結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2023年06月12日(月曜日)

堤清二「商業の現代化」と島田陽介の「超チェーンストア」

Everybody! Good Monday!
[2023vol㉔]

2023年第24週。
6月第3週。

関東甲信地方は、
先週木曜日の6月8日に梅雨入りした。

北陸と東北は昨日の6月11日。

九州北部から中国・四国、近畿、東海までは、
5月29日だった。

梅雨の期間の目安は、
1カ月から1カ月半。

梅雨明けの予想は平年で、
沖縄が6月21日ごろ、
奄美が6月29日ごろ。
九州南部が7月15日ごろで、
四国が7月17日ごろ。

九州北部から、
中国、近畿、東海、関東甲信が、
7月19日ごろ。

北陸が7月23日ごろで、
東北南部が7月24日ごろ、
東北北部が7月28日ごろ。

今年の二十四節気は、
夏至が6月21日。
小暑が7月7日で、大暑が7月23日。

大暑のあたりまで、
梅雨は続く。

しかし明けない梅雨はない。

今週のスケジュール。
火曜日から木曜日まで、
神奈川県と静岡県の境目の湯河原。

商人舎ミドルマネジメント研修会。
ありがたいことに第20回を数える。

商業の現代化と知識商人の養成を掲げて、
㈱商人舎を興した。

商業の現代化に対しては、
月刊商人舎や単行本、
そして講演活動などを通じて、
その内容を深めつつ、
小売産業に訴えていく。

近代化はmodern。
現代化はpost modern。

倉本長治は商業の近代化を訴え続けた。
渥美俊一らはチェーンストア産業構築によって、
倉本の近代化にパワーを与えた。

しかし商業にもチェーンストアにも、
「現代化」が必須である。

近代化はトレード・オフによって成し遂げられた。
ならば現代化にはトレード・オンが求められる。

堤清二著『変革の透視図』
その第8章にある。
201912_taidan_book-425x600

「流通産業は、
まだ大きく変化する可能性を
内蔵した産業である。
そしてその変化は、
“近代化”を内に含んだ”現代化”へと
すすめられなければならない」

この「現代化」は、
上野光平先生も考えていたし、
その盟友であった杉山昭次郎先生も訴えた。

杉山先生は、
商人舎最高顧問だ。

私はその系譜を受け継ぐ者だ。
それを広めるのが私の役割だ。

今、書いている本も、
この系統の考え方を整理したものだ。

知識商人の養成に対しては、
このミドルマネジメント研修会などを通じて、
継続していく。

2008年から、
コーネル大学RMPジャパンをやった。
トップマネジメントの養成である。

それから立教大学大学院で、
特任教授もやった。

それ以外にも、
個別企業で展開した。
万代知識商人大学は第8期を迎える。

日本チェーンストア協会では、
「流通未来大学」にも出講した。

イオンリテールでは定期的に講義をする。

平和堂のアメリカ研修も、
知識商人の養成であるし、
ロピアの研修もその趣旨で行っている。

ニチリウの研修も根底には、
知識商人の養成である。

まだまだ増えている。

ミドルマネジメント研修会は、
知識商人の養成を実感できる場である。

だから私のテンションは上がる。

今日は山本恭広編集長が、
島田陽介先生のところに行ってくれた。

千葉県のあすみが丘。

86歳。
IMG_0326333
経営コンサルタントとして60年のキャリアを持つ。
始めはペガサスクラブに入って、
渥美俊一先生に師事した。

初期の渥美の単行本は、
島田陽介がほとんど代筆した。

チェーンストア用語「701」は、
その半分以上が島田陽介の文章だ。

それから独立して、
㈱島田研究室を設立した。

私が新人のころはすでに、
気鋭のコンサルタントだった。

その島田先生にご出講いただくのが、
商人舎15周年記念セミナーである。
banner-335x134-0512

私は株式会社商人舎を、
2008年2月1日に設立した。

そして、宣言した。
「これから商人舎で30年をかけて、
商業の現代化と知識商人の養成に励みます」

その30年の折り返し点が今年だ。

その折り返しのキックオフが、
商人舎15周年特別セミナーだ。

すでに発表したレジェンドセミナー。
ビッグ4が贈る小売産業へのエール。
9・12(火)
午後12時半から夕方17時40分まで。
東京の大崎ブライトコアホール。

できるかぎり多くの皆さんに、
お集まりいただきたい。

石原靖曠先生と、
島田陽介先生。
それから鈴木哲男先生と、
結城義晴。

その島田陽介。

早稲田大学第一文学部出身。
だから筆は立つ。
翻訳もする。
弁も立つ。
頭は回る。

1980年代、1990年代。
島田陽介50歳代、60歳代。
すごい勢いで本を書いた。

最新刊は、
「流通業の『選択』」
(商業界、2015年)
61oYV+2lxzL._SX353_BO1,204,203,200_
「超チェーンストア論」である。

「ウォルマートはほんとうに脅威か」
(ダイヤモンド社、2003年)IMG_44203

「これが流通の新常識です!」
(2003年、オーエス出版)
41KJGSRNHKL._SX330_BO1,204,203,200_

「カスタマー志向徹底戦略」
―消費沈滞を吹き飛ばすマーケティングの逆転発想
(2001年、ダイヤモンド社)
4478065462.01.S001.LXXXXXXX

