアルはITに強く、先進的な企業。
商品力と販売力がさらに強化され、
価値創造ができると思う」

私は月刊商人舎2月号の座談会で語った。
「西友はどうなる?!」
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「現時点の経常利益率5%という経営内容は、
大久保恒夫CEOの個人的力量に
負うところが大きいと思う。
大久保抜きの西友が5%を出せるか」

「だから大久保恒夫ごと、
傘下に入れるという案も考えられる」

トライアルの人たちが、
この発言を読んでいたかはわからないが、
大久保さんが副会長に残ったのは、
西友にとって良かったし、
トライアルにとっても幸いだったと思う。

トライアルnews|
西友との統合完了/西友PB販売と小型店の首都圏出店

楢木野新社長が西友の今後の施策を語った。trial-narakino

「TRIAL GOは、コンビニや小型店の跡地に
数多く出店できる可能性がある」

「トライアルのグループ企業・明治屋が開発した、
弁当、惣菜、寿司などの商品で、
価値を創出する」

「福岡ではデジタルサイネージ、
顔認証、AIカメラ、
デジタルを使ったリモートによる
店舗管理などを実験しながら、
1日30人時で運営できる小型店を作り出してきた」
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「新しい小型店を関東に投入することに、
統合の最大の価値がある」

「TRIAL GO」の売場面積は40~300坪、
取扱商品は3000~1万1000アイテム。
西友の店舗・製造拠点を活用して、
でき立て惣菜・生鮮などを高頻度で配送する。

これは大いに可能性がある。

しかし東京・神奈川・埼玉の都市部には、
イオンのまいばすけっとがある。

すでに1204店、年商2904億円。
絶好調だ。

イギリスにはテスコエクスプレスがある。
私はこのフォーマットを、
「エクスプレスストア」と名づけて、
2014年11月号で特集し、謎解きをした。

Express Store大研究
グローバル・リテイラーの大潮流「店舗小型化」の謎を解く2014nen11gatugou

アメリカではウォルマートもターゲットも、
このフォーマットの実験をした。

イオンとトライアル。
日本にさらに新しい参入があるかもしれない。

そしてそれはコンビニに大打撃を与えるだろう。

新しい時代の創造に西友が機能すれば、
堤清二さんや上野光平さんも、
少しは喜んでくれるに違いない。

〈結城義晴〉

2025年07月01日(火曜日)

「ビオラル」の衣料PBと「小暑から大寒まで」の万代カップ

2025年7月1日。

夏至から数えて11日目。
半夏生(ハンゲショウ)

「二十四節気」とは別に「雑節」がある。
節分も彼岸も、
八十八夜や入梅も、
土用、二百十日、二百二十日も、
雑節だ。

半夏生もそれ。

さらに二十四節気をそれぞれ3つに分けて、
七十二候がある。

二十四節気がほぼ15日間の期間で、
七十二候は5日間。

その二十四節気の夏至のなかの、
最後の「末候」が半夏生である。

暦を細かくしていくと、
生活にメリハリができる。

昔の中国人がそれを考えて、
日本人が真似をした。

しかし彼らは7日間と言う発想はもたなかった。
凄いですね、1週間の単位は。

1週間が13週で四半期、52週で1年となる。

このWeekの単位を考え出したのは、
古代バビロニアだと見られている。

古代ローマは当初、1週間を8日とした。
古代エジプトや古代ギリシアは10日。
中国は15日の二十四節気。

何とも中途半端な感じがする7日間が、
実は一番実用的だったし、
宇宙の現象とも合致していた。

バビロニアは現代のイラクの南部。
ティグリス川とユーフラテス川下流の地域。
世界四大文明のひとつ。

いまイスラエルとアメリカが攻撃しているが、
イランは「Week」が考案されたところ。

その点ではもっと尊重してもいいだろう。

その暑いあつい半夏生。

この日までに田植えを終える。
それが日本の目安だった。

関西では半夏生に蛸を食べる。
苗が蛸の吸盤のように根付くように。
そう願って蛸を食す。

なんか、いいなぁ。

関東の梅雨明けはまだ。

気象庁は歯切れが悪い。
自信なさそう。

さて商人舎流通SuperNewsに、
面白い記事が2本。

ライフnews|
PB「BIO-RAL」初の衣料品・オーガニックコットン肌着投入

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㈱ライフコーポレーション、
アパレルのプライベートブランドを開発した。