「これから流通に何が起きるか」
――流通革命は「救世主」ではない、
「最後の審判」だ

(ダイヤモンド社、1997年)
51TF79E481L._SX321_BO1,204,203,200_

翻訳本の「フォーカス」
――市場支配の絶対条件
(ダイヤモンド社、1997年、アル・リース)IMG_44213

この「フォーカス」は実にいい本だ。
1997年段階では最高の内容だった。

訳者まえがきにある。
「わが社のカスタマーにフォーカスすべきだ」

島田先生はこれらを血とし肉として、
今、コロナ禍後を見据える。

まったく衰えを知らない。

現在もオンラインセミナーを開催し、
ヤオコーやヨークベニマルの幹部が聴講する。

島田先生は、
ヤオコーのライフスタイルアソートメントを、
理論的に支えた。

これは大きな功績である。

商人舎15周年セミナーでは、
存分に語っていただく。

是非、参加してください。

では、みなさん、
今週も、明けない梅雨はない。

Good Monday!

〈結城義晴〉

2023年06月11日(日曜日)

「6月のこの瞬間」と「あすへの希望」

6月11日の日曜日。

久しぶりにゆったりしている。

2020年のコロナ禍以降の3年間、
6月11日にはずっと日本にいた。

コロナ、コロナで時間が過ぎていった。

2021年2月号のMessageには、
こんなことを書いた。

あすへの希望

新型コロナのおでましだ。
新型コロナのおとおりだ。
そうして一年、すぎました。
そうして一年、ゆきました。

ちいさな喜び、つくります。
ささやかな幸せ、ご提供。
あすへの希望、つむぎます。
そうして一年、ゆきました。

雨が、あがって、風が吹く。
雲が、流れる、月かくす。
そうして一年、すぎました。
そうして一年、ゆきました。

ちいさな喜び、つくります。
ささやかな幸せ、ご提供。
あすへの希望、つむぎます。
そうして今日が、おわります。

それが私のしごとです。
それが私のやくめです。
そうして今日が、はじまって、
そうして今日が、おわります。

新型コロナの行く手には、
まだまだ、深い、ため息が、
なんだかはるかな、幻想が、
湧くけど、それは、つかめない。

だれにも、それは、語れない
ことだけれども、それこそが、
いのちだろうぢゃないですか。
けれども、それは、示(あ)かせない……

新型コロナのおでましだ。
新型コロナのおとおりだ。
そうして一年、ゆきました。
そうして一年、すぎました。

ちいさな喜び、つくります。
ささやかな幸せ、ご提供。
あすへの希望、つむぎます。
そうして今日も、おわります。

〈結城義晴〉
※中原中也「春宵感懐」を一部、拝借しました。
??????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????

コロナ禍前の2019年の今日は、
イタリアのミラノにいた。
DSCN95059-448x336

イーペル・ラ・グランデのルッザ店長。
??????????

その前の2018年の今日は、
シアトルにいた。

ゴーゴーポーズを流行らせていた。
??????????

この二人が一番上手だった。??????????

その前の2017年の6月は、
ドイツのフランクフルトにいた。
メトロのキャッシュ&キャリー。
??????????

その前の2016年は上海に行った。

アリババのリアル店舗。
フーマー・フレッシュ。
DSCN7872-6-448x336

マネジャーたちにインタビューした。DSCN7868-6-448x336
私にとって6月は、
海外に行く月だった。

ヨーロッパやアメリカの6月は、
実にさわやかだ。

「ジューンブライド」という言葉がある。
6月の花嫁。

これもヨーロッパの6月を知っていれば、
納得するだろう。

「人々の眼、
闊歩、足踏み、とぼとぼ歩き、
怒号と喧騒(けんそう)
馬車、自動車、バス、荷車、
足を引きずり体をゆすぶって歩く
サンドイッチ・マン、
ブラス・バンド、手風琴(てふうきん)
頭上を飛ぶ飛行機の
凱歌とも鐶(かん)の音とも
奇妙な高調子の歓声とも聞こえる爆音、
こういうものをわたしは愛するのよ。
人生を、ロンドンを、
六月のこの瞬間を」
(ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』)
51YVPH4ZCYL._SX334_BO1,204,203,200_
ヴァージニア・ウルフは、
19世紀のイギリスの女性作家。

6月のロンドンもパリも、
素晴らしい。

日本では梅雨の時期にあたる。

二十四節気では、
6月6日(火曜)の芒種を過ぎて、
夏至に向かう。

芒種は種を撒くころのこと。

寺山修司。

種子

きみは
荒れはてた土地にでも
種子(たね)をまくことができるか?

きみは
花の咲かない故郷の渚(なぎさ)にでも
種子をまくことができるか?

きみは
流れる水のなかにでも
種子をまくことができるか?

たとえ
世界の終わりが明日だとしても
種子をまくことができるか?

恋人よ
種子はわが愛
B00PSE2YU2.01._SCLZZZZZZZ_SX500_
1935年生まれ、
1983年没。
47歳だった。

歌人、俳人、詩人、そして劇作家。

よくよくあなたがたに言っておく。
一粒の麦が地に落ちて死なない限り、
それはただの一粒のままである。
しかし、もし死んだならば、
豊かに実を結ぶようになる。
( 「ヨハネによる福音書」第12章24節)

寺山は、
荒れはてた土地や、
花の咲かない故郷の渚や、
流れる水のなかにも、
種子をまいて、
豊かに実を結ばせた。

6月はそんなときだ。

6月のこの瞬間を、
私たちは愛するのだ。

〈結城義晴〉

2023年06月10日(土曜日)

コロナが変えた「大きな者」と「前向き・外向き・上向き」

月刊商人舎6月号。
メインは[決算特集]。
syouninsya6gatugou

それ以外にもページを割いています。
創刊した2013年当時は、
特集一本主義でした。

毎月、単行本を一冊書く。

そんな趣旨で、
トレーダー・ジョー特集や、
ホールフーズ特集を組んだりしました。

イータリー特集も。

毎年9月号は、
アメリカ特集。

故渥美俊一先生や、
石原靖曠先生、島田陽介先生が、
米国小売業の単行本を書かれたように、
最新の情報と分析を、
1年に一度特集しました。

もちろん日本国内の問題点に関しても、
そのとき一番大切なテーマを取り上げました。

こうすると、良いことがあります。

ひとつの会社で多くの幹部の人たちが、
同じ商人舎を読んでいると、
その会社が全体で、
同じ問題に関心を持つようになることです。

テーマを絞る。

コミュニケーションの大原則です。

この3年ほどですが、
この特集に特別企画やその他の提案記事を、
加えるようになりました。
これもトレード・オフから、
トレード・オンなのでしょうか。

今月の[特別企画]
ウォルマートとクローガー353814686_750848333711875_18997316406669820_n

COVID-19感染が始まって以来、
アメリカの感染者数は、
1億636万3748人。
死者数は115万6898人。
2023年4月8日時点の報告。

アメリカ合衆国は大きく変わった。
政治や経済が変わり、
産業構造が変わり、
社会生活が変わり、
消費も変わった。

小売業も変わったし、
チェーンストアも変わった。

そのなかで一番大きく変わったのは、
実はウォルマートであり、
クローガーである。

大きなものこそ、
変わりにくい。

これは世の常である。

しかしコロナは、
その大きな者を変えた。

大きな者も、
自ら変わった。

ウォルマートの決算。
コロナ前とコロナ後の比較。

2020年1月末決算。
⑴営業収益は5240億ドル。
1ドル130円換算で68兆1200億円。
⑵世界店舗数1万1501店、
米国内店舗数5355店。

3年後の2023年1月期決算。
⑴営業収益6113億ドル(79兆4690億円)
⑵世界店舗数1万623店、
米国内店舗数5317店。

3年間で営業収益は873億ドルの増加。
11兆3490億円。
日本最大のセブン&アイに匹敵する売上高分が増えた。
それでいて店舗数は世界で878店減り、
米国内で38店減じた。

ウォルマートCEOのダグ・マクミロン。
「オムニチャネル・リテーラー」を宣言した。

店数を減らして、
膨大な売上げ増を果たした。

一方のクローガー。
2020年1月期決算。
⑴営業収益1223億ドル(15兆8990億円)
⑵店舗数2757店

2023年1月末の決算。
⑴営業収益1483億ドル(19兆2790億円)
⑵店舗数2719店

こちらも店数を減らしながら、
3年間で3兆3800億円を上積みした。

それでは足りないとばかりに、
2022年10月14日、クローガーは、
アルバートソンとの合併合意を発表。

米国スーパーマーケットの1位と2位が、
歴史的なM&Aを果たす。

5000店2000億ドルの、
巨大スーパーマーケットチェーンが誕生する。

もちろん世界初。

コロナ禍でもっとも大きく変わったのが、
ウォルマートとクローガー。

月刊商人舎6月号は、
その変わった点を明らかにする。

どちらも、
亀谷しづえ商人舎GMが執筆。

それから6月号の特別提案。
こちらは山本恭広編集長の力作。

ポストコロナのサマー商戦
合言葉は「前向き・外向き・上向き」202306_summer-768x519

ほぼ完全にコロナ禍を脱して、
「夏の商戦」がやってくる。
新しいキックオフ。

人の移動は活発になる。
インフレや電気代の高騰、食品値上げ。
マイナス要因なんのその。

人々の消費意欲ははち切れんばかりだ。
もちろんそうではない消費者もいるだろう。

けれどそのはち切れんばかりの消費意欲をもった、
その顧客を捉える。

インバウンド消費もコロナ前を上回る。
ゴールデンウィーク商戦直後に、
マスク解禁とコロナの5類移行。

若いミレニアム世代やZ世代は、
ダブルインカムが激増している。

そして可処分所得は増えている。

生活意欲が旺盛な顧客をターゲティングする。
それが社会全体の消費喚起を牽引し、
経済を回すことになる。

だから「前向き・外向き・上向き」で、
サマー商戦に臨みたい。

「後ろ向き・内向き・下向き」は避けよう。
恐れてはいけない。

前向き・外向き・上向きの会社や店だけが、
2023年に成果を上げる。

ウォルマートとクローガーこそ、
前向き・外向き・上向きなのです。

それが月刊商人舎6月号の主張です。
IMG_E44303

全社一丸、全店一丸となって、
「前向き・外向き・上向き」を。

〈結城義晴〉

2023年06月09日(金曜日)