「BIO-RAL」ブランドから、
「オーガニックコットンインナー・ショーツ」

無染色・無漂白のオーガニック綿花を100%使用。
天然素材の肌着。

洗濯表示を布生地に直接印刷した。
それによってタグが不要となり、
肌へのチクチク感がなくなる。

細かい配慮だ。

3種類の肌着がそれぞれ本体価格990円、
キャミソール・タンクトップ・フレンチ袖。
ショーツが798円。
差込みカップ付きタンクトップが1590円。

これは売れる。

ライフは実はアパレルに力を入れている。
それがよくわかる事例だ。

2025年2月期の衣料品の売上高228億円。
全体の3%を占める。

ファミリーマートが、
「コンビニエンスウェア」を開発している。

コンビニエンスでオーガニック。
そんなアンダーウェアは、
どんな店でも売れる。

もう一つの流通SuperNewsは、
万代news|
32メーカー参加「M-1決定戦★万代カップ2025」7/8開幕

このポスターが凄い。
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もう恒例の「万代カップ」。

今年は「M-1決定戦★万代カップ2025★」
32社のメーカーがレシピバトルを行う。

昨年の16社から、2倍の32社。

この企画はサミットカップを模したもの。
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サミットから承諾を得て、
万代カップとなった。

首都圏のサミットと関西圏の万代。
顧客もメーカーも重ならない。

メーカーは4社ずつ、8ブロックに分かれて、
トーナメント戦を展開する。

予選は7月8日(火)からスタート。

店内の投票コーナー、
あるいは「万代アプリ」のアンケートで、
顧客に投票してもらう。

そしてそれぞれの対戦で勝者を決めていく。

準々決勝は10月、準決勝と決勝戦は11月。
優勝セールは12月。

このイベントは夏から冬まで続いて、
最後に年末商戦に勢いをつける。
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7月8日は二十四節気でいえば「小暑」のころ。
そのころから始まって、
12月の「大寒」あたりまで。

万代カップは半年間の連続企画だ。

月刊商人舎3月号で、
万代常務の芝純さんは発言している。
「万代の販促にお客さまが、
生活サイクルを合わせてくれています」

小暑から大寒まで顧客の生活サイクルをつくる。
それが営業企画の仕事だ。

〈結城義晴〉

2025年06月30日(月曜日)

地方百貨店の「活性化」と業態盛衰の「不可逆性」

Everybody, Good Monday!
[2025vol㉖]

2025年第27週。

今日で2025年の前半が終わる。
そして明日から今年の後半が始まる。

7月は講義が多い。
バイヤーセミナーや万代知識商人大学。

考えてみると有難いことだ。
聴いてくれる人がいるから、
話をすることができる。

読んでくれる人がいるから、
書くことができる。

お陰様でこのブログは、
ずいぶん多くの人が読んでくれている。

それをひしひしと感じる。
幸せなことだ。

7月は参議院選挙がある。
3日公示で20日投開票。
参議院選挙

投票する人がいるから、
当選者がいる。

今回は期日前投票をしようと思っている。
確かではないけれど。

重要なはずの国政選挙が、
なぜか盛り上がらない。

そのことにこそ、
問題がある。

さて商人舎流通SuperNews。

四半期決算が発表されている。
しまむらnews|
第1Q売上高1684億円2.4%増・経常利益4.3%増

ニッポン小売業番付26位。
アパレルチェーン2位。

増収増益で好調だ。
営業利益率9.1%。

J.フロントnews|
第1Q売上収益1108億円9.2%増・営利0.9%減の増収減益

小売業番付40位。
百貨店ランキング第3位。

売上げ仕入れ分なども含めた総額売上高は、
3074億円で前年同期比2.6%増だが、
国際会計基準を適用すると、
売上収益1108億円、9.2%増。
営業利益160億円で0.9%減。