月刊商人舎6月号の「2023日本小売業ランキング」

月刊商人舎6月号。
刷り上がってきました。IMG_E44303

何度、体験しても、
この瞬間は、いいもんです。

1977年5月1日に最初の体験をして、
私は雑誌編集の仕事に、
とり憑かれてしまいました。

それから46年が過ぎました。

㈱商業界の専務と社長の時代、
それから商人舎をつくって、
コーネル大学ジャパン副学長の時代と、
立教大学大学院特任教授の時代は、
直接の雑誌編集からは離れていました。

合わせるとざっと10年。

だから実質的に36年間は、
毎月毎月、雑誌をつくって、
この刷り上がった瞬間を体験しました。

最初のころは凸版印刷で、
活字が誌面に凸凹していました。

本文は凸版印刷、
写真ページはグラビア印刷とオフセット印刷。

それから10年くらいして、
すべてがオフセットになりました。

今ももちろんオフセット。

それでも刷り上がったばかりの雑誌の、
インクの匂いは何とも言えず素晴らしい。

インターネットのブログの場合にも、
webページが完成して公開する瞬間があります。

それとは全く違います。

かならず大きな「感動」が伴います。

目次と巻頭Message。IMG_E44253

このメッセージのスタイルも、
結城義晴独自のものです。

今月号は、
[決算特集]
2023日本小売業ランキング
ポストコロナ時代の「業態」それぞれの理由

[Cover Message]
2023年2月期3月期決算を中心に、それ以外の決算期の企業を含めて、年商1000億円以上の小売企業を営業収益や売上高の順に並べてみる。88社がこのランキングに入ってくる。連結子会社を加えると、119社が並ぶ。全国を網羅することができる。そしてこのランキングを業態ごとに見直す。すると、業態の栄枯盛衰とその理由が見えてくる。経営統合が激増した。企業数が減って、1社当たりの売上高が増えた。コロナによってそれが加速した。そしてアメリカに近くなった。ただしアメリカと比べると、日本の特殊性が浮かび上がる。なぜ、コンビニが異常に発達しているのか。なぜスーパーマーケットがこんなに多様なのか。なぜ家電チェーンが上位に並んでいるのか。なぜセブン&アイは百貨店と総合スーパーを切り離せと迫られているのか。ポストコロナ時代の小売業態の理由が見えてくる。
202306_cover

すごく良いデザインです。
気に入っています。

雑誌を購読している人たち、
表紙も味わってください。

ちょっと持ち歩いても、
かっこいい雑誌でありたいと思っています。

[Message of June]
決算、決算、また決算。

毎日毎日、仕入れ仕入れ。
毎日毎日、配送配送。
毎日毎日、販売販売。
それが私の仕事です。

毎日毎日、商売商売。
毎日毎日、勘定勘定。
毎日毎日、店に立つ。
それが私の役目です。

1週間が行きました。
1カ月まで過ぎました。
13週が終わりました。
そして1年、幕を閉ず。

決算、決算、また決算。
決算、決算、楽しいな。

それが私の仕事です。
それが私の役目です。
それが私の成果です。
それが私の命です。

毎日毎日、商売商売。
毎日毎日、勘定勘定。
毎日毎日、店に立つ。
それが私の役目です。

決算、決算、また決算。
決算、決算、ご苦労さん。

それが私の仕事です。
それが私の役目です。
それが私の成果です。
それが私の命です。

(2023年決算に寄せて)〈結城義晴〉
353800345_750847163711992_5394947594175151624_n
決算を楽しめるくらいになってください。

子供のころにも、
成績のいい子はたいてい、
成績表を貰うのを楽しみにしていた。

それです。

今年度のビッグ10。

⑴セブン&アイホールディングス11兆8113億円
⑵イオン9兆1168億円
⑶アマゾン・ジャパン3兆1715億円
⑷ファーストリテイリング2兆3011億円
⑸パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス1兆9200億円
⑹ヤマダホールディングス1兆6006億円
⑺ローソン1兆4億円
⑻J.フロントリテイリング9988億円
⑼ツルハホールディングス9688億円
⑽マツキヨ&ココカラカンパニー9512億円

10位までを業態別に分けると、
一番多いのがドラッグストアの3社。
イオンの子会社ウエルシアホールディングス、
ツルハホールディングス、
マツキヨ&ココカラカンパニー。

いずれも1兆円、あるいはそれに手が届く。

コンビニエンスストアが2社。
セブン-イレブンとローソン。

総合スーパーは3社。
イオンの子会社のイオンリテールとPPIH、
それからセブン&アイの子会社のイトーヨーカ堂。

アパレル専門店のファーストリテイリング、
家電チェーンのヤマダホールディングス、
百貨店のJ.フロントリテイリング、
eコマースのアマゾン・ジャパンが、
1社ずつランクイン。

ビッグ10はすべて、
9000億円以上のチェーンとなりました。
もうすぐ1兆円となる。

日本最大の業態はスーパーマーケットですが、
ビッグ10企業に含まれるのが、
イオン傘下の全国のマックスバリュなど。
総売上高は2兆6421億円で日本最大。

セブン&アイにも、
ヨークベニマルやヨークが、
7198億円で上位に入ってきます。

2023営業収益伸び率ランキング。

⑴フジ144.6%
⑵ロピア37.7%
⑶セブン&アイ35.0%
⑷マツキヨ&ココカラ&カンパニー30.3%
⑸ワールド25.0%

いずれも経営統合の成果。

ワールドはコロナ禍からの急回復が理由。
それでも今回の2142億円の営業収益は
2020年3月期の2363億円までの回復には至っていない。

ほかにも面白いランキングを取り上げました。

それから業態ごとの特長と、
その「理由」。

商人舎6月号、
楽しんでください。

新入社員や他業界からの転職組にも、
よくわかる小売産業ダイジェストになっています。

〈結城義晴〉

2023年06月08日(木曜日)

AJS第61回定期総会の「LGBTQ」と「知恵の共同仕入れ」

午前中はオンライン会議。
便利になったものです。

日本流通産業㈱のお二人。
人事総務部部長の酒井幸男さんと、
人事総務担当リーダーの松吉佐知子さん。

「不可逆性」というけれど、
もう元には戻らない。

大阪の人たちと、
横浜に居ながら会議ができる。

よろしくお願いします。

会議が終わってから、
東京の後楽園へ。

後楽園ドーム球場。IMG_43413

そのモニュメント。IMG_43353

そしてドームホテル。IMG_43403

地下1階の天空の間へ。IMG_51313

オール日本スーパーマーケット協会。
通称はAJS。

その第61期定期総会。

特別講演は、
ドリアン・ロロブリジータさん。
テーマは「LGBTQと企業」IMG_4391

LGBTQは6つの言葉の頭文字だ。
Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)
Gay(ゲイ、男性同性愛者)
Bisexual(バイセクシャル、両性愛者)
Transgender(トランスジェンダー、心と体の性が異なる人〉
Questioning(クエスチョニング、性のあり方が定まっていない人)
Queer(クィア、性的なアウトサイダー)

ドリアンさんの定義とはちょっと違うが、
私はこう理解しているし、
このほうが私にはわかりやすい。

LGBTQの人口比率は、
5~8%だという。
13人に1人。

ならばどんな組織にも、
LGBTQの人はいる。

したがって、
多様性のある社会と組織が必須になる。

安土敏著「小説スーパーマーケット」にも、
実はLGBTQの人が登場する。
初出の「他人の城」は、
私が編集者だったから、
よく覚えている。

LGBTQの人たちにとっても、
働きやすい職場と生きやすい社会が必要だ。

ドリアンさんの言葉にすると、
「ダイバーシティや多様性」は、
認め合う社会ではなくて、
放っておき合う社会、
放っておいてくれる社会である。

会社をそういった社会にするには、
何よりもトップマネジメントが、
その考え方をもつことだ。

その意味では今日の特別講演には意義があった。

講演のあとは、
AJSグループ商品開発50周年記念イベント。IMG_51373

ロングセラー商品の提供メーカー、
多種のアイテムを供給したメーカーなどが、
表彰された。IMG_4415

田尻一会長から記念品が手渡された。IMG_4414

それから新しい理事、監事の紹介。
会長、副会長も改選された。IMG_4411

会長に再選された田尻さん。IMG_4409
「ギャル語」を紹介しつつ、
ユーモアに富んだ挨拶。

それから乾杯の音頭は、
東洋水産社長の今村将也社長。IMG_4407

私たちもシャンパンで乾杯。IMG_51603

40分ゆっくりと食事を楽しんでから、
いよいよ交流。

田尻一さんとは長い付き合いです。IMG_51653

髪は白くなったけれど、ますます元気。IMG_51673

関西スーパーマーケット社長の福谷耕司さん。
コーネル大学ジャパン第一期生。
IMG_4402
商人舎で学んだ社員の人たちは、
モチベーションが上がっている。
私はそれが何よりもうれしい。