しかし営業利益率は14.4%。
従来の基準なら5.2%。

増収減益だが悪くはない。
インバウンド効果が大きい。

そのJ.フロントリテイリング前社長、
好本達也さん。
日経夕刊にエッセイを書いている。
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[明日への話題]
半年の連載で今日はその最終回。

タイトルは、
「やっぱり最後の決め手はヒト」

「小売業は『人間産業』だとよく言われる」
同感だ。

「人と人との直接的な関わりが肝要で、
様々な人たちが小売業の未来を形作っていく」

「その中で私が大切にしている二つの言葉をもって、
『あすへの話題』を締めくくりたい」

一つ目は、新入社員時代に教訓を得た、
「一生懸命」

「『一生懸命さ』が最強の交渉術になる」

二つ目は、「長所発見」

「人は短所こそ目につきやすいが、
長所は丁寧に観察しなければ
見つけられない」

「だからこそ、人に出会った時には
まず長所を探す」

「それが人を輝かせ、
チーム力を最大化する秘訣だと
自戒している」

自戒しているというところが正直だ。

これにも同感。

先週の同じエッセイ。
タイトルは、
「地方百貨店の活性化」

好本さんは昨年5月、
日本百貨店協会会長となった。
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取り組むべき重要な課題の一つが、
「地方百貨店の活性化」だ。

そこで29都市38店舗を訪問した。

「感じたのは地方百貨店の熱量だ」

45年も前に椎名誠さんが、
愛を込めて言い切った。
「痴呆百貨店」

椎名さんは「ストアーズレポート」編集長だった。

好本さん。
「お客様との強い絆を築き、
地元企業や団体、自治体の人々と
力を合わせて奮闘している姿が頼もしい」

「地方の未来を切り拓こうと
知恵を絞る若手従業員も多い。
その地特有の歴史や文化も貴重な財産で、
地方のポテンシャルを体感した」

特有の歴史や文化。
その苗床となるような機能を果たしたい。

都市百貨店の類似縮小版のままだったら、
アメリカのようにすべてが淘汰される。

「同時に、地方百貨店の活性化には
画一的な解決策はなく、
『オーダーメイドのアプローチ』が、
必要だと思い至った」

そう、百貨店にこそポジショニングが必須だ。
しかし今、それはない。

「自らの強みを見極め、ありたい姿を描き、
具体的なマイルストーンを設定することが第一歩」

「ゴールまでの道筋が見通せると、
自分たちの装備の中で
何が足りないのかも見えてくる」

好本さんもまだ、
抽象的な解決策しか出していない。

「IT、街づくりなどに精通した専門人材なのか、
若手人材を育成するノウハウなのか」

岡山の天満屋、
大分のトキハ。
埼玉の丸広、
私の故郷福岡の岩田屋。

比較的元気だった地方百貨店も、
完全に失速気味だ。
独立独歩も苦しくなってきて、
岩田屋は2002年に伊勢丹に買収され、
今や三越伊勢丹傘下にある。

アメリカではほとんどすべてが、
メイシーズに買収された。

シアーズやペニーなど、
ディスカウントデパートメントストアに、
機能が代替されてしまったからだ。

今やそのシアーズもペニーも、
ウォルマートに食われて倒産してしまった。

マルコム・マクネア教授の「小売りの輪」論が、
70年も前にそれらの転換を言い当てていた。
41+ZmFEG+fL

いわば百貨店業態そのものの産業構造問題である。

日本でも都市百貨店の地方支店を含めて、
地方百貨店は機能を喪失しかかっている。

「地方百貨店が
笑顔のお客様で溢(あふ)れることが、
地域を輝かせ、日本全体を元気にする
鍵であると信じて」

歴史的に見る限り業態の盛衰は、
不可逆的である。

それでも一生懸命と長所発見が、
企業と組織に息を吹き込むことは信じたい。

では、みなさん、今週も、
一生懸命、仕事しよう。

Good Monday!

〈結城義晴〉

2025年06月29日(日曜日)

新保民八「滅びてもよし、断じて滅びず」の本当の意味

日本スーパーマーケット協会総会。
その記念パネルディスカッション。
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月刊商人舎7月号で再現して、
問題意識を共有する。

この討論会のパネラーの一人が、
ヨークベニマル社長の大髙耕一路さんだった。IMG_9110
大髙さんは一つのフレーズを使った。

「正しきに依りて滅ぶる店あらば
滅びてもよし、断じて滅びず」

故新保民八師の言葉だ。
新保民八
商業界設立に参画した指導家。
もちろん倉本長治の盟友だ。

岡田徹、新保民八、
そして倉本長治。

岡田徹は昭和13年、
倉本の後を継いで、
雑誌「商店界」編集長となった。
名文家だった。

そして詩人だった。
「岡田徹詩集」は、
長治の著書を超える商業界のロングセラーだ。
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この詩集の一篇が、
商業界会館のロビーに掲げられた。

小さな店であることを
恥じることはないよ。
その
小さなあなたの店に
人の心の美しさを
一杯に満たそうよ 徹

一方の新保民八は、
演説の名手だった。

1901年生まれ、1958年没。

倉本長治は1899年生まれで、
19世紀の最後に誕生した。

新保は20世紀が始まった年に生を受けた。

霊南坂教会神学校に学んで、
キリスト者となった。

同志社大学を経て、米国に留学。
戦前の最新のマーケティングを習得した。
帰国後、花王石鹸㈱(現、花王㈱)常務。
宣伝広告の専門家だった。

1948年(昭和23年)、倉本とともに、
雑誌『商業界』を創刊した。

倉本が公職追放の処分を受けていたので、
新保が初代主幹に就任した。

倉本は戦中には憲兵に目をつけられた。
それほどの正義感をもっていたが、
誠文堂新光社の経営に関与していて、
それがパージの理由となった。

倉本に代わって主幹となった新保は、
その火を吐くごとき弁舌によって、
多くの商業者に感動をもたらした。

講演に集中して、
熱を帯びてくる。
聞き手が反論などしようものなら、
壇上から降りてきて、
その胸ぐらをつかんた。

そして叫んだ。
「君はなぜ、わからないんだ!」

その熱がさらに、
多くの聴衆に伝わっていった。

信念の人だった。

そして新保の決め台詞。
「正しきに依りて滅ぶる店あらば
滅びてもよし、断じて滅びず」

新保は書いている。

「私は日本が敗戦の惨めな状態に陥ったとき、
毎日泣いた」

「そうしたら私の友だちが、
立ち上がれ、
そんなことでは駄目だぞと言って
教えてくれた歌が、
平田篤胤(あつたね)の
『正しきに依りて滅ぶる国あらば
滅びてもよしかならず滅びず』
という実にいい歌だった」

「私はこの歌によって奮起し、
ふたたび働く気持ちになった」

「それを諸君にそのまま伝えるならば、
『正しきに依りて滅ぶる店あらば
滅びてもよし断じて滅びず』である」

「もし、あなたが正しい商人として、
信念ある商人として、
科学性に立脚して、
目標を正しく進んでゆくのに対して、
受け入れないような世間であるならば、
それはよこしまな世間じゃないか、
邪悪な世間じゃないか、
われわれが一致して、
生きる価値のない世間なのだ」

「だが、そうじゃない」

「大衆は真実を求めているのだ。
正しきことを考えて、
正しきによりて滅びる店があるならば、
滅びてもいいじゃないか、
こう思い切るならば、
断じて滅びるはずはないんだ」
(新保民八講演集『愛と真実の商道』より)
愛と真実の商道