サミット社長の服部哲也さん。IMG_51682
店舗リニューアルの話をした。

商人舎流通スーパーニュース。
サミットnews|
6/7「サミットストア テラスモール湘南店」改装オープン

改装オープンは絶好調。
服部さんもとてもうれしそうだった。IMG_51693

ヤマナカ社長の中野義久さんとは、
久しぶりにゆっくり話した。
ダブルインカムの影響は確かに出ている。
頑張ってほしい。IMG_51563

リテールパートナーズの田中康男さんから、
全聯實業のお二人を紹介していただいて、
いろいろと話し合った。IMG_51613
私も台湾のことは結構、詳しい。

田中康夫さん(左)と、
総経理の蔡篤昌さん、謝承憲さん。IMG_51633

マツモト社長の松本健司さん。
ラスベガスの研修には11人が参加してくれた。
成果も上がった。IMG_4400

天満屋ストア社長の野口重明さん。
最近は接点が多い。
よろしくお願いします。IMG_4406

それからセイミヤ社長の加藤勝正さんと、
ブルーチップ社長の宮本洋一さん。IMG_4412
加藤さんは美術館巡りに凝っている。
もちろん新店訪問は業界随一。
まだまだ元気です。

ちょっと若手のサンプラザ社長の山口力さん。IMG_4404

マルイチ社長の高木大さん。
アメリカには4人を派遣してくれた。IMG_515323

メーカーの皆さんにもたくさんお会いした。
伊藤園専務の神谷茂さん。
来週、陳列コンテストの審査会がある。IMG_51523

最後の最後は長老(?)の玉置泰さん。
セブンスター社長。IMG_51733
セブンスターからも、
商人舎研修会に参加してくれる。
ありがとうございます。

私自身もAJSの定期総会には、
もう40年も参加している。

最初はまだ販売革新の編集記者だった。
そして「関西スーパースタディ」を出した。
「サミットスタディ」も書いた。

そのころは流通マスコミは、
商業界と商業経済新聞、
そして食糧醸界新聞しか、
呼ばれていなかった。

だからこの協会に来ると、
ちょっとほっとする。

北野祐次会長のころだ。

あのころは全国の温泉を巡って、
その地域の会員社の店舗クリニックをした。

私はこの会では、
中締めの挨拶をして、
音頭をとったこともある。

荒井会長時代のことだ。

講演もさせてもらった。

とても懐かしいけれど、
世代は確かにぐるりと変わった。

それはいいことだ。

しかし高齢者の言うことにも、
大いに耳を傾けてほしい。

今回、特別顧問に三人の経営者の皆さんが、
指名されて就任した。
セブンスターの玉置泰さん、
マツモトの松本隆文さん、
マツヤスーパーの中山保彦さん。

とてもいいことだ。

AJSの精神を熟知した人たちばかりである。

知恵の共同仕入れ――
それが北野さんがつくり、
荒井伸也さんが受け継ぎ、
今、田尻さんが率いるAJSのコンセプトだ。

今こそ、それが求められている。

〈結城義晴〉

2023年06月07日(水曜日)

全国セルコグループトップ会の「艱難は商人を鍛える」

「一日一善」
1日に一つの善い行いをする。
それを日々、積み重ねていく。

しかし、やっぱり、
一日に一善である。

なかなか二つも三つもできない。

善い行いだけでなく、
仕事も一塊のことを、
二つ、三つとこなしていくのは、
なかなか大変だ。

だから多忙な政治家には、
何人も秘書がいるし、
売れっ子でなくともタレントには、
マネジャーがつく。

私もだんだん1日に二つのことは、
できなくなってきた。

インタビューを二つだとか、
講演を二つはできない。

講演と執筆は、
やることはやるが、
もう一つができない。

そのもう一つは、
私の場合、ブログの執筆になる。

二つのことをやると、
帰宅してからのブログが滞る。

今日は午前中、
東京・浜松町。

㈱True Dataの株主総会が、
5月21日に開催される。

そのためにリハーサル。
社外取締役の私には、
とくに発言の役目はないが、
それでも出席して全体を見る。

そのあと、横浜商人舎オフィスに戻って、
それから立川へ。
IMG_42943

ホテルエミシア東京立川。
IMG_42923

案内係が立っている。
IMG_42933

2023年全国セルコグループトップ会。
その特別講演会と懇親会。IMG_98483

懇親会の冒頭のあいさつは、
井原實さん。
協同組合セルコチェーン理事長。
㈱与野フードセンター取締役名誉会長。IMG_98433

それから経済産業省、農林水産省から、
課長クラスのお二人が挨拶。

そして恒例となっているが、
食品卸売業大手トップの祝辞が並ぶ。

まず、佐々木淳一さん。
㈱日本アクセス代表取締役会長。
IMG_98593
「物流問題」に関して4つの方向性を語った。
とてもよかった。

それから長田務さん。
三井物産㈱執行役員流通事業本部長。IMG_98693
2013年にアメリカで、
長田さんが三井フーズインク社長のとき、
お会いしてレクチャーを受けた。
その後も、縁があって何度もお会いしている。