1977年に商業界に入って、
私は新保民八に感動した。

倉本は存命であったが、
新保は没していた。
だから神格化もされていた。

私は新保の言葉を考え続けた。
そして突き詰めて、
結論を導き出した。

新保の言う「滅びてもよし」と、
「断じて滅びず」の間には、
一瞬の「マ」がある。

それがカギを握っている。

このことを「販売革新」の巻頭言で発表した。

「滅びてもよし、断じて滅びず」

新保民八の言葉。
「正きによりて滅ぶる店あらば、
滅びてもよし。断じて滅びず」

新保は何よりも、正しくあれ、と諭す。
そして正しくあるならば、
滅びてもよし、と言い切る。

現実を顧みると、
正しくないものは即座に、
滅びる。

しかし正しさを唱えるものが、
滅びてしまうことも、
ある。

なぜか。
なぜ、正しくあることを目指しているのに、
滅びるのか。

それはイノベーションがないからである。

イノベーションとは不断の自己革新である。
「店が客のためにある」ことに向けた、
自己変革である。

『商売十訓』の第二訓、
「創意を尊びつつ良いことは真似ろ」は、
イノベーションの考え方を明らかにしている。

「良いことを学び、実行する」
「創造力を働かせ、実践する」
両方を実現させ続けることが自己革新である。

原点を貫くための原則を新保は、
「滅びてもよし。断じて滅びず」と、
心意気を示すように訴える。

だが私は「滅びてもよし」と「断じて滅びず」の間に、
「自ら、変われ」「自己革新せよ」という、
強い意志が横たわっていると考える。

経営の革新と技術の変革は、
滅びぬために、
不可欠だからである。

商いの原点と原則は、
「正義」を貫き、
「革新」を続けることにあるのだ――。

〈結城義晴〉

2025年06月28日(土曜日)

日本スーパーマーケット協会総会・討論会・懇親会の交流

東北岩手県花巻市は、
雨模様で涼しかった。

新幹線で東京に戻ると蒸し暑い。
そして昨日の6月27日に、
近畿地方までの西日本は梅雨明け。

平年が7月19日ごろだから、
3週間も早い。

極端気象だ。

昨日は花巻から戻って、
そのまま東京の芝。

ザ・プリンスパークタワー東京。

日本スーパーマーケット協会総会。

総会のあとはパネルディスカッション。
会場には約800人が集まった。
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テーマは「食品流通の新しいカタチ」
サブタイトルは、
「製・配・販の連携で築く未来」。
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司会は江口法生さん。
日本スーパーマーケット協会専務理事。jsa-eguchi

冒頭は岩崎高治協会会長。
㈱ライフコーポレーション社長。jsa-iwasaki

2024年度の協会活動を総括し、
2025年度の主な取り組みを語った。
パネルディスカッションのテーマは次の4つ。

⑴商品と情報の連携のための標準化の推進
⑵物流効率化のための製・配・販の連携
⑶人出不足対策
⑷デジタル化の推進とセキュリティ対策

江口さんが指名して、
パネラーが取り組みを語った。

最初は原和彦さん。
アクシアルリテイリング㈱社長。jsa-hara
デジタル化とセキュリティ対策については
コロナ禍のマスクとワクチンに例えて
分かりやすく説明してくれた。

つづいてサミット㈱服部哲也社長。
協会副会長。
jsa-hattori

物流問題では、協働を先導した。
いま、商品マスターの統一に向けて、
協会をリードする。

人材問題に関しては、
社内で「SST」という言葉を発信している。
「スーパーマーケットの仕事は楽しい。
サミットの仕事は楽しい」
略して「SST」。

㈱ヨークベニマル大髙耕一路社長。jsa-ootaka
2024年3月の社長就任以来、
働きやすい環境づくりに取り組んでいる。
そしてコンプライアンス問題にも取り組んできた。
「正しきによりて滅ぶものあらば
滅びてもよし 断じて滅びず」
商業界の新保民八氏の言葉を挙げた。

また、暗にヤオコーの「南北政策」を指して、
「あまり来てほしくない」とユーモアも交えた。

㈱ヤオコー川野澄人社長。
協会副会長。
jsa-kawano
外国人人材の活用と南北政策の取り組みを語ってくれた。

ヤオコーは10月から持株会社体制に移行する。
新社名は「ブルーゾーンホールディングス」
その由来を丁寧に説明した。

今回のパネルディスカッションは、
月刊商人舎7月号で全面展開する。
ご期待ください。

続いて、
記念パーティ。
岩崎会長の挨拶。
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協会に新しい理事が加わり、
新体制になったことを報告。

「自分だけ、今だけ、短期的視野を、
避けなければならない」

協会長らしくなってきた。

乾杯は㈱日本アクセスの服部真也社長。jsa-acces1
朝食マーケット約1兆8000億円が未開拓。
みんなで掘り起こしましょうと呼びかけた。

私も乾杯。
IMG_7055 (002)

乾杯のあとは、怒とうの懇親。

と思ったら、
小泉進次郎農林水産大臣が登壇。jsa-koizumi
備蓄米販売の協力の謝意。
人気は高い。

懇親はまず㈱万代社長の阿部秀行さん。
協会副会長。

毎月のように会っているのに、
あらためて握手。
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阿部さんは高校球児だった。
最近はプロ野球始球式荒らし。

ゴルファーとしてもメキメキ腕を上げている。

そして協会会長の岩崎高治さん。
IMG_E9192
岩崎さんはバスケットボールプレイヤーだ。

協会の仕事はますます多忙。
お役目は重くなるばかり。

しかし岩崎さんに任せておけば大丈夫。
産業全体にそんな空気がある。
それはみんなにとって幸せなことだ。

そのライフコーポレーション専務の森下留寿さん。
森下さんはミュージシャンとして同好の士。
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㈱平和堂社長の平松正嗣さん。
平松さんも副会長。
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既存店活性化とスクラップ&ビルドに力を入れている。
今度の新店か大幅改装は見に行くことになった。

サミット㈱社長の服部哲也さん。
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ららテラス北綾瀬店開業のときの、
ショー化された朝礼はよかった。
服部さんはマラソンマン。

ヤオコー社長の川野澄人さん。
川野さんは合気道をたしなむ。
姿勢の良さにそれが現れている。
IMG_E9198
6月は2店の新店をオープンした。
凄い勢いだ。

㈱ヨークベニマル社長の大高耕一路さんと、
㈱エコス社長の平邦雄さん。
何やら仲良く話していた。
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郡山のヨークパークは好調のようだし、
エコスの業績は着実で良好。

㈱サンエー社長の豊田沢(たく)さん。
昨年5月、社長に就任。
かりゆしを身に着けた豊田さんは、
かつて商人舎USA研修に参加してくれた。IMG_7065 (002)

㈱ハローズ社長の佐藤利行さん。
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私のブログの熱心な読者で、
8月末の紀文正月フォーラムに参加してくれる。

ハローズの決算資料はいつも丁寧かつ詳細。
驚かされるほどだ。

佐伯行彦さん。
㈱さえきセルバホールディングス社長。
2つ年下なのに貫禄では遠く及ばない。
jsa-saiki

日本アクセス社長の服部真也さん。
乾杯の音頭も元気で良かった。
朝食マーケットについて、
対談することにした。
IMG_7071 (002)

伊藤忠商事㈱食料カンパニーの皆さん。
私の左から中村洋幸さん、三上英知さん、
右は今西忠弘さん、小野尚樹さん。
IMG_7061 (002)
中村さんが執行役員食品流通部門長、
三上さんは食品流通部長、
今西さんがリテール開発部長、
小野さんは第一課長。