伊藤忠食品㈱副社長の河原光男さん。IMG_98723

物井敦さんは国分グループ本社㈱専務。IMG_98753

そして三菱食品常務の川上修さん。IMG_98783

祝辞が1時間ほど続いた。

それから協同組合セルコチェーン役員紹介。
一堂に揃って壇上に上がる。
IMG_98863

乾杯の音頭とあいさつは、
この人、佐伯行彦さん。
セルコチェーンの理事相談役。
㈱さえきセルバホールディングス代表取締役社長。IMG_98883

佐伯さんの元気のいいあいさつで、
セルコ健在なりが証明された。

ご自身も含めて、
健康を願って乾杯。
IMG_98903

交流会では二人の専務理事。
日本チェーンストア協会の井上淳さん(左)、
日本スーパーマーケット協会の江口法生さん。IMG_98933

理事長の井原さんとはツーショット。
このたび、
日本ボランタリーチェーン協会会長にご就任。
セルコ理事長との兼務となる。
IMG_99123

その日本VC協会専務理事の佐藤隆さん(右)と、
統括マネージャーの村松美香さん。
IMG_99033
佐藤さんは全日本食品㈱顧問でもある。
頑張ってください。
応援します。

そして桑原孝正さんは、
㈱山梨さえき社長。
IMG_99103

三吉敏郎さん(左)は現在、
佐伯セルバホールディングス専務取締役。
右は松井康彦さん。
商人舎Executive Producer。
IMG_98973

国分フードクリエイト㈱社長の山崎佳介さん。
コーネル大学・ジャパン第二期生。IMG_99013
交流の間にも、
このブログを愛読してくれている人たちと、
何人も名刺交換をした。
それはとてもうれしい。
ありがとうございました。

中締めの挨拶は、
平典子㈱たいらや社長。
キリッとしたいいあいさつと、
迫力のある巻頭一本締めだった。
IMG_99063

その平さんとツーショット。
IMG_99173

最後は専務理事。
稲田雄司さん。
稲田さんもコーネル大学ジャパンの二期生。
第2回ジン・ジャーマン杯の優勝者。
IMG_98963
お疲れさまでした。

今回、平富郎さんの姿が見えなかった。

それがちょっと残念だった。

それでも井原さん、佐伯さんが中心となって、
セルコチェーンは元気なところを見せた。

困難な状況の中で、
ともに学び合う。

そして「一日一善」を繰り返す。

それが全国セルコチェーンのいいところだ。

私はこの機関誌「セルコレポート」に、
連載を書いている。

タイトルは「艱難は商人を鍛える」
艱難は忍耐を生み出し、
忍耐は練達を生み出し、
練達は希望を生み出す。
この希望は、

失望に終わることがない。

セルコチェーンの希望は、
失望に終わることはない。

〈結城義晴〉

[追伸]
レジェンドセミナー講師紹介は、
明後日、書くことにしました。
悪しからず。

2023年06月06日(火曜日)

9・12の石原靖曠講師の紹介と銀座のMUJI・UNIQLO・OK

9・12(火)
商人舎15周年記念セミナー。

レジェンドセミナー。
banner-335x134-0512
東京の大崎ブライトコアホール。
12時半開会。
17時40分終了。

18時から、
結城義晴の新刊本の出版パーティ。

できるかぎり多くの皆さんに、
お集まりいただきたい。

講演者は、
石原靖曠先生、86歳。
島田陽介先生、86歳。
鈴木哲男先生、74歳。
結城義晴、70歳。

考えてみると、
高齢者ばかり。

けれど今回はあえて、
年寄りの言うことを聴いてほしい。

松下幸之助。
「志を立てるのに、
老いも若きもない。
そして志あるところ、
老いも若きも
道は必ず開けるのである」
50年のキャリアの中で、
見てきたこと、
成し遂げてきたこと。
そしてこれからやるべきこと。

そんなことをそれぞれに語ってもらう。

今日は石原靖曠先生の紹介。
202304_ishihara
早稲田大学法学部出身。
ブルーチップ㈱に入社して、
スーパーマーケットや小売業の指導を始める。

その後、独立して、
1971年、スペシャリティ研究所を設立。
コンサルティングに奔走。

私が商業界に入社した1977年のころは、
渥美俊一、川崎進一、奥住正道など、
第一世代の巨匠の先生方の次の世代で、
新進気鋭のコンサルタントだった。

アメリカに住んだり、
日本に戻ってきたり。

ノンフード分野を中心に、
大局的なモノの捉え方は絶品。

今も全国に根強いファンが多い。

とにかく優しい先生で、
私もファンだった。

著書は多い。
そのなかで主なものを紹介しよう。

「だから客が集まる小売業の鉄則」
―目指せ! ソリューションストア
(2004年、日本経済新聞社)
41NMG9SN8FL._SY291_BO1,204,203,200_QL40_ML2_

「なにが小売業をダメにした」
―お客を「創る」企業を目指せ!
(2001年、日本経済新聞社)
415R7BNEBHL._SY291_BO1,204,203,200_QL40_ML2_

「これからの流通戦略がわかる本」
(2004年、PHPビジネス選書)
korekaranoryuutuusennryakuisihara

「サム・ウォルトンと倉本長治」
不朽の商人哲学、その実践者と提唱者
(2021年、ディスカヴァーebook選書)
〈この本はkindleで無料で読める〉
41CIsJG2B+L

「変わり続けるアメリカ小売業」
(2001年、商業界)
516J59aMh+L._SX258_BO1,204,203,200_

「新アメリカ流通業革命」
(1996年、商業界)
517WVgERhGL._SY291_BO1,204,203,200_QL40_ML2_

「最強のホームセンター ホームデポ」
(1992年、商業界、Excellent company in USA)
51E0cWivoJL._SY291_BO1,204,203,200_QL40_ML2_

「スーパードラッグストア開発戦略」
(1991年、商業界)
0012203718L

「1990年代はディスカウントストアの時代」
―21世紀への小売業革命
(1990年、商業界)

アメリカの専門家。
ディスカウントストア、
ホームセンター、
ドラッグストアのオーソリティ。

日本のスーパーセンター開発は、
石原イズムで行われた。

そして商業界では長らく、
リテールマネジメントスクール校長。
だからサム・ウォルトンと倉本長治の本も書いた。

今でも、良いことを言ってくださる。
目からうろこがぼろぼろと落ちる。

商人舎15周年特別セミナー。

商人舎と何らかの関係をもった人、
商人舎で学んだ人、
私の講義や授業を受けた人、
このブログを読んでくださっている人、
私の本や先生方の本を読んだことのある人。

ぜひぜひ、集まってください。

必ず、確かな未来が見えてくる。
確かな未来をお見せする。

9・12(火)
よろしく。

さて今日は銀座。
日本橋やぶ久銀座店。IMG_42703

そばがうまい。IMG_42603

千野和利さんとランチミーティング。
一般社団法人離島振興地方創生強化理事長。
もちろん元阪急オアシス社長・会長。IMG_42683
フードストアソリューションズフェアの打合せ。

それにしても千野さんの行動力には、
驚かされる。

いまも日々、離島を飛び回って、
その産業振興のために奔走している。

経営者とはこうでなくてはいけない。
千野さんに会うと、
必ず私も元気になる。

やぶ久の隣は、
無印良品。

東京の旗艦店で、
ホテルが併設されている。IMG_42723

1階の食品売場。
天井はスケルトンで、
開放感にあふれている。IMG_42713

すべてがプライベートブランド。IMG_42733

45年前、商業界に入社したとき、
西友が「素材缶詰」を開発した。
オリジナルブランドだった。

堤清二さんと上野光平さんが、
思い入れを込めたプロジェクトだった。

㈱ドゥ・タンク・ダイナックスが実戦部隊だった。
こちらは故小野貴邦さんが引っ張っていた。

そのスタディを「販売革新」誌で特集した。

それが無印の試作品だった。

今、フルラインの商品がこんなに揃って、
銀座に大型店を構える。

商人舎発足の会では、
当時の社長の松井忠三さんに、
発起人になっていただいた。

店を訪れると必ず、
そのときのことを思い出して感謝する。

地階は食堂。
MUJI Diner。IMG_42743

2階は雑貨。IMG_42753

ボーダーの子供服もかわいい。IMG_42763

ファブリクスもいい商品が揃っている。IMG_42773

隣にはユニクロの銀座店がある。
かつてのプランタン百貨店の建物。IMG_42913

ファーストリテイリングCEOの柳井正さんにも、
商人舎の発起人になっていただいた。

わたしはユニクロ製品を愛用しているし、
店を訪れるたびに感謝している。IMG_42843

この店からユニクロフラワーの販売を始めた。IMG_42823

ユニクロは社会的な活動にも積極的だ。IMG_42873

地階への階段がある。
この地下1階と2階に、
この秋、オーケーが出店する。IMG_42863

店の外から見るとこの駐車場のところに、
オーケーの搬入口ができる。IMG_42883

おそらくオーケーにとって、
横浜のみなとみらい本社下の店舗とともに、
会社の顔になるに違いない。IMG_42893

ダイエーのプランタン百貨店が、
今、ユニクロとオーケーになろうとしている。

店舗サイズとしては、
百貨店よりも衣と食の専門店のほうが、
はるかに適していると思う。

銀座の表通りのユニクロとオーケー。
その裏の無印良品。

観光スポットにもなるだろう。

商業の現代化の側面がここに現れている。

〈結城義晴〉

「月刊商人舎」購読者専用サイト
月刊商人舎 今月号
流通スーパーニュース
月刊商人舎magazine Facebook

ウレコン

今月の標語
商人舎インフォメーション
商人舎スペシャルメンバー
商人舎発起人

東北関東大震災へのメッセージ

国内研修会
ミドルマネジメント研修会
商人舎の新刊
前略お店さま

チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

新着ブログ
毎日更新宣言カレンダー
2025年8月
« 7月  
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31 
指定月の記事を読む
毎日更新宣言カテゴリー
毎日更新宣言最新記事
毎日更新宣言最新コメント
知識商人のためのリンク集

掲載の記事・写真・動画等の無断転載を禁じます。商人舎サイトについて
Copyright © 2008- Shoninsha Co., Ltd. All rights reserved.