㈱True Dataとの協業、よろしく。

㈱伊藤園のトップの皆さん。
私の左が社長の本庄大介さん、
右に副社長の本庄周介さん。
右端が広域量販店営業本部部長の海下修士さん。
商人舎プロデューサーの松井康彦さん。
jsa-itoen
大介さんには私の身内が、
ロンドンでお世話になった。

最後に並木利昭さん。
ライフコーポレーション顧問。
この協会を発足時から支えてきた立役者。
初代専務理事。
長い付き合いです。jsa-namiki
西友CEOの大久保恒夫さんとは、
すれ違ってしまった。

アクシアルの原和彦さんとも話したかった。

ホテルを出ると東京タワーが間近に見えた。
IMG_4122 (002)

東北花巻から東京芝まで、
走り続けた。

お疲れ様。ありがとう。

〈結城義晴〉

2025年06月27日(金曜日)

「ロピア花巻店」オープンのワンウェイコントロール方式

岩手県花巻市。

ほんとうに久しぶりに訪れた。

1980年だったと思うが、
協同組合ベルマートを取材して、
連載記事を書いた。

故遠藤須美雄さんに、
何度もインタビューした。

そして商業界の「販売革新」誌上で展開した。
テーマは「協業」だった。

この取材のあとの宴会で私は、
わんこそばを72杯食べた。

東北新幹線は1982年6月に開通した。
私が連載を書いたころは、
まだ新幹線は走っていなかった。

だから羽田空港から、
花巻空港まで飛行機で通った。

花巻空港の上空に来ると、
岩手山からの風で機体がガクンと、
300mほど落ちる。
それが不気味だった。

まだ駆け出しの記者だったが、
いい連載だったと思う。

そのころは、
花巻に泊まったことはなかった。
ただ通過するだけの街だった。

45年ぶり。

今回はシーナシーナ花巻の取材。

ロピア花巻店、
本日オープン。
IMG_4061 (002)

朝7時過ぎに店に到着して、
搬入口から入る。

売場に行くともうほとんど陳列は終了。
とくに生鮮食品は余裕綽綽(しゃくしゃく)。

新店であっても生鮮食品のオペレーションは、
すでに確立されている。

東北はまだ精肉のセンターがない。
だからほとんど100%が店内加工。
いつものように北海道や東北のロピアから、
腕利きが応援に入っている。

惣菜の売場はド派手。
チーフの加藤君が奮闘して、
実にいい売場をつくった。IMG_4063 (002)

生鮮三部門は、
農産の「八百物屋あづま」、
畜産の「肉のロピア」、
そして水産の「日本橋魚萬」。
そのあとに惣菜部門。
名づけて「GOCHISOU MARCHE」
ここまでワンウェイコントロールのゾーニング。

そのあとは「Hungry」と名づけられた。
日配、加工食品、冷凍食品だ。

中々いいネーミングだ。

その日配は懸命に陳列作業。 IMG_4075 (002)

午前8時から全体朝礼。
いつものように畜産の売場に全員が揃う。
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ロピアの理念から接客七大用語の唱和。
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そして相川博史さんの挨拶。
北海道東北営業本部長兼㈱Firsto社長。
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実にツボを押さえた簡潔なスピーチ。

この店のチーフと店長が揃ってポーズ。
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その後は部門別にミーティング。
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応援員が加わっているが、
人員は豊富だ。

旧イトーヨーカドー花巻店の、
パートタイマーさんたちが、
ほぼ全員残った。

しかも彼女たちの働き方は、
イトーヨーカ堂仕込み。
すばらしい。
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ミーティングもテキパキとしていて、
いかにも仕事ができそうなチームだ。
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今回はロピア入り口専用ゲートが設けられた。
これはいい。
混雑が緩和される。
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8時40分からそのゲートのなかで、
テレビと新聞の取材が始まった。

相川さんが対応したが、
これも本当に慣れてきてきて、
どんな質問にも的確に答えた。
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ロピアはもともと岩手県から、
高校生を大量に採用していた。

そういったチーフなどが、
この店に赴任した。

パートさんは岩手のヨーカ堂の人たち。
相川さんはテレビにそのことを訴えた。

地元の人たちで運営する店。
そのうえ全国から商品を集めた。

ロピアは今や全国チェーンだ。
九州産から北海道産まで、
商品が揃っている。

それも相川さんはアピールした。

オープン前の行列は、
北海道や新潟ほどではなかった。
8万7695人の花巻市の人口。
少しずつ広がって、
盛岡市や北上市からも、
顧客を呼び寄せるだろう。
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先頭の顧客は朝3時から並んだ。
有難い。
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9時きっかりにオープン。
入場を制限しながらゆっくりと店を見てもらう。
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テレビクルーは顧客を追いかける。
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積極的に試食を仕掛けるが、
それもカメラが追う。
これが放映されて、
人気が人気を呼ぶ。IMG_4087 (002)

握り寿司のコーナーも人気だ。
ここに「ポキ」のコーナーが加わった。
ウェグマンズのフードサービスゾーンのようになってきた。
あるいは人気百貨店のデパ地下のようだ。
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バックヤードではアイテムの製造が続く。
IMG_4101 (002)

日配品売場の試食コーナー。
女性客が群がって調理方法を質問している。
IMG_4112 (002)

ロピア花巻店はワンウェイコントロールを採用。
NYCのスチュー・レオナード、
DallasのHEBセントラルマーケット。
10月の商人舎スペシャル視察研修会では
両店をしっかり学ぶ。

ロピアの幹部はよく勉強している。
そして挑戦する。

花巻店も生鮮三部門から惣菜売場に続き、
その間にはグロサリーはない。

惣菜から一転、日配の長方形の売場になる。
広い通路の両サイドが多段ケース、
中央にお買い得品の島陳列がずらりと並ぶ。

その日配売場のどん詰まりがワインコーナー。
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このワイン売場はすべての顧客が通過する。

そして酒売場は左に続く。

再び一転、パンのコーナーからグロサリーへ。
そのあたりは月刊商人舎7月号で、
紹介することになる。

このレイアウトは実に面白い。

もともとのイトーヨーカドーは、
食品売場が500坪ほどだった。
ロピアは名店の売場などを取り払って、
750坪ほどのスーパーマーケットにした。

グロサリーのなかで米はもちろん人気だ。
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ひと段落ついて、
私は隣接する花巻城へ、
歩いて行った。
IMG_4100 (002)

本丸跡は芝生の公園になっている。
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そこからシーナシーナ花巻を望む。IMG_7001 (002)

昼前に店をぐるっと回った。

この取り放題のチョコレートは大人気。
販売するのはユーラスの阿部さん。
IMG_7041 (002)

2階の休憩室に戻って、
商人ねっとの工藤恵理佳さんと写真。
アメリカ研修など担当してくれる。
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最後の最後に相川さんと固い握手。
IMG_7038 (002)

次々に出店が控えている。

札幌では豊平で、
ニトリのショッピングセンターに、
ロピアが出る。

このシーナシーナ花巻の2階にも、
ニトリが出店する。
1階にはマツキヨが出ている。

ニトリとロピア、マツキヨ。
強力な組み合わせだ。

相川さんの手腕が冴える。

昼過ぎに私は花巻駅に戻った。
大谷翔平を祝う看板。
IMG_7042 (002)
大谷は奥州市の出身だ。

それから北上駅へ、
さらに仙台で乗り換えて、
東京に戻った。

車内では講義のテキスト作りに邁進。

そのまま芝公園へ。
ザ・プリンスパークタワー東京。IMG_4124 (002)

ここでは、
日本スーパーマーケット協会の、
2025年度通常総会と記念パーティ。

総会のあと記念パーティに先立って、
パネルディスカッション。
会場には約800人が集まった。jsa-panel1

テーマは、
「食品流通の新しいカタチ」

その模様は明日のブログに続く。
乞う、ご期待。

〈結城義晴〉

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